JPS60199183A - 開口覆材の自動開閉装置 - Google Patents

開口覆材の自動開閉装置

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JPS60199183A
JPS60199183A JP59053853A JP5385384A JPS60199183A JP S60199183 A JPS60199183 A JP S60199183A JP 59053853 A JP59053853 A JP 59053853A JP 5385384 A JP5385384 A JP 5385384A JP S60199183 A JPS60199183 A JP S60199183A
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JP
Japan
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open
closing
motor
switch
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Application number
JP59053853A
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English (en)
Inventor
飛田 恒雄
竹村 慎司
松崎 裕
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Toyota Motor Corp
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、窓、出入口2屋根開口等々の開口を閉じる、
透光板、不透明板、パネルなど(以下開口覆材又はパネ
ルという)を、スイッチ操作に応じて開閉駆動する自動
開閉装置に関し、特に、これに限定する意図ではないが
、自動車のサイ1〜ウインドウやサンルーフの自動開閉
装置に関する。
〔従来技術〕
たとえば自動車のサンルーフにおいては、I−タイバの
スイッチ操作に応して、サンルーフ(ルーフパネル)を
チル]〜開閉あるいはスライ1へ開閉する自動開閉装置
が備わっている。
従来、車輌用サンルーフの駆動制御装置は、モータ温度
検出用抵抗等でモータ負荷登検出し、これを過負荷参照
値と比較して、過負荷時にモータを自動停止する。負荷
が一定の機構では、このような安全停止は比較的に簡単
に行ない得る。
しかし、上述のサンルーフ等の機構では、サンルーフ開
時にはスライドパネル前端がウェザ−ストリップを離れ
るまで負荷が大きく、離れると小さくなり、また、サン
ルーフ閉時には、リンクを起こしてスライドパネル後端
を持上げ、さらにスライドパネル前端がウエザース1ヘ
リツブに接触してから急激に負荷が大きくなり、さらデ
フレクタアームを備える場合には、それを押下する時点
に負荷が大きくなるなど、正常駆動中にも負荷が大幅に
変動する。
このような負荷変動でも誤作動しないように、特願昭5
7−131812号の発明では、スライドパネルの作動
全行程を負荷変化に対応させて分割し、各々に過負荷参
照値を設けておき、電動駆動機構に連動して電気信号を
発生する信号発生手段を結合してスライドパネルの位置
に対応付けられた信号を得て、この信号に基づいて前記
過負荷参照値を変更し、実際のモータ負荷と比較してい
る。これによれば、スライドパネルの全行程の負荷に対
応して過負荷参照値を選択できるため、」二連した負荷
の変動に対しても誤動作しない。このようにパネルの開
閉全行程を多くの区間に分割するとき、あるいはチル]
・アップ、ダウン区間も存在するなどで、パネルの開閉
区間が各種に多いときには、パネルの開度範囲を表わす
ための信号発生手段は、多くの検出スイッチを備えるな
どして、数ピント構成の開度信号を発生するものとなる
。しかし、パネル開閉機構の車上装着部は空き空間が少
なく、検出スイッチを多く備えることや、スイッチ操作
カムを多く備えることは無理なことがあり、しかも、機
構が複雑となる、などの問題がある。
このような問題は、たとえば特願昭58−223898
号に開示しているように、所要ビン1〜数よりも少ない
数の検出スイッチの開閉(3号をマイクロコンピュータ
などの開閉制御手段で監視し、スイッチ信号の変化を追
跡して開度範囲を把握することにより、改善される。し
かし、自動開閉装置の電源が落ちると把握していた開度
範囲データも消滅するので、電源再投入時に開度範囲が
分からなくなるので、開閉制御に特別の工風をこらす必
要があるなどの新たな問題を生ずる。こ汎は自動開閉装
置全体に常時電源を投入してくことにより防にさJLる
が、こうすると、不使用時に電力消費が太きいという問
題を生ずる。
一方、ワンタッチスイッチ操作に応じて所定開度(例え
ば全開)まで自動駆動し、障害物による開口覆材の自動
開、閉妨害(たとえば閉妨害)を自動検出しモータを自
動的に停止とする自動制御においては、各種の問題があ
り得るので、障害物による閉妨害に対しては二重、三重
の対策を施こずのが好ましい。
〔発明の目的〕
本発明は、開度信号を生ずる信号発生手段の構成を簡単
にして、しかも所要の開度データを常時得ること、なら
びにそのための電流/l!11’kを低減することを第
1の目的とし、該開度データで示された開度に応じて安
全性が高い開閉駆動を行なうことを第2の目的とする。
〔発明の構成〕
上記目的を達成するために本発明においては、電気モー
タおよび該電気モータの正逆転に応して開口覆材を開閉
駆動する開閉機構を備える電動駆動機構;電気モータを
正逆転イ」勢するモータドライバ;開口覆材の開、閉を
指示する開、閉指示スイッチ手段:および、開、閉指示
スイッチ手段の操作および開口覆材の位置に応して、電
気モータの正、逆転および停止をモータドライバに指示
する開閉制御手段;を備えて開口覆材の自動開閉装置を
構成すると共に: 開口覆材の開、閑を表現するに要するヒツト数以下のビ
グトメモリ;および、ビットメモリを常時記憶状態に維
持するバックアップ電源装置;を備えて、該開閉制御手
段は、開、閉指示スイッチ手段の操作および(S′;′
J発生手段の開度信号ならびにビットメモリの記憶デー
タに応じて、電気モータの正、逆転および停止をモータ
ドライバに指示するものとする。
これによれば、ビットメモリに開度(6号の少なくとも
一部が常時保持され、したがって少なくともビットメモ
リに保持されるデータビット分、信号発生手段のスイッ
チなどの状態検出手段の数を低減し構成を簡素にし得る
。ビットメモリの記憶を常時保持するためのバックアッ
プ電力は、自動開閉装置に常時電源を投入している場合
と比較して格段に少なくて済み、またバックアップ電源
装置も格段に簡素なもので済む。開閉制御手段は、ビッ
トメモリの記憶データに基づいて、自動開閉装置の電源
を投入した直後にも正確な開度信号を参照することがで
き、安全な開閉制御か比較的に簡単な制御ロジックで可
能である。
本発明の好ましい実施例では、警報手段および警報ドラ
イバを備え:電動駆動機構は、電気モータおよび該電気
モータの正逆転に応じて開口覆材をチルト開閉駆動およ
びスライド開閉駆動する開閉機構を備えるものとし、つ
まり、サンルーフパネルを一個の電気モータでスライド
開閉およびチルト開、閉するものとし; 信号発生手段は、電動駆動機構に結合され電気モータの
回転に連動して回転し、円周面にスイッチ作動用の凹凸
を2段に形成した円板状のスイッチ作動カム、および、
スイッチ作動用の凹凸の一方に対向して配置され該凹凸
により開、閉駆動される第1のスイッチおよび他方の凹
凸に対向して配置され該凹凸により開、閉駆動される第
2のスイッチでなり、これらのスイッチの開、閉信号で
、該所定開度範囲に1区分を割り当てた4区分の開。
閉モー1−を示すものとし; ビットメモリは、1ピッ1−をメモリするランチ回路と
し; 警報手段は、ブザーなどの聴覚で認知し得るものとして
必要に応じて発光素子などの視覚で認知し得るものを併
設し;かつ、 開閉制御手段は、開度検出スイッチの状態信号およびラ
ンチ回路のラッチ信号をもとに開口覆材の開、閉状態お
よび開度を判定し;閉所定開度前よりも広い開度てモー
タを閉駆動し閑所定開度前になるとそこでモータを一時
停止すると共に警報の指示を比較的に長い周期で間欠的
に与え、所定時聞役に閉駆動を再開し、;閉所定開度前
の範囲でモータを閉駆動するとき又はしているときは、
警報の指示を警報1−ライムに比較的に短い周期で間欠
的に惺え;しかも過負荷を検出してモータを停止4−シ
たときには警報の指示を連続して与えるものとする。
これによれば、閉駆動で開口覆材が広開度から詠閉所定
開度前の開度範囲に入ったとき、および、該所定開度範
囲で電源がオフとさJしその後再度オンとされて開]」
覆材が再度閉駆動さ、するとき、のいずれにおいても、
すなわち、閉所定開度前でしかもモータが閉駆動される
ときには常に、警報手段がイ・]勢され、乗員に注意が
伝えら4しる。
したがって、該閑所定開度前を、それ以下の開度では障
害物等が閉スライドを妨害するおそれがあり、また、仮
にそれがそういう状態になっていても容易に除去し得る
程度の開度とすることにより、閉スライドを妨害するも
のを未然に除去することができるとともに、閉スライド
を妨害しない状態にあっても、閉駆動中に注意、をその
方に白目ることになるので、その後間スライドを妨害し
ないように注意することになり、閉スライ1への妨害を
未然に防止することにもなる。
また、スライ1へ開閉、チル1〜開閉の両者を行なうの
で、概略でスタイ1〜開、スライド閉、チル1へ閉およ
びチルト開の71状態があるが、比較的に薄形のスイッ
チ作動力l、てコンパクトに信号発生り段を構成し得る
以下に説明する実施例では、開閉状態を、全開(モード
IC)、閉所定開度前の前(モートT、13)。
閑所定開度前(モーFIA)、全閉直前位置−全閉の区
間を表わす状態(モートII)、全閉−チル1〜ダウン
完了の区間を表わす状態(モード111)およびチルト
ダウン完了−チル1−アップ完了の区間を表わす状態(
モードIV)の6個に区分している。
なお、2個のスイッチを用いる態様では4モードの信号
しか得ることができないので、)ピノ1−のランチ回路
を備えて、これにモードICおよびIBではI−1をラ
ッチし、モードIA 、 II 、 IIIおよび1■
では[、をラッチする。
このラッチデータを入れると6個の区分を一意的に識別
し得る。また、ラッチ回路は、スイッチの(ff号がモ
ー1〜IAのものからIBのものに切換わったときに、
1]を更新ラッチし、モードIBのものからIAのもの
に切換ねったときにLにリセットするという、単純なセ
ラ1−.リセツト指示でメモリデータを制御し得る。
一方、ブザーによる警報は、一時停止時には比較的にゆ
るやかな繰り返しで行なわれてドライバ等の注1位を引
き、閉駆動が再開すると比較的に速い繰り返しで行なわ
、1て緊張感が高まり、過負荷時のモータ停止では警報
が連続して明確な異常があることを報知する。
したがって、パネル開閉時および異常停止時に1−ライ
ム等の注意が十分に注がれることになり、障害物による
閉スライド妨害が未然に防止され、あるいは妨害されそ
うな状態になるとすばやい対応がとられることになり、
安全性が高くなる。
パネルが閑所定開度前で停止している状態で自動開閉装
置の電源が投入され、開、閉指示スイッチ手段で閉が指
示さ、Itた場合、警報を発つしながらパネルの閉駆動
が開始され、操作ごの注、低が喚起される。
本発明の他の目的ならびに特徴は以下に図面を参照して
説明する実施例より明らかになろう。
〔実施例〕
第1図に1本発明の一実施例の、電動駆動機構の概要を
示す。この実施例は、自動車のルーフ21の開口22を
開閉するルーフパネル23を駆動制御するものである。
自動車のルーフ21には、開口22が形成され、この間
口22が、ルーフパネル23によりスライド開閉および
チル1−開閉される。パネル23は、駆動ケーブル24
.25により作動させる。サンルーフパネル23は開L
122の両側部(第1図では片側のみ示す)に人々配さ
れたブラケソ1〜に固定されている。
第2図に示すように、ブラケソ1〜26の前縁側には、
自動車前方に向って降下する長穴27が設けられ、フロ
ン1−ガイド28のピン28aがこの長穴27aに係合
している。フロン1〜シュー29がフロントガイド28
の下部に取イ」けらており、更に、フロントガイド28
には回転自在にフロン1−リング30の一端が軸31で
枢着され、このフロントリング30の他端は、ブラケッ
ト26に、軸32で枢着さ4している。
第4図に示すように、ブラケット26の後縁側には、係
合ピン38が配置されていると共に、プレート33が係
止ピン34,35をもって固定されている。このプレー
ト33にはガイトスロット36が形成されており、この
スロット36には。
自動車前方側に設けら扛た水平部と、水平部の後端から
自動車後方に向って上昇する傾斜部がある。
又、プレート33の前端には、チルトビン37が植設さ
れている。リンク39は、前端にローラピン40を、後
端にリヤシュー41を、回転自在に枢着されていると共
に、上端にチルトピン37と係合可能なガイドロット3
6の前端部を中心とする円弧状に形成された切欠溝42
とガイドピン43を有する。ガイドピン43はガイドリ
ンク1〜3Gに係合案内されている。
駆動ケーブル24.25の端末部は、第5図の如く、リ
ヤシュー41に連結されている。よって。
駆動ケーブル24.25の進退は、リヤシュー41、ガ
イドリンク39.ガイドリンク39のガイドピン43.
および、ガイドピン43が係合されたガイドスロット3
6を介して、ブラケソ1へ26に、更にはフロントガイ
ド28に伝達される。
第4図および第5図に示すように、フロン(−シュー2
9およびリヤシュー41は、ルーフ開口22の両側に配
設さ1したガイドレール44に係合案内されている。又
、ガイ1くレール44の車室内側のレール溝44aにロ
ーラピン40の足部40aが係合案内されている。一方
、ガイドレール44の車室外レール溝44bには、係合
ピン38の間部38aが係合案内されている。
更に、ガイドレール44内には、第4図および第6図に
示すように、ブロック45が固定配置され、その車室内
側には、ガイドリンク39に設けられたローラピン40
の頭部40bを案内する傾斜溝46が、車室外側にはブ
ラケソ1−26に固設された係合ピン38の頭部38b
を案内する傾斜溝47が形成されている。又、ブロック
45が配置されている箇所には、ガイドレール44のフ
ランジ部48.49に切欠が形成されている。よって、
係合ピン38並びにローラピン40は、ガイドリンク3
9の前進と共に、夫々傾斜溝46゜47に案内され上昇
しガイドレール44のレール溝44b或いは44aから
順次離脱できる。
又、ブロック45の上端には、短形状の開口50aを有
するフランジ50及び50bが形成さハている(第4図
)。この間口50aには、フロントガイド28に一端が
固定された板バネ、51の他端側に配設されたストッパ
52が、パネル23の閉時及びチルI〜開時係合される
。これにより、フ[1ントガイド28の自動車前方への
移動が停止される。なお、可動パネル23がスライド開
の時。
前記板バネ51は先端51aがブラケット26の下端2
6aにより押え付けられており、ガイドレール44内を
スライド可能とされている。よって、係合ピン38がブ
ロック45の傾斜溝47を上昇することにより、ブラケ
ット26の下端26aにより押えられていた仮バネ51
は上動し、ブロック45の開口50aと係合する(第4
図参照)。
又、フロントガイド28には、アーム52が配され、そ
の後端には雨樋53が連結されている。
よって雨樋53は、常時、ルーフパネル23と共にスラ
イドすることとなり、パネル23の後縁からの雨滴を完
全に捕捉できる(第1図、第4図および第7図参照)。
以上に説明した機構の動作を説明すると1通常、パネル
23は第5図に示す如く開口22を閉じている。駆動ケ
ーブル25を作動させ、リヤシュー41を自動車後方(
第5図で右方)に移動させると、ガイドリンク39も後
退する。ガイドピン43は、プレー1〜33のガイドス
ロット36の水平部から傾斜部に係合案内され、プレー
ト33、即ちブラケッ1−26を介してパネル23は後
方に引張られると共に、その後縁が下方に付勢される。
従って、ブラケット26に固定された係合ピン38がブ
ロック45の傾斜溝47に沿って降下し、可動パネル2
3が後方に移動しながら降下する(第7図および第8図
)。
この時、全開では第2図および第5図に示すように、ピ
ン31がピン32によりもやや下方に下っているが、降
下につれてフロントリンク30が、第3図および第8図
に示すように水平となり、よって、自動車のルーフ21
の後方下部に収容可能となり、開口22はパネル23の
スライドにより、開く。
一方、第5図に示す位置(全閉)から、駆動ケーブル2
5を駆動してリヤシュー41を前方に移動させると、ガ
イドリンク39の前端に配されたガイドピン40bがブ
ロック45の傾斜溝46に沿って上昇し、ガイドリンク
39が前進しながら回転上昇する(第9図参照)。これ
により、ガイドリンク39の切欠溝42がプレート33
に植設さ肛たチルトピン37と係合する。更にリヤシュ
ー41が前進すると、ガイドリンク39は前進しながら
回転上昇し、パネル23の後縁を回転上昇して起立させ
、開口22を開口させる(第10図参照)。
しかも、パネル23の作動は全てブラケット26を介し
て伝えられるものであるから、自動車のルーフ21にパ
ネル23を組付後、ブラケット26を第5図の全開位置
の状態で開口22にパネル23を、そのウエザーストリ
ップをたわませて嵌合させブラケット26に粗細固定さ
れている。
以上のように、全開状態(第5図および第11b図)よ
りシュー45を事後方側(図面で右側)にスライドさせ
ると、パネル23が降下しつつスライドして開き(第1
1c図)、更にスライドして全開(第11d図)となる
。パネル23がスライド全開の状態から、シュー45を
車前方(図面で左方)に駆動すると、第11c図に示す
状態を経て第11b図に示す状1mになってパネル23
が開口22を閉じると共に、その前端縁のウエザースト
リップが開口22を閉じる。この全開状態から更にシュ
ー45を車前方(図面で左方)に駆動すると、パネル2
3の後端が立上ってチルト開となる(第9図、第10図
および第1.1. a図)。すなわち、チルト全開(第
10図および第11、 a図)よりシュー45を事後方
(図面で右方)に駆動すると、パネル23はまずチルト
閉となって開口22を完全に閉じ(全閉:第11b図)
次にスライド開となってその後スライド全開(第1id
図)となる。逆に、スライド全開よりシュー45を車前
方に駆動すると、パネル23が全開となり、更にはパネ
ル23の後端が起立してチル1へ全開となる。
このように、シュー45を単にスライド後退およびスラ
イド前進させることにより、パネル23はチルト全開−
チル1〜部分間−全閉−スライド部分間−スライド全開
と状態を変え、又、その逆に。
スライド全開−スライド部分間−全閉−チルト部分開−
チル1〜全開と状態を変える。
車両側部のシュー(45)のそれぞれを駆動するケーブ
ル24および25は、減速機9およびモータ11を主体
とするケーブル駆動機構に結合さJしており、モータ1
1の正、逆転付勢に応じて、ケーブル24および25は
、減速fi9部で互に逆方向に往、複駆動される。
第12a図にケーブル駆動機構の平面図を、第12b図
に断面図を示す。
減速機9は、モータ11の回転軸に固着されたウオーム
141.ウオーム141に噛み合い、かつ回転軸15に
枢着されたウオームホイール歯車142、歯車142に
皿バネ161を含む摩擦クラッチ162を介して結合さ
れ回転軸15に固着さJ−i、た歯車143.歯車14
3に噛み合い回転軸18に固着された歯車145、およ
び、回転軸18に固着され歯付ケーブル24.25に噛
み合う歯車10等でギヤ列を構成している。
回転軸15の先端部には、第13図に示すように、偏心
した円周面19aをもつ偏心軸受け19が嵌着されてお
り、この円周面+9a部にカム20が枢着されている。
偏心軸受け19には遊星歯車201が枢着されている。
遊星歯車201はハウジング内歯210と噛み合ってお
り、又、この遊星歯車201にはピン202が形成され
ている。また回転軸15の最先端部にカム20が枢着さ
れている。力ム20には貫通溝が形成されており、この
溝にピン202が係合している。
これにより、回転軸15の回転に伴って軸受け19が回
転し遊星歯車201がハウジング内歯210に噛み合っ
て差動的に回転し、ピン202が動き、このピン202
で押されてカム20が回転する。
カム20の周面には、上段に1個の溝20bが。
下段にも1個の溝20aが形成されており、リミッ1へ
スイッチ200bが周面の上段に、リミットスイッチ2
00aが局面の下段にそれぞれ対向して配置されている
。この実施例では、パネル23の状態をスライド全開(
モードIC)、スライド閉所定開度前の直前(モードI
B)、スライド閉所定開度前(モードIA)、スライド
全開直前から全開までのスライド閉直前(モード■)、
チル]・ダウン完了から全閉までのチルト閉状態(モー
ドIII)、および、チルト開状態(モードIV)の6
状態に区分し、各状態でパネル開閉制御モードを特定す
るようにしている。
第14図に、カム20の回転角度と、リミットスイッチ
200a 、 200bの開、閉状態およびパネル開閉
制御動作モードとの関係を示す。モート1の内の、IA
が閉所定開度前の範囲である。なお、カム20は、チル
トアップ完了状態(第14図の最左端に示す状態:第1
1a図に対応)より電気モータ11を正転イリ勢するこ
とにより第14図で反時計方向に回転し、パネル23が
チルトダウン完了、全閉、全開直前位置、全閉10cm
前、および全開と駆動されるにつれて第14図に示すよ
うにリミットスイッチ200aおよび200bを開、閉
駆動する。
カム20は、全開状態(第14図の最右端に示す状態:
第11d図に対応)より電気モータ11を逆転付勢する
ことにより第14図で時計方向に回転し、パネル23が
全開10cm前、全閉直前位置。
全開、チルトダウン完了、およびチルトアンプ完了と駆
動されるにつれて第14図に示すようにリミットスイッ
チ200aおよび200bを開、閉l駆動する。
この実施例では、過負荷検出および過負荷時のモータ停
止を行ない、しかも全開のIOc++1手前で安全のた
めに一時停止するのは、モード1でしかもパネル23を
全開側(モードIC,IB)から全開(モード■)に向
けてスライド駆動するときである。
再度第12a図および第12b図を参照する。
ケーブル24又は25がある程度以上の力で停止拘束さ
れると、摩擦クラッチ162がすベリを生じ、モータ1
1により歯車142は回転駆動されるが、軸15および
その軸に固着された歯車143は回転しない。すなわち
、クラッチ162は1つの機械的な安全機構として備え
られている。
第15図に、モータ11の正、逆転駆動付勢および付勢
制御を行なう電気回路を示す。
第15図を参照すると、モータ11の一端はモータドラ
イバ230,250のリレー接片231を介して電源電
圧+12v又はシャシ−アースに接続され、他端は負荷
検出用の抵抗240およびリレー接片232を介して電
源電圧+12v又はシャシ−アースに接続される。この
接続を行なうリレー接片231および232は、それぞ
れリレーコイル233および234で駆動される。本実
施例でI害抵抗240が負荷を検出する手段として用い
られている。
又、リレーコイル233および234はそれぞれリレー
駆動回路250の駆動トランジスタ251および252
に接続されている。このリレー駆動回路250には、後
述する電気制御装置100のマイクロプロセッサ110
の出力ボートOoおよび07が接続されている。
トランジスタ251がオンとされると、リレーコイル2
33が通電されてリレー接片231がシャーシアース側
に切換接触し、電源電圧+12v−接片232−抵抗2
40−モータ11−接片231−シャーシアースの経路
で電流が流れ、モータ11が正転し、サンルーフパネル
23が開く。
トランジスタ252がオンとされると、リレーコイル2
34が通電されて、リレー接片232がアース側に切換
接触し、電源電圧+12v−接片231−モータ11−
抵抗24〇−接片232の経路で電流が流れて、モータ
11が逆転し、パネル23が閉まる。
定電圧電源回路310は、回路各部に定電圧Vccを与
える。
フィルタ回路260は、モータ負荷検出電圧(抵抗24
0の電圧)の周波数成分の高い変動(高周波分)を除去
するフィルタであり、フィルタ要*<抵抗およびコンデ
ンサ)の他に、電圧Vccより高い入力電圧をVc+V
r(Vrはダイオードの順方向電圧降下)に、またアー
ス電位より低い入力電圧を−Vrにカットして後段の演
算増幅器を保護するダイオード261および262を備
える。
増幅回路270は、フィルタ回路260の出力を必要な
レベルまで増幅する。この増幅回路270の出力Vsが
以後負荷検出電圧として取り扱われる。
加算回路320は、負荷検出電圧に、許容値レベルの電
圧を加算するものである。加算電圧は可変抵抗324で
調整設定される。
遅延回路330は、加算出力に遅延を与える。
加算出力の立上り時と立下り時の感度差を小さくするた
め、立上り時のみ遅延を与え、立下り時には遅延を与え
ないように、コンデンサ332にダイオード333を接
続し、かつ、ダイオード333の順方向電圧降下を補正
するために演算増幅器331でダイオード333を理想
化している。
記憶回路340は、負荷検出電圧Vsと定電圧Vccと
の差Vcc−Vsを抵抗345と346で分圧して記憶
1月のコンデンサ341に印加するようにしている。パ
ネル23閉時には、閉駆動の開始から所定時間tsの間
トランジスタ343がオフとされ、トランジスタ342
がオンし、コンデンサ341には抵抗345と346で
Vcc−Vsを分圧した電圧が印加され、所定時間後は
トランジスタ343がオンとされトランジスタ342が
オフし、抵抗349とダイオード348を通して定電圧
Vccがダイオード344のカソードに印加され、ダイ
オード344は逆バイアスとなりカッ1ヘオフし、その
直前に抵抗345と346でVcc−Vsを分圧した電
圧がコンデンサ341に保持される。
この実施例では、スライド全開とチルトアップ完了は、
モータ11の負荷電流が過大に増大したことをもって検
出するようにしており、このときの検出参照値を抵抗3
51,352およびトランジスタ350で設定するよう
にしている。モード1で開方向駆動(モータ正転付勢)
のとき、およびモードIVでチルトアップ駆動(モータ
逆転付勢)のときには、トランジスタ350がオフとさ
れ、抵抗351および352を通して、抵抗345と3
46でVcc−Vsを分圧した電圧よりも高い、Vsに
対応した電圧がコンデンサ341に印加される。なお、
トランジスタ343および350のオン、オフはマイク
ロプロセッサ110が制御する。
遅延検知レベルチェック回路360は遅延回路330の
遅延出力と記憶回路340の記憶出力とを比較して、低
い方の電圧を出力する。演算増幅器361の反転入力端
には遅延出力が印加され非反転入力端には記憶出力が印
加される。
記憶出力が遅延出力よりも高いときには増幅器361出
力が正であり、それはダイオード362でカッ1〜され
る。そこで遅延出力が後段の比較器370に与えられる
。記憶出力が遅延出力よりも低いときには、増幅器36
1の出力が負であり、遅延出力がダイオード362を通
して増幅器361の出力端に流れ、遅延出力は記憶電圧
レベルまで低下する。ダイオード362のアノードの電
圧(記憶電圧と遅延電圧の内、低い方)が過負荷参照電
圧Vmdであり、後段の比較器370に印加される。
比較器370は、遅延検知レベルチェック回路360の
出力、すなわち過負荷参照電圧Vmdと検出負荷電圧V
sとを比較し、後者Vsが前者Vmdよりも低いと正常
を表わす低レベル「0」の信号を、後者Vsが前者Vm
dよりも高いと異常を表わす高レベル「1」の信号をマ
イクロプロセンサ+10に出力する。
パワーオンリセット回路290は、マイクロプロセッサ
110のリセット端子に接続されて、各回路に電源が投
入されたときにマイクロプロセッサ110をリセットす
る。
マイクロプロセッサ110の入カポ−h I 22〜I
27にはパネル23の開、閉指示手段としてチルトダウ
ン指示スイッチSWD、チルトアップ指示スイッチSW
U、、スライド全開指示スイッチSWoおよびスライド
全開指示スイッチswcが接続されている。これらのス
イッチは、押下されている間のみ閉となっており、押下
が解除されると開に戻るものである。各スイッチの閉の
意味する内容を第1表に要約した。
マイクロプロセッサ110によるこれらのスイッチの開
、閉の読取は、前述のモードによって定められている。
各スイッチの開、閉読取が行なわれる区間を第14図に
示す。第14図において、特定のスイッチが記入されて
いない区間は、読取りが行なわれないことを意味し、し
たがって、そのスイッチが操作されても、そのスイッチ
に割り当てら4したパネル開、閉駆動は行なわれない。
マイクロプロセッサ110の入力ポート120およびI
21には、それぞれパネル位置検出装置300のリミッ
トスイッチ200aおよび200bが接続されている。
これらのリミットスイッチ200a 、 200bは共
に常開タイプであり、又、スイッチが閉の場合には、入
力ポートにはLレベル信号が六カされ、スイッチが開の
ときにHレベル信号が入力される。
またマイクロプロセッサ110の出力ポートには、ブザ
ードライバ380が接続されており、プロセッサ110
より警報指示信号が与えられると。
ブザー390を可聴周波数で鳴動させる。この実施例で
は、ブザー390が警報手段である。
400はピッ1−メモリとして用いた開度ラッチ回路で
あり、フリップフロップ4o】、入力トランジスタ40
2,403および出方トランジスタ404で構成されて
いる。入力トランジスタ402および403のベースに
は、それぞれマイクロプロセッサ110の出力ポート0
1および02より、セット信号(L)およびリセット信
号(L)が印加さ4し、セット信号が与えられると、フ
リッププロップ401のQ出力が1−1となり出力トラ
ンジスタ404はオン状態となり、マイクロプロセッサ
110の入力ポートI19にLを与える。リセット信号
が与えられると、フリップフロップ401のΦ出力がL
となり、出力トランジスタ404がオフ状態となり、マ
イクロプロセッサ110の入力ポートIIsに14を与
える。
車上バッテリBには、−関度ラッチ回路400に電力を
与えるバックアップ電源回路410が接続されており、
常時バッテリBより電流を畳目、定電圧Vmを、開度ラ
ッチ回路400の、出力トランジスタ404を除く要素
に電圧を常時与える。
この出力1〜ランジスタ404には、車のイグニション
キーで開閉されるキースイッチIGSを経てバッテリB
より電力を受ける上述の電源回路310より定電圧Vc
cが与えられる。
バックアップ電源回路410は第15図に示すように極
く簡単なものであり、また、開度ラッチ回路400の常
時の所要電力が掻く小さいものであるので、電力容量も
掻く小さく、常時の消費電力は僅少である。
キースイッチIGSが開のとき(自動開閉装置の電源が
オフのとき)には、開度ラッチ回路400の入力トラン
ジスタ402と403が共にオフであり、しかも仮にフ
リップフロップ40】のQ出力がHであって出力トラン
ジスタ404のベースにオン電圧が加わっていても、1
−ランジスタ404のコレクタには電源回路310の出
力電圧Vccが加わっていないので、開度ラッチ回路の
消費電力は極く少ない。
後述する開閉制御の内のスライド開制御において、パネ
ルが第14図に示すモート1Δから113に変化したと
きにマイクロプロセッサ110が出力ポート02にリセ
フ]・パルス(L)を出力してフリップフロップ401
をリセット信号(これによす出力トランジスタ404が
オフで入力ポート119がHになる)、またスライド閉
制御において、パネルがモードIBからIAに変化した
ときにマイクロプロセッサ110が出カポ−h O1に
セットパルス(L)を出力してフリップフロップ401
をセントする(これにより出力トランジスタ404がオ
ンで入力ポート112がLになる)ので、スイッチ20
0aおよび200bの開閉状態信号と開度ラッチ回路4
00の出力(I 1s )の組合せ(開示データ)とモ
ードとの関係は次の第2表に示す通りになる。
第2表 マイクロプロセッサ110の内部ROMには、第16a
図〜第16g図に示す、パネル23のスライド開閉制御
およびチルト開閉制御を行なうプログラムが格納されて
いる。
以下、第16a図〜第16g図に示すフローチャートを
参照して、マイクロプロセッサ110の制御動作を説明
する。
まず第16a図を参照する。電源が投入されると(Sl
)マイクロプロセッサ110は、内部レジスタ、フラグ
、タイマ(プログラムタイマ)等を初期化(待期状態の
内容にセット)し、かつ入出力ボートを初期化(待期状
態の内容にセン1−:モータ11は停止、入力ポートは
読取筒)する。こレカステップS2の初期化である。次
にマイクロプロセッサ110は、ステップS3で入力ポ
ートI2 In I20+ II9の信号レベル(H又
はI−)を読み込んでモードレジスタ〔Δ、B、C)に
セント(メモ1月する。(A、B、C)はモード(第1
4図、第2表)を示すデータであり、そのΔは入力ポー
トI21の信号レベルを、Bは入力ポートI20の信号
レベルを、またCは入力ポート119の信号レベルを意
味する。
マイクロプロセッサ110は次にステップS4で、入力
ポート122〜127のレベルを読込み、スイッチ読取
レジスタにセラ1〜(メモ1月する。このレジスタ内容
がすべてI(であれば、スイッチ(第1表)のいずれも
操作されていないことになり、いずれかがしであればそ
れをメモリしたビットに対応する入力ポートI2iに接
続されたスイッチが閉であることになる。
以」二のステップS3およびS4で、リミットスイッチ
200a 、 200bの開、閉と、開度ラッチ回路4
00の出力で示されるモードデータ開度信号)がモード
レジスタ(A、B、C)に、またパネル23開。
閉指示データがスイッチ読取レジスタにセラ]・された
ことになる。
ここでマイクロプロセッサ110は、モードレジスタ(
A、B、C:)の内容とスイッチ読取レジスタの内容を
参照して、ステップ85〜S l 5 hを経て、次の
第3表のように開閉制御に進む。
第3表 いずれのスイッチも閉でないとステップS3に戻る。以
上が第16a図のステップ85〜515hである。
なお、モード■の判定ステップS5およびモードIII
の判定ステップS8において、レジスタ[A。
B、C)の内容(L、H,X)および[H,I〜1゜X
]の、Cに対応するXは、HでもLでもよいことを意味
する。第14図のモード区間とスイッチ200a、20
0bの開閉とを参照すれば分かるように、モードIVと
■は、スイッチ200aと200bの開閉状態信号のみ
で、他のモードと区分できるので、信号Cは参照しない
ことを意味する。第161)図および第16c図におけ
る信号C対応のXも同様な意味である。
モード■とIB、ならびに、モードIAと1cは、スッ
チ200aと200bの開閉状態信号のみでは区別でき
ないので、信号Cを参照しなければならないことに注目
されたい。
第16b図を参照してチルトダウン制御を説明する。こ
のチルトダウン制御に進むとマイクロプロセッサ110
は、まずモータ11の正転付勢をモータドライバのトラ
ンジスタ回路250に指示する(ステップ516)。こ
れは出カポ−1〜O0にHを、07にLをセットするこ
とにより行なう。
チルトダウンの指示はモート1vでのみ読取るようにな
っているので、モータ11の正転によりパネル23がチ
ルト開状態からチルトダウン完了へ、また更に全開に向
けて駆動される。そしてチル1〜ダウン制御の終了は全
開状態(モート111)であるので、その後は、ステッ
プS17でリミットスイッチ200a 、 200bの
開閉状態を読んでモードデータをモードレジスタにセッ
トし、ステップS18で開。
閉指示スイッチ(第1表)の状態を読んでスイッチ読取
レジスタにセットし、それらのレジスタの内容を参照し
、モード■になっていないと、また他のスイッチが閉と
なっていないと、タイマdt(プログラムタイマ)をセ
ットしてそれのタイ11オーバを待ち、タイムオーバす
るとまたステップ517に戻るという動作を繰り返す。
この間、モータ11は正転している。
モード■になると、マイクロプロセッサ110は、ステ
ップS23でモータ11を停止とする指示をトランジス
タ回路250に与え(出力ポートO8と07に共にl」
をセット)、第16a図のステップS3に戻る。
このチルトダウン制御により、パネル23がチルト開状
態でスイッチSWDが一時的に閉にされると、パネル2
3が全閉となるまでモータ11が正転付勢され、パネル
23が全開になったときにモータllが停止する。パネ
ル23が全開になるまでに他のスイッチが閉になると、
これがステップS17で読取ら」し、ステップS20か
らステップS23に進み、モータ11が停止されてステ
ップS3にマイクロプロセッサ110の制御が進む。
S3で新たに閉とされたスイッチの読取が行なわれるの
で、新たに閉とされたスイッチに対応した制御が行なわ
れる。しかし、モードIt/では、スイッチSWDの外
にはSWUの閉にのみ応答するようにしているので、新
たに閉とされたスイッチがSWUでないと、モータ11
は停止のままとなる。
次に第16c図を参照してチルトアップ制御を説明する
。このチルトアップ制御に進むとマイクロプロセッサ1
10は、まずモータ11の逆転付勢をモータドライバの
トランジスタ回路250に指示する(ステップ524)
これは出力ポートOoにLを、07にHをセラ1−する
ことにより行なう。
チルトアップの指示はモード■および■!でのみ読取る
ようになっている。モータ11の逆転によりパネル23
がチルト全開(チルトアップ完了:第11a図)に向け
て駆動される。
そしてチルトアップ制御はモード1■でモータ過負荷に
なった時に終了するが、モータ11の起動時に過大な起
動電流が流れて、これを過負荷として検出してしまうと
モータ駆動ができないので、マイクロプロセッサ110
は、タイマtsをセットしくステップ525) 、その
タイムオーバを待って(ステップ526)、タイムオー
バするとステップS27でリミットスイッチ200a 
、 200bの開、閉状態を読んでモードデータ[A、
B、C]をセットし、ステップ828で開、閉指示スイ
ッチの読取入力ボートI22〜I27の状態をスイッチ
読取レジスタにセットする。
tsは起動電流が収まるまでの時間に予裕値を加えた時
間であり、タイムオーバしたときには、モータ11は起
動を終りその電流は低い値に安定している。
マイクロプロセッサ110は次にステップS29で、ス
イッチ読取レジスタの内容から、SWU以外のスイッチ
が閉であるか否かを読み、Yes (SWU以外のスイ
ッチが閉)であると、ステップs3゜でモータ11停止
を出力セットしステップs3に戻る。
No(SWU以外のスイッチが開)であると、モー1−
レジスタ(A、B、C)の内容がモードIVを示すもの
になっているか否かを参照しくステップ532)、モー
ド■になっていないと、まだチルトアップ完了検出の必
要がないので、ステップS27に戻り、モータ11の逆
転付勢を継続し、モード読取および開、閉指示スイッチ
の状態読取を繰り返す。
モードI■になっていると、ステップS33でi・ラン
ジスタ350をオフにする信号を出力し次いでオンにす
る信号を出力する。これにより、トランジスタ350が
一度オフとなり、記憶回路340のコンデンサ341が
オフの間に略Vccに充電され、増幅器361の出力が
Hとなり、Vmdが高い値となる。トランジスタ350
をオンに戻すと、マイクロプロセッサ110は、時間d
tをカウントするタイマをセラ1−L(834)、タイ
ムオーバを待って(S35)、タイムオーバすると比較
器370の出力を参照する(S37)。
比較器370は、モータ電流(Vs)が参照値VIIl
dを越えると過負荷を示すHを出力し、越えていないと
Lを出力する。この場合、比較器370がI」を出力し
たときに、パネル23はチル1−アップ完了となってい
る。そこでマイクロプロセッサ110は、比較器370
の出力がト1になっていないとまだチルトアップ完了で
ないので、開、閉指示スイッチの状態読取(S37)を
してswU以外のスイッチが閉であるか否かを読んで(
838)、SWU以外のスイッチが閉であるとステップ
S30のモータ11停止に進み、そうでないとタイマd
tのセット(S34)に戻る。以降、タイマdtのタイ
ムオーバを待ち(S35)、比較器370の出力参照(
338)等を行なう。そして比較器370の出力がHに
なるとモータ11停止(S30)に進む。なお、dtは
過負荷検出(チルトアップ完了検出)および開、閉指示
スイッチの状態読取のサンプリング周期でもある。
以上のチルトアップ制御により、モード1v又は■でチ
ルトアップ指示スイッチが一時的に閑にされると、モー
タ11が逆転付勢され、その後SWU以外のスイッチが
閉とされるか、あるいはパネル23がチルトアップ完了
するまでモータ11の逆転付勢が継続される。
次に第16d図を参照してモード■、■又はIAでSW
Oが閉とされたときのスライド全開制御を説明する。こ
のスライド全開制御は、途中で他のスイッチが閉とされ
たり、あるいは異常過負荷停止をすることなく全開まで
正常に駆動されると、モードIAからIBへの切換わり
を生ずる、ラッチ回路400制御要のスライド全開制御
である。
このスライド全開制御に進むと、マイクロプロセッサ1
10は、まずモータ11の正転付勢をモータトライバの
トランジスタ回路250に指示する(ステップ539)
これは出力ボートOoにl]を、07にLをセントする
ことによりfjなう。スライド開の指示はIII〜Iで
のみ読取るようになっている。モータ11の正転により
パネル23がスライド全開(第11c1図)に向けて駆
動される。そしてスライド全開制御はモードIcでモー
タ過負荷になった時に終了するが、モータ11の起動時
に過大な起動電流が流れて、これを過負荷として検出し
てしまうとモータ駆動ができないので、マイクロプロセ
ッサ110は、タイマisをセットしくステップ540
)、そのタイムオーバを待って(ステップS41)、タ
イムオーバするとステップS42でリミットスイッチ2
00a 、 200bの開、閉状態を読んでモードデー
タ(A、B、C)をセットし、ステンプS43で開、閉
指示スイッチの読取人カポ−1〜122〜127の状態
をスイッチ読取レジスタにセットする。
マイクロプロセッサ1】0は次にステップS44で、ス
イッチ読取レジスタの内容から、SWO以外のスイッチ
が閑であるか否かを読み、Yes (5wO以外のスイ
ッチが閉)であると、ステップS45でモータ11停止
を出力セットし、ステップS3に戻る。
No (SWO以外のスイッチが開)であると、ステッ
プ547aで、モードレジスタ(A、B、C)の内容が
モードIAのもの[L、L、X]であるか否かを参照す
る。なお、このスライド全開制御は、C=Lのモードで
開始され、モードIBへの切換えをするまでは、入力ボ
ート■19は読取る必要がない。モード■又は■である
(モードIAでない)とパネルはまだ過負荷応答の保護
停止をすべき区間に入っていないので、ステップS42
に戻る。
モードlΔであると、過負荷時保設停止をする区間に入
っているので、ステップS48に進む。ステップS48
でトランジスタ350をオフにする信号を出力し次いで
オンにする信号を出力セットする。これにより、トラン
ジスタ350が一時的にオフとなり、記憶回路340の
コンデンサ341が一時的に略Vccに充電され、増幅
器361の出力がHとなり、Vmdが高い値となる。
トランジスタ350をオンに戻すと、マイクロプロセッ
サ110は、時間dtをカウントするタイマをセットし
く549)、タイムオーバを待って(S50)、タイム
オーバすると比較器370の出力を参照する(S51)
比較器370は、モータ電流(Vs)が参照値■ll1
dを越えると過負荷を示すHを出力し、越えていないと
Lを出力する。この場合、比較器370が11を出力し
たときに、パネル23はスライド全開(第1id図)と
なっている。そこでマイクロプロセッサ110は、比較
器370の出力がI(になっていないとまだスライド全
開でないので、開、閉指示スイッチの状態読取(S52
)をしてSWO以外のスイッチが閉であるか否かを読ん
で(S53)、SWO以外のスイッチが閉であるとステ
ップS45のモータ11停止に進み、そうでないとステ
ップ553aでボートI21およびI20を読み、モー
ドレジスタ(A、B、C3に読んだ信号を更新メモリし
、ステップ553bでモードレジスタの内容がモードI
Bを示すもの(この場合ステップ547aを経てモード
IAに入っていることを確認しているので、A=H,B
=Lのみで、Cを参照しなくてもモードIBを判定し得
る)であるか否かを見て、モードIBを示すもの[H。
【5.X]であると、ステップ553cで、出力ポート
02に一時的にしくリセットパルス)を出力して開度ラ
ッチ回400のフリップフロップ401をリセリトンく
これによりトランジスタ404がオフに転じ、Li2が
Lから!(に反転する)、モードレジスタにIBを示す
(H,L、)()をセットする。このステップ553c
で開度ラッチ回路400のメモリ更新(モードIAから
IBへの変化に伴なう開度データの更新)が行なわれた
ことになる。まだモードIBに達っしていないとき、な
らびに、ステップ553cを抜けたときには、タイマd
tのセット(349)に戻る。以降、タイマdtのタイ
ムオーバを待ち(S50)、比較器370の出力参照(
S51)等を行なう。そして比較器370の出力がHに
なるとモータ11停止(S45)に進む。
以上のスライド全開制御により、モードIll、11又
はIAでスライド全開指示スイッチSW○が閉にされる
と、モータ11が正転伺勢され、SWO以外のスイッチ
が閉になるか、あるいは、パネル23がスライド全開(
第1id図)になるとモータ11が停止する。開度ラッ
チ回路400の出力(119)はモードIAからIBに
なったときに、LからHに更新される。
モードIB又はICでスイッチSWOが閉とされたとき
のスライド全開制御trffilGc図に示す。
これにおいては、開度ラッチ回路400の出力がHであ
り、全開までこれを変更する必要がないので、第16d
図のフローと同様にパネル開駆動。
スイッチの読取、過負荷検出等を行なうが、ステンプ5
53a”553cを省略したものとなっている。第16
e図において、第16d図のステップと対応するステッ
プには、第16d図のステップ符号にAを付加した記号
を付している。−第16e図に示すスライド全開制御に
より、モードIB又はICでスライド全開指示スイッチ
SW○が閉にされると、モータ11が正転付勢され、S
WO以外のスイッチが閉になるか、あるいは、パネル2
3がスライド全開(第11d図)になるとモータ11が
停止する。
次に第16f図および第16g図を参照してスライド全
開制御を説明する。パネル23をスライド閉駆動すると
きに、障害物による閉スライド妨害を生ずることがある
。このような現象を防止するために、このスライド全開
制御においては、モー1〜IBおよびモードIAのスラ
イド閉駆動時に負荷検出をして過負荷のときにはパネル
23を一時停止させブザー390を鳴動付勢にセリトン
てすぐに少しパネル23を逆に開駆動して、パネル23
を完全停止とする安全停止、ならびに、パネル23が全
開(第11b図)になる前の10cIll程度の開度(
モードIBから閉所定開度前(モートIA)に切換わっ
たとき)でパネル23を2秒間一時停止しその一時停止
の間は0.5秒間ブザー390を鳴らすと次の0.25
秒間はブザー390をとめ、また次の0.5秒間はブザ
ー390を鳴らすという間欠ブザー付勢をし、それから
またスライド閉を開始する予備停止を行なうようにして
いる。予備停止を終えてまた閉駆動を開始すると、モー
ドIA(所定開度範囲)であるので、短い周期でブザー
を間欠付勢する。また、モードIBからIAに移ったと
きには、開度ラッチ回路400にボート01からセント
パルスを与えて、その出力を14からしに切換えさせる
モードIC,IB、IA又は11でスイッチSWCが閉
されて第16f図に示すスライド全開制御に進むとマイ
クロプロセッサ116は、まずブザー390を付勢セラ
1〜しくステップ554a)、0.5secタイマをセ
ットしく554b)、モータ11の逆転付勢をモータド
ライバのトランジスタ回路250に指示する(ステップ
554c)。
これは出力ボート0゜にLを、07にトlをセットする
ことにより行なう。
モータ11の逆転によりパネル23が全開(第11b図
)に向けて駆動される。そしてスライド全開制御はスイ
ッチSWC以外のスイッチが閉になったとき、モード■
から■になったとき、あるいは、定常閉駆動中に過負荷
監視をして過負荷検出時にモータを一度停止させてすぐ
に開駆動を所定短時間してから七〜りを停止して、終了
するが、モータ11の起動時に過大な起動電流が流れて
、これを過負荷として検出してしまうとモータ駆動がで
きないので、マイクロプロセッサ110は、タイマts
をセラ1〜しくステップ554d)。
そのタイムオーバを待って(ステップ554e)、タイ
ムオーバするとステップ555aで0.5秒タイマがタ
イムオーバしているか否かを参照し、タイムオーバして
いるとオフ済フラグのあり無しを参照して、それがない
とオフ済フラグをセラ1〜してステップS56でブザー
390をオフとする。
オフ済フラグがあるとステップS57に進む。これによ
り、モータ起動から0.5秒間ブザー390が鳴動する
。ステップ555aでタイムオーバしていないとステッ
プS57に進む。
ステップS57では、モー1〜レジスタ(A、B。
C〕の内容を前回モードレジスタ(Ao + 801C
o)にセットし、ステップS58でリミットスイッチ2
00a 、 200bの開、閉状態を読んでモートレジ
スタ(A、B、C)に更新セットする。
マイクロプロセッサ110は次にステップSGOで、モ
ードレジスタ〔Δ、B、C)の内容からモート■である
(I(、)I、X)か否かを参照し、モード■であると
ステップ589aに進んでモータ11を停止とする。モ
ードIIIでないとステップ5(ilaでモードがIC
又はIA (L、L、X)か否かを参照して、(L’、
L、X)でないと、モードiB又は11であって過負荷
検出時マしないのでステップ555aに戻る。(L、L
、X)であると、ステップS62で前回モー1〜レジス
タCAor BO+ co)の内容で参照する。前回の
モードがIBを示すもの〔ト1.L、H)であると、モ
ードIBからIAに変わったことになるので、第16g
図のステップ385a以下のパネル一時停止制御に進む
前回のモードがIBでないと、前回も今回もモードIA
であるか、前回も今回もモードICであることになるの
で、過負荷検出フラグを参照しくステップ563)、過
負荷検出フラグがないとステップS64でトランジスタ
343をオンにしてまたオフに戻す。トランジスタ34
3が一時的にオンにされると、トランジスタ342が一
時的にオフとなり、記憶回路340のコンデンサ341
に、Vcc−Vsを抵抗345と346で分圧した電圧
が保持される。すなわち、通常スライド閉時の過負荷参
照電圧が記憶回路340に設定される。次にステップS
65で過負荷検出フラグをセットし、比較器370の出
力を読み、それがHであると過負荷であるので第16g
図のステップ368以下の過負荷停止制御に進む。比較
器370の出力がしてあると、ステップ567aでスイ
ッチ入力ボートを読み、ステップ567b全閉指示スイ
ッチSwc以外のスイッチが閉じられているか否かを判
定して、閉じられているとモータ停止のためステップ5
89aに進む。閉じられていないと、ステップSll;
7cでモードレジスタの内容を参照し、それが(1,L
L)である(モード1Δ)とステップ8103以下のブ
ザー390の間欠付勢に進む。[L、L、L]でないと
、ここではモードICであることになるので、ステップ
555aに戻る。
過負荷でモータ11停止(第16g図のステップ568
)に進むと、マイクロプロセッサ+10はモータ停止を
指示し、ブザー390をオンにし。
次にタイマtsをセットしく569)、タイムオー/<
を待って(S70)、タイムオーバするとモータ11の
正転付勢(スライド開)を出力セラ1〜しく571)、
更にタイマatをセラ1−シて(S72)タイムオーバ
を待つ(S73)。タイムオーバするとモータを停止し
く590)、開。
閉指示スイッチの状態を読み(S9 ])、SWC以外
のスイッチが閉であるか否かを参照して(S92)、閑
であるとブザー390をオフ(鳴動停止)にしくステッ
プ593a)、過負荷検出フラグをクリアして(ステッ
プ593b)、ステップS3に戻る。閉でないと、障害
物に接触した状態である可能性もあるのでタイマdtを
セットしく594)タイムオーバを待って(S73)開
閉指示スイッチの読取(S91)に進む。
以上の過負荷検出−モータ停止−モータ正転−モータ停
止、の制御により、モードICおよびIAでのスライド
全開駆動時にモータ11が、パネル23を正常にスライ
ド閉駆動する定常負荷以上の過負荷になると、モータ1
1が一度停止されブザー390が付勢されパネル23の
動きが停止してから次に所定時間atの間モータ11が
正転付勢されてパネル23が少し開き、その後にモータ
11が停止される。SWQが閉になるまでブザー390
の付勢が継続される。
次に第16f図のステップ3103以下のブザー間欠付
勢制御を説明する。まず、ブザー390がオン(付勢)
にセットされているが否かを参照しく5103)、オン
にセットされていないと、オフ期間を定める0、15秒
タイマがセットされているか否かを参照しくS]04)
それが時限カウント中でないとタイムオーバしているか
否かを参照し、タイムオーバもしていないとブザーオフ
期間を定める0、15秒タイマをセリトンてステップS
57に戻る。
0.15秒タイマがタイムオーバしていると、ブザー3
90をオンにセットし、ブザーオン期間を定める0、1
秒タイマをセットしてステップS57に戻る。ステップ
5103でブザー390がオンセント中であると、ステ
ップ5108で0.1秒タイマがタイムオーバしている
か否かを見て、タイムオーバしていないとステップS5
7に戻り、タイムオーバしているとステップ5109に
進んでブザー390をオフにし、ステップS I 1.
 Oでオフ期間を定める0、15秒タイマをセットし、
ステップS57に戻る。
以上のブザー間欠付勢制御により、パネルがモード■A
にある間、ブザー390が、o、i秒間付勢され、次の
0.15秒間は付勢されず、その次の0.1秒間は付勢
されるという間欠付勢で鳴動する。
次にモードIBからIAに変わったときのパネルの一時
停止制御を第16g図のステップS85 a以下を参照
して説明する。
モードIBからIAに変わると、パネル23が全閉より
10cm手前まで閉方向に進行して来たことになるので
、まず出力ポート01にセフI−パルスを出力して開度
ラッチ回路400のフリップフロップ401をセットし
、モードレジスタにはモードIAを示す(L、L、L)
をセットする。これにより、開度ラッチ回路400の出
力がト1からLに切換わる(ステップ585a)。次の
ステップ585bでは、モータ11を停止し、カウント
レジスタの内容を参照する(S86)。カウントレジス
タの内容が5でないと、カウントレジスタの内容が偶数
(0,2,4)であるか否かを参照しく587)、偶数
であると、ステップS95で長周期ブザーイ」分用の0
.5秒タイマをセットし。
ブザー390を付勢セットする。そしてタイムオーバを
待4ち(396)、タイムオーバするとステップS97
でブザー390をオフに戻しカウントレジスタを1カウ
ントアツプし、ステップ386に戻る。ステップS86
でカウントレジスタの内容が5になっていないとステッ
プS87でカウントレジスタの内容が偶数か否かを参照
し、偶数でないと、ステップ398でブザーオフ期間を
定める0、25秒タイマをセットし、タイムオーバを待
ち(S99)、タイムオーバするとカウントレジスタを
lカラン1〜アツプしく5100)、ステップS86に
戻る。カウントレジスタの内容が5になっていると、0
.5秒間ブザー390をオンに。
次の0.25秒間オフに、次の0.5秒間はオンに、次
の0.25秒間はオフに、更に次の0.5秒間オンに、
ブザー390をオン、オフ制御したことになり、この間
(合M12秒間)モータ11は停止している。
そこでマイクロコンピュータ110は、ステップ554
c (第16f図)に戻り、またモータ11を逆転付勢
する。今度も同様に、モータ11の起動期間を過ぎてか
ら過負荷検出の参照と、過負時のモータ停止および連続
警報等を行なうのは勿論、正常にモータ逆転が継続して
いると、モードIAにある開はステップ555a、55
5b、S57゜S61A、ss2.S63・・・S66
.567a、567b、5103.・・・555a・・
・561aとめぐり、ブザー390を、0.1秒間オン
、 0.15秒間オフで繰り返して間欠付勢する。
モード11に入るとステップS61AからステップS 
55 aに戻るので、過負過検出をせずしかもブザー3
90のオン、オフ制御はしない。モード11では、パネ
ルがウェザ−ストリップに当り、それを圧縮するので負
荷が大きくなるので、これを過負荷として検出してモー
タを停止してしまうのを防止するためである。モードH
の開度では、パネルと窓枠の間には実質上開き空間は存
在しない。
モードが1HになるとステップS60でステップ589
aに進みモータ11を停止とし、ブザー390をオフと
しくステップ589b)、過負荷検出フラグをクリアし
オフ済フラグをクリアしくステップ589c)、第16
a図のステップs3に戻る。
以上に説明したスライド閉制御により、例えばパネル2
3が全開(第1id図)状態(モートIC)でSWCが
閉とされると、モータが逆転(=J勢されると共にブザ
ー390が0.5sec鳴動し、パネル23が全開方向
に移動を始め、)φ転開始からtsが経過し更に1秒の
後に記憶回路340のコンデンサ341に、定常スライ
ド閉駆動時のモータ電流対応の過負荷参照値がセットさ
れ、過負荷検出が開始される。モードIBからモードI
Aに切換わると、開度ラッチ回路400がセット付勢さ
れてその出力を1(から■−に転じ、モータ11が停止
されブザーが長周期で間欠付勢され、2秒間のモータ停
止およびブザー間欠イ]勢の後にまたモータ11の逆転
が開始し今度はブザーが短周期で間欠付勢され、この開
始からtsの後にまた記憶回路340のコンデンサ34
1に、定常スライド閉駆動時のモータ電流対応の過負荷
参照値がセットされ、過負荷検出が開始される。モード
IAからモー1<Hになると、過負荷検出は行なわれな
い。
モードIIからモード!■に切換わると、モータ11が
停止され、ブザーの短周期繰り返し付勢も停止される。
以上の過負荷検出時に、過負荷が検出されると、モータ
11が一時停止されブザー390が連続付勢にセラ1−
され、次にatの間モータ11が正転イ1勢されてパネ
ル23が少し開かれ、そして停止される。ブザーは、S
Woが閉となるまで連続して付勢される。
モードIBからIAに入ったときは勿論、電源(Vcc
)投入時(キースイッチIGSが閉とされたとき)にモ
ー+: l AにあってスイッチSwcが閉じられたと
きにも、モータが逆転付勢され、ブザー:′J90が同
様に短い周期で間欠付勢される。
以上に説明したスライド全開、全開制御により、スライ
ド開駆動のときモードIAからIBに切り換わったとき
(これはスイッチ200aが閉から開に変化したことに
より認識される)に開度ラッチ回路400がセット状態
(出力L)からリセットされ(出力I])、スライド閉
駆動のときモードIBがらIAに切り換わったとき(こ
れはスイッチ200aが開がら閉に変化したことにより
認識される)に開度ラッチ回路400がリセフ1−状態
(出力H)からセットされ(出力L)る。これにより、
モードIV、 III、 I+およびIAでは開度ラッ
チ回路400の出力はして、モードIBおよびICでH
であり、スイッチ200aおよび200bの開閉状態信
号との組合せで、第2表に示すように、各モードが一意
的に認識される6なお、充電、取り換えなどでバッテリ
Bを車」二重力線から分離し、再度装着すると、開度ラ
ッチ回路400のフリップフロップ401がリセフ!〜
状態となり、回路400の出力がHとなる。これは、モ
ー1〜ICおよびIBのときの状態である。したがって
、バッテリBとバックアップ電源回路410との間を分
離(又は遮断)するときにはパネルをスライド全開にし
ておけばよい。また、第1cib図および第16c図に
示すように、チルト開、閉制御では、開度ラッチ回路4
00の出力(C)を参照しないので、開度ラッチ回路4
00がセラ1へ状態であるか否かは問題がない。また第
16d図に示すように、スライド全開制御では、開度ラ
ッチ回路400の出力を参照しないので、開度ラッチ回
路400がセット状態であるか否かは問題がなく、スイ
ッチ200a。
200bの開閉状態信号のみを参照してモートIAから
IBに変わったときに開度ラッチ回路400をリセフ1
〜するのでそれ以降は、正しい状態信号となる。
やや問題となるのは、パネルがモードiAで停止中にバ
ッテリBが一時的に回路410より分離されたときであ
り、バッテリBが再度接続された後には、モート信号が
[L、L、H]であり、SWCが閉とされると、モード
IA区間でのブザーの間欠付勢が行なわれず、全開で停
止する。
したがって、正常時の開閉制御とは、パネルがモー1〜
’IAの区間で停止しているときに、スイッチSWCを
閉とすると、ブザーの間欠付勢なしに全開となる点のみ
である。
そこで、バッテリBの電圧をバックアップ回路410か
ら一時的に遮断するときには、好ましくはパネルをモー
ドIAを外した位置、単純には全開又は全開としておく
。そのように注意をしない場合には、バッテリB再接続
後の、モードIAでSWCの閉では、ブザーの間欠(;
J勢かないという点に留意しておけばよい。
いずれにしても、バッテリBの電圧を落すときは、特別
な場合であり、通常の車運転時には問題はない。
以上に説明した実施例ではこのように、開、指閉指示ス
イッチの操作前の電源のオン、オフにかかわらず、電源
オン時(自動開閉装置を働らかせるとき)には、前の電
源オフに関係なくそのときのパネル開閉状態を示す信号
を発生するスイッチを用い、このスイッチの開閉状態信
号では足らない信号ピッ1〜を別途、常時バックアップ
されたピッ1−メモリに保持するようにしているので、
バッテリを含む全電源の遮断があって再度電源を投入し
たときにも、所要の開度信号がスイッチより得られ、−
回の全開又は全開の後には、定常時の全ビット開度信号
がスイッチの開閉状態信号およびラッチ信号で得られ、
最適な開閉制御が行なわれ、電源遮断に耐性が高い。
開度信号を得るスイッチ数は2個と少なくて済み。
またビットメモリも1ビツトと少なく低電力消費である
〔発明の効果〕
以上の通り本発明では、自動開閉装置の電源が遮断され
ても開度信号が保持され、所要の開度データが常時得ら
れる。またこのように保持するバックアップ電力の消費
は少ない。常時得られる開度データに基づいて安全性が
高い、また合理的な開閉制御が行なわれる。開、閉指示
スイッチの閉時にはブザーを一瞬鳴らすとか、全開に向
かう所定開度範囲や一時停止時にはブザーを間欠的に鳴
らすとかの、注意を向ける制御も合理的に行ない得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のパネル駆動装置の機構部の
概要を示す斜視図であり、自動車のルーフに装備された
サンルーフパネルの開閉4a構概要を示す。 第2図および第3図はパネル23の前部を支持する機構
を示す拡大側面図であり、第2図は全開時を、第3図は
スライド開時を示す。 第4図はパネル23の後部を支持する機構を示す拡大側
面図である。 第5図は第1図のIX−IX線断面に相当するが、パネ
ルが全開になった状態を示す断面図である。 第6図は第4図のVl−Vl線断面図である。 第7図は第1図のIX−IX線断面に相当するが、パネ
ルがスライド開のため少し下った状態を示す断面図であ
る。 第8図は第1図のix−■線断面に相当するが、パネル
が少し下がり更に少しスライド開した状態を示す断面図
である。 第9図は第1図のIX−IX線断面であり、パネルが少
しチルトアップした状態を示す断面図である。 第10図は第1図のIX−IX線断面に相当するが。 パネルが完全にチルトアップした状態を示す断面図であ
る。 第11a図はパネルがチルドア゛ツブを完了した状態の
概略を示す側面図、第11b図はパネル全開状態を示す
概略側面図、第11c図はパネルが降下してスライド開
に入る状状態を示す概略側面図。 第1id図はパネルがスライド全開したときの概略側面
図である。 第12a図は、ケーブル駆動機構の拡大平面図であり、
一部は破断して示す。第1.2 b図は第12a図のX
IIB−XnB線断面図、第13図は第12b図に示す
回転軸15の分解斜視図である。 第14図は第12a図および第12b図に示す力、ム2
0とリミットスイッチ200a、200bとの、パネル
開、閉状態における相対関係と、カム20の回転とリミ
ソ1〜スイチ200a 、 200bの開、閑とを示す
説明図である。 第15図は、リミットスイッチ200a 、 200b
の開、閉に応した動作モード信号に応じて、また開、閉
指示スイッチの操作に応じてパネル開閉駆動モータをイ
1勢する電気回路を示す回路図である。 第16a図〜第16g図は該電気回路のマイクロプロセ
ッサ110の制御動作を示すフローチャー1−である。 亜MJIU仁へ1号 9:減速機 10,142〜+45 : r4’jlj
ll:電気モータ 14:ウオーム 15.17,18 :回転軸 19:偏心軸受け20:
カム 20a −20c : !f4’21:ルーフ 
22:開口 23:ルーフパネル(開口覆材) 24.25:駆動ケーブル 26:ブラケソ1〜28:
フロントガイド 29:フロン1−シュー36=ガイド
スロツIへ39:ガイ1−リンク41:リャシュ−43
=ガイドピン 44ニガイドレール 45ニブロック 47:傾斜溝 52ニストッパー片 201:遊星歯車 210:ケーシング内歯202:ピ
ン 200a、200b :リミットスイッチ((8号発生
丁段)電気回路要嵜ノと符□じ− 110:マイクロプロセッサ(開、閉制御手段)231
.232 :リレー接ノ;233,234 :リレーコ
イル240:抵抗器(負荷を検出する手段)230.2
50 :モータドライバ swo、swc、swo、swu :開、閉指示スイッ
チ260:フィルタ回路 27θ:増幅回路290:パ
ワーオンリセット回路 310:定電圧回路 320:加算回路330:遅延回
路 340:記憶回路 360:遅延検知レベルチェック回路 370:比較器
380:ブザードライバ(警報ドライバ)390:ブザ
ー(警報手段) 400:開度ラッチ回路(ピッ1へメモリ)410:バ
ックアップ電源回路(バックアップ電源装置)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電気モータおよび該電気モータの正逆転に応じて
    開口覆材を開閉駆動する開閉機構を備える電動駆動機構
    ; 開閉機構の運動に連動して開口覆材の開度範囲を示す開
    度信号を発生する信号発生手段;電気モータを正逆転付
    勢するモータドライバ;開口覆材の開、閉を指示する開
    、閉指示スイッチ手段; 開口覆材の開度を表現するに要するピッ1〜数1以下の
    ピッ1へメモリ; ビットメモリを常時記憶状態に維持するバックアップ電
    源装置;および 開、閉指示スイッチ手段の操作および(i号発生手段の
    開度信号ならびにピッ1−メモリの記憶データに応じて
    、電気モータの正、逆転および停止をモータドライバに
    指示する開閉制御手段;を備える、開口覆材の自動開閉
    装置。
  2. (2)信号発生手段は、電動駆動機構に結合され電気モ
    ータの回転に連動して回転し、円周面にスイッチ作動用
    の凹凸を2段に形成した円板状のスイッチ作動カム、お
    よび、スイッチ作動用の凹凸の一方に対向して配置され
    該凹凸により開、閉駆動される第1のスイッチおよび他
    方の凹凸に対向して配置され該凹凸により開、閉駆動さ
    れる第2のスイッチでなり;ピッ1−メモリは信号発生
    手段の開度信号の所定の切換わり時に開閉制御手段によ
    り記憶データが変更される1ビツトのラッチ回路であり
    ;前記スイッチの開、閉信号およびランチ回路の保持信
    号で開口覆材の所定開度範囲が示される前記特許請求の
    範囲第(1)項記載の、開1コ覆材の自動開閉装置。
  3. (3)信号発生手段が発生する開度信号とピントメモリ
    の記憶信号との組合せが、開ロ覆材閉、閉所定開度前お
    よび開を含む開度範囲を表わし;開閉制御手段は、モー
    タドライバに閉方向付勢を指示した状態で開度範囲が開
    から閉所定開度前になるとモータの一時停止をモータド
    ライバに指示する前記特許請求の範囲第(1)項記載の
    開口覆材の自!!IJ開閉装置。
  4. (4)信号発生手段が発生する開度信号とピッ1へメモ
    リの記憶信号との組合せが、開ロ覆材閉、閑所定開度前
    および開を含む開度範囲を表わし;開閉制御手段は、閉
    所定開度前で開、閉指示スイッチ手段が閑を指示すると
    、モータドライバに閉駆動付勢を指示し、警報ドライバ
    に警報付勢を指示する前記特許請求の範囲第(1)項、
    第(2)項又は第(3)項記載の、開口覆材の自動開閉
    装置。
  5. (5)電動駆動機構は、電気モータおよび該電気モータ
    の正逆転に応じて開口覆材をチルト開閉駆動およびスラ
    イド開閉駆動する開閉機構を備える前記特許請求の範囲
    第(1)項、第(2)項又は第(3)項記載の、開l」
    覆材の自動開閉装置。
  6. (6)開閉制御手段は、一時停止の間警報を警報ドライ
    バに指示する前記特許請求の範囲第(3)項記載の、開
    口覆材の自動開閉装置。
  7. (7)開閉制御手段は、一時停止のときの警報の指示は
    比較的に長い周期で間欠的に与え、閑所定間度前の閉駆
    動での警報の指示は比較的に短い周期で間欠的に与える
    前記特許請求の範囲第(6)項記載の、開口覆材の自動
    開閉装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6294684A (ja) * 1985-10-18 1987-05-01 株式会社デンソー 自動車用窓開閉装置
DE3732413A1 (de) * 1986-09-25 1988-04-07 Ohi Seisakusho Co Ltd Antriebseinrichtung fuer ein schiebedach eines kraftfahrzeugs

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