JPS60115784A - 開口覆材の自動開閉装置 - Google Patents

開口覆材の自動開閉装置

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JPS60115784A
JPS60115784A JP58223897A JP22389783A JPS60115784A JP S60115784 A JPS60115784 A JP S60115784A JP 58223897 A JP58223897 A JP 58223897A JP 22389783 A JP22389783 A JP 22389783A JP S60115784 A JPS60115784 A JP S60115784A
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飛田 恒雄
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Aisin Corp
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Toyota Motor Corp
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    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J7/00Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs
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    • B60J7/02Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes
    • B60J7/04Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes with rigid plate-like element or elements, e.g. open roofs with harmonica-type folding rigid panels
    • B60J7/057Driving or actuating arrangements e.g. manually operated levers or knobs
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、窓、出入口、屋根開口等々の開口を閉じる、
透光板、不透明板、パネルなど(以下開口覆材又はパネ
ルという)を、スイッチ操作に応じて開閉駆動する自動
開閉装置に関し、特に、これに限定する意図ではないが
、自動車のサイドウィンドウやサンルーフの自動開閉装
置に関する。
〔従来技術〕
たとえば自動車のサンルーフにおいては、ドライバのス
イッチ操作に応じて、サンルーフ(ルーフパネル)をチ
ルト開閉あるいはスライド開閉する自動開閉装置が備わ
っている。
従来、車輌用サンルーフの駆動制御装置は、モータ温度
検出用抵抗等でモータ負荷を検出し、これを過負荷参照
値と比較して、過負荷時にモータを自動停止する。負荷
が一定の機構では、このような安全停止は比較的に簡単
に行ない得る。
しかし、上述のサンルーフ等の機構では、サンルーフ開
時にはスライドパネル前端がウェザーストリップを離れ
るまで負荷が大きく、離れると小さくなり、また、サン
ルーフ閉時には、リンクを起こしてスライドパネル後端
を持上げ、さらにスライドパネル前端がウェザーストリ
ップに接触してから急激に負荷が大きくなり、さらデフ
レクタアームを備える場合には、それを押下する時点に
負荷が大きくなるなど、正常駆動中にも負荷が大幅に変
動する。
このような負荷変動でも誤作動しないように、特願昭5
7−131812号の発明では、スライドパネルの作動
全行程を負荷変化に対応させて分割し、各々に過負荷参
照値を設けておき、電動駆動機構に連動して電気信号を
発生する信号発生手段を結合してスライドパネルの位置
に対応付けられた信号を得て、この信号に基づいて前記
過負荷参照値を変更し、実際のモータ負荷と比較してい
る。これによれば、スライドパネルの全行程の負荷に対
応して過負荷参照値を選択できるため、上述した負荷の
変動に対しても誤動作しない。
ところが、サンルーフ閉時のスライドパネルの全行程中
において、全閉直前位置から全閉位置までの行程、すな
わち、リンクを起こしてスライドパネル後端を持上げる
時点から、スライドパネル前端がウェザーストリップに
接触し、これを圧縮して完全にスライドパネルが閉とな
るまでの行程は、負荷の変化が急激であり、さらにウェ
ザーストリップを圧縮する際には負荷が極めて大きくな
る。
その上、この行程はその距離が小さいため数種の過負荷
参照値を設定することが困難であり、従ってこの全閉直
前から全閉までの行程では、極端に増大する負荷を障害
物等による全閉妨害と誤判断することを防ぐため、過負
荷保護装置を停止させるマスク区間としていた。
しかし、サンルーフの機構上、全閉直前位置から全閉ま
での行程においても、スライドパネル前端部とサンルー
フ開口部前縁部との間に若干の隙間が生じるため、該隙
間に障害物が存在した場合、スライドパネルの全開が妨
げられモータに大きな負荷がかかる。このような隙間は
、機構上必要であったり、あるいは、製品の組立誤差等
により実質上零にし得ないものであったり、あるいは、
設計では小間隙であっても、組立時あるいは組立後の寸
法ずれ等により、障害物が存在し得るものにもなること
がある。
〔発明の目的〕
本発明は開口覆材が障害物等により全閉を妨げられモー
タに大きな負荷のかかる可能性を更に低減することを目
的とする。
〔発明の概要〕
上記目的を達成するために本発明においては、電気モー
タおよび該電気モータの正逆転に応じて開口覆材を開閉
駆動する開閉機構を備える電動駆動機構;開閉機構の負
荷を検出する手段;過負荷参照値を設定する参照値設定
手段;開閉機構の負荷を参照値と比較して過負荷を検出
する手段;電気モータを正逆転付勢するモータドライバ
;開口覆材の開、閉を指示する開、閉指示スイッチ手段
;および、開、閉指示スイッチ手段の操作および開口覆
材の位置に応じて電気モータの正、逆転および停止をモ
ータドライバに指示し、信号発生手段の信号を参照して
開口覆材の閉駆動時に過負荷を検出すると電気モータの
停止をモータドライバに指示する開閉制御手段;を備え
て開口覆材の自動開閉装置を構成すると共に: 開閉機構の運動に応じた電気信号を発生する信号発生手
段、警報手段および警報ドライバを備えて、該開閉制御
手段は、該電気信号をもとに開口覆材の開、閉状態およ
び開度を判定し;所定開度範囲でモータを閉駆動してい
るときは常に、警報を警報ドライバに指示するものとす
る。
これによれば、閉駆動で開口覆材が広開度から該所定開
度範囲に入ったとき、および、該所定開度範囲で電源が
オフとされその後再度オンとされて開口覆材が再度開駆
動されるとき、のいずれにおいても、すなわち、信号発
生手段が該所定開度範囲を示す信号を発生ししかもモー
タが閉駆動されるときには常に、警報手段が付勢され、
乗員に注意が伝えられる。したがって、該所定開度範囲
を、それ以下の開度では障害物等が閉スライドを妨害す
るおそれがあり、また、仮にそれがそういう状態になっ
ていても容易に除去し得る程度の開度とすることにより
、閉スライドを妨害するものを未然に除去することがで
きるとともに、閉スライドを妨害しない状態にあっても
、閉駆動中に注意をその方に向けることになるので、そ
の後閉スライドを妨害しないように注意することになり
、閉スライドの妨害を未然に防止することにもなる。
本発明のグ好ましい実施例では;電動駆動機構は、電気
モータおよび該電気モータの正逆転に応じて開口覆材を
チルト開閉駆動およびスライド開閉駆動する開閉機構を
備えるものとし、つまり、サンルーフパネルを一個の電
気モータでスライド開閉およびチルト〜開、閉するもの
とし; 信号発生手段は、電動駆動機構に結合され電気モータの
回転に連動して回転し、円周面にスイッチ作動用の凹凸
を2段に形成した円板状のスイッチ作動カム、および、
スイッチ作動用の凹凸の一方に対向して配置され該凹凸
により開、閉駆動される第1のスイッチおよび他方の凹
凸に対向して配置され該凹凸により開、閉駆動される第
2のスイッチでなり、これらのスイッチの開、開信号で
、該所定開度範囲に1区分を割り当てた4区分の開、閉
モードを示すものとし; 警報手段は、ブザーなどの聴覚で認知し得るものとして
必要に応じて発光素子などの視覚で認知し得るものを併
設し;かつ、 開閉制御手段は、開口覆材の閉駆動時に第1および第2
のスイッチの発生信号で示されるモードが該所定開度範
囲とは異なるモードを示すものから該所定開度範囲を示
すものに変ったときに電気モータの一時停止をモータド
ライバに指示すると共に警報の指示を比較的に長い周期
で間欠的に与え、その後の閉駆動を再開し、該所定開度
範囲での警報の指示を比較的に短い周期で間欠的に与え
、しかも過負荷を検出してモータを停止したときには警
報の指示を連続して与えるものとする。
これによれば、スライド開閉、チルト開閉の両者を行な
うので、概略でスライド開、スライド閉、チルト閉およ
びチルト開の4状態があるが、比較的に薄形のスイッチ
作動カムでコンパクトに開、閉検器装置を構成し得る。
以下に説明する実施例では、4状態を該所定開度範囲表
わす状態(モードIA)、全閉直前位置−全閉の区間を
表わす状態(モードII)、全閉−チルトダウン完了の
区間を表わす状態(モードIII)およびチルトダウン
完了−チルトアップ完了の区間を表わす状態(モードI
V)に割り当てている。なお、2個のスイッチを用いる
態様では4モードの信号しか得ることができず、該所定
開度範囲よりも広い開度範囲には、モードを割り当て得
ないので、またこの範囲では、広開度であるが故に障害
物で閉駆動が妨害されるおそれがなく、警報の必要がな
いので、この開度範囲では、モードIIと同じ状態の信
号を得るようにしている。これにより、2段のスイッチ
操作用凹凸のみを備える薄形のスイッチ作動カムを用い
て、スライド開閉およびチルト開閉と4モードの制御を
し得るのみならず、後述するように、更にもう1つのモ
ードの制御(スライド閉時の所定開度での一時停止)が
可能である。
一方、ブザーによる警報は、一時停止時には比較的にゆ
るやかな繰り返しで行なわれてドライバ等の注意を引き
、閉駆動が再開すると比較的に速い繰り返しで行なわれ
て緊張感が高まり、過負荷時のモータ停止では警報が連
続して明確な異常があることを報知する。したがって、
パネル開閉時および異常停止時にドライバ等の注意が十
分に注がれることになり、障害物による閉スライド妨害
が未然に防止され、あるいは妨害されそうな状態になる
とすばやい対応がとられることになり、安全性が高くな
る。
本発明の他の目的ならびに特徴は以下に図面を参照して
説明する実施例より明らかになろう。
〔実施例〕
第1図に、本発明の一実施例の、電動駆動機構の概要を
示す。この実施例は、自動車のルーフ21の開口22を
開閉するルーフパネル23を駆動制御するものである。
自動車のルーフ21には、開口22が形成され、この開
口22が、ルーフパネル23によりスライド開閉および
チルト開閉される。パネル23は、駆動ケーブル24、
25により作動させる。サンルーフパネル23は開口2
2の両側部(第1図では片側のみ示す)に夫々配された
ブラケットに固定されている。
第2図に示すように、ブラケット26の前縁側には、自
動車前方に向って降下する長穴27が設けられ、フロン
トガイド28のピン28aがこの長穴27aに係合して
いる。フロントシュー29がフロントガイド28の下部
に取付けらており、更に、フロントガイド28には回転
自在にフロントリング30の一端が軸31で枢着され、
このフロントリング30の他端は、ブラケット26に、
軸32で枢着されている。
第4図に示すように、ブラケット26の後縁側には、係
合ピン38が配置されていると共に、プレート33が係
止ピン34、35をもって固定されている。このプレー
ト33にはガイドスロット36が形成されており、この
スロット36には、自動車前方側に設けられた水平部と
、水平部の後端から自動車後方に向って上昇する傾斜部
がある。又、プレート33の前端には、チルトピン37
が植設されている。リンク39は、前端にローラピン4
0を、後端にリヤシュー41を、回転自在に枢着されて
いると共に、上端にチルトピン37と係合可能なガイド
ロッド36の前端部を中心とする円弧状に形成された切
欠溝42とガイドピン43を有する。ガイドピン43は
ガイドスロット36に係合案内されている。
駆動ケーブル24、25の端末部は、第5図の如く、リ
ヤシュー41に連結されている。よって、駆動ケーブル
24、25の進退は、リヤシュー41、ガイドリンク3
9、ガイドリンク39のガイドピン43、オンよび、ガ
イドピン43が係合されたガイドスロット36を介して
、ブラケット26に、更にはフロントガイド28に伝達
される。
第4図および第5図に示すように、フロントシュー29
およびリヤシュー41は、ルーフ開口22の両側に配設
されたガイドレール44に係合案内されている。又、ガ
イドレール44の車室内側のレール溝44aにローラピ
ン40の足部40aが係合案内されている。一方、ガイ
ドレール44の車室外レール溝44bには、係合ピン3
8の間部38aが係合案内されている。
更に、ガイドレール44内には、第4図および第6図に
示すように、ブロック45が固定配置され、その車室内
側には、ガイドリンク39に設けられたローラピン40
の頭部40bを案内する傾斜溝46が、車室外側にはブ
ラケット26に固設された係合ピン38の頭部38bを
案内する傾斜溝47が形成されている。又、ブロック4
5が配置されている箇所には、ガイドレール44のフラ
ンジ部48、49に切欠が形成されている。よって、係
合ピン38並びにローラピン40は、ガイドリンク39
の前進と共に、夫々傾斜溝46、47に案内され上昇し
ガイドレール44のレール、溝44b或いは44aから
順次離脱できる。
又、ブロック45の上端には、短形状の開口50aを有
するフランジ50及び50bが形成されている(第4図
)。この開口50aには、フロントガイド28に一端が
固定された板バネ51の他端側に配設されたストッパ5
2が、パネル23の閉時及びチルト開時係合される。こ
れにより、フロントガイド28の自動車前方への移動が
停止される。なお、可動パネル23がスライド開の時、
前記板バネ51は先端51aがブラケット26の下端2
6aにより押え付けられており、ガイドレール44内を
スライド可能とされている。よって、係合ピン38がブ
ロック45の傾斜溝47を上昇することにより、ブラケ
ット26の下端26aにより押えられていた板バネ51
は上動し、ブロック45の開口50aと係合する(第4
図参照)。
又、フロントガイド28には、アーム52が配され、そ
の後端には雨樋53が連結されている。
よって雨樋53は、常時、ルーフパネル23と共にスラ
イドすることとなり、パネル23の後縁からの雨滴を完
全に捕捉できる(第1図、第4図および第7図参照)。
以上に説明した機構の動作を説明すると、通常、パネル
23は第5図に示す如く開口22を閉じている。駆動ケ
ーブル25を作動させ、リヤシュー41を自動車後方(
第5図で右方)に移動させると、ガイドリンク39も後
退する。ガイドピン43は、プレート33のガイドスロ
ット36の水平部から傾斜部に係合案内され、プレート
33、即ちブラケット26を介してパネル23は後方に
引張られると共に、その後縁が下方に付勢される。
従って、ブラケット26に固定された係合ピン38がブ
ロック45の傾斜溝47に沿って降下し、可動パネル2
3が後方に移動しながら降下する(第7図および第8図
)。
この時、全閉では第2図および第5図に示すように、ピ
ン31がピン32によりもやや下方に下っているが、降
下につれてフロントリンク30が、第3図および第8図
に示すように水平となり、よって、自動車のルーフ21
の後方下部に収容可能となり、開口22はパネル23の
スライドにより、開く。
一方、第5図に示す位置(全閉)から、駆動ケーブル2
5を駆動してリヤシュー41を前方に移動させると、ガ
イドリンク39の前端に配されたガイドピン40bがブ
ロック45の傾斜溝46に沿って上昇し、ガイドリンク
39が前進しながら回転上昇する(第9図参照)。これ
により、ガイドリンク39の切欠溝42がプレート33
に植設されたチルトピン37と係合する。更にリヤシュ
ー41が前進すると、ガイドリンク39は前進しながら
回転上昇し、パネル23の後縁を回転上昇して起立させ
、開口22を開口させる(第10図参照)。
しかも、パネル23の作動は全てブラケット26を介し
て伝えられるものであるから、自動車のルーフ21にパ
ネル23を組付後、ブラケット26を第5図の全開位置
の状態で開口22にパネル23を、そのウエザーストリ
ップをたわませて嵌合させブラケット26に組付固定さ
れている。
以上のように、全開状態(第5図および第11b図)よ
りシュー45を車後方側(図面で右側)にスライドさせ
ると、パネル23が降下しつつスライドして開き(第1
1c図)、更にスライドして全開(第11d図)となる
。パネル23がスライド全開の状態から、シュー45を
車前方(図面で左方)に駆動すると、第11c図に示す
状態を経て第11b図に示す状態になってパネル23が
開口22を閉じると共に、その前端縁のウエザーストリ
ップが開口22を閉じる。この全開状態から更にシュー
45を車前方(図面で左方)に駆動すると、パネル23
の後端が立上ってチルト開となる(第9図、第10図お
よび第11a図)。すなわち、チルト全開(第10図お
よび第11a図)よりシュー45を車後方(図面で右方
)に駆動すると、パネル23はまずチルト閉となって開
口22を完全に閉じ(全閉:第11b図)次にスライド
開となってその後スライド全開(第11d図)となる。
逆に、スライド全開よりシュー45を車前方に駆動する
と、パネル23が全開となり、更にはパネル23の後端
が起立してチルト全開となる。
このように、シュー45を単にスライド後退およびスラ
イド前進させることにより、パネル23はチルト全開−
チルト部分開−全閉−スライド部分開−スライド全開と
状態を変え、又、その逆に、スライド全開−スライド部
分開−全閉−チルト部分開−チルト全開と状態を変える
車両側部のシュー(45)のそれぞれを駆動するケーブ
ル24および25は、減速機9およびモータ11を主体
とするケーブル駆動機構に結合されており、モータ11
の正、逆転付勢に応じて、ケーブル24および25は、
減速機9部で互に逆方向に往、復駆動される。
第12a図にケーブル駆動機構の平面図を、第12b図
に断面図を示す。
減速機9は、モータ11の回転軸に固着されたウオーム
141、ウオーム141に噛み合い、かつ回転軸15に
枢着されたウオームホイール歯車142、歯車142に
皿バネ161を含む摩擦クラッチ162を介して結合さ
れ回転軸15に固着された歯車143、歯車143に噛
み合い回転軸18に固着された歯車145、および、回
転軸18に固着され歯付ケーブル24、25に噛み合う
歯車10等でギヤ列を構成している。
回転軸15の先端部には、第13図に示すように、偏心
した円周面19aをもつ偏心軸受け19が嵌着されてお
り、この円周面19a部にカム20が枢着されている。
偏心軸受け19には遊星歯車201が枢着されている。
遊星歯車201はハウジング歯車210と噛み合ってお
り、又、この遊星歯車201にはピン202が形成され
ている。また回転軸15の最先端部にカム20が枢着さ
れている。カム20には貫通溝が形成されており、この
溝にピン202が係合している。
これにより、回転軸15の回転に伴って軸受け19が回
転し遊星歯車201がハウジング内歯210に噛み合っ
て差動的に回転し、ピン202が動き、このピン202
で押されてカム20が回転する。
カム20の周面には、上段に1個の溝20bが、下段に
も1個の溝20aが形成されており、リミットスイッチ
200bが周面の上段に、リミットスイッチ200aが
周面の下段にそれぞれ対向して配置されている。この実
施例では、パネル23の状態を概略で、スライド開状態
(モードI)、スライド全閉直前から全閉までのスライ
ド閉状態(モードII)、チルトダウン完了から全閉ま
でのチルト閉状態(モードIII)、および、チルト開
状態(モードIV)の4状態として検出し、各状態でパ
ネル開閉制御モードを特定するようにしている。
更に細かくは、開度検出用のスイッチが200aと20
0bの2個であって、それらの開、閉の組合せでは概略
で4状態しか表わされないので、パネル23が全閉直前
位置よりスライド開側に10cm程度開いた開度までの
範囲を所定開度範囲としてこれに1つのモードIAを割
り当てて一意的に信号から判別し得るようにし、該所定
開度範囲よりも広い開度(IC)は、モードIIと同じ
信号で表わすようにマている。このようにモードIAに
一意的に判別し得る信号を割り当てているのは、次の理
由による。
すなわち、このモードIAが所定開度範囲であって、こ
の開度で障害物で閉スライドが妨げられるとモータ負荷
が大きく、迅速なモータ停止が必要であり、したがって
、開、閉制御レジスタ、フラグ、タイミング等がいかよ
うであれ、このモードIAでモータが閉駆動付勢される
ときには常にブザーを付勢して注意を喚起する必要があ
るが、今モードIAの信号を他のモードの信号と同じに
なる割り当てにしていると仮定すると、モードIAであ
るか否かは該信号で一意的に判別できないので、たとえ
ばパネル閉駆動でモードIBを示す信号から他の信号に
変わったとき、あるいはパネル開駆動でモードIIを示
す信号から他の信号に変わったときにモードIAになっ
たものとしてモードIAフラグをセットしてモードIA
であることを以後明確にする。しかしこの場合には、モ
ードIAでたとえば車のキースイッチがオフとされてパ
ネル開、閉駆動・制御系の電源が遮断されるとモードI
Aフラグが消えるので、再度電源が投入されたときには
、仮にモードIAにあってもそれが分からないので、パ
ネル閉駆動でもブザーが鳴らないという問題を生する。
ところが前述のようにモードIAに、一意的にそれが判
別される信号を割り当てているので、再度の電源投入の
直後でも、信号発生器の信号、すなわちリミットスイッ
チ200aおよび200bの信号に対応してモードIA
が即座に判別され、そのモードでパネルを閉駆動すると
きには必らずブザーが鳴らされる。
第14図に、カム20の回転角度と、リミットスイッチ
200a、200bの開、閉状態およびパネル開閉制御
動作モードとの関係を示す。モードIの内の、IAが所
定開度範囲である。なお、カム20は、チルトアップ完
了状態(第14図の最左端に示す状態:第11a図に対
応)より電気モータ11を正転付勢することにより第1
4図で反時計方向に回転し、パネル23がチルトダウン
完了、全閉、全閉直前位置、全閉10cm前、および全
開と駆動されるにつれて第14図に示すようにリミット
スイッチ200aおよび200bを開、閉駆動する。カ
ム20は、全開状態(第14図の最右端に示す状態:第
11d図に対応)より電気モータ11を逆転付勢するこ
とにより第14図で時計方向に回転し、パネル23が全
閉10cm前、全閉直前位置、全閉、チルトダウン完了
、およびチルトアップ完了と駆動されるにつれて第14
図に示すようにリミットスイッチ200aおよび200
bを開、閉駆動する。この実施例では、過負荷検出およ
び過負荷時のモータ停止を行ない、しかも全閉の10c
m手前で安全のために一時停止するのは、モードIでし
かもパネル23を全開側から全閉に向けてスライド駆動
するときである。
再度第12a図および第12b図を参照する。
ケーブル24又は25がある程度以上の力で停止拘束さ
れると、摩擦クラッチ162がすべりを生じ、モータ1
1により歯車142は回転駆動されるが、軸15および
その軸に固着された歯車143は回転しない。すなわち
、クラッチ162は1つの機械的な安全機構として備え
られている。
第15図に、モータ11の正、逆転駆動付勢および付勢
制御に行なう電気回路を示す。
第15図を参照すると、モータ11の一端はモータドラ
イバ230、250のリレー接片231を介して電源電
圧+12v又はシャシーアースに接続され、他端は負荷
検出用の抵抗240およびリレー接片232を介して電
源電圧+12v又はシャシーアースに接続される。この
接続を行なうリレー接片231および232は、それぞ
れリレーコイル233および234で駆動される。本実
施例では抵抗240が負荷を検出する手段として用いら
れている。
又、リレーコイル233および234はそれぞれリレー
駆動回路250の駆動トランシスタ251および252
に接続されている。このリレー駆動回路250には、後
述する電気制御装置100のマイクロプロセッサ110
の出力ポート06および07が接続されている。
トランジスタ251がオンとされると、リレーコイル2
33が通電されてリレー接片231がシャーシアース側
に切換接触し、電源電圧+12v−接片232−抵抗2
40−モータ11−接片231−シャーシアースの経路
で電流が流れ、モータ11が正転し、サンルーフパネル
23が開く。
トランジスタ252がオンとされると、リレーコイル2
34が通電されて、リレー接片232がアース側に切換
接触し、電源電圧+12v−接片231−モータ11−
抵抗240−接片232の経路で電流が流れて、モータ
11が逆転し、パネル23が閉まる。
定電圧電源回路310は、回路各部に定電圧Vccを与
える。
フィルタ回路260は、モータ負荷検出電圧(抵抗24
0の電圧)の周波数成分の高い変動(高周波分)を除去
するフィルタであり、フィルタ要素(抵抗およびコンデ
ンサ)の他に、電圧Vccより高い入力端子をVc+V
r(Vrはダイオードの順方向電圧降下)に、またアー
ス電位より低い入力電圧を−Vrにカットして後段の演
算増幅器を保護するダイオード261および262を備
える。
増幅回路270は、フィルタ回路260の出力を必要な
レベルまで増幅する。この増幅回路270の出力Vsが
以後負荷検出電圧として取り扱われる。
加算回路320は、負荷検出電圧に、許容値レベルの電
圧を加算するものである。加算電圧は可変抵抗324で
調整設定される。
遅延回路330は、加算出力に遅延を与える。
加算出力の立上り時と立下り時の感度差を小さくするた
め、立上り時のみ遅延を与え、立下り時には遅延を与え
ないように、コンデンサ332にダイオード333を接
続し、かつ、ダイオード333の順方向電圧降下を補正
するために演算増幅器331でダイオード333を理想
化している。
記憶回路340は、負荷検出電圧Vsと定電圧Vccと
の差Vcc−Vsを抵抗345と346で分圧して記憶
用のコンデンサ341に印加するようにしている。パネ
ル23閉時には、閉駆動の開始から所定時間tsの間ト
ランジスタ343がオフとされ、トランジスタ342が
オンし、コンデンサ341には抵抗345と346でV
cc−Vsを分圧した電圧が印加され、所定時間後はト
ランジスタ343がオンとされトランジスタ342がオ
フし、抵抗349とダイオード348を通して定電圧V
ccがダイオード344のカソードに印加され、ダイオ
ード344は逆バイアスとなりカットオフし、その直前
に抵抗345と346でVcc−Vsを分圧した電圧が
コンデンサ341に保持される。
この実施例では、スライド全開とチルトアップ完了は、
モータ11の負荷電流が過大に増大したことをもって検
出するようにしており、このときの検出参照値を抵抗3
51、352およびトランジスタ350で設定するよう
にしている。モードIで開方向駆動(モータ正転付勢)
のとき、およびモードIVでチルトアップ駆動(モータ
逆転付勢)のときには、トランジスタ350がオフとさ
れ、抵抗351および352を通して、抵抗345と3
46でVcc−Vsを分圧した電圧よりも高い、Vsに
対応した電圧がコンデンサ341に印加される。なお、
トランジスタ343および350のオン、オフはマイク
ロプロセッサ110が制御する。
遅延検知レベルチェック回路360は遅延回路330の
遅延出力と記憶回路340の記憶出力とを比較して、低
い方の電圧を出力する。演算増幅器361の反転入力端
には遅延出力が印加され非反転入力端には記憶出力が印
加される。
記憶出力が遅延出力よりも高いときには増幅器361出
力が正であり、それはダイオード362でカットされる
。そこで遅延出力が後段の比較器370に与えられる。
記憶出力が遅延出力よりも低いときには、増幅器361
の出力が負であり、遅延出力がダイオード362を通し
て増幅器361の出力端に流、遅延出力は記憶電圧レベ
ルまで低下する。ダイオード362のアノードの電圧(
記憶電圧と遅延電圧の内、低い方)が過負荷参照電圧V
mdであり、後段の比較器370に印加される。
比較器370は、遅延検知レベルチェック回路360の
出力、すなわち過負荷参照電圧Vmdと検出負荷電圧V
sとを比較し、後者Vsが前者Vmdよりも低いと正常
を表わす低レベル「0」の信号を、後者Vsが前者Vm
dよりも高いと異常を表わす高レベル「1」の信号をマ
イクロプロセッサ110に出力する。
パワーオンリセット回路290は、マイクロプロセッサ
110のリセット端子に接続されて、各回路に電源が投
入されたときにマイクロプロセッサ110をリセットす
る。
マイクロプロセッサ110の入力ポートI22〜I27
にはパネル23の開、閉指示手段としてチルトダウン指
示スイッチSWD、チルトアップ指示スイッチSWU、
スライド全開指示スイッチSWOおよびスライド全閉指
示スイッチSWCが接続されている。これらのスイッチ
は、押下されている間のみ閉となっており、押下が解除
されると開に戻るものである。各スイッチの閉の意味す
る内容を第1表に要約した。
マイクロプロセッサ110によるこれらのスイッチの開
、開の読取は、前述のモードによって定められている。
第1表 各スイッチの開、閉読取が行なわれる区間を第14図に
示す。第14図において、特定のスイッチが記入されて
いない区間は、読取りが行なわれないことを意味し、し
たがって、そのスイッチが操作されても、そのスイッチ
に割り当てられたパネル開、閉駆動は行なわれない。
マイクロプロセッサ110の入カポートI20およびI
21には、それぞれパネル位置検出装置300のリミッ
トスイッチ200aおよび200bが接続されている。
これらのリミットスイッチ200a、200bは共に常
開タイプであり、又、スイッチが閉の場合には、入力ポ
ートにはLレベル信号か入力され、スイッチが開のとき
にHレベル信号が入力される。
またマイクロプロセッサ110の出力ポートには、ブザ
ードライバ380が接続されており、プロセッサ110
より警報指示信号が与えられると、ブザー390を可聴
周波数で鳴動させる。この実施例では、ブザー390が
警報手段である。
マイクロプロセッサ110の内部ROMには、第16a
図〜第16f図に示す、パネル23のスライド開閉制御
およびチルト開閉制御を行なうプログラムが格納されて
いる。
以下、第16a図〜第16f図に示すフローチャートを
参照して、マイクロプロセッサ110の制御動作を説明
する。
まず第16a図を参照する。電源が投入されると(S1
)マイクロプロセッサ110は、内部レジスタ、フラグ
、タイマ(プログラムタイマ)等を初期化(待期状態の
内容にセット)し、かつ入出力ポートを初期化(待期状
態の内容にセット:モータ11は停止、入力ポートは読
取可)する。これがステップS2の初期化である。次に
マイクロプロセッサ110は、ステップS3で入力ポー
トI21、I20の信号レベル(H又はL)を読み込ん
でモードレジスタ〔A、B〕にセット(メモリ)する。
〔A、B〕は概略でモード(第14図)を示すデータで
あり、そのAは入力ポートI21の信号レベルを、Bは
入力ポートI20の信号レベルを意味する。
マイクロプロセッサ110は次にステップS4で、入力
ポートI22〜I27のレベルを読込み、スイッチ読取
レジスタにセット(メモリ)する。このレジスタの有意
6ビットがすべてHであれば、スイッチ(第1表)のい
ずれも操作されていないことになり、いずれかがLであ
ればそれをメモリしたビットに対応する入力ポートI2
iに接続されたスイッチが閉であることになる。
以上のステップS3およびS4で、リミットスイッチ2
00a、200bの開、閉で示されるモードデータがモ
ードレジスタ〔A、B〕に、またパネル23開、閉指示
データがスイッチ読取レジスタにセットされたことにな
る。
ここでマイクロプロセッサ110は、モードレジスタ〔
A、B〕の内容とスイッチ読取レジスタの内容を参照し
て、 A、モードIVでスイッチSWDが閉であると第16b
図に示すチルトダウン制御に、B、モードIV、III
でスイッチSWUが閉であると第16c図に示すチルト
アップ制御に、C、モードIII〜IでスイッチSWO
が閉であると第16d図に示すスライド全開制御に、D
、モードII、IでスイッチSWCが閉であると第16
e図および第16f図に示すスライド全開制御に、 進む。いずれのスイッチも閉でないとステップS3に戻
る。以上が第16a図のステップS5〜S15である。
第16b図を参照してチルトダウン制御を説明する。こ
のチルトダウン制御に進むとマイクロプロセッサ110
は、まずモータ11の正転付勢をモータドライバのトラ
ンジスタ回路250に指示する(ステップS16)。こ
れは出力ポート00にHを、07にLをセットすること
により行なう。
チルトダウンの指示はモードIVでのみ読取るようにな
っているので、モータ11の正転によりパネル23がチ
ルト開状態からチルトダウン完了へ、また更に全開に向
けて駆動される。そしてチルトダウン制御の終了は全閉
状態(モードIIIからIIへの切換わり時)であるの
で、その後は、ステップS17でリミットスイッチ20
0a、200bの開閉状態を読んでモードデータをモー
ドレジスタにセットし、ステップS18で開、閉指示ス
イッチ(第1表)の状態を読んでスイッチ読取レジスタ
にセットし、それらのレジスタの内容を参照し、モード
IIになっていないと、また他のスイッチが閉となって
いないと、タイマdt(プログラムタイマ)をセットし
てそれのタイムオーバを待ち、タイムオーバするとまた
ステップS17に戻るという動作を繰り返す。この間、
モータ11は正転している。
モードIIになると、マイクロプロセッサ110は、ス
テップS23でモータ11を停止とする指示をトランジ
スタ回路250に与え(出力ポート00と07に共にH
をセット)、第16a図のステップS3に戻る。
このチルトダウン制御により、パネル23がチルト開状
態でスイッチSWDが一時的に閉にされると、パネル2
3が全閉となるまでモータ11が正転付勢され、パネル
23が全閉になったときにモータ11が停止する。パネ
ル23が全閉になるまでに他のスイッチが閉になると、
これがステップS17で読取られ、ステップS20から
ステップS23に進み、モータ11が停止されてステッ
プS3にマイクロプロセッサ110の制御が進む。
S3で新たに閉とされたスイッチの読取が行なわれるの
で、新たに閑とされたスイッチに対応した制御が行なわ
れる。しかし、モードIVでは、スイッチSWDの外に
はSWUの閉にのみ応答するようにしているので、新た
に閉とされたスイッチがSWUでないと、モータ11は
停止のままとなる。
次に第16c回を参照してチルトアップ制御を説明する
。このチルトアップ制御に進むとマイクロプロセッサ1
10は、まずモータ11の逆転付勢をモータドライバの
トランジスタ回路250に指示する(ステップS24)
。これは出力ポート00にLを、07にHをセットする
ことにより行なう。
チルトアップの指示はモードIVおよびIIIでのみ読
取るようになっている。モータ11の逆転によりパネル
23がチルト全開(チルトアップ完了:第11a図)に
向けて駆動される。
そしてチルトアップ制御はモードIVでモータ過負荷に
なった時に終了するが、モータ11の起動時に過大な起
動電流が流れて、これを過負荷として検出してしまうと
モータ駆動ができないので、マイクロプロセッサ110
は、タイマtsをセットし(ステップS25)、そのタ
イムオーバを待って(ステップS26)、タイムオーバ
するとステップS27でリミットスイッチ200a、2
00bの開、閉状態を読んでモードデータ〔A、B〕を
セットし、ステップS28で開、閉指示スイッチの読取
入力ポートI22〜I27の状態をスイッチ読取レジス
タにセットする。
tsは起動電流が収まるまでの時間に予裕値を加えた時
間であり、タイムオーバしたときには、モータ11は起
動を終りその電流は低い値に安定している。
マイクロプロセッサ110は次にステップS29で、ス
イッチ読取レジスタの内容から、SWU以外のスイッチ
が閉であるか否かを読み、Ves(SWU以外のスイッ
チが閉)であると、ステップS30でモータ11停止を
出力セットしステップS3に戻る。
NO(SWU以外のスイッチが開)であると、モードレ
ジスタ〔A、B〕の内容がモードIVを示すものになっ
ているか否かを参照し(ステップS32)、モードIV
になっていないと、まだチルトアップ完了検出の必要が
ないので、ステップS27に戻り、モータ11の逆転付
勢を継続し、モード読取および開、閉指示スイッチの状
態読取を繰り返す。
モードIVになっていると、ステップS33でトランジ
スタ350をオフにする信号を出力し次いでオンにする
信号を出力する。これにより、トランジスタ350が一
度オフとなり、記憶回路340のコンデンサ341がオ
フの間に略Vccに充電され、増幅器361の出力がH
となり、Vmdが高い値となる。トランジスタ350を
オンに戻すと、マイクロプロセッサ110は、時間dt
をカウントするタイマをセットし(S34)、タイムオ
ーバを待って(S35)、タイムオーバすると比較器3
70の出力を参照する(S37)。
比較器370は、モータ電流(Vs)が参照値Vmdを
越えると過負荷を示すHを出力し、越えていないとLを
出力する。この場合、比較器370がHを出力したとき
に、パネル23はチルトアップ完了となっている。そこ
でマイクロプロセッサ110は、比較器370の出力が
Hになっていないとまだチルトアップ完了でないので、
開、閉指示スイッチの状態読取(S37)をしてSWU
以外のスイッチが閉であるか否かを読んで(S38)、
SWU以外のスイッチが閉であるとステップS30のモ
ータ11停止に進み、そうでないとタイマdtのセット
(S34)に戻る。以降、タイマdtのタイムオーバを
待ち(S35)、比較器370の出力参照(S38)等
を行なう。そして比較器370の出力がHになるとモー
タ11停止(S30)に進む。なお、dtは過負荷防出
(チルトアップ完了検出)および開、閉指示スイッチの
状態読取のサンプリング周期でもある。
以上のチルトアップ制御により、モードIV又はIII
でチルトアップ指示スイッチが一時的に閉にされると、
モータ11が逆転付勢され、その後SWU以外のスイッ
チが閉とされるか、あるいはパネル23がチルトアップ
完了するまでモータ11の逆転付勢が継続される。
次に第16d図を参照してスライド全開制御を説明する
。スライド全開制御に進むと、マイクロプロセッサ11
0は、まずモータ11の正転付勢をモータドライバのト
ランジスタ回路250に指示する(ステップS39)。
これは出力ポート00にHを、07にLをセットするこ
とにより行なう。スライド開の指示はIII〜Iでのみ
読取るようになっている。モータ11の正転によりパネ
ル23がスライド全開(第11d図)に向けて駆動され
る。そしてスライド全開制御はモードI(正確にはモー
ドIC)でモータ過負荷になった時に終了するが、モー
タ11の起動時に過大な起動電流が流れて、これを過負
荷として検出してしまうとモータ駆動ができないので、
マイクロプロセッサ110は、タイマtsをセットし(
ステップS40)、そのタイムオーバを待って(ステッ
プS41)、タイムオーバするとステップS42でリミ
ットスイッチ200a、200bの開、閉状態を読んで
モードデータ〔A、B〕をセットし、ステップS43で
開、閉指示スイッチの読取入力ポートI22〜I27の
状態をスイッチ読取レジスタにセットする。
マイクロプロセッサ110は次にステップS44で、ス
イッチ読取レジスタの内容から、SWO以外のスイッチ
が閉であるか否かを読み、Vcs(SWO以外のスイッ
チが閉)であると、ステップS45でモータ11停止を
出力セットし、ステップS3に戻る。
No(SWO以外のスイッチが開)であると、ステップ
S47aで、モードレジスタ〔A、B〕の内容がモード
IB(IIの場合もある)であるか否かを参照する。モ
ードIII又はIAであるとパネルはまだ全開でないの
で、ステップS42に戻る。
モードIBであると、この場合モードIIの場合もあり
得るので、ステップS47bでタイマaフラグがあるか
否かを参照し、なければステップS47cでタイマaを
セットし、ステップS47dでタイマaフラグをセット
し、ステップS43に戻る。なおaはパネルがモードI
Iで駆動される最大時間よりわずかに長い時間であり、
仮にパネルがモードIIにあった場合にはタイマaがタ
イムオーバしたときには、モードIIは通過している。
モードIBでは、タイマaがタイムオーバしてもまだモ
ードIBにあるので、ステップS42等を経てステップ
S47bを経てステップS47eでタイマaがタイムオ
ーバしていると、モードIBに入ってから時間aが経過
していることになるので、ステップS48に進む。ステ
ップS4Bでトランジスタ350をオフにする信号を出
力し次いでオンにする信号を出力セットする。
これにより、トランジスタ350が一時的にオフとなり
、記憶回路340のコンデンサ341が一時的に略Vc
cに充電され、増幅器361の出力がHとなり、Vmd
が高い値となる。トランジスタ350をオンに戻すと、
マイクロプロセッサ110は、時間dtをカウントする
タイマをセットし(S49)、タイムオーバを待って(
S50)タイムオーバすると比較器370の出力を参照
する(S51)。
比較器370は、モータ電流(Vs)が参照値Vmdを
越えると過負荷を示すHを出力し、越えていないとLを
出力する。この場合、比較器370がHを出力したとき
に、パネル23はスライド全開(第11d図)となって
いる。そこでマイクロプロセッサ110は、比較器37
0の出力がHになっていないとまだスライド全開でない
ので、開、閉指示スイッチの状態読取(S52)をして
SWO以外のスイッチが閉であるか否かを読んで(S5
3)、SWM以外のスイッチが閉であるとステップS4
5のモータ11停止に進みタイマaフラグをクリアし、
そうでないとタイマdtのセット(S49)に戻る。以
降、タイマdtのタイムオーバを待ち(S50)、比較
器370の出方参照(S51)等を行なう。そして比較
器370の出力がHになるとモータ11停止(S45)
に進む。
以上のスライド全開制御により、モードIII〜Iでス
ライド全開指示スイッチSWOが閉にされると、モータ
11が正転付勢され、SWO以外のスイッチが閉になる
か、あるいは、パネル23がスライド全開(第11d図
)になるとモータ11が停止する。
次に第16e図および第16f図を参照してスライド全
開制御を説明する。パネル23をスライド閉駆動すると
きに、障害物による閉スライド妨害を生ずることがある
。このような現象を防止するために、このスライド全開
制御においては、モードIBおよびモードIAのスライ
ド閉駆動時に負荷演出をして過負荷のときにはパネル2
3を一時停止させブザー390を鳴動付勢にセットして
すぐに少しパネル23を逆に開駆動して、パネル23を
完全停止とする安全停止、ならびに、パネル23が全開
(第11b図)になる前の10cm程度の開度(モード
IBから所定開度範囲(モードIA)に切換わったとき
)でパネル23を2秒間一時停止しその一時停止の間は
0.5秒間ブザー390を鳴らすと次の0.25秒間は
ブザー390をとめ、また次の0.5秒間はブザー39
0を鳴らすという間欠ブザー付勢をし、それからまたス
ライド閉を開始する予備停止を行なうようにしている。
予備停止を終えてまた閉駆動を開始すると、モードIA
(所定開度範囲)であるので、短い周期でブザーを間欠
付勢する。
スライド閉制御に進むとマイクロプロセッサ110は、
まずブザー390を付勢セットし(ステップS54a)
、0.5sacタイマをセットし(S54b)、0.5
secタイマがタイムオーバすると(S54c)ブザー
390をオフにする(S54d)。
これにより、パネルがどの位置にあれ、スライド全閉が
指示されたときには、まず0.5sec間ブザー390
が鳴動する。
次にマイクロプロセッサ110は、モータ11の逆転付
勢をモータドライバのトランジスタ回路250に指示す
る(ステップS54e)。これは出カポート00にLを
、07にHをセットすることにより行なう。
スライド全閉の指示はモードIおよびIIでのみ読取る
ようになっている。モータ11の逆転によりパネル23
が全開(第11b図)に向けて駆動される。そしてスラ
イド全閉制御はスイッチSWC以外のスイッチが閉にな
ったとき、モードIIからIIIになったとき、あるい
は、定常閉駆動中に過負荷監視をして過負荷検出時にモ
ータを一度停止させてすぐに開駆動を所定短時間してか
らモータを停止して、終了するが、モータ11の起動時
に過大な起動電流が流れて、これを過負荷として検出し
てしまうとモータ駆動ができないので、マイクロプロセ
ッサ110は、タイマtsをセットし(ステップS55
)、そのタイムオーバを待って(ステップS56)、タ
イムオーバするとステップS57でモードレジスタ〔A
、B〕の内容を前回モードレジスタ〔A0、B0〕にセ
ットし、ステップS58でリミットスイッチ200a、
200bの開、閉状態を読んでモードレジスタ〔A、B
〕に更新セットする。マイクロプロセッサ110は次に
ステップS60で、モードレジスタ〔A、B〕の内容か
らモードIIIであるか否かを参照し、モードIIIで
あるとステップS89aに進んでモータ11を停止とす
る。モードIIIでないとステップS61でモードがI
A(所定開度範囲)か否かを参照して、モードIAであ
ると、1秒タイマをクリアし(ステップS61e)、前
回のモードを前回レジスタ〔A0、B0〕の内容で参照
する。前回のモードがIBを示すものであると、モード
IBからIAに変わったことになるので、第16f図の
ステップS85以下のパネル一時停止制御に進む。
前回のモードがIBでないと、前回も今回もモードIA
であることになるので、過負荷検出フラグを参照し(ス
テップS63)、過負荷検出フラグがないとステップS
64でトランジスタ343をオンにしてまたオフに戻す
。トランジスタ343が一時的にオンにされると、トラ
ンジスタ342が一時的にオフとなり、記憶回路340
のコンデンサ341に、Vcc−Vsを抵抗345と3
46で分圧した電圧が保持される。すなわち、通常スラ
イド閉時の過負荷参照型電圧が記憶回路340に設定さ
れる。
次にステップS65で過負荷検出フラグをセットし、比
較器370の出力を読み、それがHであると過負荷であ
るので第16f図のステップS68以下の過負荷停止制
御に進む。比較器370の出力がLであると、ステップ
S67aでスイッチ入力ポートを読み、ステップS67
b全閉指示スイッチSWC以外のスイッチが閉じられて
いるか否かを判定して、閉じられているとモータ停止の
ためステップS89aに進む。閉じられていないと、ス
テップS103以下のブザー390の間欠付勢に進む。
ステップS61aでモードがIAでないと、ステップS
61で1秒タイマがセットか否かを参照し、セットされ
ていないとステップS61cで1秒タイマをセットし、
ステップS57に戻る。
1秒タイマがセットされているときにはステップS61
dでタイムオーバしているか否かを参照し、タイムオー
バしているとステップS63に進む。
タイムオーバしていないとステップS57に進む。
過負荷でモータ11停止(第16f図のステップS68
)に進むと、マイクロプロセッサ110はモータ停止を
指示し、ブザー390をオフにし、次にタイマtsをセ
ットし(S69)、タイムオーバを待って(S70)、
タイムオーバするとモータ11の正転付勢(スライド開
)を出力セットし(S71)、更にタイマatをセット
して(S72)タイムオーバを待つ(S73)。タイム
オーバするとモータを停止し(S90)、開、閉指示ス
イッチの状態を読み(S91)、SWC以外のスイッチ
が閉であるか否かを参照して(S92)、閉であるとブ
ザー390をオフ(鳴動停止)にし(ステップS93a
)、過負荷検出フラグをクリアして(ステップS93b
)、ステップS3に戻る。閉でないと、障害物に接触し
た状態である可能性もあるのでタイマdtをセットし(
S94)タイムオーバを待って(S73)開、閉指示ス
イッチの読取(S91)に進む。
以上の過負荷検出−モータ停止−モータ正転−モータ停
止、の制御により、モードIBおよびIAでのスライド
全閉駆動時にモータ11が、パネル23を正常にスライ
ド閉駆動する定常負荷以上の過負荷になると、モータ1
1が一度停止されブザー390が付勢されパネル23の
動きが停止してから次に所定時間atの間モータ11が
正転付勢されてパネル23が少し開き、その後にモータ
11が停止される。SWO又はSWMOが閉になるまで
ブザー390の付勢が継続される。
次に第16e図のステップS103以下のブザー間欠付
勢制御を説明する。まず、ブザー390がオン(付勢)
にセットされているか否かを参照し(S103)、オン
にセットされていないと、オフ期間を定める0.15秒
タイマがセットされているか否かを参照し(S104)
それが時限カウント中でないとタイムオーバしているか
否かを参照し、タイムオーバもしていないとブザーオフ
期間を定める0.15秒タイマをセットしてステップS
57に戻る。
0.15秒タイマがタイムオーバしていると、ブザー3
90をオンにセットし、ブザーオン期間を定める0.秒
タイマをセットしてステップS57に戻る。ステップS
103でブザー390がオンセット中であると、ステッ
プS108で0.1秒タイマがタイムオーバしているか
否かを見て、タイムオーバしていないとステップS57
に戻り、タイムオーバしているとステップS109に進
んでブザー390をオフにし、ステップS110でオフ
期間を定める0.15秒タイマをセットし、ステップS
57に戻る。
以上のブザー間欠付勢制御により、パネルがモードIA
にある間、ブザー390が、0.1秒間付勢され、次の
0.15秒間は付勢されず、その次の0.1秒間は付勢
されるという間欠付勢で鳴動する。
次にモードIBからIAに変わったときのパネルの一時
停止制御に説明する。モードIBからIAに変わると、
パネル23が全閉より10cm手前まで進行して来たこ
とになるので、モータ11を停止し(S85)、カウン
トレジスタの内容を参照する(S86)。カウントレジ
スタの内容が5でないと、カウントレジスタの内容が偶
数(0、2、4)であるか否かを参照し(S87)、偶
数であると、ステップS95で長周期ブザー付勢用の0
.5秒タイマをセットし、ブザー390を付勢セットす
る。そしてタイムオーバを待ち(S96)、タイムオー
バするとステップS97でブザー390をオフに戻しカ
ウントレジスタを1カウントアップし、ステップS86
に戻る。ステップS86でカウントレジスタの内容が5
になっていないとステップS87でカウントレジスタの
内容が偶数か否かを参照し、偶数でないと、ステップS
98でブザーオフ期間を定める0.25秒タイマをセッ
トし、タイムオーバを待ち(S99)、タイムオーバす
るとカウントレジスタを1カウントアップし(S100
)、ステップS86に戻る。
カウントレジスタの内容が5になっていると、0.5秒
間ブザー390をオンに、次の0.25秒間オフに、次
の0.5秒間はオンに、次の0.25秒間はオフに、更
に次の0.5秒間オンに、ブザー390をオン、オフ制
御したことになり、この間(合計2秒間)モータ11は
停止している。
そこでマイクロコンピュータ110は、ステップS54
e(第16e図)に戻り、またモータ11を逆転付勢す
る。今度も同様に、モータ11の起動期間を過ぎてから
過負荷検出の参照と、過負時のモータ停止および連続警
報等を行なうのは勿論、正常にモータ逆転が継続してい
ると、モードIAにある間はステップS57、S61A
、S62、S63・・・S66、S67a、S67b、
S103、・・・S57、S61aとめぐり、ブザー3
90を、0.1秒間オン、0.15秒間オフで繰り返し
て間欠付勢する。モードIIにある間も、S61a、S
61d、S63、・・・S66、S67a、S67b、
S103、・・・S57、S61a、とめぐり、ブザー
390を、0.1秒間オン、0.15秒間オフで繰り返
して間欠付勢する。
モードがIIIになるとステップS60でステップS8
9aに進みモータ11を停止とし、ブザー390をオフ
とし(ステップS89b)、過負荷検出フラグをクリア
し(ステップS89c)、第16a図のステップS3に
戻る。
以上に説明したスライド閉制御により、例えばパネル2
3が全開(第11d図)状態(モードIB)でSWCが
閉とされると、まずブザー390が0.5sec鳴動し
、次にモータ11の逆転が開始されパネル23が全閉方
向に移動を始め、逆転開始からtsが経過し更に1秒の
後に記憶回路340のコンデンサ341に、定常スライ
ド閉駆動時のモータ電流対応の過負荷参照値がセットさ
れ、過負荷検出が開始される。モードIBからモードI
Aに切換わると、モータ11が停止されブザーが長周期
で間欠付勢され、2秒間のモータ停止およびブザー間欠
付勢の後にまたモータ11の逆転が開始し今度はブザー
が短周期で間欠付勢され、この開始からtsの後にまた
記憶回路340のコンデンサ341に、定常スライド閉
駆動時のモータ電流対応の過負荷参照値がセットされ、
過負荷検出が開始される。モードIAからモードIIに
なると、モードIAでステップS61eで1秒タイマが
クリアされているので、モードIIで再度1秒タイマが
セットされることになり、モードIIは1秒よりも短時
間で終るので、過負荷検出は行なわれない。
モードIIからモードIIIに切換わると、モータ11
が停止され、ブザーの短周期繰り返し付勢も停止される
以上の過負荷検出時に、過負荷が検出されると、モータ
11が一時停止されブザー390が連続付勢にセットさ
れ、次にatの間モータ11が正転付勢されてパネル2
3が少し開かれ、そして停止される。ブザーは、SWO
が閉となるまで連続して付勢される。
モードIAはスイッチ200a、200bの開閉で一意
的に読取り得て、しかもモードIAではステップS57
、・・・S61a・・・S66、S67a、S67b、
S103・・・S57の巡環フローで間欠的に短い周期
でブザー390を付勢するようにマているので、モード
IBからIAに入ったときは勿論、電源投入時にモード
IAにあってスイッチSWCが閉じられたときにも、ブ
ザー390が同様に短い周期で間欠付勢される。
〔発明の効果〕
以上の通り本発明では、全開から全閉に開口覆材が駆動
される場合のみならず、所定開度範囲(モードIA)に
開口覆材が停止している状態で電源が投入され全閉駆動
されるときにも、警報手段が付勢される。つまり、電源
投入からの開口覆材の開閉駆動制御がいかようなステッ
プまで進んでいても、また電源投入直後に開口覆材が該
所定開度範囲にあって初めて全閉駆動されても、開口覆
材が該所定範囲にあるときには常に警報手段が付勢され
乗員に注意が喚起される。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動車のルーフに装備されたサンルーフパネル
の開閉機構概要を示す斜視図である。 第2図および第3図はパネル23の前部を支持する機構
を示す拡大側面図であり、第2図は全閉時を、第3図は
スライド開時を示す。 第4図はパネル23の後部を支持する機構を示す拡大側
面図である。 第5図は第1図のIX−IX線断面に相当するが、パネ
ルが全閉になった状態を示す断面図である。 第6図は第4図のVI−VI線断面図である。 第7図は第1図のIX−IX線断面に相当するが、パネ
ルがスライド開のため少し下った状態を示す断面図であ
る。 第8図は第1図のIX−IX線断面に相当するが、パネ
ルが少し下がり更に少しスライド開した状態を示す断面
図である。 第9図は第1図のIX−IX線断面であり、パネルが少
しチルトアップした状態を示す断面図である。 第10図は第1図のIX−IX線断面に相当するが、パ
ネルが完全にチルトアップした状態を示す断面図である
。 第11a図はパネルがチルトアップを完了した状態の概
略を示す側面図、第11b図はパネル全閉状態を示す概
略側面図、第11c図はパネルが降下してスライド開に
入る状状態を示す概略側面図、第11d図はパネルがス
ライド全開したときの概略側面図である。 第12a図は、ケーブル駆動機構の拡大平面図であり、
一部は破断して示す。第12b図は第12a図のXII
B−XIIB線断面図、第13図は第12b図に示す回
転軸15の分解斜視図である。 第14図は第12a図および第12b図に示すカム20
とリミットスイッチ200a、200bとの、パネル間
、閉状態における+相対関係と、カム20の回転とりミ
ットスイチ200a、200bの開、閉とを示す説明図
である。 第15図は、リミットスイッチ200a、200bの開
、閉に応じた動作モード信号に応じて、また開、閉指示
スイッチの操作に応じてパネル開閉駆動モータを付勢す
る電気回路を示す回路図である。 第16a図〜第16f図は該電気回路のマイクロプロセ
ッサ110の制御動作を示すフローチャートである。 機械要素の符号 9:減速機 10、142〜145:歯車11:電気モ
ータ 14:ウオーム 15、17、18:回転軸 19:偏心軸受け20:カ
ム 20a〜20c:溝 21:ルーフ 22:開口 23:ルーフパネル(開口覆材) 24、25:駆動ケーブル 26:ブラケット28:フ
ロントガイド 29:フロントシユー36:ガイドスロ
ット 30:ガイドリンク41:リヤシユー 43:ガ
イドピン 44:ガイドレール 45:ブロック 47:傾斜溝 52:ストッパー片 201:遊星歯車 210:ケーシング内歯202:ピ
ン 200a、200b:リミットスイッチ(信号発生手段
)電気回路要素の符号 110:マイクロプロセッサ(開、閉制御手段)231
、232:リレー接片 233、234:リレーコイル
240:抵抗器(負荷を検出する手段)230、250
:モータドライバ SWMO、SWO、SWMC、SWC、SWD、SWU
:開、閉指示スイッチ260:フィルタ回路 270:
増幅回路290:パワーオンリセット回路 310:定電圧回路 320:加算回路 330:遅延回路 340:記憶回路 360:遅延検知レベルチェック回路 370:比較器 380:ブザードライバ(警報ドライバ)390:ブザ
ー(警報手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電気モータおよび該電気モータの正逆転に応じて
    開口覆材を開閉駆動する開閉機構を備える電動駆動機構
    ; 開閉機構の運動に応じた電気信号を発生する信号発生手
    段; 開閉機構の負荷を検出する手段; 過負荷参照値を設定する参照値設定手段;開閉桟面の負
    荷を参照値と比較して過負荷を検出する手段; 電気モータを正逆転付勢するモータドライバ;開口覆材
    の開、閉を指示する開、閉指示スイッチ手段; 警報手段; 警報手段を付勢する警報ドライバ;および開、閉指示ス
    イッチ手段の操作および信号発生手段の信号に応じて電
    気モータの正、逆転および停止をモータドライバに指示
    し;信号発生手段の信号を参照してそれが所定開度範囲
    を示しかつ電気モータが全開に向けての駆動であるとき
    は常に、警報を警報ドライバに指示し;過負荷検出時に
    は電気モータの停止をモータドライバに指示する開閉制
    御手段; を備える、開口覆材の自動開閉装置。
  2. (2)信号発生手段は、電動駆動機構に結合され電気モ
    ータの回転に連動して回転し、円周面にスイッチ作動用
    の凹凸を2段に形成した円板状のスイッチ作動カム、お
    よび、スイッチ作動用の凹凸の一方に対向して配置され
    該凹凸により開、閉駆動される第1のスイッチおよび他
    方の凹凸に対向して配置され該凹凸により開、閉駆動さ
    れる第2のスイッチでなり、これらのスイッチの開、閉
    信号で前記所定開度範囲に1区分のモードを割り当てた
    、他とは区別できる4区分の開、閉モードを示すもので
    ある前記特許請求の範囲第(1)項記載の、開口覆材の
    自動開閉装置。
  3. (3)開閉制御手段は、開口覆材の閉駆動時に第1およ
    び第2のスイッチの発生信号で示されるモードが、前記
    所定開度範囲を示すものとは異なるモードを示すものか
    ら前記所定開度範囲を示すものに変ったときに電気モー
    タの一時停止をモータドライバに指示する前記特許請求
    の範囲第(2)項記載の、開口覆材の自動開閉装置。
  4. (4)電動駆動機構は、電気モータおよび該電気モータ
    の正逆転に応じて開口覆材をチルト開閉駆動およびスラ
    イド開閉駆動する開閉機構を備える前記特許請求の範囲
    第(1)項、第(2)項又は第(3)項記載の、開口覆
    材の自動開閉装置。
  5. (5)開閉制御手段は、一時停止の間警報を警報ドライ
    バに指示する前記特許請求の範囲第(3)項記載の、開
    口覆材の自動開閉装置。
  6. (6)開閉制御手段は、一時停止のときの警報の指示は
    比較的に長い周期で間欠的に与え、開口覆材の前記所定
    開度範囲の閉駆動での警報の指示は比較的に短い周期で
    間欠的に与える前記特許請求の範囲第(5)項記載の、
    開口覆材の自動開閉装置。
  7. (7)開閉制御手段は、過負荷を検出してモータを停止
    した時に、警報を警報ドライバに指示する前記特許請求
    の範囲第(5)項又は第(6)項記載の、開口覆材の自
    動開閉装置。
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