JPS60199046A - フツ化ビニリデン樹脂組成物 - Google Patents

フツ化ビニリデン樹脂組成物

Info

Publication number
JPS60199046A
JPS60199046A JP5450084A JP5450084A JPS60199046A JP S60199046 A JPS60199046 A JP S60199046A JP 5450084 A JP5450084 A JP 5450084A JP 5450084 A JP5450084 A JP 5450084A JP S60199046 A JPS60199046 A JP S60199046A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
vinylidene fluoride
fluoride resin
dielectric constant
pvdf
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5450084A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0587534B2 (ja
Inventor
Kakichi Teramoto
嘉吉 寺本
Takeya Mizuno
斌也 水野
Naohiro Murayama
村山 直廣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kureha Corp
Original Assignee
Kureha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kureha Corp filed Critical Kureha Corp
Priority to JP5450084A priority Critical patent/JPS60199046A/ja
Publication of JPS60199046A publication Critical patent/JPS60199046A/ja
Publication of JPH0587534B2 publication Critical patent/JPH0587534B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術の背景 本発明はフッ化ビニリデン樹脂とポリエーテルとからな
る組成物に関するものQあり、特にフッ化ビニリデン樹
脂とポリエーテルとからなる誘電特性に優れた新規な組
成物に関するものr4Toる。
フッ化ビニリデン樹脂(以下PVDFと略記する)紘合
成樹脂の中1も耐薬品性、耐候性、耐摩耗性、電気的I
F!i性に優れ且つフッ素樹脂の中では特に加工性に富
んでいるので広く成形物として用いられている。このP
VDF4C相溶性のある熱可塑性樹脂を混合しその性質
を更に改善しようとする試み、11従来から行なわれ、
PVDFにポリ酢酸ビニル。
ポリメチルメタクリレート、ポリメチルアクリレート、
ポリビニルメチルケトン等を配合した成形組成物が知ら
れておシ、これらの熱可塑樹脂の添加によるPvDFの
加工性、機械的性質の向上が報告されている。
一方、PVDFは近年誘電体材料として実用化されつつ
あるが、PVDFの誘電率は非常に優れているものの誘
電正接(tanりが比較的大色く、また高温における誘
電率(C′)が大きくなり誘電率の温度特性がポリスチ
レン、ポリエチレンテレフタレート等信の誘電体材料に
較べて劣っている。
各温度における誘電率の値が広い温度範囲に亘って比較
的均一でおることはその材料がコンデンサーとして用い
られた場合、その電気回路が安定に作動する温度領域が
広がるため温度の変化による誤操作などを防ぐことが可
能となシ望ましいことt’ある。
発明の[要 本発明等はこのPVDFの誘電特性を他の1塑性樹脂と
混合することにょシ改善すぺ〈鋭意検討した結果、PV
DFにポリエーテルを一定の割合マ混合することによシ
誘電率がポリエチレンテレフタレートよシ優れ、且つ誘
電率の値が広い温度範囲、に亘って比較的均一となるの
みならず誘電正接はPVDFよシも小さいという優れた
誘電特性を有する組成物が得られることを見出した。
一般にポリエーテル、特にポリオキシメチレンもしくは
ポリエチレンオキシドは非常に高い結晶化度をもつため
、これらのポリエーテルとPVDFが充分な相溶性をも
って混合すると鉱従来予測されておらず、そのためのP
VDFとプリエーテルとからなる組成物は未だ知られて
ぃなかった。本発明はこのようなポリエーテルがPVD
Fと充分な相溶性をもち、しかもその混合物は容易にフ
ィルム状に成形することができるばがシ1な(、#フィ
ルムの電気的性質が極めて優れていることを見出したこ
とに基づくものである。
3、発明の詳細な説明 以下本発明の詳細な説明する。
本発明の組成物に使用されるPVDFとしてはフッ化ビ
ニリデンホモポリマーもしくはフッ化に’二すデン及び
これと共重合可能なエチレン系不飽和単量体の共重合体
があげられる。フッ化ビニ9グンと共重合可能衣エチレ
ン系不飽和単量体としてはフッ化ビニル、トリフロロエ
チレン、モノクロロトリフロロエチレン、四フッ化エチ
レン、六フッ化プロピレン等のフッ素系単量体が好まし
く使用される。これらのフッ化ピ=jJデン共重合体に
おいてフッ化ビニリデンFi60モル%以上含まれてい
ることが望ましい。
ぼりエーテルとはエーテル結合を主鎖中に含む線状高分
子化合物を称゛シ1例えばポリオキシメチレン、デリマ
アセトアルデヒド、ポリエチレンオキシド、ポリプロピ
レンオキシド、シクロオキサブタンx倉体、δ、トジク
ロルメチルオキサシクロブタン重合体等が単独もしく紘
2種類以上混合して用いられるが、その電気的特性の優
れている点からポリオキシメチレンが好ましく使用され
る。
PVDFとポリエーテルはPVDF95〜i$o重量%
とポリエーテル5〜70重量%、好ましくはPVDF7
0〜40重量%とlジエーテル60〜60重量%の割合
1用いられる。PVDFの割合が前記範囲の上限値であ
る95重量%よりも多いと誘電率の温度特性が悪くなシ
、又下限値′1%ある60重量%よりも少ないと誘電率
が低下してしまい本発明の組成物として使用1きなくな
る。
本発明の組成物は成形性にも優れており、加熱成形によ
り各種の成形体に成形され、特にフィルムないしシート
状成形品にすることが可能″+4ある。
フィルムないしシート化のための加熱成形法としては一
般の公知の成形法が用いられ、たとえば熱プレス、エク
ストル−ター、カレンダーロール、インフレーション法
等による加熱成形が用いられるう特にフィルムに成形す
る場合に杜、更にロール圧延もしくはインフレーション
法により1軸又は多軸に延伸することが可能1ある。1
このようにして得られた本発明の組成物のフィルムは優
れた電気的特性を有する。例えばその誘電率C′は60
ヘルツ(Hz)ffi−60C以上、800以下の温度
において4.5以上の値″t’LJ)、かつ誘電率C′
の温度特性に2(lのC′を基準として各温度のε′の
増減を%で表わしたもの)が−30Cから80C迄の温
度において±25%以下″I’Lj)。
しかも誘電正接tanδの値がPvDF自身の値よシも
小さいという優れた電気的性質を示す。通常PVDFは
誘電率C′の値が広い温度範囲にわたって10以上では
あるが8′の温度特性は不均一で高温度1は30%以上
変動する。又誘電正接tanJの値も比較的高い値を示
す。一方、ポリエーテル、特にプリオキシメチレンは1
′の温度特性は−δOC〜80Cに亘って10%以下の
変動を示すだけであって優れているが、C′の値は4.
0以下と低いため高い誘電率の望まれる分野1は不利と
なる。
本発明の組成物から得られ漸フィルムは、これら両者の
欠点を補った従来知られたフィルムに比し誘電率が高く
、その温度特性が優れ、誘電正接も比較的小さいという
優れた誘電特性を示す屯のでめる。更に1蔦伸したフィ
ルムでは誘電率の温度特性が更に改良されるという利点
を有する。
本発明の組成物はこのように優れた誘電特性をするため
、そのフィルムはコンデンサーフィルム勢として極めて
有用でめる。更にこの組成物は一般の機械部品等の成製
物にも利用することができる。
以下、実施例につき説明するが、本発明の範囲が本実施
例に限定されるもので社ない。
実施例1 ポリオキシメチレン(プリプラスチックス■製。
商品名ジュラコンUIO−01)とIリッツ化ビニリデ
ン(呉羽化学■製、商品名KF#1000 ’)を重量
%でso : soの割合に混合し、ダイ出口約210
℃でインフレーション法により厚さ10μのフィルムに
成形した。
このフィルムにアル電ニウム蒸着により電極をつけ、δ
OHzにおける各温度のlおよびtanδの値を測定し
た。この結果を表−1に示す。尚Δε′120℃におけ
るε′に対する各温度のε′の増減を外で表わしたもの
でおる。
表1の結果から、フィルムのlの値はぼりブレンドによ
ってPVDFよりも低下するが、従来コンデンサーとし
てよく用いられているポリスチレンやIリエチレンテレ
フタレートにくらべると大きく、また温度特性はPVD
Fにくらべ格段に改良されていることがわかる。
実施例2 実施例1で得られたフィルムを温度120℃。
速度50%/−で2倍に延伸した。との延伸されたフィ
ルムの各温度におけるε′およびtanδの測定値を表
−2に示す。
表−2 表−2の結果から、実施例2で得られたフィルムは実施
例1のフィルムにくらべて高温側でε′の温度特性の改
善されていることがわかる。
実施例6 実施例1と同様の方法でポリオキシメチレンとポリフッ
化ビニリデンを重量%で40:60の割合に混合し、実
施例1と同様の方法で厚さ15μのフィルムを得た。こ
のフィルムの各温度におけるメ、Δε’L tanδの
値を測定し、その結果を表−3に示す。
表−6 表−3の結果から、実施例δで得られたフィルムが優れ
た静電特性を有する仁とがわかる。
比較例1 1リオキシメチレン(ジュラコンU10−01)の薄膜
を実施例1と同様にインフレーション法によって製造し
た。得られたフィルムの厚さは6μであった。このフィ
ルムの各温度におけるε′、Δε′。
tanδの測定値を表−4に示す。
表−4 表−4の結果から、このフィルムは温度特性の点ではす
ぐれているが、6′の値が低いために用途の制限される
点で本発明の組成物よりも著しく不利でおる。
比較例2 ポリフッ化ビニリデン(KF#1000)を実施例1と
同様な方法で薄膜化し、得られた厚さ5μのフィルムの
各温度における6′、Δ6’、 tlnδの測定値を表
−5に示す。
表−5 表−5の結果から、ポリフッ化ビニリデンのε′値は他
の高分子物質、特にコンデンサーとして従来用いられて
いるものにくらべてすぐれた値を示しているが、温度特
性は本発明の組成物に比較して不均一でおり、tanδ
も大きい欠点がある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)フッ化ビニリデン樹脂95〜50重量5とポリエー
    テル5〜70重量外とからなるフッ化ビニリデン樹脂組
    成物。 2)/リエーテルがポリオキシメチレン1ある特許請求
    の範囲第1項記載のフッ化ビニリデン樹脂組成物。
JP5450084A 1984-03-23 1984-03-23 フツ化ビニリデン樹脂組成物 Granted JPS60199046A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5450084A JPS60199046A (ja) 1984-03-23 1984-03-23 フツ化ビニリデン樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5450084A JPS60199046A (ja) 1984-03-23 1984-03-23 フツ化ビニリデン樹脂組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60199046A true JPS60199046A (ja) 1985-10-08
JPH0587534B2 JPH0587534B2 (ja) 1993-12-17

Family

ID=12972351

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5450084A Granted JPS60199046A (ja) 1984-03-23 1984-03-23 フツ化ビニリデン樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60199046A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5306772A (en) * 1991-02-18 1994-04-26 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. Polyacetal resin composition and its molded article
WO2009116527A1 (ja) 2008-03-19 2009-09-24 ダイキン工業株式会社 高誘電性フィルム形成用のコーティング組成物および高誘電性フィルム
WO2011089948A1 (ja) 2010-01-20 2011-07-28 ダイキン工業株式会社 高誘電性フィルム
WO2012039424A1 (ja) 2010-09-22 2012-03-29 ダイキン工業株式会社 フィルムコンデンサ用フィルムおよびフィルムコンデンサ
KR20180030144A (ko) 2015-07-17 2018-03-21 다이킨 고교 가부시키가이샤 필름
WO2018139264A1 (ja) 2017-01-25 2018-08-02 株式会社クレハ フッ化ビニリデン系樹脂フィルム
WO2018139262A1 (ja) 2017-01-25 2018-08-02 株式会社クレハ フッ化ビニリデン系樹脂フィルム
KR20190045245A (ko) 2016-09-28 2019-05-02 다이킨 고교 가부시키가이샤 필름

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5306772A (en) * 1991-02-18 1994-04-26 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. Polyacetal resin composition and its molded article
WO2009116527A1 (ja) 2008-03-19 2009-09-24 ダイキン工業株式会社 高誘電性フィルム形成用のコーティング組成物および高誘電性フィルム
WO2011089948A1 (ja) 2010-01-20 2011-07-28 ダイキン工業株式会社 高誘電性フィルム
WO2012039424A1 (ja) 2010-09-22 2012-03-29 ダイキン工業株式会社 フィルムコンデンサ用フィルムおよびフィルムコンデンサ
US9156930B2 (en) 2010-09-22 2015-10-13 Daikin Industries, Ltd. Film for use in film capacitors, and film capacitors
US10745531B2 (en) 2015-07-17 2020-08-18 Daikin Industries, Ltd. Film
KR20180030144A (ko) 2015-07-17 2018-03-21 다이킨 고교 가부시키가이샤 필름
US11479647B2 (en) 2016-09-28 2022-10-25 Daikin Industries. Ltd. Film including a fluoropolymer
KR20190045245A (ko) 2016-09-28 2019-05-02 다이킨 고교 가부시키가이샤 필름
WO2018139264A1 (ja) 2017-01-25 2018-08-02 株式会社クレハ フッ化ビニリデン系樹脂フィルム
KR20190076012A (ko) 2017-01-25 2019-07-01 가부시끼가이샤 구레하 불화 비닐리덴계 수지 필름
KR20190065361A (ko) 2017-01-25 2019-06-11 가부시끼가이샤 구레하 불화 비닐리덴계 수지 필름
US10988586B2 (en) 2017-01-25 2021-04-27 Kureha Corporation Vinylidene fluoride resin film
US11136440B2 (en) 2017-01-25 2021-10-05 Kureha Corporation Vinylidene fluoride resin film
WO2018139262A1 (ja) 2017-01-25 2018-08-02 株式会社クレハ フッ化ビニリデン系樹脂フィルム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0587534B2 (ja) 1993-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3976612A (en) Polyethylene composition
GB1589746A (en) Piezoelectric element and a process for the production thereof
EP0130700B1 (en) Polymer dielectric
US4435475A (en) Dielectric film
JPS60199046A (ja) フツ化ビニリデン樹脂組成物
US5444124A (en) Compatibilized fluoropolymer/aromatic polyester thermoplastic polyblends
DE2331596C3 (de) Verfahren zur Herstellung von thermoplastischen, elastomeren Copolyätherestern
JPS60108455A (ja) ポリフツ化ビニリデン樹脂組成物
KR960007318B1 (ko) 고충격 강도의 중합체 조성물
JPH01101352A (ja) メタクリレート重合体と弗化ビニリデン−六弗化プロピレン共重合体とから成るポリマーブレンド及び成型品
US4577005A (en) Polymeric dielectric material
WO1996026980A1 (en) Thermoplastic fluoro resin compositions and moulded articles produced therefrom
US3112290A (en) Vinyl chloride polymer and ethylene/vinyl chloride polymer compositions and processes
US5221580A (en) Granules of coated vinyl acetate/ethylene copolymer, process for producing them and their use as adhesives
JPH02307747A (ja) 極性ポリマー層に結合されたフッ化ビニリデンポリマー層を含む多重ポリマー層を有する構造物
JPS632296B2 (ja)
US4889892A (en) Flexible compositions based on vinyl chloride polymers comprising poly-ε-caprolactone
US3330884A (en) Polymeric ultraviolet light-absorbers prepared by condensation of hydroxybenzophenones and carbonyl compounds
US3655830A (en) Compatible mixtures of methyl methacrylate polymer and high molecular weight ethylene oxide polymer
JPS60230306A (ja) コンデンサ−用二軸配向ポリエステルフイルム
US3661866A (en) High strength polystyrene
DE1694449C3 (de) Verwendung eines Mischpolymers aus Acrylnitril und Styrol zur Herstellung von orientierten Filmen
KR840004449A (ko) 압전 중합재료
JPS639674B2 (ja)
JPS59230208A (ja) 高分子誘電体