JPS60197857A - モリブデン板 - Google Patents
モリブデン板Info
- Publication number
- JPS60197857A JPS60197857A JP5330684A JP5330684A JPS60197857A JP S60197857 A JPS60197857 A JP S60197857A JP 5330684 A JP5330684 A JP 5330684A JP 5330684 A JP5330684 A JP 5330684A JP S60197857 A JPS60197857 A JP S60197857A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molybdenum
- plate
- temperature
- ingot
- recrystallization
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は高温で使用されるモリブデン板に関するもので
ある。
ある。
一般に、粉末冶金法で製造されるモリブデン板は純モリ
ブデンによって形成されている。この場合、モリブデン
の再結晶開始温度は約１０００℃であるから、モリブデ
ン板が１０００℃以上で使用されると、再結晶粒子の成
長によって材料の脆化がおこったシ、定温での荷重によ
シ材料に変形が生じやすくなる。この性質は粉末冶金法
で製造されるモリブデン特有の性質である。これは再結
晶されたモリブデン材料が一般金属（Ａｕ 、Ａｇ 、
Ｃｕ 、 Ｆｅｅｔｃ、）と比較して結晶粒界の強度
において著しく低いためである。このことを考慮して、
モリブデン材料は圧延加工などで粒界強度を加工硬化に
よシ強化して、再結晶温度以下で塑性加工を施し使用さ
れている。一般金属の場合の再結晶処理の目的は、はじ
めの加工組織をすっかり新しくする（−次男結晶）こと
によシ軟化することを利用して加工を容易にすることに
あるが、モリブデン材料の場合は、再結晶温度（約１０
００℃）以上で加熱され再結晶組織となると粒界の強度
が極端に低下し、室温付近では塑性加工が困難となる。
ブデンによって形成されている。この場合、モリブデン
の再結晶開始温度は約１０００℃であるから、モリブデ
ン板が１０００℃以上で使用されると、再結晶粒子の成
長によって材料の脆化がおこったシ、定温での荷重によ
シ材料に変形が生じやすくなる。この性質は粉末冶金法
で製造されるモリブデン特有の性質である。これは再結
晶されたモリブデン材料が一般金属（Ａｕ 、Ａｇ 、
Ｃｕ 、 Ｆｅｅｔｃ、）と比較して結晶粒界の強度
において著しく低いためである。このことを考慮して、
モリブデン材料は圧延加工などで粒界強度を加工硬化に
よシ強化して、再結晶温度以下で塑性加工を施し使用さ
れている。一般金属の場合の再結晶処理の目的は、はじ
めの加工組織をすっかり新しくする（−次男結晶）こと
によシ軟化することを利用して加工を容易にすることに
あるが、モリブデン材料の場合は、再結晶温度（約１０
００℃）以上で加熱され再結晶組織となると粒界の強度
が極端に低下し、室温付近では塑性加工が困難となる。
これは、再結晶すると伸びが殆んど０％になるという一
般金属材料とは異なった性質を有するからである。この
ため、室温付近などで行なう塑性加工用材料には再結晶
温度以下で残留歪除去の焼鈍を施して使用している。ま
た、温間で各種の塑性加工を行なう場合にも、−次男結
晶温度以下で残留歪除去の目的で焼鈍処理を行ない使用
するのが通例のため、純モリブデン系では熱処理による
性質改善などについては殆んど行なわれていなかった。
般金属材料とは異なった性質を有するからである。この
ため、室温付近などで行なう塑性加工用材料には再結晶
温度以下で残留歪除去の焼鈍を施して使用している。ま
た、温間で各種の塑性加工を行なう場合にも、−次男結
晶温度以下で残留歪除去の目的で焼鈍処理を行ない使用
するのが通例のため、純モリブデン系では熱処理による
性質改善などについては殆んど行なわれていなかった。
モリブデン材料の高温における性質を改善するためには
古くから合金化や、微量添加剤の添加（以下ドーグと称
する）による強化方法がもっばら研究されておシ、熱処
理によってモリブデン材料の高温における性質を改善す
ることについては全く考慮されていなかった。
古くから合金化や、微量添加剤の添加（以下ドーグと称
する）による強化方法がもっばら研究されておシ、熱処
理によってモリブデン材料の高温における性質を改善す
ることについては全く考慮されていなかった。
本発明はモリブデン材料の高温使用時の性質改善の１つ
である耐変形に係る熱処理方法を提供するものである。
である耐変形に係る熱処理方法を提供するものである。
以下２図面を参照して本発明を説明する。
デ
純モリブデン粉と一般的なドーグ剤を台皿量比で０．２
チドープしたモリブデン粉を用意した。これらを通常の
粉末冶金法によシ型押、焼結を行ない角柱状インゴット
（第１図）を作成した。これら純モリブデンとドーグモ
リブデンの二種のインゴットについて１２００〜１４０
０℃に加熱し、熱間鍛造を行なった。次に、１０００℃
以上にて徐々に加工温度を下げながら圧延加工を施し、
１禦厚さ・の圧延モリブデン板材（第２図）を得た。こ
れらの圧延板を更に種々の温度で熱処理した。
チドープしたモリブデン粉を用意した。これらを通常の
粉末冶金法によシ型押、焼結を行ない角柱状インゴット
（第１図）を作成した。これら純モリブデンとドーグモ
リブデンの二種のインゴットについて１２００〜１４０
０℃に加熱し、熱間鍛造を行なった。次に、１０００℃
以上にて徐々に加工温度を下げながら圧延加工を施し、
１禦厚さ・の圧延モリブデン板材（第２図）を得た。こ
れらの圧延板を更に種々の温度で熱処理した。
第３図を参照すると、熱処理温度と結晶粒の大きさとの
関係が示されておシ、−次再結晶温度以下の温度（９０
０℃）では、結晶粒の大きさは約０．５簡程度である。
関係が示されておシ、−次再結晶温度以下の温度（９０
０℃）では、結晶粒の大きさは約０．５簡程度である。
１０００℃〜１７００℃の温度範囲では、結晶粒の大き
さは約５ｍ以下である。約１８００℃の二次再結晶温度
になると、結晶粒は更に大きくなり、１〜５ｃｎ１に達
する。この傾向は純モリブデン材料及びドーグモリブデ
ン材料とも同様であった。
さは約５ｍ以下である。約１８００℃の二次再結晶温度
になると、結晶粒は更に大きくなり、１〜５ｃｎ１に達
する。この傾向は純モリブデン材料及びドーグモリブデ
ン材料とも同様であった。
熱処理の結果得られた試料■〜■の高温における変形量
を比較した。試料■及び■は第４図に示すように、−次
男結晶温度（約１０００℃）より低い９００℃で２時間
熱処理した試料、試料■及び■は一次再結晶よシ若干上
の１２００℃で２時間熱処理した試料、及び試料■及び
■は１５００ｔｌ：で２時間熱処理した試料であシ、こ
れらはいずれも二次再結晶温度以下の熱処理を受けてい
る。
を比較した。試料■及び■は第４図に示すように、−次
男結晶温度（約１０００℃）より低い９００℃で２時間
熱処理した試料、試料■及び■は一次再結晶よシ若干上
の１２００℃で２時間熱処理した試料、及び試料■及び
■は１５００ｔｌ：で２時間熱処理した試料であシ、こ
れらはいずれも二次再結晶温度以下の熱処理を受けてい
る。
本発明の実施例に係る試料は第４図■及び■に示すよう
に、二次再結晶温度よシ高い温度（約１８００℃）で２
時間熱処理することによって得られた。前述したように
２本発明に係る試料は他の試料■〜■及び■〜■に比べ
て大きな結晶組織を有している。具体的に云えば、試料
■は１〜５αの長さ及び０．１−０．５ ｍ程度の厚さ
を持つ結晶を有していた。また、試料■は試料■と同程
度の長さを持つと共に試料■より厚い結晶を有していた
。
に、二次再結晶温度よシ高い温度（約１８００℃）で２
時間熱処理することによって得られた。前述したように
２本発明に係る試料は他の試料■〜■及び■〜■に比べ
て大きな結晶組織を有している。具体的に云えば、試料
■は１〜５αの長さ及び０．１−０．５ ｍ程度の厚さ
を持つ結晶を有していた。また、試料■は試料■と同程
度の長さを持つと共に試料■より厚い結晶を有していた
。
これらの熱処理を施した圧延板材から第５図に示すよう
な、長方形の試片（１５０ｍＸ２０ｍＸ１．Ｏｍｍ）を
切り出し、第６図に示すように、中心に一定重量の荷重
をのせ、水素雰囲気中にて、各種の温度で５時間の加熱
を行なり、変形量の測定を行ない。
な、長方形の試片（１５０ｍＸ２０ｍＸ１．Ｏｍｍ）を
切り出し、第６図に示すように、中心に一定重量の荷重
をのせ、水素雰囲気中にて、各種の温度で５時間の加熱
を行なり、変形量の測定を行ない。
第７図の如き結果を得た。第７図中の参照数字は第４図
に示す試料番号■〜■に対応している。
に示す試料番号■〜■に対応している。
第７図の結果によれば２本発明の２次再結晶処理を施し
た試料■及び■は各々９本発明以外の熱処理を施した試
料■〜■及び■〜■と比較して優れた耐変形性を示した
。また、１次再結晶温度と２次再結晶温度間の領域で熱
処理を施した試料■〜■及び■〜のは顕著な熱処理効果
が得られず通常のモリブデン材料の残留歪除去の熱処理
条件で熱処理した試料■及び■と同様の変形程度であっ
また１本発明はドープ材を含んだ材料に特に著しい効果
を示した。ドープ材を含んだ材料に本発明の処理を施し
たモリブデン材料は２ｏｏｏ℃付近での実使用にも殆ん
ど変形を示さなかった。
た試料■及び■は各々９本発明以外の熱処理を施した試
料■〜■及び■〜■と比較して優れた耐変形性を示した
。また、１次再結晶温度と２次再結晶温度間の領域で熱
処理を施した試料■〜■及び■〜のは顕著な熱処理効果
が得られず通常のモリブデン材料の残留歪除去の熱処理
条件で熱処理した試料■及び■と同様の変形程度であっ
また１本発明はドープ材を含んだ材料に特に著しい効果
を示した。ドープ材を含んだ材料に本発明の処理を施し
たモリブデン材料は２ｏｏｏ℃付近での実使用にも殆ん
ど変形を示さなかった。
本発明の処理を施したドーグ剤を含むモリブデン板をア
ルミナセラミック又はウラン酸化物等の焼成用敷板とし
て使用したところ、従来の５〜１０倍の寿命となシ、著
しい経済効果が見出せた。又。
ルミナセラミック又はウラン酸化物等の焼成用敷板とし
て使用したところ、従来の５〜１０倍の寿命となシ、著
しい経済効果が見出せた。又。
その優れた耐食−形能のため用い得る板厚も従来の５０
チ程度薄く出来、内容物の容量増加も計れ。
チ程度薄く出来、内容物の容量増加も計れ。
経済的に著しい効果を得る事ができた。
以下余白
第１図はモリブデンインゴットの形状を示す図。
第２図は第１図のインゴットを圧延することによって得
られたモリブデン板材、第３図は熱処理温度と結晶粒の
大きさとの関係を示すグラフ、第４図は試料の熱処理条
件を示す図、第５図はタワミ試験のための試片を示す図
、第６図はタワミ試験の状態を示す図、第７図はタワミ
試験の結果を示７、−１１動参与呼である。 第１図 第２図 第４図
られたモリブデン板材、第３図は熱処理温度と結晶粒の
大きさとの関係を示すグラフ、第４図は試料の熱処理条
件を示す図、第５図はタワミ試験のための試片を示す図
、第６図はタワミ試験の状態を示す図、第７図はタワミ
試験の結果を示７、−１１動参与呼である。 第１図 第２図 第４図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １、二次再結晶温度以上の温度で再結晶処理を施したこ
とを特徴とするモリブデン板。 ２、微量添加元素を合量にして重量比で多くとも０．４
％含むことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のモ
リブデン板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5330684A JPS60197857A (ja) | 1984-03-19 | 1984-03-19 | モリブデン板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5330684A JPS60197857A (ja) | 1984-03-19 | 1984-03-19 | モリブデン板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60197857A true JPS60197857A (ja) | 1985-10-07 |
Family
ID=12939032
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5330684A Pending JPS60197857A (ja) | 1984-03-19 | 1984-03-19 | モリブデン板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60197857A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114669620A (zh) * | 2022-03-08 | 2022-06-28 | 成都联虹钼业有限公司 | 一种精密陶瓷烧结用承烧钼板及其制备工艺 |
-
1984
- 1984-03-19 JP JP5330684A patent/JPS60197857A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114669620A (zh) * | 2022-03-08 | 2022-06-28 | 成都联虹钼业有限公司 | 一种精密陶瓷烧结用承烧钼板及其制备工艺 |
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