JPS60190331A - 高度に2軸配向されたアクリル樹脂フイルム及びシ−ト - Google Patents

高度に2軸配向されたアクリル樹脂フイルム及びシ−ト

Info

Publication number
JPS60190331A
JPS60190331A JP4538784A JP4538784A JPS60190331A JP S60190331 A JPS60190331 A JP S60190331A JP 4538784 A JP4538784 A JP 4538784A JP 4538784 A JP4538784 A JP 4538784A JP S60190331 A JPS60190331 A JP S60190331A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
biaxially oriented
acrylic resin
sheets
molding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4538784A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kataoka
片岡 紘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Corp
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Asahi Kasei Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd, Asahi Kasei Kogyo KK filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP4538784A priority Critical patent/JPS60190331A/ja
Priority to US06/681,791 priority patent/US4668729A/en
Publication of JPS60190331A publication Critical patent/JPS60190331A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C55/00Shaping by stretching, e.g. drawing through a die; Apparatus therefor
    • B29C55/02Shaping by stretching, e.g. drawing through a die; Apparatus therefor of plates or sheets
    • B29C55/18Shaping by stretching, e.g. drawing through a die; Apparatus therefor of plates or sheets by squeezing between surfaces, e.g. rollers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C37/00Component parts, details, accessories or auxiliary operations, not covered by group B29C33/00 or B29C35/00
    • B29C2037/92Lubricating
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29KINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
    • B29K2995/00Properties of moulding materials, reinforcements, fillers, preformed parts or moulds
    • B29K2995/0037Other properties
    • B29K2995/005Oriented

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は高度に2軸配向されたアクリル樹脂フィルム及
びシートに係る。更に詳しくは、アクリル1s4rfr
4が木来有する耐候性、硬さ、透明性等を保持したまま
、耐衝撃性、耐化学薬品性等を著しく向上させた強靭な
アクリル樹脂フィルム及びシートに係る。
アクリル樹脂は透明性、耐候性、硬さ、剛性に優れ、広
く車輌用、建築用等のグレージング材用途に使用されて
いる。しかし、衝撃に対して弱く、耐候性、硬さ、剛性
を保持したまま耐衝撃性、耐化学薬品性を向上させたア
クリルシートが要求されている。これまで耐衝撃性を改
良したアクリルシートとしては、アクリ、ル樹脂にゴム
成分を共重合することが行われているが、しかしゴム成
分を共重合することにより耐候性、硬さ、剛性が低下す
る。又、アクリル樹脂を2軸配向することも行われてい
るが十分でない。
本発明は高分子量アクリル樹脂を高度に2軸配向させた
薄肉シートあるいはフィルムであり、耐衝撃性、耐化学
薬品性を著しく向上させた新規な成形品である。
アクリル樹脂を2軸延伸する方法として、これまで引張
り成形法と圧縮成形法が報告されている。引張り成形法
として数件の報告があるが、代表的なものは厚肉シート
を成形するUSP 29188118と薄肉シートを成
形するtlsP 42282B?である。圧縮成形法と
してUSP 3f132841等がある。
USP 2918898等の引張り成形法で成形された
アクリル樹脂の2軸配向シートは、延伸によりシート内
部に空洞個所が生じ、配向による物理的性質の向上と空
洞個所生成による物理的性質の低下が共存し、ある延伸
倍率の時に物理的性質が最高に達し、それを越すと物理
的性質は低下してゆくと報告されている。(Kunst
stoff Handbuch、 IX。
P、?88〜792)又、この成形法ではバッチ式(非
連続式)で成形され、もっばら航空機の風防に使用する
厚肉シートが成形されている。USP42282B?で
は引張り成形法で薄肉2軸配向シートを成形することを
示しているが、アクリル樹脂のメルトインデー/ クス
(ASTM: D 123B−70−1条件、以後Ml
と略称)が0.5〜12g/10分のものが成形でき、
0.5g/10分未満のものは成形が困難になるとされ
ている。
USP 3832841等に示される圧縮成形法には、
厚肉のアクリル樹脂素地を潤滑された圧縮金型により圧
縮して2軸配向することが示されているが、しかしこの
圧縮成形法で得られる2軸配向シートは1mm厚以上の
厚肉シートに限られ、1mm厚未満の薄肉シートの成形
は困難である。すなわち、圧縮成形法では成形シートが
薄くなる程、成形に必要な圧縮力は大きくなり、圧縮力
に比例して樹脂素地と金型内表面との摩擦力も大きくな
り成形は困難になる。USP 3832841では樹脂
素地当りの圧縮力が300〜BOOpsi (21〜4
2kg/c+o2)と小さく、従って延伸速度は小さく
、延伸倍率も3倍以下と小さく、成形されたシートの配
向度合を示すオリエンテーションリリースストレス(以
後OR5と略称)も小さな厚肉シートのみの成形ができ
る。
本発明は、従来成形が困難であった高度に2軸配向され
た薄肉シート及びフィルムの新規な圧縮成形法を開発し
た結果得られたものである。本発明は、メルトインデッ
クス(ASTM D 1238−70−1)0.5g/
10分未満の高分子量アクリル樹脂を成形後のシート当
り 43kg/cm2以」−の高圧下で2軸配向された
、平均オリエンテーションリリースストレスが15kg
/am2以上の高度に2軸配向された1mm厚未満のア
クリル樹脂フィルム及シートである。
本発明で述べるアクリル樹脂とはメチルメタクリレート
 (以後HMA と略称)を主成分とする重合体であり
、H共重合体(以後PMMAと略称) 、 HMAを含
有する共重合体、PMMAあるいはHMA共重合体に他
ポリマーを配合したポリマーブレンド、その他各種の配
合物を添加したもの等である。
MMA共重合体にはHMAとアルキルアクリレート共重
合体(以後Go(HMA−AA)と略称)が良好に使用
できる。アルキルアクリレートとしてメチルアクリレー
ト、エチルアクリレート、プロピルアクリレート、ブチ
ルアクリレート、2−エチルへキシルアクリレート等の
1〜10重量%共重合体が良好に使用できる。HMA−
無水マレイン酸−スチレン3元系共重合体、HMA−メ
チルメタアクリルアミド共重合体等の耐熱アクリル樹脂
も良好に使用できる。
この他、HMAとスチレン、スチレン誘導体、アクリロ
ニトリル、メタクリレートリル、アクリル酸、メタクリ
ル酸、の1種あるいは2種以上の共重合体が使用できる
。アクリル樹脂には各種添加物を配合することができる
。染顔料、紫外線吸収剤、熱線吸収剤、熱線反射剤、熱
安定剤、難燃剤、ガラス繊維等を配合することができる
。これ等添加物によりシートの透明性あるいは透光性を
大きく低下させないことが好ましく、添加物及びアクリ
ル樹脂を適宜選択して使用することが好ましい。
本発明に使用できるアクリル樹脂はメルトインデックス
(ASTM D 1238−70−1、以後Mlと略称
)0.5g/10分未満の高分子量体であり、好ましく
は重量平均分子量が50万以上の超高分子量体である。
重量平均分子量50万以上のアクリル樹脂のMIは0.
1g/10分以下である。アクリル樹脂は分子量が大き
くなる程、耐化学薬品性が良くなり、超高分子量体にな
ると更に良くなる。又、分子量が大きくなる程、2軸配
向による性能向上が大きくなり、超高分子量体を高度に
2軸配向することにより、耐衝撃性、耐化学薬品性が著
しく改良される。超高分子量体はセルキャスト法で容易
に重合できる。
本発明のシート及びフィルムには平均OR9が15kg
/am2以上の高度な2軸配向がかけられている。好ま
しくは20〜40kg/c+s20’) OR9である
OR3の測定法はASTM D 1504に準拠した。
OR3はフィルム及びシートの配向分子が加熱によりも
との状態にもどろうとする際に発生する応力であり、配
向度合を示すものである。
本発明のアクリル樹脂フィルム及びシートは成形後の成
形品当り 43kg/Cm2以上の高圧下で2軸配向さ
れる。高圧下で2軸延伸することにより、高配向度の優
れた2軸配向シート及びフィルムが得られる。高圧下で
2軸延伸することによりシート及びフィルム内部に生ず
る空洞が減少することが、優れた性能の2軸配向シート
及びフィルムが得られる原因と推測される。好ましくは
成形後の成形品当り BOkg/Cm2以上の高圧下で
、更に好ましくは80〜200kg/cm2の高圧下で
2軸配向することが好ましい。この様な高圧下での成形
は圧縮成形により2軸配向することにより実施できる・
本発明のアクリル樹脂フィルム及びシートは1mm厚未
満であり、好ましくは1107t〜Q 、 7mmの厚
さである。この様な薄肉2軸配向シートを圧縮成形によ
り成形する技術を開発した結果、本発明のシート及びフ
ィルムが得られた。
本発明のアクリル樹脂フィルム及びシートの表面は鏡面
、梨子地等いずれの状態でも良い。
本発明のフィルム及びシートの2軸延伸倍率は平均OR
9が15kg/Cff12以」二になる様に決められる
が、一般には面積比延伸倍率で2倍以上、好ましくは3
〜10倍である。本発明では2軸延伸と2軸配向は同じ
意味に用いるものとする。
ここに述べる2軸配向とは、はぼ2軸方向に均一に配向
がかけられたもので、若干の2軸方向のOR9差、延伸
倍率の差があるものも含まれるものとする。
本発明のフィルム及びシートには、本発明で規定するア
クリル樹脂層を少なくとも一層とする多層体を含む。本
発明のアクリル樹脂層と接着性を有するポリカーボネー
ト、ポリ塩化ビニル等との多層体は良好に使用できる。
又、本発明の2枚の樹脂層の界面にシートの厚みの1/
10以下の薄層の導電層を設けることにより、シートの
静電気帯電によるほこり付着を低減させることができる
。導電層はシート厚みの1/10以下が好ましく、更に
好ましくはl/10以下0.i p、tn以上である。
電導度が著しく良好な導電層では更に薄い層でも有効で
ある。
ここに述べる導電性を有する層とは、該層の表面固有抵
抗が10+2Ω以下、好ましくは1010Ω以下、更に
好ましくは109Ω以下である。導電性を有する層は、
一般に使用される帯電防止剤の層、多量の帯電防止剤を
練込むことにより導電性が良くなった樹脂層、金、銀、
アルミニウム等の数オンゲスI・ロームから数10オン
グストロームの薄層で透明性を有する金属の薄層等の導
電性を有する薄層である。
本発明の多層シートを使用中に傷がつくのを防止するた
め必要に応じて、シート及びフィルム表面に各種硬化被
膜を塗布することもできる。例えばプラスチックスエー
ジ、9月号、第60〜65頁、1978に記載されてい
る各種硬化被膜が使用できる。
次に本発明のフィルム及びシートを成形する方法につい
て示す。
本発明のフィルム及びシートの成形法は従来の圧縮成形
法を改良したものであり、すなわちアクリル樹脂素地を
圧縮グイ内で圧縮して配向成形品を成形する方法に於て
、 1、グイ内に2層以上の熱可塑性樹脂素地を互に非接着
状態にして重ねて置き、 2、グイ内表面と該樹脂素地表面の界面を潤滑状態にし
、 3、該樹脂素地のガラス転移温度以上、溶融点以下で圧
縮して樹脂素地を配向させ、 4、冷却後グイ内より取り出し、各素地より成形された
配向成形品を互に剥離して2個以上の成形品を得る 配向成形品の圧m成形法である。
ここに述べる2層以上の熱可塑性樹脂素地を互0 に非接着状態にして重ねて置くとは、重ね合せて圧縮成
形後、各素地から成形された配向成形品が互に容易に剥
離できる程度の非接着状態に置くことである。容易に剥
離できるとは、一般には2kg/25mm以下(200
mm/win ) 、すなわち、25 m m 11の
成形品を200+im/winの速度で引っ張った場合
の剥離強度が2kg以下が好ましく、更に好ましくは1
kg以下である。各素地を互に非接着状態に重ねて置く
には、各素地の表面に潤滑剤、離型剤、界面活性剤等を
塗布する方法、各素地の間に素地と非接着性の樹脂フィ
ルムあるいはシートを置く方法、互に非接着性の素地を
交互に置く方法等が良好に用いることができる。
樹脂素地と非接着性の樹脂フィルムあるいはシートを剥
離シートとして各素地の界面に置く方法は特に良好に使
用できる。この場合、非接着性の樹脂フィルムあるいは
シートは、成形時に於て、樹脂素地と粘度が近いことが
好ましく、粘度がl/30〜30倍の範囲にあることが
特に好ましい。
樹脂素地と非接着性樹脂フィルムあるいはシート1 の粘度差が小さいと、圧縮成形で樹脂素地が延伸される
時に、該接着性樹脂フィルムあるいはシートも一緒に安
定に延伸され、均一な配向成形品が得られる。最も好ま
しい非接着性樹脂フィルムあるいはシートは、成形時に
樹脂素地の粘度の1〜20倍であり、且つ平滑表面を有
するフィルムあるいはシートである。樹脂素地より粘度
が大きく、且つ平滑表面を有するフィルムあるいはシー
トを用いると、該フィルムあるいはシートの表面が成形
品表面に転写され、平滑表面の成形品が得られる。
更に梨子地表面の成形品を得る場合には、樹脂素地より
粘度が大きく、且つ梨子地表面を有するフィルムあるい
はシートを用いることによりできる。炭酸カルシウム粉
末やタルク粉末を練込んだポリプロピレンシート等は良
好に使用できる。
非接着性樹脂フィルムあるいはシートの厚さは成形後に
成形品から容易に取り去ることができる厚さが必要であ
る。好ましい厚みは配向成形後で、5〜500 gm 
、更に好ましくは10〜1ooJLm2 の厚みであり、これ以上の厚みは不経済であり、これ以
下の厚みでは剥離が困難になる。
樹脂素地にPMMAを用いた場合には、PMMAと非接
着性で、PMMAの配向成形温度130〜170℃に於
て粘度が近いポリオレフィン、ナイロン等が良好に使用
でき、例えばポリプロピレンホモポリマー、微少のエチ
レンを共重合させたポリプロピレン、ナイロン11、ナ
イロン12、ナイロン6等は良好に使用できる。
グイ内表面と樹脂素地表面の界面を潤滑状態にするには
、グイ内表面に潤滑剤を塗布するか、あるいは及びグイ
内表面と素地の界面に潤滑剤を練込んだシートを存在さ
せることにより潤滑状態にすることができる。
潤滑剤を塗布することが最も一般的であるが、最表層樹
脂に潤滑剤を練込み、ブリードアウトする潤滑剤により
、潤滑することができる。
ここに述べる潤滑剤とは、成形時に於ける粘度が500
0ボイズ以下、好ましくは1000ボイズ以下の流体で
あり、例えば流動パラフィン、ポリジメチ3 ルシロキサン等の各種シリコーン油、ステアリン酸、ス
テアリン酸金属塩等の各種脂肪酸及びその金属塩、各種
界面活性剤、グリセリン、ポリエチレングリコール、低
分子量ポリエチレン、これ等の各流体の混合物等の他、
一般に使用されている潤滑剤が使用できる。 ゛ 樹脂素地のガラス転移温度以上、溶融点以下で圧縮して
配向させるには、重ね合せた素地がグイ内で圧縮力によ
り均一にプラグフローすることにより達成できる。グイ
内表面と樹脂素地表面の界面を良い潤滑状態にすること
により均一なプラグフロー成形ができる。
本発明を図面により説明する。
第1図は圧縮成形により2軸配向シートを成形する経過
を示す。
第2図はGo (HMA−AA)を第1図の方法で2軸
配向シートにした時の2軸配向シート厚みと必要圧縮力
の関係を示す。
第3図は圧縮成形法により本発明の2軸配向シートを成
形する経過を示す。
4 第4図は静電気によるほこり付着防止効果に優れた本発
明の配向シートを成形する経過を示す。
第1図に於て、圧縮グイlの内表面2に潤滑剤を塗布し
、熱可塑性樹脂の板状素地3を置き(1−1) 、該素
地3のガラス転移温度以上、溶融点以下に加熱した後圧
縮して素地3をプラグフローさせて2軸配向させ(1−
2) 、そのまま冷却して2軸配向シート4を得る。2
軸配向シート4を成形するに必要な圧縮力は、樹脂の種
類、延伸温度、延伸倍率、2軸配向シートの厚み等によ
り異る。
第2図は、第1図に示した方法でメチルアクリレート5
重量%のGo (HMA−AA)を140℃で面積比で
5倍に延伸した場合の2軸配向シート厚さと必要圧縮力
の関係を示したものである。2軸配向シート厚さが薄く
なる程、高圧縮力が必要になる。圧縮成形装置は圧縮力
に比例してその製作費は大きくなり、従って薄肉シート
程、その成形費は高くなる。1■以下の薄肉シートの成
形は第1図に示5 した方法では困難である。
第3図はこの様に成形が困難になる薄肉シートの改良さ
れた成形法を示すものである。更に第1図に示す様に1
度に1枚の成形しかできなかった方法を1度に2枚以上
の成形を行い、生産性を向上させるものである。圧縮ダ
イ5の内表面6に潤滑剤を塗布した後、4枚の熱可塑性
樹脂素地7の各界面と両表面に該素地と非接着性のフィ
ルム8を置き、圧縮グイ内に置< (3−])。素地7
のガラス転移温度以上、溶融点以下に加熱した後、圧縮
して素地7をプラグフローさせて4枚の2軸配向シート
9を成形しく3−2) 、そのまま冷却して4枚の2軸
配向シート9を圧縮ダイ5より取り出しく3−3) 、
次いで各2軸配向シートを剥離して更に非接着性のフィ
ルムを配向シートから剥離して、薄肉の2軸配向シート
10を得る(3−4)。
この場合の必要圧縮力は重ね合せた4枚のシートの厚さ
により決り、数多く重ね合せることにより厚肉シートを
成形する圧縮力で成形できる様になる。この重ね合せた
圧縮成形により薄肉の2軸6 配向シートが良好に成形でき、本発明のシート及びフィ
ルムが得られた。
第4図は、圧縮成形法で静電気によるほこり付着防止効
果に優れた本発明の配向シートを成形する経過を示す。
第4図に於て、2枚のアクリル樹脂素地11の間に、該
素地と接着性を有する帯電防止剤を塗布して重ね合せて
、一つの素地とし、この帯電防止剤13を内層に有する
素地を該素地と非接着性フィルム12を積層(4−1)
 、第3図に示した方法で圧縮配向成形を行い、内層に
帯電防止剤13を有する2軸配向シート14を得る(4
−2) 、1 am厚未満の薄肉シートの内層に帯電防
止層を有するシートは、特にほこり付着防止効果に優れ
ている。ここに述べる帯電防止層とは、帯電防止性能を
有する層であり、各種界面活性剤等が良好に使用できる
。ここで云う帯電防止層とは、表面固有抵抗が1012
Ω以下、好ましくは10に+Ω以下、更に好ましくは1
08Ω以下である。
帯電防止層の厚さは、シート厚さの1710以下が好ま
しい。
1 本発明のフィルム及びシートは、耐候性、硬さ、透明性
、耐衝撃性、耐化学薬品性等に優れ、ライニング材、銘
板、液晶表示板等に良好に使用できその経済的効果は大
きい。
実施例1 セルキャスト法で重合した重量平均分子量200万の2
m+e厚の表面平滑なPH)I^レシート樹脂素地とし
、該素地を10枚重ね、その各素地の界面に剥離シート
としてポリプロピレンの1001Lm厚の鏡面シートを
置き、該10枚重ねの厚肉素地を上記ポリプロピレンシ
ートで真空包装して圧縮2軸配向成形の素地とした。第
3図に示した様に、圧縮グイ内表面にポリジメチルシロ
キサンを塗布し、圧縮ダイ及び樹脂素地を150℃に加
熱し、圧縮してプラグフローさせ、面積比で4倍に2軸
配向した。
圧縮ダイを冷却して2軸配向成形品を冷却した後、圧縮
ダイより成形品を取り出し、各成形品を互に剥離し、更
にポリプロピレンを剥離すると表面が平滑な0.5mm
厚の面積比4倍延伸の本発明のPM)4A 2軸配向シ
ートが10枚得られた。
8 上記圧縮成形の必要圧縮力は、成形後の2軸配向シート
当り 9Qkg/cm2であった。
成形サレタ0.5IIIl厚PIIIMA 2軸配向シ
ー)(7)OR3は24kg/am2であった。該シー
トの性能を0.5■厚の無配向PMMA (セルキャス
ト法で重合した超高分子量PMNA)シートと比較して
次表に示した。
なお、測定は全て23°C1相対湿度50%で行なった
9 152− ない ××:1分以内に割れてしまう 2〇 153− 本発明の2軸配向シートは、無配向シートに比較し、透
明性、耐候性は同等、耐衝撃性、耐溶剤性は著しい向上
を示した。
実施例2 セルキャスト法で重合した超高分子量PMMAの各厚み
のシートを用い、実施例1に示した方法で2軸延伸を行
い、各種延伸倍率の0.5■厚シートを得た。各延伸倍
率とOR9、落錐衝撃強度の関係を第5図に示した。O
R3が15kg/cm2を越えると落錯衝撃強度が急速
に増大した。
実施例3 セルキャスト法で重合した超高分子i PMMAの0 
、5mmmm−トを樹脂素地とし、該素地を15枚重ね
、その各素地の界面と上下に、剥離シートとして炭酸カ
ルシウム粉末40重量%配合したポリプロピレンの0.
3mmmm−トを合計16枚置き、全体を高密度ポリエ
チレンシートで真空包装して圧縮2軸配向成形の素地と
した。該素地を用いて実施例1と同様に成形後のシート
当り80kg/c+m2で成形し、0.125+uw厚
の梨子地表面を有する2軸配向1 シートを15枚得た。該2軸配向シートのOR9は22
kg/cm2であり、実施例1に示した2軸配向シート
とほぼ同様の耐候性、耐溶剤性、引張強度、伸びを有し
た優れたシートであった。
【図面の簡単な説明】
第1図は圧縮成形により2軸配向シートを成形する経過
を示す概略説明図である。 第2図はGo(MMA−^A)を第1図の方法で2軸配
向シートにした時の2軸配向シート厚みと必要圧縮力の
関係を示すグラフである。 第3図は圧縮成形法により本発明の2軸配向シートを成
形する経過を示す概略説明図である。 第4図は静電気によるほこり付着防止効果に優れた本発
明の配向シートを成形する経過を示す概略説明図である
。 第5図はPMMAQ、5+ua厚シートの延伸倍率と、
OR5、落錐衝撃強度の関係を示すグラフである。 1.5・・・圧縮グイ、 2 2.6・・・圧縮ダイの内表面、 4.9,10.14・・・2軸配向シート、8.12・
・・素地と非接着性のフィルム。 13・・・帯電防止剤。 出願人 旭化成工業株式会社 代理人 豊 1) 善 雄 3 (f−f) (7−2) 第2図 2軸配向シート湿さ 馬4 (4−1) 因 (4−2) 第5図 皿場比延伸倍率(侶) 手 続 補 正 書・ 昭和59年 5月10 日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1、事件の表示 特願昭59−45387号 2・発明の名称 高度に2軸配向されたアクリル樹脂 フィルム及びシート 3、補正をする者 事件との関係・特許出願人 大阪府大阪市北区堂島浜1丁目2番6号(003)旭化
成工業株式会社 代表取締役社長 宮 # 輝 4、代 理 人 東京都千代田区有楽町1丁目4番1号 三信ビル204号室 電話501−21385、補正の
対象 明細書の「発明の詳細な説明Jの欄 6、補正の内容 (1)明細書第18頁4行目と5行目の間に以下の文章
を挿入する。 「更に本発明シートは無機ガラスにラミネート、あるい
は各種金属シートにラミネートして使用することもでき
る。又、本発明シートを射出成形金型キャビティの内壁
面に固定した状態で、アクリル樹脂、あるいはスチレン
−アクリロニトリル共重合体樹脂を射出して一体化成形
し、本発明シートを表面に有する型物を得ることもでき
る。 本発明の超高分子量PMMAの2軸配向シートを表面に
有するアクリル樹脂型物は、耐衝撃性、耐化学薬品性に
優れ、車輌部品、弱電機器部品等に良好に使用できる。 又、本発明シートの片表面に表面硬化被膜を形成させた
シートを用いて同様に成形したアクリル樹脂の射出成形
型物は安全グレージング材として良好に使用できる。」 手 続 補 正 書 昭和59年 6月18 日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1、事件の表示 特願昭59−45387号 2、発明の名称 高度に2軸配向されたアクリル樹脂 フィルム及びシート 3、補正をする者 事件との関係・特許出願人 大阪府大阪市北区堂島浜1丁目2番6号(003)旭化
成工業株式会社 代表取締役社長 宮 崎 輝 1、代 理 人 東京都千代田区有楽町1丁目4番1号 三信ビル204号室 電話501−21385、補正の
対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 6、補正の内容 (1)明細書第7頁5行目のr ORSの測定法はAS
TM D 1504に準拠した。」をrOR9の測定法
はシート及びフィルムを固定して140℃のシリコンオ
イルに浸漬する方法であり、その他についてはASTM
 D 1504に準拠した。」と訂正する。 (2)同書第7頁8行目の「示すものである。」を「示
すものである。平均OR9とは、各方向のORSの平均
である。」と訂正する。 (3)同書第8頁7行目の「梨子地等いずれの状態でも
良い。」を「梨子地、ソングレア面等いずれの状態でも
良い。」と訂正する。 (4)同書第9頁1行目の「良好に使用できる。」の次
に以下の文章を挿入する。 「更に本発明のアクリル樹脂フィルム及びシートを他の
アクリル樹脂シートにラミネートすることも必要に応じ
てできる。例えば、無配向のアクリル樹脂シートにラミ
ネートすること、あるいは本発明のシートより低い配向
度に2軸延伸されたアクリル樹脂シートにラミネートす
ることができる。本発明シート及びフィルムを直接ラミ
ネートしても良いし、ポリビニルブチラール、エチレン
−ビニルアセテート共重合体等の接着層をはさんでラミ
ネートすることもできる。本発明のシート及びフィルム
は、著しく高い耐衝撃強度、耐化学薬品性を有するため
、他のシートの表面にラミネートすることにより、耐衝
撃強度、あるいは/及び耐化学薬品性を改良することが
できる。航空機の窓ガラスに使用されているアクリル樹
脂シートの外表面に本発明のシートあるいはフィルムを
ラミネートすることにより、耐化学薬品性を改良でき、
空中の硫酸ミストによるクレージング発生も減少させる
ことができる。」 (5)同書第12頁18行目の「良好に使用できる。」
の次に以下の文章を挿入する。 「ポリプロピレン等に添加する炭酸カルシウム、タルク
、硫酸バリウム等の粉末の粒径、添加量を適度に選択す
ることにより、シート表面を梨子地面、ノングレア面等
にすることができる。平均粒径が1舊m以上の炭酸カル
シウム勅書を多量練込んだポリプロピレンシートを用い
ると不透明な梨子地が得られる。平均粒径がlpLm以
下の微粉末を少量練込むと、半透明なシート、ノングレ
アシート等が得られる。」

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)メルトインデックス(ASTM D 1238−
    70−1)0.5g/10分未満の高分子量アクリル樹
    脂を成形後のシート当り 43kg/cm2以上の高圧
    下で2軸配向された平均オリエンテーションリリースス
    トレスが15kg/c層2以上の高度に2軸配向された
    l■厚未満のアクリル樹脂フィルム及びシート
JP4538784A 1983-12-15 1984-03-12 高度に2軸配向されたアクリル樹脂フイルム及びシ−ト Pending JPS60190331A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4538784A JPS60190331A (ja) 1984-03-12 1984-03-12 高度に2軸配向されたアクリル樹脂フイルム及びシ−ト
US06/681,791 US4668729A (en) 1983-12-15 1984-12-14 Process for compression molding of thermoplastic resin and moldings molded by said process

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4538784A JPS60190331A (ja) 1984-03-12 1984-03-12 高度に2軸配向されたアクリル樹脂フイルム及びシ−ト

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS60190331A true JPS60190331A (ja) 1985-09-27

Family

ID=12717855

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4538784A Pending JPS60190331A (ja) 1983-12-15 1984-03-12 高度に2軸配向されたアクリル樹脂フイルム及びシ−ト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60190331A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55148129A (en) * 1979-05-08 1980-11-18 Asahi Chem Ind Co Ltd Methyl methacrylate resin film and sheet with special high-degree structure
JPS5630809A (en) * 1979-08-22 1981-03-28 Asahi Chem Ind Co Ltd Biaxially oriented platelike molding and molding method thereof
JPS57144728A (en) * 1981-03-02 1982-09-07 Asahi Chem Ind Co Ltd New oriented molded article
JPS58171918A (ja) * 1982-04-01 1983-10-08 Asahi Chem Ind Co Ltd 強靭なるアクリルシ−ト

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55148129A (en) * 1979-05-08 1980-11-18 Asahi Chem Ind Co Ltd Methyl methacrylate resin film and sheet with special high-degree structure
JPS5630809A (en) * 1979-08-22 1981-03-28 Asahi Chem Ind Co Ltd Biaxially oriented platelike molding and molding method thereof
JPS57144728A (en) * 1981-03-02 1982-09-07 Asahi Chem Ind Co Ltd New oriented molded article
JPS58171918A (ja) * 1982-04-01 1983-10-08 Asahi Chem Ind Co Ltd 強靭なるアクリルシ−ト

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2673951B2 (ja) ポリ弗化ビニリデンに対して非相溶性なポリマー樹脂に接着可能なポリ弗化ビニリデンと共押出可能な組成物と、この組成物を用いて得られる複合材料
US4668729A (en) Process for compression molding of thermoplastic resin and moldings molded by said process
JPH06340029A (ja) ガラスフィルムと樹脂とよりなる積層板
JP2001030427A (ja) 表面保護用積層フィルムおよびそれからなる積層体
KR20020035178A (ko) 순응성 다층 필름
JPH10291282A (ja) 積層シート又はフィルム及びその成形体
JPH0611536B2 (ja) フッ化ビニリデン樹脂系複合フィルム
CN100509948C (zh) 可与pvdf共挤出且在应力下没有发白现象的组合物
CN111941972B (zh) 一种易粘接型尼龙薄膜及其制备方法、一种尼龙基复合薄膜及其制备方法
WO1992000843A1 (en) Abs/acrylic lamination process
ES337229A1 (es) Un metodo para formar pelicula termoplastica tubular apla- nada.
JPH0680794A (ja) フッ化ビニリデン樹脂フィルム、その用途およびその製造方法
JPS60190331A (ja) 高度に2軸配向されたアクリル樹脂フイルム及びシ−ト
WO2003045689A3 (fr) Film multicouche thermoformable a base de polymere acrylique pour la protection de substrats et objets obtenus
KR20190055822A (ko) 점착 시트 적층체, 부형 점착 시트 적층체 및 그 제조방법
JPS59152854A (ja) 強靭なる多層アクリルシ−ト
JPS60149420A (ja) 配向成形品の圧縮成形法
JPH05247478A (ja) 燃料移送用チューブ
KR910015395A (ko) 광-안정성 폴리스티렌-폴리메틸메타크릴레이트 라미네이트 및 이의 제조방법
TWI406761B (zh) And a scratch resistant resin laminate for a protective plate of a display
JPS59152855A (ja) 強靭な多層アクリルシ−ト状成形品
US5275866A (en) Thermoformed poly (methyl methacrylate) sheets with protective film and adhesion layer
JP2530830B2 (ja) 積層体の延伸成形物とその製造方法
JP2021033258A (ja) 偏光子保護フィルムおよび偏光板
JP4124498B2 (ja) フッ素樹脂シート