JPS59152854A - 強靭なる多層アクリルシ−ト - Google Patents

強靭なる多層アクリルシ−ト

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JPS59152854A
JPS59152854A JP2692383A JP2692383A JPS59152854A JP S59152854 A JPS59152854 A JP S59152854A JP 2692383 A JP2692383 A JP 2692383A JP 2692383 A JP2692383 A JP 2692383A JP S59152854 A JPS59152854 A JP S59152854A
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JP
Japan
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sheet
layer
pmma
resin
thickness
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JP2692383A
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片岡 紘
薫 豊内
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Asahi Kasei Corp
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Asahi Kasei Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は強靭なる多層アクリルシートに係る。
建築物、特に公共施設、体育館、サンルーム等には多く
のアクリルシートが使用されているが、本発明はこれ等
建材分野に良好に使用できる多層アクリルシートに係る
。又、近年、自動車燃料の有効的利用を行うため、自動
車の軽量化がすすめられており、そのため索胴の合成樹
脂化が行われているが、本発明は自動車等のガラスの軽
量化を行うグレージング材等の用途に供する多層アクリ
ルシートに係る。
車輌のグレージング材として要求される性能は、耐衝撃
性、曲げ剛性、表面の硬度、耐邸耗性、耐候性、破壊時
の安全性−等である。
アクリルシートは、一般に曲げ剛性、硬さ、耐摩耗性、
耐候性、透明性等に優れているが、耐衝撃性に劣る。ア
クリルシートの耐衝撃性を改良するためゴムを配合した
ゴム強化アクリルシートがある。しかし、ゴム強化アク
リルシートは、メチルメタアクリレートホモポリマーの
シートに比較して、衝撃強度は優れているが、引張り強
さ、曲げ剛性、硬さ、耐候性、透明性に劣る。メチルメ
タアクリレートホモポリマーのシートの優れた性能をそ
のまま保持し、且つ優れた耐衝撃性を有する強靭で安全
なシートが要求されている。
合成樹脂成形品の性能は配向により著しく異り、2軸配
向を与えることにより物理的性質、化学的性質を著しく
向上させることができる。又2種以上の合成樹脂を適度
に組合せた多層構造にすることにより性能を向上させる
こともできる。
ポリメチルメタクリレート(以後P MMAと略称する
)シートは2軸配向により、耐衝撃強度が向上するが、
面積比で延伸倍率2倍以上になると耐衝撃強度が大きく
なり、3倍以上になるとその効果は更に太き(なる。し
かし、更に耐衝撃強度を大きくすることが要求されてい
るっ又、2軸配向されたPM、BiAシートは衝撃破壌
時に鋭い破片が飛び散り、安全性に問題があり、この改
良も合せて要求されている。一方、伸びが大きくて耐衝
撃強度が大きく、且っPMMAと接着性を有する軟質樹
脂層を、2軸配向P MM A層とはり合せた耐衝撃性
多層シートが報告されているが、しかし、この多層シー
トは一般に軟質樹脂層が主成分であり、一般には軟質樹
脂層が50%以上である。軟質樹脂層成分が多くなると
、それだけPMMAが有する曲げ強さ、曲げ剛性、透明
性等の優れた特性が低下してゆく。我々はPMMAが本
来有する優れた特性を低下させることなく、2軸配向P
 MMAの耐衝撃強度を更に向上させることを検討した
結果本発明に至った。2軸配向PMMAシートに、これ
まで考えられなかった薄い軟質樹脂層を入れることが非
常−に有効であることを発見した。
本発明は、厚みが1 mm以上10i、m以下の多層シ
ートであり、該多層シートの少くとも一層は面積比で2
倍以上に2軸配向されたPMMAであり、他の一層は該
シートの14未満の厚みであり、且つPMMAと接着性
を有する軟質樹脂層である強靭なる多層アクリルシート
である。
3層シートでは両表層は面積比で2倍以上に2軸配向さ
れたPMMAであり、内核層が該シートの1/3未満の
厚みの、表層と接着性を有する軟質樹脂である。
2層シートでは、一層は該シートの2A以上の厚さの、
2倍以上に2軸配向されたPMMAであり、他の一層が
該シートの14未満の厚みの、表層と接着性を有する軟
質樹脂である。
本発明を図面により説明する。第1図は本発明の多層シ
ートの断面を示すもので、(1,−1,)は3層体、(
1−2)が2層体である。(1−1)に於て表層1が2
倍以上に2軸配向されたPMMA 、内核層2が伸び太
き(、耐衝撃性に優れ、且つPMMAと接着性を有する
軟質樹脂層である。内核層は多層シートの厚みの1/3
未満、好ましくは115〜1/15の厚みである。(1
−2)は2層シートであり、一層は2軸配向されたPM
MA 3であり、他層がPMMAと接着性を有する軟質
樹脂層4であり、軟質樹脂層の厚みは2層シートの厚み
の14未満、好ましくは115〜1/15である。軟質
樹脂層は2軸配向されていても、いなくてもよい。第2
図は多層シートの表面に、硬度に優れた耐摩耗性の塗布
層5を設けたシートである。
本発明に述べるシートは、1〜10闘厚さのシートであ
るが、若干の曲面を有するシート秋成形品、例えば、波
板、採光ドーム等も含むものとする。
本発明に述べるPMMAとは、メチルメタクリレートを
主成分とする重合体であり、例えば、メチルメタクリレ
ート単独重合体、エチルアクリレート、ブチルアクリレ
ート、2−エチルへキシルアクリレート等のアルキルア
クリレートを10重量%以下共重合させたメチルメタク
リレートの共重合体、メチルメタクリレートに無水マレ
イン酸とスチレンを共重合させた耐熱PMMA等である
PMMAには紫外線吸収剤、及び透明性を著るしく悪く
しない染料等を配合することは必要に応じてできる。
本発明では、PMMAはメチルメタクリレートの単独重
合体が特に好ましく、添加物も微少の紫外線吸収剤等が
含まれる程度のものが好ましい。すなわち、PMMAは
、共重合体にすることにより、成形性等が良くなるが、
しかし、耐候性、硬さ、剛性等のP MMAが有する優
れた特性が低下する。
従って、メチルメタクリレートの単独重合体がグレージ
ング材用途には好ましく、本発明に於てもメチルメタク
リレートの単独重合体が好ましい。
又、本発明ではメチルメタクリレート−無水マレイン酸
−スチレン系共重合体の耐熱性PMMAが良好に使用で
きる。PMMAは2軸配向されるとガラス転位温度付近
から、収縮をはじめるため、耐熱性が低下する。耐熱性
を保つためには耐熱性PMMAが好ましい。
本発明のシートの表層は面積比で2倍以上に2軸配向さ
れたPMMAである。PMMAは2軸配向することによ
り、耐衝撃強度が向上する。2倍以上に2軸配向するこ
とによりその効果が現われ、3倍以上に2軸配向すると
著るしく効果が現われる。
10倍以上の2軸配向は成形が困難になる。本発明では
3倍以上10倍以下の2@配向が好ましい。
本発明に述べる延伸倍率は、面積比あるいは厚み比で表
わした倍率である。
合成樹脂シートの配向度合は、該シートを加熱した時に
発生する収縮力(0rientation Re1ea
sestress、以後OJ’LSと略称)により表示
することができる。0几SはASTM D 1504 
K準じた方法で測定することができる。2軸配向シート
では一般にOR8が大きい程、衝撃強度は太ぎくなる。
本発明で特に好ましいPMMA @は、重量平均分子量
が100万以上の超高分子量PMMAを延伸倍率3倍以
上に強力に2軸配向したOR8が20 kg/Cm2以
上のシートである。ORBの大きなアクリル樹脂の2軸
配向シートの製法については、特願昭56−20860
、%願昭57−52283等に示した。すなわち、良好
な潤滑剤が塗布された圧縮金型で、超高分子iPMMA
を高粘度状態で高圧縮力で圧縮して、面積比で3倍以上
に均一に2倍配向させることにより、0几S 20 k
g/cm 2以上の強靭なシートが得られる。
本発明に述べる軟質樹脂とは、伸びが大きく、耐衝撃性
に優れ、PMMAと接着性を有し、好ましくは透明な樹
脂である。良好に使用できる軟質樹脂として、芳香族ポ
リカーボネート、ゴム強化PHへIA、ポリビニルブチ
ラール樹脂、透明ABS樹脂、塩化ビニル樹脂がある。
芳香族ポリカーボネートでは、ビスフェノールAより合
成されたポリカーボネートで、一般にポリカーボネート
樹脂として使用されている樹脂が良好に使用できる。し
かし、上記ポリカーボネート樹脂を若干変性したものも
同様に良好に使用できる。
本発明に述べるゴム強化P MMAとは、ゴム成分を共
重合することにより衝撃強度が向上したPMMAであり
、特公昭55−27576、特公昭58−1694等に
記載の多段逐次重合法等により製造される。
ゴム成分としては、ブタジェン、置換ブタジェン、アル
キル基が1〜8個の炭素原子を有するアルキルアクリレ
ートの重合体、及びそれ等を含む共重合体が使用される
。ゴム強化PMMAを透明に保つタメニ、コム成分とP
 MMA成分の屈折率を合せることが必要で、このため
ゴム成分はブチルアクリレート−スチレン共重合体、ブ
チルアクリレート−ブタジェン共重合体等の適度な組成
の共重合体とし、P MMA相(メチルメタクリレート
重合体、メチルメタクリレート−アルキルアクリレート
共重合体等)と屈折率を合せたゴム成分を用いることが
特に好ましい。ゴム成分には上記モノマーに、微少の架
橋性モノマーを加えて共重合させることが好ましい。
ポリビニルブチラール樹脂とは、ビニルブチラールを主
成分とする共重合体である。一般にはビニルブチラール
、ビニルアルコール及び少量のビニルアセテートの共重
合体であり、ビニルブチラールが40モル%以上である
。重合度により接着性、物理的性質が異り、本発明に適
した重合度の重合体が使用される。
ABS樹脂とは、アクリロニトリル、コ゛ム、スチレン
、メチルメタクリレート等の共重合体であり、%にゴム
相と非ゴム相の屈折率を合せた透明ABS、例えばメチ
ルメタクリレート−ブタジェン−スチレンを主体とした
透明樹脂が良好に使用できる。
塩化ビニル樹脂とは、塩化ビニルを主体とした重合体で
あり、特に塩化ビニルを主体とした重合体に各種可塑剤
、ABS樹脂等を配合することにより、伸びが大きく耐
衝撃強度を改良した軟質塩化ビニル樹脂が好ましい。
本発明では軟質樹脂層は2軸配向されていても良いし、
無配向でも良い。成形品の使用目的に応じて自由に配向
度を選択できる。
本発明の多層シートの表面に、第2図に示すように硬度
に優れた塗布層5を設けることにより更にグレージング
劇として適したものにできる。
硬度に優れた塗布層5とは、合成樹脂成形品等の表面の
きすをつきにくくするため塗布される、いわゆる表面硬
化塗料の塗布層であり、例え&fフ。
ラスチックスェージ、9月号、第60〜65頁、197
8に記載されているもので、ポリオルガノシロキサンあ
るいはシリコーン樹脂を含有する硬化塗料、アクリル系
硬化型塗料、アミノ系硬化型塗料、含フツ素系塗料等の
塗布層である。
2軸配向されたPMMAシートに薄い軟質層を入れるこ
とにより、耐衝撃強度が著しく向上する理由は明確では
ないが、次の様に考えられる。3層シートにミサイルが
衝突して衝撃力が働くと、3層シートの衝突面の反対面
から破壊が起るが、この時衝撃力がシートの衝突面側か
ら非衝突面側に伝わる途中に、薄い軟質層が存在するこ
とにより、衝撃力がより広い範囲に分散されることが原
因と考えられる。衝撃力を分散するには、薄(・軟質層
で十分であり、その厚さは、シート厚の173未満、好
ましくは175〜1/15であり、衝撃力を吸収する程
の厚い軟”質層は不要である。2層シートでも同様に考
えられる。又、薄い軟質層を入れることにより、シート
破壊時の破片の飛び散りをある程度防止できる。特に、
2軸配向PMMAシートがグレージング材に使用される
のは、その安全性の高さによる場合が多く、破壊時の鋭
い破片による不安全さは大きな問題である。本発明シー
トは、破片飛び散りを若干ではあるが、防止している。
本発明の7−トは種々の方法により成形できる。
例えば、特願昭56−20862、特願昭56−103
171、特願昭57−234239、特願昭57−23
4240に示した方法により良好に成形できる。すなわ
ち、画表層がPMMA 、内核層がゴム強化PMMAの
3層構造の厚肉素地を、素地のガラス転位温度以上、溶
融点温度以下に予熱した後、潤滑剤の塗布された金型で
圧縮して2軸配向させる方法、あるいは押出機で加熱可
塑化された3層構造の厚肉素地を、グイ内表面が潤滑剤
で被覆されたダイ内へ圧入して、押出圧力によりダイ内
で2軸配向させる押出成形法等が使用できる。
次に上記圧縮成形法と押出成形法により、2軸配向され
た本発明のシートを成形する方法について図により説明
する。
第3図に圧縮成形による成形法を、第4図及び第5図に
押出成形による成形法を示した。
第3図に於て、F MMAを画表層6、軟質樹脂を内核
7とする厚肉の素材を、P MMAのガラス転位温度以
上、溶融点温度以下の温度であり、内核層樹脂のガラス
転位温度以上の温度に加熱し、該素地を素材とほぼ同一
温度に加熱された金型8に入れる(3−1)。素材の表
面あるいは/及び金型表面には潤滑剤が塗布されている
っこの状態で素地を圧延して2軸配向させ、そのまま冷
却して、本発明の多層配向成形品9を得る(3〜2)。
圧縮成形法に使用されるP MMAは、通常の成形に使
用される重量平均分子量が5万〜20万程度のPMMA
 、及びセルキャスト法で成形された重量平均分子量が
100万以上の超高分子量体のいずれも使用できる。
第4図1ま押出成形により本発明の多層2軸配向シート
を成形する装置を示す。第4図に於て、第1の押出機1
1で加熱可塑化された内核層用軟質樹脂はダイ13に一
シート状に圧入される。第2の押出機12で加熱可塑化
された表層用PMMAはダイ13に圧入され、軟質樹脂
の表層となり、ダイ13のA部分で3Mシート状の厚肉
成形体になる。
ダイ13のA部分は冷却されており、ここで3層シート
状厚肉成形体は、PMMA樹脂のガラス転位温度以上、
溶融点以下の温度に冷却される。A部分では樹脂をほぼ
均一に冷却するための長さが必要であり、冷却した後、
若干加熱して温度を均一化することも必要に応じて行わ
れる。
更にA部分の途中に、厚肉成形体の表面とダイ表面の界
面に潤滑剤を塗布するため、潤滑剤を浸み出す一連の装
置を有する。高圧力の潤滑剤は潤滑剤導入路14より複
数の浸み出し口15へ導ひかれ、樹脂成形体表面へ浸み
出し、成形体表面とダイ表面の界面に潤滑剤を塗布する
潤滑剤の浸み出し口15は小さなスリット状、あるいは
焼結金属等の微細な連通孔を有する物質でできており、
その微細孔より潤滑剤が浸み出る。
ガラス転位温度以上、溶融点温度以下の温度に冷却され
、表面に潤滑剤が均一に塗布された樹脂成形体は、ダイ
内で内核樹脂はほぼ同速度で流動する、いわゆるプラグ
フローになる。次にダイのB部分で、プラグフローの成
形体を圧延して2軸配向させる。ダイのB部分は樹脂の
厚さが小さくなる構造を有する。B部分の成形体の流動
変化を(4〜2)に示した。成形体はプラグフローのま
ま流動方向、及びその直角方向に同時に2軸方向に圧縮
され2軸配向される。成形体を配向する力は押出成形機
より押出す力により行われる。2軸配向された成形体は
ダイのC部分で更に冷却され、好ましくはガラス転位温
度以下にまで冷却されてダイ13を出る。必要に応じて
冷水23等で更に冷却され、ゴムロール16を通り、2
軸配向シートとなる。ダイ13より出てくるシートを均
一化すルタめにゴムロール16の回転に抵抗をもたせて
、シートが出てくるのをおさえることも有効である。
成形された2軸配向シートを引続き更に波形シートにす
ることも必要に応じて行うこともできる。
この様な波形シートも本発明シートに含まれるものとす
る。
第5図に更に改良された押出成形法を示す。第5図に於
て、第1の押出機17で加熱可塑化された軟質樹脂はダ
イ20に圧入され、第2の押出機18で加熱可塑化され
たPMMAはダイ20へ圧入され軟質樹脂の表層となり
3層体になる。更に第3の押出機19で第3の樹脂を加
熱可塑化してダイ20に圧入し、最表層体となり、5層
体になる。
第3の樹脂で形成される表層は、第1及び第2の樹脂で
形成される樹脂層より成形時の粘度は小さく、各表層の
厚さは内核層厚さの1710以下であり、表層と内核層
は成形後容易に剥離できる非接着性である。次いで第4
図と同様にダイ内表面を潤滑剤で被覆し、冷却、2軸延
伸、更に冷却してダイ20より出る。5層の2軸延伸シ
ートから表層21を剥離し、潤滑剤の付着していない良
好な3層の2軸延伸シート22が得られる。
本発明シートは、第3図、第14図、第5図に示した様
に同時に成形されることが好ましいが、表層と内核層を
別々に成形し、後で接着することもできる。
本発明シートは、PMMAが本来有する優れた特性、例
えば、曲げ強さ、曲げ弾性率、硬さ、耐候性等をそのま
ま保有し、それに著しい耐衝撃強さを有し、車輌等のグ
レージング材として、又、建築物の安全グレージング材
として非常に好ましいものである。
実施例 第3図で説明した圧縮成形法により本発明の3層構造シ
ートを成形した。PMRlA及び軟質樹脂は次のシート
を使用した。
PMMA Ho−PMMA : MMAのホモポリマー(重量半均
分子量180万) Oo−PMMA : MMA−1iA (エチルアクリ
レート)共重合体(EA5重量%、重量平均分 予示15万) 軟質樹脂 R−PM八へ人=ゴム強化PMMA (旭化成工業(株
)製プラグラスSR) PC:ポリカーボネート(三菱瓦斯化学(株)製、S−
3000にジオクチルツクレートを5重量%練込んだも
の) AES :透明AES (東しく株)製トヨラツクナ9
00) pvc :市販の軟質ポリ塩化ビニルシートPMMAだ
け、PMMA/軟質樹脂、PMMA /軟質樹脂/PM
MAのそれぞれの組合せで、約18〜22zm厚の厚肉
素地をつくり、160°C〜180℃に加熱された鉄板
にはさみ、10分間加熱した。この索胴を潤滑剤が塗布
され、且つ160〜170℃に加熱された鏡面金型には
さみ、約4n厚まで圧縮して面積比で約5倍に均一に2
軸配向し、次いで金型を冷却して本発明のシート及び比
較例のシートを得た。
得られたシートの性能を次表に示した。表の中で本発明
のシートは、扁5、A7、A9、扁11゜A 12 、
 A 13 、 & 14である。比較例の1層体(廓
1〜4)、軟質樹脂の内核層成分の割合が大きい3層体
(A6、煮8、属10)に比較して、本発明シートは、
性能バランスに優れ、曲げ弾性率、落錘衝撃強度、ロッ
クウェル硬さに優れている。
Ho −PMMA/R−PMMA/Ho −PMMAの
3層体について、R−P MMAの割合を変えて、同様
に約5倍に2軸延伸を行い、得られた3層2軸配向シー
トの曲げ弾性率、曲げ強さ、落錘衝撃強さを測定し、第
6図に示した。R,−PMMAが薄く入るだけで著るし
く落錘衝撃強さは向上し、その増加はR−PMMAが1
/3付近で止る。一方、曲げ弾性率と曲げ強さは、R−
PMMAの増加と共に低下してゆく。これ等の物性バラ
ンスを考えた場合、本発明のR−PMMA l/3未満
の領域が優れていることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の多層シートの断面図、第2図は表層
に塗布層を有する本発明の多層シートの断面図、 第3図、第4図、第5図は本発明のシートを成形する装
置を示す断面製図、 第6図は物性値を示すグラフである。 出願人  旭化成工業株式会社 代理人   豊   1)  善   雄第1図 (+−1) 斗 第2図 手続補正書 昭和58年6月1日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1 事件の表示7゜ 特願昭58−26923号 2 発明の名称 強靭なる多層アクリルシート 3 補正をする者 事件との関係・特許出、顆人 大阪湘犬阪市北区堂島浜1丁目2番6号(003)旭化
成工業株式会社 代表取締役社長 宮  崎     輝4  代  理
  人 東京都千代田区有楽町1丁目4番j号 三信ヒtv  204号室電話501−2138豊田内
外特許事務Fli 5 補正の対象 明相1掛の「発明の詳細な説明」 6 補正の内容 (1)明細書箱5頁19行目と20行目の間に以下の文
章を挿入する。 「4層以下のシートでは、軟質樹脂層は2層以上でもよ
く、その場合、軟質樹脂層を合計した厚みがシート厚み
の1層3未満である。例えば5I!!シートでは第1層
(表層)、第二層(中間層)、第五l1yi(裏層)の
3層が2倍以上に2軸配向されたP’ M M Aであ
り、第二層、第四層がP lvl M Aと接る性を有
する軟質樹脂であり、第二層、第四層の合計がシート厚
みの1層3未満である。」(2)同書第7頁5行目の「
合体、」の次に、[メチルメタクリレートと不飽和カル
ボン酸あるいは及び不飽和カルボン酸無水物、更に必要
に応じて第3成分を加えた共重合体等である。ここに述
べる不飽和カルボン酸、不飽和カルボン酸無水物とはア
クリツノ酸、メタアクリル酸、イタコン酸、フマlン酸
、マレイン酸、無水マレイン酸、1ljj水イタコン酸
等である。第3成分とはスチレン、スチレン誘導体、ア
クリロニトリル、メタクリロニトリル等である。例えば
、」 を挿入する。 手  続  補  正  書 昭和58年9月28 日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1、事件の表示 特iti昭58−26923号 2、発明の名称 強靭なる多層アクリルシート 3、補正をする者 事件との関係争特許出願人 大阪府大阪市北区堂島浜1丁目2番6号(003)旭化
成工業株式会社 代表取締役社長  宮  崎   師 4、代 理 人 東京都千代田区有楽町1丁目4番1号 三信ビル204号室 電話501−21385、補正の
対象 明細書の「特許請求の範囲jの欄及び 「発明の詳細な説明」の欄 6、補正の内容 (1)明細書の特許請求の範囲の欄を別紙の通り訂正す
る。 (2)明細書節6頁18行目と19行目の間に以下の文
章を挿入する。 「本発明では1〜10mm厚のシートが使用できるが、
更に好ましくは3〜IQmm厚のシートである。 シートは一般に薄肉になると柔軟になり厚肉になると変
形しにく\、かたくなる。本発明では3IIlfll厚
以上のかたいシートで特に有効である。」(3)同書第
7頁6行目の「耐熱PMMA等である。」を「耐熱PM
MA、メチルメタクリレートとメタアクリルアミドを共
重合させた耐熱PMMA等である。」と訂正する。 (4)同書節7頁20行目の「共重合体の1耐熱性PM
MAJを「共重合体あるいはメチルメタクリレートとメ
タアクリルアミドの共重合体の耐熱性PMMAJと訂正
する。 (5)同書節9頁15行目の「ポリビニルブチラール樹
脂、」を削除する。 (6)同書節11頁1行目〜7行目の「ポリビニルブチ
ラール樹脂とは、・・・・・・(中略)・・・・・・本
発明に適した重合度の重合体が使用される。」特許請求
の範囲 (1)厚みが1mm以上10mm以下の多層シートであ
り、該多層シートの少くとも一層は面積比で2倍以上に
2軸配向されたポリメチルメタクリレートであり、他の
一層は該シートの173未満の厚みで、且つポリメチル
メタクリレートと接着性を有する軟質樹脂層である強靭
なる多層アクリルシート。 (2)3層シートであり、画表層は面積比で2倍以上に
2軸配向されたポリメチルメタクリレートであり、内核
層が該シートの1/3未満の厚みで、表層と接着性を有
する軟質樹脂である特許請求の範囲第(1)項記載の多
層アクリルシート。 (3)2層シートであり、一層は該シートの2/3以」
二の厚さの面積比で、2倍以上に2軸配向されたポリメ
チルメタクリレートであり、他の一層が該シートの17
3未満の厚みの、ポリメチルメタクリレートと接着性を
有する軟質樹脂である特許請求の範囲第(1)項記載の
多層アクリルシート。 (4)軟質樹脂層が2軸配向されている特許請求の範囲
第(1)〜(3)項のいずれか1項に記載の多層アクリ
ルシート。 (5)軟質樹脂が、芳香族ポリカーボネート、ゴム強化
ポリメチルメタクリレート、ApS樹脂、塩化ビニル樹
脂のうちの一つで°ある特許請求の範囲第(1)〜(4
)項のいずれか1項に記載の多層アクリルシート。 (6)軟質樹脂層の厚さがシート厚みの175〜1/1
5である特許請求の範囲第(1)〜(5)項のいずれか
1項に記載の多層アクリルシート。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  厚みが1 v+rn以上101m以下の多層
    シートであり、該多層シートの少くとも一層は面積比で
    2倍以上に2軸配向されたポリメチルメタクリレートで
    あり、他の一層は該シートの1/3未満の厚みで、且つ
    ポリメチルメタクリレートと接着性を有する軟質樹脂層
    である強靭なる多層アクリルシート。
  2. (2)3層シートであり、画表層は面積比で2倍以上に
    2軸配向されたポリメチルメタクリレートであり、内核
    層が該シートの1/3未満の厚みで、表層と接着性を有
    する軟質樹脂である特許請求の範囲第(1)項記載の多
    層アクリA・シート。
  3. (3)2層シートであり、一層は該シートの27′3以
    上の厚さの面積比で、2倍以上に2軸配向されたポリメ
    チルメタクリレートであり、他の一層が該シートの1/
    3未満の厚みの、ポリメチルメタクリレートと接着性を
    有する軟質樹脂である特許請求の範囲第(1)項記載の
    多層アクリルシート。
  4. (4)  軟質樹脂層が2軸配向されている特許請求の
    範囲第fil〜(3)項のいずれか1項に記載の多層ア
    クリルシート。
  5. (5)、軟質樹脂が、芳香族ポリカーボネート、ゴム強
    化ポリメチルメタクリレート、ポリビニルブチラール樹
    脂、AES樹脂、塩化ビニル樹脂のうちの一つである特
    許請求の範囲第(1)〜(4)項のいずれか1項に記載
    の多層アクリルシート。
  6. (6)  軟質樹脂層の厚さがシート厚みの115〜1
    /15である特許請求の範囲第(1)〜(5)項のいず
    れか1項に記載の多層アクリルシート。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01171941A (ja) * 1987-12-28 1989-07-06 Shin Kobe Electric Mach Co Ltd 多層シート
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KR100428639B1 (ko) * 2002-02-28 2004-04-28 주식회사 엘지화학 옥외용 다층 투명시트

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