JPS60189139A - 画像表示装置の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は映像機器における画像表示装置の製造方法に関
するものである。

従来例の構成とその問題点 従来、カラーテレビジョン画像表示用の表示素手Ｊ−１
−ｆ　Ｉｒ＋　フ゛ラウン答ゲバ士シ１で田ｔハ叡鉛で
篭へるが、従来のブラウン管では画面に比して奥行きが
非常に長く、薄形のテレビジョン受像機を製作すること
は不可能であった。また、平板状の表示素子として最近
ＫＬ表示素子、プラズマ表示装置。

液晶表示素子等が開発されているが、いずれも輝度、コ
ントラスト、カラー表示の色再現性等の性能の面で不充
分であり、実用化されるに至っていない。

そこで、電子ビームを用いてカラーテレビジョン画像を
平板状の表示装置により表示することのできる装置が提
案されている。これはスクリーン上の画面を垂直方向に
複数の区分に分割し７てそれぞれの区分毎に電子ビーム
を垂直方向に偏向して複数のラインを表示し、ざちに、
水平方向に枚数の区分に分割して各区分毎にＲ，Ｇ、Ｂ
等の螢光体を順次発光させるようにし、そのＲ，Ｇ、Ｂ
等の螢光体への電子ビームの照射量をカラー映像（Ｍ号
によって制御するようにして、全体とし７′Ｃテレビジ
ョン画像を表示するものである。

従来の画像表示素子は第１図にその具体構成を示すよう
に、後方から前方に向かって順に、背面電極１、電子ビ
ーム源としての線陰極２、垂直集束電極３　ｒ　３’　
、垂直偏向電＄ｉ４．電子ビーム流制呻電極６、水平集
束電極６、水平偏向電極７、水平集束電極６′、電子ビ
ーム加速電極８及びガラス容器９，２２が配置されて構
成されており、上記ガラス容器内に構成部品を収納し真
空とする。、電子ビーム源としての線陰極２は水平方向
に線状に分布する電子ビームを発生するように水平方向
に張架されており、かかる線陰極２が適宜間隔を介して
垂直方向に複数本（ここでは２イ〜２二の４本のみ示し
ている）設けられている。この実施例では１５本設けら
れて、いるものとし、２イ〜２ヨとする。これらの線陰
極２はたとえば１０〜２０７ｚｍφのタングステン線の
表面に酸化物陰極材料が塗着されて構成されている。そ
して、後述するように、−」一方の線陰極２イから順に
一定時間ずつ電子ビームを放出す′るように制御される
。背面電極１は、後述の一定時間電子ビームを放出すべ
く制御ｆｌｌされる線陰極２以外の他の線陰極２からの
電子ビームの発生を抑止し、かつ−発生された電子ビー
ムを前方向だけに向けて押し出す作用をする。

この背面電極１はガラスバルブの後壁の内面に剛着され
た導電材料、の塗膜によって形成されていてもよい。ま
た、これら背面電極１と線陰極２のか゛わりに、面状の
電子ビーム放出陰極を用いてもよい。垂直集束電極３は
線陰極２イ〜２ヨのそれぞれと対向する水平方向に長い
スリット１０を有する導電板１１であり、線陰極２から
放出された電子ビームをそのスリット１０を通して取り
出し、かつ、垂直方向に集束させる。スリット１０は途
中に適宜の間隔で桟が設けられていてもよく、あるいは
、水平方向に小さい間隔（はとんど接する程度の間隔）
で多数個並べて設けられた貫通孔の列で実質的にスリッ
トとして構成されていてもよい。垂直集束電極３′　も
同様のものである。垂直偏向電極４は上記スリン１−Ｉ
Ｑのそれぞれの中間の位置に水平方向にして複数個配置
されておりそれぞれ、絶縁基板１２の上面と下面とに導
電体１３゜１３′が設けられたもので構成されている。

そして、相対向する導電体１３．１３’の間に垂直偏向
用電圧が印加され、電子ビームを垂直方向に偏向する。

この構成例では、一対の導電体１３．１３’によって１
本の線陰極２からの電子ビームを垂直方向に１６ライン
分の位置に偏向する。そして。

１６個の垂直偏向電極４によって１５本の線陰極２のそ
れぞれに対応する１５対の導電体対が構成され、結局、
スクリーン２１上に２４０本の水平ラインを描くように
電子ビームを偏向する。次に、電子ビーム流側（財）電
極６はそれぞれが垂直方向に長いスリット１４を有する
導電板１５で構成されており、所定間隔を介して水平方
向に複数個並設されている。この構成例では３２０本の
制菌電極用導電板１５１Ｌ〜１５ｎが設けられている（
図では１０本のみ示している）。この電子ビーム流側？
ａｌ電極５は、それぞれが電子ビームを水平方向に１絵
素分ずつに区分して取シ出し、かつ、その通過量をそれ
ぞれの絵素を表示するための映像信号に従って制御する
。従って、電子ビーム流側御電Ｔ＆暮か９つｎ宝の１片
引Ｉイ士工１→ノリΔ旗ｈす＾＾絵素を表示することが
できる。また、映像をカラーで表示するだめに、各絵素
はＲ，Ｇ、Ｂの３色の螢光体で表示することとし、各電
子ビーム流側殻電極６にはそのＲ，Ｇ、Ｂの各映像信号
が順次加えられる。また、３２０本の電子ビーム流側叫
ｌ電極６には１ライン分の３２０組の映像信号が同時に
カロえられ、１ライン分の映像が一時に表示される。水
平集束電極６は電子ビー１、流側叫１電極６のスリット
１４と相対向する垂直方向に長い複数本（３２０本）の
スリット１６を有する導電板１７で構成され、水平方向
に区分されたそれぞれの絵素毎の電子ビームをそれぞれ
水平方向に集束して細かい電子ビームにする。水平偏向
電極７はに記スリット１６のそれぞれの中間の位置に垂
直方向にし２て複数本配置された導電板１８で構成され
ており、それぞれの間に水平偏向用電圧が印加されて、
各絵素毎の電子ビームをそれぞれ水平方向に偏向し、ス
クリーン２１上でＲ，Ｇ、Ｈの各螢光体を順次照射して
発光させるようにする。その偏向範囲は、この実施例で
は各電子ビーム毎に１絵部分の幅である。加速電極８は
垂直偏向電極４と同様の位置に水平方向にして設けられ
た複数本の導電線１９で構成されており、電子ビームを
充分なエネルギーでスクリーン２１に衝突させるように
加速する。スクリーン２１は電子ビームの照射によって
発光される螢光体２０がガラス容器９の裏面に塗布され
、またメタルバック層（図示せず）が剛力１１されて構
成されている。螢光体２０は電子ビーム流側画電極５０
１つのスリット１４に対して、すなわち、水平方向に区
分された各１本の電子ビームに対して、Ｒ，Ｇ、Ｂの３
色の螢光体が１対ずつ設けられており、垂直方向にスト
ライプ状に塗布されている。第１図中でスクリーン２１
に記入した破線は複数本の線陰極２のそれぞれに対１心
して表示される垂直方向での区分を示し、２点鎖線は複
数本の電子ビーム流制御電極６のそれぞれに対応して表
示される水平方向での区分を示す。これら両者で仕切ら
れた１つの区画には、第２図に拡大して示すように、水
平方向では１絵素分のＲ，Ｇ、Ｈの螢光体２ｏがあり、
垂直方向では１６ライン分の幅を有してい乞。なお図中
Ａは垂直方向の１区分であり、Ｂは水平方向の１区分で
ある。１つの区画の大きさは、たとえば、水平方向が１
闘、垂直方向が１６闘である。、なお、第１図において
は、わかり易くするために水平方向の長さが垂直方向に
対して非常に太きく引き伸ばして描かれている点に注意
されたい。また、この実施例では１本の電子ビーム流側
（財）電極６すなわち１本の電子ビームに対してＲ，Ｇ
、Ｂの螢光体２０が１絵素分の１対のみ設けられている
が、２絵素以上設けられていてももちろんよく、その場
合には電子ビーム流側（財）電極６には２つ以上の絵素
のだめのＲ，Ｇ、Ｂ映像信号が順次別えられ、それと同
期して水平偏向がなされる。以上が画像表示装置の概略
の原理である。

次に上記装置の製造方法について第３図で説明する。前
記の背面電極１から水平偏向電極子までは結合スペーサ
２３によって所定の間隔ならびに電極面内方向に位置決
めされた状態で相互に固定された後、ガラス容器９，２
２内に収納されて画像表示装置は完成される。ここで電
極間の電極面内方向の位置決めは１＋　２ｔ　３＋４＋
　５．　６．　７の各電極及び電子ビーム源保持手段、
加速電極保持手段（共に図示せず）に精度良く穿孔され
た位置決め孔２４と位置決め孔２４を共通に貫通する位
置決めピン２５によって行なわれる。各電極を固定する
場合、製造工程の関係から、上記電子ビーム流制御電極
から水平偏向電極までをいくつかのユニットに分け、そ
のユニットを固定した後、ユニット同志を固定する方法
が採用されている。

これは電子ビーム流側（財）電極ユニット及び水平偏向
−電極ユニノｌ−は電気的な電極を構成する為、＋（プ
ラス）の電荷をかける部分と−の電荷をかける部分とに
分割しなければならない為である。しかしながらこれら
のパターンはスリット幅が極小であることと板厚が極薄
である為１分割した状態での焼成固定は困難であるから
である。そこで電子ビーム流側（財）電極及び水平偏向
電極は焼成固定してユニットにした後レーザ等の方法に
より電極・パターンを分割しているのが通常である。ガ
ラス容器９，２２内に収納されるこれら構成部品は電圧
を印加する為の端子出しを行なわなければならないが、
従来から第４図に示すように電圧を印加する為の電子ビ
ーム流側両電極６と一体となっブζ端子部２６がガラス
容器９，２２の外側へ出されておシ、これで電圧印加が
可能となる。又、他の複数の電極についてはサイド端子
（図示せず）と複数の電極とを線にて結線しサイド端子
の一部を。

前記端子部２６とは別の位置でガラス容器９，２２外へ
出すことにより電圧印加が可能となる。ここで電子ビー
ム流制御電極５も他の複数の電極と同様に線で結線をす
ればよいのであるが、電子ビーム流制御電極６には高圧
がかかるので線での結線は細線を使用することが困難で
あシ、その為太線を使用すればよいのであるが電子ビー
ム流側萌１電極６は極薄である為、太線との結線により
端子に折れ曲がシが発生し他の端子或いはパターンに接
触してショートする恐れがある。更には太線を使用する
ことによって必然的にガラス容器９，２２の内壁を太き
くしなければならず、画像表示装置全体が小型軽量化で
きないことになる。又、電子ビーム流制御電極と一体と
なった制御電極端子２６はガラス容器９，２２で挾みこ
み接着フリットを介して接着固定して封着するが、゛前
述したように制（財）電極端子２６は板厚が極薄である
為、接着固定時に熱膨張の差に起因する応力が発生し、
制御電極端子２６が破断されることになり電極に電圧が
印加されないこととなって画像表示ができないことにな
る。又、電極表面には電極の酸化を防止して電子ビーム
をチャージさせない為、Ａｇメッキが施しである。しか
しながらこの電極をガラス容器９，２２で接着フリット
を介して封着する為、電極表向のＡｇの移行により接着
フリットとの密着性が悪くなりこの封着部分からリーク
し、安定した画像が得られなかった。この為１通常では
酸化クロム処理した電極或いは端子を用いて封着する方
法がなされているが、この酸化クロム処理した部分への
電圧印加の為のリード線半田付けは不可能であり、この
為半田付けする際には酸化クロム処理部分を機械的に削
り落として半田付けしなければならない。しかしながら
°前述したように端子の板厚が極薄である為１機械的に
落とす方法、例えば研削盤加工或いはサンドブラスト等
を行なって削る方法がある示端子のソリ、或いは極端な
曲がシが発生し実用的でない。又ヤスリなどを用いて削
り落とせばよいのであるが工数が多くなシコストアップ
になるなど多くの問題点を有していた。

発明の目的 本発明は上記欠点に鑑み、封着時の密着性を向上させリ
ークを防止すると共に、更には半［ＩＩ付けが容易に行
なえるようにしたものであり、信頼性が高くしかも画質
の安定した画像表示装置の製造方法を提供しようとする
ものである４つ発明の構成 本発明の画像表示装置の製造方法は、電子ビーム流制御
電極本体と封着用端子、電圧印加用端子とを別個に設け
、更には他の電極と封着用端子。

電圧印７Ｊｌ］用端子をも別個に設け、前記封着用端子
のみを酸化クロム処理した後、電極本体、電圧印加用端
子と結合して一体としだ後、酸化クロム処理した封着用
端子部をガラス容器にて接着フリットを介して封着し密
着強度を向上させたことによりリークが防止でき画像の
長期安定した画像表示装置が得られると共に半田付けも
電圧印加用端子に半田刊けする為、容易であるという特
有の効果を有する。

実施例の説明 以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説
明する。

第５図から第７図は本発明の一実施例における画像表示
装置の製造方法を示すものであり、第６図で陰極２７か
ら螢光体３６が組立てられた構成部品はガラス容器２８
ｙ２９で接着フリット３０を介して封着され内部を真空
とし完成される０この電極中、電子ビーム流側（財）電
極本体３１と封着用端子３２．３２’、電圧印加用端子
３３．３３’は別個としており、又他の電極と封着用端
子り電圧印加用端子も別体としている（図示せず）。前
記′＝ｒＦＳ＋ｌす用１１本［羊田廊、７−　雷ｒＸ　
ｌ”ｎ　ｊ＋ｎ田ｍ誤−７−７７’）　畳ｉｔはＦｅ　
−Ｎｉ　−Ｏｒ系合金である。

以下、電子ビーム流制御電極と封着用端子及び電圧印加
用端子の実施例で説明する。前述したように電子ビーム
流制御電極３１は酸化を防止し電子ビームをチャーヂさ
せない為、Ａｇメッキを施こしている。別体とした封着
用端子３２．３２’は封　。

着性を良好にする為、表面に酸化クロム処理３４を行な
っている。

この酸化クロム処理条件は 温度：１０００〜１１００℃ 水蒸気量：露点２０℃ Ｈ２ｇａｓ濃度：１００％ 時間：３０〜６０分 を封着用端子３２．３２’全面に行なったものである。

この酸化クロム処理３４した封着用！；ｈ１子３２゜３
２′　を先ず電子ビーム流側闘電極３１本体にレーザ溶
接３５等で結合し一体とする。この酸化クロム処理３４
した封着用端子３２＋３２’で封着後、半田付けをすれ
ばよいのであるが、酸化クロム処ｉ３４した封着用端子
３２．３２’にはリード線の半田付けは不可能である為
、電子ビーム流制御電極３１本体と一体となった封着用
端子３２．３２’に更に電圧印加用端子３３．３３’を
レーザ溶接などの方法によって接合する。第６図に示す
ようにこの接合は電極本体３１に封着用端子３２．３２
’を接合した後に電圧印加用端子３３．３’、ｉ’を溶
接結合し、電極本体、封着用端子、電圧印加用端子を溶
接結合し一体とする方法でも良いし、第７図に示すよう
に封着用端子３２と電圧印加用端子３３を溶接結合して
一体とし、更には封着用端子３２′と電圧印加用端子３
３′を溶接結合し一体としだ別ピースを先に製作し、こ
の後電極本体３１に前述した別ピース２枚を溶接結合す
ることによって電子ビーノ、流側御電極を完成させても
よい。

この電子ビーム流側（財）電極を前述したように焼成し
て固定した後、ガラス容器上、下にて接着フリットを介
して封着用端子部で封着することによって画像表示装置
は完成される。この電圧印加用端子３３．３３’は素材
のままでも半田付は性が良好であるが、更に電圧印加用
端子３３，３３’表面にＡｇメッキ或いは“Ｎｉメッキ
等の半田イ」け性の良いメッキを施こしてもよい。

発明の効果 以上、本発明の画像表示装置の製造方法のように電極本
体と封着用端子、電圧開力【１用端子を別体として、封
着用端子のみを酸化クロム処理した後、電極本体と封着
用端子、電圧印加用端子をレーザ或いはスポット等で溶
接結合して一体とし、酸化クロム処理した封着用端子部
で封着することによって密着強度が向上し、リークの心
配がなくなると共に、リード線との半田付けも容易とな
って画質が長期安定し、しかも安価な画像表示装置を大
量に供給することができ、その実際的効果は大なるもの
がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の画（象表示装置に用いられる画像表示素
子の分解斜視図、第２図は同スクリーンの拡大平面図、
第３図は同電極製造方法の分解斜視図、第４図は同電子
ビーム流側御電極封着の断面Ｖ１第６図は本発明の゛一
実施例における電子ビーム流側（財）電極の端子封着の
状態を示す断面図、第６図は同電極本体及び封着用端子
、電圧印加用端子の接合を示す断面図、第７図は本発明
の他の実施例における封着用端子と電圧印加用端子が一
体となった後の電極本体との接合を示す断面図である。 ２．２７・・・・・・陰極％　２’＋３６・・・・・・
螢光体、９゜２２ｔ　２８，２９・・・・・・ガラス容
器、５，３１・・・・・・電子ビーム流側（財）電極、
　２６．　３３．　３３’・・・・・・電圧印加用端子
、３ｏ・・・・１・・接着フリット、３２．３２’・・
・・・・封着用端子、３４・・・・・・酸化クロム処理
、３５・・・・・・レーザ。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第２
図 第　３　図 ３

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 酸化クロム処理した封着用端子と電圧印加用端子と電子
   ビーム流制御電極とをレーザー或いはスポット等で接合
   し、分割したガラス容器の接合面に接着フリットをつけ
   、前記電子ビーム流制御電極と水平偏向電極等をユニッ
   トにしてスリットを分割した後、陰極、電子ビーム流側
   （財）電極および水平偏向電極、螢光体等の構成部品を
   分割した一方のガラス容器内に挿入し、後分割したガラ
   ス容器を封着してなる画像表示装置の製造方法。