JPS60188373A - 新規ヒダントイン誘導体及び該化合物を有効成分として含有する医薬組成物 - Google Patents

新規ヒダントイン誘導体及び該化合物を有効成分として含有する医薬組成物

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JPS60188373A
JPS60188373A JP59045278A JP4527884A JPS60188373A JP S60188373 A JPS60188373 A JP S60188373A JP 59045278 A JP59045278 A JP 59045278A JP 4527884 A JP4527884 A JP 4527884A JP S60188373 A JPS60188373 A JP S60188373A
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和治 家永
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規ヒダントイン誘導体及び該化合物を有効成
分として含有する医薬組成物に関する。
現在、経口血糖低下剤としてはスルホニルウレア系及び
ビグアナイド系の薬剤が一般に用いられている。しかし
ながら、これらの薬剤はしばしば投与時において過度の
低血糖や乳酸アシド−シス等の症状を来し、その副作用
が問題となっている。
一方、糖尿病治療薬として著名なインシュリン製剤は、
その性質」二静脈用注射剤としてのみ使用可能なもので
あるから、その適用時における煩雑さ、不便さは患者に
とって大きな負担となっている。
本発明者らは、有効でより安全で且つ経口投与可能な血
糖低下作用を有する化合物を探究するうち、本発明ヒダ
ントイン誘導体が優れた血糖低下作用並びに利尿作用を
有し、しかも低毒性で極めて安全性の高いものであるこ
とを見出し本発明を完成した。
本発明の目的は、副作用が少なく且つ低毒性で極めで安
全な経口血糖低下作用並びに利尿作用を有する新規ヒダ
ントイン誘導体及び該化合物を有効成分として含有する
医薬組成物を提供することにある。
本発明化合物は下記一般式N)で表される新規ヒダント
イン誘導体である。
(式中、Xは水素、又はOR4を表し、R+ 、R2、
R3、R4はそれぞれ同−若しくは異なって水素、又は
低級アルキル基を表す。) 上記一般式(1)においてXは水素又はOR,であり、
R4は水素又は低級アルキル基、好ましくはメチル、エ
チル、プロピル、i−プロピル、ブチル、i−ブチル、
5ec−ブチル、t−ブチル、ペンチル、i−ペンデル
等の直鎖又は分枝状の炭素数1乃至5の低級アルキル基
を表す。
R+ −R2及びR3は、それぞれ同−若しくは異なっ
て水素又は低級アルキル基、好ましくはメチル、エチル
、プロピル、i−プロピル、ブチル、i−ブチル、5e
c−ブチル、t−ブチル、ペンチル、i−ペンチル等の
直鎖又は分枝状の炭素数1乃至5の低級アルキル基を表
す。
本発明化合物中特に好ましい化合物は以下の通りである
5−ヒドロキシ−1−メチルヒダントイン5−ヒドロキ
シ−3−メチルヒダントイン5−ヒドロキシ−1−エチ
ルヒダントイン5−ヒドロキシ−1−ブチルヒダントイ
ン5−メトキシ−1−メチルヒダントイン5−メトキシ
−3−メチルヒダントイン5−工]・キシ−1−メチル
ヒダントイン5−ブトキシ−3−メチルヒダントイン5
−ヒドロキシ−1,3−ジメチルヒダントイン5−ヒド
ロキシ−3,5−ジメチルヒダントイン(3) 1−メチルヒダントイン 本発明ヒダントイン誘導体は、前記一般式(T)で表さ
れる化合物の薬学的に許容しうる塩を包含し、例えば、
リチウム、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属、カ
ルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属、その他
アルミニウム、銀等との金属塩が挙げられる。
これらの塩は公知の方法により遊離の本発明ヒダントイ
ン誘導体より製造でき、或いは相互に変換することがで
きる。
本発明化合物において光学異性体が存在する場合には、
本発明はそのdl一体、d一体及び1一体のいずれをも
包含する。
次に、本発明化合物の製造方法の一例を述べる。
(1)先ず、グリオキシル酸に通常のエステル化反応を
行う。即ち、アルコール類或いはメチルセロソルブ等を
ヘンゼン、トルエン、キシレン、四塩化炭素等のアブロ
ティツク溶媒中、p−)ルエンスルホン酸、カンファー
スルホン酸等の有機酸触媒存在下、生成する水を取り除
きながら数時間乃至−日間室温乃至加熱して若しくは還
流させる。生じたグリオキシル酸エステル又は0−アル
キルグリオキシル酸エステルを単離することなく或いは
精製した後、適当な溶(4) 媒中、例えば水、酢酸、ブタノール等のアルコール或い
はこれらの混合溶媒中、室温乃至還流下1時間乃至数日
間、N−アルキル尿素と反応させて一般式(I)で表さ
れる本発明化合物を得ることができる。
尚、上記反応はグリオキシル酸とN−アルキル尿素を用
いても同様に行うことができる。
(2)本発明化合物のうちR4が低級アルキル基である
ものについては、以下のように通常の0−アルキル化反
応によって合成することもできる。
即ち、反応を阻害しない適当な溶媒中、例えば低級アル
キルアミン、アルカリ金属アルコキシド等の有機塩基の
存在下、例えばp−+・ルエンスルホニルクロライド、
メシルクロライド等と反応させて5位の水酸基に脱離基
を導入し、同時に或いはその後、所望のR4基に対応す
るアルコール類と反応させて本発明化合物を得ることが
できる。上記反応は、室温又は適宜加熱して若しくは還
流下、数時間乃至数日間反応させることにより行うこと
ができる。
得られた本発明化合物は、蒸溜、クロマトグラフィー、
再結晶等の通常の手段により精製し、元素分析、融点、
I R,NMR,UV、マススベクトル等により同定を
行った。
以下に、実施例により本発明化合物の製造例を示す。
実施例1゜ グリオキシル酸n−ブチルエステル・1水和物15.0
g及びN−メチル尿素7.4gを80%酢酸水溶液中で
1時間還流した。反応後、溶媒を留去し、少量のメタノ
ールを加えて難溶物を濾別した。濾液の減圧乾固後残渣
が結晶化するが、酢酸エチルより再結晶して5−ヒドロ
キシ−1−メチルヒダントイン(化合物1)の白色結晶
104gを得た。
融点: 135.0−136.0°C I R(KBr): 3180.1750.1715.
1446.1115゜750 cm−’ N M R(IIMsO−d6) δ−2,72(s、
38)、 4.98(d、1)1゜J=811z)、 
6.88(d、IILJ=8+lz)、 10.74(
br、s。
111) 実施例2゜ グリオキシル酸を出発原料とし、前記実施例1と同様に
して5−ヒドロキシ−3−メチルヒダントイン(化合物
2)を得た。
融点: 115.5−116.5℃ I R(KBr): 3350.1765.1700.
1465.1068゜823 cm−’ N M R(DMSO−d6) δ−2,80(s、3
1)、 5.16(d、III。
J=8Hz)、6.72(d、IH,J=811z)、
8.61(s、IH)実施例3゜ グリオキシル酸・1水和物]、9.0gをディーンスタ
ークの装置を付けた500 mlのナス型フラスコに入
れ80m1のメチルセロソルブと150 mlの1−ル
エンとの混合溶媒に溶かし、触媒量のp−トルエンスル
ホン酸を加え、−晩還流した。反応溶液を減圧上濃縮乾
固した後、精製することなく、N−エチル尿素18.8
 gを加え、酢酸160 ml、水40m1を加えて溶
解し、油浴中で2時間還流した。反応終了後、反応溶液
を濃縮乾固し、トルエン共沸により酢酸を除いた。シリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)による
精製後、酢酸エチルから再結晶して5−ヒドロキシ−1
−エチルヒダントイン(化合物3)の白色結晶23gを
得た。
融点: 119.0−120.0℃ I R(KBr): 3340.1778.1702.
1470.1102cm−’N M R(DMSO−d
6) δ−1,10(t、311.J=7+1z)、 
3.14(dq、111.J1=1411z、J2=7
11z)、 3.34(dq3111+J1=14Hz
、J2=7+1z)、 5.09(d、IH,J=9H
z)。
6.88(d、IH,J=911z)、 10.74(
br、s、III)同様にして以下の化合物を得た。
(7) 5−ヒドロキシ−1−ブチルヒダントイン(化合物4) 融点: 94.0−95.0℃ T R(KBr): 3330. 1778. 170
4. 1463. 1080゜750 cm−’ N M R(DMSO−d6) δ−0,89(t、3
1+、J=711z)、 1.2−1.4(m、2H)
、 1.4−1.6(m、2H)、 3.0−3.4(
m。
211)、 5.06(d、1+l、J=811z)、
 6.88(d、Ill、J=81(zL 10.71
(br、s、IH)5−メトキシ−1−メチルヒダント
イン(化合物5) 融点: 95.0−96.0℃ I R(KBr): 3160.1764.1718.
1442.108108O’N M R(DMSO−d
6’) δ−2,72(s、311)、 3.2Hs、
311)。
5.09(s、1B)、 11.05(br、s、IH
)5−ブトキシ−3−メチルヒダントイン(化合物6) 融点: 37.0−39.0℃ I R(KBr): 3300.2950.1780.
1720.1462゜1075 cm−■ N M R(DMSO−d6) δ−0,88(t、3
H,J=7Hz)、 1.2−1.5(m、2H)、 
1.4−1.6(m、2FI)、 2.83(s、31
1)。
3.4−3.6(m、211)、 5.21(d、18
.J=211z)。
(8) 8.84 (br、s、 LH) 実施例4゜ 5.0gの5−ヒドロキシ−1−メチルヒダントイン(
化合物1)を200 mlの無水メタノールに溶解し、
6.7gのトリエチルアミンを加えた後、10.9 g
 (1,5当量)のp−)ルエンスルホン酸塩化物を加
え、室温下3日間攪拌した。反応後、反応溶液を濃縮乾
固し、少量の水を加え酢酸エチルにより抽出した。有機
層を硫酸ナトリウムで乾燥させた後、濃縮乾固し、さら
にシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル)により
精製した。得られた粗結晶を酢酸エチル−ヘキサンの混
合溶媒より再結晶して5−メトキシ−1−メチルヒダン
トイン(化合物5)の白色結晶3.8gを得た。
同様にして以下の化合物を得た。
5−エトキシ−1−メチルヒダントイン(化合物7) 融点: 96.(197,0℃ T R(KBr): 3160.1765.1720.
1443.1115cm−’N M R(DMSO−d
6) δ−1,15(t、3)1.J=7Hz)、 2
.79(s、38)、 3.43(dq、01.J =
211z、J2=7Hz)。
3.56(dQ、IH,J、=2Hz、J2=711z
)、 5.08(s、IH)。
11.00(br、s、 III) 5−メトキン−3−メチルヒダントイン(化合物8) N M R(rlMs(+−d6) δ −2,83(
s、311)、 3.26(s、311L5.12(d
、Ill、、I=211z)、 8.85(br、s、
III)実施例5゜ 214gのピルヒン酸メチルを31のナス型フラスコに
入れ、155gのN−メチル尿素を加えた。酢酸800
m l、水200m1を加えて溶解させ2時間30分間
還流した。反応後、反応溶液を濃縮乾固し、I・ルエン
を加えて酢酸を共沸して除いた。得られた粗生成物をシ
リカケルクロマ)・グラフィー(酢酸エチル及び5%メ
タノール/クロロボルム)で精製して油状の5−ヒlロ
ートシー 1,5−ジメヂルヒダントイン(化合物9)
を95g得た。
N M R(IIMsO−d6) δ−1,34(s、
311)、 2.70(s、311)。
6.59(s、III)、 10.78(s、1ll)
同様にして油状の5−ヒドロキシ−3,5−ジメヂルヒ
ダントイン(化合物10)を得た。
N M R(DMSO−d6) δ−1,37(s、3
11)、 2.81(s、311)。
6.50(s、1tl)、 8.63(s、l1l)本
発明化合物は前述の各々の製造方法によって製造される
ものであり、前記実施例によってその製法が限定される
ものではない。
次に、本発明化合物の薬理作用について述べる。
(11急性毒性 一群10匹のdrlY系/if性マウスを用いて、被検
薬投与後7日間の死亡率よりリノチフィールドーウイル
コキソン法を用いてLDsoを算出した。
その結果、前記実施例に示した本発明化合物を経口、静
脈内、腹腔内、皮下投与した時、いずれの場合にも5,
000 mg/kg以上の投与においても死亡例はまっ
たく見られず、投与直後の一過的な症状も観察されなか
った。従って、本発明化合物のL D s o値は5.
000 mg/kg以」二である。さらに、実験終了後
の剖検においても、内臓各器官に何らの変化も観察され
なかった。
(2)血糖低下作用 体重250g前後のSprague−Dawley系雄
性ラットをう君Y10匹として用いた。ラッI・は18
時間絶食後被検薬の血糖低下作用をトウリンらの方法(
1)ul in、 W、 L。
et at、、 Proc、 Soc、 l1xp1.
 and Med、+剋L−+ 245(1961))
を改変して測定した。即ち、ラットの絶食による血糖値
の低下を防くためにラット背部皮膚に20%ブドウ糖水
溶液0.5ml/]OOgを皮下投与し、その直後に被
検薬を経口投与した。2時間後ベントハルビクール麻酔
下で開腹し、下行大静脈より採血した。得(11) られた血液を30分間放置して完全に凝固さ−Vた後遠
心分離して血清を採取した。得られた面端を用いてムタ
ロターゼGOD法により血糖値を測定した。
結果の一例を表1に示す。
表 1 コン1−ロール 134.6±2.80化合物1 25
 89.0±4.1 33.950 87.1±3.3
35.3 200 81.8±4.039.2 化合物2 200 115.5±3.9 14.2化合
物3 200 76.0±3.8 43.5化合物4 
200 82.6±3.6 38.6化合物5 200
 109.4±2.3 18.7化合物11 200 
106.9±3.9 20.6トルブタミド 50 6
3.4±4.7 52.9100 53.0±4.5 
60.6 (化合物]1:1−メチルヒダントイン)(12) (3)利尿作用 ラットに本発明化合物1を20mg/kg経口投与し、
以後1日のナトリウム排泄量をリプシノツの方法(JP
FT、互、 97(1943))により測定した。その
結果、化合物1を与えた群ではコン1−ロール群に比べ
て、1.8倍のすI・リウム排泄量の増加が観察された
又、本発明化合物1をマうスに100mg/kg皮下投
与した場合、2時間後迄にコントロール群に比べ50.
5%の尿量の増加が観察された。
尚、グルコース負荷したラットに本発明化合物1を20
0mg/kg経口投与した時の尿糖値は、コントロール
群に比べて変動はなかった。
上記薬理試験の結果より明らかなように、本発明化合物
は優れた血糖低下作用を示す。即ち、大量に投与した場
合においても過度に血糖値を低下させることなく、常に
正常値に近い状態に被検者を維持する優れた特徴を有し
、異常な高血糖状態を改善する薬剤として極めて有用性
の高いものである。又、本発明化合物は前述の如く、低
毒性で極めて安全性が高いため長期連続投与が可能で、
しかも経口剤として投与可能なので、糖尿病の治療は勿
論のことそれに伴って引き起こされる各種の疾患、例え
ば糖尿病性動脈硬化症、糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症
、糖尿病性神経症、糖尿病性細小血管症等の血管障害等
の治療に極めて有用な薬剤である。さらに、本発明化合
物は利尿作用も併せ有しており前記疾患の治療上有用な
薬剤である。
本発明化合物は、適当な医薬用の担体若しくは希釈剤と
組み合わせて医薬とすることができ、通常の如何なる方
法によっても製剤化でき、経口又は非経口投与するため
の固体、半固体、液体又は気体の剤形に処方することが
できる。
処方にあたっては、本発明化合物をその薬学的に許容し
うる塩の形で用いてもよく、本発明化合物を単独で若し
くは適宜組み合わせて用いることができ、又、他の医薬
活性成分との配合剤としてもよい。
経口投与製剤には、そのまま或いは適当な添加剤、例エ
バ乳tM、マンニソi、l−ウモロコシデンプン、ハレ
イショデンプン等の慣用の賦形剤と共に、結晶セルロー
ス、セルロース誘導体、アラビアゴム、トウモロコシデ
ンプン、ゼラチン等の結合剤、トウモロコシデンプン、
ハレイショデンプン、カルボキシメチルセルロースナト
リウム等の崩壊剤、タルク、ステアリン酸マグネシウム
等の滑沢剤、その他増量剤、湿潤化剤、緩衝剤、保存剤
、香料等を適宜組み合わせて錠剤、散剤、顆粒剤或いは
カプセル剤とするか、又、軟膏基剤、例えばワセリン、
パラフィン、プラスチヘース、単軟膏、単鎖軟膏、親水
軟膏、親水ワセリン、親水プラスチベース等と組み合わ
せて軟膏とすることができる。
さらに本発明化合物は、各種基剤、例えば乳剤性基剤又
は水溶性基剤と混和して坐剤を製造することができる。
注射剤としては水性溶剤又は非水性溶剤、例えば植物油
、合成脂肪酸グリセリド、高級脂肪酸エステル、プロピ
レングリコール等の溶液若しくは懸濁液とすることがで
きる。
吸入剤、エアゾール剤として使用するには、本発明化合
物を液体又は微小粉体の形で、気体又は液体噴射剤と共
に、且つ所望により湿潤剤又は分散剤のような通常の補
薬と共にエアゾール容器内に充填する。本発明化合物は
、ネブライザー又はアトマイザ−のような非加圧型の剤
形にしてもよい。
パップ剤としては、ハツカ油、濃グリセリン、カオリン
等と混合して製造することができる。
本発明化合物の望ましい投与量は、投与対象、剤形、投
与方法、投与期間等によって変わるが、所望の効果を得
るには、一般に成人に対して一日に本発明化合物を1乃
至1000mg/kg、好ましくは5乃至600(15
) mg/kg経口投与することができ、又、本発明化合物
を適当量含存する単位製剤を一日1乃至数単位投与する
ことができる。
非経口投与(例えば注射剤)の場合、−日投与量は、前
記投与量の3乃至10分の1の用量レヘルのものが好ま
しい。
以下に本発明化合物を有効成分として含有する医薬組成
物の処方例を示すが、本発明はこれによって限定される
ものではない。
処方例1.(錠剤) 成 分 1錠当り (mg) 本発明化合物 100 乳 #M1 30 トウモロコシデンプン 40 ステアリン酸マグネシウム 10 計280mg 処方例2. (カプセル剤) 成 分 1カプセル当り (mg) 本発明化合物 50 乳 零唐 250 計300mg 処方例3. (注射剤) (16) 成 分 1アンプル当り (mg> 本発明化合物 10 塩化ナトリウム 適量 注射用蒸溜水 適量 全量 1 ml 処方例4. (軟膏剤) 成 分 重量 (g) 本発明化合物 1 乳化ワツクス 30 白色ワセリン 50 流動パラフイン 20 計 101 g 処方例5. (坐剤) 成 分 1単位当り (mg) 本発明化合物 20 カカオ脂 1980 代理人 弁理士 村山 佐武部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式(+)で表されるヒダントイン誘導体及び
    その薬学的に許容される塩。 (式中、Xは水素、又はOR,を表し、R+−Rz、R
    3、Raはそれぞれ同−若しくは異なって水素、又は低
    級アルキル基を表す。)
  2. (2)一般式(1)で表されるヒダントイン誘導体及び
    その薬学的に許容される塩を有効成分として含有する血
    糖低下剤。 (式中、Xは水素、又はOR,を表し、R,、R2、R
    ’:+、Raはそれぞれ同−若しくは異なって水素、又
    は低級アルキル基を表す。)
  3. (3)一般式(1)で表されるヒダントイン誘導体及び
    その薬学的に許容される塩を有効成分として含有する利
    尿剤。 (式中、Xは水素、又はOR,を表し、R,、R2、R
    3、R,はそれぞれ同−若しくは異なって水素、又は低
    級アルキル基を表す。)
JP59045278A 1984-03-08 1984-03-08 新規ヒダントイン誘導体及び該化合物を有効成分として含有する医薬組成物 Expired - Lifetime JPH062748B2 (ja)

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