JPH062748B2 - 新規ヒダントイン誘導体及び該化合物を有効成分として含有する医薬組成物 - Google Patents

新規ヒダントイン誘導体及び該化合物を有効成分として含有する医薬組成物

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JPH062748B2
JPH062748B2 JP59045278A JP4527884A JPH062748B2 JP H062748 B2 JPH062748 B2 JP H062748B2 JP 59045278 A JP59045278 A JP 59045278A JP 4527884 A JP4527884 A JP 4527884A JP H062748 B2 JPH062748 B2 JP H062748B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規ヒダントイン誘導体及び該化合物を有効成
分として含有する医薬組成物に関する。
現在、経口血糖低下剤としてはスルホニルウレア系及び
ビグアナイド系の薬剤が一般に用いられている。しかし
ながら、これらの薬剤はしばしば投与時において過度の
低血糖や乳酸アシドーシス等の症状を来し、その副作用
が問題となっている。
一方、糖尿病治療薬として著名なインシュリン製剤は、
その性質上静脈用注射剤としてのみ使用可能なものであ
るから、その適用時における煩雑さ、不便さは患者にと
って大きな負担となっている。
本発明者らは、有効でより安全で且つ経口投与可能な血
糖低下作用を有する化合物を探究するうち、本発明ヒダ
ントイン誘導体が優れた血糖低下作用並びに利尿作用を
有し、しかも低毒性で極めて安全性の高いものであるこ
とを見出し本発明を完成した。
本発明の目的は、副作用が少なく且つ低毒性で極めて安
全な経口血糖低下作用並びに利尿作用を有する新規ヒダ
ントイン誘導体及び該化合物を有効成分として含有する
医薬組成物を提供することにある。
本発明化合物は下記一般式(I′)で表される新規ヒダン
トイン誘導体である。
(式中、XはOR4を表し、R1、R2、R3、R4はそれ
ぞれ同一若しくは異なって水素、又は炭素数1乃至5の
アルキル基を表し、R1及びR2のうち一つは炭素数1乃
至5のアルキル基を表し、且つR3及びR4が水素のとき
2は炭素数1乃至5のアルキル基を表す。) また本発明医薬組成物は有効成分として下記一般式
(I)で表される化合物を含有する。
(式中、Xは水素、又はOR4を表し、R1、R2、R3
4はそれぞれ同一若しくは異なって水素、又は炭素数
1乃至5のアルキル基を表す。) 上記一般式(I′)及び(I)においてXは水素又はOR
4であり、R4は水素又は低級アルキル基、好ましくはメ
チル、エチル、プロピル、i-プロピル、ブチル、i-ブチ
ル、sec-ブチル、t-ブチル、ペンチル、i-ペンチル等の
直鎖又は分枝状の炭素数1乃至5の低級アルキル基を表
す。
1、R2及びR3は、それぞれ同一若しくは異なって水
素又は低級アルキル基、好ましくはメチル、エチル、プ
ロピル、i-プロピル、ブチル、i-ブチル、sec-ブチル、
t-ブチル、ペンチル、i-ペンチル等の直鎖又は分枝状の
炭素数1乃至5の低級アルキル基を表す。
本発明化合物中特に好ましい化合物は以下の通りであ
る。
5−ヒドロキシ−1−メチルヒダントイン 5−ヒドロキシ−3−メチルヒダントイン 5−ヒドロキシ−1−エチルヒダントイン 5−ヒドロキシ−1−ブチルヒダントイン 5−メトキシ−1−メチルヒダントイン 5−メトキシ−3−メチルヒダントイン 5−エトキシ−1−メチルヒダントイン 5−ブトキシ−3−メチルヒダントイン 5−ヒドロキシ−1,3−ジメチルヒダントイン 5−ヒドロキシ−3,5−ジメチルヒダントイン 1−メチルヒダントイン 本発明ヒダントイン誘導体は、前記一般式(I)で表さ
れる化合物の薬学的に許容しうる塩を包含し、例えば、
リチウム、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属、カ
ルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属、その他
アルミニウム、銀等との金属塩が挙げられる。
これらの塩は公知の方法により遊離の本発明ヒダントイ
ン誘導体より製造でき、或いは相互に変換することがで
きる。
本発明化合物において光学異性体が存在する場合には、
本発明はそのdl−体、d−体及び1−体のいずれをも
包含する。
次に、本発明化合物の製造方法の一例を述べる。
(1)先ず、グリオキシル酸に通常のエステル化反応を行
う。即ち、アルコール類或いはメチルセロソルブ等をベ
ンゼン、トルエン、キシレン、四塩炭素等のアプロティ
ック溶媒中、p−トルエンスルホン酸、カンフアースル
ホン酸等の有機酸触媒存在下、生成する水を取り除きな
がら数時間乃至一日間室温乃至加熱して若しくは環流さ
せる。生じたグリオキシル酸エステル又はo−アルキル
グリオキシル酸エステルを単離することなく或いは精製
した後、適当な溶媒中、例えば水、酢酸、ブタノール等
のアルコール或いはこれらの混合溶媒中、室温乃至還流
下1時間乃至数日間、N−アルキル尿素と反応させて一
般式(I)で表される本発明化合物を得ることができ
る。
尚、上記反応はグリオキシル酸とN−アルキル尿素を用
いても同様に行うことができる。
(2)本発明化合物のうちR4が低級アルキル基であるもの
については、以下のように通常のo−アルキル化反応に
よって合成することもできる。
即ち、反応を阻害しない適当な溶媒中、例えば低級アル
キルアミン、アルカリ金属アルコキシド等の有機塩基の
存在下、例えばp−トルエンスルホニルクロライド、メ
シルクロライド等と反応させて5位の水酸基に脱離基を
導入し、同時に或いはその後、所望のR4基に対応する
アルコール類と反応させて本発明化合物を得ることがで
きる。上記反応は、室温又は適宜加熱して若しくは還流
下、数時間乃至数日間反応させることにより行うことが
できる。
得られた本発明化合物は、蒸溜、クロマトグラフィー、
再結晶等の通常の手段により精製し、元素分析、融点、
IR、NMR、UV、マススペクトル等により同定を行
った。
以下に、実施例により本発明化合物の製造例を示す。
実施例1. グリオキシル酸n−ブチルエステル・1水和物15.0g及
びN−メチル尿素7.4gを80%酢酸水溶液中で1時間還
流した。反応後、溶媒を留去し、少量のメタノールを加
えて難溶物を濾別した。濾液の減圧乾燥後残渣が結晶化
するが、酢酸エチルより再結晶して5−ヒドロキシ−1
−メチルヒダントイン(化合物1)の白色結晶10.4gを
得た。
融点 135.0−136.0℃ IR(KBr): 3180,1750,1715,1446,1115, 750cm-1 NMR(DMSO-d6) δ=2.72(s,3H),4.98(d,1H, J=8Hz),6.88(d,1H,J=8Hz),10.74(br.s, 1H) 実施例2. グリオキシル酸を出発原料とし、前記実施例1と同様に
して5−ヒドロキシ−3−メチルヒダントイン(化合物
2)を得た。
融点 115.5−116.5℃ IR(KBr): 3350,1765,1700,1465,1068, 823cm-1 NMR(DMSO-d6) δ=2.80(s,3H),5.16(d,1H, J=8Hz),6.72(d,1H,J=8Hz),8.61(s,1H) 実施例3. グリオキシル酸・1水和物19.0gをディーンスタークの
装置を付けた500mlのナス型フラスコに入れ80mlのメチ
ルセロソルブと150mlのトルエンとの混合溶媒に溶か
し、触媒量のp−トルエンスルホン酸を加え、一晩還流
した。反応溶液を減圧下濃縮乾固した後、精製すること
なく、N−エチル尿素18.8gを加え、酢酸160ml、水40m
lを加えて溶解し、油浴中で2時間還流した。反応終了
後、反応溶液を濃縮乾固し、トルエン共沸により酢酸を
除いた。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エ
チル)による精製後、酢酸エチルから再結晶して5rヒ
ドロキシ−1−エチルヒダントイン(化合物3)の白色
結晶23gを得た。
融点 119.0−120.0℃ IR(KBr): 3340,1778,1702,1470,1102cm-1 NMR(DMSO-d6) δ=1.10(8,3H,7Hz),3.14 (dq,1H,J1=14Hz,J2=7Hz),3.34(dq,1H, J1=14Hz,J2=7Hz),5.09(d,1H,J=9Hz), 6.88(d,1H,J=9Hz),10.74(br.s,1H) 同様にして以下の化合物を得た。
5−ヒドロキシ−1−ブチルヒダントイン (化合物4) 融点 94.0−95.0℃ IR(KBr): 3330,1778,1704,1463,1080, 750cm-1 NMR(DMSO-d6) δ=0.89(t,3H,J=7Hz),1.2- 1.4(m,2H),1.4-1.6(m,2H),3.0-3.4(m, 2H),5.06(d,1H,J=8Hz),6.88(d,1H,J= 8Hz),10.71(br.s,1H) 5−メトキシ−1−メチルヒダントイン (化合物5) 融点 95.0−96.0℃ IR(KBr): 3160,1764,1718,1442,1080cm-1 NMR(DMSO-d6) δ=2.79(s,3H),3.21(s,3H), 5.09(s,1H),11.05(br.s,1H) 5−ブトキシ−3−メチルヒダントイン (化合物6) 融点 37.0−39.0℃ IR(KBr): 3330,2950,1780,1720,1462, 1075 cm-1 NMR(DMSO-d6) δ=0.88(t,3H,J=7Hz),1.2- 1.5(m,2H),1.4-1.6(m,2H),2.83(s,3H), 3.4-3.6(m,2H),5.21(d,1H,J=2Hz) 8.84(br.s,1H) 実施例4. 5.0gの−5−ヒドロキシ−1−メチルヒダントイン
(化合物1)を200mlの無水メタノールに溶解し、6.7g
のトリエチルアミンを加えた後、10.9g(1.5当量)の
p−トルエンスルホン酸塩化物を加え、室温下3日間撹
拌した。反応後、反応溶液を濃縮乾固し、少量の水を加
え酢酸エチルにより抽出した。有機層を硫酸ナトリウム
で乾燥させた後、濃縮乾固し、さらにシリカゲルクロマ
トグラフィー(酢酸エチル)により精製した。得られた
粗結晶を酢酸エチル−ヘキサンの混合溶媒より再結晶し
て5−メトキシ−1−メチルヒダントイン(化合物5)
の白色結晶3.8gを得た。
同様にして以下の化合物を得た。
5−エトキシ−1−メチルヒダントイン (化合物7) 融点 96.0−97.0℃ IR(KBr): 3160,1765,1720,1443,1115cm-1 NMR(DMSO-d6) δ=1.15(t,3H,J=7Hz),2.79 (s,3H),3.43(dq,1H,J1=2Hz,J2=7Hz), 3.56(dq,1H,J1=2Hz,J2=7Hz),5.08(s,1H), 11.00(br.s,1H) 5−メトキシ−3−メチルヒダントイン (化合物8) NMR(DMSO-d6) δ=2.83(s,3H),3.26(s,3H), 5.12(d,1H,J=2Hz),8.85(br,s,1H) 実施例5. 214gのピルビン酸メチルを3のナス型フラスコに入
れ、155gのN−メチル尿素を加えた。酢酸800ml、水20
0mlを加えて溶解させ2時間30分間還流した。反応後、
反応溶液を濃縮乾固し、トルエンを加えて酢酸を共沸し
て除いた。得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラ
フィー(酢酸エチル及び5%メタノール/クロロホル
ム)で精製して油状の5−ヒドロキシ−1,5−ジメチル
ヒダントイン(化合物9)を95g得た。
NMR(DMSO-d6) δ=1,34(s,3H),2.70(s,3H), 6.59(s,1H),10.78(s,1H) 同様にして油状の5−ヒドロキシ−3,5−ジメチルヒダ
ントイン(化合物10)を得た。
NMR(DMSO-d6) δ=1.37(s,3H),2.81(s,3H), 6.50(s,1H),8.63(s,1H) 本発明化合物は前述の各々の製造方法によって製造され
るものであり、前記実施例によってその製法が限定され
るものではない。
次に、本発明化合物の薬理作用について述べる。
(1)急性毒性 一群10匹のddY系雄性マウスを用いて、被検薬投与後7
日間の死亡率よりリッチフィールド−ウイルコキソン法
を用いてLD50を算出した。
その結果、前記実施例に示した本発明化合物を経口、静
脈内、腹腔内、皮下投与した時、いずれの場合にも5,00
0mg/kg以上の投与においても死亡例はまったく見られ
ず、投与直後の一過的な症状も観察されなかった。従っ
て、本発明化合物のLD50値は5,000mg/kg以上である。
さらに、実験終了後の剖検においても、内臓各器官に何
らのの変化も観察されなかった。
(2)血糖低下作用 体重250g前後のSprague-Dawley系雄性ラットを一群10
匹として用いた。ラットは18時間絶食後被検薬の血糖低
下作用をドゥリンらの方法(Dulin,W.L.et al.,Proc.So
c.Expl.and Med.,107,245(1961))改変して測定した。
即ち、ラットの絶食による血糖値のの低下を防ぐために
ラット背部皮膚に20%ブドウ糖水溶液0.5ml/100gを皮下
投与し、その直後に被検薬を経口投与した。2時間後ペ
ントバルビタール摩酔下で開復し、下行大静脈より採血
した。得られた血液を30分間放置して完全に凝固させた
後遠心分離して血清を採取した。得られた血清を用いて
ムタローゼGOD法により血糖値を測定した。
結果の一例を表1に示す。
(3)利尿作用 ラットに本発明化合物1を20mg/kg経口投与し、以後1
日のナトリウム排泄量をリプシッツの方法(JPET,79,97
(1943))により測定した。その結果、化合物1を与えた
群ではコントロール群に比べて、1.8倍のナトリウム
排泄量の増加が観察された。
又、本発明化合物1をマウスに100mg/kg皮下投与した場
合、2時間後迄にコントロール群に比べ50.5%の尿量の
増加が観察された。
尚、グルコース負荷したラットに本発明化合物1を200m
g/kg経口投与した時の尿糖値は、コントロール群に比べ
て変動はなかった。
上記薬理試験の結果より明らかなよう、本発明化合物は
優れた血糖低下作用を示す。即ち、大量に投与した場合
においても過度に血糖値を低下させることなく、常に正
常値に近い状態に被検者を維持する優れた特徴を有し、
異常な高血糖状態を改善する薬剤として極めて有用性の
高いものである。又、本発明化合物は前述の如く、低毒
性で極めて安全性が高いため長期期連続投与が可能で、
しかも経口剤として投与可能なので、糖尿病の治療は勿
論のことそれに伴って引き起こされる各種の疾患、例え
ば糖尿病性動脈硬化症、糖尿病性網膜症、糖尿病性腎
症、糖尿病性神経症、糖尿病性細小血管症等の血管障害
等の治療に極めて有用な薬剤である。さらに、本発明化
合物に利尿作用も併せ有しており前記疾患の治療上有用
な薬剤である。
本発明化合物は、適当な医薬用の担体若しくは希釈剤と
組み合わせて医薬とすることができ、通常の如何なる方
法によっても製剤化でき、経口又は非経口投与するため
の固体、半固体、液体又は気体の剤形に処方することが
できる。
処方にあたっては、本発明化合物をその薬学的に許容し
うる塩の形で用いてもよく、本発明化合物を単独で若し
くは適宜組み合わせて用いることができ、又、他の医薬
活性成分との配合剤としてもよい。
経口投与製剤には、そのまま或いは適当な添加剤、例え
ば乳糖、マンニット、トウモロコシデンプン、バレイシ
ョデンプン等の慣用の賦形剤と共に、結晶セルロース、
セルロース誘導体、アラビアゴム、トウモロコシデンプ
ン、ゼラチン等の結合剤、トウモロコシデンプン、バレ
イショデンプン、カルボキシメチルセルロースナトリウ
ム等の崩壊剤、タルク、ステアリン酸マグネシウム等の
滑沢剤、その他増量剤、湿潤化剤、緩衝剤、保存剤、香
料等を適宜組み合わせて錠剤、散剤、顆粒剤或いはカプ
セル剤とするか、又、軟膏基剤、例えばワセリン、パラ
フィン、プラスチベース、単軟膏、単鉛軟膏、親水軟
膏、親水ワセリン、親水プラスチベース等と組み合わせ
て軟膏とすることができる。
さらに本発明化合物は、各種基剤、例えば乳剤性基剤又
は水溶性基剤と混和して坐剤を製造することができる。
注射剤としては水性溶剤又は非水性溶剤、例えば植物
油、合成脂肪酸グリセリド、高級脂肪酸エステル、プロ
ピレングリコール等の溶液若しくは懸濁液とすることが
できる。
吸入剤、エアゾール剤として使用するには、本発明化合
物を液体又は微小粉体の形で、気体又は液体噴射剤と共
に、且つ所望により湿潤剤又は分散剤のような通常の補
薬と共にエアゾール容器内に充填する。本発明化合物
は、ネブライザー又はアトマイザーのような非加圧型の
剤形にしてもよい。
パップ剤としては、ハッカ油、濃グリセリン、カオリン
等と混合して製造することができる。
本発明化合物の望ましい投与量は、投与対象、剤形、投
与方法、投与期間等によって変わるが、所望の効果を得
るには、一般に成人に対して一日に本発明化合物を1乃
至1000mg、好ましくは5乃至600mg経口投与することが
でき、又、本発明化合物を適当量含有する単位製剤を一
日1乃至数単位投与することができる。
非経口投与(例えば注射剤)の場合、一日投与量は、前
記投与量の3乃至10分の1の用量レベルのものが好ま
しい。
以下に本発明化合物を有効成分として含有する医薬組成
物の処方例を示すが、本発明はこれによって限定される
ものではない。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−114578(JP,A) 特開 昭54−138557(JP,A) 特開 昭53−37665(JP,A) 特開 昭58−129019(JP,A) 特公 昭46−35260(JP,B1) 特公 昭51−11630(JP,B1) 特公 昭43−2708(JP,B1)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(I′)で表されるヒダントイン誘導
    体及びその薬学的に許容される塩。 (式中、XはOR4を表し、R1、R2、R3、R4はそれ
    ぞれ同一若しくは異なって水素、又は炭素数1乃至5の
    アルキル基を表し、R1及びR2のうち一つは炭素数1乃
    至5のアルキル基を表し、且つR3及びR4が水素のとき
    2は炭素数1乃至5のアルキル基を表す。)
  2. 【請求項2】一般式(I)で表されるヒダントイン誘導
    体及びその薬学的に許容される塩を有効成分として含有
    する血糖低下剤。 (式中、Xは水素、又はOR4を表し、R1、R2、R3
    4はそれぞれ同一若しくは異なって水素、又は炭素数
    1乃至5のアルキル基を表す。)
  3. 【請求項3】一般式(I)で表されるヒダントイン誘導
    体及びその薬学的に許容される塩を有効成分として含有
    する利尿剤。 (式中、Xは水素、又はOR4を表し、R1、R2、R3
    4はそれぞれ同一若しくは異なって水素、又は炭素数
    1乃至5のアルキル基を表す。)
JP59045278A 1984-03-08 1984-03-08 新規ヒダントイン誘導体及び該化合物を有効成分として含有する医薬組成物 Expired - Lifetime JPH062748B2 (ja)

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