JPS60187453A - 鋳造ストランドの不連続引き抜き方法およびその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 聚吸咀ｌ！四４−Ｌ この発明は連続鋳込型、特に、ストランドつの対向側部
に押圧される少なくとも２つの駆動ローラを有しかつこ
れらの駆動ローラを駆動機により駆動するようにした水
平連続鋳込型から鋳造ストランドを不連続的に引き抜く
方法およびその装置に関ずろものである。

技術背景 鋳造時静止状態、即ち揺動することなく連続鋳込型を配
置するようにした水平連続鋳込型から不連続駆動ローラ
により順次ストランドを引き抜く４− ようにすることがドイツ国特許公開公報１）Ｅ−ΔＳ第
１’１８３０３２号により知られている。対照的に、駆
動ローラにより伝達される力に基づいて水平連続鋳込型
に対しストランドは不連続な相対運動を行う。駆動ロー
ラを不連続的に駆動ずろ、殊に、ストランドが鋳造方向
に運動を行うばかりでなく、引き抜き工程間で当該連続
鋳込型の鋳造方向に向かって１鋳造工程長さの数分の−
の運動を行わねばならないと、駆動機は非常に高価とな
る。引き扱き工程長さは固形化条件に応じて変化させね
ばならず、そのため駆動ローラの駆動制御が複雑かつ高
価となる。

ドイツ国特許公開公報第１５８３６１１号により水平連
続鋳造機の駆動ローラを連続的に駆動するとともに拘束
機により当該ストランドを周期的に静止位置に拘束する
ことが知られている。この拘束工程時、各駆動ローラは
ス）・ランドの表面に沿って転がりかつこの転がりに応
じて該ストランドに対するそれらの位置を変化し、即ち
、これらの駆動ローラの軸が振動を行う。このために駆
動ローラ枠体が摺動キャリッジに装着され、該摺動キャ
リツノが媒体圧シリンダを介して摺動させられるように
なっている。この装置は摺動キャリッジの駆動機および
各駆動ローラの駆動機に加えて拘束機によりストランド
を拘束する制御機を設けなければならない不具合点があ
る。また、連続鋳造機における摺動ガイドが塵を蓄積す
る傾向があるとともに安全操作に対する危険要素の高い
傾向があるので駆動ローラ枠体用摺動ガイドには十分に
注意しなければならない。更に、−に記ドイツ国特許公
開公報第１５８３６１１号の装置によれば引き抜き工程
時に鋳造方向に向かってストランドを押し戻すことがで
きないが、そのような押戻操作は最適ストランド酸の形
成にしばしば必要とされる。

解決しようとする課題 この発明は」二記種々の不具合点を解消して駆動手段が
簡単でありかつ操作の安全性が高い」二連した型式の装
置を提供しようとするものである。

この発明のもう１つの目的はストランドを広範囲にわた
り選択的に運動、特に、ストランドの周期的な押戻し運
動を行えるようにすることにある。

この発明の更に目的とすることは水平連続鋳造機からス
トランドを鋳造する改良方法を提供することにある。

これらの種々の目的おにびこの発明の種々の特徴を以下
に説明する。

発明の構成 この発明は連続鋳込型から鋳造ストランドを不連続に引
き抜く装置を提供するものであり、この装置は、連続鋳
込型、所定位置に固定した支持台、該固定支持台に回転
可能に装着した駆動ローラ枠体、該駆動ローラ枠体に設
置されかつ当該ストランドの対向両側部に押圧される少
なくとも２つの駆動ローラ、該各駆動ローラと接続され
た駆動機および」１記固定支持台に支持された軸の回り
に−に記駆動ローラ枠体を振り子運動させるために該駆
動ローラ枠体に接続された往復駆動機を具備している。

」１記連続鋳込型は水平連続鋳込型とすることが７− できる。」―記固定支持台を移動ストランドの上方位置
に延在させ、該固定支持台に各駆動ローラを吊り懸けら
れる。」−記駆動ローラ枠体のスイベル軸が各駆動ロー
ラの軸に平行にされるとともに当該ストランドの対向両
側部に配置された該駆動ローラにより張り巡らされる平
面内に存在するようにされる。

上記駆動ローラ枠体のスイベル運動用駆動機は駆動ロー
ラ駆動機と独立したものとされる。往復駆動機は好まし
くは油圧式駆動機、空気圧式シリンダ又は電磁コイルを
備えたものとされる。

また、この発明は鋳造ストランドを不連続に引き抜く方
法を提供するものであり、この方法は、支持台を設け、
該支持台に駆動ローラ枠体を旋回可能に装着し、該駆動
ローラ枠体に２つの駆動ローラを支持し、」二記２つの
駆動ローラによりストランドの対向両側部に係合させる
とともに押圧させつつ連続鋳込型から該ストランドを引
き抜き、駆動機により当該ストランドに繰り返し振動を
重畳した直線運動をおこなわせることから構成され８− る。

振動を重畳した直線運動は駆動ローラ枠体に装着された
偏心駆動機あるいは該駆動ローラ枠体に装着されたカム
板により発生させることができる。

振動を重畳した直線運動は駆動ローラを実質的に定速度
で駆動しかつ往復駆動機を介して支持台における軸の周
りに駆動ローラ枠体をスイベル運動させることにより発
生させることができる。連続鋳込型と各駆動ローラのス
トランドとの平均接触点間の間隔は移動ストランドと駆
動ローラ枠体のスイベル軸間の間隔の少なくとも約２倍
とされる。

ストランドの運動は振動ザイクルの１周期の１０％以下
の時間当該ストランドを停止あるいは押戻して行なわせ
ることができる。各駆動ローラを鋳造ストランドに負荷
させるスプリングが設置プられる。更に、移動ストラン
ド上方に支持台を延在させ、該支持台に支持される軸に
駆動ローラ枠体を吊り下げ、該駆動ローラ枠体の軸を各
駆動ローラ軸と平行にされる。駆動ローラ駆動機とスイ
ベル駆動機とは独立させる必要がない。これらの駆動機
は組み合わせて直流モータあるいは油圧式駆動機等の単
一駆動機としてもよい。この場合、駆動ローラ駆動機は
好ましくは駆動ローラ枠体に装着されかつ所定位置に固
定されたガイドに向かって走行するカム板を備えたもの
とされる。

この発明の特徴とされる新規な構成か特許請求の範囲に
記載される。この発明の装置の構成および方法の動作並
びにその他の目的および作用効果は以下に特定の実施例
を示す添付図面とともに説明する。

火車性 この発明の実施例を添付図面とともに説明する。

この発明により連続鋳造機から連続鋳造ストランドを不
連続的に引き抜く装置が提供される。この装置は固定支
持体上のピボット軸の周囲にピボット運動可能に装着さ
れるとともに好ましくはピボット駆動機を介して該ピボ
ット軸の周りに繰り返し運動可能に傾斜して装着された
駆動ローラ枠体を備える。特に、少なくとも２つの対向
駆動ローラを備え、これらの駆動ローラが当該ストラン
ドの対向両側部に押し付けながら駆動される水平鋳造機
とされる。これらの駆動ローラ８は駆動機７により駆動
されるとともに駆動ローラ枠体９に回転可能に装着され
る。この駆動ローラ枠体９は固定支持体１０Ｊ：のピボ
ット軸１１の周りに回転可能に装着され、ピボット駆動
機１５によりピボット軸１１の周りに１４で示すように
揺動運動可能となっている。

」−記支持体１０はストランド」一方に延在するように
形成され、該支持体１０に駆動ローラ枠体９が吊り懸け
て装着される。この構成により駆動ローラ枠体９を装着
するピボット軸１１はストランドからのスケール滴下と
か冷却液滴下等の影響を受けないようにすることができ
る。

ピボット軸１１は両駆動ローラ８の輔１３に平行とされ
るとともに２つの対向配置された駆動ローラ８の軸１３
により形成される平面１２内に配置される。ピボット駆
動機１５は両駆動ローラ８の駆動機７から独立したもの
とすることができる。

このピボット駆動機１５は油圧もしくは空気圧式シリン
ダあるいはソレノイドから構成してもよい。

好ましくは、周期運動用駆動機と駆動ローラ用駆動機と
の２つの駆動機は連結される。この場合、駆動ローラ駆
動機は駆動ローラ枠体９に装着されるとともに偏心駆動
機または固定ガイドに向かって走行するカム板が設けら
れる。この駆動機は直流モータあるいは油圧モータとす
ると有利である。

溶湯を受容するタンプッシュ３が軌道１上を水平に移動
するキャリッジ２に装着される。このタンプッシュ３の
出口からその長手軸が水平に配置されたオープンエンプ
ツト鋳込型に装入されるようになっている。この鋳込型
に溶融金属が供給される。連続鋳込型から放出される図
示しない熱連続鋳造ストランド、ビレットあるいはスラ
ブは水平に設置されたローラテーブル５を介して全体に
符号６を付して示す引き抜き機に運搬される。

引き抜き機６は対向状に配置した２つの駆動ローラ８を
備え、これらの駆動ローラ８は駆動機７により駆動され
るとともにストランドの対向両側部に押圧させられる。

これらの駆動ローラ８は駆１２− 動ローラ枠体９に回転可能に装着される。各駆動ローラ
８の直径は約５〜５０ｃｍとされ、好ましくは、約ｌＯ
〜３０ｃｍとされる。これらの駆動ローラによりストラ
ンドに加えられる拘束力は約１゜０００〜］　Ｏｏ：ｏ
　ＯＯＮにュートン）、好ましくは、約５，０００〜５
０，０ＯＯＮとされる。ストランドを引っ張るためにこ
れらのローラにより加えられる引っ張り力は約１，００
０〜２００，００ＯＮ１好ましくは、約２，０００〜１
００，００ＯＮとされる。駆動ローラ枠体９はストラン
ド」三方に伸延する固定支持台もしくは固定支持体ｌＯ
にピボット運動可能に装着される。ピボット軸Ｉｌは両
駆動ローラの軸１３に平行に設置されるとともに両駆動
ローラの軸１３により形成される平面１２内に存在する
ようにされる。これらの駆動ローラを貫通するストラン
ドの位置に対する両ピボット軸間の間隔は約１〜３ｍ（
メートル）とされる。

図示した実施例において、駆動ローラ枠体９により両矢
印１４の方向に運動する周期運動用駆動機として油圧シ
リンダ１５が設けられる。この油圧シリンダ１５は固定
支持体１０に装着される一方、そのピストン１６が駆動
ローラ枠体９に装着される。

鋳造方向１７において引き抜き機６の背後にストランド
切断用切断機が設置される。この切断機は図示しない。

上記装置の動作は次ぎのとおりである。

一定速度で回転する駆動ローラ８が熱ストランド表面に
一定状態に接触させられる。両矢印１４の方向に往復し
て揺動させることにより、ストランドは駆動ローラ８が
一定の角速度で回転するにも拘わらず振動引き抜き運動
を行う。その運動は、いわゆる駆動ローラ枠体の揺動と
駆動ローラの回転運動との２つの運動を重畳合成したも
のとなっている。ストランドの平均増速塵は約１〜６ｍ
／分とされる。ストランドを増速しかつ減速する繰り返
しサイクル数は約１０／分〜２５０／分、好ましくは、
約２５／分〜Ｉ５０／分とされる。この引き抜き速度ザ
イクルの一例を第２図のグラフに示す。

この発明は」二記図面に示す代表的な実施例に限定され
るものではなく、種々に変形ずろことができる。ストラ
ンドを引き抜くための駆動機として、例えば、直流トル
クモータあるいは油圧ザーボモータの低速回転モータを
使用することができる。

また、揺動駆動機として、例えば、カムもしくは（２重
り偏心板あるいは空気圧シリンダを作動させる直流もし
くは油圧モータが適している。特に、振動ザイクルおよ
び周波数の制御に融通性のある電磁コイルとすると非常
に有利である。更に、そのアマデユアを揺動駆動ローラ
枠体に結合さ口゛たコイルは支持体１０に連続鋳込型に
対し固定して装着される。

特に、簡略化した装置は次ぎのようなものである。

駆動機を駆動ローラに直接装着して駆動ローラ枠体の揺
動に影響を及ぼし、偏心駆動機あるいはカム板により当
該ストランドに対し固定されるをガイドに向かって走行
するようにする。この実施１５− 例においては単に１つの駆動機が必要されるに過ぎない
。

上述した各構成部分、あるいはそれらの２つまたはそれ
以上の組み合わせたものが他の型式の鋳造装置および上
述した型式のものとは異なった金属溶融工程に使用すれ
ば有用であることが理解される。

この発明は鋳造ストランドの不連続引き抜き装置の一実
施例として説明したが、詳細に図示したものに限定され
るものでもなく、この発明の精神から逸脱することなく
種々に変形することができる。

以上のように、この発明が完全に明らかにされたが、こ
の発明の原理的特性をきわだたせる特徴を失うことなく
、現在の知識に基づきこの発明を種々に応用することが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の鋳造装置の概略側面図、第２図は引
き抜き速度特性曲線を示すグラフである。 １・・・軌道、２・・・キャリッジ、３・・・タンプッ
シュ、１６− ４・・・オープンエンデッド鋳込型、６・・刊１き抜き
装置、７　・駆動ローラ駆動機、８　・駆動ローラ、９
・・・駆動ローラ枠体、１０・・・固定支持台（固定支
持体）、１２・・平面、１３・・駆動ローラ軸、１５・
ピホット駆動機、１６・・・ピストン、１７・・・鋳造
方向。 特許出願人　ホエストーアルピン・アクヂエンゲゼルシ
ャフト 代理人弁理士青　山　葆　ほか１名

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）連続鋳込型から鋳造ストランドを不連続に引き抜
   く装置において、 連続鋳込型、所定位置に固定した支持台、該固定支持台
   に回転可能に装着した駆動ローラ枠体、該駆動ローラ枠
   体に設置されかつ当該ストランドの対向両側部に押圧さ
   れる少なくとも２つの駆動ローラ、該各駆動ローラと接
   続された駆動機および上記固定支持台に支持された軸の
   周りに」二記駆動ローラ枠体を振り子運動させるために
   該駆動ローラ枠体に接続された往復駆動機を具備するこ
   とを特徴とする装置。 （２）連続鋳込型が水平連続鋳込型である特許請求の範
   囲第１項に記載の装置。 （３）固定支持台を移動ストランドの上方位置に延在さ
   せ、該固定支持台に各駆動ローラを吊り懸けた特許請求
   の範囲第１項に記載の装置。 （４）駆動ローラ枠体のスイベル軸が各駆動ローラの軸
   に平行にされるとともに当該ストランドの対向両側部に
   配置された該駆動ローラにより張り巡らされる平面内に
   存在するようにされた特許請求の範囲第１項に記載の装
   置。 （５）駆動ローラ枠体のスイベル運動用駆動機が駆動ロ
   ーラ駆動機と独立している特許請求の範囲第１項に記載
   の装置。 （６）往復駆動機が少なくとも油圧式駆動機を備えたも
   のである特許請求の範囲第１項に記載の装置。 （７）往復駆動機が少なくとも空気圧式シリンダを備え
   たものである特許請求の範囲第１項に記載の装置。 （８）往復駆動機が少なくとも電磁コイルもしくはソレ
   ノイドを備えたものである特許請求の範囲第１項に記載
   の装置。 （９）駆動ローラ駆動機が更にスイベル駆動機を備える
   特許請求の範囲第１項に記載の装置。 （１０）駆動ローラ駆動機が少なくとも直流モータを備
   える特許請求の範囲第１項に記載の装置。 （１１）駆動ローラ駆動機が油圧式駆動機を備える特許
   請求の範囲第１項に記載の装置。 （１２）駆動ローラ駆動機が駆動ローラ枠体に装着され
   るととムに所定位置に固定されたガイドに向かって走行
   する少なくとも１つの偏心駆動機である特許請求の範囲
   第１項に記載の装置。 （１３）駆動ローラ駆動機が駆動ローラ枠体に装着され
   るとともに所定位置に固定されたカイトに向かって走行
   する少なくとも１つのカム板である特許請求の範囲第１
   項に記載の装置。 （１４）鋳造ストランドの不連続的な引き抜きを行なう
   にあたり、 支持台を設け、該支持台に駆動ローラ枠体を旋回可能に
   装着し、該駆動ローラ枠体に２つの駆動ローラを支持し
   、−１−記２つの駆動ローラによりストランドの対向両
   側部に係合させろとともに押圧さＵ゛つつ連続鋳込型か
   ら該ストランドを引き抜き、駆動機により当該ストラン
   ドに繰り返し振動を重畳しノこ直線運動をおこなわせる
   ことを特徴とずろ方法。 （１５）振動を重畳した直線運動が駆動ローラ枠体に装
   着された少なくとも１つの偏心駆動機により生起される
   特許請求の範囲第１４項に記載の方法。 （１６）振動を重畳した直線運動が駆動ローラ枠体に装
   着された少なくとも１つのカム板により生起される特許
   請求の範囲第１４項に記載の方法。（１７）振動を重畳
   した直線運動が駆動ローラを実質的に定速度で駆動しか
   つ往復駆動機を介して支持台にお（する軸の周りに駆動
   ローラ枠体を旋回運動させることにより生起される特許
   請求の範囲第１４項に記載の方法。 （１８）連続鋳込型と各駆動ローラのストランドとの平
   均接触点間の間隔が移動ストランドと駆動ローラ枠体の
   旋回軸間の間隔の少なくとも約２倍とされる特許請求の
   範囲第１４項に記載の方法。 （１９）ストランドの運動が振動ザイクルの１周期の２
   ５％以下の時間停止あるいは押戻されろものである特許
   請求の範囲第１４項に記載の方法。 ３− （２０）各駆動ローラを鋳造ストランドに負荷させるス
   プリングを設（Ｊろ特許請求の範囲第１４項に記載の方
   法。 （２１）更に、移動ストランド」二に支持台を延在させ
   、該支持台に支持される軸に駆動ローラ枠体を吊り下げ
   、該駆動ローラ枠体の軸を各駆動ローラ輔と平行にした
   特許請求の範囲第１４項に記載の方法。