JPS6018426Y2 - 転炉等炉壁のライニング装置 - Google Patents
転炉等炉壁のライニング装置Info
- Publication number
- JPS6018426Y2 JPS6018426Y2 JP12551580U JP12551580U JPS6018426Y2 JP S6018426 Y2 JPS6018426 Y2 JP S6018426Y2 JP 12551580 U JP12551580 U JP 12551580U JP 12551580 U JP12551580 U JP 12551580U JP S6018426 Y2 JPS6018426 Y2 JP S6018426Y2
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- JP
- Japan
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- converter
- pipe
- injection
- injection pipe
- cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は転炉等の炉壁面を耐火物ライニングないしスラ
グコーティング等によって補修するのに用いるライニン
グ装置に関する。
グコーティング等によって補修するのに用いるライニン
グ装置に関する。
従来においても上記目的に供されるライニング装置は各
種形態のものが開発、使用されている。
種形態のものが開発、使用されている。
しかし従来型装置は、殆どのものが噴射パイプの支持柱
を走行台車の(旋廻は別として)略中央部に定置してい
るためその噴射作業は必ずしも満足のゆくものではなか
った。
を走行台車の(旋廻は別として)略中央部に定置してい
るためその噴射作業は必ずしも満足のゆくものではなか
った。
例えば転炉の補修を一例にとると、噴射パイプは転炉の
内壁の中間部ないし内奥部の補修をする場合は長尺の噴
射パイプを用いれば同パイプを自在に操作することによ
ってかなり適確な補修を行うことができるが、例えばス
ラグコーティングをする場合トラニオン側や炉口傍への
スラグ噴射に際し、噴射パイプは十分な俯仰角をとるこ
とができない等、パイプ操作が困難であり、そのため補
修はきわめて不満足なものとなっていた。
内壁の中間部ないし内奥部の補修をする場合は長尺の噴
射パイプを用いれば同パイプを自在に操作することによ
ってかなり適確な補修を行うことができるが、例えばス
ラグコーティングをする場合トラニオン側や炉口傍への
スラグ噴射に際し、噴射パイプは十分な俯仰角をとるこ
とができない等、パイプ操作が困難であり、そのため補
修はきわめて不満足なものとなっていた。
もちろん上記問題点は走行台車自体を全体的に前進させ
ることによって幾分緩和されるが、それでも十分な俯仰
角をとることはできず、また走行台車自体を移動せねば
ならないため作業床は不必要に広くなっていた。
ることによって幾分緩和されるが、それでも十分な俯仰
角をとることはできず、また走行台車自体を移動せねば
ならないため作業床は不必要に広くなっていた。
本考案はこのような現状をかえりみて案出されたもので
あり、その目的は最小限の炉前の作業床であっても噴射
パイプに十分な俯仰角を与えることができ、もって転炉
口近傍を含めた転炉のいかなる炉壁溶損個所にも確実に
ライニングないしスラグコーティングを行なうことがで
きるライニング装置を提供せんとするものである。
あり、その目的は最小限の炉前の作業床であっても噴射
パイプに十分な俯仰角を与えることができ、もって転炉
口近傍を含めた転炉のいかなる炉壁溶損個所にも確実に
ライニングないしスラグコーティングを行なうことがで
きるライニング装置を提供せんとするものである。
本考案は噴射パイプを回転、俯仰、進退自在に支持する
支柱を進退台上に設け、同進退台を走行台車上に搭載し
たターンテーブル上に取付けたことを特徴とする転炉等
炉壁のライニング装置に係るものである。
支柱を進退台上に設け、同進退台を走行台車上に搭載し
たターンテーブル上に取付けたことを特徴とする転炉等
炉壁のライニング装置に係るものである。
以下本考案に係るライニング装置を転炉炉壁のスラグコ
ーティングに用いた場合を1実施例として添附図(第1
図〜第4図)を参照して具体的に説明する。
ーティングに用いた場合を1実施例として添附図(第1
図〜第4図)を参照して具体的に説明する。
図示するごとく、長尺噴射パイプ1は先端に噴射ノズル
2を着脱自在に取付け、後端に圧縮気体(エア、不活性
ガス等)、耐火物、水等を噴射パイプ1に導入する搬送
ホ・−ス4を連結した状態にて走行台車5上に配置され
ている。
2を着脱自在に取付け、後端に圧縮気体(エア、不活性
ガス等)、耐火物、水等を噴射パイプ1に導入する搬送
ホ・−ス4を連結した状態にて走行台車5上に配置され
ている。
また噴射パイプ1はその中途をパイプ支持回転筒体6内
に摺動自在に支持されている。
に摺動自在に支持されている。
回転筒体6は前後部にパイプ繰出機構7を有しており、
これら繰出機構を駆動することによって噴射パイプ1は
転炉A等に対して進退することになる。
これら繰出機構を駆動することによって噴射パイプ1は
転炉A等に対して進退することになる。
また回転筒体6はその中途を筒体支持軸受8にて回動自
在に支持され、一方筒体支持軸受8はパイプ支持柱9の
頂部に枢軸8aにて枢支されている。
在に支持され、一方筒体支持軸受8はパイプ支持柱9の
頂部に枢軸8aにて枢支されている。
さらに回転筒体6は筒体支持軸受8近傍に大歯車10を
固着しており、同大歯車は支持柱9の上部に取付けた駆
動モータ11によって回転する小歯車12と所要の減速
比にて噛合している。
固着しており、同大歯車は支持柱9の上部に取付けた駆
動モータ11によって回転する小歯車12と所要の減速
比にて噛合している。
本考案の要旨は上述したごとく実質的にパイプ支持柱9
の走行台車5への機動的な取付構造にあり、本実施例に
あっては、まずパイプ支持柱9はその基端を進退台13
上に立設している。
の走行台車5への機動的な取付構造にあり、本実施例に
あっては、まずパイプ支持柱9はその基端を進退台13
上に立設している。
進退台13上にはさらにパイプ俯仰用シリンダ14が立
設されており、同シリンダの伸縮ロッド14a端は回転
筒体6の後部に取付けた回転輪15と枢支されている。
設されており、同シリンダの伸縮ロッド14a端は回転
筒体6の後部に取付けた回転輪15と枢支されている。
本実施例にあっては進退台13はさらに図示するごとく
材料タンク16、改質材タンク17及び/又は水タンク
18ないし上記シリフタ等駆動用油圧ポンプ22、油圧
ポンプ駆動用エンジン23を塔載することもできる。
材料タンク16、改質材タンク17及び/又は水タンク
18ないし上記シリフタ等駆動用油圧ポンプ22、油圧
ポンプ駆動用エンジン23を塔載することもできる。
進退台13は案内枠19に沿って前後に進退する上位架
台13aと同上位架台の進退を行なう駆動シリンダ20
を内蔵する下位架台13bよりなり、下位架台13bは
走行台車5上に旋廻自在に塔載しているターンテーブル
21上に取付けられている。
台13aと同上位架台の進退を行なう駆動シリンダ20
を内蔵する下位架台13bよりなり、下位架台13bは
走行台車5上に旋廻自在に塔載しているターンテーブル
21上に取付けられている。
上記構成によってターンテーブル21を回転すると第2
図に示す点線位置と実線位置を得る一方、駆動シリンダ
20を駆動することによって進退台13は第1図点線位
置と実線位置間にて前後に進退し、パイプ支持柱9を走
行台車5の前後所要位置にもたらすことができる。
図に示す点線位置と実線位置を得る一方、駆動シリンダ
20を駆動することによって進退台13は第1図点線位
置と実線位置間にて前後に進退し、パイプ支持柱9を走
行台車5の前後所要位置にもたらすことができる。
ついで上記構成を有するライニング装置を用いて転炉炉
壁へのスラグコーティング作業について述べる。
壁へのスラグコーティング作業について述べる。
まず第1図に示す状態にて走行台車5を転炉口Bと対峙
する位置にもたらす。
する位置にもたらす。
ついでパイプ繰出機構7を駆動して噴射パイプ1を転炉
A内へ装入し、俯仰角シリンダ14、駆動モータ11等
を駆動して噴射ノズル2を転炉A中の溶融スラグC中に
浸漬し、噴射ノズル2の噴射口2aを転炉炉壁の被施工
面に向ける。
A内へ装入し、俯仰角シリンダ14、駆動モータ11等
を駆動して噴射ノズル2を転炉A中の溶融スラグC中に
浸漬し、噴射ノズル2の噴射口2aを転炉炉壁の被施工
面に向ける。
その後搬送ホース4より噴射パイプ1に圧搾流体、水、
改質材等を給送し、噴射ノズル2の噴射口2aより溶融
スラグCとともに所要被施工壁面に噴射する。
改質材等を給送し、噴射ノズル2の噴射口2aより溶融
スラグCとともに所要被施工壁面に噴射する。
これによってスラグ等は炉壁損個所を補修することにな
る。
る。
そして上記補修作業において、転炉Aの転炉口B近傍の
炉壁補修が望まれる場合は、第3図に示すごとく駆動−
シリンダ20を駆動して上位架台13aと一体的にパイ
プ支持柱9を前進させ走行台車5の最前部に配設させ、
その後パイプ俯仰角シリンダ14を作動すれば噴射パイ
プ1は枢軸8aを中心として十分な角度に俯仰し噴射ノ
ズル2を転炉口B近傍の溶損個所に適確に対峙させるこ
とができる。
炉壁補修が望まれる場合は、第3図に示すごとく駆動−
シリンダ20を駆動して上位架台13aと一体的にパイ
プ支持柱9を前進させ走行台車5の最前部に配設させ、
その後パイプ俯仰角シリンダ14を作動すれば噴射パイ
プ1は枢軸8aを中心として十分な角度に俯仰し噴射ノ
ズル2を転炉口B近傍の溶損個所に適確に対峙させるこ
とができる。
また以上のようにして転炉炉壁の全溶損個所を補修する
作業の中途にて噴射ノズル2の交換が必要な場合は噴射
バイブ1自体を後退させるとともに進退台13すなわち
パイプ支持柱9も1体的に後退させ第1図に示すような
位置をとらせることによって噴射ノズル2を走行台車5
自体を移動することなく容易かつ迅速に交換できる。
作業の中途にて噴射ノズル2の交換が必要な場合は噴射
バイブ1自体を後退させるとともに進退台13すなわち
パイプ支持柱9も1体的に後退させ第1図に示すような
位置をとらせることによって噴射ノズル2を走行台車5
自体を移動することなく容易かつ迅速に交換できる。
以上述べてきたごとく本考案に係るライニング装置は下
記の効果を奏することができる。
記の効果を奏することができる。
(イ)走行台車を移動することなく、支柱の移動のみに
よって噴射パイプを移動でき、転炉炉口近傍まで支柱を
近づけることができるので、■噴射パイプの俯仰角が太
き(とれ、転炉開口部周辺のライニングが最適条件で容
易にてき、■作業者は転炉炉口から離れた輻射熱、粉塵
の少ない位置で作業ができるので環境を改善でき、さら
に■ 走行台車から降車することなく噴射ノズルの交換
を行うことができ、同交換を容易かつ安全に行うことが
できる。
よって噴射パイプを移動でき、転炉炉口近傍まで支柱を
近づけることができるので、■噴射パイプの俯仰角が太
き(とれ、転炉開口部周辺のライニングが最適条件で容
易にてき、■作業者は転炉炉口から離れた輻射熱、粉塵
の少ない位置で作業ができるので環境を改善でき、さら
に■ 走行台車から降車することなく噴射ノズルの交換
を行うことができ、同交換を容易かつ安全に行うことが
できる。
また交換後も、支柱の移動のみによって再度噴射パイプ
を前方位置に容易に移動することができ、補修作業を迅
速に再開することができる (口)噴射パイプのみを移動できるので、駆動力が最小
で済み、また走行台車上の他の装置を移動しなくて良い
ので、他の作業を妨げることがない。
を前方位置に容易に移動することができ、補修作業を迅
速に再開することができる (口)噴射パイプのみを移動できるので、駆動力が最小
で済み、また走行台車上の他の装置を移動しなくて良い
ので、他の作業を妨げることがない。
(ハ)パイプ支持柱の進退ストローク分だけ噴射バイブ
の全長を短縮でき、噴射パイプの軽量化、操作の容易化
を図ることができる。
の全長を短縮でき、噴射パイプの軽量化、操作の容易化
を図ることができる。
第1図は本考案に係るライニング装置の正面図、第2図
は同平面図、第3図は転炉口前の作業床面に配設した場
合の配置図、第4図は噴射ノズルによるスラグ噴射状態
を示す説明図である。 1・・・・・・噴射パイプ、5・・・・・・走行台車、
9・・・・・・パイプ支持柱、13・・・・・・進退台
、21・・・・・・ターンテーブル。
は同平面図、第3図は転炉口前の作業床面に配設した場
合の配置図、第4図は噴射ノズルによるスラグ噴射状態
を示す説明図である。 1・・・・・・噴射パイプ、5・・・・・・走行台車、
9・・・・・・パイプ支持柱、13・・・・・・進退台
、21・・・・・・ターンテーブル。
Claims (1)
- 噴射パイプを回転、俯仰、進退自在に支持する支柱を進
退台上に設け、同進退台を走行台車上に搭載したターン
テーブル上番ご取付けたことを特徴とする転炉等炉壁の
ライニング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12551580U JPS6018426Y2 (ja) | 1980-09-03 | 1980-09-03 | 転炉等炉壁のライニング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12551580U JPS6018426Y2 (ja) | 1980-09-03 | 1980-09-03 | 転炉等炉壁のライニング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5748250U JPS5748250U (ja) | 1982-03-18 |
JPS6018426Y2 true JPS6018426Y2 (ja) | 1985-06-04 |
Family
ID=29485980
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12551580U Expired JPS6018426Y2 (ja) | 1980-09-03 | 1980-09-03 | 転炉等炉壁のライニング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6018426Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-09-03 JP JP12551580U patent/JPS6018426Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5748250U (ja) | 1982-03-18 |
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