JPS60181345A - 流体噴射式織機における緯入れ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明は流体ｉｌＡ射式織機における締入れ装置に関
づ°るものである。

従来技術 流体噴射式織機に−３いては噴射ノズルから噴射される
流体により緯糸が経糸開口内に搬送されて緯入れが行わ
れる。゛そして、近年生産性向上のため機台の高速化が
進み、噴射ノズルによる緯糸推進力をより高める必要が
生じた。従来の噴射ノズルにおいても噴射ノズルに供給
される流体の圧力を高めれば、緯糸推進力すなわち緯糸
速度は大きくなるが流体の使用量が増大り゛るという不
都合がある。又、流体圧力の増大は糸切れにつながると
いう問題もある。一方、流体の流量の増大は緯糸の飛走
を安定させる効果があり、緯入れ機能に特に有効となる
。

目的 この発明は前記向題点に鑑みてなされたものであって、
その目的は噴射流体の使用量を増大することなく噴射ノ
ズル内の流量を増大させ、緯糸推進力すなわち緯糸速度
を高めることができるとともに緯“入れ安定性を向上す
ることができる流体噴射式織機にお番プる緯入れ装置を
提供することにある。

発明の椹成 前記の目的を達成するためこの発明においては、紳入れ
用噴射ノズルの周壁に同噴射ノズルの流体通路へ大気を
導入するための吸気孔を設け、同吸気孔の先端を前記噴
射ノズルへの圧力流体供給口の開目端より前方に開口す
るとともにその軸心線と噴射ノズルの軸心線とのなす角
度を４５度より小さくし、かつ吸気孔の断面積の和が前
記流体通路の断面積よりも小さくなるようにした。

実施例 以下この発明を具体化した一実施例を図面に従って説明
する。噴射ノズル１のノズル本体２は第１図に示−ツよ
うに機枠（図示しない）に固定されたブラケット３の嵌
挿孔４に嵌挿され、ノズル本体２のフランジ部２ａとノ
ズル本体２の後部外周に嵌挿された外管５と同外管５の
後端に当接するように螺合されたリングナツト６とによ
りブラケット３に固定されている。ノズル本体２の中心
に形成された流体通路７と連通Ｊるようにノズル本体２
の中心後部寄りに形成された収容部８には、中心部に緯
糸導入通路９ａが形成されたニードル９が螺合されてい
る。ノズル本体２の後部外周面には溝１０が環体に形成
され、溝１０の底部には周溝１０を前記収容部８に連通
させる圧力流体供給孔１１が複数個（この実施例では４
個）形成されている。前記外管５の下部には前記溝１ｏ
に連通Ｊる嵌合孔１２が形成され、同嵌合孔１２には圧
力流体供給用のバイブ１３が、嵌合固着されている。

ノズル本体２の周壁には前記流体通路７へ大気を導入す
るための３個の吸気孔１４が形成されている。同吸気孔
１４はその先端が前記圧力流体供給孔１１の開口端より
前方に開口されるとともに、その軸心線と噴Ｑ１ノズル
１の軸心線とのなす角度θが４５度より小ざくなるよう
に形成されている。

又、吸気孔１４はその断面積の和が前記流体通路７の断
面積よりも小さくなるにうに形成されている。又、前記
外管５には前記吸気孔１４と対応する位置に吸気孔１４
を外部と連通さぜるための連通孔１５がそれぞれ形成さ
れている。

次に前記のように構、成された装置の作用を説明する。

さて、圧力流体供給用バイブ１３から圧力流体が供給さ
れると圧力流体は満１０、圧力流体供給孔１１を経てニ
ードル９の作用により高速の流体流となって流体通路７
から経糸開口内へと噴射される。ニードル９の緯糸尋人
通路９ａから流体通路７内に入った緯糸Ｙは前記流体流
により推進ノｊが与えられ、流体流とともに経糸開口内
へ搬送される。このときバイブ１３から供給される圧力
流体により生じる流体流の作用ににり吸気孔１４から多
量の空気が流体通路７内に供給される。

そのため、バイブ１３から供給される圧力流体の圧力（
供給量）が同一でも、吸気孔１４を設りないものと比較
した場合、流体通路７内の空気量が増大しその結果緯糸
推進力が増大し緯糸Ｙの速瓜も増大される。

吸気孔１４の軸心線と噴射ノズル１の軸心線とのなす角
度θが４５度より大きな値となるように吸気孔１４を形
成した場合には、吸気孔１４から大気が流入せずに逆に
吸気孔１４から圧力流体が外部へ流出するという現象が
生じた。従って前記角度θの値は４５度より小さくする
必要がある。

又、吸気孔１４の孔径を各吸気孔１４の断面積の和が前
記流体通路７の断面積よりも大きくなるように形成した
場合にも、圧力流体が外部へ流出するという現象が（［
じるため、吸気孔１４の孔径は各吸気孔’＋　４の断面
積の和が前′記流体通路７の断面ｆｉ’＋　Ｊ、りも小
さくなるように形成り゛る必要がある。

なお、この発明は前記実施例に限定されるものではなく
、例えば、吸気孔１４の数には特に限定はない。しかし
、吸気孔１４の数を多くした場合にはそれらの断面積の
合計値を流体通路７の断面積Ｊ：り小さくすることが難
しくなるため１０個以下が好ましい。又、吸気孔１４は
流体通路７側の間口端位置が前記圧ツノ流体供給孔１１
の間口端位置より前方であれば配設箇所に特に限定はな
い。

効果 以上詳述したように、この発明によれば噴Ｑｌズルに供
給される圧力流体の作用により流体通路内に大気が導入
されるため、従来装置と比較した場合同一圧力流体使用
量においても流体通路内を流れる流体吊が増大しその結
果緯糸推進力すなわち緯糸速度が高められるとともに緯
入れの安定性が向上するという優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明を具体化した一実施例を示す縦断面図
、第２図は第１図におけるＡ−Ａ線断面図、第３図は同
じく第１図におけるＢ−Ｂ線断面図である。 噴射ノズル１、ノズル本体２、外管５、流体通路７、ニ
ードル９、圧力流体供給孔１１、吸気孔１４、角度θ。 特許出願人　株式会社豊田自ＩＪＪ織ｌｊ！ｌｖＪ作所
代　理　人　弁理士　恩１）博宣

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ｉ、ｍ入れ用噴射ノズルの周壁に同鴫射ノズルの流体通
   路へ人気を導入するための吸気孔を設け、同吸気孔の先
   端を前記噴射ノズルへの圧力流体供給孔の開口端より前
   方に開口するとともに、その軸心線と噴射ノズルの軸心
   線とのなす角度′ｔｒ４５廉より小さくし、かつ吸気孔
   の断面積の和が前記流体通路の断面積よりも小さくなる
   ようにしたことを特徴とする流体噴射式織機における緯
   入れ装置。