JPS60174952A - 血液凝固促進剤 - Google Patents

血液凝固促進剤

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JPS60174952A
JPS60174952A JP59031794A JP3179484A JPS60174952A JP S60174952 A JPS60174952 A JP S60174952A JP 59031794 A JP59031794 A JP 59031794A JP 3179484 A JP3179484 A JP 3179484A JP S60174952 A JPS60174952 A JP S60174952A
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JP
Japan
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blood coagulation
blood
compound
residual group
protease
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JP59031794A
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JPH0546502B2 (ja
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Hideo Anraku
秀雄 安楽
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/86Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing involving blood coagulating time or factors, or their receptors

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は血液凝固促進剤に関する。
(従来技術) 近年、検査技術の目覚しい進歩と相俟って、血清生化学
検査、血清免疫学検査、血球検査等の血液検査が広く普
及し、病気予防や早期診断に大きく貢献するに至ってい
る。なかでも血清検査は血液検査の主体をなしており、
この検査において必要な血清は、通常、血液を血液検査
用容器に採取し、これを凝固させた後、遠心分離によっ
て比重の異なる血餅、即ち、フィブリンと血球が混合し
たゲル様塊状物を分離させ、血清部分をピペットで吸い
上げたり、或いはデカンテーションして採取している。
しかしながら、一般に血液゛は凝固するまでにかなりの
時間を要し、従来、迅速に検査を実施することが困難で
ある。最も血液、凝固時間が短いとされているガラス製
血液検査用容器でさえ、血液を注入した後、凝固に至る
までに40分乃至60分を必要とし、合成樹脂製血液検
査用容器に至っては、血液凝固までに4時間以上の放置
を必要とする。
このため、血液凝固第x■因子活性化能を有し、血液凝
固を促進するガラス、カオリン、ベントナイト、シリカ
、エラジン酸等が血清検査における血液凝固促進剤とし
てのほか、血液の凝固機能検査の一つである活性化部分
トロンボプラスミン時間の測定試薬の一成分として実用
に供されているが、その純度や組成等によってその活性
化能が安定しない問題がある。
更に、これらの血液凝固促進剤による場合、一般に血液
凝固後に血清から血餅を遠心分離し、血清を採取する際
に血清の分離性がよくなく、血清に血餅成分が混入する
のを避けられない。
(発明の目的) 本発明は上記した問題を解決するためになされたもので
あって、x■因子を活性化させ、血液凝固に要する時間
を大幅に短縮させると共に、その血液凝固の促進効果が
極めて安定しており、更に、血清の分離性にもすぐれた
血液凝固促進剤を提供することを目的とするものである
(発明の構成) 本発明の血液凝固促進剤は、血液凝固第xn因子の非酵
素的活性化剤と、アミノ酸配列においてArg又はLy
s残基と任意のアミノ酸残基との間の結合の加水分解酵
素とを含有することを特徴とするものである。
本発明による血液凝固促進剤における一成分である非酵
素的活性化剤としては、従来より知られている吸着性無
機物、例えば、カオリン、セライト、シリカ等も用いら
れるが、特に、本発明においては、一般式 (1) (但し、Aは環式化合物の残基を示す。)で表わされ、
且つ、上記二つの相隣るカルボニル基が立体的に実質的
に同一の平面上にある環式有機化合物が好ましく用いら
れる。
上記環式有機化合物は、二つの相隣るカルボニル基と残
基Aとが形成する同素環式又は異節環式化合物のいずれ
であってもよく、また、このような環式化合物は単環式
であっても、多環式化合物であってもよいが、少なくと
も二つのカルボニル炭素を含む環が6員環又は5員環で
ある環式化合物が好ましい。
特に、好ましい6員環式化合物は次式 (I 4 (II) (但し、R1、R2、R3及びR4は水素、炭化水素基
、極性置換基又は多環式化合物における残基を示す。) で表わされる0−キノン環を有する化合物である。
上記式において炭化水素基は特に制限されるものではな
いが、好ましくはアルキル基であり、また、上記極性置
換基も特に制限されるものではないが、例えば、カルボ
キシル基、カルボン酸エステル基、水酸基、アミノ基、
メルカプト基等である。従って、0−キノン環を有する
化合物の好ましい具体例として、例えば、0−キノン、
次の一般式(1) (但し、R5はアルキル基を示す。) で表わされる没食子酸アルキルエステル酸化物、次式 () () でそれぞれ表わされるエラジン酸部分酸化物及び完全酸
化物、次式 HO (VI) (■) で表わされる1、4−ジ(3,4−ジヒドロキシフェニ
ル)2.3−ジメチルブタン部分酸化物及び完全酸化物
等を挙げることができる。
また、二つのカルボニル炭素を含む環が5員環である同
素環式化合物の好ましい具体例として、次式 () で表わされる1、2.3−1−リケトヒドロインデンを
挙げることができる。
更に、上記環式化合物として好ましく用いることができ
る異部環式化合物の一つは、次の一般式6 (IX) (但し、R6は水素、炭化水素基又は多環式化合物にお
ける残基を示し、R7及びR8は水素、炭化水素基、極
性置換基又は多環式化合物における残基を示す。) で表わされ、ここに、上記炭化水素基及び極性置換基に
ついては前記と同じである。
このような化合物の好ましい具体例として、例えば、次
式で表わされるイサチンを挙げることができる。
(X) これら一群の化合物は、いずれも分子内に立体的に同一
の乃至は近似的に同一の平面上に二つの相隣るカルボニ
ル基をもち、詳細な作用機序は不明であるが、血液凝固
因子に対して特異的な効果を示す。一方、同じく分子内
に相隣るカルボニル基をもちながら、それらが同一平面
上にないために血液凝固促進剤機能をもたない化合物と
しては、例えば次式で表わされる1、2−ジ乞トシクロ
ヘキサンがある。
(XI) この場合、二つの相隣るカルボニル基をつなぐ脂環はか
なりのフレキシビリティ−を有し、そのためにこれらカ
ルボニル基同士は立体反発によって相互にゴーシュの位
置にあり、同一平面上にない。そして、この化合物は血
液凝固因子に対して何ら特異的な効果を示さない。これ
らの事実はおそらく立体的に特別な位置にある二つの相
隣るカルボニル基がタンパク質である血液凝固因子のあ
る特定の部位と立体構造的に特殊な関係をもっためであ
ろうと推測される。
次に、本発明による血液凝固促進剤の他の成分である加
水分解酵素は、アミノ酸配列においてArg又はLys
残基と任意のアミノ酸残基との間の結合の加水分解酵素
であり、このような加水分解酵素としては、特にプロテ
アーゼが好ましく用いられる。このプロテアーゼの具体
例として、例えば、トリプシン、トロンビン、ヘビ毒ト
ロンビン様酵素等のセリンプロテアーゼ、カテプシンB
、フィシン等のチオールプロテアーゼ、キニナーゼIの
ような金属プロテアーゼ等を挙げることができるが、セ
リンプロテアーゼが入手容易でもあるので、使用するの
に好適である。これらプロテアーゼは、単独でも血液凝
固を活性化し得るが、本発明に従って、前記した非酵素
的活性化剤、特に、前記環式化合物からなるxn因子活
性化剤と併用することによって、血液凝固の活性化能が
飛躍的に向上するのである。
本発明の血液凝固促進剤の使用においては、例えば、血
液を血液検査用容器に採堆し、これを凝固させる際に促
進剤を血液中に存在させる。この場合、上記血液凝固促
進剤は、これをそのままの粉末状で血液中に存在させて
もよいが、好ましくは、血液凝固促進剤を適宜の溶剤に
熔解若しくは分散させて、血液中に添加する。上記血液
検査用容器は特に制限されず、従来より通常に用いられ
ているガラス製又は樹脂製の容器が適宜に用いられる。
尚、血液が血液検査用容器内において瞬間的に、又は部
分的に高濃度のこれら血液凝固促進剤と接触し、血液中
のタンパク質成分が変質するおそれがあるときは、比表
面積の大きい担体に血液凝固促進剤を担持させ、これを
血液検査用容器中の血液に添加してもよい。上記担体と
しては、血液検査に有害な影響を与えず、大きい比表面
積を有するものであれば、特に制限されることなく、種
々のものを用いることができるが、例えば、不織布、織
布、樹脂ビーズ等を好適に用いることができる。
このような担体に血液凝固促進剤を担持させるには、例
えば、その溶液や分散液を塗布し、又はこれに浸漬した
後、乾燥して、担体に付着させればよい。また、アラビ
アゴム等の適宜の助剤と混合して水分散液とし、これを
急速凍結乾燥する等の方法により、′血液凝固促進剤を
担持した粒子状物を得ることもできる。
血液凝固促進剤の血液中における存在量は、血液In+
1について少なくともIXI(+−gであり、これより
も少ないときは、血液凝固の促進効果が乏しい。しかし
、余りに多量に存在させるときは、却って血液検査に種
々の支障を来すおそれがあるので、10 g以下とする
のが好ましい。
(発明の効果) 本発明の血液凝固促進剤によれば、これを血液中に存在
させるとき、XIT因子が迅速に活性化され、容器に血
液を採取後の凝固に要する時間が著しく短縮されると共
に、血餅成分の収縮が十分に行なわれる結果、血清と血
餅との分離性にすぐれ、分離採取した血清に血餅成分が
混入することがなく、更に、血清の収量も著しく増大す
る。従っ、本発明の血液凝固促進剤は、臨床検査分野に
おいて広く用い−ることができるほか、出血側の止血等
にも使用することができる。
以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこ
れら実施例により何ら限定されるものではない。
(実施例) 実施例1 血液凝固節x■因子活性化剤としての前記環式化合物と
して、エラグ酸酸化物、1,2.3−1−リヶトヒドロ
インデンを、また、プロテアーゼとしてトリプシン、ト
ロンビン及び蛇毒トロンビン様酵素をそれぞれ用いて、
本発明による血液凝固促進剤水溶液を調製した。尚、各
血液凝固促進剤における各成分の含有量は、環式化合物
が0.5重量%、プロテアーゼは、トリプシン、トロン
ビン及び□蛇毒トロンビン様酵素がそれぞれについて0
.05重量%、500単位/ml及びO,OO5重量%
とした。
市販のポリエチレンプレーンスピッツを用いて、本発明
による血液凝固促進剤30μlを入所鮮血3m1に加え
、血液が流動性を失なうまでに要した時間を凝固時間と
して測定し、また、凝固後、3000回転/分で5分間
遠心分離して、分離状態を観察した。
結果を第1表に示す。
比較例1 比較のために、実施例Iで用いた環式化合物及びプロテ
アーゼをそれぞれ単独で用いた場合の凝固時間及び分離
状態を第2表に示す。
比較例2 血液凝固促進剤を用いないほかは、実施例1と同様に血
液処理したときの凝固時間及び分離状態を第3表に示す
特許出願人 積水化学工業株式会社 代表者 藤 沼 基 利

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)血液凝固第xn因子の非酵素的活性化剤と、アミ
    ノ酸配列においで/lrg又はLys残基と任意のアミ
    ノ酸残基との間の結合の加水分解酵素とを含有すること
    を特徴とする血液凝固促進剤。
  2. (2) 血液凝固第xn因子の非酵素的活性化剤が、一
    般式 (但し、Aば環式化合物の残基を示す。)で表わされ、
    且つ、上記二つの相隣るカルボニル基が立体的に実質的
    に同一の平面上にある環式有機化合物であることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の血液凝固促進剤。
JP59031794A 1984-02-21 1984-02-21 血液凝固促進剤 Granted JPS60174952A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0241314A2 (en) * 1986-04-11 1987-10-14 Sekisui Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha An accelerator of the activity of hydrolase
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