JPS6017366Y2 - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JPS6017366Y2
JPS6017366Y2 JP9686280U JP9686280U JPS6017366Y2 JP S6017366 Y2 JPS6017366 Y2 JP S6017366Y2 JP 9686280 U JP9686280 U JP 9686280U JP 9686280 U JP9686280 U JP 9686280U JP S6017366 Y2 JPS6017366 Y2 JP S6017366Y2
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JP
Japan
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air
mode
cold air
pie
cold
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JP9686280U
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JPS5720311U (ja
Inventor
文夫 谷口
Original Assignee
日産自動車株式会社
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【考案の詳細な説明】 この考案は、自動車等の乗物に使用される空気調和装置
に関するもので、外気または内気を冷房し、冷風と温風
との混合して吹出空気の温度を制御する空気調和装置に
関するものである。
従来の空気調和装置としては、例えば実開昭55−11
314号公報の第2図をベースとした第1図に示すよう
なものがある。
外気または内気は、それぞれ外気取入口1、内気取入口
2からエアインテークドア3の切換えによりブロア4に
よって取り入れられる。
さらにブロア4によって送られる風は、エバポレータ5
を通過し、エアミックスドア6の開閉状態により種々の
モードの吹出空気とされる。
例えば、エアミックスドア6が上方に閉じたヒートモー
ドに選択されているときには、エバポレータ5を通過し
た風は、ヒータコア8を通過して暖められ、エアミック
スチャンバ7を通過して上方吹出口10および下方吹出
口11から温風として吹出される。
一方、エアミックスドア6が下方に閉じたクーラモード
1に選択されているときには、エバポレータ5によって
冷された風は、ヒータコア8を通過することなく、その
ままエアミックスチャンバ7を通過して先述の吹出口1
0.11から冷風として吹出される。
他方、第1図に示すようにエアミックスドア6が中間開
度に選択されているときには、エバポレータ5を通過し
た風は、エアミックスドア6で分離され、一方がそのま
まエアミックスチャンバ7に入り、他方がヒータコア8
を通過して同様にエアミックスチャンバ7に入る。
このエアミックスチャンバ7では、この入口に固設され
た上板、下板よりなる絞り板9,9によって、エバポレ
ータ5を通過したままの冷風とヒータコア8を通過した
温風とが均一に混合される。
混合されて温度差のなくなった風が、上方吹出口10お
よび下方吹出口11から吹出される。
従って、エアミックスドア6の開度を調整することによ
り広範囲の温度域にわたって所望の温度が得られる。
しかしながら、従来の空気調和装置は、上・下絞り板9
. 9によってエアミックスチャンバ内で、冷風と温風
とを均一に混合し、略同一温度の風を吹出口10.11
から吹き出させる構成となっているため、上方吹出口1
0から冷風を吹き出させ、下方吹出口11から温風を吹
き出させるいわゆる頭寒足熱を行なうパイレベルモード
時の機能を十分に果すことができない問題点がある。
そこで、パイレベルモード時には冷風を温風と混合させ
ずにその冷風の一部を上方吹出口に導く構成とすること
が考えられるが、その場合に、従来構成を大幅に変更す
ることなく、極力簡単な構成で上方吹出口に冷風を導く
構成とすることが望ましく、かつ、上方吹出口、下方吹
出口とから吹き出される吹出し空気の温度を微細に制御
できる構成とすることが望ましい。
本考案は、上記の観点からなされたもので、その目的と
するところは、従来の構成を大幅に変更することなく極
めて簡単な構成でパイレベルモード時に冷風を効率よく
上方吹出口に導いて、パイレベルモード時の頭寒足熱の
効率の向上を期待でき、かつ、上方吹出口と下方吹出口
との双方から吹き出される吹出し空気の度を微細に制御
できる空気調和装置を提供することにある。
本考案の特徴は、上絞り板そのものを冷風の流れの方向
に対して垂直な位置とこの冷風の流れの方向に対して平
行なダクト上壁平行位置との間で回動可能の構成とし、
その上絞り板をパイレベルモード時にそのダクト上壁平
行位置に向かって回動させる作動手段に連結し、エアミ
ックスドアはパイレベルモード時にあってもフルホット
モードとフルクーラモードとの間の回動域全域にわたっ
て回動され得る構成としたところにある。
以下、この考案の実施例を図面基づいて説明する。
第2図および第3図は、この考案の一実施例を示す図で
あるが、図中従来と同一ないし均等の部品または部位に
は同一符号を付して説明を省略する。
まず構成を説明するに、この実施例に示す空調装置と従
来のものとの相違点は、パイレベルモード時に、上絞り
板12そのものを冷風の流れの方向に対して垂直な位置
から冷風の流れの方向に対して平行なダクト上壁平行位
置に向かって回動される構成となっていると共に、エア
ミックスドア6がパイレベルモード時にあってもフルホ
ットモードとフルクーラモードとの間の回動域全域にわ
たって回動される構成となっているとるにある。
第2図においては、上絞り板12がダクト上壁平行位置
にある状態が実線で示されており、上絞り板12が冷風
の流れの方向に対して垂直な位置にある状態が二点鎖線
で示されている。
この上絞り板12の上端部12bは、ダクト13から外
部に向かって延設して、そのダクト13外に露出してい
る部分は延設部12aと腰その延設部12aと作動手段
であるバキュームアクチュエータ14とをロッド15で
連結し、さらにロッド15と反対側ではダクト13の一
部と延設部12aとをスプリング16で連結し、上絞り
板12の上端部12bにピン17を設け、上絞り板12
をこのピン7を支点にして、この上絞り板12そのもの
を冷風の流れの方向に対して垂直な位置とこの冷風の流
れの方向に対して平行なダクト上壁平行位置との間で回
動可能の構成とする。
バキュームアクチュエータ14のダイヤフラ1114a
に対してロッド15と反対側にチューブ18を接続し、
図示しない負圧源へ連結する。
自動車における負圧源は、例えばエンジンのインテーク
マニホールドに求められる。
バキューl、アクチュエータ14と負圧源とを連結する
チューブ18の途中に電磁弁19を挿入し、図示しない
モード選択レバーの位置によって作動されるマイクロス
イッチ20を電磁弁19の作動回路に入れる。
電磁弁19は、3図のようにマイクロスイッチ20がオ
フの状態で両側のチューブ18.18間を連通ており、
負圧源からの負圧をバキュームアクチュエータ14のダ
イヤフラム14aへ伝達スる。
ダイヤフラム14aは、2点鎖のように変位し、ダクト
13で上絞り板12を2点鎖線のように突出させる。
一方、上絞り板12をダクト13の壁と平行になるよう
に倒すには、マイクロスイッチ20をオンとして電磁弁
19を作動させ、チューブ18の連通を断ち、バキュー
ムアクチュエータ14側のチューブ18を大気に開放し
、ダイヤフラム14aに負圧が掛らないようにする。
そうするとスプリング16の力で第3図実線のように上
絞り板12がダクト13の壁に平行に倒れる。
従って、吹出空気の温度を十分に混合して均一にするた
めには、マイクロスイッチ20をオフ状態で、電磁弁1
9を作動させずに従来と同様に上絞り板12を2点鎖線
のように立てる。
これは、フルホットモード(ヒータモード)とフルクー
ラモード(クーラモード)間における温度域で吹出空気
を均一とする。
一方、頭寒足熱の暖房をするパイレベルモード、すなわ
ち、上方吹出口10からの吹出空気温度を低く、下方吹
出口11からの吹出空気温度を高くするには、マイクロ
スイッチ20をオン状態として、電磁弁19を作動させ
、ダイヤフラム14aの負圧を除去し、スプリング16
で上絞り板12の延設部12aを引き寄せて、上絞り板
を第3図の実線のように倒す。
第2図で示すパイレベルモードに作動させると、エバポ
レータ5を通過してきた冷風は、エアミックスドア6に
よって分離れ、エアミックスドア6の上方を通った冷風
そのままエアミックスチャンバ7に入り、下方を通た冷
風はヒータコア8によって暖められて絞り板9を通過し
てエアミックスチャンバ7に入る。
下方の絞り板9のみが立っているために、エアミックス
チャンバ7での混合は、従来のように上下の絞り板9が
立っている時に比べて少くなる。
すなわち、上絞り板12が倒れていない上方を通過する
冷風は勢いを殺がれることなくほぼ直進し、ヒータコア
8を通過した温風は絞り板9で乱流を起し、エアミック
スチャンバ7内で冷風と幾分混ざる。
従って、冷風は幾分暖められて上方吹出口10から、温
風は幾分冷やされて下方吹出口11から吹き出される。
しかしながら、これら上方および下方の吹出口10.1
1からの吹出空気の温度差は十分につけられているため
、上方吹出口10からの吹出空気温度は低く、下方吹出
口からの吹出空気温度は高い。
次に第4図は、バキュームアクチュエータ14を作動す
る電磁弁19に代わる機構のバキュームセレクタ21を
示す。
バキュームセレクタ21を、扇状の歯車を有するモード
操作レバー22とこの扇状の歯車に噛合する平歯車を有
するエア連通装置23とから構成する。
このエア連通装置23を、上方て回動自在の駒23aと
固定される円板23bとで構成し、円板23bには負圧
源へと連結されるチューブ23cと各ドア、例えばエア
ミックスドア6および上絞り板12に連結されるチュー
ブ23dとを接続する。
駒23aと円板23bとの接合面にはモード操作レバー
22により駒23aが回転されて、負圧源へのチューブ
23Cと各ドアおよび上絞り板12へ連結されるチュー
ブ23dとが各選択されたモードで連通ずるような溝2
3e等を形成する。
従って、このバキュームセレクタ21の作用は、第2図
および第3図で説明した電磁弁19の作用と同様である
ため説明を省略する。
なおこの実施例においては、作動手段としてエンジン負
圧を用いたバキュームアクチュエータを採用したが、そ
の他、モータ、あるいはリンク機構を使用した手動で駆
動する手段であってもよいことは勿論である。
以上説明したように、本考案は、上絞り板そのものを冷
風の流れの方向に対して垂直な位置とこ′の冷風の流れ
の方向に対して平行なダクト上壁平行位置との間で回動
可能の構成とし、パイレベルモード時に上絞り板を作動
手段によってダクト上壁平行位置に向って回動させ、か
つ、パイレベルモード時にあってもエアミックスドアは
フルホットモードとフルクーラモードとの間の回動域全
域にわたって回動させる構成としたから以下の効果を奏
する。
■ 本考案による空気調和装置は、上絞り板そのものを
回動させる構成となっているから、パイレベルモード時
に上絞り板の存在による流路抵抗を小さくして冷風を効
率よく上方吹出口に導くことができ、従来のものに大幅
な変更を加えることなく簡単な構成でパイレベルモード
時の頭寒足熱を効率よく行なうことができる。
■ 本考案による空気調和装置は、パイレベルモード時
にあっても、エアミックスドアがフルホットモードとフ
ルクーラモードとの回動全域にわたって回動させる構成
となっているから、パイレベルモード時にエアミックス
ドアの回動角度を調整することによって上方吹出口と下
方吹出口とから吹き出される吹出空気の温度を微細に制
御でき、頭寒足熱の温度制御をきめ細かに行なうことが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の固定した絞り板を有する空気調和装置の
概略構成図、第2図は本考案に係る可倒絞り板を備えた
空気調和装置のパイレベルモード状態を示す概略構成図
、第3図は第2図のバキュームアクチュエータの作動原
理図、第4図は電磁弁に代わるバキュームセレクタを示
す斜視図である。 5・・・・・・・・・エバポレータ、6・・・・・・エ
アミックスドア、7・・・・・・エアミックスチャンバ
、8−−−−−−ヒータコア、9・・・・・・絞り板、
12・・・・・・上絞り板、14・・・・・・バキュー
ムアクチュエータ(作動手段)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 冷風と温風との混合割合をエアミックスドアで調整し、
    エアミックスチャンバの入口に設けた上絞り板と下絞り
    板とによって冷風と温風との混合して吹出空気の温度を
    制御する空気調和装置において、 前記上絞り板そのものを冷風の流れの方向に対して垂直
    な位置と該冷風の流れの方向に対して平行なダクト土壁
    平行位置との間で回動可能の構成とし、前記上絞り板を
    パイレベルモード時に前記ダクト上壁平行位置に向かっ
    て回動させる作動手段に連結し、前記エアミックスドア
    は前記パイレベルモード時にあってもフルホットモード
    とフルクーラモードとの間の回動域全域にわたって回動
    されることを特徴とする空気調和装置。
JP9686280U 1980-07-11 1980-07-11 空気調和装置 Expired JPS6017366Y2 (ja)

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JP9686280U JPS6017366Y2 (ja) 1980-07-11 1980-07-11 空気調和装置

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JP9686280U JPS6017366Y2 (ja) 1980-07-11 1980-07-11 空気調和装置

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JPS5720311U JPS5720311U (ja) 1982-02-02
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JP9686280U Expired JPS6017366Y2 (ja) 1980-07-11 1980-07-11 空気調和装置

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