JPS60169498A - 成人t細胞白血病ウイルス抗原ペプチド誘導体 - Google Patents

成人t細胞白血病ウイルス抗原ペプチド誘導体

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JPS60169498A
JPS60169498A JP59024187A JP2418784A JPS60169498A JP S60169498 A JPS60169498 A JP S60169498A JP 59024187 A JP59024187 A JP 59024187A JP 2418784 A JP2418784 A JP 2418784A JP S60169498 A JPS60169498 A JP S60169498A
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Japan
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enzyme
adult
antigen peptide
dna fragment
fusion protein
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JP59024187A
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Seiga Itou
伊藤 菁莪
Susumu Sekine
進 関根
Fusatsugu Taniguchi
維紹 谷口
Mitsuaki Yoshida
吉田 光昭
Haruo Sugano
晴夫 菅野
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KH Neochem Co Ltd
Original Assignee
Japanese Foundation for Cancer Research
Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、成人T細胞白血病ウィルス抗原ペプチドと酵
素との融合蛋白質、該ペプチドおよび融合蛋白質をコー
ドするDNA断片を組み込んだ組換え体プラスミド、咳
プラスミドを含む微生物および該微生物を用いる成人T
細胞白血病ウィルス抗原ペプチドまたは該ペプチドと酵
素との融合蛋白質の製造法に関する。
成人T細胞白血病ウィルス[adulf T cell
 leukemiavirus 、以下ATLVと略記
する、ATLVは、またヒトT細胞白血病ウィルス(H
TLV)とも言うがここではATLVを用いる。〕は、
成人T細胞白血病(adult T cell leu
kemia以下ATLと略記する)患者より分離された
C型し)oウィルスである[ Hinuma et a
l、、 Proc、 Natl、 Acad。
Sci、、 LISA、 78.6476−6480 
(1980) ] 。ATL患者の予後は極めて不良で
あり有効な治療法もなく、患者の半数は半年以内に死亡
するという報告が多い。
近年、ATL患者血清中にATLIIll1m由来培養
株であるMT−1細胞と特異的に反応する抗体の存在が
発見されたく同」二文献)。その後ATL患者全例にこ
の抗体の存在が確認され、この抗体に体する抗原はAT
L−関連抗原(ATL−associatedanti
gen (s)以下ΔTLAと略記する)と呼ばれてい
る。このATLAに対する抗体く以下抗ΔTLA抗体と
略記する)は、ATL多発地帯の正常健康人の25%に
も存在すること、さらに抗ATL−A抗体保持者の分布
はATL多発地帯に一致することが判明している(同上
文献)。MT−1細胞にはC型レトロウィルスの生成が
見出され、ATLAの主体がこのレトロウィル抗原であ
り、抗ATLΔ抗体は、このウィルスの構成蛋白質(と
くにp24)と反応することが判明してきた。また、M
T−1細胞ならびに患者末梢血リンパ球中にはATLV
のゲノムの存在が証明されるとともに[Yoshida
 et al、、 Proc、 Natl、 Acad
、 Sci、。
lIs八、79.20:3L−2035(1982)1
 、正常人で抗ΔTLA抗体陽性者のリンパ球を培養し
てもATLVが検出される。
このようにATLとATLVは密接な関係があり、AT
LVはATLの原因ウィルスと考えられているが、いま
だ感染経路等は知られていない。
家族内集積性のみられることから、夫婦間、母子間の感
染が主なものであろうことは指摘されている。
さらに重要な経路としては輸血が挙げられており、実際
抗ATLA抗体陽性の血液を輸血した際、受血者の抗A
TLA抗体が陽転した臨床例も報告されている。ATL
多発地帯の健康人の25%が抗ΔTLΔ抗体陽性者であ
り、これらの人々はATLVの保持者である可能性が極
めて高いため、これらの人々からの血液を輸血に用いる
のは避けなければならない。
従来、抗ΔTLΔ抗体の検出は、ATL由来培養株のア
セトン固定スライドを用いた間接螢光抗体法により行わ
れているが、一度に多数の血清を迅速に検定するという
目的のだ約には不便である。
他の感染症の場合には、細胞ではなく抗原そのものを検
定に用いる方法が、このような目的にかなった方法上し
て有効であることが明らかとなっている。現在、ATL
由来培養細胞株であるMT−2等の細胞抽出液を抗原と
して用いる方法も検討されているが、この方法では、■
細胞の培養が高価につくこと、■ATLVを産生ずるこ
れらの細胞を大量生産に用いるには安全性の面で問題が
あること、■細胞から抽出する場合はその生産量が限ら
れるこさなどの問題があり、ATL八を安価に大量に1
尋る為の有効な手段がめられている。
本発明者らは、抗ΔTLA抗体の検出に役立つATL八
を大量かつ安価に供給できる方法について研究を行った
。その結果、ATLVゲノム中主な抗原ペプチドp24
をコードするgag遺伝子中のDNA断片を組換えDN
Aの手法を用いて、ベクターDNAに組み込み、得られ
た組み換え体DNAを含む微生物を培養した結果、ΔT
LV抗原ペプチドが著量生成蓄積されることを見出した
(特願昭58−170908)。
そこで、さらに効率のよい発現を目的に研究を行った。
また同時に、抗原ペプチドの検出を簡便にし、かつ実際
の抗ΔTLA抗体の検定の際にも有用ξあると期待され
る抗原ペプチドと酵素との融合蛋白質を生成させる組換
えDNAと該DNAを含む微生物による該融合蛋白質の
効率よい生成を確認し、本発明を完成した。
以下本発明の詳細な説明する。
本発明は、ATLV抗原ペプチドと酵素との融合蛋白質
、該ペプチドおよび該融合蛋白質をコードするDNA断
片を組み込んだ組換え体プラスミド、該プラスミドを含
む微生物および該微生物を用いるΔTLV抗原ペプチド
およびATLV抗原ペプチドと酵素との融合蛋白質の製
造法を提供する。
本発明の組換え体プラスミドの造成は以下の通り行われ
る。
ΔTLV抗原ペプチドをコードするDNAと酵素の遺伝
子とを供給したDNAを組換えDNA技法によりベクタ
ーDNAに組み込むことにより、ΔTLV抗原ペプチド
と酵素との融合蛋白質をコードするDNAを組み込んだ
組換え体プラスミドを造成することができる。
ATLV粒子の構成蛋白質としては、pll。
p14.pl?、p24.p45などが知られている。
このうち最も量的に多く、かつATL患者血清七の反応
性の高いのはp24である。すなわち、患者血清中の抗
体のうちでp24と反応する抗体が最も多いと考えられ
る。また、MT−1。
MT−2等のATL細胞由来の培養株においても、p2
4は高い発現量を示している。このように、p24がA
TLV抗原ペプチドとして主要なものであることは明白
であるが、このことは、p24が最も早く精製され、研
究が進められてきたことでも明らかである。
さらに、抗ATLA抗体陽性の血清ではほとんど例外な
く、p24を免疫沈降させることから、はとんどの抗Δ
T L A抗体患者は少なくともp24に体する抗体を
持っているものと推測され、広汎な血清の検定を行う場
合、抗原としてp24を用いるのが最も普遍性があり、
妥轟であろうと考えられる。
近年、酵素を結合させた抗体を用いた抗原の検出法がさ
かんに行われている。この方法では最終的に、その酵素
に対応ず基質を加え、分解された基質の発現により酵素
と抗体よの複合体、さらに抗原を検出しようとするもの
で、極めて簡便かつ高感度の方法である。現在この目的
に用いられる酵素としては、パーオキシダー七、アルカ
リフォスファターゼ、β−ガラクトシダーゼが一般的で
ある。そこで、抗原であるATLVのペプチドにこのよ
うな酵素を融合させて得られる融合蛋白質はATLV抗
原ペプチドとしての抗原性と、このような酵素活性を合
わせもつので、上記の抗原検出法に適当な修飾を加える
ことにより、極めて高い利用価値を持つものと期待され
る。さらに、ATLV抗原ペプチドを生産させる場合、
精製等においてその定量や純度の検定等に適当な手段が
ない。唯一の方法は患者の抗血清によるものであるが、
そのような抗血清は量的に限られるし、安全性の面から
も望ましくない。そこで、最初から抗原ペプチドと適当
な酵素の融合蛋白質をつくらせるように設計しておけば
、その定量や検出は、その融合させた酵素の活性を測定
することにより容易に行なえる。
本発明者らは、ATLV抗原ペプチドに酵素とくにβ−
ガラクトシダーゼを融合させた蛋白質の製造法について
研究を行っjこ。
ATLV抗原ペプチドをコードするDNAとしては、例
えば清水らによりクローン化されjこpATK O3[
5eiki et aユ、、Proc、Natl、八c
ad、 Sci。
USA、 80.3618−3622 (1983) 
:l ヤ、本発明者らにより、造成されたその誘導体p
ATK105(特願昭58−170908)を用いるこ
とができる。
ΔTLVのゲノムは両端のLTRとgag、pol。
envの少なくとも3つの遺伝子からなる。ウィルス抗
原として最も詳細な研究が行われているp24は、ウィ
ルスのコア蛋白質であることから、gag遺伝子産物で
あることが推定されていたが、実際0roszlan 
らにより決定されたp24のアミノ酸配列C0rosz
lan et al、、 Proc、 Natl、 A
cad。
Sci、USA、−ヱ9.1291−1294 (19
B2) :lをコードし得るDNA配列がgag遺伝子
中に見出される。
pATKO3は5’LTR,gagとpalの一部まで
を含むクローンであるが、pATK105は、このうち
5’ L T Rとpalの一部を除き、gag部分だ
けを含むため、gag遺伝子DNAの操作をする上では
より望ましい形 となっている。
β−ガラクトシダーゼをコードするDNAとしては、例
えば大腸菌β−ガラクトシダーゼ遺伝子を含むpMc1
587[第2図に制限地図を示したプラスミドでBsc
herichia coli 8MC1587。
FERM BP−484から常法により採取することが
できる〕を用いることができる。pMC1587のβ−
ガラクトシダーゼ遺伝子(lac’Zと呼ばれる)では
、N末端から8つのアミノ酸が欠失させてあり、その直
前にEcoRI、SmaI。
13amHIの制限酵素切断部位が設けである。β−ガ
ラクトシダーゼは、そのN末端22個のアミノ酸を除い
ても活性に変化がなく、pMc1587にコードされる
該酵素も当然酵素活性を有する。
上記3種の制限酵素切断部位を用い、gag遺伝子と結
合することによりgag遺伝子と]ac’Zとの融合遺
伝子を造成することができる。
ベクターDNAとしては、挿入した目的DNAが微生物
中で発現できるものなら、いかなるものも用いることが
できる。好ましくは、適当なプロモーター、たとえばト
リプトファン(trp)系、ラクトース(Iac)系の
プロモーターを持ち、その下流に目的DNAを挿入でき
、しかもシャインダルガーノ配列(以下SD配列と略記
する)と翻訳開始コドン(ATG)との間を適当な距離
、例えば6〜18塩基対に調節したプラスミドを用いる
ことができる。具体的に好適なプラスミドとしては、p
TrS3をあげることができる。pTrS3は参考例に
示した方法で製造される。pTrS3はトリプトファン
プロモーターの下流SD配列と翻訳開始コドン(ATC
)との間の距離(SD−ATC)が13塩基対で、しか
もATCの直後に外来DNAを挿入できるため、いかな
る遺伝子でもこのATCとフレームさえ合えば、このベ
クターを用いて直接かつ高率に外来DNAを発現させる
ことができる。
ATLV抗原ペプチドをコードするDNA、たとえばp
ATKl 05からのp24をコードするDNAと、ベ
クターDNAたとえばpTrS3との組換えは、制限酵
素を用いて両DNAを消化後、T4DN/lガーゼを用
いて結合する一般的組換えDNA技法を用いて行うこと
ができる。
また、ΔTLV抗原ペプチドをコードするDNAたとえ
ばpΔTK105からのp24をコードするDNAと酵
素(たとえばβ−ガラクトシダーゼ)をコードするDN
AたとえばpMc1587のlac’ Z遺伝子との結
合ならびにベクターDNAたとえばpTrS3への組換
えも、制限酵素を用いて両DNAを消化後、T4DNA
IJガーゼを用いて結合する一般的組換えDNA技法を
用いて行うことができる。結合に際してはDNAポリポ
リーゼI−KIenow断片を用いる埋め込み反応([
1ll−in)や、DNAリンカ−を用いる方法によっ
ても行うことができる。
具体例として示した、pATKl 05.pMC158
7とpTrS3の場合は第2図に示すごとく、pATK
l(15のp24の大部分を含むNcol−3ma I
断片と、pMc1587のlac’Zを含むSmal−
PstI断片と、pTrS3のトリプトファンプロモー
ターを含むPstl−CIaI断片を結合し、p24と
β−ガラクトシダーセ融合蛋白質をコードする組換え体
プラスミドpΔFΔ10を造成することができる。また
、pΔFAIOをBamHlと5alIで切断してβ−
ガラクトシダーゼ遺伝子部分を除き、T4ポリメラーゼ
で埋め込み反応を行った後再結合することにより、p2
4の大部分をコードする組換え体プラスミドpΔFC6
を造成することができる。
上記組換えプラスミド作成に必要な反応の条件は次のと
おりである。
DNAの制限酵素による消化は通常0.1〜100μg
のDNAを2〜200ミリモル(好ましくは10〜40
ミリモル)のトリス塩酸(p H6,0〜9.5、好ま
しくはp H7,0〜8.0)、1〜150ミリモルの
NaCC2〜20ミリモル(好ましくは5〜10ミリモ
ル)のM g CIt R中で制限酵素0.1〜300
単位(好ましくは1μgのDNAに対し1〜3単位の酵
素)を用い、18〜42℃(好ましくは32〜38℃)
において、15分〜24時間消化反応を行う。反応の停
止は通常55〜75℃(好ましくは63〜70℃)で5
〜30分間加熱することによるが、フェノールやジエチ
ルピロカーボネートなどの試薬により制限酵素を失活さ
せる方法も用いることができる。合成オリゴヌクレオチ
ドはリン酸ジエチル法(II、G、 khoranae
t al、 : J、 Mo1. Biol、、 72
巻、209頁(1972年)〕、リン酸トリエステル法
1:R,Crea et at。
:Pro、 Natl、 Acad、 Sci、11.
s、A、 75巻、5765頁(1978年)〕あるい
はホスファイト法CM、口。
Matteucci et al、 : J、八m、C
hem、Soc、 103巻、3185頁(1981年
)〕などによって合成することができる。
合成したオリゴヌクレオチドをリン酸化するには、2〜
200ミリモル(好ましくは10〜70ミリモル)のト
リス塩酸(p H6,0〜9,5、好ましくはpH7,
0〜8.0)、3〜20ミリモル(好ましくは4〜10
ミリモル)のMgCj!2.1〜10ミリモルのジチオ
スレイトール中でT4ポリヌクレオチド・キナーゼ0.
1〜100単位を用い、20〜40℃(好ましくは35
〜38℃)で、5分間から2時間の反応を行う。DNA
断片を結合させる場合は2〜200ミ!Jモル(好まし
くは10〜70ミリモル)のトリス塩酸(p H6,0
〜9.5、好ましくはpH7,0〜8.0)、2〜20
ミリモル(好ましくは5〜10ミリモル)のM g C
j! 2.0.1〜10ミリモル(好ましくは0.5〜
2ミリモル)のΔTP、1〜50ミリモル(好ましくは
5〜10ミリモル)のジチオスレイトール中でT4DN
Aリガー七〇、1〜10単位を用いて1〜37℃(好ま
しくは3〜20℃)で15分〜72時間(好ましくは2
〜20時間)結合反応を行う。
DNA断片、組換え体プラスミドなどの精製はアガロー
スゲル電気泳動法によって行う。
組換え体プラスミド、たとえばpAFAlo。
pAFC6を微生物に形質転換して入れ、得られる形質
転換株を培養することによってATLV抗原ペプチドを
得ることができる。− 微生物としては、組換え体プラスミドの発現ができるも
のならいかなる微生物も用いることができるが、大腸菌
が好ましく用いられ、具体的には、大腸菌に一12株H
BIOIまたは5G4008[Gottesman &
 2ipser、 J、 Bact、133. 844
−851(1978) )が用いられる。
形質転換はS、 N、 Cohenらの方法[Proc
、 Natl。
八cad、 Sci、、 [ISA 69.2110 
(1972) :I lこ従って行うことができる。形
質転換株はpAFAlo。
pAFC6の場合、アンピシリン耐性菌株として得るこ
とができる。pAFAloまたはpAFC6を有する大
腸菌を培地に培養することにより培養物中にATLV抗
原ペプチドとβ−ガラクトシダーゼとの融合蛋白質を生
成させることができる。
pAFcloのβ−ガラクトシダーゼをコードするDN
A断片を除いて得られるATLV抗原ペプチドをコード
するDNA断片を組み込んだpΔFC6を含む微生物に
よるATLV抗原ペプチドの生産は、融合を経ていない
ATLV抗原ペプチドをコードするDNA断片を組み込
んだプラスミドを含む微生物を用いる場合よりも優れた
ものを選択するのに都合がよい。それはβ−ガラクトシ
ダーゼ活性を指標として生産性の高いものを選ぶことが
容易であり、その後にβ−ガラクトシダーゼ部分をプラ
スミドから除去することも容易であるからである。
ここで用いる培地としては大腸菌の生育ならびに該融合
蛋白質の生産に好適なものならば合成培地、天然培地の
いずれも使用できる。
炭素源としては、グルコース、フラクトース。
ラクトース、クリセロール、マンニトール、ソルビトー
ルなどが、窒素源としては、NH,l。
(NH4)2 SO4、カザミノ酸、酵母エキス、ポリ
ペプトン、肉エキス、バクトドリブトン、コーン・ステ
イープ・リカーなどが、その他の栄養素としては、NH
,HPO,、に2HPO,。
KH2P O−、N a Cj! 、 Mg SO4、
ビタミンB1. M g CLなどが使用できる。
培養はp H5,5〜8.5、温度18〜40℃で通気
攪拌培養により行われる。
培養5〜90時間で培養菌体中にATLV抗原ペプチド
と大腸菌β−ガラクトシダーゼとの融合蛋白質が蓄積す
るので、培養物から菌体を集菌し、超音波破砕し、遠心
して得られる上清から通常の方法に従ってポリペプチド
を採取する。
ATLV抗原ペプチドとβ−ガラクトシダーゼ融合蛋白
質の定量はSDSポリアクリルアミドゲル電気泳動[L
aemmli、 Nature、 227.680 (
1970))にて分画後景白質を染色し、ゲルスキャナ
ーにより行う。またMillerの方法CMiller
、 i!xperimentsin Mo1ecula
r Genetics pp352−355 Co1d
 Springllarbor Laboratory
 (1972)]に従い、β−ガラクトシダーゼの活性
を測定することにより行う。
微生物中からのプラスミドの分離はH,C,Birnb
oimら :Nucleic 八cids Re5ea
rch 7. 1513 (1979):1の方法に従
って行う。
以下本発明の実施例を示す。
実施例1゜ pΔTK105のgag遺伝子とpMc1587のβ−
ガラクトシダーゼ遺伝子の結合とそのpTrS3への組
み込み(第1図)。
pATK105からp24の大部分をコードする領域と
その下流部分を含むDNA断片を切り出し、pMc15
87から切り出したβ−ガラクトシダーゼ遺伝子(la
c’Z)と連結し、発現ベクターpTrs3のTrpプ
ロモーターの下流に挿入する。
pATK 105 [5,8キロベース(以下キロベー
スをKbと略記する) Bscherichia co
li EATK105、 FBRM BP−340から
参考例1の方法により採取する〕110Atを10mM
)リス塩酸(pH7,5)10mM MgCj2..1
0mMジチオスレイトールおよび50mM NaCj!
(以下Y−50緩衝液と略記する)を含む全量100μ
lの溶液に溶かし、N c o I (New Bng
land [1iolabs社製)20単位とHjnf
 I (全酒造社製、以下制限酵素については特記しな
い限り全酒造社製)20単位を加え、37℃3時間消化
反応を行った。反応液を65℃10分間加熱処理して酵
素を失活させ、低融点アガロースゲル電気泳動法(以下
LGT法と略記する)にて精製し、0.67Kbのp2
4の大部分を含むDNA断片0.5μgを得た。該DN
A断片0.5 μgを67mM)リス塩酸(pH8,8
)。
6.7mM MgCl12.10mM 2−メルカプト
エタノール、6.7μM EDTA、16.6mM(N
l(、)2So、およびdATP、dTTP。
dGTP、dCTP各々1mMを含む溶液(以下T4D
NAポリメラーゼ緩衝液と略記する)30μβに溶かし
、T4DNAポリメラーゼ(全酒造社製)5単位を加え
、37℃1時間埋め込み反応を行い、次いで65℃10
分間加熱処理をして酵素を失活させた。該DNA断片は
ΔTLVgag遺伝子のうちp24をコードするDNA
の5′末端から41番目の塩基より、3′末端の下流6
6番目の塩基までを含む。
pMc1587 (16,6Kb)1.0μgを100
μβのY−50緩衝液に溶かし、各々20単位のSma
 IとPstlを加え、37℃、3時間消化反応を行っ
た。反応液を65℃、10分間加熱処理して酵素を失活
させ、LGT法にて約9Kbのβ−ガラクトシダーゼ遺
伝子を含む断片約2μgを得た。
一方p T r S 3 (3,8K b’ Bsch
erichia coliITrS3.FERM BP
−238から参考例3の方法により採取する)を全量1
00μβのY−50緩衝液に溶かし、Cf1aI(ベー
リンガーマンハイム社製)20単位を加え37℃3時間
消化反応を行った。65tl’IO分間加熱処理により
酵素を失活させ、エタノール沈殿によりDNAを回収し
た。このDNAを100μmのT4DNAポリメラー七
を加え、37℃1時間埋め込み反応を行った。65℃1
0分間加熱処理し、酵素を失活させ、エタノール沈殿に
よりDNAを回収した。
このDNAを100μlのY−50緩衝液に溶かし、2
0単位のPstIを加え、37℃3時間消化反応を行い
、次いでLGT法によりTrpプロモーターを含む約0
.9 K bのDNA断片約1μgを得た。
このDNA断片0.1μgと前記の埋め込みを行ったp
ATK 105のNcol−Hinfl断片0.1t、
tg、pMc158?のSmaI−PstI断片1μg
を20mM)リス塩酸(pH7,5)。
1.0mM Mg(1!、、10mMジチオスレイトー
ルおよび1mM ATPを含む溶液(以下T4リガーゼ
緩衝液と略記する)50μβに溶かし、T 4 D N
 A IJガーゼ(全酒造社製)2.5単位を加え4℃
16時間結時間部を行った。この反応液を用いて常法に
より大腸菌に−12,I−18101株を形質転換し、
アンピシリン耐性(Δp’ )の菌株を得た。本菌株か
ら常法によりプラスミドDNAを分離し、組換え体プラ
スミドpAFA10(約10、6 K b )を得た。
pAFAIOの構造は、EcoRI、Pst I、Ba
mHIで消化して、アガロースゲル電気泳動法にて確認
した。pAFAIOにコードされるポリペプチドはp2
4のN末端から17番目のアミノ酸であるメチオニンか
ら始まり、C末端側にp24以外のgag遺伝子産物の
アミノ酸24個を付けた221アミノ酸のΔTLV抗原
ペプチド部分と、N末端より7個のアミノ酸を欠いたβ
−ガラクトシダーゼが結合した形の融合蛋白質(総計1
249個のアミノ酸)である(第1図参照)。
プラスミドpAFA10を含む大腸菌に−12゜)11
3101株は米国・アメリカン・タイプ・カルチャー・
コレクションにEscherichia coli E
AFAIO,ATCC39582として昭和59年1月
19日付で寄託されている。
実施例2゜ pAFAloからのβ−ガラクトジダーセ遺伝子の除去 ΔTLV抗原ペプチドと大腸菌β−ガラクトシダーセの
融合蛋白質をコードするpAFAloからβ−ガラクト
シダーセ遺伝子部分を除去し、ΔTLV抗原ペプチドを
生産させる。
実施例1で得たpAFAlo(約10.6 K b )
IOμgを10mM)リス塩酸(pH7,5)。
10mM MgCl!2.10mMジチオスレイトール
、150mM NaC,i!を含む全量100μAの溶
液に溶かし、Bam1−11,5aAj各々20単位を
加え、37℃3時間消化反応を行った。この反応液から
LGT法により約4.5 K bのDNA断片約1.5
μgを回収した。このDNA断片1.5μgを50μl
のT4DNAポリメラーゼ緩衝液に溶かし、T4DNA
ポリメラーゼ5単位を加え、37℃1時間埋め込み反応
を行った。65℃10分間加熱処理を行い酵素を失活さ
せ、エタノール沈殿によりDNAを回収した。
該DNA断片0.1μgを50μmのT4リガーセ緩衝
液に溶かし2.5単位のT41Jガーセを加え、4℃1
6時間結時間芯を行った。この反応液を用いて常法通り
大腸菌に−12,88101株を形質転換し、Apr株
を得た。本菌株から常法によりプラスミドDNAを分離
し、組換え体プラスミドpΔFC6(約4.5 K b
 )を得た。pΔFC6の構造はEcoRI、Ps t
 Iで切断してアガロースゲル電気泳動法にてmWした
。pAFC6にコードされているポリペプチドは、p2
4のN末端から17番目のアミノ酸メチオニンから始ま
りC末端側にp24以外のgag蛋白質のアミノ酸24
個と、pBR322由来のアミノ酸7個がイ」加してい
る(第1図参照)。
プラスミドpΔFC6を含む大腸菌に−12゜8810
1株は米国アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクシ
ョンにBscherichia coli E A F
 C6、ATCC39581として昭和59年1月19
日付で寄託されている。
実施例3゜ pAFC6およびpAFAloを保有する大腸菌による
ATLV抗原ペプチドおよびΔTLV抗原ペプチドとβ
−ガラクトシダーゼ融合蛋白質の生産 実施例1〜2で得た組換え体プラスミドpΔFA10、
 pAFC6および対照としてベクターとして用いたp
 T r S 3を持つ大腸菌88101株をMCG培
地(N a2HP 040.6%、KH2P○40.3
%、NaCl 0.5%、NHICj! 0.1%。
グルコース0.5%、カザ゛ミノ酸0.5%、 M g
 SO+1 mM、ビタミンB+ 4/jg/ml、p
H7,2)に接種し、30℃で4〜16時間培養する。
培養液を10,000 rpm 、 5分間遠心集菌後
、30mMNaCβ、30mM)リス塩酸(p I−1
7,5>で洗浄後、蛋白質量にして約20μgの菌体を
Laemm l iのザンプルバッフ7− [Laem
+++li、 Nature、 227゜680 (1
970):] l O〜20μlに懸濁した。懸濁液を
100℃5分間加熱し、菌体を溶解した。この溶液をL
aemmliの方法(同上文献)により5DS−ポリア
クリルアミドゲル電気泳動にかけ、泳動後クマシーブリ
リアントブルーにより染色し蛋白質のハンドを検出した
この結果pAFΔ10では対照のpTrS3には見られ
ない分子量約14L 000のバンドが、またpAFC
6では同様な分子量約25.000のハンドが検出され
た。pAFAloおよびpAFC6のバンドが示す分子
量はそれぞれが有するΔTLV抗原ペプチドーβ−ガラ
クトシダーゼ融合蛋白質をコードする遺伝子とATLV
抗原ペプチド遺伝子のDNA配列から予想されるポリペ
プチドの分子量とほぼ同じである。各々のポリペプチド
の生産量は、その検出に用いた5DS−ポリアクリルア
ミドゲルを乾燥後、ゲルスキャナーにかげ各バンドの強
度から各々の蛋白質量を定量した。その結果pAFA 
10の分子量約141.000の蛋白質。
pAFC6の分子量約25.000の蛋白質いずれも全
菌体蛋白質の約20%に達する生成量を示した。
またpAFAloについてはMillerの方法[Mi
ller、[!xperiments in Mo1e
cular GeneLicspp352−355 C
o1d Spring Harbor Labolat
ory (1972)]に従ってβ−ガラクトシダーセ
活性の測定を行った。その結果培地1ml当り、約20
.000単位の該酵素活性がみとめられ、この融合蛋白
質がβ−ガラクトシダーゼとしての活性を有することが
示され、今後臨床検査試薬として用いる際にも、また精
製等の過程においても極めて有用である。
参考例1゜ 発現ベクターpTrS3への△T L Vgag遺伝子
断片の組み込み: (1)プラスミドpATKO3のgag遺伝子のザブク
ローン化: pATKO3の600ugを20mM)リス塩酸(pH
7,5) 、 10mM MgCl!2.10mMジチ
オスレイトールおよび100mM N a C1を含む
全量2mlの溶液に溶かし、制限酵素Apa1(ベーリ
ンガー・マンハイムl1l) 1.000単位を加え、
37℃で6時間消化反応を行った。
この反応液をアガロースゲル電気泳動にかけてDNA断
片を分離した。すなわぢ、ゲル上、目的とする2、 7
 k b断片の直前に溝を掘り、ハイトロキシルアパタ
イト(Bio Rad社製以下HAPと略記する)を充
填した。泳動を続は目的バンドがHA Pに吸着したら
、パスツールピペットにてDNA断片の吸着したHAP
を回収し、10mM )リス塩酸(p++ 7.5 >
で平衡化した5ephadex G −50カラム(1
cmX20cm)に重層した。0.5M EDTA (
pH8,0)にてHAPからDNA断片を解離させ、1
0mM)IJス塩酸(pH7,5)にて溶出を続け、D
NΔ画分をえた。この両分をフェノール抽出、クロロホ
ルム抽出後、エタノール沈澱にて2.7 K bのDN
A断片を回収した。以後このアガロースゲル電気泳動と
HAPを用いたDNA断片回収法をΔGE−HΔPと略
記する。
このDNA断片40μgを20mM)リス塩酸(p H
7,5)、10mM MgCl12.10mMジチオス
レイトールを含む全量100μlの溶液に溶かし、制限
酵素)1aenlO単位を加え、37℃で15分間反応
させ、DNA断片の部分消化を行った。この反応液をA
GE、)jAP法にて回収し、1.795塩基対(bp
)のDNA断片5μgを得た。このDNA断片5μgを
50mMトリス塩酸(p H7,8>、5mMMgCβ
2および1mMジチオスレイトールを含む溶液に溶かし
、dATP、dTTP、dGTPおよびdCTPを各1
mM なるように加え、さらに大腸菌DNAポリメラー
ゼ■・Klenow断片〔ベセスダ・リサーチ・ラボラ
トリーズ(以下BRLと略記する)社製〕15単位を加
え、15℃で3時間埋め込み(fill−in)反応を
行った。
一方、EcoRIリンカ−(全酒造社製)4、8 p、
 gを50mM)リス塩酸(pH7,5)、10mM 
MgCC,5mMジチオスレイトールおよび1mM A
TPを含む全量30μlの溶液に溶かし、T4ポリヌク
レオチドキナーゼ(全酒造社製)5単位を加え、リン酸
化反応を行った。リン酸化したEcoRIリンカ−2,
4μgを先の)laelI部分消化断片5μgと混合し
、20mM)リス塩酸(pH7,6)、10mM Mg
Cl12 10mMジチオメチオストルおよび1mM 
ATPを含む全量50μlの溶液に溶かし、2.5単位
のT4DNΔリガーゼを加え、4℃で16時間結合反応
を行った後、エタノール沈澱により全DNAを回収した
EcoRI!Jンカーの付いたDNA断片4μgを20
mM)リス塩酸(p H7,5)、10mMMgCA2
右よび60mM NaC1を含む溶液100μfflに
溶かし、EcoRIおよび)1indl[Iを各5単位
ずつ加え、37℃で2時間消化反応を行った。この反応
液から八〇E。
FIAP法により1.453塩基対のEcoRI−ト1
indII[消化断片1.5μgを得た。
一方、pBR322[Bol 1varら、Gena、
2.95 (1977))(4,4Kb)の5μgを2
0mM)リス塩酸、lQmM MgCl2および10m
Mジチオスレイトールを含む100μlの溶液に溶かし
、EcoRIおよびHjndIIIを各5単位加え、3
7℃で2時間消化し、へ〇E−HAP法により約4.3
 K bのEcoRI−HindI[r断片2.5 p
 gを得た。
この断片0.2μgと前記pATKO3がらの1、45
3塩基対のEc oRI−Hi nd1m断片0.35
μgを20mM)リス塩酸(pH7,6)、10mM 
MgCL 、10mMジチオスレイトールおよび1mM
 ATPを含む全量50μmの溶液に溶かし、2.5単
位のT4DNΔリガーゼを加え、4℃で16時間結合反
応を行った。
この反応液を用いて常法により大腸菌に−12、HBI
OI株CBolivar ら、Gena2.75 (1
977)]を形質転換し、アンピシリン耐性(Ap”)
の菌株を得た。本菌株からプラスミドを常法により分離
し、組換え体プラスミドpATK105を得た。pAT
K 105の構造は、EcoRI、Hi ndIIIお
よびPstIで消化してAGEにより確認した。プラス
ミドpΔTK105を含む大腸菌に−12,H8101
株は工業技術院微生物工業技術研究所(微工研) Bs
cherichia coli BATK 105 、
 FERM BP−340として寄託されている。
参考例2. pにYPlooの造成: 50μgのpKYPlo(特開昭58−110600に
記載の方法で製造した)に50単位のHhalを加え、
10mM)リス塩酸(pH7,5)、7mMMgCj!
2.6mM 2−メルカプトエタノールを含む全量10
0μlの反応液中37℃で2時間反応させた。)Iha
lによる消化後5%ポリアクリルアミドゲル電気泳動[
:A、 MlMaxam ら: Proc、 Natl
Acad、 Sci、、第74巻、560頁(1977
年)、以下PAGEと略す〕により、trpプロモータ
−を含む約180bpI:DDNA断片を精製した。
この際、このDNA断片以外の2つのDNA断片がPA
GEによって良好に分離できないために一緒に精製され
る。精製した3つのDNA断片(言]約4t−zg)を
50mM)リス塩酸(pH7,6)、7mM MgCA
2.10mM 2−メルカプトエタノール、0.2 5
mM dATP 、0.25mM dcTP 、0.2
5mM dGTP 。
0.25mM dTTPを含む全量30μlの反応液中
で、8単位の大腸菌DNAポリメラーゼl 41eno
w断片を加え、15℃、2時間反応させた。この反応に
より、HhaI消化によって生じた3′−突出末端はD
NAポリポリーゼ■・Klenow断片が持つ3′−5
′のエキソヌクレアー士活性および5’−3’の修複合
成活性により平坦末端に変えられる。続いて72℃、3
0分間の熱処理によってDNAポリポリーゼ■・kle
now断片を失活させた後、IMNaCAでNaCj!
!度を50mMとし、8単位のHindlIIを加え、
37℃で2時間反応させた。
ト1indlllによる消化後、PAGEにより、tr
pプロモーターを含む約100bpのDNA断片を分離
精製した。
一方、5μgのプラスミドpBR322に8単位のEC
0RIを加え、10mM)リス塩酸(pH7,5)、5
0mM NaC117mM MgCA2.6mM 2 
−メルカプトエタノールを含む全量20μlの反応液中
、37℃で2時間反応させた。反応後、フェノールおよ
びクロロホルム抽出とエタノール沈殿の後、DNA断片
を全量20μmの50mM Tris−)1(1(pH
7,6)、7mM MgCff12.6mM 2−メル
カプトエタノール、0.25mM dATP 、 0.
25mMd CT P、 0.25mM dGTP 、
 0.25mM dTTPに溶解し、続いて8単位の大
腸菌DNAポリメラーゼI・Klenow 断片を加え
、15℃、2時間反応させた。EcoRI消化によって
生じた5′−突出末端をDNAポリポリーセ■・Kle
now断片の修複合成活性により平坦末端に変えた。7
2℃、30分間の熱処理によって、DNAポリポリーセ
I・Klenow断片を失活させた後、IMNaCAで
NaCj7濃度を50mMとし、8単位の)IindI
IIを加え、37℃で2時間反応させた。HindII
Iによる消化後、低融点アガロースゲル電気泳動法によ
り大きいプラスミドDNA断片(約4.33 K b 
)を精製した。
このようにして得られたtrpプロモーターを含む約1
00bpのDNA断片〈約50ng、)とpBR322
由来の約4.33 K bのDNA断片(約0.2μg
)に50nHの5′−リン酸化されたXholリンカ−
(pccTcGAGG、−]5ボレイティブ・リサーチ
社製)を加え、20mMトリス塩酸(pH7,6>、1
0mM M g Cj! 2 !10mMジチオスレイ
トール、0.5mM ATPを含む全量20μlの反応
液中で、1単位のT4DNΔリガーゼを加え、4℃で4
0時間、結合反応を行った。このようにして得られる組
換えプラスミドDNAを用い、大腸菌88101株を形
質転換し、得られるAp” 、TcRの形質転換株が持
つプラスミドDNAを分離精製した。これらのプラスミ
ドDNAを8種類の制限酵素EcoRI。
Xhol、HindlIl、Haenl、C1aLTa
ql(ベセスダ・リサーチ・ラボラトリ−社製)、Rs
al (二ニー・イングランド・バイオラボ社製)で消
化することにより、約100bpのtrpプロモーター
を含むDNA断片とXh。
Iリンカ−がクローン化されたプラスミドを選び、りK
YP100と命名した。
参考例3 trpプロモーターおよびリポソーム結合部位の下流に
翻訳開始信号ΔTGおよびsph I切断部位を有する
プラスミドベクターpTrS3の造成: 参考例2で造成されたpKyp 100から次のように
してpTrs3を得る。5μgのpKYPlooを10
mM Tris−HCjl! (pH7,5)、7mM
MgCj!2.6mM 2−メルカブトエ9)−)Lr
を含む全量20μlの反応液中で、5単位のC1aIを
加え、37℃、2時間反応させた。次いで、65℃、5
分間の熱処理によって反応を停止させた後、2μβの1
00mM)リス塩酸(pH7,5)、70mM MgC
j!2.1.OM NaCl1.60 mM 2−メル
カプトエタノールと16μlの蒸留水と7単位の5ph
I(ベーリンガー・マンハイム社製)を加え、37℃、
2時間反応させた。65℃、5分間の熱処理によって反
応を停止させた後、低融点アガロースゲル電気泳動法に
より、大きいプラスミドDNA断片(約3.82Kb)
を精製した。
次にまず2種のオリゴヌクレオチド5 ’−CGATΔ
AGCTΔTGCA’IC,−3’および5′−CAT
AGCTTAT−3’をリン酸トリエステル法によって
合成した。これら2種の合成オリゴヌクレオチドを5′
−リン酸化した後に、それぞれの濃度が20μMとなる
ように、10 m M ) IJス塩酸(p H7,5
)、100mM Na(J!、1mM EDTA中で混
合し、65℃に10分間、37℃に120分間、ついで
室温に120分間放置し、両者を対合させた。両者を対
合させると下図に示すように対合によってできた2末鎖
D N Aのそれぞれの端が pCGATΔAGCTATGCATG TATTCGATΔCp C1al消化あるいはS p h T消化によって生じ
る粘着末端と連結でき、しかも連結後、Coal切断部
位あるいはSph I切断部位が再形成される構造を持
つ。この2種の合成オリゴヌクレオチドを対合させたも
のに上記の精製したプラスミドDNA断片を加え、両者
をT/IDNΔリガーゼを用い連結させた。すなわち、
2種の合成オリゴヌクレオチド、pCGATAAGCT
Δ’r c cΔTGおよびpcΔTΔGCTTΔTを
それぞれ1ピコモルずつ対合させ、さらに約0.15μ
gの精製したプラスミドDNA断片を加え、20mM)
!1ス塩酸(1)H7,6)、10mMMgCj22.
10mMジチオスレイトール、0.5 m M ΔTP
を含む全量20μlの反応液中で、0,5単位のT4D
N△リガーゼを加え、4℃で16時間結合反応を行った
このようにして得られた組換えプラスミドDNAを用い
、大腸菌88101株を形質転換し、得られるアンピシ
リン耐性、テトラサイクリイ感受性(A p ” Tc
 s )の形質転換株が持つプラスミドDNAを分離精
製した。これらのプラスミドDN。
をEcoRI、XhoI、PstI、C1al。
sph Iなどの制限酵素で消化することにより、目的
のプラスミドベクターpTrS3が造成されたことをm
認した。さらにpTrS3のClal部位からSph 
1部位までのDNAの塩基配列がATCGATAAGC
TATGCATGCであることをマキサム・ギルバート
の方法[八、 M。
M a ’x a m ら 二 Proc、Na t 
l Δ cad。
Sci第74巻、560頁(1977年)〕を用い確認
した。pTrS3を含む大腸菌菌株は工業技術院微生物
工業技術研究所にエッシエリヒア・コ リ (Bsch
erichia coli) ITrS−3FERMB
P〜328として寄託されている。
【図面の簡単な説明】
第1図はpΔFAIOおよびpΔFC6の造成のフロー
シートを示す。 (財団法人)癌 研 究 会 理事長 安 西 浩 \ 手 続 補 正 書 昭和6θ年3月2θ日 1、事件の表示 昭和59年特許願第24187号 2、発明の名称 成人工細胞白血病ウィルス抗原ペプチド誘導体3、補正
をする者 事件との関係 特許出願人 郵便番号 100 住 所 東京都千代田区大手町−丁目6番1号名 称 
(102)協和醗酵工業株式会社(置: 03−201
−7211 内線2751)5、補正の内容 (1つ 明細書第5頁20−21行目の[(Hinum
a etal、 (1980)〕Jを「〔吉田ら(Yo
shida。 etal、)、プロシープインク・オブ・ザ・ナショナ
ル・アカデミイ・オブ・ザイエンス(Proc、Nat
l、Acad、Sci、)、USA 、79 、 20
31−62035 (1982) ) Jに訂正する。 (2)明細書第5頁3行目の「(同上文献)」を「〔日
沼ら、Proc、Natl、八cacl、Sci、、U
SA卦、6476〜6480 、(1980) 〕Jに
訂正する。 (3)明細書第11頁12行目の「より、造成」を「よ
り造成」に訂正する。 (4)明細書第12頁6行目および同14頁10行目の
「第2図」を「第1図」に訂正する。 (5)明細書箱15頁16行目の「J、 Mo1.Bi
ol、Jを[ジャーナル・オブ・モレキュラー・バイオ
ロジイ(J、 Mol、 [1iol、 ) Jに訂正
する。 (6)明細書箱15頁20行目の「J、 Am、Che
m、 Soc、 Jを「ジャーナル・オブ・ケミカル・
ソザイエティ(J、 Am、’ Chem、 Soc、
) Jに訂正する。 (7)明細書第17頁4行目の「J、Bact、 Jを
「ジャーナル・オブ・ハクテリオロシイ(JBact、
 ) Jに訂正する。 (8)明細書第18頁11行目の「NH2)IPO4,
Jを削除する。 (9)明細書第18頁23行目の「NatIIre」を
「ネイチャー(Nature) Jに訂正する。 αQ 明細書箱19頁1〜2行目の[口xperime
nts inMolecular GeneticsJ
を「エクスペリメンツーイン・モレキュラー・ジエネテ
ィクス (Experiments in Mo1ecular
 Genetics) Jに訂正する。 Ql) 明細書第19頁6行目のr Nucleic 
Ac1dsResearchJを[ヌクレイツク瞭アシ
ッヅ・リサーチ(Nucleic Ac1ds Re5
earch) Jに訂正する。 Q21 明細書第19頁10〜12行目を次のとおり訂
正する。 rgagとβ−ガラクトシダーセとの融合蛋白質を生産
する組換えプラスミドpAFA10の造成(第1図)。 」 αつ 明細書第21頁6行目の「一方」の後に110翼
の」を加入する。 αつ 明細書第21頁7行目のr 238Jをr 32
8Jに訂正する。 Q5) 明細書第21頁13〜16行目の「このDNA
を回収した。」を削除する。 Oe 明細書第26頁20行目のr (1) Jを削除
する。 αつ 明細書第29頁13行目の「GeneJを「ジー
ン(Gene) Jに訂正する。 0の 明細書第5頁lO行目の「8種類の」を削除する

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (11r&人T細胞白血病ウィルス抗原ペプチドと酵素
    との融合蛋白質。 (2)成人T細胞白血病ウィルス抗原ペプチドがgag
    遺伝子によりコードされるペプチドであることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の融合蛋白質。 (3)gag遺伝子がgag遺伝子中のp24領域であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の融合蛋
    白質。 (4)該酵素がβ−ガラクトシダー七、パーオキシダー
    ゼおよびアルカリフォスファターゼから選ばれる特許請
    求の範囲第3項記載の融合蛋白質。 (5)成人T細胞白血病ウィルス抗原ペプチドと酵素と
    の融合蛋白質をコードするDNA断片が組み込まれた組
    換え体プラスミド。 (6)トリプトファンプロモーターまたはラクトースプ
    ロモーターを有することを特徴とする特許請求の範囲第
    5項記載の組換え体プラスミド。 (7)該酵素がβ−ガラクトシダーゼ、パーオキシダー
    ゼおよびアルカリフォスファターゼから選ばれる特許請
    求の範囲第5項記載の組換え体プラスミド。 (8) p A F A 10であることを特徴とする
    特許請求の範囲第5項記載の組換え体プラスミド。 (9)成人T細胞白血病ウィルス抗原ペプチドと酵素と
    の融合蛋白質をコードするDNA断片が組み込まれた組
    換え体プラスミドを保有する微生物を培地に培養し、培
    養物中に成人T細胞白血病ウィルス抗原ペプチドと酵素
    との融合蛋白質を生成蓄積せしめ、該培養物から融合蛋
    白質を採取することを特徴とする成人T細胞白血病ウィ
    ルス抗原とβ−ガラクトシダーゼとの融合蛋白質の製造
    法。 OQ 該組換え体プラスミドがトリプトファンプロモー
    ターまたはラクトースプロモーターを有する組換え体プ
    ラスミドであることを特徴とする特許請求の範囲第9項
    記載の方法。 (11)該酵素がβ−ガラクトーシダーゼ、パーオキシ
    ダーゼおよびアルカリフォスファターゼから選ばれる特
    許請求の範囲第9項記載の方法。 (12)該微生物がエッシェリヒア属に属することを特
    徴とする特許請求の範囲第9または第10項記載の方法
    。 (13)該微生物がエッシエリヒア・コリに属すること
    を特徴とする特許請求の範囲第12項記載の方法。 (14)該組換え体プラスミドがpAFA 10である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第9項記載の方法。 (15)成人T細胞白血病ウィルス抗原ペプチドと酵素
    との融合蛋白質をコードするDNA断片が組み込まれた
    組換え体プラスミドを含む微生物。 (16)該組換え体プラスミドがトリプトファンプロモ
    ーターを有する組換え体プラスミドであることを特徴と
    する特許請求の範囲第15項記載の微生物。 (17)該酵素がβ−ガラクトシダーゼ、パーオキシダ
    ーゼおよびアルカリフォスファターゼから選ばれる特許
    請求の範囲第15項記載の微生物。 (18)該微生物がエッシエリヒア・コリに属すること
    を特徴とする特許請求の範囲第15項記載の微生物。 (19)成人T細胞白血病ウィルス抗原ペプチドと酵素
    との融合蛋白質をコードするDNA断片から酵素をコー
    ドするDNA断片を除いて得られる成人T細胞白血病ウ
    ィルス抗原ペプチドをコードするDNA断片を組み込ん
    だ組換え体プラスミド。 (20)該酵素がβ−ガラクトシダーゼ、ノく−オキシ
    ダーゼおよびアルカリフォスファターゼから選ばれる特
    許請求の範囲第19項記載の組換え体プラスミド。 (21) p A F C6であることを特徴とする特
    許請求の範囲第19項記載の組換え体プラスミド。 (22)成人T細胞白血病ウィルス抗原ペプチドと酵素
    との融合蛋白質をコードするDNA断片から酵素をコー
    ドするDNA断片を除いて得られる成人T細胞白血病ウ
    ィルス抗原ペプチドをコードするDNA断片を組み込ん
    だ組換え体プラスミドを含む微生物。 (23)該酵素がβ−ガラクトシダーセ、パーオキシダ
    ーセおよびアルカリフォスファターゼから選ばれる特許
    請求の範囲第22項記載の微生物。 (24)成人T細胞白血病ウィルス抗原ペプチドと酵素
    との融合蛋白質をコードするDNA断片から酵素をコー
    ドするDNA断片を除いて得られる成人T細胞白血病ウ
    ィルス抗原ペプチドをコードするDNA断片を組み込ん
    だ組換え体プラスミドを含む微生物を培地に培養し、培
    養物中に成人T細胞白血病ウィルス抗原ペプチドを生成
    蓄積せしめ、該培養物から該ペプチドを採取することを
    特徴とする成人T細胞白血病ウィルス抗原ペプチドの製
    造法。 (25)該酵素がβ−ガラクトシダーゼ、パーオキシダ
    ーゼおよびアルカリフォスファターゼから選ばれる特許
    請求の範囲第24項記載の方法。
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