JPS6016743Y2 - 燃料噴射ポンプにおける燃料噴射量調整装置 - Google Patents

燃料噴射ポンプにおける燃料噴射量調整装置

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Publication number
JPS6016743Y2
JPS6016743Y2 JP7664081U JP7664081U JPS6016743Y2 JP S6016743 Y2 JPS6016743 Y2 JP S6016743Y2 JP 7664081 U JP7664081 U JP 7664081U JP 7664081 U JP7664081 U JP 7664081U JP S6016743 Y2 JPS6016743 Y2 JP S6016743Y2
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JP
Japan
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fuel injection
tapered
pin
sensor pin
injection amount
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Expired
Application number
JP7664081U
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JPS57188921U (ja
Inventor
寿継 川廷
英俊 斉藤
久 中村
Original Assignee
株式会社ボッシュオートモーティブ システム
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Publication date
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  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は燃料噴射ポンプにおける燃料噴射量調整装置、
特にブースト圧及び大気圧の変化により伸縮するベロー
ズを具備し、このベローズに連動して変位する調整ピン
に形成されたテーパ部に関するものである。
一般に、分配型燃料噴射ポンプは機関の回転数に関連し
て開閉するフライウェイトを有し、このフライウェイト
の開閉により変位するガバナスリーブによって燃料噴射
ポンプに回動自在に取り付けられたテンションレバーを
ガバナスプリングに抗して回動させ、上記プランジャを
摺動自在に嵌合したコントロールスリーブを変位させる
ことによりプランジャの燃料吐出量を制御するように構
成されている。
近時、本出願人によって過給機からのブースト圧によっ
て上記コントロールスリーブを変位させるようにし、こ
れにより燃料噴射量をブースト圧及び大気圧に応じて調
整出来るようにしたものが実願昭55−439985号
で提案されている(未公知)。
これはブースト圧が加えられる密閉室内に金属製のベロ
ーズを設け、このベローズに調整ピンを連動させ、さら
にこの調整ピンに形成されたテーパ部にセンサーピンを
当接せしめ、ベローズの伸縮量をこのセンサーピンによ
って検出し、このセンサーピンの変位に基き、上記コン
トロールスリーブを調整するようにしものである。
これによれば、ベローズを有する密閉室内にブースト圧
が加えられることによりセンサーピンを変位させてコン
トロールスリーブを調整出来るとともに、車輛が高地を
走行するような状態となった場合にはその密閉室内の気
圧が低下することになりこの気圧によっても上記ベロー
ズが伸縮することからセンサピンを変位させてコントロ
ールスリーブを調整することが出来る。
したがって、コントロールスリーブをブースト圧によっ
て調整出来るとともに大気圧によっても調整することが
できるが、の場調整ピンのテーパ部には、ブースト圧調
整域を設定するテーパ面と大気圧の調整を設定るテーパ
面の両方が形成され、このテーパ面の傾斜角を異ならせ
た場合は両テーパ面の境界部分においては、テーパ角度
が急激に変化する領域になり、このような領域において
センサーピンが当接る場合、センサーピンが激しく変動
することになり、このため燃料の噴射量が不安定となり
燃料効率が悪化してしまうという欠点を有していた。
このことは、両テーパ面の傾斜角が同一であっても、や
はりその境界部分が傾斜面となっていることからセンサ
ーピンの変動を伴なってしまう。
本考案の目的は調整ピンに形成されたテーパ部における
ブースト圧調整域と大気圧調整域との境界部分に不惑帯
を設けるようにして上記欠点を除去するものであり、以
下実施例を用いて詳細に説明する。
図面は本考案による燃料噴射ポンプにおける燃料噴射量
調整装置の一実施例を示す簡略構成図であり、同図にお
いて、1は燃料噴射ポンプの燃料噴射量調整部分であり
、これは機関回転数に関連して開閉する図示しないフラ
イウェイトの開閉により変位するガバナスリーブによっ
て、噴射ポンプ本体に回動自在に取り付られたテンショ
ンレバーをガバナスプリングに抗して回動させ、プラン
ジャ3を摺動自在に嵌合したコントロールスリーブ4を
変位させることにより、プランジャの燃料吐出量を制御
するもので、本考案おいてはテンションレバー2を燃料
噴射量調整装置5によって回動せしめる。
上記燃料噴射量調整装置5は長手状の調整ピンを収納す
る中空部7を有するハウジング8から成り、上記ハウジ
ング8における調整ピン6が突出する側の端面は凹部9
が形成され、この凹部9は蓋部10によって塞がれてお
り、これにより密閉室11が形成される。
上記密閉室11内には気圧変動によって伸縮する金属製
のベローズ12が収納され、ベローズ12の一端側はス
プリングシート13を介して調整ピン6側に固定され、
他端側は蓋部10の内面側に当接している。
上記スプリングシート13と凹部9の底面側との間には
スプリング14がスプリングシート13を押圧する如く
装着されている。
上記調整ピン6には先端方向に次第に径が小さくなるよ
うに形成されたテーパ面15と、このテーパ面15の先
端側と同一の径に設定され、調整ピン6の中心軸と平行
となった平坦面16と、この平坦面16の先端側から調
整ピン6の先端方向に次第に径が小さくなったテーパ面
17とから成るテーパ部18が形成されている。
上記テーパ部18に対向するハウジング8の側壁部には
、センサーピン19をガイシトするガイド部材20が設
けられ上記センサーピン19の先端側はテーパ部18に
当接し、後端側は軸21に枢着された回動片22押圧片
23側に当接し、上記回動片22の端部はテンションレ
バー2側に当接している。
この場合、上記センサーピン19は車輛の通常の走行状
態の時、すなわち過給機のブースト圧が加わらずかつ大
気圧が760TMLHg程度の低地における走行状態に
おいてセンサーピン19の先端側が平坦面16から成る
不感帯りに当接するように設定されている。
以上の構成において動作を説明すると、密閉室11側を
導入口24を介して過給機に連通せしめた状態において
、車輛が通常の走行状態すなわち過給機が働かず、低速
走行状態でしかも低地の走行状態の時にはセンサーピン
19が不惑帯り側によって制御され、この不惑帯りは平
坦面16から形成されているために密閉室11側の僅か
な気圧変動が生じ、これによりベローズ12が僅かに伸
縮してもセンサーピン19は変位しない。
このためにセンサーピン19に連動する回動片22が回
動せず、したがってテンションレバー2が回動すれずコ
ントロールスリーブ4が調整されず、したがって燃料噴
射量が制御されることがない。
なわちテーパ面15とテーパ面17とが連続したものと
なっている場合にはベローズ12の僅かな伸縮によって
もセンサーピン19が変位し、これによって燃料の噴射
量が不必要に調節され燃料効率が悪化するとともに、運
転がしづらくなるが、本考案においては車輛の通常の走
行状態において密閉室11内の気圧が僅かに変動しても
燃料の噴射量が調節されず、エンジンを安定状態で運転
することが出来る。
次に、車輌の速度が一定速度以上になりターボ機構が働
らき過給機のブースト圧が高くなると密閉室11内の気
圧が大気圧に対して正圧となるために、ベローズ12が
縮みこのため調整ピン6はスプリング14のバネ圧を受
けてベローズ12方向に移動し、これによりセンサーピ
ン19の先端がブースト圧調整域BC3を形成するテー
パ面17側に当接するようになり、これが調整ピン6の
中心軸方向に変位するために回動片22が時計方向、テ
ンションレバー2が反時計方向に回動するために、コン
トロールスリーブ4が移動してプランジャ3から噴射さ
れる燃料の量を増加せしめる。
したがって車輛の円滑な加速を行なうことが出来る。
又車輛が低地から高地へ走行するようになった場合は、
密閉室11内の気圧が大気圧に比べ負圧になるのでベロ
ーズ12は伸びることになり、これにより調整ピン6が
ベローズ12と反対方向に移動しセンサーピン19の先
端が大気圧調整域AC8を形成するテーパ面15に接触
するようになり、このためセンサーピッ19g整ピン6
の中心軸とは反対方向に変位腰回動片22が反時計方向
、テンションレバー2が時計方向に回動し、コントロー
ルスリーブ4が調整されてプランジャ3から吐出される
燃料の噴射量を絞るように制御する。
したがって高地において燃料の噴射量が多くなり不完全
燃焼を生じ、排ガスが多くなるという問題を解消出来る
以上、説明したように本考案によれはブースト圧調整域
と大気圧調整域との境界部分にセンサーピン19に対し
変位を与えない不惑帯を設けるようにしたので、車輌が
通常の走行状態においては燃料の噴射量が変動しないた
めに燃料の燃焼効率を高めることが出来、かつ車輛の運
転フィーリングを高めることが可能となる。
すなわち通常の運転時において燃料が増減した場合は車
輛の加速・減速が損なわれることになるが本考案におい
てはこのような問題を解消できる。
なお、本考案においては不感帯りを形成する平坦面16
とブースト圧調整域BC3を形成するテーパ面17との
境界部分及び平坦面16と大気圧調整域を形成するテー
パ面15との境界部分についても急激な傾斜変化を与え
ることなく緩やかな傾斜変化を与えるようにしもよい。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案による燃料噴射ポンプにおける燃料噴射量
調整装置の一実施例を示す断面図である。 1・・・・・・燃料噴射ポンプ、2・・・・・・テンシ
ョンレバー、3・・・・・・プランジャ、4・・・・・
・コントロールスリーブ、5・・・・・・燃料噴射量調
整装置、6・・・・・・調整ピン、8・・・・・・ハウ
ジング、11・・・・・・密閉室、12・・・・・・ベ
ローズ、15,17・・・・・・テーパ面、16・・・
・・・平坦面、18・・・・・・テーパ一部、19・・
・・・・センサーピン、22・・・・・・回動片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 密閉室に収納されたベローズに連動する調整ピンの移動
    方向に沿って傾斜するテーパ部に、燃料噴射ポンプにお
    ける燃料噴射用プランジャからの燃料噴射量を調整する
    コントロールスリーブに連動するセンサーピンを当接せ
    しめて成る燃料噴射量調整装置において、上記テーパ部
    を上記密閉室内の気圧が大気圧に対し正圧となった時に
    、センサーピンが当接するテーパ面と、負圧となった時
    に当接するテーパ面とから形成するとともに両テーパ面
    の境界部分にセンサーピン対して変位を与えないほぼ平
    坦面となった不惑帯を設けたことを特徴とする燃料噴射
    ポンプにおける燃料噴射量調整装置。
JP7664081U 1981-05-27 1981-05-27 燃料噴射ポンプにおける燃料噴射量調整装置 Expired JPS6016743Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP7664081U JPS6016743Y2 (ja) 1981-05-27 1981-05-27 燃料噴射ポンプにおける燃料噴射量調整装置

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JP7664081U JPS6016743Y2 (ja) 1981-05-27 1981-05-27 燃料噴射ポンプにおける燃料噴射量調整装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57188921U JPS57188921U (ja) 1982-11-30
JPS6016743Y2 true JPS6016743Y2 (ja) 1985-05-24

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ID=29872318

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JP7664081U Expired JPS6016743Y2 (ja) 1981-05-27 1981-05-27 燃料噴射ポンプにおける燃料噴射量調整装置

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KR100367669B1 (ko) * 2000-11-07 2003-01-10 현대자동차주식회사 디젤엔진용 대기보상시스템의 어저스트 핀 구조

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JPS57188921U (ja) 1982-11-30

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