JPS60167164A - 固定ヘツド型ｐｃｍ録音機の記録再生方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野」 本発明は固定ヘッド型ＰＣＭ録音機に係シ、特に、主デ
ータ（ＰＣＭデータ）の信号処理を制御するために付加
する制御コードの記録再生方式に関するものである。

（発明の背景」 従来の固定ヘッド型ＰＣＭ録音機の制御コードの記録再
生方式、及びその問題点を第１図及び第２図を用いて説
明する。第１図は従来の固定ヘッド型ＰＣＭ録音機によ
るテープ記録フォーマットを示したものである。第１図
において８ＹＮＣは各トラック毎の同期信号、ＣＡＤ　
（コントロール＆ディスプレイ）は主データの内容を識
別、制御するための情報、あるいは主データに付随した
キャラクタ（文字）情報や画像情報である。ＣＡＤとい
う名称はコンパクトディスクで用いられて以来、制御コ
ードと同義に扱われているが、本文中では一般に制御コ
ードという名称を用いることにする。さらに第１図にお
いて１）ＡＴＡは主データを示し、Ｃはエラー検出・訂
正用データを示す。また、ＡＵＸトラックとは、頭出し
信号などの付加データやサーボ信号などを記録するため
に専用に設けられたトラックである。

制御コードは一般に数ビットから１０数ビツトの容量を
持ち、例えば第２図に示したようなフォーマットを有す
る。即ち１０数ビツトの情報のうち１ある数ビット（第
２図では４ビツト）を制御コード自身の内容識別コード
とし、この結果に応じて残りのビットの処理を行なう。

具体的には、内容識別コードによって、その制御コード
が曲の演奏時間を示す情報であることがわかったとすれ
ば、制御コードは、これに従って信号処理され、演奏時
間がディスプレイされるということになる。またさらに
別のトラックの制御コードは例えば、主データのサンプ
リング周波数を示すものであれば主データはそのサンプ
リング周波数における信号処理を経て出力される。

前記したように制御コードは、それ自体は記録された音
声データ（主データ）を構成するものではないが、主デ
ータに付随して、付加情報や信号処理方式を制御するき
わめて重要な情報である。したがって、制御コードは、
テープのドロックアクトや特定のトラックのヘッドの不
良によるデータ欠落から充分に保護され′々ければなら
ず、また常に正確なデータを読みとることができる必要
がある。このような観点から、第１図に示したような構
成では、特定のトラックのヘッドが不良となった場合、
そのヘッドの再生すべき主データが再生されないばかり
でなく、制御コードが得られないために、音声の再生が
不可能となってしまう可能性がある。また、テープのド
ロップアウトで、制御コードの情報が失なわれた場合、
次に制御コードが検出されるまでの間は、全く情報が得
ることができないという欠点もある。また、さらに、制
御コードは本来、主データを構成するものではないので
、充分に保護される必要はあるものの、あまシ冗長であ
っては、記録効率の上から得策ではない。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、上記した従来の固定ヘッド型ＰＣＭ録
音機の制御コードの記録再生方式における欠点を取り除
き、特定のトラックの不良やテープのドロップアウトが
あっても制御コードの欠落がなく、かつ、制御コードの
冗長度も少なくした固定ヘッド型ＰＣＭ録音機の記録再
生方式を提供することにある。

〔発明の概要〕

本発明は前記の目的を達成するために、同一内容の制御
コードを各トラックに分配し、かつ、任意の時刻にいず
れかのトラックから、必ずある特定の内容の制御コード
を再生できるように、その内容の制御コードの位置をテ
ープ走行方向にずらして記録することにある。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を第５図から第８図を用いて説
明する。

第３図は本発明による固定ヘッド型ＰＣＭ録音機の記録
再生方式におけるテープ記録パターンの一例を示したも
のである。この例では、トラック数２０．１シンボルを
８ビツトとして、１ＳＹＮＣ期間、すなわち１ブロツク
３ｏシンボルで構成されている。この１ブロツクが２０
　）ラッり分だけ集まったデータ群を１フレームと呼ぶ
。

したがって１フレームは３０（シンボル）　Ｘ　２０（
トラック）　＝　６００シンボルよ構成る。さて、１ブ
ロツクは、テープの長手方向に、８ＹＮＣよシ始まって
、次に３シンボルの制御コード、２４シンボルの主デー
タ、２シンボルのパリティの順に各データが配置されて
いる。次に、この１ブロツクを取り出して第４図に示す
。制御コードは本実施例では３シンボルすなわち２４ビ
ツトの容量を有し、第４図に示したように、先頭ビット
より、ＩＤコード４ビツト、トラック番号５ビツト、フ
レーム番号７ビツト、制御コードの誤シ検出用のパリテ
ィ８ビツトよりなる。ＩＤ（アイデンティファイ）コー
ドとは、主データに付随する情報、例えば、サンプリン
グ周波数、１量子化ピット数、エンファシスのオン／オ
フ。

ダビング禁止、ディシタルミニートなどを制御するため
の信号の記録されたコードである。また、トラック番号
、及びフレーム番号はそれぞれ、そのブロックの属する
トラック及び７レ一ム番号を示す。このとき、７レ一ム
番号は、インターリーブ周期内にあるフレーム数（例え
ば１２０フレー゛ム）でくり返しカウントするものとす
る。また、パリティは、前の１６ビツトに対するパリテ
ィを計算し、その結果を付加し再生時の誤り検出を行な
うものである。

制御コード中のデータで、特に再生時に必要な制御情報
、サンプリング周波数、ｆ子化ビット数エン７アシスの
オン／オフなどは、再生時のどの時点においても情報が
検出できるのが望ましい。しかしながら、特定のトラッ
クｔｃある特定の制御情報を記録したのでは、そのトラ
ックのヘッドの不良、あるいはテープのドロップアウト
で、制御情報が全く再生されなくなる可能性がある。こ
のために、本発明では、第５図に示したように、ある内
容の制御情報（すなわちＩＩ）コード）をあるフレーム
の第１トラツクに記録した場合、次のフレームの第２ト
ラツクに同一内容のＩＤコードを記録し、さらに次のフ
レームの第３トラツクに同一内容のＩＤコードを記録す
る。こうして、第１トラツクから第２０トラツクまで、
１フレームずつずらして、すべてのトラックに同一内容
のＩＤコードを記録する。

上記のようにＩＤコードを記録することによっテ、側光
ば、エンファシスオン／オフの情報が、再生時間のどの
時点においても、１から２０トラツクのうちいずれかの
トラックで得られることになり、付加情報に対する瞬時
の対応が可能となる。さらに、いずれかのトラックで付
加情報が得られるので、特定のトラックからの情報が、
ヘッドの不良やテープのドロップアウトで誤まりとなっ
ても、他のトラックから情報を得ることができる。

本実施例ではＩＤコードは４ビツトであるが、・４ビツ
トでは表現できない情報量を有する付加情報を記録する
場合、例えば、ある曲目の演奏時間を表示するような場
合には、ＩＤコード４ビツトを組み合わせて用いること
も可能である。

第６図はこのような場合に本発明を適用した例を示した
ものである。第６図では、第１トラツクの１〜５フレー
ムの各４ビツトのＩＤコード、計１２ビットの情報を各
トラックに多重書きしている。また、これに続く、第１
トラツクの４〜６フレームの各４ビツト、計１２ビット
もまた、１フレームずつずらして、各トラック番と多重
書きしている。

ＩＤコードとして記録すべき情報は、必ずしも全て多重
書きして任意の時刻に取り入れる必要のない情報もある
。例えば、音声データに付随した文字情報や、画偉情報
などは、一度、ディスプレイに表示されれば、その時点
でメモリされるのでくり返して再生される必要はない。

このような場合には、第７図に示したように、全２０ト
ラツクのうち、１５トラツクを多重書きのエリアとし、
残りの５トラツクは情報量を主体として多重書きは行な
わない構成とする。このとき、常時必要なデータは、１
〜１５トラツクのいずれかのトラックｔこは必ず存在し
、また、文字情報などの情報は冗長度を小さくして記録
することができる。

次に、第８図に、本発明による固定ヘッド型ＰＣＭ録音
機のブロック図を示す。第８図において１は磁気テープ
、２はマルチトラックヘッド、３はＭＰＸ回路、４はデ
ータ識別回路、５は制御信号、６はディジタル信号処理
回路である。磁気テープ１よシ、マルチトラックヘッド
２で読み出された制御信号は、３のＭＰＸ回路に入り、
必要なトラックの情報を４の識別回路に送る。識別回路
は、制御信号の種類と内容を識別して、その結果を制御
信号としてディジタル信号処理回路に送る。６のディジ
タル信号処理回路は、マルチトラックヘッドから主デー
タを取り出し、５の制御信号による情報に応じて信号処
理を施こす。本発明の信号の記録フォーマットでは、同
一情報が、各トラックに記録されており、かつ時間的に
ずれて再生されるので、第８図のようにＭＰＸ回路を用
いることで、任意の時刻に必要なデータを選択して取り
出すことが可能となる。もしも、ドロップアウトにより
、所要の制御データが取り出せない場合には、正常に動
作しているトラックから必要なデータを取シ出すことが
可能となる。

〔発明の効果〕

以上述べたように、本発明によれば、制御コードが各ト
ラック毎に存在するので、任意の時刻に必要な制御コー
ドの情報をいずれかのトラックから必ずとシ出すことが
できる。したがって、制御コードに伴なう信号処理方法
の変更が瞬時に行なえるのみならず、たとえドロップア
ウトやヘッドの不良で、あるトラックのデータが欠落し
ても、他のトラックから必要な制御コードをとシ出すこ
とができる。その結果、制御コードの変更に対してアク
セスが速く、かつ、ドロップアウトや特定のトラックの
ヘッドの不良に対しても考慮された信頼性の高い固定ヘ
ッド型ＰＣＭ録音機を実現することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のテープ記録フォーマット図、第２図は従
来の制御コードを示す図、第３図は本発明によるテープ
記録フォーマット図、第４図は１ブロツク及び制御コー
ドの構成図、第５図はＩＤコードの配置パターン１を示
す図、第６図はＩＤコードの配置パターン■を示す図、
第７図はＩＤコードの配置パターン璽を示す図、第８図
は本発明による固定ヘッド型ＰＣＭ録音機の構成図であ
る。 １　・磁気テープ、 ２・・・マルチトラックヘッド、 ６・・・ＭＰＸ回路、　４・・・信号識判回路、５　・
制御信号、 ６・ディジタル信号処理回路。 代理人弁理士　高　橋　明　夫 第１　図 テープ？ｙ！／ 第　２　図 コード

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １゜　磁気テープの一走行方向について複数のトラック
   を有する固定ヘッドを備え、ディジタル化された音声及
   び付加情報を該固定ヘッド、によって磁気テープに記録
   、再生する固定ヘッド型ＰＣＭ録音機において、各トラ
   ックの１同期区間内に、同期信号、制御信号、ディジタ
   ル化音声データ（主データ）、及び誤シ検出・訂正用の
   パリティ信号を有し、該１同期区間内ｊζ存在する制御
   信号と同一内容の制御信号を他の全てのトラックにも記
   録することを特徴とする固定ヘッド型ＰＣＭ録音機の記
   録再生方式。 ２、特許請求の範囲第１項記載の固定ヘッド型ＰＣＭ録
   音機の記録再生方式において、同一内容の制御信号を、
   上位もしくは下位トラックから順に１同期区間ずつずら
   して各トラックに配置することを特徴とする固定ヘッド
   型ＰＣＭ録音機の記録再生方式０ ３、％許請求の範囲第１項又は第２項記載の固定ヘッド
   型ＰＣＭ録音機の記録再生方式Ｉζおいて、制御信号の
   内容が、トラック番号、フレーム番号ＩＤコード（アイ
   デンティファイコード）及び誤シ検出用パリティ信号よ
   シ成す、トラック番号及びフレーム番号の組み合わせと
   、ＩＤコードの種別の間に一定の関係を有するように記
   録し、該トラック番号とフレーム番号の組み合わせから
   ＩＤコードの種別を判定する手段とＩＤコードの読みと
   シ手段を有し、該判定手段の結果から、ＩＤコードの内
   容を識別することを特徴とする固定ヘッド型ＰＣＭ録音
   機の記録再生方式。