JPS6016459B2 - ポリオレフイン組成物 - Google Patents
ポリオレフイン組成物Info
- Publication number
- JPS6016459B2 JPS6016459B2 JP3242676A JP3242676A JPS6016459B2 JP S6016459 B2 JPS6016459 B2 JP S6016459B2 JP 3242676 A JP3242676 A JP 3242676A JP 3242676 A JP3242676 A JP 3242676A JP S6016459 B2 JPS6016459 B2 JP S6016459B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydroxy
- polyolefin
- polyolefin composition
- penzotriazole
- acid ester
- Prior art date
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- Expired
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は耐膜性、成形性を改良保持した状態で、着色防
止されたポリオレフィン組成物に関する。
止されたポリオレフィン組成物に関する。
ポリオレフィンを初めとするオレフイン系重合体の成形
加工は融点以上、通常200℃以上の温度で行われ、目
的の製品が生産される。
加工は融点以上、通常200℃以上の温度で行われ、目
的の製品が生産される。
この際、製品の用途によって、種々の添加剤が配合され
目的の品質が得られる様に工夫されている。例えば屋外
で使用されることが多い製品には紫外線吸収剤が添加さ
れる。又、単位時間当りの生産量を向上させるために、
増核剤を添加して溶融した樹脂を速く結晶化させ、よっ
て成形速度を増して、生産量を向上させることができる
。最近省資源、省エネルギーが叫ばれ、又、人件費の高
騰により葛生産性が要求される様になった結果上記の紫
外線吸収剤を添加して長寿命化が計られ、なおかつ、結
晶化を促進させる増核剤が添加される煩向が強くなって
きた。紫外線吸収剤としては、ベンゾトリアゾール系化
合物(例えばチバガィギー社製チヌビン320チヌビン
327)やペンゾフェノン系化合物(例えばACC社製
CYASORBUV−531)等がよく知られている。
又、増核剤として、芳香族モノカルボン酸のアルコール
塩とりわけp−tーブチル安息香酸アルミニウム(商品
名ShellN肌leateReagent、N一PT
BBA)が非常に効果が優れており、いよいよ使われて
いる。ところが前記のペンゾトリアゾール系あるいはペ
ンゾフヱノン系紫外線吸収剤とp−tーブチル安息香酸
アルミニウムを同時に配合して押出機でべレット化する
と、ベレットは黄色に着色し著しく商品価値を落とすこ
とがわかった。そこで本発明者はこの着色を防止する方
法について鋭意研究した結果、本発明に到達した。すな
わち本発明はポリオレフィンに、 風 ペンゾトリアゾール系またはペンゾフェノン系紫外
線吸収剤(B} 芳香族モノカルボン酸のアルミニウム
塩‘C} 多価アルコールあるいは芳香族モノカルボン
酸を配合してなるポリオレフイン組成物である。
目的の品質が得られる様に工夫されている。例えば屋外
で使用されることが多い製品には紫外線吸収剤が添加さ
れる。又、単位時間当りの生産量を向上させるために、
増核剤を添加して溶融した樹脂を速く結晶化させ、よっ
て成形速度を増して、生産量を向上させることができる
。最近省資源、省エネルギーが叫ばれ、又、人件費の高
騰により葛生産性が要求される様になった結果上記の紫
外線吸収剤を添加して長寿命化が計られ、なおかつ、結
晶化を促進させる増核剤が添加される煩向が強くなって
きた。紫外線吸収剤としては、ベンゾトリアゾール系化
合物(例えばチバガィギー社製チヌビン320チヌビン
327)やペンゾフェノン系化合物(例えばACC社製
CYASORBUV−531)等がよく知られている。
又、増核剤として、芳香族モノカルボン酸のアルコール
塩とりわけp−tーブチル安息香酸アルミニウム(商品
名ShellN肌leateReagent、N一PT
BBA)が非常に効果が優れており、いよいよ使われて
いる。ところが前記のペンゾトリアゾール系あるいはペ
ンゾフヱノン系紫外線吸収剤とp−tーブチル安息香酸
アルミニウムを同時に配合して押出機でべレット化する
と、ベレットは黄色に着色し著しく商品価値を落とすこ
とがわかった。そこで本発明者はこの着色を防止する方
法について鋭意研究した結果、本発明に到達した。すな
わち本発明はポリオレフィンに、 風 ペンゾトリアゾール系またはペンゾフェノン系紫外
線吸収剤(B} 芳香族モノカルボン酸のアルミニウム
塩‘C} 多価アルコールあるいは芳香族モノカルボン
酸を配合してなるポリオレフイン組成物である。
本発明に適用されるポリオレフインは、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリ1ーブテン、ポリ4ーメチルー1
−ペンテン、エチレン・プロピレン共重合体、エチレン
・1ーブテン共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体
などであり、これらは如何なる方法で製造されるもので
あってもよい。これらポリオレフィンに配合される紫外
線吸収剤はペンゾトリアゾール系またはペンゾフェノン
系のものであり、従来の提案に係るものを用いることが
できる。
ポリプロピレン、ポリ1ーブテン、ポリ4ーメチルー1
−ペンテン、エチレン・プロピレン共重合体、エチレン
・1ーブテン共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体
などであり、これらは如何なる方法で製造されるもので
あってもよい。これらポリオレフィンに配合される紫外
線吸収剤はペンゾトリアゾール系またはペンゾフェノン
系のものであり、従来の提案に係るものを用いることが
できる。
たとえば2−(2′ーヒドロキシー5′ーメチルフエニ
ル)ペンゾトリアゾール、2一(2′−ヒドロキシー3
′・5ージーに【tーブチルフエニル)ペンゾトリアゾ
ール、2−(2′−ヒドロキシ−3一にrt−プチルー
5′ーメチルフエニル)ペンゾトリアゾール、2一(2
ーヒドロキシ−3′ーにrt−ブチルー5′−メチルフ
エニル)一5ークロロベンゾトリアゾール、2一(2′
−ヒドロキシ−3・5′−ジーにrt−ブチルフエニル
)一5ークロロベンゾトリアゾール、2一(2′ーヒド
ロキシ−4一n−オクトキシメチルフエニル)ペンゾト
リアゾールなどのペンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、
2・4−ジヒド。キシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ
−4ーメトキシベンゾフエノン、2−ヒドロキシ−4−
nオクトキシベンゾフエノン、2−ヒドロキシ−4ード
デシロキシベンゾフエノン、2ーヒドロキシー4−オク
タデシロキシベンゾフエノン、2・2′ージヒドロキシ
ー4ーメトキシベンゾフエノン、2・2−ジヒドロキシ
ー4・4′ージメトキシベンゾフエノン、212・4・
4′−テトラヒドロキシベンゾフエノン、2ーヒドロキ
シ−4−メトキシー5−スルホベンゾフエノン、2ーヒ
ドロキシー4ーメトキシ−2′−力ルポキシベンゾフエ
ノン、2ーヒドロキシ−4−クロルベンゾフェノンなど
のペンゾフヱノン系紫外線吸収剤を例示することができ
る。また核剤として用いられる芳香族モノカルボン酸の
アルミニウム塩としては、安息香酸、トルィル酸、p−
teれープチル安息香酸などのアルミニウム塩である。
ル)ペンゾトリアゾール、2一(2′−ヒドロキシー3
′・5ージーに【tーブチルフエニル)ペンゾトリアゾ
ール、2−(2′−ヒドロキシ−3一にrt−プチルー
5′ーメチルフエニル)ペンゾトリアゾール、2一(2
ーヒドロキシ−3′ーにrt−ブチルー5′−メチルフ
エニル)一5ークロロベンゾトリアゾール、2一(2′
−ヒドロキシ−3・5′−ジーにrt−ブチルフエニル
)一5ークロロベンゾトリアゾール、2一(2′ーヒド
ロキシ−4一n−オクトキシメチルフエニル)ペンゾト
リアゾールなどのペンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、
2・4−ジヒド。キシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ
−4ーメトキシベンゾフエノン、2−ヒドロキシ−4−
nオクトキシベンゾフエノン、2−ヒドロキシ−4ード
デシロキシベンゾフエノン、2ーヒドロキシー4−オク
タデシロキシベンゾフエノン、2・2′ージヒドロキシ
ー4ーメトキシベンゾフエノン、2・2−ジヒドロキシ
ー4・4′ージメトキシベンゾフエノン、212・4・
4′−テトラヒドロキシベンゾフエノン、2ーヒドロキ
シ−4−メトキシー5−スルホベンゾフエノン、2ーヒ
ドロキシー4ーメトキシ−2′−力ルポキシベンゾフエ
ノン、2ーヒドロキシ−4−クロルベンゾフェノンなど
のペンゾフヱノン系紫外線吸収剤を例示することができ
る。また核剤として用いられる芳香族モノカルボン酸の
アルミニウム塩としては、安息香酸、トルィル酸、p−
teれープチル安息香酸などのアルミニウム塩である。
ボリオレフィンに前記紫外線吸収剤および核剤を配合し
た組成物は、耐候性、成形性に優れているが、成形時に
著しく着色し、商品価値を下げるので、本発明において
はさらに多価アルコールあるいは芳香族モノカルボン酸
を配合するものである。
た組成物は、耐候性、成形性に優れているが、成形時に
著しく着色し、商品価値を下げるので、本発明において
はさらに多価アルコールあるいは芳香族モノカルボン酸
を配合するものである。
多価アルコールとしては例えば、エチレングリコール、
ブロピレングリコール、1・3ーブタンジオール、1・
4−ブタンジオール、ジエチレングリコール、トリエチ
レングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン
、ポリグリセリン「ベンタエリスリトール、ジベンタエ
リスリトール、トリベンタエリスリトール、ソルビトー
ル、グリセリンモノ脂肪酸ェステル、ベンタェリスリト
ールモノまたはジ脂肪酸ェステル、ジベンタェリスリト
ール脂肪酸ェステル、トリベンタェリスリトール脂肪酸
ェステル、ソルビト−ル脂肪酸ェステル、ポリグリセリ
ン脂肪酸ェステル、ポリオキシェチレングリセリン脂肪
酸ェステル、ポリオキシソルピタン脂肪酸ェステルを例
示することができる。また芳香族モノカルボン酸として
は、安息香酸、トルィル酸、p−ten−ブチル安息香
酸などを例示することができる。それぞれの添加剤は、
ポリオレフィン10匹重量部に対し、紫外線吸収剤風を
好ましくは0.01なし、し1.の重量部、一層好まし
くは0.05なし、し0.5重量部、核剤佃を好ましく
は0.01ないし1.の重量部、一層好ましくは0.0
5なし、し0.3重量部、多価アルコールあるいは芳香
族モノカルボン酸【qを好ましくは0.001なし、し
5.の重量部、一層好ましくは0.05ないし0.5重
量部配合して用いられる。
ブロピレングリコール、1・3ーブタンジオール、1・
4−ブタンジオール、ジエチレングリコール、トリエチ
レングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン
、ポリグリセリン「ベンタエリスリトール、ジベンタエ
リスリトール、トリベンタエリスリトール、ソルビトー
ル、グリセリンモノ脂肪酸ェステル、ベンタェリスリト
ールモノまたはジ脂肪酸ェステル、ジベンタェリスリト
ール脂肪酸ェステル、トリベンタェリスリトール脂肪酸
ェステル、ソルビト−ル脂肪酸ェステル、ポリグリセリ
ン脂肪酸ェステル、ポリオキシェチレングリセリン脂肪
酸ェステル、ポリオキシソルピタン脂肪酸ェステルを例
示することができる。また芳香族モノカルボン酸として
は、安息香酸、トルィル酸、p−ten−ブチル安息香
酸などを例示することができる。それぞれの添加剤は、
ポリオレフィン10匹重量部に対し、紫外線吸収剤風を
好ましくは0.01なし、し1.の重量部、一層好まし
くは0.05なし、し0.5重量部、核剤佃を好ましく
は0.01ないし1.の重量部、一層好ましくは0.0
5なし、し0.3重量部、多価アルコールあるいは芳香
族モノカルボン酸【qを好ましくは0.001なし、し
5.の重量部、一層好ましくは0.05ないし0.5重
量部配合して用いられる。
勿論これらの添加剤の他に各種安定剤、帯電防止剤、雛
燃剤、顔料、充填剤、滑材、老化防止剤などを適宜配合
して差支えない。ポリオレフィンと前記添加剤の混合方
法は、ヘンシエルミキサー、ミキシングロール、ニーダ
ー、押出機などを用いる一般的な方法で行うことができ
る。
燃剤、顔料、充填剤、滑材、老化防止剤などを適宜配合
して差支えない。ポリオレフィンと前記添加剤の混合方
法は、ヘンシエルミキサー、ミキシングロール、ニーダ
ー、押出機などを用いる一般的な方法で行うことができ
る。
次に実施例を示す。
実施例1〜12、比較例1〜9
塩化マグネシウムに担持されたチタン化合物を一成分と
する高活性触媒を用いて、脱灰処理を施すことなく得ら
れたエチレンープロピレンコポリマ‐(エチレン含量2
1wt%)に表1に示す化合物を配合して、押出機を用
いて25000でべレット化した。
する高活性触媒を用いて、脱灰処理を施すことなく得ら
れたエチレンープロピレンコポリマ‐(エチレン含量2
1wt%)に表1に示す化合物を配合して、押出機を用
いて25000でべレット化した。
これらのべレツトを20000で厚さ2肌、4仇吻×4
仇帆の形にプレス成形した。このシートについて400
の山から700川ムまでの光線反射率を自記色彩分光光
度計により測定し、430の山および700肌山の反射
率R43o、R側を用いて次式によりYを求めて黄色の
着色度を目安とした。Yの値が大きい程着色度が小さく
、90以上であれば実用上問題がない。Y=(1一生虹
』凶)x,。
仇帆の形にプレス成形した。このシートについて400
の山から700川ムまでの光線反射率を自記色彩分光光
度計により測定し、430の山および700肌山の反射
率R43o、R側を用いて次式によりYを求めて黄色の
着色度を目安とした。Yの値が大きい程着色度が小さく
、90以上であれば実用上問題がない。Y=(1一生虹
』凶)x,。
〇R7の
表 1
表中の化合物以外に次の化合物が同時に配合されている
。
。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ポリオレフインに (A) ベンゾトリアゾール系あるいはベンゾフエノン
系の紫外線吸収剤(B) 芳香族モノカルボン酸のアル
ミニウム塩(C) 多価アルコールあるいは芳香族モノ
カルボン酸を配合してなるポリオレフイン組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3242676A JPS6016459B2 (ja) | 1976-03-26 | 1976-03-26 | ポリオレフイン組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3242676A JPS6016459B2 (ja) | 1976-03-26 | 1976-03-26 | ポリオレフイン組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52115850A JPS52115850A (en) | 1977-09-28 |
JPS6016459B2 true JPS6016459B2 (ja) | 1985-04-25 |
Family
ID=12358616
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3242676A Expired JPS6016459B2 (ja) | 1976-03-26 | 1976-03-26 | ポリオレフイン組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6016459B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5473842A (en) * | 1977-11-25 | 1979-06-13 | Mitsubishi Petrochem Co Ltd | Polyolefin resin composition |
-
1976
- 1976-03-26 JP JP3242676A patent/JPS6016459B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52115850A (en) | 1977-09-28 |
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