JPS6016411B2 - 純粋な置換された2,5―ジアリールアミノテレフタル酸エステル並びに対応する遊離酸の製法 - Google Patents

純粋な置換された2,5―ジアリールアミノテレフタル酸エステル並びに対応する遊離酸の製法

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JPS6016411B2
JPS6016411B2 JP51113175A JP11317576A JPS6016411B2 JP S6016411 B2 JPS6016411 B2 JP S6016411B2 JP 51113175 A JP51113175 A JP 51113175A JP 11317576 A JP11317576 A JP 11317576A JP S6016411 B2 JPS6016411 B2 JP S6016411B2
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D403/00Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D401/00
    • C07D403/02Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D401/00 containing two hetero rings
    • C07D403/06Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D401/00 containing two hetero rings linked by a carbon chain containing only aliphatic carbon atoms

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Description

【発明の詳細な説明】 2,5−ジアリールアミノテレフタル酸はキナクリドン
化合物を製造するための出発原料である。
この場合この出発原料の純度はキナクリドン合成の再現
性に対し且つ続いて行う顔料形成に対し重要である。2
,5−ジアリールアミノテレフタル酸ェステルを製造す
るのに対応するジヒド。
化合物をニトロベンゾールで酸化することは既に公知で
ある(英国特許第911476号明細書参照)。この場
合ニトロベンゾールは、場合により2,5−ジアリール
アミノジヒドロテレフタル酸ェステルを相応する芳香族
アミンとサクシニル競粕酸ェステルとから製造する場合
にもそうであるが、溶剤としても働きうる。今や、この
合成に際しアIJールアミンがアニリンではない場合に
は一様でない生成物が形成されることが判った。
例えばアミンとしてのp−トルイジンから出発する場合
には2,5ージーp−トルィジノ化合物の他にかなりの
量の2−アニリノー5ートルイジノ化合物及び場合によ
り証明しうる量のビスーアニリノ化合物も得られる。こ
れらの化合物はニトロベンゾールの還元によって形成さ
れるアニリンが反応に関与することによって生ずる。こ
の場合一方に於ては2,5ージアリールアミノジヒドロ
テレフタル酸ェステルのアミノ基転移反応が、殊に排除
されたァミン残基の塩基性がアニリンより弱い場合に、
起りうる。又一方に於ては縮合段階で既に酸化が起る場
合にはアニリンが未反応の又は一方の側だけ縮合された
サクシニル競粕酸ェステルと反応しうる。本発明者は当
該ジヒドロ化合物を酸化するのに、使用すべきアリール
アミンに対応するニトロ化合物を使用する場合には均一
的に2,5ージアリールアミノテレフタル酸ェステルが
得られることを見出した。
従って本発明の対象は次式(0) 〔式中、RI′及びR2′は、同一でも相異っていても
よく、夫々炭素原子数1〜5個のアルキル基を意味し、
Rは1又は2個のハロゲン原子又は低級アルキル基又は
低級アルコキシ基又はハロゲン原子及び低級ァルキル基
により置換されているフェニル基又はナフチル基夫々窒
素原子に対して少くとも1つの0−位は置換されていな
い。
〕で示される化合物を酸の存在下に芳香族ニトロ化合物
で酸化し、場合により続いて鹸化して遊離酸を形成せし
めるこをによって次式(1)〔式中、Rは上述の意味を
有し、RI及びR2は同一でも相異つてし、てもよく、
水素原子又は炭素原子数1〜5個のアルキル基を意味す
る。
〕で示される化合物を製造するに当り、該ニトロ化合物
が次式(m)R−NQ (m
)〔式中、Rは上述の意味を有する。
〕で示される化合物であることよりなる上記化合物(1
)の製法である。
ドイツ特許出願公開明細書(DT−OS)第14934
1y号の例5より、ジェチルー2,5−ビス−(p−ト
ルイジノ)−ジヒドロテレフタレ−トをp−ニトロトリ
オールで酸化することは既に公知である。
しかしこの反応は水−エタノール性苛性ソーダ溶液中で
ェステル基を同時に鹸化しっ)行われる。しかしこの反
応条件の下では著しい副反応が起り、恐らく、8ーケト
ェステルの誘導体として認められるジヒドロ化合物の段
階に対しても起る。このために収率及び品質の低下を生
ずる。本発明の方法によれば卓越した収率で均一的で純
粋な2,5−アリールアミノテレフタル酸−化合物が得
られる。
該化合物のこの性質は該化合物を高い品質のキナクリド
ンピグメントを再現性を以て製造するための出発原料と
して使用しうろことに対して極めて重要である。置換基
が単一的なそしてキナクリドン形成性副生成物によって
不純化されていることのないアリールアミノテレフタル
酸化合物を使用することが単一的置換基を有する純粋な
キナクリドンを製造するための前提でもある。
異性体を含まないこの様な生成物を得るためにはRが1
−ナフチル基であるか或は1つのo−位が置換基を有す
るフェニル基である式(1)のアリールアミノテレフタ
ル酸化合物から出発する。Rはフェニル基でその2つの
o−位に置換基が存在せず、そしてp−位に1つの置換
基が存在する場合には、異性体を含まないキナクリドン
化合物が得られる。適当なニトロ化合物としては次のも
のが顧慮される:o−メトキシ−、mクロル−及びp−
メチル−ニトロベンゾール又は2,3−ジクロルニトロ
ベンゾール並びに1−ニトロナフタリン。
特に好都合なのはm−クロルニトロベンゾール及びp−
ニトロトルオールである。
式(ロ)の化合物の酸化は触媒量の酸の存在下に行う。
か)る酸としては無機酸、例えば鍵酸、或は有機酸、例
えば氷酢酸又はトリフルオル酢酸を使用することができ
る。付加的に酸化促進剤として第二級又は第三級ァミン
、例えばピベリジンを添加することができる。酸化反応
は不活性な稀釈剤又は溶剤の存在下に行うこができる。
しかし既述のニトロ化合物を過剰に使用することが好ま
しい。ニトロ化合物の童は反応温度及び反応生成物の物
理的性質の如何により、縮合段階に対して蝿梓可能な相
が得られる様に選ぶのが好ましい。
酸化生成物はジヒドロ化合物より著しく易溶性であるの
で、酸化が進めば進む程その溶解性が増大し、反応生成
物は完全な溶液となる。従って反応溶液が澄明となれば
もはや勿論酸化反応が終了したものと考えることができ
る。本発明の特に好ましい態様に於ては式(0)で示さ
れる2,5ージアリールアミノー3,6一ジヒドローテ
レフタル酸ェステルをその場で次式(V)で示されるサ
クシニル源粕酸ェステルと少くとも2倍モル量の次式(
W)R−N舷 (W)で示さ
れるアミンとから合成する。
この場合にも式(m)のニトロ化合物を溶剤及び稀釈剤
として使用する。該縮合は好ましくは75〜120℃の
温度で実施する。この様にして形成された式(0)のジ
ヒドロェステルを中間単機することなく既述の触媒作用
のある試剤の添加下に約110〜150qoの温度で酸
化して式(1)〔但しRI及びR2は日ではない〕で示
されるテレフタル酸ェステルとなす。この酸化生成物を
ついで化合物(1)を余り溶解することのない溶剤、例
えばメタノールやエタノールの様な低級アルカノールの
添加によって反応混合物から沈澱させ、そして単離し、
場合により続いて鹸化することができる。上記テレフタ
ル酸ジェステルからの遊離酸の製造は当該酸化生成物を
単離することはないこ好都合に行われる。
このためには熱い酸化混合物を濃厚なアルカリ水溶液に
加え、激しくよく混合しながら90〜110qo好まし
くは100〜105℃でェステルの鹸化を行う。低沸点
アルカ/ールのェステルの加水分解は密閉容器中で行う
のがよく、この様にすれば形成されたアルコールがェス
テル、ニトロ化合物及びアリールアミンを含む有機相と
アルカリ性水性相との間の溶解媒体として役立ち、その
ために鹸化を促進することができる。
鹸化終了後アルコールを蒸溜によって分離し、反応混合
物をよく混合しながらサクシニル競粕酸ェステルに対し
て約8〜20倍重量、好ましくは10〜1針音重量の水
(50〜60℃)の中に導入する。かくして2,5−ジ
アIJ−ルアミノテレフタル酸のアルカリ塩が有機相か
ら抽出される。相分離を行うためには重い方の有機相を
沈澱させるか或は激しく縄拝して均質化した混合物を遠
心分離器によって分離することができる。水性相から場
合によっては存在する揮発性有機不純物を水蒸気蒸溜に
よって且つ不溶性不純物を炉過によって(その際場合に
より清澄化助剤を用いて)除去することができる。つい
でアルカリ性水性相から酸を無機酸、殊に鉱酸、或は有
機の強酸例えば酢酸を用いてpH−城4.5〜5.5で
沈澱させ、単離し、ついで洗膝し、乾操する。かくして
遊離酸が理論値の90〜96%の収率の晶質の極めて良
好な純粋な形で得られる。この場合既述のアニリン誘導
体による不純化は認められない。残っている有機相は簡
単な蒸溜によって再生し、それ以上清製することないこ
再使用することができる。
というのは該相は実際出発生成物、即ちアリールアミン
及び対応するニトロ化合物のみからなっているからであ
る。本発明による方法はその方法による生成物の純度が
すぐれていることの他に如何なる反応毛史階に対しても
付加的溶剤を必要としないことで卓越している。
又本法に於ては稀釈剤として比較的安価なニトロ化合物
を使用することのために化学量論量の又は比較的少過剰
の高価なアリールアミンの使用が可能である。しかし又
アリールアミンの反応性の如何によるが短かし、反応時
間で良好な収率を得るために1モルのサクシニル競粕酸
ェステルに対して約2.5〜4モルのアリールアミンを
使用することが有利なこともある。付加的に不活性な溶
剤を必要とする公知方法に比して発明者による方法は極
めてすぐれた空間収率を示すことによってもすぐれてい
る。
更に反応時間が縮合に対して約1.5〜4時間、酸化に
対して約2〜4時間で極めて好都合であるので、本発明
による方法の空時収率も卓越している。このことのため
に装置上の費用、従って経費も著しく減少せしめること
ができる。以下に示す例に於て部及び%に関する記載は
重量に関してのものである。
例1 サクシニル競粕酸ジメチルェステル10礎郡、3ークロ
ルアニリン18庇郡及び3−クロルーニトロベンゾール
16碇部を窒素雰囲気の下で70℃に加熱し、これに3
3%塩酸4部を加える。
この混合物を上記温度で1ぴ分間よく燈拝する。ついで
温度を100qoに高める。その際濃密な沈澱物が生ず
る。この反応混合物を水を溜去しながら350〜40仇
収H夕の僅かな減圧下に100〜105こ0で蝿拝する
。縮合終了後ピベリジン1重量部を加え、更に4時間1
30〜135こ0で損拝する。その際ジヒドロェステル
が酸化をうけてテレフタル酸ェステルとなり溶液状態に
なる。この様にして得られた溶液を耐圧性容器中で20
%苛性ソーダ溶液22$部‘こ加え、9■ン間100〜
105℃で激しく渡洋する。
ついで更に90分間に亘つてメタノール−水−混合物を
溜去し、内温が再び105q0になるに至らしめた。つ
いでこの鹸化混合物を水120唯織こ加え、3粉ご間7
0こ0で激しく磯拝する。有機相を沈降させた後、クロ
ルニトロベンゾールとクロルアニリンとからなる混合物
(その中にはなお不純物が溶存している)235部を分
離する。ついでアルカリ性水性相を水蒸気蒸溜し、もは
や揮発性成分が移行しなくなるに至らしめ、ついで珪藻
±3部を加え、9000で清澄化処理する。ついで氷酢
9礎邦を添加して(pH−値4.8)2,5−ビスー(
m一クロルフエニルアミノ)ーテレフタル酸を沈澱させ
、続いて熱炉過し、洗練し、減圧下に乾燥する。収率は
使用したサクシニル鑑粕酸ジメチルェステルに対して理
論値の95.2%である。クロル舎量:17.0%(計
算値:17.0%)。上記に於て3−クロルーニトロベ
ンゾールの代りにニトロベンゾールを使用する場合には
クロル舎量15.2%の生成物が得られる。薄層クロマ
トグラムから副生成物が2ーアニリノ−5一(mークロ
ルアニリノ)ーテレフタル酸を証明することができる。
例2 2,5ービスー(2,3ージクロルアニリノ)ージヒド
ロテレフタル酸ジェチルェステル〔クロル含量:25.
5%(計算値26.1%)〕25部を2,3ージクロル
ニトロベンゾール125部中で氷酢5部及びピベリジン
1部の添加下に140℃で5時間櫨拝して酸化する。
こ反応溶液からテレフタル酸ェステルをメタノールで沈
澱させ、吸引炉取し、メタノールで洗練し、乾燥する。
かくして2,5ービスー(2,3ージクロルフエニルア
ミノ)一7レフタル酸ジェチルェステルが95%の収率
で燈赤色の結晶(融点:265〜26が0)として得ら
れる。クロル含量は25.2%(計算値26.2%)で
ある。上記に於て2,3ージクロルニトロベンソールの
代りにニトロベンゾールを使用すると、クロル含量22
.7%の生成物が得られる。例3 2,5ービスー(mークロルアニリノ)ージヒドロテレ
フタル酸−ジェチルェステル2碇部をm−クロルニトロ
ベンゾール4碇都を用して氷酢2部及びピベリジン0.
6部の添加下に3時間125〜13000に加熱して酸
化する。
かくして2,5ービス−(m−クロルアニリノ)−テレ
フタル酸ジェチルェステルが得られる。クロル舎量は1
4.7%(計算値:15.0%)である。上記の酸化に
対してm−クロルニトロベンゾールの代りにニトロベン
ゾールを使用すると、クロル含量13.3%の生成物が
得られる。
例4 サクシニル源王白酸ジメチルェステル10の部、p−ト
ルィジン18戊部及びp−ニトロトルオール300部よ
りなる混合物を窒素雰囲気の下で65〜7000に加熱
し、33%塩酸4部を加え、15分間損拝する。
ついで僅かに減圧にして温度を1時間以内に90〜95
00に高める。その際濃密ではあるが未だよく鷹拝しう
る沈澱物が生じ、形成された水が溜出する。105〜1
10ooで3時間蝿拝した後縮合が完了した。
ついでピベリジン4部及び氷酢5部を添加した後温度を
135〜140q0に高める。この温度で4時間顔拝し
た後反応混合物は完全に熔解し、酸化は終了した。この
溶液に窒素雰囲気の下で20%苛性ソーダ溶液235部
を加え、90分間密閉容器中で100〜105ooで激
しく礎拝する。ついで85〜9000に冷却した後更に
9び分間に亘つてメタノール−水−混合物を溜去し、内
温が再び10500になるに至らしめる。ついでこの鹸
化混合物を水60$都‘こ加え、15分間激しく蝿拝す
る。
実質上pーニトロトルオールとpートルィジンとからな
る有機相を沈降させた後分離する。アルカリ性のナトリ
ウム塩水溶液から揮発生成分を水蒸気蒸溜によって除去
し、溶液を90ooで清澄化助剤5部を添加した後清燈
化し、80〜90qoで1時間以内に85%燐酸115
部を加えてpH−値5となす。その際2,5−ジーp−
トルイジノーテレフタル酸が良好な結晶形となって沈澱
する。これを80ooで炉取し、ホスフェートィオンが
なくなるまで洗総し、乾燥する。収率は使用したサクシ
ニル競粕酸ジメチルェステルに対して理論値に95%で
ある。上記に於てサクシニル源粕酸ジメチルェステルの
代りに対応量のジェチルェステルを使用する場合にも同
一の結果が得られる。
しかしエチルェステルの方が易溶性のためにp−ニトロ
トルオールの量は20碇部‘こ減少させることができる
。又pーニトロトルオールの代りにニトロベンゾールを
使用する場合には、薄層クロマトグラフィーにより反応
生成物中に副生成物として2ーアニリノー5−(pート
ルィジノ)−テレフタル酸を証明することができる。例
5 サクシニル競粕酸ジメチルェステル10碇部、5−クロ
ル−2−アミノトルオール125部及び5−クロルー2
−ニトロトルオール400部を窒素雰囲気の下で115
qCに加熱する。
ついで33%塩酸1部を添加した後1時間120qoに
加熱し、ついで110ooに冷却した後氷酢50部及び
ピベリジン2部を加え、この混合物を2時間還流下に加
熱する。続いて水及び氷酢を溜去しつ)9び分間130
〜13500で燈拝し、熱い反応混合物をエタノール1
50礎熱こ加える。袷後ェステルを吸引炉取し、エタノ
ールで洗総し、乾燥する。収率は理論値の91%であり
、クロル含量は14.2%(計算値:14.1%)であ
る。上記に於て5−クロルー2ーニトロトルオールの代
りにニトロベンゾールを使用する場合にはクロル舎量1
2.7%の生成物が得られる。例6 サクシニル源粕酸ジメチルェステル5碇部、2−アミノ
アニソール7$部及び2−ニトロ−アニソール125部
を70ooで33%塩酸2部と混合し、2時間115〜
120ooで窒素雰囲気下に且つ僅かに減圧(350〜
40仇舷日夕)にして澄拝する。
ついで氷酢2部及びピベリジン1部を添加した後2時間
130〜13500で酸化する。ついで例1及び3に記
載の如く後処理すると、2,5−ビス−(2ーアニシジ
ノ)−テレフタル酸が理論値の91%の収率で得られる
。上記に於て2−ニトロアニソールの代りにニトロベン
ゾールを使用すると、反応生成物の薄層クロマトグラフ
から副生成物としての2−アニリノ−5−(o−アニシ
ジン)−テレフタル酸を証明することができる。
例7 例6に於て2ーアミノアニソールをoークロルアニリン
によって且つ2−ニトロアニソールをoークロルニトロ
ベンゾールによって置き換え、その他は同一条件の下で
操作すると、クロル含量16.2%(計算値:17.0
%)の2,5−ビスー(oークロルアニリノ)ーテレフ
タル酸が得られる。
上記に於てo−クロルニトロベンゾールの代りにニトロ
ベンゾールを使用すると、クロル含量15.1%の反応
生成物が得られる。例8 サクシニル競粕酸エチルヱステル60.0重量部、m−
クロルアニIJヮ90.0重量部、氷酢10.の重量部
及びmークロルニトロベンゾール100.0重量部を窒
素雰囲気の下で1時間100〜10y0で燈拝し、つい
でピベリジン1重量部を添加した後なお1時間120〜
12500で渡洋する。
かくして良好な収率で2,5−ビス−(m−クロルアニ
リノ)−テレフタル酸ジェチルェステルが得られる。そ
の融点は145〜14ぴ○で、クロル含量は理論値の1
4.9%(計算値:15.0%)である。上記に於てニ
トロベンゾールを使用し、その他は同一条件の下で操作
すると、クロル舎量13.3%の反応生成物が得られる
例9 サクシニル競王白酸−ジメチルェステル50.の重量部
、1−アミノーナフタリン100.0重量部及び1−ニ
トロナフタリン150.の重量部を窒素雰囲気の下で6
5〜7000に加熱し、ついで33%塩酸4重量部を加
えた後15分間後燈枠する。
ついでこの混合物を1時間以内に115qCに加熱する
。その際僅かな低圧(40仇舷日の で反応水を排出せ
しめる。115〜12000で2時間加熱した後氷酢2
.の重量部及びピベリジン1重量部を加え、温度を13
5o0に高め、この混合物を2時間この温度に保つ。
その際反応生成物が完全に溶解する。この溶液を20%
苛性ソーダ溶液105重量部に加え、ェステルを例1に
記載の如く鹸化し、酸を沈澱せしめ、そして単離する。
上記の反応をニトロナフタリン中ではなくしてニトロベ
ンゾール中で行うと、酸の薄層クロマトグラムに2ーア
ニリノ−5一(1ーナフトイルアミノ)ーテレフタル酸
が証明される。
例 10 サクシニル競粕酸−ジメチルェステル50.の重量部、
4ーフルオルアニリン75.の重量部及び4ーフルオル
ーニトロベンゾール150.の重量部を窒素雰囲気の下
で7000に加熱した混合物に33%塩酸4重量部を加
え、18分間後燈梓する。
ついで40仇厭日夕で1時間以内に110qoに加熱し
、更に2時間110〜115qoで鷹拝する。ついで氷
酢2重量部及びピベリジン1重量部を添加した後温度を
135〜140こCに高め、反応混合物をこの温度で4
時間燈梓する。得られた溶液を33%苛性ソーダ溶液1
35重量部に加え、続いて例3に記載の如く処理する。
アルカリ性溶液から燐酸を用いてpH−値4.5で2,
5−ビスー(p−フルオルアニリノ)−テレフタル酸を
沈澱せしめる。これを吸引炉取し、洗総し、乾燥すると
、フルオル舎量9.8%(計算値9.9%)の酸が得ら
れる。上記に於て酸化剤としてニトロベンゾールを使用
する場合にはフルオル舎量9.0%(計算値:9.9%
)の酸が得られる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 次式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R^1′及びR^2′は同一でも相異つてい
    てもよく、夫々炭素原子数1〜5個のアルキル基を意味
    し、Rは1又は2個のハロゲン原子又は低級アルキル基
    又は低級アルコキシ基又はハロゲン原子及び低級アルキ
    ル基により置換されているフエニル基又はナフチル基で
    、夫々窒素原子に対して少くとも1つの0−位は置換さ
    れていない。 〕で示される化合物を酸の存在下に芳香族ニトロ化合物
    により酸化し、場合により続いて鹸化して遊離酸を形成
    せしめることによって次式(I)▲数式、化学式、表等
    があります▼ 〔式中、Rは上述の意味を有し、R^1及びR^2は同
    一でも相異つていてもよく、水素原子又は炭素原子数1
    〜5個のアルキル基を意味する。 〕で示される化合物を製造するに当り、該ニトロ化合物
    が次式(III)R−NO_2 (III) 〔式中、Rは上述の意味を有する。 〕で示される化合物であることを特徴とする上記化合物
    (I)の製法。 2 特許請求の範囲第1項記載の方法に於て、ニトロ化
    合物を過剰に使用することよりなる方法。 3 特許請求の範囲第1項又は第2項記載の方法に於て
    、Rが1つの置換基を0−位に有するフエニル基である
    ことよりなる方法。 4 特許請求の範囲第1項又は第2項記載のいづれかの
    方法に於て、RがP−モノ置換のフエニル基であること
    よりなる方法。 5 特許請求の範囲第1項ないし第4項記載のいづれか
    の方法に於て、遊離酸を生ぜしめる鹸化をテレフタル酸
    エステルを単離することなしに行うことよりなる方法。 6 次式(V)▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R^1′及びR^2′は、同一でも相異つて
    いてもよく。 夫々炭素原子数1〜5個のアルキル基を意味する。〕で
    示される化合物と少くとも2倍モル量の次式(IV)R−
    NH_2 (VI) 〔式中、Rは1又は2個のハロゲン原子又は低級アル
    キル基又は低級アルコキシ基又はハロゲン原子及び低級
    アルキル基により置換されているフエニル基又はナフチ
    ル基で、夫々窒素原子に対して少くとも1つの0−位は
    置換されていない。 〕で示されるアミンとから、次式(III)R−NO_2
    (III) 〔式中、Rは上述の意味を有する。 〕で示される化合物の存在下に、次式(II)▲数式、化
    学式、表等があります▼ 〔式中、R,R^1′及びR^2′は上述の意味を有
    する。 〕で示される化合物を製造し、該化合物を酸の存在下に
    上記ニトロ化合物により酸化し、場合により続いて鹸化
    して遊離酸を形成せしめることを特徴とする、次式(I
    )▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Rは上述の意味を有し、R^1及びR^2は
    、同一でも相異つていてもよく、水素原子又は炭素原子
    数1〜5個のアルキル基を意味する。 〕で示される化合物の製法。7 特許請求の範囲第6項
    記載の方法に於て、遊離酸を生ぜしめる鹸化をテレフタ
    ルエステルを単離することなしに行うことよりなる方法
    。 8 特許請求の範囲第6項記載の方法に於て、式(II)
    の化合物をその場で製造し、これを単離することなく式
    (I)で示されるエステルに変え、ついで場合によりこ
    れを単離することなく鹸化して式(I)で示される遊離
    酸となすことよりなる方法。
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