JPS60163802A - 樟脳又はナフタリンの賦香方法 - Google Patents
樟脳又はナフタリンの賦香方法Info
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- JPS60163802A JPS60163802A JP1905984A JP1905984A JPS60163802A JP S60163802 A JPS60163802 A JP S60163802A JP 1905984 A JP1905984 A JP 1905984A JP 1905984 A JP1905984 A JP 1905984A JP S60163802 A JPS60163802 A JP S60163802A
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- naphthalene
- camphor
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- Fats And Perfumes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は樟脳又はナフタリンの賦香方法に関するもので
あり、特にその賦香量を従来の量以上にする方法に関す
るものである。
あり、特にその賦香量を従来の量以上にする方法に関す
るものである。
樟脳又はナフタリンは現在強力な防虫力を有する昇華性
の結晶物質として広く市販されているが、強力な臭いを
有しており、その強い臭いをマスキングするために香料
が使用されている。
の結晶物質として広く市販されているが、強力な臭いを
有しており、その強い臭いをマスキングするために香料
が使用されている。
しかし、樟脳又はナフタリンに添加する賦香量を増加さ
せると、結晶の表面は溶解しはじめ、成型不能となるか
又は成型後、香料溶解液は固型物表面に濡水を生じ、製
品とならない欠陥を有する。そこで表面に濡水のない結
晶を得るために従来光分野では樟脳又はナフタリンに対
し添加出来る香料の重量は０．１チ以下（以下、全て係
は重量％ｋＨわす）であり、それ以上の香料の添加は不
可能とされているのが現状である。
せると、結晶の表面は溶解しはじめ、成型不能となるか
又は成型後、香料溶解液は固型物表面に濡水を生じ、製
品とならない欠陥を有する。そこで表面に濡水のない結
晶を得るために従来光分野では樟脳又はナフタリンに対
し添加出来る香料の重量は０．１チ以下（以下、全て係
は重量％ｋＨわす）であり、それ以上の香料の添加は不
可能とされているのが現状である。
又、樟脳又はナフタリンの結晶に芳香物質を加え再結晶
する方法も数多く実験されてきたが、現在までに成功し
ていない。
する方法も数多く実験されてきたが、現在までに成功し
ていない。
一方、特開昭５３−２４０３２号公報には昇華性芳香防
虫剤の使用末期において生ずる香料のタレ又はにじみ出
し防止のため、昇華性物質および香料に、香料と相溶性
のある高分子物質、例えばポリスチレン、ポリビニルア
ルコール、ポリビニルブチラール等を混在させ、残存す
る香料全吸着又は吸収させる技術が記載されているが、
本発明者が試験したところ、結晶が・一部溶解し濡水を
生じ成型不能になった。（後に比較例として記載する。
虫剤の使用末期において生ずる香料のタレ又はにじみ出
し防止のため、昇華性物質および香料に、香料と相溶性
のある高分子物質、例えばポリスチレン、ポリビニルア
ルコール、ポリビニルブチラール等を混在させ、残存す
る香料全吸着又は吸収させる技術が記載されているが、
本発明者が試験したところ、結晶が・一部溶解し濡水を
生じ成型不能になった。（後に比較例として記載する。
）
そこで本発明者は、樟脳又はナフタリンの強力な臭いを
マスキングするため、従来より以上の量の香料を使用し
、より強力な賦香をすることを目的に鋭意研究の結果、
樟脳又はナフタリンに直接香料を添加するのではなく、
まず香料に被膜形成能を有し、親水性および親油性を有
する特定物質即ちポリビニルピロリドン又はヒドロキシ
プロピルセルロースを溶解し千おき、その溶液を樟脳又
はナフタリンに添加すると香料に溶解された上記物質が
樟脳又はナフタリンの結晶の表面に被膜を形成するため
香料が浸出せず、製品の表面に濡水が生じないとの知見
にもリビニルピロリドン又はヒドロキシプロピルセルロ
ースを溶解し、試液を樟脳又はナフタリンに添加し賦香
することを特徴とする樟脳又はナフタリンの賦香方法に
関する。又磁、上記方法において、あらかじめ樟脳又は
ナフタリンにメタケイ酸アルミン酸マグネシウムを適量
混和した後賦香することを特徴とする賦香方法に関する
ものである。香料にポリビニルピロリドン又はヒドロキ
シプロピルセルロースを溶解する場合、上記各物質はア
ルコール系、エステル系香料には溶解しやすいが、アル
ファーピネン、レモン油、オレンジ油等のテルペン系香
料には、溶解しにくいため、全香料中テルペン占有率は
小さいほどよいが、ポリビニルピロリドンの場合ｎ ４
０ ％ 以下、ヒドロキシプロピルセルロースの場合は
１０係以下にするのが好ましい。香料は多種多様である
ため、ポリビニルピロリドン又はヒドロキシプロピルセ
ルロースの添加量を増減して溶解し、樟脳又はナフタリ
ンに賦香しなければならない。ポリビニルピロリドン使
用の場合は、香料に対して２〜１０％溶解させ □た液
を使用すると、樟脳又はナフタリンにそれぞれ０．８お
よび２憾まで賦香できる。ヒドロキシプロピルセルロー
ス使用の場合は、香料に対して１〜２係溶解させた液を
使用すると樟脳又はナフタリンの賦香量をそれぞれ０．
８および２係までにすることができる。いづれの場合も
成型して製品とした時、溶解もせず少しの濡水もなかっ
た。樟脳又はナフタリンに対し、本発明の特定物質を溶
解した香料をそれぞｆＬｏ、 ８および２憾をこえて入
れる場合には、多少溶解しは量例えば香料の十量程度加
えることにより、濡水のない樟脳又はナフタリンの結晶
を得ることが出来る。
マスキングするため、従来より以上の量の香料を使用し
、より強力な賦香をすることを目的に鋭意研究の結果、
樟脳又はナフタリンに直接香料を添加するのではなく、
まず香料に被膜形成能を有し、親水性および親油性を有
する特定物質即ちポリビニルピロリドン又はヒドロキシ
プロピルセルロースを溶解し千おき、その溶液を樟脳又
はナフタリンに添加すると香料に溶解された上記物質が
樟脳又はナフタリンの結晶の表面に被膜を形成するため
香料が浸出せず、製品の表面に濡水が生じないとの知見
にもリビニルピロリドン又はヒドロキシプロピルセルロ
ースを溶解し、試液を樟脳又はナフタリンに添加し賦香
することを特徴とする樟脳又はナフタリンの賦香方法に
関する。又磁、上記方法において、あらかじめ樟脳又は
ナフタリンにメタケイ酸アルミン酸マグネシウムを適量
混和した後賦香することを特徴とする賦香方法に関する
ものである。香料にポリビニルピロリドン又はヒドロキ
シプロピルセルロースを溶解する場合、上記各物質はア
ルコール系、エステル系香料には溶解しやすいが、アル
ファーピネン、レモン油、オレンジ油等のテルペン系香
料には、溶解しにくいため、全香料中テルペン占有率は
小さいほどよいが、ポリビニルピロリドンの場合ｎ ４
０ ％ 以下、ヒドロキシプロピルセルロースの場合は
１０係以下にするのが好ましい。香料は多種多様である
ため、ポリビニルピロリドン又はヒドロキシプロピルセ
ルロースの添加量を増減して溶解し、樟脳又はナフタリ
ンに賦香しなければならない。ポリビニルピロリドン使
用の場合は、香料に対して２〜１０％溶解させ □た液
を使用すると、樟脳又はナフタリンにそれぞれ０．８お
よび２憾まで賦香できる。ヒドロキシプロピルセルロー
ス使用の場合は、香料に対して１〜２係溶解させた液を
使用すると樟脳又はナフタリンの賦香量をそれぞれ０．
８および２係までにすることができる。いづれの場合も
成型して製品とした時、溶解もせず少しの濡水もなかっ
た。樟脳又はナフタリンに対し、本発明の特定物質を溶
解した香料をそれぞｆＬｏ、 ８および２憾をこえて入
れる場合には、多少溶解しは量例えば香料の十量程度加
えることにより、濡水のない樟脳又はナフタリンの結晶
を得ることが出来る。
本発明により樟脳又はナフタリンに濡水もなくその賦香
量を１〜５チにすることが出来る。これは従来の賦香量
の１０〜５０倍以上にあたり、当分野において画期的な
効果であり、より強力な芳香を有する樟脳又はナフタリ
ンを市場に提供することが出来る。
量を１〜５チにすることが出来る。これは従来の賦香量
の１０〜５０倍以上にあたり、当分野において画期的な
効果であり、より強力な芳香を有する樟脳又はナフタリ
ンを市場に提供することが出来る。
以下、比較例および実施例をあげて本発明を説明する。
比較例１
樟脳２０ｇにポリビニルアルコール２ｙｔ混和攪拌し、
レモン香料（Ｔ７’７０） １ｇを入れ攪拌したところ
、結晶が溶解し濡水を生じプレス加工が不可能であった
。細袋に入れ、吊り下げたが液が滴下して製品として不
適格である。
レモン香料（Ｔ７’７０） １ｇを入れ攪拌したところ
、結晶が溶解し濡水を生じプレス加工が不可能であった
。細袋に入れ、吊り下げたが液が滴下して製品として不
適格である。
ナフタリン２０ｆ／、ポリビニルアルコール２ｆルモン
香料（Ｔ７７０） １ｙで同様に試験したが、上記と同
様の状態になり製品として不適格であった。
香料（Ｔ７７０） １ｙで同様に試験したが、上記と同
様の状態になり製品として不適格であった。
比較例２
樟脳２Ｏｆにポリスチレン２９−’に混和攪拌し、ピー
チ香料２ｇを入れ混和攪拌したところ、結晶が溶解し濡
水を生じ結晶の溶解液とポリスチレンが溶は合った飴状
となり成型不可能であった。
チ香料２ｇを入れ混和攪拌したところ、結晶が溶解し濡
水を生じ結晶の溶解液とポリスチレンが溶は合った飴状
となり成型不可能であった。
ナフタリン２０ｙ１ポリスチレン２ｇ、ピーチ香料２ｇ
で試験した結果も上記と同様であった。
で試験した結果も上記と同様であった。
実施例１ ナフタリンに賦香量２係まで賦香する場合
Ａテルペン系香料釜い場合
Ｂテルペン系香料比較的少ない場合
上記Ａ、Ｈの各香料をナフタリンに対し２憾まで常温で
添加すると、溶解の現象もなく賦香できた。成型した製
品は濡水もなく、従来のナフタリンよりはるかに強い芳
香を有した。
添加すると、溶解の現象もなく賦香できた。成型した製
品は濡水もなく、従来のナフタリンよりはるかに強い芳
香を有した。
実施例２ ナフタリンに賦香量２係をこえて賦香する場
合 ナフタリン９６．０ ％にメタケイ酸アルミン酸マグネ
シウム１．０％を加え混和後、実施例１のＡ又はＢの香
料３チを常温で添加すると、ナフタリンの賦香量３チと
なり、溶解の現象なしに成型できた。
合 ナフタリン９６．０ ％にメタケイ酸アルミン酸マグネ
シウム１．０％を加え混和後、実施例１のＡ又はＢの香
料３チを常温で添加すると、ナフタリンの賦香量３チと
なり、溶解の現象なしに成型できた。
上記と同様な方法によりナフタリンの３〜５係賦香が可
能になつンｔ０ 本発明方法により得られたナフタリンは、従来のものよ
シ、はるかに強力な芳香と有し、製品の表面に濡水の現
象も見られなかった。
能になつンｔ０ 本発明方法により得られたナフタリンは、従来のものよ
シ、はるかに強力な芳香と有し、製品の表面に濡水の現
象も見られなかった。
実施例３ 樟脳に賦香量０．８係まで賦香する場合
Ａテルペン系香料釜い場合
Ｂテルペン系香料比較的少ない場合
上記Ａ、Ｂの各香料を樟脳に対し０．８ ％まで常温で
添加すると、溶解の現象もなく賦香できた。
添加すると、溶解の現象もなく賦香できた。
成型した製品は濡水もなく、従来の樟脳よりはるかに強
い芳香を有した。
い芳香を有した。
実施例４ 樟脳に賦香量０．８係をこえて賦香する場合
樟脳に０．８ ％をこえて賦香する場合には多少の濡水
現象がおこるため、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム
を香料の−Ｖ量程度樟脳に加えることにより、濡水現象
もなく１〜５％賦香できた。
現象がおこるため、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム
を香料の−Ｖ量程度樟脳に加えることにより、濡水現象
もなく１〜５％賦香できた。
出願人 大保香料株式会社
（ほか２名）
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 ■、ポリビニルピロリドン又はヒドロキシプロピルとル
ロースを香料に溶解し、試液を樟脳又はナフタリンに添
加し賦香することを特徴とする樟脳又はナフタリンの賦
香方法。 ２、ポリビニルピロリドン又はヒドロギシプロビルセル
ロース全香料に溶解し、試液をあらかじめメタケイ酸ア
ルミ酸マグネシウムを適量混和した樟脳又はナフタリン
に添加し、賦香することを特徴とする樟脳又はナフタリ
ンの賦香方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1905984A JPS60163802A (ja) | 1984-02-03 | 1984-02-03 | 樟脳又はナフタリンの賦香方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1905984A JPS60163802A (ja) | 1984-02-03 | 1984-02-03 | 樟脳又はナフタリンの賦香方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60163802A true JPS60163802A (ja) | 1985-08-26 |
Family
ID=11988856
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1905984A Pending JPS60163802A (ja) | 1984-02-03 | 1984-02-03 | 樟脳又はナフタリンの賦香方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60163802A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998052527A1 (en) * | 1997-05-21 | 1998-11-26 | Quest International B.V. | Perfume fixatives comprising polyvinylpyrrolidone and hydroxypropyl cellulose |
| WO2000066521A1 (fr) * | 1999-04-28 | 2000-11-09 | Nippon Steel Chemical Co., Ltd. | Procede pour purifier des hydrocarbures aromatiques et procede pour preparer des hydrocarbures aromatiques tres purs |
| JP2001158701A (ja) * | 1999-12-02 | 2001-06-12 | Hikari Denko Kk | 動物忌避剤 |
| JP2001163707A (ja) * | 1999-12-07 | 2001-06-19 | Hikari Denko Kk | 動物忌避剤 |
-
1984
- 1984-02-03 JP JP1905984A patent/JPS60163802A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998052527A1 (en) * | 1997-05-21 | 1998-11-26 | Quest International B.V. | Perfume fixatives comprising polyvinylpyrrolidone and hydroxypropyl cellulose |
| WO2000066521A1 (fr) * | 1999-04-28 | 2000-11-09 | Nippon Steel Chemical Co., Ltd. | Procede pour purifier des hydrocarbures aromatiques et procede pour preparer des hydrocarbures aromatiques tres purs |
| US6664433B1 (en) | 1999-04-28 | 2003-12-16 | Nippon Steel Chemical Co., Ltd. | Process for the purification of aromatic hydrocarbons and process for the preparation of high-purity aromatic hydrocarbons |
| KR100743889B1 (ko) * | 1999-04-28 | 2007-07-30 | 다이닛뽄도료가부시키가이샤 | 방향족 탄화수소의 정제방법 및 고순도 방향족 탄화수소의제조방법 |
| JP2001158701A (ja) * | 1999-12-02 | 2001-06-12 | Hikari Denko Kk | 動物忌避剤 |
| JP2001163707A (ja) * | 1999-12-07 | 2001-06-19 | Hikari Denko Kk | 動物忌避剤 |
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