JP2003190266A - ゲルエアフレッシュナー - Google Patents

ゲルエアフレッシュナー

Info

Publication number
JP2003190266A
JP2003190266A JP2002362905A JP2002362905A JP2003190266A JP 2003190266 A JP2003190266 A JP 2003190266A JP 2002362905 A JP2002362905 A JP 2002362905A JP 2002362905 A JP2002362905 A JP 2002362905A JP 2003190266 A JP2003190266 A JP 2003190266A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air freshener
product
icon
gel matrix
icons
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002362905A
Other languages
English (en)
Inventor
Virgil A G Williams
エー.ジー. ウイリアムズ バージル
Craig M Stumpf
エム. スタンフ クレイグ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
International Flavors and Fragrances Inc
Original Assignee
International Flavors and Fragrances Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by International Flavors and Fragrances Inc filed Critical International Flavors and Fragrances Inc
Publication of JP2003190266A publication Critical patent/JP2003190266A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L9/00Disinfection, sterilisation or deodorisation of air
    • A61L9/015Disinfection, sterilisation or deodorisation of air using gaseous or vaporous substances, e.g. ozone
    • A61L9/04Disinfection, sterilisation or deodorisation of air using gaseous or vaporous substances, e.g. ozone using substances evaporated in the air without heating
    • A61L9/12Apparatus, e.g. holders, therefor
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L9/00Disinfection, sterilisation or deodorisation of air
    • A61L9/015Disinfection, sterilisation or deodorisation of air using gaseous or vaporous substances, e.g. ozone
    • A61L9/04Disinfection, sterilisation or deodorisation of air using gaseous or vaporous substances, e.g. ozone using substances evaporated in the air without heating
    • A61L9/048Disinfection, sterilisation or deodorisation of air using gaseous or vaporous substances, e.g. ozone using substances evaporated in the air without heating air treating gels

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、エアフレッシュナー製品の使用時に
エアフレッシュナー本体ゲルマトリックスの容積に比例
して容積を低減する1つまたはそれ以上のゲルマトリッ
クスアイコンをそのゲルマトリックスエアフレッシュナ
ー本体中に含んでいる実質的に硬質な水性ゲルエアフレ
ッシュナー製品を提供する。 【解決手段】その寸法が、製品の使用時にアイコンが懸
濁され、包埋されるエアフレッシュナー製品の本体の寸
法に比例して低減する1つまたはそれ以上のゲルマトリ
ックスアイコンをその中に含んでいる実質的に硬質の水
性透明ゲルマトリックスエアフレッシュナー製品が記載
される。本製品は、水;ゼラチンのような加水分解タン
パク質ゲル物質またはゲランガムのような多糖ゲル物質
であり得るゲルマトリックス物質;1つまたはそれ以上
のアイコン中に含有されるか及び/またはゲルマトリッ
クスエアフレッシュナー本体中に含有される系相溶性エ
アフレッシュナー芳香剤組成物;ならびに本体中に含有
される界面活性剤を含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製品から周囲へ水
及び芳香剤が放出された結果として、製品の使用時に、
アイコン(icon)が包埋されるエアフレッシュナー製品の
本体の寸法に比例してその寸法が低減する1つまたはそ
れ以上のゲルマトリックスアイコンをその中に含んでい
る実質的に硬質の透明ゲルマトリックスエアフレッシュ
ナー製品に関する。
【0002】
【従来の技術】不透明な外観を有し、蝋燭の透明マトリ
ックスとは視覚的に異なる含有アイコンを伴う透明蝋燭
は非常に望ましく、当業者に既知である。非水性エステ
ル末端化ポリアミド系を用いて加工されたこのような蝋
燭は、特許文献1(Bergerら)ならびに特許文献2(De
Stefanoら)に開示されている。しかしながら、透明蝋
燭に関して開示された外観のような望ましい透明外観を
与えるアイコン含有系は、硬質水性ゲルマトリックスエ
アフレッシュナー系に利用できず、または既知でない。
したがって、可視波長でエアフレッシュナー製品外から
視覚的に検出できる、その中に包埋された1つまたはそ
れ以上のアイコンを含む実質的に硬質の水性ゲルマトリ
ックス含有エアフレッシュナー製品が必要とされてい
る。有用であるこのような製品に関しては、(i)水及
び(ii)エアフレッシュナー芳香剤組成物がその使用
時にエアフレッシュナー製品から放出されるので、
(i)その物理的完全性を維持し、ならびに(ii)製
品の見た目に美しく好ましい外観を継続的に達するため
に、エアフレッシュナーゲルマトリックス本体中に包埋
されるアイコンの各々の寸法は、エアフレッシュナーの
使用時に、エアフレッシュナーゲルマトリックス本体の
寸法に比例して低減する。
【0003】従来技術は、視覚的に検出可能なアイコ
ン、例えば特許文献3、特許文献4、特許文献5及び特
許文献6(これらの記載内容は全て、参照により本明細
書中に援用される)に開示されているような植物性物質
であるアイコンを含有する、実質的に硬質な透明水性及
び非水性高分子エアフレッシュナー製品を開示する。し
かしながらこのような従来技術の水性及び非水性高分子
アイコン含有エアフレッシュナー製品は、本発明の水性
ゲルマトリックスアイコン含有製品が有する、予期しな
い、且つ自明でない利点を有さない。実際、従来技術
は、ゲルマトリックス物質からのアイコン構築及びこの
ようなアイコンの実質的に硬質な透明ゲルマトリックス
水性エアフレッシュナー製品と一緒に使用する利点を特
定的にまたは暗示的に教示しない。
【0004】
【特許文献1】国際公開00/73408A1
【特許文献2】米国特許第6,214,063号
【特許文献3】米国特許第5,679,334号
【特許文献4】米国特許第6,071,506号
【特許文献5】米国特許第6,294,162号
【特許文献6】米国特許第6,309,715号
【非特許文献1】A.レオ(A.Leo)「コンプリヘンシ
ブ メディシナル ケミストリー(Comprehensive medic
inal chemistry)」,ペルガモン・プレス(Pergamon Pre
ss), アメリカ合衆国,1990, 第4巻,p.295
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、エアフレッ
シュナー製品の使用時にエアフレッシュナー本体ゲルマ
トリックスの容積に比例して容積を低減する1つまたは
それ以上のゲルマトリックスアイコンをそのゲルマトリ
ックスエアフレッシュナー本体中に含んでいる実質的に
硬質な水性ゲルエアフレッシュナー製品を提供する。
【0006】さらに本発明は、実質的に硬質な水性ゲル
エアフレッシュナー製品であって、(a)上記のエアフ
レッシュナー製品の使用時に減少し、それにより、それ
からの少なくとも水の放出、及び任意に、実質的により
低度の芳香剤の放出の結果として、時間に関するエアフ
レッシュナー本体容積の変化率がdV0/dθ<0とな
る、体積V0を有するエアフレッシュナー本体であっ
て、水、界面活性剤、多糖ゲルマトリックス物質及び/
または加水分解タンパク質ゲルマトリックス物質の一方
または両方のどちらかである透明ゲルマトリックス物
質、ならびに任意に系相溶性エアフレッシュニング芳香
剤組成物を含むエアフレッシュナー本体、(b)上記エ
アフレッシュナー本体内に完全に包埋された、上記エア
フレッシュナー内に含有された場合に可視波長の範囲全
体で各々視覚的に識別できる1つまたはそれ以上のゲル
マトリックスアイコンであって、その全容積Vが上記
エアフレッシュナー製品の使用時に減少し、それによ
り、それからの少なくとも水の放出、及び任意に、実質
的により低度の芳香剤の放出の結果として、時間に関し
てアイコン容積の変化率dV/dθ<0となり、その
各々のアイコンが(i)水、(ii)多糖ゲルマトリッ
クス物質及び/または加水分解タンパク質ゲルマトリッ
クス物質のいずれかまたは両方のどちらかである透明ゲ
ルマトリックス物質、(iii)任意に系相溶性エアフ
レッシュニング芳香剤組成物、ならびに(iv)任意に
界面活性剤を含むゲルマトリックスアイコンを含み、但
し、系相溶性エアフレッシュニング芳香剤組成物が少な
くとも1つの上記アイコン中、または上記エアフレッシ
ュナー本体中、または少なくとも1つの上記アイコン中
及び上記エアフレッシュナー本体中に存在し、上記エア
フレッシュナー製品中の上記アイコンの容積分率が
【数8】φ=VI/(VI+V0)(式中、0.01≦φ
≦0.90) であり、上記アイコンの各々及び上記エアフレッシュナ
ー本体の物理的及び化学的特性が、上記エアフレッシュ
ナー製品の使用時に、(i)エアフレッシュナー本体か
らの芳香剤放出、及びもしあれば水分放出の結果として
の上記アイコンを包むエアフレッシュナー本体の容積低
減に関して、アイコンからの芳香剤放出、及びもしあれ
ば水分放出の結果としての上記アイコンの各々の容積低
減の速度は、方程式:
【数9】δV1/δV0=φ/(1−φ) 及び
【数10】δ21/δV0 2=0 に従って一定であり、(ii)上記エアフレッシュナー
本体及び上記アイコンから放出される上記芳香剤組成物
の完全な状態(integrity)が維持され、ならびに(ii
i)可視波長で上記エアフレッシュナーの外部からの上
記エアフレッシュナー中のアイコンの顕著な可視性が維
持される、製品を提供する。
【0007】さらに本発明の実質的に硬質なゲルマトリ
ックスエアフレッシュナー製品は、少なくとも1つの添
加剤、例えば抗菌剤、酸化防止剤、非ゲル化ヒドロコロ
イド、キレート剤、C2〜C6アルキレングリコール、低
級アルカノール、及びC2〜C6(モノ−またはジ−)ア
ルキレングリコール−C2〜C4アルキルエーテルをさら
に含むゲルマトリックスエアフレッシュナー本体を有し
得る。
【0008】さらに本発明の実質的に硬質なゲルマトリ
ックスエアフレッシュナー製品は、少なくとも1つの添
加剤、例えば不透明剤(opacifying agent)、抗菌剤、酸
化防止剤、非ゲル化ヒドロコロイド、キレート剤、C2
〜C6アルキレングリコール、低級アルカノール、及び
2〜C6(モノ−またはジ−)アルキレングリコールモ
ノ−C2〜C4アルキルエーテルをさらに含むアイコンを
含み得る。
【0009】本発明の実質的に硬質なゲルマトリックス
エアフレッシュナー製品は、本製品の使用時に、その表
面がそれを通して水分子及びエアフレッシュナー芳香剤
組成物構成成分分子を通過させる透明な実質的に固体ま
たは半固体の微孔質境界面により完全に取り囲まれ得
る。
【0010】さらに本発明の実質的に硬質なゲルマトリ
ックスエアフレッシュナー製品は、固体基部と、この基
部から垂直に延びる固体の側壁を含む外部支持体により
外部から支持されることができ、例えば上部が開いてい
る垂直に配置された円筒ガラスジャーのようなものであ
る。
【0011】本発明は、このようなエアフレッシュナー
の調製方法であって、(a)少なくとも1つのゲルマト
リックスアイコンを用意し、(b)アイコンをその凝固
点より低い温度に冷却し、(c)液相中にゲルマトリッ
クスエアフレッシュナー本体を用意し、そして(d)ゲ
ルマトリックスエアフレッシュナー本体中に凝固アイコ
ン全体を浸漬する過程を含む方法も提供する。
【0012】本発明の一実施態様では、ゲルマトリック
スアイコン及びゲルマトリックスエアフレッシュナー本
体はともに、水;ゲランガムであるゲルマトリックス物
質;抗菌物質、メチルクロロイソチアゾリノン及びメチ
ルイソチアゾリネオン;プロピレングリコール;エチル
アルコール;界面活性剤である、ノノキシノール−15
(o(ヒドロキシ(エトキシ)15))ノニルフェニルエ
ーテルまたはPEG−15ノニルフェニルエーテル(ゲ
ルマトリックスエアフレッシュナー製品本体の場合)ま
たはノノキシノール−4、PEG−4ノニルフェニルエ
ーテル(ゲルマトリックスエアフレッシュナー製品アイ
コンの場合);キレート剤である、クエン酸三カリウ
ム;ならびに系相溶性エアフレッシュナー芳香剤から調
製され、その構成成分はゲルマトリックスエアフレッシ
ュナー製品本体の場合には2.5の平均Clog10Pを
有し、ゲルマトリックスエアフレッシュナー製品アイコ
ンの場合には4.5の平均Clog10Pを有する(ここ
で、Pは芳香剤の構成成分の各々に関するn−オクタノ
ール/水分配係数である)。顔料は、アイコン物質を不
透明にするのに有効な量でアイコン物質に加えられ、次
にその物質は成形されてアイコンを生成する。好ましい
実施態様では、アイコンはジャー中に置かれ、凝固され
るかまたは凍結されさえする。熱ゲルマトリックス物質
が凍結アイコン上に注がれて、ゲルマトリックスエアフ
レッシュナー製品の使用時に、ゲルマトリックスエアフ
レッシュナー製品の寸法及び容積に比例して寸法及び容
積を低減するアイコンを含んでいるゲルエアフレッシュ
ナーを提供する。
【0013】したがって、新規のゲルマトリックス透明
エアフレッシュナー製品を提供することが、本発明の目
的である。
【0014】ゲルマトリックスアイコンをゲルマトリッ
クスエアフレッシュナー本体中に含んでいる新規のゲル
マトリックス透明エアフレッシュナー製品を提供するこ
とは、本発明のさらなる目的である。
【0015】本製品の使用時に、ゲルマトリックスエア
フレッシュナー本体の容積に比例して容積を低減するゲ
ルマトリックスアイコンをゲルマトリックスエアフレッ
シュナー本体中に含んでいる新規のゲルマトリックス透
明エアフレッシュナー製品を提供することは、本発明の
さらに別の目的である。
【0016】本発明のさらにその他の目的及び利点は、
一部は明白であり、一部は以下の詳しい説明及び特許請
求の範囲から明らかになる。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明により提供される
実質的に硬質なゲルマトリックス透明エアフレッシュナ
ーは、その寸法及び容積がアイコン周囲のゲルマトリッ
クスエアフレッシュナー本体の寸法及び容積に比例して
低減する1つまたはそれ以上の可視的に検出可能なゲル
マトリックスアイコンをその中に含んでおり、その場
合、アイコンは、エアフレッシュナー製品の使用時に包
埋される。本明細書中で用いる場合、「アイコン(ico
n)」という用語は、複数アイコン、即ち1つまたはそれ
以上のアイコンを含むとも理解される。また、「アイコ
ン」という用語は、例えば上記エアフレッシュナーに含
まれる任意の寸法の物体を指す。上記エアフレッシュナ
ーは透明であるため、上記エアフレッシュナー中にある
アイコンを見ることができる。上記アイコンは、実質的
に果物、星、ボール又はその他の任意の装飾用のアイテ
ムに見えるように成形することができる。上記アイコン
が自然に蒸発することはない場合もあるとはいえ、一般
的には、上記アイコンは、上記エアフレッシュナーが消
費されるにつれて消費される物質からなる。
【0018】「系相溶性(system-compatible)」、「系
相溶性エアフレッシュニング芳香剤組成物(system-comp
atible air freshening fragrance composition)」及び
「系相溶性エアフレッシュニング芳香剤成分(system-co
mpatible air freshening component)」という用語は、
芳香剤物質が、エアフレッシュナーを作るワックスもし
くはワックス状の物質からは出てこないことを意味す
る。様々なファクターにより、不適当に設計された芳香
剤含有エアフレッシュナーは、使用前、及び特にエアフ
レッシュナーが使用中であるときは使用している間に、
エアフレッシュナーマトリックスから出てしまう芳香剤
物質を有することもあり得る。系相溶性芳香剤組成物
は、保管している間、及び使用している間の両方で、ろ
うそく形の本体に溶けたままであろう。不適当な系で
は、芳香剤を漏らしてしまい、芳香剤物質の早過ぎる周
囲への漏出を引き起こす。時として、芳香剤物質は、液
状芳香剤物質の液滴がエアフレッシュナーの周囲に見出
せるような体積でエアフレッシュナー本体から出てく
る。
【0019】本発明により意図される実質的に硬質なゲ
ルマトリックスエアフレッシュナー製品は、使用前に、
気密包装物質により完全に包まれ、それによりゲルマト
リックスアイコン中及びゲルマトリックスエアフレッシ
ュナー本体中に含有される水分子及び芳香剤組成物分子
が本発明の製品から製品周囲へと外へ移動し得ないよう
意図される。本発明のゲルマトリックスエアフレッシュ
ナー製品周囲からのこのような気密包装物質の除去時
に、周囲気密包装物質から本発明のゲルマトリックスエ
アフレッシュナー製品を除去すると、本発明のゲルマト
リックスエアフレッシュナー製品は、その時点で、本発
明の実施にしたがって「使用中」になる。
【0020】本発明のゲルマトリックスエアフレッシュ
ナー製品は、好ましくはゲルマトリックスエアフレッシ
ュナー本体中及び/またはゲルマトリックスアイコン中
に、ゲランガム、例えばKELCOGEL(商標)ガム
(Monsanto Company of St.Louis, Missouriの商標)、
線状高分子量細胞外部分的アセチル化、部分的グリセレ
ート化陰イオン性多糖、アルギニン酸のアルカリ金属
塩、例えばアルギニン酸ナトリウムまたはアルギニン酸
カリウム、アルギニン酸のアルカリ土類金属塩、例えば
アルギニン酸カルシウムまたはアルギニン酸マグネシウ
ム、及び/またはカラギーナンのうちの少なくとも1つ
であり得る多糖である透明ゲルマトリックス物質を含有
する。
【0021】本発明のエアフレッシュナー製品は、多糖
であるゲルマトリックス物質の代替物として、ゲルマト
リックスエアフレッシュナー本体中及び/またはゲルマ
トリックスアイコン中に、約4〜約7の等電点を有する
ゼラチン、即ち「B」型ゼラチンで構成される加水分解
タンパク質ゲルマトリックス物質を含有する。
【0022】本発明のゲルマトリックス透明エアフレッ
シュナー製品は、好ましくは、ゲルマトリックスエアフ
レッシュナー本体中に、抗菌剤、キレート剤、低級アル
カノール、非ゲル化ヒドロコロイド及びC2〜C6アルキ
レングリコールまたはC2〜C6(モノ−またはジ−)ア
ルキレングリコールC2〜C4アルキルエーテルを含有す
る。ゲルマトリックスアイコンの少なくとも1つは、抗
菌剤、キレート剤、低級アルコール、非ゲル化ヒドロコ
ロイド及びC2〜C6アルキレングリコールまたはC2
6(モノ−またはジ−)アルキレングリコールC2〜C
4アルキルエーテルも含有し得る。抗菌剤は、好ましく
はカリウムジメチルジチオカルバマート、グルタルアル
デヒド、2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジ
オール、o−フェニルフェノール、1−(3−クロロア
リル)−3,5,7−トリアザ−1−アゾニアアダマン
タンクロリド、N,N’−ジメチル−5,5−ジメトキ
シ−2,4−イミダゾリジンジオン、メチルクロロイソ
チアゾリノン及び/またはメチルイソチアゾリノンのう
ちの1つまたはそれ以上である。キレート剤は、好まし
くはクエン酸のアルカリ金属塩、例えばクエン酸三ナト
リウムまたはクエン酸三カリウム、クエン酸のアンモニ
ウム塩、例えばクエン酸二ナトリウムアンモニウム、エ
チレンジアミン四酢酸のアルカリ金属塩、例えば三ナト
リウム塩、エチレンジアミン四酢酸のアンモニウム塩、
例えば一アンモニウム二ナトリウム塩、N−ヒドロキシ
エチレンジアミン三酢酸のアルカリ金属塩、例えば三ナ
トリウム塩、N−ヒドロキシエチレンジアミン三酢酸の
アンモニウム塩、例えばアンモニウム二ナトリウム塩、
イミノ二コハク酸のアルカリ金属塩、例えば二ナトリウ
ム塩、イミノ二コハク酸のアンモニウム塩、例えば一ア
ンモニウム一ナトリウム塩、エチレンジアミン二コハク
酸のアルカリ金属塩、例えば二カリウム二ナトリウム
塩、及びエチレンジアミン二コハク酸のアンモニウム
塩、例えば一アンモニウム二ナトリウム塩のうちの1つ
またはそれ以上である。C2〜C6アルキレングリコール
は、好ましくは1,2−プロピレングリコールである。
低級アルカノールは、好ましくはエタノールである。C
2〜C6(モノ−またはジ−)アルキレングリコールC2
〜C4のアルキルエーテルは、好ましくはジプロピレン
グリコール−n−ブチルエーテルである。好ましい非ゲ
ル化ヒドロコロイドは、イナゴマメガム、グアールガ
ム、キサンタンガム、デンプンまたはカルボキシメチル
セルロースのうちの1つである。
【0023】ゲルマトリックスエアフレッシュナー本体
及び/またはアイコン中の非ゲル化ヒドロコロイドの存
在の目的は、ゲル化のための加工助剤として、即ち、本
発明のゲルマトリックスエアフレッシュナーの使用時の
ゲルマトリックス中におけるシネレシス(sineresis)
防止及び透明性改良である。
【0024】本明細書中に記述されているように、エア
フレッシュナー芳香剤組成物は、ゲルマトリックスエア
フレッシュナー本体中にまたは少なくとも1つのゲルマ
トリックスアイコン中にまたはゲルマトリックスエアフ
レッシュナー本体中と少なくとも1つのゲルマトリック
スアイコン中の両方に含まれる。このようなエアフレッ
シュナー芳香剤が用いられる場合、それは組成物の約
0.1重量%〜約20重量%の量で、好ましくは約1重
量%〜約10重量%の量で、最も好ましくは約5重量%
の量で用いられる。
【0025】好ましくは、ゲルマトリックスエアフレッ
シュナー製品本体に用いられる芳香剤の設計(design)
は、ゲルマトリックスエアフレッシュナー製品アイコン
に用いられる芳香剤の設計とは異なるべきであり、それ
により(i)ゲルマトリックスエアフレッシュナー製品
本体中の芳香剤構成成分に関する平均「Clog10P」
は約2.5であり、そして(ii)ゲルマトリックスエ
アフレッシュナー製品アイコンにおける平均「Clog
10P」は約4.5である(ここで、Pは芳香剤構成成分
の各々に関するn−オクタノール/水分配係数であ
る)。
【0026】多数の香料成分のlog10Pが報告されて
いる。例えばDaylight Chemical Information Systems,
Inc.(以後「デイライトCIS」と呼ぶ),Irvine, Ca
liforniaから入手可能なポモナ92データベース(Pomon
a 92 database)は、多数を、オリジナル文献に対する引
用と一緒に含有する。しかしながらlog10P値は、こ
れもデイライトCISから入手可能な「CLOGP」プ
ログラムにより最も便利に算定される。このプログラム
は、ポモナ92データベースで利用可能である際の実験
的logP10値も列挙する。「算定log10P」(以後
「Clog10P」と呼ぶ)は、HanschとLeoのフラグメ
ントアプローチ(fragment approach)により確定される
(非特許文献1と比較)。フラグメントアプローチ(fra
gment approach)は各香料成分の化学構造を基礎にし
て、原子の数及び種類、原子結合性、ならびに化学結合
を考慮に入れる。この物理化学的特性に関して最も信頼
でき且つ広範に用いられる概算であるClog10P値
は、好ましくは、本発明のゲルマトリックスエアフレッ
シュナー製品において有用である香料成分の選定のため
の実験的logP10値の代わりに用いられる。
【0027】特に本発明のゲルマトリックスエアフレッ
シュナー製品は、製品の使用直前に、即ち、例えば製品
が未だ気密包装物質中に含有されている場合、ゲルマト
リックスエアフレッシュナー本体内にエアフレッシュニ
ング芳香剤組成物を含有し得るし、そしてゲルマトリッ
クスエアフレッシュナー本体中に含有されるであろうエ
アフレッシュナー芳香剤組成物は、好ましくは本質的に
その各々が約1〜約4のClog10Pを有する芳香剤構
成成分から成る(ここで、Pは上記の芳香剤構成成分の
各々に関するオクタノール/水分配係数である)。
【0028】
【発明の実施の形態】ゲルマトリックスエアフレッシュ
ナー本体中で有用な好ましい芳香剤構成成分の特定の例
及びこれらの構成成分の各々のClog10Pを、以下に
示す:
【0029】
【表1】
【0030】本明細書中に記述したように、本発明のゲ
ルマトリックスエアフレッシュナー製品は、製品の使用
前にゲルマトリックスエアフレッシュナー本体中に含有
される1つまたはそれ以上のゲルマトリックスアイコン
中にエアフレッシュニング芳香剤組成物を含有し得る
し、エアフレッシュニング芳香剤組成物は、好ましくは
本質的に、その各々が約1〜約8のClog10Pを有す
る芳香剤構成成分から成る(ここでPは、上記の芳香剤
構成成分の各々に関するオクタノール/水分配係数であ
る)。
【0031】ゲルマトリックスエアフレッシュナーアイ
コン中で有用な好ましい芳香剤構成成分の特定の例及び
それらのそれぞれのClog10P値を、以下に示す:
【0032】
【表2】
【0033】本発明のゲルマトリックスエアフレッシュ
ナー製品において、ゲルマトリックスエアフレッシュナ
ー本体中に含有されるゲルマトリックスアイコンの少な
くとも1つが、製品の使用前にエアフレッシュニング芳
香剤組成物を含有するとき、エアフレッシュナー芳香剤
組成物を含有するアイコンは、約10未満の親水/親油
バランスを有する界面活性剤も含有し得る。
【0034】本発明のゲルマトリックスエアフレッシュ
ナー製品のゲルマトリックスエアフレッシュナー本体に
おいて、界面活性剤は、約10〜約30の範囲の親水/
親油バランスを有する。好ましい界面活性剤は、ポリ
(C2〜C4アルキレングリコール)6-30モノ([C8
10アルキル]フェニル)エーテル、例えばノノキシノ
ール−15、HLB=15;1,ω−ポリC2〜C4アル
キレングリコール、例えばPOLOXAMER−10
8、HLB=30、メチルオキシランポリマー、CAS
#9003−11−6;ポリC2〜C4アルキレングリコ
ールモノ−C10〜C2 0アルカン酸エステル、例えばPE
G−40ステアレート;ポリC2〜C4アルキレングリコ
ールソルビタンモノC10〜C20アルカン酸エステル、例
えばPOLYSORBATE−20;ポリC2〜C4アル
キレングリコール獣脂アミン、例えばサーフォニックT
−50、HLB=17.8(Huntsman Petrochemical C
orp.,Salt Lake City, Utah);トール油脂肪酸のポリ
2〜C4アルキレングリコールエステル、例えばSUR
FONIC TOFA−20、トール油脂肪酸エトキシ
レート、HLB=14.8(Huntsman Petrochemical C
orp., Salt Lake City,Utah);ならびにポリC2〜C4
のアルキレングリコールモノ−C10〜C20のアルキルエ
ーテル、例えばC11-15のPARETH−20及びCE
TEARETH−55、HLB=24である。
【0035】本発明の好ましい実施態様では、アイコン
及びゲルマトリックス物質はともに、水;KELCOG
EL(商標)Fゲランガム(Monsanto Company of St.
Louis, Missouriの低級アシル透明製品である);メチ
ルクロロイソチアゾリノン;メチルイソチアゾリネオ
ン;プロピレングリコール;エチルアルコール;ノノキ
シノール−15(ゲルマトリックスエアフレッシュナー
製品本体の場合);ノノキシノール−4(ゲルマトリッ
クスエアフレッシュナー製品アイコンの場合);クエン
酸カリウム;ゲルマトリックスエアフレッシュナー製品
本体の場合、その構成成分が平均Clog10P=2.5
を有する芳香剤組成物;ならびにゲルマトリックスエア
フレッシュナー製品アイコンの場合、その構成成分が平
均Clog 10P=4.5を有する芳香剤組成物から調製
される。顔料は、アイコン物質を不透明にするのに有効
な量でアイコン物質に加えられ、次にその物質は成形さ
れてアイコンを生成する。アイコンはジャー中に置か
れ、凍結される。熱ゲルマトリックス物質が凍結アイコ
ン上に注がれて、ゲルマトリックス物質に比例して収縮
するアイコンを含んでいるゲルエアフレッシュナーを提
供する。
【0036】アイコン及びゲルマトリックス物質の両方
を調製するために用いられる水は、好ましくは脱イオン
水または蒸留水であって、組成物の約50重量%〜約9
0重量%の量で、好ましくは約70重量%〜約85重量
%の量で、最も好ましくは約75重量%〜約80重量%
の量で用いられる。
【0037】本発明の実施に有用な好ましいゲルマトリ
ックス多糖物質は、ゲランガム、例えば高級アシル非透
明化製品であるKELCOGEL(商標)LT−10
0、低級アシル非透明化製品であるKELCOGEL
(商標)LT、低級アシル透明化製品であるKELCO
GEL(商標)F及びKELCOGEL(商標)AFT
(KELCO Biopolymer Division of the Monsanto Compan
y Chicago, Illinois製造)である。このようなゲラン
ガムは、最も好ましくは、基質としてグルコースを有す
る発酵培地に微生物スフィンゴモナス・エロデア(Sphi
ngomonas elodea)を接種し、その後脱アセチル化及び
アルコール沈降を行うことにより生成される。ゲランガ
ムは、組成物の約0.1重量%〜約10重量%の量で、
好ましくは約0.5重量%〜約2重量%の量で、最も好
ましくは約1重量%の量で用いられる。本発明の一実施
態様では、アイコンは周囲マトリックスより高い濃度の
ゲランガムを有する。
【0038】本発明の実施に用いられる最も好ましい抗
菌剤は、メチルクロロイソチアゾリノン及びメチルイソ
チアゾリネオンであって、これらはKATHON(商
標)CGの商標下で組合せてRohm and Haas Co., Phila
delphia, Pennsylvaniaから販売されている。本明細書
中で記述されているように、それらは任意に組成物中に
存在し、組成物の約0.001重量%〜約7.0重量%
の量で、好ましくは約0.01重量%〜約1.0重量%
の量で、最も好ましくは約0.03重量%の量で用いら
れ得る。
【0039】C2〜C6のアルキレングリコールがゲルマ
トリックスエアフレッシュナー本体中またはゲルマトリ
ックスアイコン中に含有される場合、好ましいアルキレ
ングリコールはプロピレングリコールである。それが用
いられる場合、プロピレングリコールは組成物の約0.
5重量%〜約20重量%の量で、好ましくは約1重量%
〜約10重量%の量で、最も好ましくは約4重量%の量
で用いられる。
【0040】任意に、ゲルマトリックスエアフレッシュ
ナー本体及び/またはゲルマトリックスアイコンは、低
級アルカノール、例えばエタノールを含有し得る。この
状況で有用な好ましい低級アルカノールは190プルー
フエタノールであって、用いられる場合、組成物の約
0.1重量%〜約20重量%の量で、好ましくは約1重
量%〜約5重量%の量で、最も好ましくは約3重量%の
量で用いられる。あるいはその他の低級アルカノール、
例えばメタノール、プロパノール、イソプロパノールな
どが用いられ得る。
【0041】エアフレッシュナー製品のゲルマトリック
スエアフレッシュナー本体において、好ましい界面活性
剤は、ノノキシノール−15 o−(ヒドロキシ(エト
キシ)15))ノニルフェニルエーテルまたは「PEG−
15ノニルフェニルエーテル」(Rhodia, Inc., Cranbu
ry, New JerseyによりIGEPAL(商標)CO730
の商標下で販売されている)である。界面活性剤は、組
成物の約0.1重量%〜約25重量%の量で、好ましく
は約1重量%〜約20重量%の量で、最も好ましくは約
5重量%〜約15重量%の量で用いられる。ノノキシノ
ール−15は非イオン性界面活性剤であって、必要とさ
れる量は、用いられる特定の芳香の特性による。
【0042】同様にして、本発明のエアフレッシュナー
製品のゲルマトリックスエアフレッシュナーアイコンに
おける本発明の実施において、好ましい界面活性剤(ア
イコン中のその存在の状態に関しては任意である)は、
ノノキシノール−4、o−(ヒドロキシ(エトキ
シ)4)ノニルフェニルエーテル、またはPEG−4ノ
ニルフェニルエーテル(これはRhodia, Inc., Cranbur
y, New JerseyによりIGEPAL(商標)CO430
の商標下で販売されている)である。用いられる場合、
それはアイコン組成物の約0.1重量%〜約25重量%
の量で、好ましくは約1重量%〜約20重量%の量で、
最も好ましくは約5重量%〜約15重量%の量で用いら
れる。ノノキシノール−4は非イオン性界面活性剤であ
って、必要とされる量は、用いられる特定の芳香の特性
による。
【0043】キレート剤が本発明のエアフレッシュナー
本体中及びゲルマトリックスアイコン中で用いられる場
合、最も好ましいキレート剤はクエン酸三カリウムであ
る。用いられる場合、それは組成物の約0.05重量%
〜約4.0重量%の量で、好ましくは約0.1重量%〜
約1重量%の量で、最も好ましくは約0.2重量%の量
で用いられる。
【0044】本発明の方法の好ましい実施態様は、
(a)約65℃〜約80℃の範囲の温度で透明ゲルマト
リックス物質、例えばゲランガムを水と混ぜ合わせて、
水性ゲルマトリックス溶液を生成し、(b)その結果生
じた溶液を2つの部分、即ち(i)アイコン部分及び
(ii)本体部分に分け、アイコン部分の容積分率φは
【数11】φ=VI’/(V0’+VI’)(式中、0.
01≦φ≦0.90 であり、VI’は「アイコン」部分の容積であり、そし
てV0’は本体部分の容積である)であって、(c)本
体部分を液体状態で約65℃〜約80℃の温度に維持
し、(d)アイコン部分を1つまたはそれ以上のアイコ
ン型中に注ぎ入れ、(e)実施例1〜9に示されるよう
に、任意に1つまたはそれ以上の同一のまたは異なる顔
料を、アイコン部分は液体状態のままで、アイコン部分
を含有する1つまたはそれ以上のアイコン型に加え、
(f)アイコン部分の凝固温度より低い温度にアイコン
部分を冷却し、それにより固体状態の1つまたはそれ以
上のアイコンが生成され、(g)1つまたはそれ以上の
アイコン型から固体状態の1つまたはそれ以上のアイコ
ンを取り出し、(h)本体部分中の1つまたはそれ以上
のアイコンの全体を恒久的に水中に沈めて、それにより
1つまたはそれ以上の凍結アイコンが本体中に懸濁さ
れ、そして(i)1つまたはそれ以上の懸濁アイコンの
融解を防止するのに十分に短い時間内で、結果的に生じ
る懸濁液を約10℃〜約30℃の範囲の温度にまで冷却
し、それにより上記の結果的に生じる懸濁液が固体また
は半固体相に転換される過程を含む。
【0045】さらに具体的に言うと、一例として、ゲル
マトリックスアイコン及びゲルマトリックスエアフレッ
シュナー製品本体物質を調製するために、自動攪拌機を
用いて、水を蒸気ジャケット化容器に加える。ゲランガ
ムを渦中に注ぎ、そして約70℃に加熱する。混合物が
完全に透明になったら、熱を除去して、水性ゲランガム
溶液を約60℃に冷却する。次に残りの成分を撹拌しな
がら加える。
【0046】型中に熱処方物を注ぎ入れ、処方物を凝固
させることにより、アイコンを調製する。処方物を熱い
液体の状態に維持する一方で、周囲のゲルマトリックス
からアイコンを視覚的にはっきりと区別するための有効
な量で顔料をアイコン物質に加える。適切な顔料として
は、酸化鉄イエロー(iron oxide yellow)、酸化鉄化粧
用小豆色(iron oxide cosmetic russet)、クロワゾンネ
スーパールージュ(cloisonne super rouge)、ポリフレ
ーク(polyflake)を伴うクロワゾンネスーパールージ
ュ、グラフトールブルーパウダー(graphtol blue powde
r)、グラフトールグリーンパウダー(graphtol green po
wder)、二酸化チタン及び顔料の混合物が挙げられる
が、これらに限定されない。次にアイコンを凝固状態で
型から取り出して、エアフレッシュナー容器中に置く。
ゲルマトリックスエアフレッシュナー製品本体物質を、
その中に凝固アイコンを有する容器中に注ぎ入れ、凝固
させて室温にした後、蓋をする。
【0047】本発明のエアフレッシュナー製品のゲルマ
トリックスアイコン及びゲルマトリックスエアフレッシ
ュナー本体の各々が、本発明のゲルマトリックスエアフ
レッシュナー製品の使用前に系相溶性エアフレッシュナ
ー芳香剤組成物を含有する場合、本発明のゲルマトリッ
クスエアフレッシュナー製品の操作は以下のアルゴリズ
ム:
【0048】
【数12】∫{(VI[δcI/δθ]−V0[δc0/δ
θ]+cI[δVI/δθ]−c0[δV0/δθ])d
θ}=k1△(c00)+(1−φ)∬[δE0/δ
0]dV0dθ+φ∬[δEI/δVI]dVIdθ (式中、VIは時間θでのアイコンの総容積であり、V0
は時間θでの総エアフレッシュナー本体容積であり、c
Iは時間θでの全アイコン中の平均香料組成物構成成分
濃度(グラムモル/リットル)であり、c0は時間θで
のエアフレッシュナー本体中の平均香料組成物構成成分
濃度(グラムモル/リットル)であり、E0は時間θで
のエアフレッシュナー本体の弾性率であり、EIは時間
θでのアイコンの各々の平均弾性率であり、k1は定数
であり、そしてφはアイコンの容積分率である)または
以下のアルゴリズム:
【0049】
【数13】△(V0 -1/2)+△(VI -1/2)−△(Inc
I)−△(Inc0)=−k2(△θ) (式中、VIは時間θでのアイコンの総容積であり、V0
は時間θでのエアフレッシュナー本体容積であり、cI
は時間θでの全アイコン中の平均香料組成物構成成分濃
度(グラムモル/リットル)であり、c0は時間θでの
エアフレッシュナー本体中の平均香料組成物構成成分濃
度(グラムモル/リットル)であり、そしてk2は定数
である)または以下のアルゴリズム:
【0050】
【数14】(cI202)/(cI101)=exp[k2
△θ+△(V0 -1/2)+△(VI -1/ 2)] (式中、VIは時間θでのアイコンの総容積であり、V0
は時間θでの総エアフレッシュナー本体容積であり、c
I1は時間θ1での全アイコン中の平均香料組成物構成成
分濃度(グラムモル/リットル)であり、cI2は時間θ
2での全アイコン中の平均香料組成物構成成分濃度(グ
ラムモル/リットル)であり、c01は時間θ1でのエア
フレッシュナー本体中の平均香料組成物構成成分濃度
(グラムモル/リットル)であり、c02は時間θ2での
エアフレッシュナー本体中の平均香料組成物構成成分濃
度(グラムモル/リットル)であり、そしてk2は定数
である)にしたがう。
【0051】以下の実施例は説明のために提示される
が、これらに限定されない。実施例に記述された芳香剤
は全て、International Flavors & Fragrances Inc., H
azlet,N.J.から入手可能である。
【0052】
【実施例】実施例A ゲルマトリックスエアフレッシュナー製品本体のための
エアフレッシュナー芳香剤の調製 以下の実施例1〜9のパート「A」に用いるために、以
下の芳香剤を調製する:
【0053】
【表3】
【0054】実施例B ゲルマトリックスエアフレッシュナー製品アイコンのた
めのエアフレッシュナー芳香剤の調製 以下の実施例1〜9のパート「B」に用いるために、以
下の芳香剤を調製した:
【0055】
【表4】
【0056】実施例1〜9 パートA:自動撹拌機(mechanical stirrer)を用い
て、蒸気ジャケット化容器に76.77重量%の脱イオ
ン水を加えることにより、ゲルマトリックスエアフレッ
シュナー製品本体ゲルマトリックス物質を調製した。撹
拌機を作動して、1.00重量%のKELCOGEL
(商標)AFTゲランガム(Monsanto Company of St.
Louis, Missouri)を渦流中に注いで、約70℃に加熱
した。水性ゲランガム溶液が完全に透明になったら、そ
れを冷却した。
【0057】0.03重量%のKATHON(商標)C
G(Rohm and Haas Co., Philadelphia, Pennsylvani
a)、4.0重量%のプロピレングリコール、3.00
重量%のエタノール水溶液(190プルーフ)、10.
00重量%のIGEPAL(商標)CO730(Rhone-
Poulenc Surfactants and Specialties L.P., Cranbur
y, New Jersey)(ノノキシノール−15またはPEG
−15ノニルフェニルエーテルとしても既知)、0.0
2重量%のクエン酸カリウム、及び上記実施例Aの5.
00重量%の芳香剤処方物を、溶液が60℃に達した
ら、撹拌しながらゲランガム溶液に加えた。
【0058】パートB:自動攪拌機を用いて、蒸気ジャ
ケット化容器に76.77重量%の脱イオン水を加える
ことにより、ゲルマトリックスエアフレッシュナー製品
アイコンゲルマトリックス物質を調製した。撹拌機を作
動して、1.00重量%のKELCOGEL(商標)A
FTゲランガムを渦流中に注いで、約70℃に加熱し
た。水性ゲランガム溶液が完全に透明になったら、それ
を冷却した。
【0059】0.03重量%のKATHON(商標)C
G、4.0重量%のプロピレングリコール、3.00重
量%のエタノール水溶液(190プルーフ)、10.0
0重量%のIGEPAL(商標)CO430(ノノキシ
ノール−4またはPEG−4ノニルフェニルエーテルと
しても既知)、0.02重量%のクエン酸カリウム、及
び上記実施例Bの5.00重量%の芳香剤処方物を、溶
液が60℃に達した時に、撹拌しながらゲランガム溶液
に加えた。
【0060】物質を不透明にさせるのに有効な量で、物
質を分けたものそれぞれに顔料を加えた。以下の顔料を
用いた: 1.酸化鉄イエロー(Sun Chemical)、 2.酸化鉄化粧用小豆色(Sun Chemical)、 3.二酸化チタンを伴う酸化鉄化粧用小豆色、 4.クロワゾンネスーパールージュ、 5.ポリフレーク(ポリエステルグリッター(Polyester
glitter))を伴うクロワゾンネスーパールージュ、 6.クロワゾンネスーパーレッド、 7.グラフィックブルーパウダー、 8.二酸化チタン及び 9.レーキ色素(Lake pigments)
【0061】個々の着色物質の各部分を立方体の形態に
成形して、凍結した。
【0062】パートAにしたがって調製した透明ゲルマ
トリックス物質を各着色立方体の上に注いだ。3日後、
#6クロワゾンネスーパーレッドを含有する立方体を除
き、立方体は全て、顔料のいかなる移動も伴わずにそれ
らの形態を維持した。その場合、ごくわずかの曇りが立
方体の縁に観察された。
【0063】得られたゲルマトリックス透明エアフレッ
シュナー製品は、使用時に、見た目に美しく好ましいロ
ーズ(rose)の、ウッディー(woody)系の芳香に、甘い
フローラルバルサム系のトップノート(topnotes)と、シ
ロバナイリス(orris)、バイオレット様系の香りを提供
した。
【0064】実施例10 アイコンをハート型に成形したほかは、クロワゾンネス
ーパールージュを含有する7つのアイコン、及び二酸化
チタンを含有する7つのアイコンを実施例1〜9に関し
て記載したのと同様に調製した。アイコンをゼリージャ
ー(jelly jar)中に入れて、ジャーを透明基材で充填し
た。アイコンは、3日後にそれらの形態を維持した。
【0065】上記から、説明のために本発明の特定の実
施態様を本明細書中に記載してきたが、本発明の精神及
び範囲を逸脱しない限り、種々の修正がなされ得る、と
理解される。したがって、本発明は特許請求の範囲によ
る以外は限定されない。
フロントページの続き (72)発明者 バージル エー.ジー. ウイリアムズ アメリカ合衆国,ニュー ジャージー 07737,モンマウス カントリー,レオナ ルド スティルウエルロード 85 (72)発明者 クレイグ エム. スタンフ アメリカ合衆国,ニュー ジャージー, 08876 サマーセット カントリー,ブラ ンチバーグ,モヘガン トレイル 7 Fターム(参考) 4C080 AA03 BB02 BB03 CC01 HH06 JJ03 KK03 LL03 LL06 LL07 MM12 MM13 MM15 NN23 QQ03

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実質的に硬質な水性透明ゲルマトリック
    スエアフレッシュナー製品であって、 (a)前記エアフレッシュナー製品の使用時に減少し、
    それによりdV0/dθ<0となる体積V0を有するエア
    フレッシュナーゲルマトリックス本体であって、水、界
    面活性剤、多糖ゲルマトリックス物質及び加水分解タン
    パク質ゲルマトリックス物質から成る群から選択される
    透明ゲルマトリックス物質、ならびに任意に系相溶性エ
    アフレッシュニング芳香剤組成物を含む本体、 (b)前記エアフレッシュナー本体内に完全に包埋され
    た、前記エアフレッシュナー内に含有された場合に可視
    波長の範囲全体で各々視覚的に異なる1つまたはそれ以
    上のアイコンであって、その全容積V1が前記エアフレ
    ッシュナー製品の使用時に減少し、それによりdVI
    dθ<0となり、その各々が(i)水、(ii)多糖ゲ
    ルマトリックス物質及び加水分解タンパク質ゲルマトリ
    ックス物質から成る群から選択される透明ゲルマトリッ
    クス物質、(iii)任意に系相溶性エアフレッシュニ
    ング芳香剤組成物、ならびに(iv)任意に界面活性剤
    を含むアイコンを含み、 但し、前記系相溶性エアフレッシュニング芳香剤組成物
    が少なくとも1つの前記アイコン中、または前記エアフ
    レッシュナー本体中、または少なくとも1つの前記アイ
    コン中及び前記エアフレッシュナー本体中に存在し、前
    記エアフレッシュナー製品中の前記アイコンの容積分率
    が 【数1】φ=VI/(VI+V0)(式中、0.01≦φ
    ≦0.90) であり、前記アイコンの各々及び前記エアフレッシュナ
    ー本体の物理的及び化学的特性が、前記エアフレッシュ
    ナー製品の使用時に、(i)エアフレッシュナー本体か
    らの芳香剤放出、及びもしあれば水分放出の結果として
    の前記アイコンを包む前記エアフレッシュナー本体の容
    積低減に関して、アイコンからの芳香剤放出、及びもし
    あれば水分放出の結果としての前記アイコンの各々の容
    積低減の速度は、方程式: 【数2】δV1/δV0=φ/(1−φ) 及び 【数3】δ21/δV0 2=0 に従って一定であり、(ii)前記エアフレッシュナー
    本体及び前記アイコンから放出される前記芳香剤組成物
    の完全な状態が維持され、ならびに(iii)可視波長
    で前記エアフレッシュナーの外部からの前記エアフレッ
    シュナー中の前記アイコンの顕著な可視性が維持され
    る、製品。
  2. 【請求項2】 前記エアフレッシュナー本体は、抗菌
    剤、酸化防止剤、非ゲル化ヒドロコロイド、キレート
    剤、C2〜C6アルキレングリコール、低級アルカノー
    ル、及びC2〜C6(モノ−またはジ−)アルキレングリ
    コール−C2〜C4アルキルエーテルから成る群から選択
    される少なくとも1つの添加剤をさらに含む請求項1記
    載のエアフレッシュナー製品。
  3. 【請求項3】 前記アイコンは、不透明剤、抗菌剤、酸
    化防止剤、非ゲル化ヒドロコロイド、キレート剤、C2
    〜C6アルキレングリコール、低級アルカノール及びC2
    〜C6(モノ−またはジ−)アルキレングリコールモノ
    −C2〜C4アルキルエーテルから成る群から選択される
    少なくとも1つの添加剤をさらに含む請求項1記載のエ
    アフレッシュナー製品。
  4. 【請求項4】 透明ゲルマトリックス物質は多糖であ
    り、該多糖はゲランガム、アルギニン酸のアルカリ金属
    塩、アルギニン酸のアルカリ土類金属塩、及びカラギー
    ナンから成る群から選択される請求項1記載のエアフレ
    ッシュナー製品。
  5. 【請求項5】 前記透明ゲルマトリックス物質は、約4
    〜約7の等電点を有するゼラチンである加水分解タンパ
    ク質ゲルマトリックスである請求項1記載のエアフレッ
    シュナー製品。
  6. 【請求項6】 前記エアフレッシュナー本体は抗菌剤、
    キレート剤、低級アルカノール、C2〜C6(モノ−また
    はジ−)アルキレングリコールC2〜C4アルキルエーテ
    ル及びC2〜C6アルキレングリコールを含み、そして前
    記抗菌剤はカリウムジメチルジチオカルバマート、グル
    タルアルデヒド、2−ブロモ−2−ニトロプロパン−
    1,3−ジオール、o−フェニルフェノール、1−(3
    −クロロアリル)−3,5,7−トリアザ−1−アゾニ
    アアダマンタンクロリド、N,N‘−ジメチル−5,5
    −ジメトキシ−2,4−イミダゾリジンジオン、メチル
    クロロイソチアゾリノン、及びメチルイソチアゾリノン
    から成る群から選択され、前記キレート剤はクエン酸の
    アルカリ金属塩、クエン酸のアンモニウム塩、エチレン
    ジアミン四酢酸のアルカリ金属塩、エチレンジアミン四
    酢酸のアンモニウム塩、N−ヒドロキシエチレンジアミ
    ン三酢酸のアルカリ金属塩、N−ヒドロキシエチレンジ
    アミン三酢酸のアンモニウム塩、イミノ二コハク酸のア
    ルカリ金属塩、イミノ二コハク酸のアンモニウム塩、エ
    チレンジアミン二コハク酸のアルカリ金属塩及びエチレ
    ンジアミン二コハク酸のアンモニウム塩から成る群から
    選択され、C2〜C6アルキレングリコールは1,2−プ
    ロピレングリコールであり、そしてC2〜C6(モノ−ま
    たはジ−)アルキレングリコールC2〜C4アルキルエー
    テルはジプロピレングリコール−n−ブチルエーテルで
    ある請求項2記載のエアフレッシュナー製品。
  7. 【請求項7】 前記エアフレッシュナー本体は、前記製
    品の使用時にそれを通して水分子及び芳香剤組成物構成
    成分分子を通過させる透明な実質的に固体または半固体
    の微孔質境界面により完全に取り囲まれる請求項1記載
    のエアフレッシュナー製品。
  8. 【請求項8】 そこから延びる垂直配置固体側壁を有す
    る固体基部を含む外部支持体により支持される請求項1
    記載のエアフレッシュナー製品。
  9. 【請求項9】 前記製品の使用直前にエアフレッシュニ
    ング芳香剤組成物は前記エアフレッシュナー本体内に含
    有され、前記エアフレッシュニング芳香剤組成物は本質
    的にその各々が約1〜約4のClog10P(ここで、P
    は前記芳香剤組成物の各々に関するオクタノール/水分
    配係数である)を有する芳香剤構成成分から成る請求項
    1記載のエアフレッシュナー製品。
  10. 【請求項10】 前記製品の使用前に前記アイコンの少
    なくとも1つはエアフレッシュニング芳香剤組成物を含
    有し、そして前記エアフレッシュニング芳香剤組成物は
    本質的にその各々が約1〜約8のClog10P(ここ
    で、Pは前記芳香剤組成物の各々に関するオクタノール
    /水分配係数である)を有する芳香剤構成成分から成る
    請求項1記載のエアフレッシュナー製品。
  11. 【請求項11】 前記アイコンの少なくとも1つは、前
    記製品の使用前にエアフレッシュニング芳香剤組成物
    と、さらに約10未満の親水/親油バランスを有する界
    面活性剤を含有し、そして前記エアフレッシュニング芳
    香剤組成物は本質的にその各々が約1〜約8のClog
    10P(ここで、Pは前記芳香剤組成物の各々に関するオ
    クタノール/水分配係数である)を有する芳香剤構成成
    分から成る請求項1記載のエアフレッシュナー製品。
  12. 【請求項12】 前記ゲルマトリックスエアフレッシュ
    ナー本体に含有される前記界面活性剤は、約10〜約3
    0の範囲の親水/親油バランスを有する請求項1記載の
    エアフレッシュナー製品。
  13. 【請求項13】 前記ゲルマトリックスエアフレッシュ
    ナー本体に含有される前記界面活性剤は、ポリ(C2
    4アルキレングリコール)6-30モノ([C8〜C10アル
    キル]フェニル)エーテル、1,ω−ポリC2〜C4アル
    キレングリコール、ポリC2〜C4アルキレングリコール
    モノ−C10〜C20アルカン酸エステル、ポリC2〜C4
    ルキレングリコールソルビタンモノ−C10〜C20アルカ
    ン酸エステル、ポリC2〜C4アルキレングリコール獣脂
    アミン、トール油脂肪酸のポリC2〜C4アルキレングリ
    コールエステル、及びポリC2〜C4アルキレングリコー
    ルモノ−C10〜C20アルキルエーテルから成る群から選
    択される請求項12記載のエアフレッシュナー製品。
  14. 【請求項14】 前記アイコンは、少なくとも1つの不
    透明剤を含み、そして前記不透明剤は酸化鉄イエロー、
    酸化鉄化粧用小豆色、クロワゾンネスーパールージュ、
    ポリフレークを伴うクロワゾンネスーパールージュ、グ
    ラフトールブルー粉末、グラフトールグリーン粉末、二
    酸化チタン及びレーキ色素から成る群から選択される請
    求項3記載のエアフレッシュナー製品。
  15. 【請求項15】 前記製品中の水の重量%は前記製品の
    約50重量%〜約90重量%であり、透明ゲルマトリッ
    クス物質の重量%は前記製品の約0.1重量%〜約10
    重量%であり、前記製品中の系相溶性芳香剤の重量%は
    前記製品の約0.1重量%〜約20重量%であり、そし
    て前記製品中の界面活性剤の重量%は前記製品の約0.
    1重量%〜約25重量%である請求項1記載のエアフレ
    ッシュナー製品。
  16. 【請求項16】 前記アイコン及び前記エアフレッシュ
    ナー本体の各々は、前記製品の使用前に系相溶性エアフ
    レッシュニング芳香剤組成物を含有し、そして前記製品
    の使用時に、前記エアフレッシュナー製品の操作は以下
    のアルゴリズムにしたがう請求項1記載のエアフレッシ
    ュナー製品: 【数4】∫{(VI[δcI/δθ]−V0[δc0/δ
    θ]+cI[δVI/δθ]−c0[δV0/δθ])d
    θ}=k1△(c00)+(1−φ)∬[δE0/δ
    0]dV0dθ+φ∬[δEI/δVI]dVIdθ (式中、VIは時間θでの前記アイコンの総容積であ
    り、 V0は時間θでの前記エアフレッシュナー本体の容積で
    あり、 cIは時間θでの前記全アイコン中の平均香料組成物構
    成成分濃度(グラムモル/リットル)であり、 c0は時間θでの前記エアフレッシュナー本体中の平均
    香料組成物構成成分濃度(グラムモル/リットル)であ
    り、 E0は時間θでの前記エアフレッシュナー本体の弾性率
    であり、 EIは時間θでの前記アイコンの各々の平均弾性率であ
    り、 k1は定数であり、そしてφは前記アイコンの容積分率
    である)。
  17. 【請求項17】 前記アイコン及び前記エアフレッシュ
    ナー本体の各々は、前記製品の使用前に系相溶性エアフ
    レッシュニング芳香剤組成物を含有し、前記製品の使用
    時に、前記エアフレッシュナー製品の操作は以下のアル
    ゴリズムに従う請求項1記載のエアフレッシュナー製
    品: 【数5】△(V0 -1/2)+△(VI -1/2)−△(In
    I)−△(Inc0)=−k2(△θ) (式中、VIは時間θでの前記アイコンの総容積であ
    り、 V0は時間θでの前記エアフレッシュナー本体の容積で
    あり、 cIは時間θでの前記全アイコン中の平均香料組成物構
    成成分濃度(グラムモル/リットル)であり、 c0は時間θでの前記エアフレッシュナー本体中の平均
    香料組成物構成成分濃度(グラムモル/リットル)であ
    り、そしてk2は定数である)。
  18. 【請求項18】 前記アイコン及び前記エアフレッシュ
    ナー本体の各々は、前記製品の使用前に系相溶性エアフ
    レッシュニング芳香剤組成物を含有し、前記製品の使用
    時に、前記エアフレッシュナー製品の操作は以下のアル
    ゴリズムに従う請求項1記載のエアフレッシュナー製
    品: 【数6】(cI202)/(cI101)=exp[k2
    θ+△(V0 -1/2)+△(VI -1/ 2)] (式中、VIは時間θでの前記アイコンの総容積であ
    り、 V0は時間θでの前記エアフレッシュナー本体の総容積
    であり、 cI1は時間θ1での前記全アイコン中の平均香料組成物
    構成成分濃度(グラムモル/リットル)であり、 cI2は時間θ2での前記全アイコン中の平均香料組成物
    構成成分濃度(グラムモル/リットル)であり、 c01は時間θ1での前記エアフレッシュナー本体中の平
    均香料組成物構成成分濃度(グラムモル/リットル)で
    あり、 c02は時間θ2での前記エアフレッシュナー本体中の平
    均香料組成物構成成分濃度(グラムモル/リットル)で
    あり、そしてk2は定数である)。
  19. 【請求項19】 請求項1記載のエアフレッシュナー製
    品の調製方法であって、 (a)少なくとも1つのアイコンを用意し、 (b)前記アイコンをその凝固点より低い温度に冷却
    し、 (c)液相中に前記エアフレッシュナー本体を用意し、
    そして (d)前記エアフレッシュナー本体中に前記アイコンを
    浸漬する過程を含む方法。
  20. 【請求項20】(a)約65℃〜約80℃の範囲の温度
    で前記透明ゲルマトリックス物質を水と混ぜ合わせて、
    水性ゲルマトリックス溶液を生成し、 (b)その結果生じた溶液を2つの部分、即ち(i)
    「アイコン」部分及び(ii)「本体」部分に分け、前
    記「アイコン」部分の容積分率φは 【数7】φ=VI’/(V0’+VI’)(式中、0.0
    1≦φ≦0.90) であり、VI’は前記「アイコン」部分の容積であり、
    そしてV0’は前記「本体」部分の容積である)であっ
    て、 (c)前記「本体」部分を液体状態で約65℃〜約80
    ℃の温度に維持し、 (d)前記「アイコン」部分を1つまたはそれ以上のア
    イコン型中に注ぎ入れ、 (e)任意に1つまたはそれ以上の同一のまたは異なる
    顔料を、前記「アイコン」部分は液体状態のままで、前
    記「アイコン」部分を含有する1つまたはそれ以上の前
    記アイコン型に加え、 (f)前記「アイコン」部分の凝固温度より低い温度に
    前記「アイコン」部分を冷却し、それにより固体状態の
    1つまたはそれ以上の凍結アイコンが生成され、 (g)該1つまたはそれ以上のアイコン型から固体状態
    の1つまたはそれ以上の凍結アイコンを取り出し、 (h)前記1つまたはそれ以上の凍結アイコンの全体を
    恒久的に前記「本体」部分中に沈めて、それにより前記
    1つまたはそれ以上の凍結アイコンが前記「本体」部分
    中に懸濁され、そして (i)前記1つまたはそれ以上の懸濁アイコンの融解を
    防止するのに十分に短い長さの時間内で、結果的に生じ
    る懸濁液を約10℃〜約30℃の範囲の温度に冷却し、
    それにより結果的に生じる懸濁液が固体または半固体相
    に転換される過程を含む請求項19記載の方法。
JP2002362905A 2001-12-13 2002-12-13 ゲルエアフレッシュナー Pending JP2003190266A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/015,367 US6790436B2 (en) 2001-12-13 2001-12-13 Gel air freshener
US10/015,367 2001-12-13

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003190266A true JP2003190266A (ja) 2003-07-08

Family

ID=21770987

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002362905A Pending JP2003190266A (ja) 2001-12-13 2002-12-13 ゲルエアフレッシュナー

Country Status (6)

Country Link
US (1) US6790436B2 (ja)
EP (1) EP1319412B1 (ja)
JP (1) JP2003190266A (ja)
CN (1) CN1424114A (ja)
AU (1) AU2002301875B2 (ja)
DE (1) DE60202044T2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102847185A (zh) * 2012-09-27 2013-01-02 乐美加特种纤维(连云港)有限公司 一种固体透明芳香消臭剂及其制备方法
CN103191453A (zh) * 2013-04-09 2013-07-10 潘运平 一种缓释抗菌除臭凝胶及其制备方法
CN103251971A (zh) * 2013-05-22 2013-08-21 乐美加特种纤维(连云港)有限公司 一种多功能缓释透明固体透明芳香剂及其制备方法

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20060265233A1 (en) * 2005-05-20 2006-11-23 United Parcel Service Of America, Inc. Systems and methods for facilitating stock product returns
US20060272199A1 (en) * 2005-06-02 2006-12-07 Bmc Manufacturing, Llc Aqueous gel candle for use with a warming device
US7665238B2 (en) 2006-04-03 2010-02-23 S.C. Johnson & Son, Inc. Air freshener with holder
US20080069780A1 (en) * 2006-04-05 2008-03-20 S.C. Johnson & Son, Inc. High Concentration Single Phase Gycol Aerosol Air Sanitizer with Dimethyl Ether Propellant/Solvent
US20080015295A1 (en) * 2006-07-11 2008-01-17 Williams Virgil Ag Polymeric gel composition and method for making
US20080075766A1 (en) * 2006-09-25 2008-03-27 Shun-Por Li Multi-core dosage form having transparent outer coating
US8966812B2 (en) * 2007-12-06 2015-03-03 Susan Mcknight, Inc. Trap for bed bugs and the like
US20110203159A1 (en) * 2008-12-04 2011-08-25 Susan Mcknight, Inc. Chemical lure composition, apparatus, and method for trapping bed bugs
CN102395608B (zh) * 2009-04-16 2014-10-22 荷兰联合利华有限公司 聚合物颗粒
WO2014063358A1 (en) * 2012-10-26 2014-05-01 Dow Global Technologies Llc Aqueous fragrance release gels
CN104721867B (zh) * 2013-08-26 2018-03-13 安徽新华学院 一种可缓慢释放氧气和天然芳香性成分的空气清香剂的制备方法
CN104436263B (zh) * 2014-12-09 2017-04-12 王先军 一种多用途含水颗粒状空气净化剂及其制作方法
CN105233318A (zh) * 2015-10-13 2016-01-13 普罗生物技术(上海)有限公司 一种voc促溶剂
CN105597128A (zh) * 2016-01-25 2016-05-25 五河县永明食品有限公司 一种用于屠宰场的空气清新剂及其制备方法
BR112018069577B1 (pt) * 2016-04-06 2022-11-08 Union Carbide Corporation Método para produzir um gel reticulado
CN106039361B (zh) * 2016-06-27 2019-03-08 广州立白企业集团有限公司 空气清新剂及其制备方法
US10918756B2 (en) * 2016-11-02 2021-02-16 Dow Global Technologies Llc Solid non-aqueous gel air odorizer
CN106729861B (zh) * 2016-12-01 2019-11-08 广东爱车小屋电子商务科技有限公司 凝胶空气清新剂及其制备方法与使用方法
CN107519519A (zh) * 2017-09-15 2017-12-29 海门市琴键农产品有限公司 一种固体空气清新剂
CN110935402A (zh) * 2018-09-21 2020-03-31 广西大学 一种吸收甲醛的果冻状凝胶
CN113813738A (zh) * 2021-09-28 2021-12-21 安徽华业香料合肥有限公司 一种基于γ-十一内酯的空气净化材料

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2297909A (en) 1995-02-07 1996-08-21 Reckitt & Colmann Prod Ltd Fragrant gel composition
JPH0970428A (ja) 1995-09-06 1997-03-18 Ajinomoto Co Inc 透明ゼラチンゲル型芳香剤組成物
US5679334A (en) 1996-08-14 1997-10-21 Bath & Body Works, Inc. Gel air freshener and method of making the same
US6171560B1 (en) * 1998-10-15 2001-01-09 Bath & Body Works, Inc. Snow globe air freshener and method of manufacture
US6544302B2 (en) 1999-06-01 2003-04-08 Bush Boake Allen Composite candle compositions
US6214063B1 (en) * 2000-03-01 2001-04-10 Bath & Body Works, Inc. Products with ETPA-based icons
WO2001087361A2 (en) 2000-05-16 2001-11-22 The Dial Corporation Gel air freshener and method of manufacturing same
US6309715B1 (en) 2000-08-02 2001-10-30 International Flavors & Fragrances Inc. Decorative materials encased in a polymer with fragrance releasing characteristics

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102847185A (zh) * 2012-09-27 2013-01-02 乐美加特种纤维(连云港)有限公司 一种固体透明芳香消臭剂及其制备方法
CN103191453A (zh) * 2013-04-09 2013-07-10 潘运平 一种缓释抗菌除臭凝胶及其制备方法
CN103251971A (zh) * 2013-05-22 2013-08-21 乐美加特种纤维(连云港)有限公司 一种多功能缓释透明固体透明芳香剂及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
AU2002301875B2 (en) 2005-07-21
EP1319412A1 (en) 2003-06-18
EP1319412B1 (en) 2004-11-24
DE60202044T2 (de) 2005-11-24
US20030113288A1 (en) 2003-06-19
DE60202044D1 (de) 2004-12-30
US6790436B2 (en) 2004-09-14
CN1424114A (zh) 2003-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003190266A (ja) ゲルエアフレッシュナー
US10507257B2 (en) Inorganic gel for controlled releasing of fragrance and disinfectant
US5419879A (en) Perfumed stable gel composition
US6071506A (en) Gel freshener and method of making the same
AU601037B2 (en) Foamed air freshener composition
US4428869A (en) Cologne consisting of microcapsule suspension
CA2002081C (en) Fragrant material
US5246919A (en) Fragrant material
WO2003074095A1 (en) Perfume gel composition
JP5121095B2 (ja) ゲル状組成物
US5698188A (en) Gel air fragrancing composition and method for making the same
JP2003253246A (ja) 水系ゲル成形体及びそれを使用した物品
JP3699038B2 (ja) 水性ゲル組成物
JPH10226749A (ja) 水性ゲル状組成物
JPH0332673A (ja) ゲル状芳香剤組成物
JPS6364986B2 (ja)
JP2005073926A (ja) ゲル化組成物
JP2009160526A (ja) ゲル製品の製造方法
JPS60135058A (ja) 透明な芳香ゲル組成物
JP2000159661A (ja) 徐放性マイクロカプセル含有水性組成物
JPH11192296A (ja) ゲル状芳香剤組成物
JP2006014933A (ja) ゲル芳香剤
JP2515789B2 (ja) ゲル状芳香剤組成物
JP2544172B2 (ja) ゲル状芳香剤組成物
WO2009150403A2 (en) Fragrance emanator composition