JPS601637Y2 - ソフア− - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は座部上に着脱自在なりッション体を装着したソ
ファ−の改良に関する。

出願人は座部上に着脱自在なりッション体を装着するこ
とにより使用価値を増大させたソファ−を先に提案した
。

ところが、このソファ−はクッション体を装着した状態
で肘掛は部が丁度適当な高さになっているため、クッシ
ョン体を取り外した状態で使用するときには肘掛部が高
くなり過ぎて使えないという問題があった。

本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、クッション
体を装着した状態およびクッション体を取り外した状態
の何れの場合にも適度な高さの肘掛は部が備わったソフ
ァ−を提供するものである。

即ち、本考案は、座部および背もたれ部、並びに前記座
部の両側に設けた肘掛は部を有し、前記座部上に着脱自
在なりッション体を装着してなるソファ−であって前記
肘掛部の一方は前記クッション体を装着したときに肘掛
けに適した高さとし、他方の肘掛は部は装着されたクッ
ション体を取り外したときに肘掛けに適した高さである
ことを特徴とするソファ−である。

以下、図面を参照して本考案の一実施例を説明する。

第１図は本考案の一実施例になるソファ−の斜視図であ
る。

同図において、１は適度のクッション性を有する座部で
ある。

該座部の後側には背もたれ部２が設けられている。

また、座部１の右側には肘掛は部３１が設けられ、座部
１の左側には肘掛は部３゜が設けられている。

更に、座部１の上には充分なりッション性を有するクッ
ション体４が着脱自在に装着されている。

そして、前記右側の肘掛は部３１はクッション体４を装
着した状態で肘掛けに適した高さで設けられている。

他方、左側の肘掛は部３゜はクッション体４を取り外し
たときに肘掛けに適した高さで、かつ装着されたクッシ
ョン体４の表面と同じ高さで設けられている。

上記構成からなるソファ−は第１図の形態で通常のソフ
ァ−として使用でき、この場合は右側の肘掛は部３１を
肘掛けに用いることができる。

また、上記実施例のソファ−は第２図に示す形態で使用
することができる。

第２図はクッション体４を座部１上から取り外して座部
１の前に置いた状態を示している。

この状態にすれば、座部１上に腰を掛け、足をクッショ
ン体４の上に投げ出して、より楽な姿勢で休息すること
ができる。

このとき、右側の肘掛は部３□は高すぎて肘掛けに用い
られなくなるが、左側の肘掛は部３□が丁度肘掛けに適
した高さになるから、これを肘掛けに用いることができ
る。

もし、左側の肘掛は部３□を右側の肘掛は部３１ と同
じ高さにしたとすると、第２図の使用形態においては両
方とも肘掛けに用いることができない。

なお、図示のようにクッション体４の厚さは第４図の形
態において座部１とクッション体４の高さが同じになる
ような厚さとするのが望ましい。

更に、上記実施例のソファ−は装着されたクッション体
４の上面と右側の肘掛は部３□とが略同じ高さになって
いるから、これを左右の肘掛は部３１．３□の高さが逆
になっている以外は総て上記実施例と同じソファ−と組
み合わせることにより、第３図のようにダブルソファ−
として用いることができる。

その他、クッション体４としては発泡体からなるクッシ
ョン体を用いることができる。

この場合、第４図Ａ〜Ｄに示す構造の発泡体クッション
を用いるのが望ましい。

第４図Ａはポリウレタン発泡体等の軟質発泡体１１から
なり、その表面に断面が波型の突起１２を形成した発泡
体クッションを示しており、波型突起１２による指圧効
果を得ることができる。

第４図Ｂは表面に波型突起１２を形成した軟質発泡体層
１１の下側にポリオレフィン発泡体（ポリエチレン発泡
体、ＥＶＡ発泡体等）の半軟質発泡体層１３を一体に積
層したもので、第３図Ａの効果の他に底突き感のない良
好なりッション性が得られる。

第４図Ｃは第４図Ｂの半軟質発泡体層１３の下側に弾性
プラスチック層１４を一体に積層し、クッション性を更
に向上させたものである。

。第４図りは第４図Ａの波型突起１２の間に磁石１５を
散在させて装着したもので、指圧効果と共に血流改善効
果が得られる。

また、座部１もクッション性を有する発泡体で形成する
ことができ、この場合にも第３図Ａ−Ｄと同様の構造を
用いるのが望ましい。

以上詳述したように、本考案によるソファ−は従来のソ
ファ−よりも使用価値が高く且つ使用の便を向上したも
ので、顕著な実用的効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例になるソファ−の斜視図であ
り、第２図および第３図はその別の使用形態を示す斜視
図、第４図Ａ−Ｄは第１図のクッション体４として用い
ることができる発泡体クッションの例を示す断面図であ
る。 １・・・・・・座部、２・・・・・・背もたれ部、３・
・・・・・肘掛は部、４・・・・・・クッション体、１
１・・・・・・軟質発泡体層、１２・・・・・・波型突
起、１３・・・・・・半軟質発泡体層、１４・・・・・
・弾性プラスチック層、１５・・・・・・磁石。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）座部および背もたれ部、並びに前記座部の両側に
   設けた肘掛は部を有し、前記座部上に着脱自在なりッシ
   ョン体を装着してなるソファ−であって、前記肘掛部の
   一方は前記クッション体を装着したときに肘掛けに適し
   た高さとし、他方の肘掛は部は装着されたクッション体
   を取り外したときに肘掛けに適した高さであることを特
   徴とするソファ−０
2. （２）前記他方の肘掛は部の高さを座部上に装着された
   クッション体の上面と略同じ高さにしたことを特徴とす
   る実用新案登録請求の範囲第１項記載のソファ−０