JPS6016232Y2 - 面格子付網戸 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は面格子付網戸に関し、特に詳述すれば、格子
の取付位置を簡単に選択できるようにしている面格子付
網戸に関する。

窓サツシに、面格子と網戸とを一体に枠組したものを固
定し、防犯、防虫効果を得ているが、従来型のこの面格
子付網戸では、格子の取付位置が予め限定されている。

このため、窓によっては、格子の位置を変えようとして
も不可能であった。

それ故、この考案の目的は、面格子付網戸の格子取付片
の室外側或いは室内側に格子を適宜選択して取付可能と
させている面格子付網戸を提供することにある。

この考案の実施例を添付図面を参照して説明する。

面格子付網戸１の上下枠２，２′は、同断面形状で対称
に配されるので、上枠２の構造について、第１図を参照
して説明する。

上枠２の室内側壁３には、防虫網張設用溝４が形成され
、室内側壁３と外壁５からの突片６とによって窓サツシ
への取付溝７を構成する。

室外側壁８からは格子取付片９が延出し、内壁１０が室
外側壁８と室内側壁３とを連結させ、中空部１１を面定
腰枠強度を高める。

内壁１０にビス溝１２を設ける。

格子取付片９の室内側壁に室内側へと突出し且つ側外方
へ延出する片１３を有する係止突条１４を一体に形成す
る。

片１３と内壁１０との間には空間が形成される。

縦枠１５は、基板１６の室内側に防虫網張設用溝１７を
有し、該溝１７を面定する壁１８には気密材１９が設け
られる。

基板１６の室外側には、格子取付片９′が基板１６とは
直角に且つ一体に形成される。

格子取付片６′は、その内壁から室内側へと突出し且つ
室外方へと延出する片１３′を有する係止突条１４′を
一体に形成する。

縦枠１５は、基板１６を介して、ビス溝１２にねじ込ま
れるビス２０により上下枠２，２′に固定され枠組され
る。

かように構成された面格子付網戸１において、格子２１
を格子取付片９の室外側に配する場合は、格子２１を仮
想線で示す位置に配し、格子取付片９から格子２１にビ
スをねじ込んで上下枠２．２′に固定する。

防虫網２２は、その側縁をｉ４，１７にビームを用いて
常法に従い圧入し枠に固定する。

一方、格子体２３を格子取付片９，９′の室内側に配す
る場合は、係止部材２４を係止突条１３．１３’に係止
させ、係止部材２４の片２９と格子取付片９，９′との
間に溝２５を作り、この溝２５に格子体２３を収納させ
る。

係止部材２４は、内壁１０に沿う基板２６の先端に鉤状
部２７を右部この鉤状部２７が係止突条１４の片１３と
係合する。

さらに基板２６に側外方に延出する突起２８を設け、該
突起２８が、前述係合時、内壁１０に当接させる。

基板２６からは、係合片２９が延出し、この片２９の先
端が格子体２３に接し、格子体を格子取付片９，９′に
押圧する働きをする。

かくして、格子体２３は、格子取付片９．９′の室内側
に配することができる。

以上から明らかなように、本例では、格子取付片の内壁
に係止突条を設けているので、格子をこの格子取付片の
室外側或いは室内側に任意に取付けることができる。

係止突条は簡単な構成であり、格子取付片の室外側に格
子を取付ける際、何の障害にならない。

又、格子取付片の室内側に格子体を取付ける際に用いる
係止部材は簡単な構成で且つ係止突条に単に係合させれ
ばよいので、格子取付作業は容易である。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の一実施例の縦断面図、第２図はその
横断面図である。 図中１・・・・・・面格子付網戸、２．２’、１５・・
・・・・枠、４，１７・・・・・・防虫網張設用溝、９
，９′・・・・・・格子取付片、１４，１４’・・・・
・・係止突条、２１・・・・・・格子、２３・・・・・
・格子体、２４・・・・・・係止部材。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 室内側に防虫網を張設し且つ室外側に格子取付片を
   有する面格子付網戸において、前記格子取付片の室内側
   壁に係止突条を一体に設けてあり、係合片を有する係止
   部材を前記係止突条に係合することにより格子体を格子
   取付片に固定することを特徴とする面格子付網戸。 ２ 前記係止突条が側外方に延出する片を有することを
   特徴とする第１項記載の面格子付網戸。