JPS60161977A - ケタ−ル化されたトリオ−ル化合物の製法 - Google Patents

ケタ−ル化されたトリオ−ル化合物の製法

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JPS60161977A
JPS60161977A JP1693584A JP1693584A JPS60161977A JP S60161977 A JPS60161977 A JP S60161977A JP 1693584 A JP1693584 A JP 1693584A JP 1693584 A JP1693584 A JP 1693584A JP S60161977 A JPS60161977 A JP S60161977A
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JP
Japan
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compound
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sulfuric acid
ketone
methyl
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Masao Kobayashi
雅夫 小林
Hiroki Hatakeyama
宏毅 畠山
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般式 (式中R1は水素原子又はメチル基、R2、R3及びR
4は水素原子又はアルキル基を示す)で表わされる1、
6−ジオキソラン基を有するアクリル酸又はメタクリル
酸エステルを高収率で合成する方法に関する。
この化合物は、分子中に1,6−ジオキソラン基を有す
るため、架橋性モノマーとして有用であり、レンズ用そ
の他多くの用途を有する七ツマ−である。
この化合物の合成に関しては、米国特許28772j5
号明細書に、メチル(メタ)アクリレートと1,6−シ
オキシラン化合物をナトリウムメチラート触媒の存在下
にエステル交換反応させる方法が提案されている。この
方法では例えば目的の(2−メチル−2−エチル−1,
6−シオキソランー4−イル)−メチルメタクリレート
を、メチルメタクリレートと4−ヒドロキシメチル−2
−エチル−2−メチル−1,6−ジオキソランから合成
しているが、この場合、メチルメタクリレート基準の収
率はわずかに9%弱であり、またジオキソラン化合物基
準の収率も最高で50%である。一方、グリシジルメタ
クリレートとグリシジルメタクリレートに対し10倍モ
ル以上のメチルエチルクトンとを組合せたものを、グリ
シジルメタクリレートに対しほぼ等モル量のリン酸もし
くは硫酸の存在下に反応させて、(2−メチル−2−エ
チル−1,6−シオキソランー4−イル)−メチルメタ
クリレートを合成する方法も提案されている(特公昭5
8−42877号公報参照)。しかしこの方法もグリシ
ジルメタクリレート基準の収率は52%であり、メチル
エチルケトン基準の収率は6.1%ときわめて低く、か
つ反応液からケトンの回収が困難で、回収率が低いとい
う欠点を有している。また使用できるケトンも水不溶性
又は水難溶性で、かつ水より比重の小さい脂肪族ケトン
類に限られ、アセトフェノン等は使用できない。
このように種々の用途において有用なモノマーである式
■の化合物を高収率で得る方法は、これまで知られてい
なかった。
本発明者らは、式■の化合物を高収率かつ工業的に有利
に合成する方法を開発すべ(研究した結果、意外にもグ
リシジル化合物に対する濃硫酸の使用割合を低(押える
ことによって、グリシジル化合物とアルデヒド又はケト
ン風との反応性が向上することを見出した。
本発明はこの知見に基づくもので、一般式(式中R,は
水素原子又はメチル基、R2は水素原子又はアルキル基
を示す)で表わされる化合物を、これに対し0.5〜1
0モル%の硫酸を触媒として、ケトン又はアルデヒドと
反応させることを特徴とする、一般式 (式中R1は水素原子又はメチル基、R2,R3及び瓜
は水素原子又はアルキル基を示す)で表わされるケター
ル化されたトリオ−ルアクリレート又は−メタクリレー
トの製法である。
式■の化合物とアルデヒド又はケトンとの反応において
、触媒としてリン酸を用いた場合は、本発明者らの追試
でも低い結果しか得られなかつた。さらにp−)ルエン
スルホン酸等の芳香族スルホン酸を用いた場合も低い収
率しか得られない。ところが触媒として前記所定量の濃
硫酸を用いた本発明方法によれば、きわめて高い収率で
目的物を得ることができる。
本発明に用いられる式■の化合物としては、例えばグリ
シジルアクリレート、メチルグリシジルアクリレート、
グリシジルメタクリレート、メチルグリシジルメタクリ
レート等があげられる。
ケトン又はアルデヒドとしては、例えばアセトン、2−
ブタノン、2−ペンタノン、2−ヘキサノン、6−ヘキ
サノン、シクロヘキサノン、アセトアルデヒド、プロピ
オンアルデヒド、ブチルアルデヒド、アセトフェノン等
があげられる。
ケトン又はアルデヒドの使用量は、式Hの化合物に対し
て等モル以上であることが好ましく、通常は1〜5倍モ
ル、特に好ましくは1〜3倍モルである。
硫酸としては濃度95%以上の濃硫酸を用いることが好
ましい。硫酸の添加量は、式Hの化合物1モルに対し0
.5〜10モル%、好ましくは1〜8モル%である。
本発明を実施するに際しては、触媒として式■の化合物
に対し0.5〜10モル%の硫酸を用い、弐Hの化合物
なケトン又はアルデヒドと反応させる。反応は溶媒の存
在下又は不在で行うことができる。溶媒としては出発原
料及び触媒と反応しない不活性なものであればよく、例
えばn−へキサン、シクロヘキサン、トルエン、キシレ
ン、塩化メチレン、ジエチルエーテル等が用いられる。
溶媒の使用量は任意であるが、好ましくは全出発原料の
60容量%以上である。
溶媒の使用量が少ないと、副反応が起こることがある。
副反応の発生を防ぐため、ケトン又はアルデヒドを多量
に用いることもできる。
反応時の重合を抑制するために、ハイドロキノン、ハイ
ドロキノンモノメチルエーテル等ノ重合防止剤を反応時
に添加することが好ましい。
これらの重合防止剤は本反応になんら悪影響を及ぼさな
い。
反応温度は0〜100℃、好ましくは10〜80℃であ
り、通常は室温程度で充分である。
反応温度が高すぎると、重合のおそれがあって好ましく
ない。本反応は発熱反応であるので、温度が上昇した場
合は、冷却することが好ましい。反応時間は、触媒量、
ケトン又はアルデヒドの種類と量、反応温度、希釈率等
によって異なるが、通常は0.5時間ないし数時間であ
る。
下記実施例中の部は重量を意味する。
実施例1 アセトン180部、濃硫酸14部及びn−ヘキサン20
0部を混合し、攪拌しながらグリシジルメタクリレート
280部及びハイドロキノンモノメチルエーテ/I10
.4部の混合物を温度が60〜60°Cになるように滴
下した。滴下後、50℃で1時間攪拌し、放冷後10°
C以下に冷却し、10%水酸化ナトリウム水溶液600
部で6回洗浄し、次いでn−ヘキサン及びアセトンを留
去した。得られた液体を減圧蒸留して精製すると、沸点
75℃71.5 fi Hgの無色透明な(2,2−ジ
メチル−1,6−ジオキソラン−4−イル)−メチルメ
タクリレートが641部得られた。これはグリシジルメ
タクリレート基準の収率で86.5%、アセトン基準の
収率で54゜9%に相当する。
実施例2 アセトンの代わりにメチルエチルケトン216部を用い
、その他は実施例1と同様にして反応させたところ、沸
点88℃/ ’l mm Hgの無色透明な(2−エチ
ル−2−メチル−1,6−シオキソランー4−イル)−
メチルメタクリレート381部が得られた。これはグリ
シジルメタクリレート基準の収率で90.3%、メチル
エチルケトン基準の収率で594%に相当する。
実施例3 グリシジルメタクリレートの代わりにグリシジルアクリ
レート260部を用い、実施例1と同様に反応させたと
ころ、(2,2−ジメチル−1,6−シオキソランー4
−イル)−メチルアクリレート(75°C/3mHg)
が324部得られた。これはグリシジルアクリレート基
準の収率で85.7%、アセトン基準の収率で56.1
%に相当する。
実施例4 アセトンの代わりにアセトフェノン655部を用い、実
施例1と同様にして反応させたところ、(2−フェニル
ー2−メチル−1,6−シオキソランー4−イル)−メ
チルメタクリレ−1・が429部得られた。これはグリ
シジルメタクリレート基準の収率で86.0%、アセト
フェノン基準の収率で55.4%に相当する。
比較例1 濃硫酸の代わりにリン酸20部を用い、実施例1と同様
にして反応させたところ、(2,2−ジメチル−1,6
−シオキソランー4−イル)−メチルメタクリレートが
わずかに184部得られた。これはグリシジルメタクリ
レート基準の収率で46.7%に相当する。
比較例2 濃硫酸の代わりにパラトルエンスルホン酸26部を用い
、実施例1と同様にして反応させたところ、(2,2−
ジメチル−1,6−シオキソランー4−イル)−メチル
メタクリレートが266部得られた。これはグリシジル
メタクリレート基準の収率で598%に相当する。
比較例6 グリシジルメタクリレート85部、濃硫酸59部(グリ
シジルメタクリレートに対し等モル)及びメチルエチル
ケトン695部(グリシジルメタクリレートに対し16
.1倍モル)を用いて、実施例1と同様にして反応させ
たところ、グリシジルメタクリレートの(2−エチル−
2−メチル−1,3−ジオキシラン−4−イル)−メチ
ルメタクリレートへの変化率は10%以下であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式 (式中R1は水素原子又はメチル基、R2は水素原子又
    はアルキル基を示す)で表わされる化合物を、これに対
    し0.5〜10モル%の硫酸を触媒として、ケトン又は
    アルデヒドと反応させることを特徴とする、一般式 (式中R1は水素原子又はメチル基、R2、R3及びへ
    は水素原子又はアルキル基を示す)で表わされるケター
    ル化されたトリオ−ルアクリレート又は−メタクリレー
    トの製法。
JP1693584A 1984-02-03 1984-02-03 ケタ−ル化されたトリオ−ル化合物の製法 Granted JPS60161977A (ja)

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JPH0534356B2 JPH0534356B2 (ja) 1993-05-21

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008201831A (ja) * 2007-02-16 2008-09-04 Taiyo Ink Mfg Ltd エポキシ樹脂及びその製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5842877A (ja) * 1981-09-09 1983-03-12 Hitachi Constr Mach Co Ltd シ−ケンス弁

Patent Citations (1)

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JP2008201831A (ja) * 2007-02-16 2008-09-04 Taiyo Ink Mfg Ltd エポキシ樹脂及びその製造方法

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JPH0534356B2 (ja) 1993-05-21

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