JPS6016186Y2 - 点検口枠などの支持装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、天井に取付ける点検口枠などの支持装置に
関するものである。

外枠の内側に開閉自在の内枠を設けた天井点検口におい
ては、天井に形成した開口に外枠を挿入して天井の上に
渡した取付チャンネルに適宜の取付具を介して取付ける
ようにしている。

しかしながら、このような外枠の取付けには従来から非
常に手間がかかり、その改善が最も要望されている。

この考案は上記の点にかんがみ、点検口枠や照明器具の
照明枠のように、天井に取付けられる被支持枠を天井の
上に渡した取付はチャンネルに簡単に、かつ安定よく取
付けることができるようにした点検口枠などの支持装置
を提供することを目的としている。

上記の目的を達するため、この考案によれば、取付チャ
ンネルに上部が支持、された吊りボルトの下部から横向
きに支持軸部を猛威腰その支持軸部で上部が回動可能に
支持された係合板の下端部両側に突片を設け、一方吊り
下げ支持される点検口枠などの被支持枠の側板一部に前
記突片を下方から係合可能な一対のＬ字形係合片を前記
係合板の幅寸法に対応する間隔をあけて並列に設け、そ
の保合片に係合板の突片を係合して被支持枠を吊り下げ
支持したものである。

以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明する
。

図示のように、吊りボルト１には、上部挾持板２及び下
部挾持板３がそれぞれ移動自在に嵌め合わせられ、さら
に上部挟持板２の上方及び下部挟持板３の下方にナツト
４がネジ合わされている。

上部挾持板２及び下部挾持板３は、両端から相手方の挟
持板の方に向く第１．第２側板部５，６を備え、第２側
板部６は第１側板部５に向けて折り曲げられている。

いま、天井の上方に渡された取付チャンネル７の上下に
上部及び下部挟持板２，３を位置させてナツト４の回動
操作によってこの挟持板２，３で取付チャンネル７を上
下より挾持することにより、吊りボルト１を固定するこ
とができる。

前記吊りボルト１の下端部は直角に折り曲げられて支持
軸部８が形成され、この支持軸部８に係合板９が回動自
在（揺動自在）に支持されている。

係合板９の下部両側には、一対の突片１０，１０が一体
に形成され、一方前記吊りボルト１で吊り下げ支持され
る点検口枠などの被支持枠１１の側板１１′一部には前
記突片１０を下方から係合可能な一対のＬ字形係合片１
２．１２を前記係合板の幅寸法に対応する間隔をあけて
並列に設けられている。

実施例で示す装置は上記の構造から威り、次にその作用
を説明する。

いま、取付チャンネル７に吊りボルト１を取付け、この
ボルト１の支持軸部８に取付けた係合板９を被支持枠１
１の側板１１′に形成た一対の係合片１２，１２間に位
置させ、かつ係合板９の突片１０を係合片１２の下方に
位置させたのち、被支持枠１１を引き下げ、あるいは吊
りボルト１を引き上げると、係合板９の一対の突片１０
が係合片１２に係合して被支持枠１１が吊り下げ支持さ
れる。

被支持枠１１の支持状態において、係合板９の一対の突
片１０，１０は係合片１２に係合するため、被支持枠１
１の下方向の移動、ならびに横方向の移動を防止するこ
とができ、また係合板９の両側方に一対の保合片１２．
１２が位置するため、被支持枠１１の前後方向の移動を
防止することができ、被支持枠１１を安定よく支持する
ことができる。

なお、図示のように、側板１１′の一部に一対の突片１
０外側縁間に対応する幅寸法の凹所１３を形威し、この
凹所１３に一対の係合片１２を形成すれば、前記係合片
１２と突片１０との係合時において、係合板９の下部全
体が凹所１３内に位置するため、被支持枠１１の側板１
１′の外周から係合板９が突出するのを防止することが
できる。

したがって体裁のよい支持状態を得ることができると共
に、係合板９の横方向の移動（係合片１２方向の移動）
を防止することで被支持枠１１を安定よく支持すること
ができる。

また、係合板９の一対の突片１０，１０間に丸みのある
係合突起１４を背面側に突出させ、一方側板１１′の一
対の係合片１２．１２間に係合凹部１５を形成すれば、
係合板９の突片１０と係合片１２との係合時において、
係合突起１４が係合凹部１５に嵌り込むため、係合板９
と側板１１′の連結が強固であり、被支持枠１１をきわ
めて安定よく支持することができる。

係合凹部１５に係合突起１４を係合させる場合は、側板
１１′の係合凹部１５の下方に係合突起１４の嵌り込む
窓１６を猛威腰この窓１６に係合突起１４を位置させて
から、被支持枠１１を引き下げ、あるいは吊りボルト１
を引き上げるようにする。

なお、実施例の場合は、取付チャンネルに吊りボルトを
取付けてから被支持枠を支持するようにしたが、吊りボ
ルトの端部に取付けた係合板を被支持枠に係合させてか
ら、この吊りボルトを取付チャンネルに取付けるように
してもよい。

以上のように、この考案によれば、係合板の一対の突片
を側板に上記した一対の係合片の下方に位置させたのち
、被支持枠を引き下げ、あるいは吊りボルトを引き上げ
る簡単な作用によって被支持枠を吊り下げ支持すること
ができ、しかも支持状態において、一対の係合片と一対
の突片が係合し、かつ一対の係合片間に係合板の下部が
位置するため、被支持枠の前後、左右の移動、ならびに
下方向の移動を防止することができ、被支持枠を安定よ
く取付けることができる。

また、吊りボルトの支持軸部に係合板を回動自在に取付
けたので、取付チャンネルに吊りボルトを取付けたのち
、係合板の一対の突片を一対の係合片に係合させること
ができ、被支持枠の取付けが容易であるなどの効果を挙
げることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この考案に係る支持装置の一実施例を示す分
解斜視図、第２図は同上の係合板の突片を係合片に係合
させた状態の横断平面図である。 １・・・・・・吊りボルト、７・・・・・・取付チャン
ネル、８・・・・・・支持軸部、９・・・・・・係合板
、１０・・・・・・突片、１１・・・・・・被支持枠、
１１′・・・・・・側板、１２・・・・・・係合片。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 取付チャンネルに上部が支持された吊りボルトの下部か
   ら横向きに支持軸部を形成し、その支持軸部に支持され
   た揺動可能な係合板の下端部両側に突片を設け、一方吊
   り下げ支持される点検口枠などの被支持枠の側板一部に
   、前記突片を下方から係合可能な一対のＬ字形係合片を
   前記係合板の幅寸法に対応する間隔をあけて並列に設け
   、その係合片に係合板の突片を係合した点検口枠などの
   支持装置。