JPS6016168A - リニヤモータの予備仕上げされた巻線集合体を付設する方法とその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、長く延在するほぼＴ形状の支持体の蓋板の底
面に、下方向にスロットが開口するよう取シ付けられて
いるリニアモータの長く延在するインダクタのスロット
中に、あらかじめ製作された３相交流巻線を収納する方
法及び装置であって、製作された可撓性巻線をスプール
に巻回し、前記支持体の場所まで搬送し、インダクタの
下側に設けられインダクタに対し平行に移動可能な支持
部によシ、巻線を順次インダ（４） フタのスロット中に押し込み、スロット中に固定する方
法及び装置に関する。

リニアモータは、種々の形式の電気駆動装置として、相
当以前から公知になっている。ちなみに直流のみならず
交流の、更には同期のみならず非同期の電動機が存在す
る。リニアモータでは、普通のモータとは異なシ、固定
子のみならず回転子も円形状ではなく、直線状に設けら
れる。そして電気エネルギが直接に並進運動に利用可能
となるように、電気エネルギが機械エネルギに変換され
る。リニアモータは原理としては、ステータのスロット
中に収納された界磁巻線を有し、交流の場合にはこの界
磁巻線が３相に構成される。回転子部分は銅又はアルミ
ニウム等の良導体材料のレールから構成される（非同期
電動機）か、又は永久磁石材料のし一一ルから構成され
る（同期電動機）。巻線が回転子部分に設けられている
リニアモータも公知である。

リニアモータの用途としては例えば、旅客運（５） 輪、貨物輸送、ベルトコンベヤ、手荷物運輸、鉱業、ク
レーン、牽引設備、工作機械の送り台やスライダの作動
が考えられる。用途に応じて、リニアモータを長くした
シ短かくしたシする。

巻線はステータのスロット中に通常の方法で設けられる
。ステータが長くなれば、個々の巻線索を取シ付ける作
業は煩雑となる。その上、この作業には今迄のところ専
門家の手を必要としていた。

界磁巻線を担持した長く延在するステータを有するリニ
アモータを、輸送手段の丸めの駆動系として使用する場
合には、駆動される車両の全走行路に沿い、ステータに
巻線を取シ付けなければならない。そのためＫはまず、
ステータの能動的部分、即ちインダクタを個々側々の多
数の成層鉄心の形で、車両をのせて動かす支持体に取シ
付ける。次いで、５本の電気ケーブルから構成される巻
線を、従来では、成層鉄心の下方向に開口するスロット
中に収納していた。

何等かの補助装置を使用することができないと（６） きは、巻線を、下側からスロット中に押し込み、スロッ
ト中に固定しなければならなかった。しかしこれは大変
な組立作業を強いるものである。

この作業は常に頭上で行なわなければならず、そのため
周知のように特に緊張を強いられるからである。

ドイツ連邦共和国特許出願公開公報第２８２７１５０号
から、冒頭で記述した方法が公知である。この公知の方
法では、あらかじめ製作されたすべての巻線は、まず多
数の支持部上に置かれる。

なお、これらの支持部はインダクタの下側に設けられて
いる。その後で、巻線を順次インダクタのスロット中に
収納する。あらかじめ製作された一体構成の巻線を使用
するにもかかわらず、この方法は煩雑である。スロット
中に巻線索を押し込む際に、相変らず手作業が必要にな
るからである。

本発明の基本的課題は、さ程の手間・費用を要せずに、
インダクタのスロット中に巻線索を自動的に収納するこ
とができる、りニアモータ（７） のためのあらかじめ製作された巻線の布設方法及び装置
を提供するととである。

前記課題は、冒頭で記述した形式の方法において、本発
明によれば次のようにして解決される。即ち巻線を有す
るスプールを、支持体上で移動可能な車両上に設け、ス
プールから巻線を引き出し、ローラによシ構成される偏
向系によシ、巻線を、ブラケットを介して車両に連結さ
れる支持部に導き、巻線を、支持部から、ブラケットを
介して車両に連結される弾性的に支承された工具まで導
縫、巻線を、工具により、自動的にインダクタのスロッ
ト中に押し込むのである。

本発明の方法を実施する装置によれば、工具に、巻線の
ための案内部を設けた。

上記方法により、あらかじめ製作された巻線は、偏向系
のローラを通して適当に案内した後、弾性的に支承され
た工具を用いて、既に支持体に固定されているインダク
タのスロット中に、自動的に押し込まれる。既に巻線を
あらかじめ（８） 製作する段階で、個々の巻線索に、スロットのだめの領
域において、取付部材を取シ付ければ、工具によりスロ
ット中で自動的に巻線を固定することができる。

巻線を有するスプールを運ぶ車両は、すべての巻線がス
プールから引き出され、インダクタのスロット中に収納
されるまで、支持体上で布設方向に移動される。布設路
が、スプールに巻取可能な巻線の長さよシ長いときは、
空のスプールは、満杯のスプールと取シ換えられ、巻線
の布設が続行される。

巻線を有するスプール及び偏向系のローラの双方を駆動
することができる。駆動系は、車両の速度に依存して制
御可能にすることが望ましい。

巻線に不必要に捻り荷重が加わらないようにするために
、支持体の持ち出された蓋板から飛び出すローラと蓋板
の下側に案内される偏向系のローラとの間で、巻線を弛
ませることが望ましい。

（９） 本発明の方法及び装置を、以下では実施例について、図
面によシ詳細に説明する。

第１図は、リニアモータのステータの部分略図である。

第２図は、支持体に取シ付けられた巻線のないインダク
タの側面部分略図である。

第３図は、本発明の方法を実施する装置の側面略図であ
る。第４図は、第３図の装置の正面略図である。第５図
は、第３図の装置の平面略図である。第６図は、巻線の
押し込みのために使用される工具の拡大略図である。

本発明の方法及び装置によシ布設される、あらかじめ製
作されたりニアモータの巻線１（第３図〜第５図）は、
例えば第１図において相異なる目印を付して区別しであ
る３本の電気ケーブル２〜４により構成されている。こ
れらのケーブル２〜４は、前もって製作する過程で、統
合された巻線１になるように互いに接続される。

ケーブル２〜４は、図示した形態で、リニアモータのイ
ンダクタ６のスロット５中に位置している。スロット５
は、巻線１がスロットから落θＯ） 下しないように、封止部材７によシ封止されている。

封止部材７は、既に巻線製作の間にケーブル２〜４に取
り付けることができる。封止部材７は、弾性係止によっ
て封止部材７がスロット５中に固定されるように、構成
されている。

インダクタ６は、相前後して配置された多数の成層鉄心
８によシ構成されている。成層鉄心８には、スロット５
及びスロット５間に存在する歯が構成されている。スロ
ット５中には巻線１が収納され、スロット５内で巻線１
が固定される。成層鉄心８により構成されるインダクタ
６は、蓋板９を有するほぼＴ形状の支持体１０に取り付
けられている。支持体１０は例えばコンクリートから構
成されておシ、第４図に図示したような形状に成形され
ている。インダクタ６は、スロット５が下方向に開口す
るように、蓋板９の底面に懸吊している。蓋板９の上側
面には、リニアモータで駆動される車両の走行路がある
。

（１１） 本発明の方法を実施する装置は、第３図〜第５図により
、おおむね明らかである。本発明の方法を実施する装置
の枢要部は車両１１から成層、車両１１は支持体１０の
蓋板９の上側面上を移動可能である。この支持体１０の
蓋板９の上側面上には、将来は、これから製作するＩＪ
　ニアモータにより駆動される例えば磁気浮上車両が走
行するととになる。車両１１は、例えばその両端で、案
内部材１２．Ｌ５によシ蓋板９の両側縁部に沿って案内
され、その結果車両１１は、狭い誤差内で、支持体１０
０走行経路に追従する。上記側縁部は極めて正確な寸法
になっている。この側縁部は、将来は、電気的に駆動さ
れる磁気浮上車両の案内にも必要となるからである。

車両１１は車輪上で走行し、固有の駆動部を有する。車
両Ｉ　ｊｉ上には少なくとも１つのスプール１４が取シ
付けられており、ニリアモータの巻線１がスプール１４
上に巻回されている。布設のために、巻線１は、偏向系
を介して支持体（１２） １０の蓋板９の下側に案内される。この編向系は種々の
ローラから構成されている。これらのローラのうち、第
６図には、ローラ１５〜１８が図示されている。布設方
向で最後に位置するロー２１Ｂにより、巻線１は支持部
１９を介して工具２０に導かれる。巻線１は、工具２０
により、自動的にインダクタ６のスロット５中に押し込
まれる。既述のように、取付部材も併せて巻線１に取り
付けてあれば、巻線１を自動的にスロット５中に固定す
ることができる。そうでない場合には、押し込み後、付
加的な封止装置を使用するか又は手作業で、取付部材を
取シ付けなければならない。

支持部１９及び工具２０は少なくとも１つのブラケット
２１に取シ付けられている。ブラケット２１は車両１１
に取シ付けられている。ブラケット２１はその高さが調
節可能でアシ、従って畳むことにより、ブラケット２１
を、使用可能なる空きスペースに適合させることができ
る。ブラケット２１のこのような可動性は、と（１３） シわけ転てつ器や駅で必要となる。

本発明の有利な実施例によれば、インダクタ６のスロッ
ト５中への巻線１の収納を観察し必要に応じてスロット
５のための封止部材７をスロット５中に入れる作業をす
る要員が自分を支えることができるような組立台として
、ブラケット２１を構成することも可能である。これら
の要員は、例えばはしごを介して、車両１１から組立台
上に到達することができる。

スプール１４のみならず偏向系のロー２１５〜１８も駆
動可能に構成することができる。この場合これらの部分
の回転数を、車両１１の速度に依存させて制御すれば有
利である。更に、巻線）の張力の制御装置を設けること
もで舞る。

これによシ、巻線１が過大な張力で引張られることがな
いように保障できる。巻線１が過大な張力で引張られる
と、巻線索がその所定の平行位置から逸脱してしまうの
である。こうなるとインダクタ６のスロット５中に巻線
１を自動的に押し込むことはもはや不可能となる。

（１４） スプール１４から最後のロー２１８までの経路で、巻線
１は２回だけ捻られる。巻線がその際捻れによシ変形し
たままにならぬように、少なくとも３つのローラ１５〜
１７をローラ１８まで設け、これらのローラは、巻線１
がゆっくり捻れるようにする。ローラ１６とローラ１８
との間では、更に、巻線１をできる限り弛ませるように
し、この個所でも有害な巻線の捻れが生じないようにす
る。

工具２０自体は、インダクタ６の方向に対し横方向及び
インダクタ６の方向に弾性的に、ブラケット２１に設け
られている。これにより巻線１を供給する際の不正確さ
を補償できるようになっている。工具２０は案内アーム
２２を介して蓋板９の側方案内縁２３で支持されておシ
、ホルダ２４を介してブラケット２１に取り付けられて
いる。工具２０は更に、ばね２５，２６により矢印２７
．２８の方向に移動可能である。

工具２０は２つの側方ローラ２９，３０を有し、ローラ
２９．３０はベルトとして構成することもで（１５） 舞る。更に工具には、正確には図示されていない歯車が
設けられておシ、これらの歯車は巻線１０巻巻線間にあ
ゐ間隙に平行領域で係合する。

これらの歯車により、巻線１は、インダクタ６に対する
所要位置に正確に到達する。その結果スロット５中への
収納のための領域であるところのあらかじめ製作された
巻線１の中間平行領域が、工具２０によりスロット５中
に押し込まれる前に、現実にスロット５の下側に正確に
位置するようになる。そしてスロット５中への巻線１の
押し込みは、ローラ２９，３０１／Ｃより行われる。ロ
ーラ２９，３０は、巻線１０両側で、巻線ヘッドの領域
において、巻線ヘッドを押圧する。

矢印３１の方向に車両１１を駆動することによシ、巻線
１はスプール１４から取シ出され、順次インダクタ６の
スロット５中に押し込オれる。スプール１４が空であれ
ば、既述のように新しいスプールを車両１１上に持ち上
げる。この新しいスプールの巻線は、車両の移動を続行
する前Ｋ、以前に取）出された巻線に接続する０６） ことができる。このようにしてリニアモータのためのあ
らかじめ製作された巻線を、任意の長さの区間にわたっ
て、連続的に布設することが可能となる。個々の巻線区
間の貫通接続は、後から行うこともできる。

【図面の簡単な説明】

第１図はリニアモータのステータの部分略図、第２図は
支持体に取シ付けられた巻線のないインダクタの部分側
面略図、第３図は本発明の方法を実施する装置の側面略
図、第４図は第３図の装置の正面略図、第５図は第３図
の装置の平面略図、第６図は巻線の押し込みに使用する
工具の拡大略図である。 １・・・巻線 ２〜４・・・電気ケーブル ５山スロツト ６・・・インダクタ ７・・・封止部材 ８・・・成層鉄心 ９・・・蓋板 （１７） １０・・・支持体 １１　・・・車両 １２．１３・・・案内部材 １４・・・スプール １５〜１Ｂ・・・ローラ １９・・・支持部 ２０・・・工具 ２１　・・・ブラケット ２２・・・案内アーム ２４・・・ホルダ ２９．５０　・・・側方ローラ 代理人江崎光好 代理人江崎光史 ０８） ・アクチェンゲゼルシャフト ドイツ連邦共和国エラセン・ア ム・ティラセンハウス１ ３１５−

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）長く延在するほぼＴ形状の支持体の蓋板の底面に
   、下方向にスロットが開口するよう取シ付けられている
   リニアモータの長く延在するインダクタの該スロット中
   に、あらかじめ製作された３相交流巻線を収納する方法
   であって、製作された可撓性巻線をスプールに巻回し、
   前記支持体の場所まで搬送し、インダクタの下側に設け
   られインダクタに対し平行に移動可能な支持部によシ、
   巻線を順次インダクタのスロット中に押し込み、スロッ
   ト中に固定する方法において、 巻＋ｆｌ！！（１）を有するスプール０４）を、支持体
   （１の上で移動可能な車輌θ１）上に設け、スプール（
   １４）から巻線（１）を引き出し、ローラ（１５〜１８
   ）Ｋよシ構成される偏向系により、巻線（１）をブラケ
   ツ）　（２１）を介して車両θ１）（１） に連結される支持部０りに導き、 巻線（１）を、支持部０９）から、ブラケット（２１）
   を介して車両（１１）に連結される弾性的に支承された
   工具（２のまで導き、巻線（１）を、工具（２のにより
   、自動的にインダクタ（６）のスロット（５）中に押し
   込むことを特徴とする方法。 （２）偏向系のロー−）（１５〜１８）を駆動する特許
   請求範囲第（１）項に記載の方法。 （３）支持体（１０）の側縁部（２３）Ｋ当接させると
   とＫより、工具（２０）を調整する特許請求範囲第（１
   ）項又は第（２）項のうちいずれか１項に記載の方法。 （４）巻線（１）を担持するスプール（１４）を駆動す
   る特許請求の範囲第（１）項〜第（３）項のうちいずれ
   か１項に記載の方法。 （５）巻線（１）を引き出す引張力を制御する特許請求
   範囲第（１）項〜第（４）項のうちいずれか１項に記載
   の方法。 （６）　長く延在する＃１ぼＴ形状の支持体の蓋板の（
   ２） 底面に、下方向に、スロットが開口するよう取り付けら
   れているリニアモータの長く延在スるインダクタの該ス
   ロット中に、あらかじめ製作された３相交流巻線を収納
   する装置であって、製作された可撓性巻線をスプールに
   巻回し、前記支持体の場所まで搬送し、インダクタの下
   側に設けられインダクタに対し平行に移動可能な支持部
   により、巻線を順次インダクタのスロット中に押し込み
   、スロット中に固定する装置において、 工具（２のに、巻線（１）のための案内部を設けたこと
   を特徴とする装置。 （力　巻線（１）を案内するために、巻線索（２〜４）
   間の間隙に巻線索の平行領域で係合する歯車を、工具（
   ２のに設けた特許請求範囲第（６）項に記載の装置。 （８）巻線索（２〜４）の巻線ヘッドに当接させるだめ
   の２つのローラ（２９，３０）を工具（２０）に設けた
   特許請求範囲第（６）項又は第（７）項に記載の装置。 （６） （９）工具（２のを、水平方向及び垂直方向で弾性的に
   支承した特許請求範囲第（６）項〜第（８）項のうちい
   ずれか１項に記載の装置。 （１０）偏向系のローラ（１５〜１８）を、少なくとも
   一部分、車両（１１）の旋回可能なブラケットに取シ付
   けた特許請求範囲第（６）項〜第（９）項のうちいずれ
   か１項に記載の装置。 （１１）巻線（１）のだめの支持部（１９）をシュート
   として構成した特許請求範囲第（６）項〜第（１０）項
   のうちいずれか１項に記載の装置。