JPS60161217A - 自動車用ウインドガラスの取付け方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は自動車用ウィンドガラスの取付は方法に関する
。

（従来技術） 従来、自動車用ウィンドガラスを取付ける方法として、
第１０図に示すようなスペースブロック５６を第１１図
に図示のように窓枠のロア周縁フランジ部５１Ａの谷状
部分の左右２個所に配置後、接着剤５３とダム部材５５
とが予め付設されたウィンドガラス５２を装着してその
下面と下端面とをスペースブロック５６に接当させるこ
とによりウィンドガラス５２を位置決めし接着していた
。

しかし、上記方法においては柔らかい接着剤５３の形状
が仮想線で示すように整っていない場合やウィンドガラ
ス５２装着時にウィン１ガラス５２が下方へずれたりし
た場合には、接着剤５３がスペースブロック５６に付着
してスペースブロック５６とウィンドガラス５２間に挟
み込まれてしく２） まうことになる。この場合、ウィンドガラス５２を正確
に位置決め出来なくなるという欠点と、接着剤５３の有
効接着量の不足により充填不良の隙間５４が生じて接着
が不完全となり雨水などを完全にシール出来なくなると
いう欠点がある。

第１２図は実開昭５８　８６７１６号公報に記載されて
いるウィンドガラス取付は構造で、この種スペースブロ
ック５７を用いる場合にも、上記同様の欠点がある。

（発明の目的） 本発明は上記諸欠点に鑑みてなされたもので、ウィンド
ガラスを精度よく位置決め出来かつウィンドガラスと周
縁フランジ部間を確実にシールし接着できるような自動
車用ウィンドガラスの取付は方法を提供することを目的
とする。

（発明の構成） 本発明の自動車用ウィンドガラスの取付は方法は、車体
の窓枠の開口を形成する周縁フランジ部に接着剤付きの
ウィンドガラスを載置して接着するウィンドガラスの取
付は方法において、ロア周（３） 縁フランジ部の底壁と端壁とからなる谷状部分の複数個
所に、本体の側部に係止段部を突設してなる位置決めブ
ロックをその係ｌに段部がウィンドガラス側へ突出しな
いように配置し、上記ウィンドガラスを周縁フランジ部
の底壁−にに載置してウィンドガラスの下面力月二記係
止段部よりも底壁に対して高く位置する状態に仮接着し
、上記位置決めブロックを回動させてその係止段部をウ
ィンドガラスの下面下へ突出させ、上記ウィンドガラス
の下面を」二記係止段部に接当させると共にウィンドガ
ラスの下端面を位置決めブロックの本体に接当させるこ
とによりウィンドガラスを位置決めして接着するもので
ある。

（発明の効果） 本発明は以」−のように、位置決めブロックをその係止
段部がウィンドガラス側へ突出しないように退けた状態
でウィンドガラスを嵌め、これを仮付は後位置決めブロ
ックを回動させることにより係止段部をウィンドガラス
の下面下へ突入させるので、接着剤の形状が整っていな
くてもまたライ（４） ンドガラスを載置する際にその位置が多少ずれても係ｌ
に段部に接着剤が付着することがなく、位置決めブロッ
クとガラスの下端面との間にも接着剤が挟み込まれるこ
とがない。

従って、ラインドガラスを位置決めブロックを介して精
度よく位置決め出来るうえ、接着剤の実質接着量の減少
がなく、接着剤でウィンドガラスと周縁フランジ部間を
確実に充填・シールし且つ接着することができ、シール
性能を高めることが出来る。

（実施例） 以下、本発明の実施例について図面に基いて説明する。

自動車のフロントガラスの取付は構造は、第１図・第２
図・第４図に示すような構造である。

自動車の窓枠の開口部を形成する周縁フランジ部１にフ
ロントガラス２が外側より装着され接着剤３で接着され
、全周に互ってモール４で覆われる。

上記周縁フランジ部１はフロントガラス２を接（５） 着する為のフロントガラス２と平行な底壁１ａと底壁１
ａの外周部から外側へ底壁１ａと略垂直に立トる端壁１
ｂとからなり、上記フロントガラス２が外側より装着さ
れその外周縁部２ａが上記底壁１ａ上に載置され接着固
定される。

上記フロントガラス２の外周縁部２ａと底壁１ａとの間
の隙間の外周側にはポリウレタンなどの接着剤が全周に
互って充填され、この接着剤３で完全にシールされると
共に強力に接着され、また接着剤３の内側には接着剤３
をせき止める為の合成樹脂発泡体などのダム部材５が付
設される。

更に、フロントガラス２を取付けてから、フロントガラ
ス２の外周縁部２ａ及びフロントガラス２と端壁１ｂ間
の隙間を覆う為のモール４が装着される。

ここで、本発明のウィンドガラスの取付は方法に用いる
位置決めブロック６は、第５図〜第７図に示すように合
成樹脂製や金属製の円柱状本体７の中段付近でその一側
に係止段部８を突設すると共に本体７の下端近傍部分を
部分円錐状に細かく（６） 形成してなるものである。

−Ｆ記本体７の直径はフロントガラス２の下端面１０と
端壁１ｂとの間に空けるべき所定の間隔に等しく、本体
７の下端面から係止段部８の受面８ａまでの高さはフロ
ントガラス２の下面１１と底壁１ａとの間に空べき所定
の間隔に等しくしである。また、本体７の上端にはドラ
イバーやレンチなどの工具を嵌めて本体７を回動させる
為の嵌合孔９が凹設されている。

次に、」二記位置決めブロック６を用いてフロントガラ
ス２を窓枠の周縁フランジ部１に取付ける方法の実施例
について第３図に基いて説明する。

先ず、第３図（ａ）に示すように位置決めブロック配置
工程において、ロア周縁フランジ部ＩＡの底壁１ａと端
壁１ｂとからなる谷状部分の左右２個所に位置決めブロ
ック６を配置し、その本体７の軸心をフロントガラス２
の板厚方向に向け、本体７の側部を端壁１ｂに接当させ
る共に本体７の下端面を底壁１ａに接当させ、また係止
段部８（７） を左右方向に向けてフロントガラス２側へ突出しないよ
うに保持する。このとき、位置決めブロック６を端壁１
ｂに軽（接着しておいてもよい。

次に、第３図（ａ）　・　（ｂ）に示すようにフロント
ガラス仮付は工程においては、予め接着剤３とダム部材
５とが下面１１側に付設されているフロントガラス２を
吸着盤付きガラス保持具などで支えつつその板厚方向へ
移動させて若しくはそれよりも一層斜め」二方より移動
させて底壁１ａ上に載置して接着剤３で仮付けする。

このとき、フロントガラス２の下端面１０を位置決めブ
ロック６の本体７の側部に接当させ、若しくは接近させ
ると共に、フロントガラス２の下面１１を係止段部８の
受面８ａよりも底壁１ａに対して高く位置さモておく必
要がある。

次に、第３図（ｂ）に示すように位置決めブロック回動
工程において、工具１２を本体７の嵌合穴９に嵌めて本
体７をその軸心回りに約９０°回動させ係止段部８をフ
ロントガラス２の下面１１下へ突入させる。

（８） 次に、第３図（Ｃ）に示すようにウィンドガラス位置決
め接着工程において、フロントガラス２の下面１１を係
止段部８の受面８ａに接当させてフロントガラス２を底
壁１ａから所定高さに位置決めすると共に、フロントガ
ラス２の下端面１０を位置決めブロック６の本体７の側
面に接当させてフロントガラス２を端壁１ｂから所定位
置に位置決めする。

これと同時に、フロントガラス２の上側及び左右両側の
外周縁部２ａについては、ダム部材５の適当複数個所で
ダム部材５を兼ねるスペースブロック（図示略）が付設
されていて、このスペースブロックを介してフロントガ
ラス２と底壁１ａとの間の間隔か定められる。

このように、フロントガラス２は位置決めブロック６の
係止段部８及び上記スペースブロックとを介して周縁フ
ランジ部ｌの底壁１ａに対して所定高さに正確に位置決
めされると共に、位置決めブロック６の本体７を介して
端壁１ｂから所定間隔の位置に位置決めされ、フロント
ガラス２と底（９） 壁１ａとの間は全周に互って途切れることなく接着剤で
充填される。

以上のような工程を踏んでフロントガラス２を取付Ｌ−
するので、フロントガラス２に予め付設された接着剤３
の形状が整っていなくとも、若しくはフロントガラス２
を載置する際にフロントガラス２が板厚直交方向にずれ
動いても、最終的にフロントガラス２と位置決めブロッ
ク６との間に接着剤３が挟み込まれることはなく、フロ
ントガラス２を精度よく位置決めし、接着剤３で完全に
充填・シールして接着することが出来る。　。

尚、上記位置決めブロック６は上記のものに限らず、第
８図又は第９図に示すような各種のものを用いてもよい
。第８図に示した位置決めブロック６Ａの本体７Ａの先
端部はロア周縁フランジ部ＩＡの谷状部分の湾曲に沿う
ように球面状にしである。第９図に示した位置決めブロ
ック６Ｂも回動可能で、その回動時にフロントガラス２
が板厚直交方向へ僅かに往復動するだけで問題はなく、
却って配置したときの安定性に優れるものである。

（１０） 更に、本発明はフロントガラスに限らずハソクウ・イン
１ガラスにも同様に適用することが出来るものである。

【図面の簡単な説明】

図面のうち第１図〜第９図は本発明の実施例に関するも
ので、第１図は自動車のフロントガラスの部分の斜視図
、第２図は第１図ｎ−ｎ線断面図、第３図（ａ）　・（
ｂ）　・（ｃ）は各々第１図ｎ−ｎ線断面ζにおけるフ
ロントガラス取付けの各段階を示す説明図、第４図は第
１図ｎ−ｎ線断面図、第５図・第６図・第７図は各々位
置決めブロックの斜視図・正面図・側面図、第８図・第
９図は各々位置決めブロックの変形例の斜視図である。 図面のうち第１０図〜第１２図は従来技術に関するもの
で、第１Ｏ図はスペースブロックの斜視図、第１１図（
ａ）　・　（ｂ）は各々第１０図に示すスペースを用い
てフロントガラスを取イく１ける場合の第３図（ａ）　
・　（ｒ、）相当図、第１２図ｔＪ別のスペースブｌ”
ｌ　ツクを用いたウィンドガラス取付構造の第４図相当
図である。 １・・周縁フランジ部、ＩＡ・・ロア周縁フランジ部、
　１ａ・・底壁、　１ｂ・・端壁、２・・フロントガラ
ス、　３・・接着剤、６・６Ａ・６Ｂ・６Ｃ・・位置決
めブロック、７・７Ａ・・本体、　８・・係止段部、　
１０・・下端面、　１１・・下面。 特許出願人　東洋工業株式会社 ５ 句 ａｏ　〜 特開口ＲＧＯ−１６１２１７（５）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）　車体の窓枠の開口を形成する周縁フランジ部に
   接着剤付きのウィンドガラスを載置して接着するウィン
   ドガラスの取付は方法において、ロア周縁フランジ部の
   底壁と端壁とからなる谷状部分の複数個所に、本体の側
   部に係止段部を突設してなる位置決めブロックをその係
   止段部がウィンドガラス側へ突出しないように配置し、
   上記ウィン１′ガラスを周縁フランジ部の底壁上に載置
   してウィンドガラスの下面が上記係止段部よりも底壁に
   対して高く位置する状態に仮接着し、上記位置決めブロ
   ックを回動させてその係止段部をウィンドガラスの下面
   下へ突出させ、上記ウィンドガラスの下面を上記係止段
   部に接当させると共にウィンドガラスの下端面を位置決
   めブロックの本体に接当させることによりウィンドカラ
   スを位置決めして接着することを特徴とず（１） る自動車用ウィンドガラスの取付は方法