JPS6015844Y2 - 天井板の取付具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、並列するバー材に天井板を取付ける取付具
に関するものである。

従来、バー材に天井板を取付ける場合、上記天井板から
バー材に向けて釘を打ち込むので、天井板に釘の頭部が
露出し、見苦しくなる問題があった。

この考案は、釘を使用しないでバー材に天井板を取付け
るようにして、上述の問題を解消することを目的として
いる。

この考案は、天井板の上面に接着剤を介し基板を固着し
たのち、この基板の一方対向辺縁部の両側に設けである
起立掛合片をバー材の座板両側縁に掛合させるようにし
た取付具を提供する。

以下、この考案の実施例を添附図面に基づいて説明する
。

図において、１は金属製の基板であって、この基板１の
一方対向辺縁部の片側には、上方に起立する共に、下縁
と基板１の上面とでバー材の下縁から両側に突出する座
板の片側縁部を挾む掛合片２が設けられている。

上記の掛合片２は、基板１の他方対向辺縁部の片側縁部
に両端が臨むコ字状の切り込み３を入れて、こ切り込み
３の内側を垂直位置迄起こすと共に、内側垂直縁の下端
から基板１の上面に並行するよう内方に向く切欠き部４
を設けて、この切欠き部４に座板の片側縁が嵌入するよ
うになっている。

また、基板１の一方対向辺縁部の残る片側には、上方に
起立していると共に、９００の捩りにより下縁と基板１
の上面とで座板の残る片側縁部を挾む掛合片５が設けら
れている。

上記の掛合片５は、基板１の辺縁の両端部から他方対向
辺縁に並行する二条の切込み６，６を入れて、この切り
込み６，６間を垂直位置迄起すと共に、片側垂直縁の下
端から基板１の上面に並行するよう内方に向く切欠き部
７を設けて、上記の切欠き部７が掛合片２の方向に向く
よう９０°の捩りにより切欠き部７に座板の残る片側縁
が嵌入するようになっている。

Ａはバー材である。

上記のバー材Ａは、座板８と、この座板８の両側縁間中
央から起立する垂直版９と、この垂直板９の上縁から両
側に突出する突出板１０とで構成されている。

なお、上記のバー材Ａは、天井にインサートされたボル
トに吊具を介しく図面省略）チャンネルＢを支持したの
ち、このチャンネルＢにバー材Ａを交差させながら、上
記チャンネルＢの下面に突出板１０の上面を接触させ、
その後にクリップＣを介しチャンネルＢにバー材Ａを支
持させである。

次に、この考案に係る取付具りの使用方法を説明すると
、まず、天井板Ｅの上面に接着剤を介し基板１を固着す
る。

このとき、バー材Ａの両側に掛合片２，５を位置させて
おく。

しかして、切欠き部４にバー材Ａの座板８の片側縁を嵌
入して、基板１と掛合片２の下縁とで上記座板８を挾む
。

その後にバー材Ａの垂直板９の方向に向は掛合片５を９
０°捩って切欠き部７に座板８の残る片側縁を嵌入させ
て、基板１と掛合片５の下縁とで上記座板８を挾むこと
により、取付具りを介しバー材Ａに天井板Ｅを取付ける
ことができる。

このため、釘の打ち込みが不要になり、不燃木の天井板
に釘の頭部が露出した不都合をなくすことができる。

また、片方掛合片の切欠き部に座板の片側縁を嵌め込み
、然るのち残る片方の掛合片を捩って、上記捩った掛合
片の切欠き部に座板の他側縁を嵌入させるので、簡単な
操作で天井板を取付けることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案に係る取付具の斜視図、第２図は同上
の使用状態を示す斜視図、第３図は同縦断正面図である
。 １・・・・・・基板、２・・・・・・掛合片、３・・・
・・・切り込み、４・・・・・・切欠き部、５・・・・
・・掛合片、６・・・・・・切り込み、７・・・・・・
切欠き部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 金属製基板の一方対向辺縁の片側に両端が上記基板の他
   方対向辺縁部片側に向くコ字状の切り込みを入れて、こ
   の切り込みの内側を上方に起すと共に、この起した内側
   垂直縁の下端から内方に向はバー材の座板片側縁が嵌入
   する切欠き部を設けて掛合片を形成し、また基板の一方
   対向辺縁部の残る片側に辺縁の両端から上記基板の他方
   対向辺縁に並行する２条の切り込みを入れて、この切り
   込み間を上方に起すと共に、この起した片側垂直縁の下
   端から内方に向はバー材の座板の残る片側縁が嵌入する
   切欠き部を設けて掛合片を形成した天井板の取付具。