JPS60158253A - 反応型熱融着性樹脂組成物及び積層物 - Google Patents
反応型熱融着性樹脂組成物及び積層物Info
- Publication number
- JPS60158253A JPS60158253A JP59013333A JP1333384A JPS60158253A JP S60158253 A JPS60158253 A JP S60158253A JP 59013333 A JP59013333 A JP 59013333A JP 1333384 A JP1333384 A JP 1333384A JP S60158253 A JPS60158253 A JP S60158253A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- heat
- urethane resin
- urethane
- temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明はフレキシブル系材に適する反応型の熱融着性樹
脂組成物及びその熱融着性樹脂組成物を用いた積ノー物
に関するものである。 樹脂の熱融着性を利用した接着加工はよく知られており
、常温において粘着性がなく扱いやすい上に、接着加工
の速度をはやくできること、公害が少ない等多くの利点
ヲ自′シている1、その反面使用する温度で塗布された
樹脂が溶融しなければならないという加工上の制約から
、分子を事実上脚状に設計する必要があり、耐熱性、耐
溶剤性が悪い、接着強度に劣るといった欠点があった。 従ってこれらの樹脂を用いた熱融着加工は、耐熱性、耐
溶剤性を必要とする衣料用やさらに分力な接着強度を必
安どするフレキシブル素材用には不適筋であつrム 本発明者らはかくのごとき欠点のない熱融着性樹脂結成
物及びそれを利用した積層物について研究した結果、本
発明に到ったものである。 すなわち本発明は流動開始温度が60℃〜120℃で、
かつ(流動開始温度+25)℃での溶融粘度が105ボ
イズ〜106ボイズであるウレタン樹脂溶液(Alと、
該ウレタン樹脂溶液と安定に混合し得るアミノプラスト
樹脂溶液(Blとからなり、該ウレタン樹脂(Atと該
アミノプラスト樹脂(B)との固型分の重置比が97対
6〜70対50であるような反応型熱融着性樹脂組成物
靜液であり、更にこの熱融着性樹力旨組酸物浴赦を熱融
着しようとする基体の一方又は両方に塗布し、130℃
以下で乾燥し、ウレタン樹脂の流動開始湯度以上で他方
の基体と熱融着し、さらに130℃以上でキュアを施こ
してなる積層物を提供するものである。 本発明にかかる組成物は極めて優れた熱融着性を有して
いる。しかも反応型であるためキュアを施こすことによ
り従来の熱融着性組成物の欠点とされていた接着強度、
耐熱性、耐溶剤性が極めて優れ℃いる。さらにウレタン
樹脂独特の柔軟で弾性のある伸縮性を有しているため、
衣料用や産業資材用のフレキシブルな素材あるいはその
接着に適している。 本発明にいうウレタンm脂はポリオールとボIJイソシ
アネートとの反応により得られる。ポリオールとしては
例えばエチレングリコール、1.2−プロパンジオール
、1゜6−ブタンジオール、1.4−ブタンジオール、
1.5−ベンタンジオール、1.6−ヘキサンジオール
、ネオペンチルグリコール、ジエチレングリコール、ジ
プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリ
プロピレンクリコール寺の脂肪族系ジオールの少なくと
も1つとコハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セパチ
ン酸、イソフタル酸、テレフタル酸等のジカルボン酸の
単独又は混合物を反応させて得られるポリエステルジオ
ールあるいはエチレンオキサイド、プロピレンオキサイ
ド、テトラヒドロフラン、r−ブチロラクトン、ε−カ
ブロラクトノ等を開環重合したポリオキシアルキレンジ
オール又はポリエステルアルキレンジオール等が挙げら
れる。ポリインシアネートとしてはトリレンジイソシア
ネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメ
チレンジイソシアネート、中シリレンジイソシアネート
、リジンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタ/ジ
インシアネート、インホロンジイソシアネートトリレン
ジイソシアネート3瀘体、ヘキサメチレンジイソシアネ
ート3鼠体などジあるいはトリイソシアネート等が挙げ
られる。更に、場合によってはエチレングリコール、1
、2−7”ロバンジオール、1.t−7’タンジオー
ル、1 、4−フlンジオール、1.5−ベンタンジオ
ール、1.6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコ
ール、ジエチレンクリコール、ジプロピレングリコール
、エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ピペラ
ジン、ヒドラジン、インホロンジアミン、ジシクロヘギ
シルメタンジアミン、N−メチルジェタノールアミン、
モノエタノールアミン、グリセリン、トリメチロールプ
ロパン、ペンタエリスjJ)−ルなどの化合物の少なく
とも1つを反応させて得られる1合体をいう。もちろん
かかるウレタン樹脂は単独でも混合しても使用できる。 これらのウレタン樹脂の流動開始温度が50”C未満で
あると常温において樹脂の粘着性が激しく、接着強度に
も劣り実用に耐えない。又120℃をこえると熱lii
!llN加工を行なうために温度を非常に高くする必要
があり、経済性を損ねるばかりでなく、基体の変色、変
形、劣化をおこす危険もあり好筐しくない。 さらに通常熱融着は、流動開始温度より1o〜50”C
高い温度で加工され、実際の加工においては設定温度よ
り上下各10℃程度のふれがみこまれるが、本発明者ら
はこの範囲内で安定的に熱融着加工を行ない得るために
は(流動開始温度+25)℃での溶融粘度が10’ボイ
ズ〜10’ボイズであるようなウレタン樹脂が適してい
ることを見い出した。し流動開始温度+25)℃の溶融
粘度が10’ボイズ未満であるようなウレタン樹脂は熱
融着温度の適性範囲がせまく、実用に乏しいものであり
、また1(J”ボイズなこえるような熱溶融性の悪いウ
レタン樹脂は熱融着を行なうにあたり、高温高圧を要し
経済性を損ねる上に基体の変色、変形、劣化をおこす危
険もあり好ましくない。 本発明に言うアミノプラスト樹脂とは、該ウレタン樹脂
浴液と安定的に相溶するものであればいずれでもよいが
、主としてメラミン、尿素、ベンゾグアナミンの少なく
とも一つ(a)とホルマリン、グリオキザールの少なく
とも一つ(blとさらにメタノール、n−ブタノール、
1so−ブタノール等のアルコールMe)の少なくとも
一つと反応させて得られる縮合度1〜15、エーテル化
度40〜80%の重縮合体をいう。もちろんかかるアミ
ノプラスト樹脂は単独でも混合しても使用できる。 該ウレタン樹脂及び該アミノプラスト樹脂に用いられる
有機溶剤は、これらの重合体を溶解するものであればい
ずれでもよいが、例えばトルエン、キシレン等の芳香族
炭化水素類;メタノール、1so−プロピルアルコール
、n−ブタノール、1so−ブタノール等のアルコール
類;酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類;メチルエ
チルケトン、メチル−1so−ブチルケトン等のケトン
殖;テトロヒドロフラン、ジオキサン等の環状エーテル
カ」;メチルピロリドン、エチルセロソルブ、エチルセ
ロンルブアセテート、N−メチルピロリドン、ジメチル
ホルムアミド等が単独又は2ね以上組合せて用いられる
。 該ウレタン樹脂と該アミノプラスト樹脂の固型分のM敏
比は、97対3〜70対30である。アミノプラストの
重量比が′5%未満であれば耐熱性、耐溶剤性に劣り、
また60%をこえるとウレタン樹脂独特の柔軟性、弾性
、伸縮性を損ねしかも熱融着性も低下するため好ましく
ない。 尚、本発明ではウレタン樹脂とアミノプラスト樹脂の混
合時期を特に限定するものではなく、ウレタン樹脂の反
応直後から塗布直前の配合時まで任意の時期に混合する
ことができる。 さらに本組成物中にアミノプラスト樹脂の反応促進剤で
あるリン−、リン酸エステル、スルホン−化合物、カル
ボン酸化合物等な又充填剤、着色剤、針元安定剤、耐加
水分解安定剤、滑剤等添加剤を本発明の効果がそこなわ
れない程度に加えることはイロjらさしつかえない。 本発明に用いる基体は、樹脂組成物の特徴を生かし得る
フレキシブルな素材が逸している。ここに言うフレキシ
ブル葉材とは、例えば綿、麻、絹等の天然、*維、例え
ばナイロン、ポリエステル等の合成線維、例えはレーヨ
ン等の人造繊維の単独あるいは混紡系によってなる絨7
f5編物、フェルト、不織布等の繊維製品、ポリ塩化ビ
ニール、ポリ塩化ビニリデン、ポリウレタン、ポリエス
テル、ポリエチレン、ポリプロピレン等のフィルム、又
はフオーム、皮、アルミ、スズ等の箔、さらには紙(離
型紙な含む)をいう。 本発明の組成物をこれらの基体に塗布する方法は何ら限
定スルモのではなく、ナイフコート、ロールコート、ス
フレ−コート等基体の特徴に合わせた方法で行なうこと
ができる。通常塗布量は、5〜100.9/が(8o1
id)である。 基体の一方に離型艇等離型性の強いものをえらび、これ
に該樹脂組成物を塗布し、130℃以下で乾燥、該ウレ
タン樹脂の流動開始温度以上で繊維製品と熱融着後さら
に130℃以上でキュアな施こし、離型性の基体を剥離
することにより簡単に柔軟な風合を有し、耐熱性、耐浴
剤性に優れた皮革状シートを得ることができる。このシ
ートの皮膜は表面滑性にも優れ従来の表面処理層、表皮
層、接着層の性能を兼備え樹脂層/M維製品層と二ノー
構造で積層する数が少ないので軽く、柔軟性に富むので
紅済的であり、繊維製品との接着強度にも優れ、耐浴剤
性、耐熱性にも優れるので衣料用として特に有用である
。又、使用IIN脂の種類の簡素化、表皮層の浴解、膨
潤変形の解消、表面処理工程の省略が可能となる。更に
、この組成物の硬化は、160℃未満ではほとんど進行
せず、160℃以上において急激におこるため、可使時
間が長く、一旦キュアを行なうと、熟成工程を必要とせ
ず、キュア直後に1ltlf型紙から剥離することがで
き、全体として大巾な工程合理化が可能となる。 乾燥は配合液中に含まれる有機溶剤を蒸発させるために
行なうが、この時点でアミノプラスト樹脂が硬化しない
よう、130℃より低い温度で、より好ましくは100
℃以下で乾燥する必要がある。130℃を越えるとアミ
ノプラス)11脂が硬化し、耐熱性が向上するため熱融
着性が不良になり適当でない。熱融着の方法については
、何ら限定されるものではないが、長尺物の多いフレキ
シブル素材の熱融着加工には連続で加工できる熱カレン
ダーロールが多く用いられ、瀉匿60〜150℃、圧力
50〜250 D/lymの熱=fi条件で使用される
。いずれにしても塗布した組成物の膚をその組成物に用
いているウレタン樹脂の流動開始温度以上にすばやく昇
温するような工程上の操作が必要となる。 さらに熱融着した&贋物の接着強度、耐熱性、耐浴剤性
を付与すべく160℃以上、より好ましくは150℃以
上でキュアを施し、組成物を硬化させる。この時の温度
が130’C未満であればアミノプラス)411J脂は
充分に硬化せず、結果として積層物の接着強度は弱く、
耐熱性、耐溶剤性に劣るものとなる。さらに遊離のホル
マリンが多く積層物中に残存するため、悪臭を発するた
め適当でない。 尚、本発明中の流動開始温度・溶融粘度はJIS−に−
7210(197<S) の参考試験に準じ筒化式フロ
ーテスター(島津製作所製型式601型) ン用い、ダ
イス=1關ダ×1闘、荷z: I QKp、昇温速度:
3いiへチャートスピード: 1/ 16 rprn
の条件で測定した。 流動開始温度はプランジャーの降下が停止状態から降下
しはじめる点の温度とし#i#l!11粘度(η)は降
下曲線に接lfMをひき、その勾配(tanα)より流
出速度Q(ammシフをめ、さらには Be5tul−
Belcherの式によりめた。 但し、l: ドラムの長さ a:記録倍率 nニドラムの回転数 Apニブランジャー断面槓 但し、D’W :ノズル壁でのみかけの剪@速度=4Q
/πr” (1/5ee) τW:ノズル壁での有効剪断応力 =Par/21c Cdyne/ctn’)P :荷m
(dyne/cr112) r :ノズル半径(い) lc :有効ノズル長さく隠) 以下に実施例を示す。この中で部は特に断わらないかぎ
り「部」は重量部である。 接着性試験はJIS−に−<Si8に準拠し、180°
ハクリ試験を行ない、耐ドライクリーニング試験はスガ
試験機装LM−D2型ドライクリーニング試験機ケ用い
、パークレン/加工布の浴比12.6対し回転数45r
pm、1回30分で、風合はJIS−L−1005に準
拠し、20℃における45″カンチレバー法で測定した
。 残留フリーホルマリン重はJIS−L−1041のアセ
チルアセトン法により測定した。 合成例 1 (ウレタン樹脂の合成) (PU−1の合成ン 分子t 1 o o oのポリテトラメチレングリコー
ル(以下PTMGという。)485部とトリメチロール
プロパン(以下TMPという。)1.6部、酢酸エチル
700部をフラスコに仕込4均−に攪拌してトリレンジ
イソシアネート(以下TI)Iという)84部を加え、
さらにオクチル酸第−錫0.05部を添加して70℃に
加熱、8時間反応させた。不揮発分45転粘度6000
0センチボイズ(25℃)、流動開始温度55℃、溶融
粘度4.81X10’ボイズ(60℃)のウレタン樹脂
PU−1を得た。 (PU−2の合成) 分子[1950のポリ1,4−ブタンジオールアジペー
ト(以下PBAという)390部、1.4−ブタンジオ
ール以下(1,4BGという)27部、TMP 0.9
都、メチルエチルケトン614部を仕込み、次いでTD
I 84部を加えて、PU−1と1Ilr1株に反応さ
せ、不揮発分45%、粘度70000センチボイズ(2
5℃)、tAt、動開始温度65℃、溶融粘度8.82
X10’ (90℃)のウレタン樹脂PU−2を得た。 (PU−3の合成) 分子鎗2000のポリプロピレングリコール335部、
エチレシグリコール10.2部、ジメチルホルムアミド
(以下DMFという)466部、ジフェニルメタンジイ
ソシアネート(以下MDIという)117.5部を仕込
み、PU−1と同様反応させ不揮発分50%、粘度20
000センチボイズ、流動開始温度116℃、浴融粘度
、1.08X10’ボイズ(138℃)のウレタン樹脂
PU−!lを得た。 (PU−4の合成) さらに分子瀘1950のPBA4B7.5部、インホロ
ンジイソシアネート111部、トルエン150部を仕込
み80℃で6時141】反応させ、次いで40℃に冷却
DMF1185s、イソグロビルアルコーA−150部
を加えて均一にし、イソホロンジアミン38.3 fJ
’l加えて40℃で2時間反応させ不揮発分60%、粘
度201100センチボイズ、流動開始温度100℃、
溶融粘度3.05X10’ボイズ(125℃」のウレタ
ンがJj旨P[T−4を得た。 合成例 2 (ウレタン樹脂−比較例)比較として、P
U−1’、PU−2’、PU−3’を合成例1中のPU
−1と同様にして合成し、又PU−4’を合成例1中の
PU−4と同様にして合成した。各ウレタン樹脂の原料
及物性値を次に示す。 PU−1’ PPG(分子量2000)500部、TDI 42部溶
剤 酢酸エチル 662部、 不揮発分 45%、粘[55000センチボイズ(25
℃)#動開始温度 25℃、溶融粘度2.50X10”
(50℃)PU−2’ PTMG(分子量2000)5’[]00部1.4BG
56.3餓TMP O,45留1、TDI [,1部
、浴AIJ MEK/DM、F=1/1(ijt比)(
391ffV391部)不揮発分 45瓢粘度 700
00センチボイズ(25℃)流動開始温度 75℃、溶
融粘度1.10X10°ボイズ(100℃)PU−3′ PBA(分子せ1950)621.8舐 EG20引戦
M、D I 118.89+(浴剤°DMF 46i+
截不揮発分 50へ粘度 30000センチボイズ(2
5℃)流動開始温度168℃、溶融粘度1.05X10
’ボイズ(166℃)PU−4’ PBA(分子量1950)487.5部、ジシクロヘキ
シルメタンジイソシアネート 131部、 インホロンジアミン 68,6部 g剤 DMF/イソグロビルアルコール/トルエン=8
/1/I CM歓比) 不揮発分 30%、 粘度25000センチボイズ流動
開始温度110℃、溶融粘度8.58X10’ボイズ
脂組成物及びその熱融着性樹脂組成物を用いた積ノー物
に関するものである。 樹脂の熱融着性を利用した接着加工はよく知られており
、常温において粘着性がなく扱いやすい上に、接着加工
の速度をはやくできること、公害が少ない等多くの利点
ヲ自′シている1、その反面使用する温度で塗布された
樹脂が溶融しなければならないという加工上の制約から
、分子を事実上脚状に設計する必要があり、耐熱性、耐
溶剤性が悪い、接着強度に劣るといった欠点があった。 従ってこれらの樹脂を用いた熱融着加工は、耐熱性、耐
溶剤性を必要とする衣料用やさらに分力な接着強度を必
安どするフレキシブル素材用には不適筋であつrム 本発明者らはかくのごとき欠点のない熱融着性樹脂結成
物及びそれを利用した積層物について研究した結果、本
発明に到ったものである。 すなわち本発明は流動開始温度が60℃〜120℃で、
かつ(流動開始温度+25)℃での溶融粘度が105ボ
イズ〜106ボイズであるウレタン樹脂溶液(Alと、
該ウレタン樹脂溶液と安定に混合し得るアミノプラスト
樹脂溶液(Blとからなり、該ウレタン樹脂(Atと該
アミノプラスト樹脂(B)との固型分の重置比が97対
6〜70対50であるような反応型熱融着性樹脂組成物
靜液であり、更にこの熱融着性樹力旨組酸物浴赦を熱融
着しようとする基体の一方又は両方に塗布し、130℃
以下で乾燥し、ウレタン樹脂の流動開始湯度以上で他方
の基体と熱融着し、さらに130℃以上でキュアを施こ
してなる積層物を提供するものである。 本発明にかかる組成物は極めて優れた熱融着性を有して
いる。しかも反応型であるためキュアを施こすことによ
り従来の熱融着性組成物の欠点とされていた接着強度、
耐熱性、耐溶剤性が極めて優れ℃いる。さらにウレタン
樹脂独特の柔軟で弾性のある伸縮性を有しているため、
衣料用や産業資材用のフレキシブルな素材あるいはその
接着に適している。 本発明にいうウレタンm脂はポリオールとボIJイソシ
アネートとの反応により得られる。ポリオールとしては
例えばエチレングリコール、1.2−プロパンジオール
、1゜6−ブタンジオール、1.4−ブタンジオール、
1.5−ベンタンジオール、1.6−ヘキサンジオール
、ネオペンチルグリコール、ジエチレングリコール、ジ
プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリ
プロピレンクリコール寺の脂肪族系ジオールの少なくと
も1つとコハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セパチ
ン酸、イソフタル酸、テレフタル酸等のジカルボン酸の
単独又は混合物を反応させて得られるポリエステルジオ
ールあるいはエチレンオキサイド、プロピレンオキサイ
ド、テトラヒドロフラン、r−ブチロラクトン、ε−カ
ブロラクトノ等を開環重合したポリオキシアルキレンジ
オール又はポリエステルアルキレンジオール等が挙げら
れる。ポリインシアネートとしてはトリレンジイソシア
ネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメ
チレンジイソシアネート、中シリレンジイソシアネート
、リジンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタ/ジ
インシアネート、インホロンジイソシアネートトリレン
ジイソシアネート3瀘体、ヘキサメチレンジイソシアネ
ート3鼠体などジあるいはトリイソシアネート等が挙げ
られる。更に、場合によってはエチレングリコール、1
、2−7”ロバンジオール、1.t−7’タンジオー
ル、1 、4−フlンジオール、1.5−ベンタンジオ
ール、1.6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコ
ール、ジエチレンクリコール、ジプロピレングリコール
、エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ピペラ
ジン、ヒドラジン、インホロンジアミン、ジシクロヘギ
シルメタンジアミン、N−メチルジェタノールアミン、
モノエタノールアミン、グリセリン、トリメチロールプ
ロパン、ペンタエリスjJ)−ルなどの化合物の少なく
とも1つを反応させて得られる1合体をいう。もちろん
かかるウレタン樹脂は単独でも混合しても使用できる。 これらのウレタン樹脂の流動開始温度が50”C未満で
あると常温において樹脂の粘着性が激しく、接着強度に
も劣り実用に耐えない。又120℃をこえると熱lii
!llN加工を行なうために温度を非常に高くする必要
があり、経済性を損ねるばかりでなく、基体の変色、変
形、劣化をおこす危険もあり好筐しくない。 さらに通常熱融着は、流動開始温度より1o〜50”C
高い温度で加工され、実際の加工においては設定温度よ
り上下各10℃程度のふれがみこまれるが、本発明者ら
はこの範囲内で安定的に熱融着加工を行ない得るために
は(流動開始温度+25)℃での溶融粘度が10’ボイ
ズ〜10’ボイズであるようなウレタン樹脂が適してい
ることを見い出した。し流動開始温度+25)℃の溶融
粘度が10’ボイズ未満であるようなウレタン樹脂は熱
融着温度の適性範囲がせまく、実用に乏しいものであり
、また1(J”ボイズなこえるような熱溶融性の悪いウ
レタン樹脂は熱融着を行なうにあたり、高温高圧を要し
経済性を損ねる上に基体の変色、変形、劣化をおこす危
険もあり好ましくない。 本発明に言うアミノプラスト樹脂とは、該ウレタン樹脂
浴液と安定的に相溶するものであればいずれでもよいが
、主としてメラミン、尿素、ベンゾグアナミンの少なく
とも一つ(a)とホルマリン、グリオキザールの少なく
とも一つ(blとさらにメタノール、n−ブタノール、
1so−ブタノール等のアルコールMe)の少なくとも
一つと反応させて得られる縮合度1〜15、エーテル化
度40〜80%の重縮合体をいう。もちろんかかるアミ
ノプラスト樹脂は単独でも混合しても使用できる。 該ウレタン樹脂及び該アミノプラスト樹脂に用いられる
有機溶剤は、これらの重合体を溶解するものであればい
ずれでもよいが、例えばトルエン、キシレン等の芳香族
炭化水素類;メタノール、1so−プロピルアルコール
、n−ブタノール、1so−ブタノール等のアルコール
類;酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類;メチルエ
チルケトン、メチル−1so−ブチルケトン等のケトン
殖;テトロヒドロフラン、ジオキサン等の環状エーテル
カ」;メチルピロリドン、エチルセロソルブ、エチルセ
ロンルブアセテート、N−メチルピロリドン、ジメチル
ホルムアミド等が単独又は2ね以上組合せて用いられる
。 該ウレタン樹脂と該アミノプラスト樹脂の固型分のM敏
比は、97対3〜70対30である。アミノプラストの
重量比が′5%未満であれば耐熱性、耐溶剤性に劣り、
また60%をこえるとウレタン樹脂独特の柔軟性、弾性
、伸縮性を損ねしかも熱融着性も低下するため好ましく
ない。 尚、本発明ではウレタン樹脂とアミノプラスト樹脂の混
合時期を特に限定するものではなく、ウレタン樹脂の反
応直後から塗布直前の配合時まで任意の時期に混合する
ことができる。 さらに本組成物中にアミノプラスト樹脂の反応促進剤で
あるリン−、リン酸エステル、スルホン−化合物、カル
ボン酸化合物等な又充填剤、着色剤、針元安定剤、耐加
水分解安定剤、滑剤等添加剤を本発明の効果がそこなわ
れない程度に加えることはイロjらさしつかえない。 本発明に用いる基体は、樹脂組成物の特徴を生かし得る
フレキシブルな素材が逸している。ここに言うフレキシ
ブル葉材とは、例えば綿、麻、絹等の天然、*維、例え
ばナイロン、ポリエステル等の合成線維、例えはレーヨ
ン等の人造繊維の単独あるいは混紡系によってなる絨7
f5編物、フェルト、不織布等の繊維製品、ポリ塩化ビ
ニール、ポリ塩化ビニリデン、ポリウレタン、ポリエス
テル、ポリエチレン、ポリプロピレン等のフィルム、又
はフオーム、皮、アルミ、スズ等の箔、さらには紙(離
型紙な含む)をいう。 本発明の組成物をこれらの基体に塗布する方法は何ら限
定スルモのではなく、ナイフコート、ロールコート、ス
フレ−コート等基体の特徴に合わせた方法で行なうこと
ができる。通常塗布量は、5〜100.9/が(8o1
id)である。 基体の一方に離型艇等離型性の強いものをえらび、これ
に該樹脂組成物を塗布し、130℃以下で乾燥、該ウレ
タン樹脂の流動開始温度以上で繊維製品と熱融着後さら
に130℃以上でキュアな施こし、離型性の基体を剥離
することにより簡単に柔軟な風合を有し、耐熱性、耐浴
剤性に優れた皮革状シートを得ることができる。このシ
ートの皮膜は表面滑性にも優れ従来の表面処理層、表皮
層、接着層の性能を兼備え樹脂層/M維製品層と二ノー
構造で積層する数が少ないので軽く、柔軟性に富むので
紅済的であり、繊維製品との接着強度にも優れ、耐浴剤
性、耐熱性にも優れるので衣料用として特に有用である
。又、使用IIN脂の種類の簡素化、表皮層の浴解、膨
潤変形の解消、表面処理工程の省略が可能となる。更に
、この組成物の硬化は、160℃未満ではほとんど進行
せず、160℃以上において急激におこるため、可使時
間が長く、一旦キュアを行なうと、熟成工程を必要とせ
ず、キュア直後に1ltlf型紙から剥離することがで
き、全体として大巾な工程合理化が可能となる。 乾燥は配合液中に含まれる有機溶剤を蒸発させるために
行なうが、この時点でアミノプラスト樹脂が硬化しない
よう、130℃より低い温度で、より好ましくは100
℃以下で乾燥する必要がある。130℃を越えるとアミ
ノプラス)11脂が硬化し、耐熱性が向上するため熱融
着性が不良になり適当でない。熱融着の方法については
、何ら限定されるものではないが、長尺物の多いフレキ
シブル素材の熱融着加工には連続で加工できる熱カレン
ダーロールが多く用いられ、瀉匿60〜150℃、圧力
50〜250 D/lymの熱=fi条件で使用される
。いずれにしても塗布した組成物の膚をその組成物に用
いているウレタン樹脂の流動開始温度以上にすばやく昇
温するような工程上の操作が必要となる。 さらに熱融着した&贋物の接着強度、耐熱性、耐浴剤性
を付与すべく160℃以上、より好ましくは150℃以
上でキュアを施し、組成物を硬化させる。この時の温度
が130’C未満であればアミノプラス)411J脂は
充分に硬化せず、結果として積層物の接着強度は弱く、
耐熱性、耐溶剤性に劣るものとなる。さらに遊離のホル
マリンが多く積層物中に残存するため、悪臭を発するた
め適当でない。 尚、本発明中の流動開始温度・溶融粘度はJIS−に−
7210(197<S) の参考試験に準じ筒化式フロ
ーテスター(島津製作所製型式601型) ン用い、ダ
イス=1關ダ×1闘、荷z: I QKp、昇温速度:
3いiへチャートスピード: 1/ 16 rprn
の条件で測定した。 流動開始温度はプランジャーの降下が停止状態から降下
しはじめる点の温度とし#i#l!11粘度(η)は降
下曲線に接lfMをひき、その勾配(tanα)より流
出速度Q(ammシフをめ、さらには Be5tul−
Belcherの式によりめた。 但し、l: ドラムの長さ a:記録倍率 nニドラムの回転数 Apニブランジャー断面槓 但し、D’W :ノズル壁でのみかけの剪@速度=4Q
/πr” (1/5ee) τW:ノズル壁での有効剪断応力 =Par/21c Cdyne/ctn’)P :荷m
(dyne/cr112) r :ノズル半径(い) lc :有効ノズル長さく隠) 以下に実施例を示す。この中で部は特に断わらないかぎ
り「部」は重量部である。 接着性試験はJIS−に−<Si8に準拠し、180°
ハクリ試験を行ない、耐ドライクリーニング試験はスガ
試験機装LM−D2型ドライクリーニング試験機ケ用い
、パークレン/加工布の浴比12.6対し回転数45r
pm、1回30分で、風合はJIS−L−1005に準
拠し、20℃における45″カンチレバー法で測定した
。 残留フリーホルマリン重はJIS−L−1041のアセ
チルアセトン法により測定した。 合成例 1 (ウレタン樹脂の合成) (PU−1の合成ン 分子t 1 o o oのポリテトラメチレングリコー
ル(以下PTMGという。)485部とトリメチロール
プロパン(以下TMPという。)1.6部、酢酸エチル
700部をフラスコに仕込4均−に攪拌してトリレンジ
イソシアネート(以下TI)Iという)84部を加え、
さらにオクチル酸第−錫0.05部を添加して70℃に
加熱、8時間反応させた。不揮発分45転粘度6000
0センチボイズ(25℃)、流動開始温度55℃、溶融
粘度4.81X10’ボイズ(60℃)のウレタン樹脂
PU−1を得た。 (PU−2の合成) 分子[1950のポリ1,4−ブタンジオールアジペー
ト(以下PBAという)390部、1.4−ブタンジオ
ール以下(1,4BGという)27部、TMP 0.9
都、メチルエチルケトン614部を仕込み、次いでTD
I 84部を加えて、PU−1と1Ilr1株に反応さ
せ、不揮発分45%、粘度70000センチボイズ(2
5℃)、tAt、動開始温度65℃、溶融粘度8.82
X10’ (90℃)のウレタン樹脂PU−2を得た。 (PU−3の合成) 分子鎗2000のポリプロピレングリコール335部、
エチレシグリコール10.2部、ジメチルホルムアミド
(以下DMFという)466部、ジフェニルメタンジイ
ソシアネート(以下MDIという)117.5部を仕込
み、PU−1と同様反応させ不揮発分50%、粘度20
000センチボイズ、流動開始温度116℃、浴融粘度
、1.08X10’ボイズ(138℃)のウレタン樹脂
PU−!lを得た。 (PU−4の合成) さらに分子瀘1950のPBA4B7.5部、インホロ
ンジイソシアネート111部、トルエン150部を仕込
み80℃で6時141】反応させ、次いで40℃に冷却
DMF1185s、イソグロビルアルコーA−150部
を加えて均一にし、イソホロンジアミン38.3 fJ
’l加えて40℃で2時間反応させ不揮発分60%、粘
度201100センチボイズ、流動開始温度100℃、
溶融粘度3.05X10’ボイズ(125℃」のウレタ
ンがJj旨P[T−4を得た。 合成例 2 (ウレタン樹脂−比較例)比較として、P
U−1’、PU−2’、PU−3’を合成例1中のPU
−1と同様にして合成し、又PU−4’を合成例1中の
PU−4と同様にして合成した。各ウレタン樹脂の原料
及物性値を次に示す。 PU−1’ PPG(分子量2000)500部、TDI 42部溶
剤 酢酸エチル 662部、 不揮発分 45%、粘[55000センチボイズ(25
℃)#動開始温度 25℃、溶融粘度2.50X10”
(50℃)PU−2’ PTMG(分子量2000)5’[]00部1.4BG
56.3餓TMP O,45留1、TDI [,1部
、浴AIJ MEK/DM、F=1/1(ijt比)(
391ffV391部)不揮発分 45瓢粘度 700
00センチボイズ(25℃)流動開始温度 75℃、溶
融粘度1.10X10°ボイズ(100℃)PU−3′ PBA(分子せ1950)621.8舐 EG20引戦
M、D I 118.89+(浴剤°DMF 46i+
截不揮発分 50へ粘度 30000センチボイズ(2
5℃)流動開始温度168℃、溶融粘度1.05X10
’ボイズ(166℃)PU−4’ PBA(分子量1950)487.5部、ジシクロヘキ
シルメタンジイソシアネート 131部、 インホロンジアミン 68,6部 g剤 DMF/イソグロビルアルコール/トルエン=8
/1/I CM歓比) 不揮発分 30%、 粘度25000センチボイズ流動
開始温度110℃、溶融粘度8.58X10’ボイズ
【
165℃】合成例 6 (アミノプラスト樹脂の合成)
(AP−1の合成) メタノール240部、80%パラホルムアルデヒド25
5部をフラスコに仕込みカセイソーダでpHを10に調
整後、メラミン95部を加えて80℃で1時間メチロー
ル化の反応した。次いでメタノールを200都追加しリ
ン酸でpH=6に調整し、60℃で1時間反応した。再
びカセイソーダでp)l=9に調整し、減圧蒸留で未反
応ホルマリンを除去した後キシレン及びメタノールをそ
れぞれ70部、45部加え不揮発分60%、粘度100
センチボイズ(25℃)のメチルエーテル化されたベキ
サタイプのメラミン樹脂AP−1を得た。 (AP−2の合成) n−ブタノール4411S、80%パラホルムアルデヒ
ド83部、メラミン76部を仕込みさらにn−ブタノー
ル600部を途中追加してAP−1と同様の反応を行な
った。 反応終了後減圧蒸留を行ない次にキシレン63部、n−
ブタノール15部を加えて、不揮発分60%、粘度45
0センチボイズ25℃のn−ブチルエーテル化されたト
リタイプのメラミン樹脂AP−2を得た。 (AP−3の合成) n−ブタノール280部、80%バラホルムアルデヒド
188部、尿素120部を仕込み、25%アンモニア水
でpH8に一蟹し、80℃で30分間反応させた。次い
でリン酸でpHを4に調整し、80℃で6時間反応し、
再度アンモニア水でpHを8に調整後、キシレン46s
1メタノール15部を塀えて不揮発分60%、粘度55
0センチボイズ(25℃)のn−ブチルエーテル化され
た尿素樹脂AP−3を得た。 〔実施例1〜3及び比較例1〜6〕 ウレタン樹脂PU−1とアミノプラスト樹脂AP−1と
を第1−$cのごとく混合した熱融着組成物を作成した
。これらの組成物を綿ブロードに固型分で15g/かに
なるようにドクターナイフで塗布し、50℃で30秒乾
燥した。 次いでナイロントリコットと熱カレンダーロールテロ0
℃、100に9/cIILの圧で熱融着させ、160℃
×6分のキュアを行なった。加工した布は常温(20℃
)及び高温(80℃)における接着性(180°剥離試
験)、耐ドライクリーニング性パークレン使用、浴比1
2.6対145rpm30分/回)、風合(45’カン
チレノく一法)を測定した。尚比軟のためPU−1とA
P−1の混合比をかえた組成物、及びPU−1’を用い
た組成物の比較例の物性について第1衣に示す。 以上のように実施例においてはソフトでしかも接着性、
耐溶剤性(耐ドライクリーニング性)、―」熱性にすぐ
れた加工が可能であり衣料用として遇していた。一方比
較例においては比較例1のごとくアミノゲラスト添加−
゛が5%未満であると耐熱性、耐溶剤性に劣り、比較例
2のごとくアミノブラスト樹脂が30峰を越えると熱融
着性が低下するtこめ接着性が不良であり、かつウレタ
ン柄面のもつ柔軟性を損ねたため風合が硬くなった。さ
らに比較例3のごとく流動開始温度が60℃未満のウレ
タン樹脂を用いた組成物の加工は接着力耐溶剤性が不良
であった。 〔実施例4、比較例4.5〕 ウレタン樹脂PU−2とアミノゲラスト樹B+riAP
−1及びAP−2及び顔料、触媒、添加剤を第2表のご
とく配合した熱融層組成物を作成し、IIIII鯖紙(
大日本印刷装DM・TP−AP−Mフラット)上に固型
分で20μになるように塗布し、60℃で1分乾燥した
。次いでMニットと熱カレンダーロールで所定条件で熱
融着させて、150’CX1.5分のキュアを行なった
後、離型紐から剥離した。 作成した皮革状シートは外rt!観察及びw層性試練を
行なった。比軟のためPU−,2の代わりにPU−2”
&用いた組成物も同様に加工し試験した結果を第3弐に
示した。 第 2 表 以上のように実施例では外観、接着性(揉摩耗)ともに
良好であったが(流動開始温度+25)℃の溶融粘度が
106ボイズをこえるウレタン樹脂PU−2’を用いた
比較例4では接着性に劣り、比較例5のごとく融着条件
をきびしくすると生地目が狭面に出てしまい外観が悪く
実用に耐えなくなった。 ウレタン樹脂PU−3及びアミノプラスト樹脂AP−3
を用いて第3表のごとく配合した熱融着組成物を作成し
た。 これらの組成物をナイロンタフタに固型分で101/m
”になるようにドクターナイフで塗布し、80℃で2分
乾燥しへ次いでウレタンフオームと熱カレンダーロール
でM条件下で熱融着させ145℃×1分キュアをした。 加工されたシートの外観観測及び常温(20℃)、^温
(80℃)における接着性を180°ノ1クリ試験を行
なった。 尚比較例としてPU−5”L用いた組成物も同様に加工
し試験した結果を第3衣に示した。 第 3 表 (用 ウレタンフオームにはウレタン系接着剤でナイロ
ンタッタを接層し、ハクリ試験に供した。 以上のととく実施例では、接着性、耐熱性に優れた加工
ができ、車輪、その他資材用の防音、断熱材に最適であ
った。比較例に出いたPU’−5’&工流動開始温度が
高く、実施例5の熱融着条件では融着しなかった。さら
に温度を上げるとアミノプラストが硬化して接着性が損
なわ1、又フオームの変色も認められた。 ウレタン樹脂PU−4及びアミノプラスト樹脂AP−1
を第4表のごとく混合した熱融着組成物を作成し、軟質
塩化ビニルシート上に固型分が597m”Kなるように
グラビアロールコータ−で塗布し、80℃、1分間乾燥
した。次いでポリエステルタックと、熱カレンダーロー
ルで120℃、100 K97amで熱融着し150℃
×2分キュアした。 加工したシートは風合(45°カンチレバー)常温(2
0℃)及び高温(80℃)における接着性(180°)
・クリ試験)耐ドライクリーニング性試験を行なった。 比較のためPU−4’を用いた組成imを作成し、同様
に加工、試験した。結果を第4表に示した。 第 4 表 以上のように実施例6においては、優れた接着性、耐熱
性、耐溶剤性を有する柔軟なシートができ、衣料用、質
材用の防水シートとして適していた。一方(渡船開始温
度十25)℃の溶融粘度が10’ pai8s未満であ
るようなPU−4’を用いた比較例8においては、熱融
着時に樹脂組成物がポリエステル布へ浸透してしまい、
その結果風合がかたく、接着力、耐靜剤性も不良であっ
た。 ウレタン樹月旨PU−2及びアミノプラスト樹脂旨AP
−1、さらには顔料触媒を第5表のごとく混合して熱融
着性組成物を作成した。この組成物をlIK型紙(大日
本印刷製DN−TP−AP−M )上に固型分で2Dt
tKなるように塗布し、60℃ 1分間乾燥した。次い
でナイロン)Uコツトと熱カレンダーロールで90℃、
100 h/anの圧で熱l!amさせ、さらに所定条
件でキュアを行なった後#i製紙から剥離しナム得られ
た皮革状シートは表面の粘着性、残留ホルマリン倉、接
着性、耐熱性、耐ドライクリーニング性’に試験した。 尚比軟としてキュア温度を135℃未満にした皮革状シ
ートも作成し同様の試験を行なった。結果を第5表に示
す。 第 5 表 トはアミノプラスl脂が硬化しているため表面の粘着も
なく、残留フリーホルマリンも少なく接着性、耐熱性、
耐ドライクリーニング性に優れていた。 一方135℃未満の熱処理ではアミノプラス)[脂が硬
化せず表面に粘着が残り、残留フリーホルマリン量モ多
く、耐熱性が劣るため、アイロン試験や揉摩耗試験のま
さり熱で表面が融着してしまい、その上耐酸削性にも劣
っていた。 代理人 弁理士高橋勝利
165℃】合成例 6 (アミノプラスト樹脂の合成)
(AP−1の合成) メタノール240部、80%パラホルムアルデヒド25
5部をフラスコに仕込みカセイソーダでpHを10に調
整後、メラミン95部を加えて80℃で1時間メチロー
ル化の反応した。次いでメタノールを200都追加しリ
ン酸でpH=6に調整し、60℃で1時間反応した。再
びカセイソーダでp)l=9に調整し、減圧蒸留で未反
応ホルマリンを除去した後キシレン及びメタノールをそ
れぞれ70部、45部加え不揮発分60%、粘度100
センチボイズ(25℃)のメチルエーテル化されたベキ
サタイプのメラミン樹脂AP−1を得た。 (AP−2の合成) n−ブタノール4411S、80%パラホルムアルデヒ
ド83部、メラミン76部を仕込みさらにn−ブタノー
ル600部を途中追加してAP−1と同様の反応を行な
った。 反応終了後減圧蒸留を行ない次にキシレン63部、n−
ブタノール15部を加えて、不揮発分60%、粘度45
0センチボイズ25℃のn−ブチルエーテル化されたト
リタイプのメラミン樹脂AP−2を得た。 (AP−3の合成) n−ブタノール280部、80%バラホルムアルデヒド
188部、尿素120部を仕込み、25%アンモニア水
でpH8に一蟹し、80℃で30分間反応させた。次い
でリン酸でpHを4に調整し、80℃で6時間反応し、
再度アンモニア水でpHを8に調整後、キシレン46s
1メタノール15部を塀えて不揮発分60%、粘度55
0センチボイズ(25℃)のn−ブチルエーテル化され
た尿素樹脂AP−3を得た。 〔実施例1〜3及び比較例1〜6〕 ウレタン樹脂PU−1とアミノプラスト樹脂AP−1と
を第1−$cのごとく混合した熱融着組成物を作成した
。これらの組成物を綿ブロードに固型分で15g/かに
なるようにドクターナイフで塗布し、50℃で30秒乾
燥した。 次いでナイロントリコットと熱カレンダーロールテロ0
℃、100に9/cIILの圧で熱融着させ、160℃
×6分のキュアを行なった。加工した布は常温(20℃
)及び高温(80℃)における接着性(180°剥離試
験)、耐ドライクリーニング性パークレン使用、浴比1
2.6対145rpm30分/回)、風合(45’カン
チレノく一法)を測定した。尚比軟のためPU−1とA
P−1の混合比をかえた組成物、及びPU−1’を用い
た組成物の比較例の物性について第1衣に示す。 以上のように実施例においてはソフトでしかも接着性、
耐溶剤性(耐ドライクリーニング性)、―」熱性にすぐ
れた加工が可能であり衣料用として遇していた。一方比
較例においては比較例1のごとくアミノゲラスト添加−
゛が5%未満であると耐熱性、耐溶剤性に劣り、比較例
2のごとくアミノブラスト樹脂が30峰を越えると熱融
着性が低下するtこめ接着性が不良であり、かつウレタ
ン柄面のもつ柔軟性を損ねたため風合が硬くなった。さ
らに比較例3のごとく流動開始温度が60℃未満のウレ
タン樹脂を用いた組成物の加工は接着力耐溶剤性が不良
であった。 〔実施例4、比較例4.5〕 ウレタン樹脂PU−2とアミノゲラスト樹B+riAP
−1及びAP−2及び顔料、触媒、添加剤を第2表のご
とく配合した熱融層組成物を作成し、IIIII鯖紙(
大日本印刷装DM・TP−AP−Mフラット)上に固型
分で20μになるように塗布し、60℃で1分乾燥した
。次いでMニットと熱カレンダーロールで所定条件で熱
融着させて、150’CX1.5分のキュアを行なった
後、離型紐から剥離した。 作成した皮革状シートは外rt!観察及びw層性試練を
行なった。比軟のためPU−,2の代わりにPU−2”
&用いた組成物も同様に加工し試験した結果を第3弐に
示した。 第 2 表 以上のように実施例では外観、接着性(揉摩耗)ともに
良好であったが(流動開始温度+25)℃の溶融粘度が
106ボイズをこえるウレタン樹脂PU−2’を用いた
比較例4では接着性に劣り、比較例5のごとく融着条件
をきびしくすると生地目が狭面に出てしまい外観が悪く
実用に耐えなくなった。 ウレタン樹脂PU−3及びアミノプラスト樹脂AP−3
を用いて第3表のごとく配合した熱融着組成物を作成し
た。 これらの組成物をナイロンタフタに固型分で101/m
”になるようにドクターナイフで塗布し、80℃で2分
乾燥しへ次いでウレタンフオームと熱カレンダーロール
でM条件下で熱融着させ145℃×1分キュアをした。 加工されたシートの外観観測及び常温(20℃)、^温
(80℃)における接着性を180°ノ1クリ試験を行
なった。 尚比較例としてPU−5”L用いた組成物も同様に加工
し試験した結果を第3衣に示した。 第 3 表 (用 ウレタンフオームにはウレタン系接着剤でナイロ
ンタッタを接層し、ハクリ試験に供した。 以上のととく実施例では、接着性、耐熱性に優れた加工
ができ、車輪、その他資材用の防音、断熱材に最適であ
った。比較例に出いたPU’−5’&工流動開始温度が
高く、実施例5の熱融着条件では融着しなかった。さら
に温度を上げるとアミノプラストが硬化して接着性が損
なわ1、又フオームの変色も認められた。 ウレタン樹脂PU−4及びアミノプラスト樹脂AP−1
を第4表のごとく混合した熱融着組成物を作成し、軟質
塩化ビニルシート上に固型分が597m”Kなるように
グラビアロールコータ−で塗布し、80℃、1分間乾燥
した。次いでポリエステルタックと、熱カレンダーロー
ルで120℃、100 K97amで熱融着し150℃
×2分キュアした。 加工したシートは風合(45°カンチレバー)常温(2
0℃)及び高温(80℃)における接着性(180°)
・クリ試験)耐ドライクリーニング性試験を行なった。 比較のためPU−4’を用いた組成imを作成し、同様
に加工、試験した。結果を第4表に示した。 第 4 表 以上のように実施例6においては、優れた接着性、耐熱
性、耐溶剤性を有する柔軟なシートができ、衣料用、質
材用の防水シートとして適していた。一方(渡船開始温
度十25)℃の溶融粘度が10’ pai8s未満であ
るようなPU−4’を用いた比較例8においては、熱融
着時に樹脂組成物がポリエステル布へ浸透してしまい、
その結果風合がかたく、接着力、耐靜剤性も不良であっ
た。 ウレタン樹月旨PU−2及びアミノプラスト樹脂旨AP
−1、さらには顔料触媒を第5表のごとく混合して熱融
着性組成物を作成した。この組成物をlIK型紙(大日
本印刷製DN−TP−AP−M )上に固型分で2Dt
tKなるように塗布し、60℃ 1分間乾燥した。次い
でナイロン)Uコツトと熱カレンダーロールで90℃、
100 h/anの圧で熱l!amさせ、さらに所定条
件でキュアを行なった後#i製紙から剥離しナム得られ
た皮革状シートは表面の粘着性、残留ホルマリン倉、接
着性、耐熱性、耐ドライクリーニング性’に試験した。 尚比軟としてキュア温度を135℃未満にした皮革状シ
ートも作成し同様の試験を行なった。結果を第5表に示
す。 第 5 表 トはアミノプラスl脂が硬化しているため表面の粘着も
なく、残留フリーホルマリンも少なく接着性、耐熱性、
耐ドライクリーニング性に優れていた。 一方135℃未満の熱処理ではアミノプラス)[脂が硬
化せず表面に粘着が残り、残留フリーホルマリン量モ多
く、耐熱性が劣るため、アイロン試験や揉摩耗試験のま
さり熱で表面が融着してしまい、その上耐酸削性にも劣
っていた。 代理人 弁理士高橋勝利
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、流動開始温度30℃〜120℃、かつ(流動開始温
度+25)℃での溶融粘度が1011ボイズ〜106ボ
イズであるウレタン樹脂の溶液(Alと該ウレタン樹脂
溶液と安定に混合し得るアミノプラスト樹脂溶液(Bl
からなり該ウレタン樹脂俗液(Atと該アミノプラスト
樹脂溶液(81との固型分の重賞比が97対5〜70対
30であるような反応型熱固着性樹脂組成物。 2、流動開始温度30℃〜120℃、かつ(+#動開始
温度+25)℃での溶融粘度が101′ボイズ〜106
ボイズであるウレタン樹脂の溶液(A)と該ウレタン樹
脂溶液と安定に混合し得るアミノプラスト樹脂溶M(B
lからなり、該ウレタン佃脂浴g(Alと該アミノプラ
スト樹脂浴液(Blとからなり、該ウレタン樹脂(Al
と該アミノプラスト樹脂(Blとの固型分重賞比が97
/3〜70/30 であるような熱融着性樹脂組成物溶
液を基体の一方又は両方に塗布し、160℃より低い温
度で乾燥し、さらにウレタンw脂の流動開始温度以上で
他方の基体と熱融着後、130℃以上でキュアを施して
なる積層物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59013333A JPS60158253A (ja) | 1984-01-30 | 1984-01-30 | 反応型熱融着性樹脂組成物及び積層物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59013333A JPS60158253A (ja) | 1984-01-30 | 1984-01-30 | 反応型熱融着性樹脂組成物及び積層物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60158253A true JPS60158253A (ja) | 1985-08-19 |
Family
ID=11830203
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59013333A Pending JPS60158253A (ja) | 1984-01-30 | 1984-01-30 | 反応型熱融着性樹脂組成物及び積層物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60158253A (ja) |
-
1984
- 1984-01-30 JP JP59013333A patent/JPS60158253A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4448922A (en) | Coagulated polyurethane coating compositions | |
JP4168205B2 (ja) | 皮革様シート | |
EP3027668B1 (en) | Polyurethane adhesive film | |
JP6850398B2 (ja) | ポリウレタンプレポリマー、接着剤、及び合成擬革 | |
JPS6030397B2 (ja) | 布シ−トの被覆方法 | |
WO2023002992A1 (ja) | 湿気硬化型ポリウレタンホットメルト接着剤 | |
TW202231697A (zh) | 胺甲酸乙酯預聚物、濕氣硬化型胺甲酸乙酯熱熔樹脂組合物以及積層體 | |
WO2023214494A1 (ja) | 湿気硬化型ウレタンホットメルト樹脂組成物、積層体、及び合成擬革 | |
JPWO2014030452A1 (ja) | ウレタン樹脂組成物、皮革様シート及び積層体 | |
JP2003049147A (ja) | 合成皮革用無溶剤型湿気硬化性ホットメルトウレタン樹脂接着剤及びそれを用いた合成皮革構成体 | |
TWI835056B (zh) | 多孔層結構體及多孔層結構體之製造方法 | |
KR101492728B1 (ko) | 발색성이 우수한 합성피혁 함침용 폴리우레탄 수지 조성물 | |
JPS60158253A (ja) | 反応型熱融着性樹脂組成物及び積層物 | |
JP2002339262A (ja) | 合成皮革の製造方法及び合成皮革 | |
US3673059A (en) | Dry cleanable vinyl type artificial leather | |
JPH0233382A (ja) | 風合いの良好な合成皮革 | |
JPH0233384A (ja) | 風合いに優れた合成皮革 | |
JPH11269450A (ja) | 反応性ホットメルト接着剤および接着性複合シート材料 | |
JP2007182515A (ja) | ポリウレタンホットメルト接着剤 | |
WO2024142553A1 (ja) | ポリウレタン樹脂、透湿性フィルム、及び透湿防水布帛 | |
JPS62206083A (ja) | 制電性透湿防水布帛の製造方法 | |
JP2801254B2 (ja) | シートの状物の製造法 | |
JPS62271740A (ja) | 湿潤特性の改良された透湿性防水布 | |
JPS5933714B2 (ja) | ポリウレタン発泡含浸布の製造法 | |
JPH10226970A (ja) | 皮革様シートおよびその製造方法 |