JPS60156808A - 高架式道路の非常時昇降装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 高速道路を含む高架式道路では、一度インターチェンジ
より進入すると特定位置に設置されているインターチェ
ンジでしか出られない。

このため事故等により車輌が渋滞した場合には一事故車
輌の処理が終らなければ後続車輌は走行困難となる。ま
た緊急車輌が事故等の現場に急行する場合には、渋滞を
通り抜けるために必要以上の時間を要する。

このように従来の高架式道路では、車輌は前進するしか
方法がなく、何等かのトラブルが発生すると即時に渋滞
し、また避難も不可能となる。

これを解決するためには緊急車輌の走行−及び事故処理
に支障となる渋滞エリアの車輌をできるだけ早く渋滞エ
リア外に移動させる必要かある。

本発明はこのような要請を充足させるために提案された
もので一高架式道路の一部に配設された可動床版、及び
同可動床版の下方において移動自在に支承されたスロー
プ用床版よりなり、同スロープ用床版は前記可動床版の
移動によって高架式道路に形成された開口部縁と地上道
路との間を連絡するように構成されたことを特徴とする
高架式道路の非常時昇降装置に係るものである。

本発明は前記したように構成されているので。

高架式道路に緊急自体の発生した場合、同高架式道路の
一部に配設された可動床版を移動せしめて高架式道路に
開口部を形成し、前記可動床版の下方に移動自在に支承
されたスロープ用床版を作動してその一端部を前記高架
式道路の開口部縁に接続するとともに、他端部を地上道
路に接続して、前記スロープ用床版によって高架式道路
の開口部縁と地上道路との間の連絡路を形成し、同連絡
路を介して高架式道路上で渋滞している車輌の一般地上
道路への下降、または緊急車輌の高架式道路への進入を
可能ならしめ一高架式道路の渋滞を改善しうるものであ
る。

以下本発明を図示の実施例について説明する。

第１図及び第２図は夫々高架式道路の平面図並に正面図
で通常走行の状態を示している。

（１）は可動床版−（２）は通常の床版を示し、可動床
版は高架式道路の車線（Ａｌの一部に設けられ、その移
動に伴って車輌の昇降場所となる開口部が形成されるよ
うになっている。

（３１（４）（５）は可動床版（１）の下方に昇降、並
に屈折自在に支承され、且つ高架式道路と地上道路（Ｂ
）とを連絡し、両道路間九車輌が昇降しうるように構成
されたスロープ用床版で、床版（３１（４）は一体とな
っており、床版（４）と床版（５）とは屈折自在に連結
され一床版（５）の先端は油圧伸縮装置（６）を介して
テレスコープ式に伸縮するように構成されている。

前記床版（３０４）（５１は高架式道路の受梁（７）用
支柱（８）に配置された昇降装置（９１ＱＯＩαυによ
って昇降自在に支承されている。

可動床版（１）は一端縁を通常の床版（２）にヒンジ（
１乃を介して起伏自在に連結されｍ個端縁な油圧昇降装
置（１３１によって昇降されるようになっている。図中
（１４）（１５）は油圧シリンダー（ＩＯは油圧シリン
ダα５）と可動床版（１）との連結金物、（１７１は防
音壁またはガイド９レールである。

図示の実施例は前記したように構成されているので、緊
急時には第３図に示すように−先ず油圧伸縮装置叫を作
動して連結金物（１６）を介して可動床版（１）に連結
された油圧シリンダ（１５）を伸長し、ヒンジ（１２）
を支点として可動床版（１１を定位置まで上方に回動せ
しめ、高架式道路に開口部を形成する。

次いで前記昇降装置（９）α０）の吊下は機（図示せず
）の下降によってスロープ用床版（３１（４）を先端が
地上道路（Ｂ）に連絡する定位置に固定する。この位置
の検知は例えばリミットスイッチ、位置センサ等で行な
う。更に昇降装置α１）の作動によって油圧シリンダα
４か伸び、スロープ用床版（５）の先端は固定床版（２
）面まで上昇し一他端はスロープ用床版（４）と連結す
るように下降する。次いで油圧伸縮装置（６）の作動に
、）１．リスロープ用床版（５）にテレスコープ式ニ内
蔵された補助床版（５ａ）が伸長して一前記可動床版（
１）が移動することによって高架式道路に形成された開
口部の周縁に連結される。

かくして第４図に示す如くスロープ用床版（３１（４）
（５）によって地上道路（ＢＪと高架式道路の開口部周
縁との間に連結され、従って高架式道路上で渋滞してい
る沖輌の一般地上道路（Ｂ）への下降、または緊急車輌
の高架式道路への進入が可能となる。

なお前記非常昇降装置を収納する場合は前記の逆操作を
行えばよく、スロープ用床版（５）を通常の状態に戻し
たのちスロープ用床版（３）（４）を通常の状態に戻し
一可動床版（１）を下方に回動して高架式道路上におけ
る前記開口部を閉塞するものである。

なお前記実施例においては走行車線（Ａ）に開口部−及
び昇降部が設けられているが、待避線に設けてもよい。

このように図示の実施例によれば、渋滞車輌の高架式道
路より地上一般道路への走行が可能となり−また地上一
般道路から高架式道路への緊急用車輌の乗入れが可能と
なる。

以上本発明を図示の実施例について説明したが。

本発明は勿論このような実施例にだけ局限されるもので
はなく、本発明の精神を逸脱しない範囲内で種々の設計
の改変を施しうるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は夫々本発明に係る高架式道路の非常
時昇降装置の一実施例の通常の走行状態を示す平面図並
に正面図、第３図及び第４図は夫々その非常時における
作動過程を示す正面図である。 （１）・・・可動床版、（２）・・・固定床版＋　（３
１（４）（５）・・・スロープ用床版、（９）ａωαυ
・・・昇降装置、ａ２１・・・ヒンジ、０３１・・・油
圧昇降装置、Ｑ４１（Ｉｓ・・・油圧シリンダ。 膚・代理人　弁理士　岡　本　重　文 （外３名）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 高架式道路の一部に配設された可動床版、及び同可動床
   版の下方において移動自在に支承されたスロープ用床版
   よりなり、同スロープ用床版は前記可動床版の移動によ
   って高架式道路に形成された開口部縁と地上道路との間
   を連絡するように構成されたことを特徴とする高架式道
   路の非常時昇降装置。