JPS6015331B2 - 脱臭剤 - Google Patents
脱臭剤Info
- Publication number
- JPS6015331B2 JPS6015331B2 JP55124916A JP12491680A JPS6015331B2 JP S6015331 B2 JPS6015331 B2 JP S6015331B2 JP 55124916 A JP55124916 A JP 55124916A JP 12491680 A JP12491680 A JP 12491680A JP S6015331 B2 JPS6015331 B2 JP S6015331B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- compost
- acid
- acids
- deodorizing agent
- mixing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はアンモニア・トリメチルアミン等の臭気成分を
脱臭することを目的とし、廃棄物である下水汚泥・し尿
汚泥・都市ごみ・畜糞等の有機資源を好気性発酵処理し
て得られたコンポストを原料とした脱臭剤に関するもの
である。
脱臭することを目的とし、廃棄物である下水汚泥・し尿
汚泥・都市ごみ・畜糞等の有機資源を好気性発酵処理し
て得られたコンポストを原料とした脱臭剤に関するもの
である。
従釆、この種類の臭気成分を脱臭する脱臭剤としては、
活性炭を硫酸等の無機酸で処理したものや、ゼオライト
等の無機物、あるいはシリカゲル等を無機酸で処理した
ものが提案されているが、いずれも高価であったり、脱
臭機能の低下した脱臭剤の処理が問題になっている。
活性炭を硫酸等の無機酸で処理したものや、ゼオライト
等の無機物、あるいはシリカゲル等を無機酸で処理した
ものが提案されているが、いずれも高価であったり、脱
臭機能の低下した脱臭剤の処理が問題になっている。
一般に土壌・堆肥中に生息する微生物による臭気成分の
除去作用については古くより知られているが、臭気成分
濃度が高い場合には除去し得ず、また、長時間の接触時
間が必要であるという匁点があった。
除去作用については古くより知られているが、臭気成分
濃度が高い場合には除去し得ず、また、長時間の接触時
間が必要であるという匁点があった。
かかる欠点を補うために一部では硫酸等の無機酸を散布
し、化学的反応による助けをかりて脱臭性能を向上させ
る試みもなされている。しかしながら、このような無機
酸を散布したコンポストでは、酸濃度が高くなるため、
さらに塩類濃度の上昇のため微生物の働きを阻害するこ
とが考えられる。また使用済みの脱臭剤中には糠機酸が
多く存在し、投棄する場合にも土壌の酸性化をきたすお
それがある。本発明は上記の点に鑑み廃棄物であるコン
ポストを原料として再利用をはかり、且脱臭剤としての
使用済み後は、安全にしかも原料であるコンポストより
も窒素分に富む肥料として使用できる脱臭剤を提供せん
とするものである。
し、化学的反応による助けをかりて脱臭性能を向上させ
る試みもなされている。しかしながら、このような無機
酸を散布したコンポストでは、酸濃度が高くなるため、
さらに塩類濃度の上昇のため微生物の働きを阻害するこ
とが考えられる。また使用済みの脱臭剤中には糠機酸が
多く存在し、投棄する場合にも土壌の酸性化をきたすお
それがある。本発明は上記の点に鑑み廃棄物であるコン
ポストを原料として再利用をはかり、且脱臭剤としての
使用済み後は、安全にしかも原料であるコンポストより
も窒素分に富む肥料として使用できる脱臭剤を提供せん
とするものである。
以下本発明を詳細に説明する。
本発明に使用するコンポストは、下水汚泥・し尿汚泥・
都市ごみ・畜糞等を直接好気性発酵処理したもの、ある
いはこれら下水汚泥・し尿汚泥・都市ごみ・畜糞等にも
みがら・稲ワラ・オガクズ・樹皮等を添加し、混合して
好気性発酵処理したもので、これらいずれかのコンポス
トに、シュウ酸・アジビン酸等のジカルボン酸、又は／
および酒石酸等のオキシカルボン酸を、５〜３の重量％
前後加え混合して脱臭剤を製するか、又はこの混合後、
ベレット状・４・円球状に成形した脱臭剤とする。
都市ごみ・畜糞等を直接好気性発酵処理したもの、ある
いはこれら下水汚泥・し尿汚泥・都市ごみ・畜糞等にも
みがら・稲ワラ・オガクズ・樹皮等を添加し、混合して
好気性発酵処理したもので、これらいずれかのコンポス
トに、シュウ酸・アジビン酸等のジカルボン酸、又は／
および酒石酸等のオキシカルボン酸を、５〜３の重量％
前後加え混合して脱臭剤を製するか、又はこの混合後、
ベレット状・４・円球状に成形した脱臭剤とする。
この場合上記混合物にカルボキシメチルセルロース（以
下ＣＭＣという）ポリビニルアルコール（以下ＰＶＡと
いう）等のバインダーを０．１〜５重塁％を混合した後
、ベレッ，ト状・小円球状に成形してなるものである。
上記コンポストに混合するジカルボン酸・オキシカルボ
ン酸は「炭素・水素・酸素より構成されている有機酸の
ため微生物により容易に分解されるので緑農地に肥料と
して施用しても、いたずらに土壌の酸−アルカリ強度を
低下させるものではない。
下ＣＭＣという）ポリビニルアルコール（以下ＰＶＡと
いう）等のバインダーを０．１〜５重塁％を混合した後
、ベレッ，ト状・小円球状に成形してなるものである。
上記コンポストに混合するジカルボン酸・オキシカルボ
ン酸は「炭素・水素・酸素より構成されている有機酸の
ため微生物により容易に分解されるので緑農地に肥料と
して施用しても、いたずらに土壌の酸−アルカリ強度を
低下させるものではない。
ギ酸・酢酸等のカルボン酸を添加あるいは散布したコン
ポストにおいても、アンモニア等の吸着量は大幅に増加
する。
ポストにおいても、アンモニア等の吸着量は大幅に増加
する。
しかしながらこれらの酸は常温では液体であり、空気中
の水分とともに樽散する性質があるために、アンモニア
吸着量は計算より求められる値より低く、酸そのものの
臭気が発生するという欠点があり、完全な脱臭をするに
は、さらに脱臭装置が必要となるが本発明においては、
このような欠点は認められない。以下実施例にて本発明
の効果について示す。
の水分とともに樽散する性質があるために、アンモニア
吸着量は計算より求められる値より低く、酸そのものの
臭気が発生するという欠点があり、完全な脱臭をするに
は、さらに脱臭装置が必要となるが本発明においては、
このような欠点は認められない。以下実施例にて本発明
の効果について示す。
実施例 １下水汚泥ともみがるを好気性発酵して得られ
たコンポスト１００２（含水率５３１％）に、シュウ酸
（ＣＯが）２が２０１０夕を添加混合し（含水率５１．
５％）これをガラスカラムに充填し、アンモニアガス濃
度２００〜５００奴血接触時間６町砂で通気したところ
アンモニア吸着量は次表の如くなった。未処理コンポス
トのアンモニア吸着量０．３２％、シュウ酸とアンモニ
アとの化学反応の化学理論量より計算した本発明品のア
ンモニア吸着量は２．７３％、本発明による脱臭剤の脱
臭性能は大きく向上した。
たコンポスト１００２（含水率５３１％）に、シュウ酸
（ＣＯが）２が２０１０夕を添加混合し（含水率５１．
５％）これをガラスカラムに充填し、アンモニアガス濃
度２００〜５００奴血接触時間６町砂で通気したところ
アンモニア吸着量は次表の如くなった。未処理コンポス
トのアンモニア吸着量０．３２％、シュウ酸とアンモニ
アとの化学反応の化学理論量より計算した本発明品のア
ンモニア吸着量は２．７３％、本発明による脱臭剤の脱
臭性能は大きく向上した。
実施例 ２ −一
下水汚泥ともみがらを好気性発酵して得られた熟成コン
ポストの性状を示すと次の如くなる。
ポストの性状を示すと次の如くなる。
含水率 ５０％高比重 ０．５０ｋｇ／ク粒蚤分布
５肋以上 ５８％ ２〜５雌 ２６％ ２柳以下 １６％ 上記コ ンポスト１００夕 にシュウ酸 （Ｃ０２Ｈ）２２日２０１０夕、ＣＭＣＯ．５夕を添加
混合した後、４．５脇ぐ×５豚の小円柱状に成形したコ
ンポスト舎水率４８．５％、嵩比重０．５２ｋ９／そを
直径３０脇のガラスカラムに、１０肌の高さに充填しア
ンモニアガス濃度１０００脚、通気量７Ｚ／ｍｉｎで通
気したところ次表の結果が得られた。
５肋以上 ５８％ ２〜５雌 ２６％ ２柳以下 １６％ 上記コ ンポスト１００夕 にシュウ酸 （Ｃ０２Ｈ）２２日２０１０夕、ＣＭＣＯ．５夕を添加
混合した後、４．５脇ぐ×５豚の小円柱状に成形したコ
ンポスト舎水率４８．５％、嵩比重０．５２ｋ９／そを
直径３０脇のガラスカラムに、１０肌の高さに充填しア
ンモニアガス濃度１０００脚、通気量７Ｚ／ｍｉｎで通
気したところ次表の結果が得られた。
上表で明らかなように本発明品では圧力損失が未処理コ
ンポストの約４０％と低くアンモニア吸着量は約１２倍
と多くなる。
ンポストの約４０％と低くアンモニア吸着量は約１２倍
と多くなる。
而して本発明によるときは、脱臭性能が従来品に比べは
るかに向上するばかりではなく、使用済みの脱臭剤には
有害物質が含まれていないので、緑農地に有機質肥料あ
るいは土壌改良剤として使用できる等の実用上極めて有
益な利点がある。
るかに向上するばかりではなく、使用済みの脱臭剤には
有害物質が含まれていないので、緑農地に有機質肥料あ
るいは土壌改良剤として使用できる等の実用上極めて有
益な利点がある。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 有機資源を好気性発酵処理して得られたコンポスト
に、ジカルボン酸又はオキシカルボン酸の中より選ばれ
る一種類あるいは数種類の有機酸を混合して成る脱臭剤
。 ２ 特許請求の範囲第１項記載の脱臭剤において、ペレ
ツト状、球状に成形してなる脱臭剤。 ３ 特許請求の範囲第１項記載の脱臭剤に於いて、カル
ボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコールの水溶
性の接合剤を混合し、ペレツト状、球状に成形して成る
脱臭剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55124916A JPS6015331B2 (ja) | 1980-09-08 | 1980-09-08 | 脱臭剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55124916A JPS6015331B2 (ja) | 1980-09-08 | 1980-09-08 | 脱臭剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5749456A JPS5749456A (en) | 1982-03-23 |
| JPS6015331B2 true JPS6015331B2 (ja) | 1985-04-18 |
Family
ID=14897294
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP55124916A Expired JPS6015331B2 (ja) | 1980-09-08 | 1980-09-08 | 脱臭剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6015331B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01130729U (ja) * | 1988-02-29 | 1989-09-05 | ||
| JPH0220540U (ja) * | 1988-07-22 | 1990-02-09 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19508460A1 (de) * | 1995-03-09 | 1996-09-12 | Basf Ag | Verfahren zur Bindung von Ammoniak und/oder Schwefelwasserstoff in Flüssigkeiten |
| IL120007A (en) * | 1997-01-14 | 2001-10-31 | Remtec Recycling Ind Ltd | Compositions for eliminating human and animal excrement odors and a method for use thereof |
-
1980
- 1980-09-08 JP JP55124916A patent/JPS6015331B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01130729U (ja) * | 1988-02-29 | 1989-09-05 | ||
| JPH0220540U (ja) * | 1988-07-22 | 1990-02-09 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5749456A (en) | 1982-03-23 |
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