JPS60153046A - ジアゾ複写材料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明はジアゾ化合物とカップラーとの間のカップリン
グ反応（発色反応）を利用したジアゾ複写４］料の改良
に関するものである。

〔従来技術〕　・ 従来、ジアゾ複写材料において、製造時における塗布ム
ラや塗布液のハジキの問題を改良し、また、製品の地合
改良を行って高品質の製品を得るために、ジアゾ化合物
やカップラーと共に補助添加成分として、サポニンやイ
ソプロピルアルコール等を併用することは知られている
。しかしながら、このような従来一般に用いられている
補助添加成分は、その添加効果が小さい上に、発泡性が
強いという欠点を有する。従って、従来も、このような
化合物の代替物として、種々の界面活性剤が検討されて
きたが、殆んどの界面活性剤は、感光液中に添加した時
に凝集や沈殿、タール状物等を生じやすいという根本的
な欠陥を有する。また、界面活性剤をプレコート層に添
加することも可能であるが、この場合には、プレコード
液の泡立ちが大きいために生産性が悪くなるという欠点
があり、しかも地合改良効果も小さい。発泡問題を改良
するために、消泡剤としてシリコーンオイル等をプレコ
ート層に添加すると、感光液塗布時に、感光液のハジキ
の問題が生じて好ましくない。

〔目　的〕

本発明は、ジアゾ複写材料において、製造時における塗
布ムラや塗布液のハジキの問題を解決して、均一発色性
にすぐれ、地合の良い製品を得ると共に、生産性の高め
られたジアゾ複写材料を提供することを目的とする。

〔構　成〕

本発明によれば、支持体とジアゾ感光層との間にプレコ
ート層を設けたジアゾ複写材料において、該ブレコー１
へ層が少なくとも１種のアセチレンアルコール類を含有
することを特徴とするジアゾ複写材料が提供される。

本発明のジアゾ複写材料においては、ブレニー１一層に
おける補助添加成分として、少なくとも１種のアセチレ
ンアルコール類を用いることを特徴とする。この場合の
アセチレンアルコールは、アセチレン基を有する１価又
は多価アルコールを意味し、従来公知の種々のもの、例
えば、３−メチル−１−ブチン−３−オール、３−メチ
ル−１−ペンチン−；）−オール、２，５−ジメチル−
３−ヘキシン−２，５−ジオール、２，４，７，９．−
テトラメチル−５−デシン−４，７−ジオール、３，７
−シメチルー４−オクチン−３，７−ジオール、３，５
−ジメチル−１−ヘキシン−３−オール等が包含される
。また、本発明で用いるアセチレンアルコールは、必要
に応じ、その分子量や′ｅＪＭ性を調節するために、エ
チレンオキサイド等のアルキレンオキサイドを０〜４０
モル程度付加させたアルキレンオキサイド（＝Ｊ加物と
して適用することができる。本発明者らの研究によれは
、このようなアセチレンアルコール類（アルキレンオキ
シトイ」加物を含む）を含むプレコー１−ＫｔＪを用い
る時には、感光液塗工時における塗布ムラや塗布液のハ
ジキの発生を効果的に抑制させると共に、ブレツー１〜
液形成時に発泡の問題を生じるようなこともなく、さら
に、製品の地合改良効果を有する等の種々の利点を有す
ることが見出された。

本発明で用いるプレツー１一層には、前記したアセチレ
ンアルコール類の他、画像の濃度及びコントラストを高
める目的で、シリカ、アルミナ、ケイ酸アルミニウム、
硫酸バリウム、二酸化チタン、デンプン、ポリスチレン
樹脂粉末、スチレン−アクリル酸共重合体粉末等の無機
及び有機系微粉末を加えることもできる。また、ブレツ
ー１〜層用バインダーとしては、後記に示す従来公知の
バインダーを適宜用いることができる。

本発明におけるジアゾ感光層は、１成分系、即つ、ジア
ゾ化合物単独を含むものであってもよいし、２成分系、
即ち、ジアゾ化合物とカップラーを含むものであっても
よい。

本発明で用いるジアゾ化合物及びカップラー成分として
は、従来より使用されているのがそのまま使用できる。

即ち、ジアゾ化合物としては、例えば、４−ジアゾ−１
−ジメチルアミノベンゼン、４−ジアゾ−１−ジエチル
アミノベンゼン、４−ジアゾ−１−ジプロピルアミノベ
ンゼン、４−ジアゾ−１−メチルベンジルアミノベンゼ
ン、４−ジアゾ−１−ジベンジルアミノベンゼン、４−
ジアゾ−１−エチルヒドロキシエチルアミノベンゼン、
４−ジアゾ−１−ジエチルアミノ−３−メ１−キシベン
ゼン、４−ジアゾ−］−］ジメチルアミノー２−メチル
ベンゼン４−ジアゾ−１−ベンゾイルアミノ−２，５−
ジェ１〜キシベンゼン、４−ジアゾ−１−モルホリノベ
ンセン、４−ジアゾ−１−モルホリノ−２，５−ジェ１
〜キシベンゼン、４−ジアゾ−１−モルホリノ−２，５
−ジブ１、キシベンゼン、４−ジアゾ−１−アニリノベ
ンゼン、４−ジアゾ−１−ジメチルアミノ−３−カルボ
キシベンゼン、４−ジアゾ−１−１〜ルイルメルカブ１
〜−２，５−ジエ１−キシベンゼン、４−ジアゾ−１，
、／１−メ１へキジベンゾイルアミノ−２，５−ジエ１
〜キシベンゼンなどのジアゾ化合物の塩化物の金属ハラ
イド（例えば塩化亜鉛、塩化カドミウム、塩化錫など）
との複塩、及び前記ジアゾ化合物の硫酸、四フッ化ホウ
素、ヘキサフルオロリン酸などの強酸の塩などが挙げら
れるが、もちろん、これらのものに限定されるものでは
ない。

カップラーとしては、例えば、レゾルシン、フロログル
シン、２，５−ジメチル−４−モルホリノメチルフェノ
ール、３−ヒドロキシシアノアセ１ヘアニリド、パラス
ルホアセ１−アニソ１−２１−ヘンシイルアミノ−８−
ヒ１〜ロキシナフタレンー３，６−ジスルホンアミド、
２，２−ジヒドロキシナフタレン、２．７−シヒドロキ
シナフタレンー３，６−ジスルホン酸ソーダ、２，５−
ジヒドロキシナフタレン−６−スルホン酸ソーダ、１−
ヒドロキシナフタレン−４−スルホン酸ソーダ、１−ア
ミノ−３−ヒドロキシナフタレン−；）、６−ジスルホ
ンアミド、ナノ１〜−ルＡＳ、ナフトールＡｓ−Ｄ、２
−ヒドロキシナフタレン−３−ビクアナイド、２−ヒド
ロキシナフトエ酸モルホリノプロピルアミド、２−ヒド
ロキシナフトエ酸エタノールアミド、２−ヒド０キシナ
ノ１〜工酸−へ１−ジメチルアミノプロピルアミド塩酸
塩、２゜４．２’　、／Ｉ’−テトラヒドロキシジフェ
ニル、２，４．２’、４′　−テ１〜ラヒドロキシジフ
ェニルスルホキシド等が挙げられる。

本発明においては、以上の素材の他に、ジアゾ複写材料
として通常使用されている各種の補助添加成分を用いる
ことができる。このようなものとしては、例えば、現像
促進剤として、エチレングリコール、トリエチレングリ
コール等；保存性向」二剤として、ナフタレンモノスル
ホン酸す１〜リウム、ナフタレンジスルホン酸ナトリウ
ム、ナフタレントリスルホン酸ナトリウム、スルホサリ
チル酸、硫酸カドミウム、硫酸マグネシウム、塩化力１
〜ミウム、塩化亜鉛等；酸化防止剤として、尿素系化合
物及びチオ尿素系化合物等；溶解助剤として、カフェイ
ン、チオフェリン等；酸安定剤として、クエン酸、酒石
酸、硫酸、シュウ酸、硼酸、リン酸、ピロリン酸等；画
像濃度向上剤として。

タルク、カオリン、シリカ、スターチ、クレー、炭酸カ
ルシウム、水酸化マグネシウム、スチレン樹脂微粒子、
尿素−ホルマリン縮合物梗脂微粒子等の有機系及び無機
系の微粒子等が挙げられる。

また、本発明においては、サポニンも少量添加し得る。

また、プレヨー１一層及びジアゾ感光層には、通常、バ
インダーが適用されるが、このバインダーとしては、ポ
リビニルアルコール、メチルセルロース、ポリメタクリ
ル酸エステル、ポリアクリル酸エステル、ポリ酢酸ビニ
ル、ポリスチレン、ポリウレタン等の高分子を含む溶液
型やエマルジョし型等の慣用のものが適用される。

本発明のジアゾ複写材料を製造するには、アセチレンア
ルコール類を含むプレコート層塗布液を、紙、合成紙、
プラスチックフィルム等の支持体上に通常の塗布法によ
り塗布乾燥した後、ジアゾ化合物を含む感光層塗布液を
塗布乾燥すればよい。

また、２成分系の場合、ジアゾ化合物とカップラーをそ
れぞれ別個の層として支持体上に支持させることもでき
る。また、本発明で用いるジアゾ化合物やカップラーは
、必要に応じ、従来公知の方法によりマイクロカプセル
化して適用することもできる。ジアゾ化合物とカップラ
ーの使用割合は、重°が比率で、通常、１：Ｏ，１〜１
０の範囲である。

〔効　果〕

本発明のジアゾ複写材料は、アセチレンアルコール類を
含むプレコート層を用いたことにより、その製造に際し
ては、塗布ムラや塗布液のハジキ、発泡等の種々の問題
が解決され、また製品の地合改良効果も達成されるので
、製品品質の著しく高められたものであり、かつプレコ
ート層塗布液の形成には発泡の問題を生じないので、製
品製造を効率よく行うことができる。

〔実施例〕

次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。なお
、以下の実施例における部及び％はいずれも重量基準で
ある。

実施例１ 〔プレコート層塗布液〕 ポリエチレンワックス　２０ｇ ポリ酢酸ビニルエマルジョン　２０ｇ シリカ微粒子　５０ｇ ２．５−ジメチル−３−ヘキシン−２，５−ジオール　
１ｇ 前記組成物に水を加えて全量をＩＩｌとして、プレコー
ト層塗布液を調製した。

〔ジアゾ感光層塗布液〕

Ｐ−ジメチルアミノベンゼンジアゾニウムクロライド・
１／２７　ＺｎＣｆ１２　４ｇ２．３−ジヒドロキシナ
フタレン−６−スルホン酸ソーダ　３０ｇ エチレングリコール　３０ｇ クエン酸　１０［ 塩化亜鉛　６０ｇ チオ尿素　７０ｇ 前記組成物に水を加えて全量を１０にして、感光層塗布
液を調製した。

次に、」二質紙に対し、先ず、前記プレコート層塗布液
をワイヤーバー□で塗布した後、乾燥してプレヨー１一
層を形成し、その上に前記感光層塗布液をワイヤーバー
で塗布した後、乾燥して感光層を形成した。

このようにして得たジアゾ感光紙をアンモニア雰囲気に
爆したところ、鮮明な青色に発色した。

なお、前記感光紙の製造において、プレコート層塗布液
には発泡は殆んど見られず、また感光層塗布液の塗布に
際し、塗布ムラやハジキは全く見られなかった。

実施例２ 実施例１において、プレツー１一層塗布液成分の２゜５
−ジメチル−３−ヘキシン−２，５−ジオールを、２゜
４．７．９−テトラメチル−５−デシン−４，７−ジオ
ールのエチレンオキサイド付加物（付加モル数：　３．
５）に代えた以外は同様にして、ジアゾ感光紙を作成し
た。この場合、実施例１と同様に、プレコート層塗布液
には泡立ちは見られず、また感光層塗布液の塗布１１う
やハジキも見られなかった。

実施例３ 〔プレコート層塗布液〕 アクリル酸エステルエマルジョン　１００ｇカルボキシ
メチルセルロ−ス シリカ微オ立子　５０バ ３、７−シメチルー４−オクチン−３，７−ジオール　
１ｇ 前記組成物に水を加えて全量をＩＱとして、プレコート
層塗布液を調製した。

〔ジアゾ感光層塗布液〕

４−モルホリノ−２，５−ヅメ１〜キシベンゼンジアン
ニウｌ＼クロライド・１／２　ＺｎＣＱ２　１５ｇクエ
ン酸　３０Ｇ チオ尿素　１０ｇ ２−ヒ１くロキシー３ーナフトエ酸エタノールアミド　
８バ イソプロピルアルコール　ＩＯＦ。

前記組成物に水を加えて全量をＩＱとして感光層塗布液
を調製した。

次に、上質紙の表面に前記プレコート層塗布液を塗布乾
燥してプレコート層を形成した後、その上に感光層塗布
液を塗布乾燥して、感光層を形成した。この場合、ブレ
ツー１一層塗布液の泡立ちは全くなく、また感光層塗布
液の塗布ムラやハジキは全く見られず、感光層の地合は
良好なものであった。

このようにして得られたジアゾ感光紙をヘキシングリコ
ール１００ｇとモノエタノールアミン２０ｇからなる現
像液を用いて現像したところ、鮮明な青色に発色した。

比ｌ肢例１ 実施例１において、プレコート層形成液の２，５−ジメ
チル−３−ヘキシン−２，５−ジオールを除いた以外は
同様にしてジアゾ感光紙を作成した。この場合、プレコ
ートＮ塗布液は、泡立ちを生し、塗工性の劣ったもので
あり、また、感光層塗布液の塗布ムラ及びハジキが見ら
れ、地合の著しく悪いものであった。

比較例２ 実施例２において、プレコート層塗布液の２．４，７。

９−テトラメチル−５−デシン−４，７−ジオールのエ
チレンオキサイド伺加物をサポニンに代えた以外は同様
にしてジアゾ感光紙を作成した。この場合、プレツー１
〜Ｍ塗布液の泡立ちが著しかった。

比較例３ 実施例３において、プレツー１一層塗布液の３，７−シ
メチルー４−オクチン−３，７−ジオール１ｇを、サポ
ニン０．５ｇとシリコーンオイル０．５Ｆ，に代えた以
外は同様にしてジアゾ感光紙を作成した。この場合、感
光層塗布液のハジキが著しく、得られる感光層の地合は
著しく劣ったものであった。

特許出願人　株式会社　リ　コ　ー 代理人弁理士池浦敏明 手　続　補　正　書 昭和５９年３月１日 Ｊ、事件の表示 昭和５９年特許願第９８７３号 ２、発明の名称 ジアゾ複写材料 ３、補正をする者 事件との関係　特許出願人 住　所　東京都大田区中馬込１丁目３番６号氏　名　（
６７４）　株式会社　リ　コ　−代表者　浜　１）　広 ４、代理人〒１５１ 住　所　東京都渋谷区代々木１丁目５８番１０号５、補
正命令の日付　自　発 ６、補正により増加する発明の数　０ ７、補正の内容 明細書の発明の詳細な説明の欄 ８、補正の内容 本願明細書中において次の通り補正を行います。

（１）第３頁下から第５行〜第４行、第１２頁第７行〜
第８行及び第１４頁第７行〜第８行の ［３，７−シメチルー４−オクチン−３，７−ジオール
」を各々「３，６−シメチルー４−オクチン−３，６−
ジオール」に訂正します。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）支持体とジアゾ感光層との間にプレコート層を設
   けたジアゾ複写材料において、該ブレコー１〜Ｗ１が、
   少なくとも１種のアセチレンアルコール類を含イ了する
   ことを特徴とするジアゾ複写材料。