JPS60152744A - 建物の結合構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、基礎」二に固定される建物の結合構造に係り
、更に訂しくは、基礎にに床パネルを載置して上部に壁
パネルを立設した基礎と床パネルと１着パネルの結合構
造において、床パネルの外枠面にはＣ型鋼からなる結合
金物の溝部を外方向に向けて配設し、しかもその結合金
物の上フランジ面に設けられたプレート上面に壁パネル
を立設したことを特徴とする建物の結合構造に関する。

従来、一つの建物を構成するに主要な構造部材は、それ
ぞれ別種なものが用いられることなく、例えば木質パネ
ル構造においては、木質系のパネル体が主要の構造部材
となり、また壁弐ＰＣ構造等においてＰＣ板体がその主
要構造材となっている。

すなわち、木質パネル体とＰＣ板体を混成して建物を構
成することがないということは、その異質な材質同志を
結合するのに適切な結合手段がなかったこと及びその結
合部分の剛性が十分に確保出来なかった等の理由からで
ある。

しかも、これら異種の構造材を混成した建物は鉛直荷重
及び水モ荷重を各々地盤」二にバランス良く伝達するこ
とが容易ではなく建物全体の構造からも好ましいもので
はなかった。

本発明は以上の点に鑑み為されたもので、特に軽量気泡
コンクリート製のパネル材を建物の構造体外周壁として
用い、一方、木質パネルを屋内に敷設して構造体の床パ
ネルとして用いて、この両者を基礎上に固定する結合構
造を提供し、この結合構造によって垂直荷重及び水平荷
重をバランス良く伝達させることが出来るとともに、結
合作業の施工性等からも極めて有用な建物の結合構造を
提供するものである。

以下、図面により本発明の建物の結合構造を詳細に説明
する。

第１図は、本発明の結合構造を説明する為、主要構成を
分解断面図として示したものである。

この結合構造の主要構成は、布基礎ｌとその天端上面に
載置される台輪２．更に床パネル３及びその床パネル３
の外枠面に配設される結合金物４そして結合金物４のプ
レート上に立設される壁パネル５からなるものである。

４１基礎ｌは、建物の外周壁直下に設けられる基礎構造
物で、図示はしないがその下部には、鉛直荷重を地盤に
伝達させるためのツーチン部が設けられている。

一方、布基礎１の上面は天端均しが施されて建物の水平
を確保している。

この天端均しされた布基礎１の上面に平板状の台輪２が
載置される。

床パネル３は、略矩形状にパネル枠材３１，３１・・・
を組み、その上面に面材３２を張設したもので、内部に
は必要に応じて補強桟が配設されている。

又、結合金物４は、その主体をＣ型鋼４１で構成され、
第２図の斜視図で示すように、Ｃ型鋼４１の上部フラン
ジには溝部４２の開口とは反対方向に突出した状態にプ
レート４３が固定されている。

しかもこのプレート４３には、」二下のフランジを貫通
したボルト孔４４．４４・・・が後述する布基礎ｌ上の
アンカーボルトのピッチと略等しく穿設されている。

壁パネル５は、略矩形状に組まれたアングル枠材５１に
メツシュ筋５２を張設して骨休となし、この骨休に軽量
気泡コンクリート５３を打設したものである。

すなわち第１図で示すところの分解断面図によれば、コ
ンクリート酸の布基礎ｌと、軽量気泡コンクリートから
なる壁パネル５との間に木質系の床パネル３を結合する
構造である。

これら布基礎１床パネル及び壁パネル５を結合させる金
物として結合金物４が配置される。

第３図は、第１図における主要構成を床金物取付部とし
てそれぞれ結合させた部分の断面図である。

布基礎１１の天端面に台輪２が載置され、その台輪２を
介して床パネル３を布基礎１上に載置する。そして結合
金物４の溝部４２を建物の外方に向け、溝部４２の反対
側ウェッブ面を床パネル３の外枠面３３に当接させる。

しかもこのとき上フランジに固定されたプレート４３の
裏面を面材３２の上面に載せた状態にする。

斯かる状態において、結合金物４をそのウェッブ部に設
けられたビス孔（図示せず）を介してビスａ、ａにより
パネル枠材３１に固定するとともに、プレート４３の釘
孔（図示せず）を通して釘すを打ち込む。

又このとき、結合金物４の下フランジは台輪２上に載置
された状態となっている。

次いで壁パネル５の下端面を結合金物４のプレート４３
上に載せて立設する。

一方、結合金物４の溝部４２は建物の外方向に向けて開
口しているので、この溝部４２を塞ぐ為外方向から覆板
６を嵌め込む。

この覆板６は、布基礎ｌと壁パネル５の見切り板として
の役割を果し耐久性を必要とされるので通常模様入り塩
ビ鋼板等を断面略コ字状に折曲して構成されている。し
かも口字状の開口を接合金物４の開口に対向させた状態
で嵌合する構造となっている。

更に壁パネル５の下端面と覆板６との水切りを完全にす
る為その境界面にはコーキング材７が埋め込まれる。

以上の結合構造においてアンカーボルト等を介して一体
的に結合させた部分を断面図として示したものが第４図
である。

この断面図によれば、布基礎ｌ上に突設されたアンカー
ボルト１１と、壁パネル５内の固定板５４に固定された
袋体１４内のナツト１５に螺合した継ポルト１２とを長
ナツト１３によって螺着した構造となっている。

この構造によって、長ナツト１３を一定方向に回動させ
れば、結合金物４のＣ型鋼４１の上下両フランジを介し
て布基礎１と壁パネル５が螺着される。

しかも、長ナツ）１３は結合金物４のＣ型鋼４１の溝部
４２内に収納されているので、室外方向から回動も容易
となり、さらにまた必要に応じて反対方向に回動させる
ことによってアンカーポル）１１と継ポル）１２との螺
合を解放せしめてこの結合を解除させることも容易とな
る。

アンカーポル）１１と継ポルト１２及び長ナツト１３に
よる上記結合構造は、布基礎ｌ上の所定箇所において設
けられればよく、その配置間隔、いわゆるピッチは建物
の壁パネルの位置により予め定められる。

尚壁パネル５内のナツト１５は、縦アングル枠材５１と
一体的に固着されている固定板５４に固着した袋体１４
内に収納されており、軽量気泡コンクリート５３を打設
した後も外部から継ぎポル）１２と螺合させることがで
きる構造となっている。

第５図は、床パネル３と壁パネル５とを剪断耐力用のボ
ルト５６により結合した部分の断面を示すものである。

この結合構造は、水平荷重を負担すべく第４図の構造と
は異なり、布基礎１上にアンカーポルト１１が立設され
ていない位置において所定ピッチで壁パネル５の横アン
グル枠材５１と一体的にブロック５５が設けられ、この
ブロック５５を貫通してボルト５６が結合金物４の溝部
４２内から袋体１４内のナンド１５に螺合するものであ
る。

その他、結合金物４と床パネル３との結合は第４図にお
けるそれ等の結合と同様である。

しかも、いずれの場合も結合金物４の溝部４２を塞ぐよ
うにして、塩ビ鋼板等からなる覆板６を嵌め込むことに
より、布基礎ｌと壁パネル５の見切りをよくし、外観意
匠も良好に維持されている。

更に又、溝部４２と覆板６とはそれぞれの開口が対向し
た状態となっているので空間部６１が形成される。よっ
てこの空間部６１を建物外周りの配線。

配管タクトとして用いることもできる。

以上の様に、本発明の結合構造によれば、床パネルの外
枠面に結合金物の溝部を建物の外方向に向けて配設し、
かつ結合金物のプレート上面には壁パネルを立設して成
るので、異質の構成材である布基礎と床パネル及び床パ
ネルと壁パネルそれぞれが一体として配置結合されるこ
とになる。

また、壁パネル自体の下端面が直接結合金物のプレート
に載せられているので壁パネルから伝達される鉛直荷重
が円滑に布基礎に伝わることになる。

更に布基礎との結合においても、建物外方向から結合金
物の溝部内に収納されている長ナツトを回動させること
によって簡易に固定することが出来るとともに、またそ
の結合を解除することも可能となるなと構造力学上や施
工上、更には建物外観意匠４−の面からも実用性の高い
建物の結合構造となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、結合構造の主要構成を説明するための分解断
面図、 第２図は、結合金物の一部省略斜視図、第３図は、床金
物取付部分の結合断面図、第４図は、アンカーボルトを
介して結合させた部分の結合断面図、 第５図は、床パネルと壁パネルとを剪断耐力用ボルトに
よって結合させた部分の断面図である６１・・・４１基
礎、　１１・・・アンカーボルト。 ？・・・台輪、　３・・・床パネル。 ３１・・・パネル枠材、３３・・・外枠面。 ４・・・結合金物、４１・・・Ｃ型鋼。 ４２・・・溝部、４３・・・プレート。 ５・・・壁パネル、５３・・・軽量気泡コンクリ−１−
。 ６・・・覆板。 出願人　ミサワホーム株式会社 代理人　弁理士　船　橋　國　則

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、基礎」二に床パネルを載置し、その上部に壁パネル
   を立設する結合構造において、該床パネルの外枠面には
   結合金物の溝部を外方に向けて配設し　かつ該結合金物
   のプレー１−　、ｈ面に壁パネルを立設したことを特徴
   とする建物の結合構造。 ２゜前記結合金物の溝部を覆板で塞いだことを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項記載の建物の結合構造。