JPS6015131B2 - 電圧非直線抵抗器とその製造方法 - Google Patents
電圧非直線抵抗器とその製造方法Info
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- JPS6015131B2 JPS6015131B2 JP55060888A JP6088880A JPS6015131B2 JP S6015131 B2 JPS6015131 B2 JP S6015131B2 JP 55060888 A JP55060888 A JP 55060888A JP 6088880 A JP6088880 A JP 6088880A JP S6015131 B2 JPS6015131 B2 JP S6015131B2
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- Japan
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- zno
- nonlinear resistor
- voltage nonlinear
- mol
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は立上り電圧のきわめて低い電圧非直線抵抗器と
、その製造方法に関するものである。
、その製造方法に関するものである。
近年、各種電気機器や電子機器に半導体素子が広く用い
られるようになった。しかし、これら半導体素子は一般
にサージ(異常過電圧)に弱いものである。そこで、半
導体素子をサージの発生する回路に使用する場合には耐
圧の高いものを選んで使用するか、あるいはサージから
保護するためのサージ吸収器を用いるか、いずれかの方
法がとられている。通常、前者のサージ対策では十分で
なく、また価格も高くなるため、後者の方法がとられて
いる。従来、これらのサージ保護素子として、Zn0に
Bi203,Co203,Mn02など徴量の添加物を
加えて焼結して得られるZn○バリスタが知られている
。
られるようになった。しかし、これら半導体素子は一般
にサージ(異常過電圧)に弱いものである。そこで、半
導体素子をサージの発生する回路に使用する場合には耐
圧の高いものを選んで使用するか、あるいはサージから
保護するためのサージ吸収器を用いるか、いずれかの方
法がとられている。通常、前者のサージ対策では十分で
なく、また価格も高くなるため、後者の方法がとられて
いる。従来、これらのサージ保護素子として、Zn0に
Bi203,Co203,Mn02など徴量の添加物を
加えて焼結して得られるZn○バリスタが知られている
。
Zn○バリスタはサージに対して安定であり、優れたサ
ージ保護能力を示す。しかし、Zn○バリスタは焼糸吉
体の粒果の非オーム性を利用しており、そのため低圧用
のものを得ることが困難である。すなわち、立上り電圧
は電極間に直列に挿入された粒界の数に比例するため、
立上り電圧の低いものを得ようとする素子の厚みを薄く
せねばならない。しかし、Zn桃立子の粒径は数山mか
ら1咳敦仏mのため、低圧用のものを得ようとすると、
厚みを数仏m以下にする必要があるが、機械的強度の関
係で、そのような薄いものを得るこはきわめて困難であ
る。したがって、数Vで駆動されるにや半導体素子を保
護するのに適したものが得られていない。本発明はこの
ような従来のバリスタにあった問題点を解決し、特に立
上り電圧の低い電圧非直線抵抗器を実現したものである
。
ージ保護能力を示す。しかし、Zn○バリスタは焼糸吉
体の粒果の非オーム性を利用しており、そのため低圧用
のものを得ることが困難である。すなわち、立上り電圧
は電極間に直列に挿入された粒界の数に比例するため、
立上り電圧の低いものを得ようとする素子の厚みを薄く
せねばならない。しかし、Zn桃立子の粒径は数山mか
ら1咳敦仏mのため、低圧用のものを得ようとすると、
厚みを数仏m以下にする必要があるが、機械的強度の関
係で、そのような薄いものを得るこはきわめて困難であ
る。したがって、数Vで駆動されるにや半導体素子を保
護するのに適したものが得られていない。本発明はこの
ような従来のバリスタにあった問題点を解決し、特に立
上り電圧の低い電圧非直線抵抗器を実現したものである
。
以下、その実施例について詳細に説明する。
第1図は本発明による素子の基本的な構造を示すもので
ある。図において、1はZn○もしくは添加物を含むZ
n○層、2は希±類酸化物もしくは添加物を含む希±額
酸化物層、3はZn○もしくは添加物を含むZn○層、
4,5は電極である。このような構造とすることにより
、Zn○層と希士類酸化物層の界面のZn○層側に、シ
ョットキーバリャ6,7が形成されるため、電極4を陽
極として電圧を加えた場合にはショットキーバリヤ6が
逆方向こバイアスされ、電極5を陽極とした場合にはシ
ョットキーバリャ7が逆バイアスされることとなり、そ
れぞれある一定電圧までは電流が流れず、ある電圧値か
ら急激に電流の流れ出す対称型電圧非直線性を示す素子
が得られる。実施例 1 第1表に示すZn○粉体もしくは添加物を含むZn○粉
体を、通常の成型方法によって直径12柳、厚さ1.5
側に成型し、この成型体を125000で2時間、空気
中において焼成した。
ある。図において、1はZn○もしくは添加物を含むZ
n○層、2は希±類酸化物もしくは添加物を含む希±額
酸化物層、3はZn○もしくは添加物を含むZn○層、
4,5は電極である。このような構造とすることにより
、Zn○層と希士類酸化物層の界面のZn○層側に、シ
ョットキーバリャ6,7が形成されるため、電極4を陽
極として電圧を加えた場合にはショットキーバリヤ6が
逆方向こバイアスされ、電極5を陽極とした場合にはシ
ョットキーバリャ7が逆バイアスされることとなり、そ
れぞれある一定電圧までは電流が流れず、ある電圧値か
ら急激に電流の流れ出す対称型電圧非直線性を示す素子
が得られる。実施例 1 第1表に示すZn○粉体もしくは添加物を含むZn○粉
体を、通常の成型方法によって直径12柳、厚さ1.5
側に成型し、この成型体を125000で2時間、空気
中において焼成した。
得られた焼結体の両面を研磨し、特に一方の面について
はアルミナ徴粉を用いて鏡面研磨を行なった。その後、
有機溶剤で十分洗浄してから、高周波スパッタリング装
置を用いて、鏡面研磨したZn○暁結体の基板面に酸化
プラセオジウムスパッタ膜を形成した。ついで、その上
に上記基板と同じ組成のターゲットを用いてスパッタリ
ングにより、Zn○膜を形成した。その後、素子両面に
AI蒸着電極を設け、その電気特性を測定した。それぞ
れの素子について0.1〜lmA/地の領域の電圧非直
線指数a(ただしaは1=(V/C)aする)および立
上り電圧(lmA/地の電流を流したときの端子電圧)
を示す。第1表から明らかなように、特にCo203,
Mn02,AI203,Ga203を含む素子の特性が
良好である。 .第1表 実施例 2 実施例1で用いたと同様の手順で得たZn○競結体の基
板上に、実施例1と同様の手順で、第2表に示す各種希
±額酸化物または種々の添加物を含む各種希土類酸化物
をスパッタした。
はアルミナ徴粉を用いて鏡面研磨を行なった。その後、
有機溶剤で十分洗浄してから、高周波スパッタリング装
置を用いて、鏡面研磨したZn○暁結体の基板面に酸化
プラセオジウムスパッタ膜を形成した。ついで、その上
に上記基板と同じ組成のターゲットを用いてスパッタリ
ングにより、Zn○膜を形成した。その後、素子両面に
AI蒸着電極を設け、その電気特性を測定した。それぞ
れの素子について0.1〜lmA/地の領域の電圧非直
線指数a(ただしaは1=(V/C)aする)および立
上り電圧(lmA/地の電流を流したときの端子電圧)
を示す。第1表から明らかなように、特にCo203,
Mn02,AI203,Ga203を含む素子の特性が
良好である。 .第1表 実施例 2 実施例1で用いたと同様の手順で得たZn○競結体の基
板上に、実施例1と同様の手順で、第2表に示す各種希
±額酸化物または種々の添加物を含む各種希土類酸化物
をスパッタした。
さらにその上に、実施例1と同様の方法によって、基板
1と同じ組成のスパッタ膜を設け、両面に電極をつけた
。第2表にそれぞれの素子の電気特性を示す。表からわ
かるように、希士類酸化物にさらにCo203,Mn0
2を加えることにより特性改善を図ることができる。第
2表 実施例 3 ガラス基板の上にAIを真空蒸着し、この 窓着膜の上
に、Zn○スパッタ膜を形成した。
1と同じ組成のスパッタ膜を設け、両面に電極をつけた
。第2表にそれぞれの素子の電気特性を示す。表からわ
かるように、希士類酸化物にさらにCo203,Mn0
2を加えることにより特性改善を図ることができる。第
2表 実施例 3 ガラス基板の上にAIを真空蒸着し、この 窓着膜の上
に、Zn○スパッタ膜を形成した。
これを基板として、第3表に示す組成の希±頚酸化物膜
もしくは希土類酸化物主成分膜および上記スパッタ法で
形成し、さらにその上に電極を設けた。得られた素子の
構造を第3図に示す。図において8はZn○膜、9は希
±類酸化物も・し〈は希±頬酸化物を主成分とする膜、
1川まZn○腰、1 1はガラス基板13側に設けられ
た電極、12はもう一方の電極である。このようにして
得られた素子の電気特性を第3表に示す。
もしくは希土類酸化物主成分膜および上記スパッタ法で
形成し、さらにその上に電極を設けた。得られた素子の
構造を第3図に示す。図において8はZn○膜、9は希
±類酸化物も・し〈は希±頬酸化物を主成分とする膜、
1川まZn○腰、1 1はガラス基板13側に設けられ
た電極、12はもう一方の電極である。このようにして
得られた素子の電気特性を第3表に示す。
この場合にも良好な特性の得られていることがわかる。
第3表 実施例 4 Zn○もしくはZn○を主成分とする屍結体に代えて、
一方の主面を鏡面研磨した直径2肋、厚さ0.3肌の円
板状Zn○単結晶を基板として使用した。
第3表 実施例 4 Zn○もしくはZn○を主成分とする屍結体に代えて、
一方の主面を鏡面研磨した直径2肋、厚さ0.3肌の円
板状Zn○単結晶を基板として使用した。
この基板の鏡面状の表面に、第4表に示す組成のもしく
は主成分とする膜と、Zn○膜を順次スパッタリングで
形成した後、電極を蒸着して形成した。第4表にその電
気特性を示す。第4表 以上の実施例からわかるように、第1図に示す基本構造
を有する素子は顕著な電圧非直線性を示す。
は主成分とする膜と、Zn○膜を順次スパッタリングで
形成した後、電極を蒸着して形成した。第4表にその電
気特性を示す。第4表 以上の実施例からわかるように、第1図に示す基本構造
を有する素子は顕著な電圧非直線性を示す。
第1図における層2に希±類酸化物単一相を用いても、
それなりに電圧非直線性を示す素子が得られるが、さら
に、それにCo203,MN02を加えると、特性が著
しく改善される。これは添加した添加物が希士類酸化物
スパッタ膜中およびZn○との界面にトラップや表面準
位を形成することによると考えられる。したがって、中
の添加物の量の効果については実施例2で述べたように
、ZnO嫌結体にスパッタした場合の効果を中心に説明
したが、Znq基板側がスパッタ膜の場合でも、単結晶
の場合でも、第3表、第4表に一部示しているように、
同等の効果を得ることができ、第2表に示したCo20
3が0.1〜40モル%、Mn02が0.1〜40モル
%の範囲で改善の効果が見られる。またZn○側に加え
た添加物のうちCo203,Mn02は界面の表面準位
や界面に形成されるショットキ−バIJャ空乏層部分に
トラップを形成し、特性改善に効果を示す。
それなりに電圧非直線性を示す素子が得られるが、さら
に、それにCo203,MN02を加えると、特性が著
しく改善される。これは添加した添加物が希士類酸化物
スパッタ膜中およびZn○との界面にトラップや表面準
位を形成することによると考えられる。したがって、中
の添加物の量の効果については実施例2で述べたように
、ZnO嫌結体にスパッタした場合の効果を中心に説明
したが、Znq基板側がスパッタ膜の場合でも、単結晶
の場合でも、第3表、第4表に一部示しているように、
同等の効果を得ることができ、第2表に示したCo20
3が0.1〜40モル%、Mn02が0.1〜40モル
%の範囲で改善の効果が見られる。またZn○側に加え
た添加物のうちCo203,Mn02は界面の表面準位
や界面に形成されるショットキ−バIJャ空乏層部分に
トラップを形成し、特性改善に効果を示す。
またAI203,0a203はZn○の比抵抗をさげる
働きがあり、これによって、ショットキーバリャの障壁
さや中を制御することができる。したがって、実施例1
〜3に示したように、Zn○層への0.05〜3モル%
のCo203,〇.05〜3モル%のMn02,0.0
01〜0.1モル%のN203,0.001〜0.1モ
ル%のGa203の添加は電圧非直線指数を改善する上
で有効な方法である。なお、これら添加物がZn○単結
晶を用いた場合にも成立つことはその原理から考えて明
らかである。実施例1〜4で述べた希±類酸化物もしく
は添加物を含む希土類酸化物主成分層については500
〜1000Aの厚みを中心に作製したが、500Aより
も薄く形成しても、また1000Aよりも厚く形成して
も同様な特性が得られた。実施例1〜4におけるZn○
もしくは添加物を含むZn○スパッタ膜については50
00〜10000Aの厚さを中心に作製したが、原理的
にはショットキ−バリャが形成されるに十分な厚み(3
00A程度と考えられる)以上であればよい。
働きがあり、これによって、ショットキーバリャの障壁
さや中を制御することができる。したがって、実施例1
〜3に示したように、Zn○層への0.05〜3モル%
のCo203,〇.05〜3モル%のMn02,0.0
01〜0.1モル%のN203,0.001〜0.1モ
ル%のGa203の添加は電圧非直線指数を改善する上
で有効な方法である。なお、これら添加物がZn○単結
晶を用いた場合にも成立つことはその原理から考えて明
らかである。実施例1〜4で述べた希±類酸化物もしく
は添加物を含む希土類酸化物主成分層については500
〜1000Aの厚みを中心に作製したが、500Aより
も薄く形成しても、また1000Aよりも厚く形成して
も同様な特性が得られた。実施例1〜4におけるZn○
もしくは添加物を含むZn○スパッタ膜については50
00〜10000Aの厚さを中心に作製したが、原理的
にはショットキ−バリャが形成されるに十分な厚み(3
00A程度と考えられる)以上であればよい。
Zn○基板部分に競結体を用いた場合には大面積の暁結
体を容易に安価に作製することができるため、大面積の
素子すなわち大きなサージ電流のものも容易こ作ること
ができる。
体を容易に安価に作製することができるため、大面積の
素子すなわち大きなサージ電流のものも容易こ作ること
ができる。
また、Zn○側に特性改善の添加物をドープすることも
きわめて容易なことである。一方、Zn○基板側にもス
パッタ膜を用いた場合にはZn○層が薄く、抵抗が低い
ため、大電流城において、さらに電圧の低い素子を得る
ことができる。
きわめて容易なことである。一方、Zn○基板側にもス
パッタ膜を用いた場合にはZn○層が薄く、抵抗が低い
ため、大電流城において、さらに電圧の低い素子を得る
ことができる。
しかし、いずれの方法においても、電圧非直線性を示し
、しかも立上り電圧の低い素子を得ることができる。
、しかも立上り電圧の低い素子を得ることができる。
比較のため、Zのを用いた焼結型Zn0バリスタの特性
を測定した。
を測定した。
この暁結型Zn○バリスタはZn〇にBi203(0.
5モル%)、Co203(0.5モル%)、Mn。2(
0.5モル%)、Ti02(1.0モル%)、Cr20
3(0.5モル%)を加えて、十分に混合してから、直
径12柳、厚み1.5側に成型し、1350℃で2時間
焼成し、その後両面を研磨して、アルミニウムの港射電
極を設けたものである。
5モル%)、Co203(0.5モル%)、Mn。2(
0.5モル%)、Ti02(1.0モル%)、Cr20
3(0.5モル%)を加えて、十分に混合してから、直
径12柳、厚み1.5側に成型し、1350℃で2時間
焼成し、その後両面を研磨して、アルミニウムの港射電
極を設けたものである。
この素子の立上り電圧は1側あたり31Vであり、機械
的強度の関係から研磨によって薄くできる限界は0.4
肋、したがって立上り電圧の限界は12Vであった。ス
パッタリング時の雰囲気はいずれの場合もアルゴンなど
の不活性ガス雰囲気、もしくはその50%程度を酸素ガ
スで置換した雰囲気を使用すればよい。
的強度の関係から研磨によって薄くできる限界は0.4
肋、したがって立上り電圧の限界は12Vであった。ス
パッタリング時の雰囲気はいずれの場合もアルゴンなど
の不活性ガス雰囲気、もしくはその50%程度を酸素ガ
スで置換した雰囲気を使用すればよい。
置換する酸素ガスの量によって、スパッタされた膜の抵
抗値を制御することができる。実施例1,2で用いたZ
nOもしくはZn○を主成分とする暁結体はZn○粉体
もしくはZn○粉体に添加物粉体を加えてよく混合し、
得られた混合粉体に、適当量の有機バインダーを加え、
円板上に成型した後、100000〜1400こ○の空
気中で焼成する方法により得られる。焼成時間は1時間
〜5時間が適当である。また、実施例3では基板にガラ
スを用いたが「ガラスに限定する必要はなく、スパッタ
リング時の発熱に耐えられる安定な物質、たとえばアル
ミナ競結基板やマグネシアの焼結基板などを用いてもよ
い。
抗値を制御することができる。実施例1,2で用いたZ
nOもしくはZn○を主成分とする暁結体はZn○粉体
もしくはZn○粉体に添加物粉体を加えてよく混合し、
得られた混合粉体に、適当量の有機バインダーを加え、
円板上に成型した後、100000〜1400こ○の空
気中で焼成する方法により得られる。焼成時間は1時間
〜5時間が適当である。また、実施例3では基板にガラ
スを用いたが「ガラスに限定する必要はなく、スパッタ
リング時の発熱に耐えられる安定な物質、たとえばアル
ミナ競結基板やマグネシアの焼結基板などを用いてもよ
い。
また実施例では電極として真空蒸着によるAI電極を用
いたが、前述の説明からもわかるようにオーム性電極で
あれば電極材料はAIに限られる必要はなく、その形成
も蒸着ではなく、溶射や焼付などの方法によってもよい
。
いたが、前述の説明からもわかるようにオーム性電極で
あれば電極材料はAIに限られる必要はなく、その形成
も蒸着ではなく、溶射や焼付などの方法によってもよい
。
実施例2に記載の種々の添加物を含むBi203主成分
のスパッタリングターゲットは通常の窯業的手法で作る
ことができる。
のスパッタリングターゲットは通常の窯業的手法で作る
ことができる。
実施例1〜4に記載の種々の添加物を含むZnO主成分
のスパッタリングターゲットについても同様である。す
なわち、添加物および希土類酸化物もしくはZn○を粉
末の状態で十分混合し、所定の形状に成型した後、空気
中で焼成してやればよい。Zn○が主成分の焼給体の場
合には1000oo〜140000で焼成するのが望ま
しい。焼成時間は1時間〜5時間が適当である。以上詳
細に述べたように、本発明はスパッタリングによる薄膜
作成技術を応用し、新しい特性を有した電圧非直線抵抗
素子を供給することができるものである。
のスパッタリングターゲットについても同様である。す
なわち、添加物および希土類酸化物もしくはZn○を粉
末の状態で十分混合し、所定の形状に成型した後、空気
中で焼成してやればよい。Zn○が主成分の焼給体の場
合には1000oo〜140000で焼成するのが望ま
しい。焼成時間は1時間〜5時間が適当である。以上詳
細に述べたように、本発明はスパッタリングによる薄膜
作成技術を応用し、新しい特性を有した電圧非直線抵抗
素子を供給することができるものである。
第1図は本発明にかかる電圧非直線抵抗器の一実施例の
基本構造図、第2図は同じく他の実施例の構造図である
。 1,3・・…・Zn○もしくはそれを主成分とする層、
2・・…・希士類酸化物もしくはそれを主成分とする層
、4,5・・・・・・電極、6,7・・・・・・ショッ
トキーバリャ、8,10・・…・Zn○もしくはそれを
主成分とする膜、9・・・・・・希土類酸化物もしくは
それを主成分とする膜、11,12・・・・・・電極、
13・・・・・・ガラス基板。 第1図 第2図
基本構造図、第2図は同じく他の実施例の構造図である
。 1,3・・…・Zn○もしくはそれを主成分とする層、
2・・…・希士類酸化物もしくはそれを主成分とする層
、4,5・・・・・・電極、6,7・・・・・・ショッ
トキーバリャ、8,10・・…・Zn○もしくはそれを
主成分とする膜、9・・・・・・希土類酸化物もしくは
それを主成分とする膜、11,12・・・・・・電極、
13・・・・・・ガラス基板。 第1図 第2図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 少なくともZnOを含む第1、第2の領域と少なく
とも希土類酸化物を含む第3の領域を有し、前記第3の
領域の一方の側に前記第1の領域が、また他方の側に前
記第2の領域が接しており、さらに前記第1、第2の領
域にそれぞれ電極が設けられていることを特徴とする電
圧非直線抵抗器。 2 第1、第2の領域のZnO中に、少なくともCo,
Mn,AlおよびGaのうちの1種以上をコバルトにつ
いてはCo_2O_3の形に換算して0.05〜3モル
%、マンガンについてはMnO_2の形に換算して0.
05〜3モル%、アルミニウムについはAl_2O_3
の形に換算して0.001〜0.1モル%、ガリウムに
ついてはGa_2O_3の形に換算して0.001〜0
.1モル%含んでいるものであることを特徴とする特許
請求の範囲第1項記載の電圧非直線抵抗器。 3 第3の領域が希土類酸化物の中に、少なくともコバ
ルトをCo_2O_3の形に換算して0.1〜40モル
%、マンガンをMnO_2の形に換算して0.1〜40
モル%含むものであることを特徴とする特許請求の範囲
第1項記載の電圧非直線抵抗器。 4 第1の領域が多結晶焼結体であることを特徴とする
特許請求の範囲第1項記載の電圧非直線抵抗器。 5 第1の領域がスパツタリング膜であることを特徴と
する特許請求の範囲第1項記載の電圧非直線抵抗器。 6 第1の領域が単結晶であることを特徴とする特許請
求の範囲第1項記載の電圧非直線抵抗器。 7 希土類酸化物として酸化プラセオジウムまたは酸化
ネオジウムまたは酸化サマリウムを用いたことを特徴と
する特許請求の範囲第1項記載の電圧非直線抵抗器。 8 ZnOもしくはZnOを主成分とする基板の一方の
面に、不活性ガスもしくは酸素ガスを含む雰囲気中でス
パツタリング法により、希土類酸化物もしくは希土類酸
化物を主成分とする膜を形成し、さらにその上に不活性
ガスもしくは酸素ガスを含む雰囲気中で、スパツタリン
グ法により、ZnOもしくはZnOを主成分とする膜を
形成し、さらにその上に電極を設けることを特徴とする
電圧非直線抵抗器の製造方法。 9 基板としてZnO粉末もしくは添加物を含むZnO
粉末を、造粒、成型して、1000°〜1400℃の空
気中で焼成して得た焼結体を用いることを特徴とする特
許請求の範囲第8項記載の電圧非直線抵抗器の製造方法
。 10 基板として、耐熱性基板上に電極膜を形成し、さ
らにその上にZnOもしくは添加物を含むZnO膜を形
成してなるものを用いることを特徴とする特許請求の範
囲第8項記載の電圧非直線抵抗器の製造方法。 11 基板として、ZnO単結晶を用いることを特徴と
する特許請求の範囲第8項記載の電圧非直線抵抗器の製
造方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55060888A JPS6015131B2 (ja) | 1980-05-07 | 1980-05-07 | 電圧非直線抵抗器とその製造方法 |
US06/260,720 US4383237A (en) | 1980-05-07 | 1981-05-05 | Voltage-dependent resistor |
EP81301998A EP0040043B1 (en) | 1980-05-07 | 1981-05-06 | Voltage-dependent resistor |
DE8181301998T DE3171994D1 (en) | 1980-05-07 | 1981-05-06 | Voltage-dependent resistor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55060888A JPS6015131B2 (ja) | 1980-05-07 | 1980-05-07 | 電圧非直線抵抗器とその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56157004A JPS56157004A (en) | 1981-12-04 |
JPS6015131B2 true JPS6015131B2 (ja) | 1985-04-17 |
Family
ID=13155342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55060888A Expired JPS6015131B2 (ja) | 1980-05-07 | 1980-05-07 | 電圧非直線抵抗器とその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6015131B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62125430U (ja) * | 1986-02-01 | 1987-08-10 |
-
1980
- 1980-05-07 JP JP55060888A patent/JPS6015131B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62125430U (ja) * | 1986-02-01 | 1987-08-10 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56157004A (en) | 1981-12-04 |
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