JPS60151206A - 新規含炭素組成物 - Google Patents

新規含炭素組成物

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JPS60151206A
JPS60151206A JP59004834A JP483484A JPS60151206A JP S60151206 A JPS60151206 A JP S60151206A JP 59004834 A JP59004834 A JP 59004834A JP 483484 A JP483484 A JP 483484A JP S60151206 A JPS60151206 A JP S60151206A
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carbon
dispersoid
contg
boron carbide
hot gas
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JP59004834A
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Norihiro Murakawa
紀博 村川
Kazuyoshi Isotani
磯谷 計嘉
Kensaku Maruyama
丸山 謙作
Fumio Nakamura
文男 中村
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ホウ素酸化物及び単体炭素を含む新規含炭素
組成物及びその含炭素組成物を用いて炭化ホウ素を製造
する新しい方法に関する。
炭化ホウ素粉を焼結加工して得られるセラミック成型体
は、硬度が高い、化学的に安定である、中性子吸収能力
が太きいなどの性質から、種々の耐摩耗部材や原子炉制
御材に使われている。この場合原料とする炭化ホウ素粉
は、1m常微細である程焼結し易く、又焼結加工によっ
て得られる成型体の強度が大きくなると共に、咳粉が高
純度である程該成型体の強度のバラツギが小さくなる。
従来、炭化ホウ素粉は、ホウ素源としての酸化ホウ素と
炭素源としてのコークス、カーボンブラックなどを機械
的手段で粉砕混合し、得られた粉砕混合物をアーク炉、
アチソン炉などの電気炉を用い、2000℃以上に加熱
焼成して炭化ホウ素のインゴットを生成させ、これをボ
ールミル、振動ミルなどを用いて長時間粉砕することに
より製造されている。
しかしながら、かかる方法はバッチ方式であり、作業工
程の煩雑さに加えて、原料の混合装入時における不純物
の混入による汚染や純度低下といった問題がある。また
硬度の高い炭化ホウ素のごとき化合物を微粉にまで粉砕
するには著しく多量の粉砕エネルギーを要し、更に粉砕
機自身の摩耗によりかなりの不純物が混入する。したが
って、純度の高い炭化ホウ素粉を得るためには、長時間
粉砕処理して得られた粉末について、さらに数回の洗浄
濾過による精製を繰り返し、行なわなければならないと
いった経済的にも好ましくない大きな欠点がちった。
本発明者らは、これら従来技術の得失を充分検討した結
果、一旦充分に均一性が高く、かつ構成粒子の粒度の細
かいホウ素酸化物及び単体炭素の組成物を化学的手段に
より製造し、これをIJ[1熱焼成することによって、
なんら機械的粉砕や洗浄を行うことなく目的とする高純
度かつ微細な炭化ホウ素粉を製造することができること
を見出し本発明を完成した。
即ち本発明は、水蒸気を含む熱ガス中にホウ酸エステル
を装入・分解して、ホウ素酸化物及び単体炭素のそれぞ
れのエーロゾルを含む混合エーロゾル分散質を生成せし
め、該生成した分散質を固−気分離操作により捕集して
得たことを特徴とする新規含炭素組成物の発明でちり、
更にかかる本発明の含炭素組成物を焼成することを特徴
とする新規炭化ホウ素の製造法の発明でちる。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明で言う混合エーロゾルとは、気体中にホウ素酸化
物及び単体炭素が微細な固形物の粒子として混在してい
る分散質を意味する。
本発明においては、水蒸気を含む熱ガス中にホウ酸エス
テルを装入して、熱分解、酸化分解あるいは加水分解せ
しめることにより、直ちにホウ素酸化物及び単体炭素の
それぞれのエーロゾルを含むかかる混合エーロゾルを生
成せしめるものであ゛る。
本発明で用いるホウ酸エステルは、一般式B(OR)、
、(OH)、、(nは1かも3の整数、Rは、メチル、
エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イノブチル
、S e C−7°チル、tert−プチノペペンチル
、ヘキシル等のアルキル基;シクロプロピル、シクロペ
ンチル等のシクロアルキル基;)工ニル、トリル、キン
リル、メシグール、ベンジル、フェネチル等のアリール
基を示す)で表わされるもので、具体的な例を挙げれば
B (0CI−1,)、、B(OCHa)z(OH)、
B (OCLi、CH,)a、B (OCb Ht)B
 。
B(OC6Hi)z(OH)、B (OC,tI虹)(
OH)ユなどがある。
これらホウ酸エステルを水蒸気を含む熱ガス中に装入す
ることによって、上記のごとくホウ酸エステルは加水分
解あるいは熱分解によりホウ素酸化物と有機物とに分解
し、該有機物は更に熱分解によって単体炭素に変化する
のである。
本発明の含炭素組成物を得るには炉が用いられる。加熱
装置としては燃焼バーナー、通電発熱体などを備え、ま
たホウ酸エステル装入用ノズルと熱ガス装入ダクト、混
合エーロゾル排出ダクトとを備えて、耐火物で囲まれた
装置が好適に用いられる。
本発明では、炉内に少なくとも700℃以上の空間領域
が分解反応域として存在しなければならない。この温度
以上あれば、ホウ酸エステルよりホウ素酸化物及び単体
炭素がそれぞれ微粒子として生成し、気体とこれら微細
な固形物粒子との混合体である混合エーロゾル状態を発
生ずる。なお、本発明で言うホウ素酸化物は水酸化ホウ
素を含む意味で使用する。
本発明において水蒸気を含む熱ガスを得る方法としては
、通電発熱方式、高周波加熱方式、放電方式等によって
得た熱ガス中に水蒸気を注入しても良いが、水素あるい
はメタン、エタン、プロパン、ブタン、軽油、灯油、重
油などの炭化水素のように、燃焼することにより、燃焼
生成物として必然的に水蒸気を生成する可燃物を空気で
燃焼させる方法が装置上簡便であり、熱効率の面からも
望ましい。
本発明の実施に用いられるホウ酸エステルは水蒸気を含
む熱ガス中で熱分解反応によって単体炭素の固体粒子に
変化する性質に加えて、水蒸気との加水分解反応によっ
てホウ素酸化物に変化する性質を有し、しかもこれらの
反応はきわめて速く0.1秒〜0.5秒程度で完結する
ので滞留時間を1秒〜10秒程度とすれば熱と水蒸気が
共存する雰囲気ドでは、ホウヤニステルが未反応のガス
状態のままで反応の系外に揮散することは情とんどない
以上のごとくし−C得られた混合エーロゾルは、炉の外
に誘導した後、該エーロゾルに含有されている固形物分
散質をバッグフィルター、サイクロン、電気集塵機等の
捕集装置で固−気分離操作を施して捕集するが、該捕集
装置での熱負荷を軽減するためには、予め冷却すること
が望まl〜い。冷却の方法は任意であるがたとえば反応
1麦の帯域を冷却したり、又は水を注入する手段が採用
できる。
かくして捕集された含炭素組成物は、高周波加熱炉、通
電抵抗炉、アーク炉などを用いて1800℃以上に加熱
焼成することによって炭化ホウ素とすることができる。
なお、この焼成工程において、酸素が加熱雰囲気中に存
在すると、単体炭素が燃焼除去されろため、アルゴン、
ヘリウム、窒素。
水素などの非酸化性雰囲気中で加熱焼成することが好ま
l〜い。しかl−ながら加熱過程でホウ素酸化物と炭素
が反応し、炭化ホウ素が生成すると同時に一酸化炭素が
生成して、おのずと焼成系が非酸化性雰囲気となるため
、本発明において特に非酸化性雰囲気を別に用意する必
要はない。
本発明においては、ホウ酸エステルは水蒸気ヲ含む熱ガ
ス中で化学反応、即ち加水分解、熱分解などに付され単
体炭素およびホウ素酸化物の微粒子が生成すると同時に
、気相で混合が行なわれるので、なんら従来のごとき機
械的粉砕・混合手段をとることなしに、格段に微細粒子
が均一に混合した含炭素組成物が得られる。しかも従来
のバッチ方式と異なり連続的かつ一段で該組成物を得る
ことができるので、従来のごとと作業工程の煩雑さは著
しく低減される。更に、本発明の含炭素組成物から得ら
れる炭化ホウ素はすでにそれ自体微細な粉末であるため
、従来のごとくインゴットを機械的に粉砕する必要はな
く経費の増加、作業工程の煩雑さ、作業工程中の不純物
の混入といった問題がすべて解消されるという顕著な作
用効果を奏するのである。
何故に本発明においては、かくのごとく容易に炭化ホウ
素の微粉末が得られるかは現在のところ完全には詳らか
にし得ないが、恐らくは該含炭素組成物中の炭素とホウ
素酸化物の混合形態が従来になく極めて均一かつ微細で
あり、このことが微細な炭化物の生成を可能にしている
と推察される。
以下実施例を示して本発明を具体的に説明する。
実施例1 第1図に示す炉1(直径300 mm、長さ3 m )
を用い、ダクト2より空気を、燃焼バーナー3より熱風
用燃料としてのメタンをそれぞれ8ONm3./H18
Nm/Hの流量で装入し、ホウ酸エステルとしてB (
OCH,CH,3)lをノズル4より19kg/l■の
流量で炉内に装入した。炉内は第1図のへの位置で11
50℃の温度に保った。
炉内に生成したエーロゾルはダクト5より抜ぎ出し、冷
却後バッグフィルターで捕集して本発明の含炭素組成物
10.7 kg/H(乾燥重量)を得た。
化学分析の結果、含炭素組成物には炭素58.1重量%
、Bz0941.6 重量%(残りは結合性の水素0.
2重量%、その他OJ重量係以下)が含まれていた。
この含炭素組成物100gを高周波加熱炉を用(・て1
900℃で1時間加熱し、一旦冷却後空気中で800°
Cに加熱し、残存した単体炭素を燃焼除去して1.3,
5qの粉末を得た。
得られたこの粉末はX線回折の結果、B、Cの組係であ
った。電子顕微鏡による観察の結果、直径がl l1m
以下の粒子のみが観察され、窒素吸着比表面積は15 
、1. m”/9であった。
比較例1 平均粒径1μmのBiOうと炭素粉末(窒素吸着比表面
積116m/9)とを組成が実施例1で得られた含炭素
組成物と一致するように、41.6対58.10重置割
合でボールミルを用いて24時間混合して得られた混合
物100qを実施例1と全く同様にして高周波加熱炉を
用いて加熱した後、単体炭素を燃焼除去して9.97を
粉末を得た。得られたこの粉末はX線回折の結果、B4
Cの組成の炭化ホウ素であることが確認され、B20.
に対するBゆCの生成した収率は60チであった。顕微
鏡観察の結果、直径が1韻以上の粒子を含み、殆んどは
100znη以」二の粒子よりなることが観察され、窒
素吸着比表面積は0.4m”7gであった。
実施例2〜4 熱風用燃料にはメタンの他にプロパン、水素、ブタンも
用い、ホウ酸エステルとしては第1表に示すものをそれ
ぞれ用いて、実施例1と同様な方法で第1表に示す組成
の含炭素組成物を得た。これら含炭素組成物を実施例j
と同様にして、それぞれ第1表に示す温度、時間の加熱
を行ない、それぞれ第1表に示す号のB、Cの粉末を得
た。電子顕微鏡による観察の結果、いずれの粉末も直径
が1μm以下の粒子のみが観察され、窒素吸着比表面積
はそれぞれ第1表に示す値であった。
第1表
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施に使用する炉の1例を示す断面図
である。 図面において l:炉 2:ダクト 3:燃焼バーナー 4:ノズル 5:ダクト を示す。 特許出願人 三井東圧化学株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水蒸気を含む熱ガス中にホウ酸エステルを装入・
    分解して、ホウ素酸化物及び単体炭素のそれぞれのエー
    ロゾルを含む混合エーロゾル分散質を生成せしめ、該生
    成した分散質を固−気分離操作により捕集して得たこと
    を特徴とする新規含炭素組成物。
  2. (2)水蒸気を含む熱ガス中にホウ酸エステルを装入・
    分解して、ホウ素酸化物及び単体炭素のそれぞれのエー
    ロゾルを含む混合エーロゾル分散質を生成せしめ、該生
    成した分散質を固−気分離操作により捕集して得た含炭
    素組成物を焼成することを特徴とする新規炭化ホウ素の
    製造法。
JP59004834A 1984-01-17 1984-01-17 新規含炭素組成物 Granted JPS60151206A (ja)

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JP59004834A JPS60151206A (ja) 1984-01-17 1984-01-17 新規含炭素組成物

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JPS644966B2 JPS644966B2 (ja) 1989-01-27

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