JPS60148906A - 凍結，雪氷路面に散布するスリツプ防止材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、凍結、雪氷路面に散布して効果を発揮する車
輌等のスリップ防止材に関するものである０ 普通の舗装表面の滑り摩擦係ゲタが０．５〜０．７であ
るのに対し、冬期に積雪がある地方あるいは積雪がなく
ても寒冷で氷結する地方の道路では、舗装表面の滑り摩
擦係数が路面の凍結に工って０．１以下になることがあ
り、交通安全確保の面で太きな問題になっている。

この対策として、自動車のタイヤのｈｊｌ、Ｈ’　擦（
糸数を増大する方法と道路の路面を改良する方〆ムが一
般に行われている。

タイヤの摩擦係数を増大させる方法々しては、スパイク
タイヤ、スノータイヤを使用するか、タイヤチェーン、
ラバーチェー７等をタイヤに装着する方法がある。

また道路面全改良する方法としては、（１）雪氷を取除
くかまたはＩＡ！１！解さげたり、砂などの児擦拐を路
面に散ｚｉｌする方法、（２）化学的に氷点降下させて
圧雪を融解させる方法、（ろ）水分を凍結しない状態に
保つために塩化カル／ラム、１舘化マグネ／ウム、塩化
すトリウムなとの無機塩類や朋素、グリコールなどの有
機塩類を路面に散布する方法等がある。

さらにまた、除雪手段として氷ｔ・；÷処理セ路面Ｉ！
ｉ、？正作業があり、加熱融雪手段として電熱融雪、消
雷パイプ、温水パイプ等がある。

こＪｌらの対液のうち、自動車の滑りｔｉｔ　１Ｍ係数
増大に関しては、タイヤチェーンやラバーチェー／はそ
の都度の装着の不便さ、スノータイヤは凍結路面に対し
て効果がほとんどない等のたぬ、現在で（は積雪、凍結
に関係なく冬期を通じてスパイクタイヤを装着する車輌
が非常に多くなっている。

スパイクタイヤの利点としては、制動停止距＃ｔの短縮
、走行安定性の確保、発進時の加速ツバけん引力の増大
、登板能力の増大など冬期間の円滑な車輌走行と安全確
保に寄与するところが太きい。

しかし多くの場合、その効果は氷結路面におけるものに
限定され冬期の全期間、１日の全時間を通じてのもので
はない。そしてスパイクタイヤの逆効果として、舗装や
トラフィックペイントの摩耗による安全確保の問題、摩
耗により生じた塵埃や騒音などの公害問題、摩耗℃補修
費対策など多くの問題点が指摘されるようになり、スパ
イクタイヤの規制や禁ＩＦの議論が高まってきている。

本発明は、これらの背景をもとに、常時ス・ぐイクタイ
ヤを必要としない寒冷地などにおいて、路面が一時的に
凍結したり、路面が部分的に凍結する場合、あるいは山
間地での緊急時などに路面に散布して効果を発揮する車
輌のスリップ防市利を４Ｊｊ　、ｌ（することを目的と
するものである。

本発明者らは、この目的に沿うスリップ防止材について
研究を重ねた結果、砕石と砂をアスファルトで処理した
ものに、凍結防止、融雪効果のある塩化物を一鍾または
数種お工び雪氷の水分と反応して反応熱を発生する無機
物を混合したものを用いることにエリ、タイヤと凍結路
面とのすべり摩擦係数の増大、雪氷路面の融氷、凍結防
止にすぐれたスリップ防止材が得られることを見い出し
、この発明を完成した。本発明の要旨は、アスファルト
で処理した砕石と砂の混合物に、塩化カル／ラム、塩化
マグネシウム、塩化ナトリウム等の凍結防＋Ｉ−１融雪
性塩化物の１種または複数種と、生石灰、苛性ノーズ等
の水接触反応熱発生無機物の１種せたは複数種と全混合
したことを特徴とする凍結、雪氷路面に散布するスリッ
プＩ！ｂ＋Ｌ材にある。

次に本発明についてさらに詳細ｔ’ｃ　説明する。

本発明のスリップ［（フッ止材を製造する場合は、１す
天然の砂からなる細制拐および砕石からなる粗骨材と歴
青系結合利としてのアスファルトとを通常のアスファル
トプラントで加熱混合して、前記贋材にアスファルトの
コーティングを施し、次１てその骨材およびアスファル
トのｌ昆合物が常温まで冷却したのち、その混合物に常
温で＾１（記塩化物および無機物を適当なミギザにより
宙４合してスリップ防止材を得る。

このスリップ防止材は潮解性や反応性を有する無機物を
含有するため製造後の貯蔵に当っては吸湿を避けるため
防水性のある袋詰め等によって貯蔵する必要がある。

前記骨材をコーティング処理するアスファルトの量は、
骨材が相互に付着結合せず、かつ粉塵化することなく黒
色化がなされる量で十分であり、骨材に対するアスファ
ルトの量は１〜２重量％が好ましい。またアスファルト
のｆ！類は通常アスファルトプラントで使用される針入
度６０／ｓｏ　、　８［ｌ／１ｏ。

のものをｆ費用できる。

混合物中の砕石、砂等の骨材については、砕石等の粗骨
材のみを使用した場合は、粗骨材の転がりにより摩擦抵
抗が著しく小さくなり不適当である。得られるスリップ
防ＩＦ材の滑り摩擦抵抗性から・汚材として天然砂など
の細骨材を使用する必要があり、その細骨拐に砕石等の
粗骨材としてＪＩ８７号砕石全砕石量混入することてよ
り、イψれた滑り摩（察抵抗１牛を（’Ｉ”４すること
ができる。

前記砕石の混入量が多過き゛ると滑り摩擦抵抗性か減少
するからその混入１ｒｔｋ一定以下にする必要がある。

優れた滑り摩擦抵抗性を得るために必要な前記砕石の卸
１骨利に対する混入量は１０〜ろ０１（（量％である。

まｆ？：、凍結防止、融水側としての塩化物はその効果
と経済性からアスファルトで処理した祖、細骨材の混合
物に対し５〜２０重量％程度が適当であり、その形状に
ついては粉状、粒状、フレーク状とれを１ψ用しても差
支ぐ−ない。さらに凍結路面の融解促進をはかるｕｌＥ
石灰、苛性ノーズ等の無機物の鮭はアスファルトで処理
した相、細刊（」の混合物に対し、２〜５重ｈ１９ｇが
適当である。

なお本発明のスリップ防＋Ｉ：　ｌ＜Ｊを建染物の周１
１１１の通路や屋外の階段等に散布すれば、凍結時の歩
行の安全性を確保することができる。

以下に本発明の実施例を示す。

実施例 粗骨材としてＪＴＳ７号砕石１Ｏ重聞部、細骨Ａ」とし
て粗砂７５重量部、添加材としてアスファルト１重量部
、塩化物として塩化カルシウム１０重景部、反応性無機
物として生石灰４面粗部を用い、それらを混合してスリ
ップ防止材を得た。

このようにして得た混合物を袋詰めにして携行し、勾配
８％の積雪した山道の路面に散布し車輌のスリップ脱出
実験を行なった。

スリップ防止材を散布しない雪道のままでは車輌はスリ
ップして発進できなかったが、スリップ防止材を１塾省
程度散布したところスムーズに発進登板でき良好な結果
が得られた。

以上述べたように、本発明によるスリ７ノ防止材は、ア
スファルトで処理した砕石と砂の混合物に、塩化カルシ
ウム、塩化マグネシウム、塩化ナトリウム等の凍結防止
、融雪性塩化物の１種または複数種と、生石灰、苛性ソ
ーダ等の水接耐（反応熱発生無機物の１種捷たは複数種
とを混合することにより構成されているので、そのスリ
ップ防止材を凍結路面や雪水路面にｇｌ布することによ
り。

スリップ防雨イ２中の６′１石、砂によって凍結路面と
タイヤとの滑り摩（ξ係数を増大させることかでき、か
つ前記塩化物によって路面の凍結を防止すると共に融氷
することができ、しかも前記無′俵物ｋ（、Ｊ：つて路
面の雪氷を融解すると共に、アスファルトの１．ｉ％色
化に伴なう太陽熱の吸収促進による融氷を促進すること
ができ、さらに砕石、砂にはアスファルトのコーティン
グが施されているので、乾燥晴の粉塵公害を低減するこ
とができる。１食前記種々の利料の機能が個々にあるい
は組合わさって作用するので、路面の凍結防止、雪氷対
策用および一時的凍結時のスリップ防止用あるいは１１
１間地での緊急時の脱出用等に広く利用できる効果がず
↓Ｊられる。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. アスファルトで処理した砕石と砂の混合物に、塩化カル
   シウム、塩化マグネシウム、塩化ナトリウム等の凍結置
   市、融雪性塩化物の１種または松数種と、生石灰、苛性
   ソーダ等の水接触反応熱発生無機物の１種捷たは複数種
   とを混合したことを特徴とする凍結、雪氷路面に散布す
   るスリップ防止材。