JP2827127B2 - スリップ・凍結防止材 - Google Patents

スリップ・凍結防止材

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JP2827127B2 JP3734190A JP3734190A JP2827127B2 JP 2827127 B2 JP2827127 B2 JP 2827127B2 JP 3734190 A JP3734190 A JP 3734190A JP 3734190 A JP3734190 A JP 3734190A JP 2827127 B2 JP2827127 B2 JP 2827127B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は、積雪地や寒冷地等の道路に使用するスリ
ップ・凍結防止材に関するものであり、特にアイスバー
ン等でのスリップを防止するとともに、融雪と氷の凍結
を防止し、かつ太陽熱の吸収を促進して融雪を促し、ま
た潮解を防止して保存性をよくしたものである。
<従来の技術> 従来から、融雪や凍結防止の目的のために、塩化カル
シウムや塩化ナトリウム又はこれらの水溶液を道路に散
布することは広く行われている。また、融雪目的のため
に炭や灰等を撒く方法も行われている。一方、凍結道路
等のスリップしやすい路面に対し、砂を撒いて自動車や
歩行者のスリップを防止する方法も行われている。
<発明が解決しようとする問題点> 融雪のために、塩化カルシウム等が効果を有すること
は確かであるが、塩化カルシウムの散布によって融けた
雪は、完全に融け去ることは稀であり、シャーベット状
に融けたり、またこのシャーベット状に融けた雪が再凍
結したりして、結果としてスリップしやすい状態となっ
ている。また、塩化カルシウム等は非常に吸湿性が高い
ので、保管状態に十分配慮しないとすぐに潮解してしま
う。
<問題点を解決するための手段> そこで、この発明にかかるスリップ・凍結防止材は前
記問題点を解決するために、アスファルト又は(及び)
重油で被覆した岩塩,塩化カルシウム,塩化ナトリウ
ム,塩化マグネシウムのうち1または2以上の物と、天
然砂,人工砂,砕石(7号)のうち1または2以上の物
を任意の割合で混合したものであり、塩化カルシウム等
により融雪し、天然砂等によりスリップを防止するとと
もに、これらをアスファルト等で被覆して黒色や灰色等
に着色することにより、太陽熱の吸収を高めるととも
に、保管時の塩化カルシウム等の吸湿による潮解を防止
し、かつ撒布時の砂塵の舞い上りを防止するようにした
ものである。
<作用> この発明で使用する岩塩,塩化カルシウム,塩化ナト
リウム,塩化マグネシウムは、氷結温度の低下による凍
結防止または融雪効果を有するものである。これらのも
のが積雪面や凍結面に撒布されることにより、凍結した
氷や雪が解けることになる。また、天然砂,人工砂,砕
石(7号)は路面のスリップ防止に効果を発揮するもの
であり、人工砂は粒径2.5mm以下の物であり、砕石(7
号)は粒径5〜2.5mmの物をいう。スリップの防止効果
としては砕石の方が砂より大きい場合もあるが、砕石を
多量に使用すると路面に砕石が長く残存してしまうの
で、使用道路に応じて、砂と砕石をそれぞれ単独で、ま
たは混合して使用する。塩化カルシウム等と砂等の混合
比は、路面の凍結状態,降雪状態やその他の路面環境に
応じて調節できる。ただし、これらを本発明の範囲で混
合して使用するのが、凍結防止とスリップ防止の両面か
ら見て好ましい。
アスファルトや重油は、塩化カルシウム等や砂等を黒
色や灰色等に着色し、太陽熱の吸収を促進させ、融雪時
間を早めるとともに、塩化カルシウム等を被覆すること
により、保管時の吸湿を防止し潮解性を防止する効果を
有する。さらに砂等を被覆することにより、撒布時の防
塵効果を高めることができる。アスファルト等は、上記
の効果を高めるためにはその割合が多い方が好ましい
が、多すぎると、冷却後にアスファルト等により全体が
凝固してしまって撒布できない状態になってしまうとと
もに、塩化カルシウム等が撒布後もアスファルト等の被
覆に守られて水と接触せず、融雪効果を発揮しなくなっ
てしまう。したがっで、アスファルト等の量は本発明の
範囲とすることが効果的である。
次に、この発明にかかるスリップ・凍結防止材の実施
例について説明する。
<実施例 1> 岩塩を30重量%、乾燥した天然砂を68重量%、ストレ
ートアスファルトを2重量%用意し、これをミキサーで
150℃の加熱状態で混合し、岩塩と天然砂をそれぞれア
スファルトで被覆する。
<実施例 2> 塩化カルシウムを25重量%、乾燥した天然砂を72重量
%、ストレートアスファルトを3重量%用意し、これを
ミキサーで160℃の加熱状態で混合し、塩化カルシウム
と天然砂をそれぞれアスファルトで被覆する。
<実施例 3> 岩塩を40重量%、乾燥した天然砂を58.2重量%、スト
レートアスファルトを1.8重量%用意し、これをミキサ
ーで145℃の加熱状態で混合し、岩塩と天然砂をそれぞ
れアスファルトで被覆する。
<実施例 4> 塩化カルシウムを30重量%、塩化ナトリウムを20重量
%、乾燥した人工砂を23重量%、乾燥した天然砂を25重
量%、ストレートアスファルトを2重量%用意し、これ
をミキサーで150℃の加熱状態で混合し、塩化カルシウ
ム,塩化ナトリウム及び天然砂をそれぞれアスファルト
で被覆する。
<実施例 5> 岩塩を60重量%、乾燥した天然砂を28.5重量%、砕石
(7号)を10重量%、ストレートアスファルトを1重量
%、重油を0.5%用意し、これをミキサーで110℃の加熱
状態で混合し、岩塩,天然砂及び砕石をそれぞれアスフ
ァルトと重油で被覆する。
<使 用 例> 上記各実施例のスリップ・凍結防止材の使用方法につ
いて説明する。
積雪した路面や凍結した路面に、任意の方法により撒
布して使用すればよいが、本発明のスリップ・凍結防止
材は、人力によりまたは機械により容易に撒布すること
ができる。撒布する量は、多量に撒布すればそれだけ効
果は大きいが、使用場所に応じて適当に調節すればよ
い。なお、アイスバーン等の凍結車道で、スリップ防止
に重きを置く場合には、天然砂や人工砂の含有量の多い
物が効果的であり、例えば実施例1や実施例2の物が使
用できる。融雪に重きを置く場合には、塩化カルシウム
等の含有量の多い物が効果的であり、例えば実施例3や
実施例4の物が使用できる。また、歩道に使用する場合
には、実施例5のように砕石を混入した物も、スリップ
防止に効果的である。なお、スリップ防止材として混入
してある砂等は、粒径を適当な大きさな物としているの
で、道路乾燥後には自然に消滅し通行の妨げにはならな
い物である。
<発明の効果> 以上述べたように、この発明にかかるスリップ・凍結
防止材によればアスファルト又は(及び)重油で被覆し
た岩塩,塩化カルシウム,塩化ナトリウム,塩化マグネ
シウムのうち1または2以上の物と、天然砂,人工砂,
砕石(7号)のうち1または2以上の物を任意の割合で
混合してあり、塩化カルシウム等により融雪し、天然砂
等によりスリップを防止するとともに、これらをアスフ
ァルト等で被覆して黒色や灰色等に着色することによ
り、太陽熱の吸収を高めるとともに、保管時の塩化カル
シウム等の吸湿による潮解を防止し、かつ撒布時の砂塵
の舞い上りを防止することができ、塩化カルシウムや砂
を単独でまたは単に混合して使用した場合に比べて格段
に優れた効果を有しているのである。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の、A及びBが任意の割合で混合して
    あり、それぞれの粒子がCで被覆してあることを特徴と
    するスリップ・凍結防止材。 Aは、岩塩,塩化カルシウム,塩化ナトリウム,塩化マ
    グネシウムのうち1または2以上の物。 Bは、天然砂,人工砂,砕石(7号)のうち1または2
    以上の物。 Cは、アスファルト又は(及び)重油。
  2. 【請求項2】下記の、Cで被覆したA及びBの粒子が、
    Aが10〜80重量%、Bが16〜89.5重量%、Cが0.5〜4
    重量%の割合で混合してあることを特徴とするスリップ
    ・凍結防止材。 Aは、岩塩,塩化カルシウム,塩化ナトリウム,塩化マ
    グネシウムのうち1または2以上の物。 Bは、天然砂,人工砂,砕石(7号)のうち1または2
    以上の物。 Cは、アスファルト又は(及び)重油。
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