JP3377337B2 - 舗装構造体 - Google Patents
舗装構造体Info
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Description
を主として対象とするものである。
制は、積雪寒冷地において除雪をスムーズに行い、車両
の安全走行性確保のために行うものであり、現在は「塩
化物の散布」、「ロードヒーティングの設置」、「舗装
材へのゴム粒の混合」などの方法によっている。塩化物
の散布は、降雪直前または直後に塩化ナトリウム、塩化
カルシウム、塩化マグネシウム等の「塩化物」を30〜
40g/m2程度の量散布し、塩化物が降雪と反応して
零下の共融点をもつ水膜を道路舗装表面と雪や氷との間
に介在させることを目的としたものである。しかし、塩
化物の散布は形成された道路舗装表面の水膜が除雪によ
って同時に取り除かれてしまうため、その効果は一時的
であり経済的でない。また、雪氷と反応し溶解した塩化
物は道路構造物、自動車の腐食および周辺環境への影響
など副次的に被害を発生させるため、その使用方法や条
件等に懸念がもたれている。
装体内部に電気方式や温水循環式のヒーティング装置を
埋設し、冬期に舗装体を暖めることで融雪効果を発揮し
たり、積雪の凍結が防止できるもので、気象状態に即応
して遠隔操作、自動制御が可能であり、維持管理が容易
な方法である。しかし、ロードヒーティングの建設には
電気方式の場合には高圧受電盤の設置、温水循環式の場
合にはボイラ等の熱源設置など多大な費用がかかり、さ
らに熱源として電気方式の場合には電気料金、温水循環
式の場合にはガス・石油料金などの維持費がかかり、経
済的な工法ではなく一般ではない。舗装材へのゴム粒の
混合は、アスファルト混合物中にゴム粒を2〜5wt%
添加混合することによって、弾力性のある混合物層を形
成して路面に生じた圧雪層および氷結層を交通荷重で物
理的に破壊するものであり、通常の舗装の施工法で構築
できる簡易な凍結抑制工法である。しかし、使用するゴ
ム粒は円柱偏平状といった特殊形状のものであることを
要すること、またこの工法はゴム粒を多く使用した混合
物であるため、大型車交通量の多い箇所では夏期に流動
が発生し易く使用場所が限られてしまう難点がある。
た従来技術の欠点を解消することにあり、特に従来技術
のもっていた周辺環境への被害、高いイニシャルコスト
とランニングコスト、アスファルト混合物の軟質化など
の欠点を解消することにあり、施工が容易で耐久性に富
み、維持管理の容易な凍結防止路面を提供することにあ
る。
にマスチックアスファルト層を設け、その上に導電性粉
状体をアスファルト系又はセメント系のバインダーに混
入してなる導電性組成物を塗布し、さらにその上にマス
チックアスファルト層を設けると共に、該導電性組成物
からなる層に通電手段を接続してなることを特徴とする
舗装構造体である。本発明の舗装構造体は舗装体表面近
傍にマスチックアスファルト層を上下にもつ導電性組成
物からなる導電層を配し、該層に端子の埋め込み等によ
る通電処理を施し舗装体表面部を加温しうるようにした
ものである。導電性粉状体の例としては導電性の炭素
(又はグラファイト)や金属(ニッケル、クロム等)の
粉状体があげられ、それらはアスファルト系又はセメン
ト系のバインダーに混入した上塗布して薄層にされる。
たとえば伝熱セメントの名で市販されているセメントに
導電性粉状体を混入し水を加えて基体舗装上のマスチッ
クアスファルト層表面に塗布する方法等により好適に薄
層発熱体層を形成しうる。該層中の導電性粉状体の濃度
や層の厚さは通電により発熱する機能を示す限り特に制
限されず、たとえば0.5〜5kg/m2 程度の量が塗
布される。
に制限されないが、セメントコンクリートやアスファル
トコンクリート等の通常の基体舗装上にマスチックアス
ファルト層を配することが漏電防止性の観点から有効で
あることを見出した。この場合骨材としては熱を下層に
伝え難い点で熱伝導率の小さい骨材の使用が好ましい。
だけでなくその上にも設ける。このマスチックアスファ
ルト層は通常舗装体の表層を構成する。これは漏電防止
性や供用性の点で特に効果が大きい。骨材としては熱を
伝え易い熱伝導率の大きいもの(たとえばかんらん岩、
珪石、フェライト等の金属混入物)の使用が好ましい。
いが、通常舗装体の長さ方向に対し非連続的に、たとえ
ば舗装体の長さ方向に対し交差方向に帯状に配し、その
端部に電源端子を取り付け配線することが好ましい。こ
のような構成にすることにより、任意個所を選定して加
温することもできる。本発明の舗装構造体は特に道路舗
装表面の凍結抑制に有効だが、表面ないしその近傍の加
温特性を利用して発色ないし変色を伴う視認性の付与等
の機能をもたせることもできる。また暖房等の目的に供
することもできる。
道路周辺環境に対する配慮、ロードヒーティング構築に
おけるイニシャルコスト、ランニングコストの低減およ
びゴム粒混入による混合物の軟質化などの欠点を解消す
ることができ、施工が容易で、耐久性に富み、ランニン
グコストも少ない等の利点も有する。
ファルト層を設け、その上にニッケル・クロム20重量
部と伝熱セメント70重量部と水10重量部からなる混
合物を横方向に幅20cmの帯状に20cm間隔で2.
5kg/m2 塗布した。次いでその上にマスチックアス
ファルト層表層を設けた。伝熱セメント層の端部に電源
端子を取り付け通電(5A×35V)した。セメントコ
ンクリート層の温度は20℃、舗装構造体の表面温度は
24〜32℃となった。
Claims (2)
- 【請求項1】 舗装体表面近傍にマスチックアスファル
ト層を設け、その上に導電性粉状体をアスファルト系又
はセメント系のバインダーに混入してなる導電性組成物
を塗布し、さらにその上にマスチックアスファルト層を
設けると共に、該導電性組成物からなる層に通電手段を
接続してなることを特徴とする舗装構造体。 - 【請求項2】 該導電性組成物からなる層が舗装体長さ
方向に対し非連続的に存在する請求項1記載の舗装構造
体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18965495A JP3377337B2 (ja) | 1995-06-22 | 1995-06-22 | 舗装構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18965495A JP3377337B2 (ja) | 1995-06-22 | 1995-06-22 | 舗装構造体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH093811A JPH093811A (ja) | 1997-01-07 |
JP3377337B2 true JP3377337B2 (ja) | 2003-02-17 |
Family
ID=16244941
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18965495A Expired - Fee Related JP3377337B2 (ja) | 1995-06-22 | 1995-06-22 | 舗装構造体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3377337B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4723547B2 (ja) * | 2007-09-26 | 2011-07-13 | イー−テク・インターナショナル・カンパニー・リミテッド | 電気伝導コンクリートを利用する自己発熱コンクリートシステム |
JP5652924B2 (ja) * | 2013-02-05 | 2015-01-14 | 株式会社ガイアートT・K | コンクリート舗装構造 |
JP5688505B2 (ja) * | 2013-04-08 | 2015-03-25 | 株式会社ガイアートT・K | コンクリート舗装構造 |
-
1995
- 1995-06-22 JP JP18965495A patent/JP3377337B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH093811A (ja) | 1997-01-07 |
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