JPS60147423A - プルラン共重合体及びその利用 - Google Patents

プルラン共重合体及びその利用

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JPS60147423A
JPS60147423A JP234484A JP234484A JPS60147423A JP S60147423 A JPS60147423 A JP S60147423A JP 234484 A JP234484 A JP 234484A JP 234484 A JP234484 A JP 234484A JP S60147423 A JPS60147423 A JP S60147423A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ての利用に大変有望である。本発明の骨子は、このプル
ランに種々のビニール化合物を重合させ、重合体にプル
ランの親水性を具備させ、生体、親和性材料として、た
とえば歯科材料、コンタクトレンズ、人工骨9人工血管
等の利用、あるいは製膜して限外口過膜への利用、又は
電子線レジストなどの利用を考えたもの、である。本発
明のプルラン共重合体の製法は先ずプルランに不飽和酸
を反応させ二重結合を導入する事より始まり、次のステ
ップとして付加重合系のビニール単量体を反応させて重
合を開始する。
プルランに不飽和酸を反応させ、二重結合を導入HOO
CR”(但しR′衷はc、−c工のアルキル基)か又は
核酸の酸無水物と酸触媒の存在下行われる方法又は核酸
の無水物と、HOOCR1’ (但しR”はC,−C,
のアルキル基)なる飽和酸の無水物と塩基性条件下で反
応させて得られる。
生じたプルランオレフィンエステルは下記の式で示され
る。
アルキル基)を示す。a、bはa+b≦8なる正数であ
シXは5以上の整数である〕 又、このプルランオレフィンエステルに重合性オレフィ
ン系化合物を反応させ、プルラン共重合体を製造するが
、それは両者の良溶媒たとえばアセトン中で行ってもよ
いし、−又直接このプルランオレフィンエステルを重合
性オレフィン系化合物に溶解あるいは分散させて行って
もよい。
ここで反応させる1重合性オレフィン系化合物とは下記
のごとくであり、 〔ここで、R3,R4とR゛はそれぞれ水素又はCH,
よシ選ばれる。發は−d’−o−R・(R・はここで水
素、C8〜C1茸アルキル基、シクロヘキシル基、CI
A−C4のヒドロキシアルキル基、C1〜C8のアミノ
アルキル基C0〜C8のジアルキルアミノアルキル基、
グリシジル基、テトラヒドロフラン基、CI−%−C4
の低級アルキル置換テトラヒドロフラン基、ベンジル基
及びル基、ピロリドン基、を示す。
に 具体斐べれば、アクリル酸、メタクリル酸のとときa、
β−不胞和酸のアルキルエステル、シクロヘキシルエス
テルのごとき低級アルキル置換。
シクロヘキシルエステル、2−ヒドロキシエチルエステ
ル、2−ヒドロキシプロピルエステル、2−一ヒドロキ
シブチルニスτル、°アクリルアミド。
メタクリルアミド、アク1)ルもしくはメタクリル−ジ
メチルアミド1.ベンジルエステル。
上記α、β不胞和酸のC8〜C3のアミノアルキルα、
β−不胞和酸のニトリル基;ビニールアルコール、メチ
ルビニールアルコール、ジメチルビニルアルコール;酢
酸ビニル、フロピオン酸ビニル。
ビニルブチレートのごときビニールアルコール及び上記
メチル置換ビニールアルコール(7)C,〜Csフルキ
ルエステル;スチレン、ビニルトルエン;ビニルピリジ
ン;ビニルピロリドン;ビニルメチルピロリドンなどが
考えられ′る。
又、重合開始剤としてはアゾビスインブチルニトリル(
AIBN)、過酸化ベンゾイル(B P O)、t−ブ
チルヒドロペルオキシド等過酸化物が持ちいられる。
又、開始剤は合計量に対して約01〜5重量係程度使用
される。
こうして得られたプルラン共重合体は、温度40”Cに
おいてアセトン、ジオキサン、クロロホルムジメチルホ
ルムアミド等、はとんどの有機溶媒にとけず、固くロッ
クウェル硬度がしばしばMスケールで150に達する事
もある。
又、本発明のプルフン共重合体は塊重合法により適当な
型の内で重合され、その形状はいかようにも一変化させ
える。又(1)式と(2)式の重合体の比率は適当に得
らぶ事が出来るので、その用途に従ってその比率を変化
させる事が出来る。このように本発明のプルラン共重合
体は、コンタクトレンズ。
人工血管9人工骨9人工角膜、義歯床などの人工臓器材
料に非常に有望と考えられる。ここで特にコンタクトレ
ンズへの応用を述べると、ハード型コンタクトレンズ素
材としては重合単量体としては主にメタクリル酸アルキ
ルエステルが望ましくその場合の(l)式と(2)式の
重合体の比率は1〜20が適当と考えられる。又、塊2
重合法においてプルランエステルのメタクリル酸エステ
ルの溶解性は重要と考えられるが、プルランの例えば酢
酸、メタクリル酸、アクリル酸の混合エステルの場合は
酢酸含量は101〜40%不飽和酸含量は5〜20係が
望ましいとされる。こうして得られた波型合体の板状又
は棒状のものを切削、研摩してベベル加工したコンタク
トレンズは有望である。
従来品のポリメタクリル酸メチルと、たとえばプルラン
−メタクリル酸メチル共重体よりなるコンタクトレンズ
をそれぞれ比較すると、従来品のポリメタクリル酸メチ
ルでは充血して装用不可たつたものが、プルランメタク
リル酸メチル共重合体よシなるコンタクトレンズを装用
した場合、無理なく8時間装用できた。又、との装用感
は濡れが増すほど良好となシ、たとえばアルコール性ア
ルカリで表面処理されたものはさらに濡れが良好となり
、さらに装用感が良好であった。
又、プルランエステルと2−ハイドロオキシエチルメタ
クリレート (HEMA)のごときハイドロオキシアル
キルメタクリレートと共重合させると吸水力の大きいヒ
ドロゲルが生成する。たとえば rプルラン−HEMA
共重合体(プルランとHEMAとの比率1:5)の棒状
塊1重合体を切削、研摩してヘベル加工したもので沸−
房水中でio分間加熱すると、機械的性質たとえば抗張
力9弾性の良好なソフトコンタクトレンズを得られる。
又、これらヒドロゲルは医業品□の担体として有望f4
,6゜ 実施例 1 無水酢酸1809.メタクリル酸870 P、ア□クリ
ル酸1oof、酢酸カリウム202.ハイドロキノンL
6t、ジメタルホルムアミド500fの混液を攪拌しな
がら118℃で1・0分間加熱する。
冷却した後、あらかじめ飽和酢酸カリウム溶液で処理し
た平均分子量MW60000のプルラン20t(プルラ
ンiot相当)を混液に溶解する。
後よく攪拌しながら118℃で80分間加熱し、冷却後
反応液を8倍量の水中に投入し析出した白色生成物を分
離日別する。 ′ 次に、これをアセトンに溶かしデ過し、水中に注入して
沈澱を得る操作を8回くりかえし、減圧乾燥し、白色粉
末プルランエステル61を得た。
本品はアセトン、クロロホルム、ジメチルホルムアミド
、メチルメタクリレートなどに可溶であシベンゼン、ト
ルエンにボウ潤、水、メタノール。
ホルムアミドに不溶であった。
酢酸含量31係、メタクリル酸含量10係、アクリル酸
含量8チであった。
このプルランエステル5fをメチルメタクリレート15
 jに溶かし、アゾビスイソブチルニトリル重合温度は
40℃9重合時間は24時間後100℃の室気溶中で8
時間加熱する。
今後、硝子管から棒状重谷物をはずし、80℃の空気浴
中で24時間アニーリングを行ない19fの塊重合物を
得た。本重合物はアセトン、クロロ7 ホルム、ホルム
アミド等、有機溶媒あるいはメタノール、水とにほとん
ど不溶であった。ビカット軟化点165℃(ASTMD
 I 525)、 ロックウェル硬度(Mスケール)1
00 (ASTMD7is) 図1は、この共重合体のIRスペクトルである。
このスペクトルをみる時、−C=C−に起因する168
5−の吸収がみられない。又、有機溶媒、水などに溶解
しない事から共重合体としての確認ができる。
実施例 2 アクリル酸410f、無水酢酸185f、酢酸カリウム
201.ジメチルホルムアミド5001ハイドロキノン
ISjの混液を攪拌しながら115℃12分間加熱した
次に実施例1で使用した飽和酢酸カリウム処理プルラン
20t(プルラン102相当)を上記混液に加え、攪拌
しながら118℃で80分間加熱し冷却後反応液を8倍
量の水中に投入し、実施例1と同様な操作をし白色粉末
状生成物14Fを得た。
酢酸含量812 % + メタクリル酸含量1&0係本
品は、水、メタノールに不溶であシ、アセトンジオキサ
ンに可溶であった。
このプルランの酢酸、メタクリル酸混合エステル5tを
メチルメタクリレート80tに混入し、アゾビスイソブ
チルニトリルα1fを加えて、以後実施例1と同様に硝
子管中で重合させて、棒状の84fの塊重合体を得た。
本品は、水、メタノールに不溶であり、アセトン、−ジ
オキサン、クロロホルムにも不溶であった。ロックウェ
ル硬If (Mスケール)100.ビカット軟化点16
5℃実施例 8 実施例2に−おいて、メタクリル酸の代シにアクリル酸
410fを用いる以外は全て同じ条件で工物 ステル化反応を行い、白色粉末状生成、122を得た。
酢酸含量2309G、アクリル酸含量146係本品は、
水、メタノールに不溶、アセトン、ジオキサンに可溶で
あった。こうして得られたプルラン・酢酸・アクリル酸
混合エステル5tを実施例1と同様な操作でメチルメタ
クリレート20fと共重合し・棒状の塊・重合体242
を得た・ 。
本品は、水、メタノール、ジオキサン、クロロホルムに
不溶であった。
゛、ロックウェル硬度100.ビカット軟化点165℃
実施例 4 アクリル酸4009.無水酢酸1807.酢酸カリウム
90f、トルエン490 F、ハイドロキノン1fの混
液を攪拌しながら115℃12分間加熱した。次に、実
施例1で使用した飽和酢酸カリウム処理プルラン20f
 (プルラン10f相当)を混液に溶解する。
後よく攪拌しながら118℃で85分間反応させ冷後反
応液を水中に注入し、氷塊;を追加して苛性ソーダ溶液
Ph4をaOとし、主成物を分収し大量の水でよく洗浄
した後、枦取し減圧乾燥後白色粉末生成物111を得た
酢酸含量21幅、アクリル酸含量1α9%であった。
本品は、水、メタノールに不溶、ジオキサン、クロロホ
ルムに可溶である。
このプルランの酢酸、アクリル酸混合エステル5Vを6
00dのジオキサンに溶かし、窒素ガスを導入しながら
メチルメタクリレート50tを添加し、過酸化ベンゾイ
ル+16fを加え反応温度70℃で10時間反応し、冷
後反応液を8倍量のメタノール中に投入し、沈澱物をp
取する。後、減圧乾燥し、乾燥物をアセトンでソックス
レー抽出し再び残査を減圧乾燥し白色生成物401を得
た。
本品は、水、メタノール、ホルムアミドに不溶である。
実施例 5 実施例1で得られたプルランの酢酸、メタクリル酸・ア
クリル酸混合エステル52を2−ノ・イドロオキシエチ
ルメタクリレート502に溶解し、開始剤としてアゾビ
スイソブチロニトリルQ25tを加えて、実施例1のガ
ラス管中で重合させる。
重合温度は50℃、重合時′間は24時間。後80℃で
2時間加熱した後、ガラス管中より取シ出し100℃で
4時間乾燥器中でアニールを行う。
親水性を有する生成物を得た。
ロックウェルi[(Mスケール)100. ピカット軟
化点115℃、吸水率20チ 実施例 6 実施例1で得られた棒状塊重合体を毎分2000回転の
旋盤で切削し、同一回転速度で凹凸面加工を行い、一定
の曲率を決定する。次にレンズ研摩器のビット皿にはめ
込み、上方部の回転毎分15回、下方部の回転毎分20
0回の条件で研摩した後、ベベルマシンによりベベル加
工してコンタクトレンズを得た。次に1このコンタクト
レンズをアルコール性アルカリで表面を親水性圧したも
のは接触角49’−、:の良好な親水性を示した。
これを次の従来のポリメタリルメチルの装用不可の者 左眼視力 α01 (taxs−a5o)右眼視力 α
01 (t、oxs−a5o)にパワー−&50として
装用させたところ8時間装用可であった。又、視力は両
眼ともLOを生じた。
このコンタクトレンズを1年装用した後、ペースカーη
パーワーを測定したところ変化はなかった。
使用したコンタクトレンズは次のようであった。
ペースカーヴ パワー サイズ 左眼 7408N ’−&50 &8゜右眼 7451
1 −550 &8mm
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の実施例1のプルラン−メタクル酸
メチル共重合体の赤外吸収スペクトル図である。 昭和 年 月 日 1.事件の表示 昭和59年 特 許 願 第2344号2、発明の名称 プルラン共重合体 3、補正をする者 事件との関係 特 許 出 願 人 4、補正の対象 明 細 書 明 細 書 1、発明の名称 プルラン共重合体 特許請求の範囲 11五1」プルラン共重合体。 R? R’ R’ −it ル ° LI Tno・−
c =Q on’ −c ==Q CN2、−晋 1 
町 プルラン共重 合体よりなるコンタクトレンズ。 発明の詳細な説明 〈産業上の利用分野〉 本発明は、新規なプルラン共重合体に関する。 ここで、プルランとは、α(l→6)・α(1→4)グ
リコシド結合を有し、マルトトリオースを繰り返し単位
とするリニア多糖類をいう。 〈従来の技術〉 本発明者は、上記プルランが、醗酵法により工業的に安
価に製造され、その分子量なども適当なものが得られる
ことに着目して、機能性高分子材料の開発に鋭意努力し
た結果プルランを骨格とする′□新規な高分子材料の開
発に成功した。 く問題点を解決するための手段〉 本発明のプルラン共重合体は、プルランに不飽和酸を反
応させて炭素二″重結合を導入したブルランエ艮チルに
1重合性オレフィン系化合物を反応させて得られるもの
であ4゜ 〈発明の効果〉 ここで、種々の官能基を有する重合性オレフィン系化合
物を使用することにより各種機能をもつ、た機能性高分
子を得ることができる。このプルラン共重合体は、プル
ランが骨格となっており、大きな親木性を有するので、
生体親和性材料として、たとえば、歯科材料、コンタク
トレンズ、眼内レンズ、人工骨、人工血管等の利用、あ
るいは、製膜して、限外濾過膜への利用、又は、電子線
レジストなどの利用に有望である。 〈発明の構成の詳細な説明〉 以下、この発明のプルラン共重合体について、詳細に説
明する。プルラン共重合体は、次の2つのステップを経
て得る。 ■、プルランエステルの調整 まずプルランに、不飽和酸と飽和酸又は、核酸の無水物
とを酸触媒の存在下で、あるいは、不飽和酸又はその無
水物とを飽和酸又はその無水物とを塩基性条件下でそれ
ぞれ反応させてプルランエステルを得る。ここで、不飽
和酸は示性式RC00Hにお、いて、nlOが二重結合
を有する炭素数2〜16の不飽和炭化水素基であるもの
とし、飽和酸には示性式RC0OHにおいてRが炭素数
1〜14のアルキル基であるものとする。 生じたプルランエステルは、下記式(1)で示される。 [0’ I O(OH) (OX) (OY) b]、
R20(1)872 3−a−b a 但し、式中における X、−C(=O)R” (R1t*不飽和酸から導かれ
二重結合な有する炭素数2〜16の不飽和炭化水素基) y;−c (=0)R2(R2は炭素数1〜14のアル
キル基) m;5以上の自然数 II 、プルラン共重合体の調整 上記Iのステップで得たプルランエステルに重合性オレ
フィン系化合物を反応させ、プルラン共重合体を得るが
、それは両者の良溶媒たとえばアセトン中で行ってもよ
いし、また直接のプルランエステルを重合性オレフィン
系化合物に溶解あるいは分散させて行なってもよい。 ここで上記オレフィン系化合物とは、下記式(2)にお
ける括孤内繰り返し単位を重合時生成可能なものをいう
。 −EC(R’ )R4−C(R’ )R’ +−n (
2)但し式中における R? R? R’ ;水素又はメチル基より選ばれるR
” ; −C(=0)OR’ 、−C(=0)CN、−
ON、アシルオキシ基、フェニル基、ピリジン基、トリ
ル基、ピロリドン基、低級アルキル基置換ピロリドン基 n;20〜300000の自然数 なお、上記R7は、炭素数1〜12のアルキル基、シク
ロヘキシル基、炭素数1〜4のヒドロキシ・ルアルキル
基、炭素数1〜8のアミノアルキル基、炭素数1〜8の
ジアルキルアミノアルキル基、グリシジル基、テトラヒ
ドロフラン基、炭素数1〜4のアルキル基置換テトラヒ
ドロフラン基、ベンジル基、重合数2〜11のポリエチ
レンオキサイド基、イミノ基を示す。 この重合性オレフィン化合物の具体例としては、アクリ
ル酸、メタクリル酸のごときα、β−不・飽和酸のアル
キルエステル、シクロヘキシルエステルのごとき低級ア
ルキル基置換シクロヘキシルエステル、2−ヒドロキシ
エチルエステル、2−ヒドロキシプロピルエステル、2
−ヒドロキシブチルエステル;アクリルアミド、メタク
リルアミド、アクリルもしくはメタクリル−ジメチルア
ミド、ベンジルエステル、上記α、β−不飽和酸の炭素
数1〜8のアミノアルキルエステル、炭素数1〜8のジ
アルキルアミノアルキルエステル、グリシジルエステル
、ポリエチレングリコールモノエステル類、テトラヒド
ロフルフリルエステル。 アクリロニトリル、メタアクリロニトリルのごときα、
β−不飽和酸のニトリル基;ビニルアルコール、メチル
ビニルアルコール、ジメチルビニルアルコール;酢酸ビ
ニル、プロピオン酸ビニル。 ビニルブチレートのごときビニルアルコール及び上記メ
チル置換ビニルアルコールの炭素数1〜3のアルキルエ
ステル;スチレン:メチルスチレン;ビニルトルエン;
ビニルピリジン;ビニルピロリドン;ビニルメチルピロ
リドンなどが考えられる。又1重合開始剤としてはアゾ
ビスインブチルニトリル(AIBN)、過酸化ベンゾイ
ル(BPO)、t−ブチルヒドロペルオキシド等の通常
のラジカル開始剤が用いられる。 又、開始剤は反応条件によって異なるが合計量に対して
通常的0.1〜5重量%程度使用される。 こうして得られたプルラン共重合体は、温度40℃にお
いてアセトン、ジオキサン、クロロホルム、ジメチルホ
ルミアミド等、はとんどの有機溶媒にとけず、しかも固
くロックウェル硬度がしばしばMスケールで150に達
する事もある。 又、本発明のプルラン共重合体は塊状重合法により、適
当な型の内で重合され、その形状はいかようにも変化さ
せ得る。又、(1)式と(2)式の重合体の比率は適当
に選ぶ事が出来るので、その用途に従がってその比率を
変化させることが出来る、このように本発明のプルラン
共重合体は、コンタクトレンズ、眼内レンズ、人工血管
9人工骨。 人工角膜、義歯床などの人工臓器材料に非常に有望と考
えられる。 ここで特にコンタクトレンズへの応用を述べると、ハー
ド型コンタクトレンズ素材としては、重合単量体として
主にメタクリル酸アルキルエステルが望ましくその場合
の(1)式と(2)式の重合体単位の比率(重量)は(
1)/(2) = 1〜40が適当と考えられる。又、
塊状重合法においてプルランエステルのメタクリル酸エ
ステルの溶解性は重要と考えられるが、プルランの例え
ば酢酸、メタクリル酸、アクリル酸の混合エステルの場
合は酢酸含量は10%〜40%、−他の不飽和酸含量は
5〜20%が望ましいとされる。こうして得られた塊状
重合体の板状又は棒状のものを切削、研摩してベベル加
工したコンタクトレンズは有望である。 従来品のポリメタクリル酸メチルと、たとえばプルラン
−メタクリル酸メチル共重体よりなるコンタクトレンズ
をそれぞれ比較すると、従来品のポリメタクリル酸メチ
ルマは充血して装用不可だったものが、プルランメタク
リル酸メチル共重合体よりなるコンタクトレンズを装用
した場合、無理なく8時間装用できた。又、この装用感
は濡れが増すほど良好となり、たとえばアルコール性ア
リカリで表面処理されたものはさらに濡れが良好となり
、ざらに装用感が良好であった。 又、プ、、ラッーオヶヤと2−1ド。、ウーチk ’メ
タクリレート(HEMA)のごときヒドロキシアルキル
メタクリレートと共重合させると吸水力の大きいヒドロ
ゲルが生成する。たとえばプルラン−HEMA共重合体
(プルランとHEMAとの比率1:5)の棒状塊状重合
体を切削、研摩してベベル加工したもので沸騰水中で1
0分間加熱すると、機械的性質たとえば抗張力1弾性の
良好なソフトコンタクトレンズを得られる。 又、これらヒドロゲルは医薬品の担体として有望である
。 〈実施例〉 実施例1 無水酢酸130g、メタクリル酸370g 、アクリル
酸100g、酢酸カリウム20g、ヒドロキノンleg
、ジメチルホルムアミド500gの混液を攪拌しながら
118℃で10分間加熱した冷却した後、あらかじめ飽
和酢酸カリウム溶液で処理した平均分子量MW6000
0のプルラン20g(プルラン10g相当)を混液に溶
解する、その後よく攪拌しながら118℃で30分間加
熱し、冷却後反応液な3倍量の水中に投入し析出した白
色生成物を一分離枦別する。 次に、これなアセトンに溶かし濾過し、水中に注入して
沈澱を得る操作を3回くりかえし、減圧乾燥し、白色粉
末プルランエステル6gを得た。 水晶はアセトン、クロロホルム、ジメチルホルムアミド
、メチルメタクリレートなどに可溶でありベンゼン、ト
ルエンに膨潤、水、メタノール。 ホルムアミドに不溶である酢酸含量31%、メタクリル
酸含量 10%、アクリル酸含量8%である。 このプルランエステル5gをメタクリル酸メチル15g
に溶かし、アゾビスイソブチルニトリル0.1gを添加
し、この溶液を径15曹腸の硝子管に仕込み十分に脱気
した後密栓し重合を開始する。 重合温度は40℃1重合時間は24時間後100℃の空
気浴中で3時間加熱した。 冷却後、硝子管から棒状重合物をはずし、80℃の空気
浴中で24時間アニーリングを行ない塊状重合体19g
を得た。 氷晶はアセトン、クロロホルム、ホルムアミド等、有機
溶媒あるいはメタノール、水とにほとんど不溶であった
。ビカット軟化点165℃(ASTM−D1525)、
ロックウェル硬度(Mスケール)100 (ASTM−
D785)であった。 図1は、この共重合体のIRスペクトルである、このス
ペクトルをみる時、>C=C<に起因する1635cm
’の吸収がみられない、又、有機溶媒、水などに溶解し
ない事から共重合体としての確認ができる。 実施例2 メタクリル酸410g 、無水酢酸135g、酢酸カリ
ウム20g、ジメチルホルムアミド500g、ヒドロキ
ノン1gの混液を攪拌しながら115℃12分間加熱し
た。 次に実施例1で使用した飽和酢酸カリウム処理プルラン
20g (プルランlog相当)を上記混液に加え、攪
拌しながら118℃で30分間加熱し冷却後反応液を3
倍量の水中に投入し、実施例た。酢酸含量31.2%、
メタクリル酸含量18.0%である・ 氷晶は、水、メタノールに不溶であり、アセトン、ジオ
キサンに可溶であった。 このプルランの酢酸、メタクリル触混合エステル5gを
メチルメタクリレート30gに混入し、アゾビスイソブ
チルニトリル0.1gを加えて、以後実施例1と同様に
硝子管中で重合させて、棒状の塊状重合体34gを得た
0本品は、水、メタノールに不溶であり、゛アセトン、
ジオキサン、クロロホルムにも不溶であった。ロックウ
ェル硬度(Mスケール)too、ビカット軟化点165
℃であった。 実施例3 実施例2において、メタクリル酸の代りにアクリル酸4
10gを用いる以外は全て同じ条件でエステル化反応を
行い、白色粉末状生成物12gを得た。酢酸含量28.
0%、アクリル酸含量14.6%である。 r 水晶は、水、メタノールに不溶、アセトン、ジオキサン
に可溶であった。こうして得られたプルランΦ酢酸・ア
クリル酸混合エステル5gに実施例1と同様な操作でメ
チルメタクリレート20gを共重合し、棒状の塊重合体
24gを得た。 氷晶は、水、メタノール、ジオキサン、クロロホルムに
不溶であった。また、ロックウェル硬度100、ビカッ
ト軟化点165℃であった。 実施例4 アクリル酸400g、無水酢fi130g、酢醸カリウ
ム90g、)ルエン490g、ヒドロキノンIgの混液
を攪拌しなから115°C12分間加熱した。次に、実
施例1で使用した飽和酢酸カリウム処理プルラン20g
 (プルランlog相当)を混液に溶解する。 後よく攪拌しながら118℃で35分間反応させ冷却後
反応液を水中に注入し、氷塊を追加して苛性ソーダ溶液
でpH5,0とし、主成分を分収し大量の水でよく洗浄
した後、枦取し減圧乾燥後白色粉末生成物figを得た
。 酢猷含量21%、アクリル酩含量10.9%であった。 氷晶は、水、メタノールに不溶、ジオキサン。 クロロホルムに可溶である。 このプルランの酢酸、アクリル酸混合エステル5gを6
00mJlのジオキサンに溶かし、窒素ガメを導入しな
がらメチルメタクリレート50gを添加し、過酸化ベン
ゾイル0.6gを加え反応温度70℃で10時間反応し
、冷後反応液を3倍量のメタノール液中に投入し、沈澱
物を枦取する。その後、減圧乾燥し、乾燥物をアセトン
でソックスレー抽出し再び残査を減圧乾燥し白色生成物
40gを得た。 氷晶は、水、メタノール、ホルムアミドに不溶であった
。 実施例5 実施例1で得られたプルランの酢酸・メタクリル酸・ア
クリル酸混合エステル5gを2−ヒドロオキシエチルメ
タクリレート50gに溶解し、開始剤としてアゾビスイ
ソブチルニトリル0.25gを加えて、実施例1のガラ
ス管中で重合させた。 (重合温度は50℃、重合時間は24時間)。その後8
0度で2時間加熱した後、ガラス管中より取り出し10
0℃で4時間乾燥器中でアニールを行って、親水性を有
する成形品を得た。 水晶のロックウェル硬度(Mスケール)100、ビカッ
ト軟化点115℃、吸水率20%であった。 実施例6 実施例1で得られた棒状塊状重合体を毎分2000回転
の旋盤で切削し、同一回転速度で凹凸面加工を行ない一
定の曲率を決定する0次にレンズ研摩機のビット皿には
め込み、上方部の回転毎分15回、下方部の回転毎分2
00回の条件で研摩した後、ベベルヤシンによりベベル
加工してコンタクトレンズを得た0次に、このコンタク
トレンズをアルコール性アルカリで表面を親水性にした
ものは接触角49°の良好な親水性を示した。 これを次の従来のポリメタクリル酸メチルの装用下旬の
者 左眼視力 0.01 (1,0XS−5、50)右眼視
力 0.01 (1,OX S −5、−50>にパワ
ー−5,50として装用させたところ8時藺装用可であ
った。又、視力は両眼とも1.0を生じた。 このコンタクトレンズを1年装用した後、ベースカーブ
、パワーを測定したところ変化はなかった。使用したコ
ンタクトレンズは次のようであった。 ペースカーブ パ ワ − サ イ ズ左眼 740m
m −5,508,8mm右眼 740mm −5,5
08,8mm図面の簡単な説明 第1図は、この発明の実施例1のプルランーメリ タフ、ル酸メチル共重合体の赤外吸収スペクトル図であ
る。 自 発 補 正 手続補正書 60.1.23 昭和 年 V 日 特許庁長官 殿 1、事件の表示 昭和59年 特許願 第2344号 ′2.′発明の名称 プルラン共重合体 3、補正をする者 事件との関係 特 許 出 願 人 4、補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄。 5、補正の内容

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)L 下記式 −(’OR”(R2はc、−c、4のアルキル基)を示
    す。 a、bはa+b≦8なる正数であシ、Xは5以上の整数
    である〕 で表わされるプルランエステルから導ひかれた単位と、 下記式(2)は は水素、CI〜C4アルキル基、シクロヘキシル基、0
    1〜C4のヒドロキシアルキル基、CI〜C6のアミノ
    アルキル基、C1〜C,のジアルキルアミノアルキル基
    、グリシジル基、テトラヒドロフラン基、C8〜C4の
    低級アルキル置換テトラヒドロフラン基、ヘンシル基及
    び(−CH。 cH−o−)y CH,CH,OH基(ただし、yは1
    〜10の正数)、−N(Rうt (R−は水素原子又は
    CI〜C4の基、ピロリドン基を示す。〕Nは20から
    8octoooの正の整数で表わされるオレフィン化合
    物の重合体である。 上記(1)式と(2)式によシ構成されるプルラン共重
    合体。それよシなるコンタクトレンズ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005298644A (ja) * 2004-04-09 2005-10-27 Kazunari Akiyoshi ナノゲル工学によるハイブリッドゲルの調製とバイオマテリアル応用

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005298644A (ja) * 2004-04-09 2005-10-27 Kazunari Akiyoshi ナノゲル工学によるハイブリッドゲルの調製とバイオマテリアル応用
JP4599550B2 (ja) * 2004-04-09 2010-12-15 国立大学法人 東京医科歯科大学 ナノゲル工学によるハイブリッドゲルの調製とバイオマテリアル応用

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