JPS60144523A - ガス器具の点火操作装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ガステープルなどのガス器具における点火操
作装置に関するものである。

ガス器具を点火する際に操作する点火レバーや点火つま
みなどの操作部材は、点火状態にあるのか待機状態にあ
るのかを明確に表示するために、操作を終了した後に待
機位置まで戻らず中間位置に停止するように構成される
のが一般的である。

しかしながら、従来のこの種装置においては、操作部材
が戻ってパイロットバルブが閉じる時の位置が・待機位
置に比較的近く、点火状態にあることの表示がわかりに
くいものが多かった。

・本発明はこの点に着目し、点火状態がわかりやすいガ
ス器具の点火操作装置を提供することを目的としてなさ
れたものであり、待機位置への復帰力が付勢されており
、点火操作部材の操作によって回動させられる第１カム
と、待機位置への復帰力が付勢されており、第１カムに
対して一定の角度回動可能なように第１カムに連結され
、点火位置でロックされる第２カムと、第２カムにより
押動されて主バルブ開閉ボタンを操作する点火レバーと
、点火操作時に第２カムによって回動させられ、且つ点
火操作の後半において第１カムによって回動状態を保持
される中間レバーと、中間レバーにばねを介して連結さ
れており、中間レバーの回動により回動させられてパイ
ロットバルブ開閉ボタンを操作するパイロットレバー、
とを備えており、点火操作の終了に伴いロック状態にあ
る第２カムによって回動を規制される位置まで第１カム
が復帰した時に、パイロットレバーによりパイロットバ
ルブが閉操作される位置まで中間レバーが復帰方向に回
動するような形状のカム部を第１カムに形成したことを
特徴としている。

すなわち、本発明ではパイロットレバーの操作を第１及
び第２のカムによって行ない、点火操作の後半は第２カ
ムをロックして主バルブの開状態を保持するとともに第
１カムでパイロットバルブの開状態を保持するようにし
ているので、復帰方向への第１カムの少しの回動によっ
てパイロットバルブを閉じるようにすることができ、点
火操作部材の戻りを少なくして点火状態の表示を明確に
行なうことが容易となるのである。

次に、図示の一実施例により本発明を具体的に説明する
。

第１図は一部破断概略平面図、第２図は概略側面図であ
り、（１）及び（２）はそれぞれピアノタッチ式の点火
操作部材及び消火操作部材であって、フレーム（４）に
取付けられた支持軸（５）によって支持されており、（
３）はスライド式の火力調節部材であって支持軸（５）
の一端から同軸に延設されたガイド軸（５ａ）によって
支持されている。（６）はガスコック本体でフレーム（
４）に固定されており、内装された主バルブ及びパイロ
ットバルブが主パル　′３− ブ開閉ボタン（７）及びパイロットバルブ開閉ボタン（
８）の押し操作により開閉されるようになっている。（
９）はガス流量調整器であり、火力調節部材（３）に連
結されたセクタギヤ（１０）に噛合うギヤカム（図示せ
ず）が回動して、流量調整が行なわれ□　るようになっ
ている。（１１）は点火素子（１２）、ハンマー（１３
）、爪カム（１４）等を備えた点火器である。

（２１）は支持軸（５）に固定される口字状の金具から
なる第１カムであって、操作部（１ａ）が一体にモール
ドされて点火操作部材（１）の一部を構成している。ま
た（２２）は口字状の金具からなる第２カムであり、第
１カム（２１）の内側に配置されて支持軸（５）に遊挿
されている。（２３）は口字状の金具からなる消火カム
であって、操作部（２ａ）が一体にモールドされて消火
操作部材（２）の一部を構成しており、支持軸（５）に
遊挿されている。

第３図はこれらの各カム（２１）　（２２）　（２３）
の斜視図であって、第１カム（２１）は、第３図（ａ）
に示すように支持軸（５）に回転不能に取付けるための
Ｄ型穴（２５）が設けられ、一方の側片の下部に円周状
の４− 縁部（２６ａ）から中心方向への切込部（２６ｂ）を有
する形状のカム部（２６）が形成され、上部には内側に
向けて係合爪（２７）が形成されている。また第２カム
（２２）は第３図（ｂ）に示すように支持軸（５）に回
転可能に取付けるための丸穴（２８）が設けられ、円周
状の縁部（２９ａ）から中心方向への切込部（２９ｂ）
を有するカム部（２９）が第１カム（２１）のカム部（
２６）と一部が重なるように突設され、上部には係合爪
（２７）に対応して切欠溝（３０）が形成されている。

更に他方の側片の下部にも円周状の縁部（３１ａ）を有
するカム部（３１）が突設され、上部にはロック溝（３
２）が形成されている。消火カム（２３）は第３図（ｃ
）に示・すように支持軸（５）に回転可能に取付けるた
めの丸穴（３３）が形成され、また一方の側片にはロッ
ク解除用の凸状カム部（３４）が形成されており、他方
の側片の下部にセクタギヤ操作用の押し棒（３６）が連
結されるカム部（３５）が突設されている。

（４１）は支持軸（５）より下部に設けられた第２支持
軸、（４２）及び（４３）はそれぞれ第２支持軸（４１
）に回動可能に支持された口字状の金具からなる中間レ
バー及びパイロットレバーであり、中間レバー（４２）
には第１カム（２１）及び第２カム（２２）のカム部（
２６）　（２９）に摺接する係合ピン（４４）が設けら
れており、別に設けられたピン（４５）がパイロットレ
バー（４３）の長穴（４６）に係合している。（４７）
はばね材からなる点火レバーであり、第２カム（２２）
のカム部（３１）に摺接するようにフレーム（４）に基
端を固定されており、点火レバー（４７）及びパイロッ
トレバー（４３）は、作動時にそれぞれ主バルブ開閉ボ
タン（７）及びパイロット開閉ボタン（８）を押圧する
ような位置に配置されている。

（５１，）　（５２）　（５３）は支持軸（５）に嵌挿
されたコイルばねからなる復帰ばねである。復帰ばね（
５１）は一端をフレーム（４）の上板（図示せず）に、
他端を第１カム（２１）のカム部（２６）の下端部に係
止して第１カム（２１）、すなわち点火操作部材（１）
に復帰力を付勢し、復帰ばね（５２）は一端をフレーム
（４）に他端を第２カム（２２）に係止して第２カム（
２２）に復帰力を付勢している。同様に復帰ばね（５３
）は一端をフレーム（４）に他端を消火カム（２３）に
係止して、消火カム（２３）すなわち消火操作部材（２
）に復帰力を付勢している。また（５５）は同様な復帰
ばねであって第２支持軸（４１）に嵌挿され、一端を中
間レバー（４２）に他端をパイロットレバー（４３）に
係止し、中間レバー（４２）にカム（２１）　（２２）
方向への回動力を、パイロットレバー（４３）にパイロ
ットバルブ開閉ボタン（８）方向への回動力をそれぞれ
付勢している。

なお、第５図以下について後述するように、第２カム（
２２）のロック溝（３２）に係合する係止部（５７ａ）
を有するロックばね（５７）がフレーム（４）の上板に
設けられている。Ａは以上のような点火操作部材（１）
、消火操作部材（２）、各種カム（２１）　（２２）　
（２３）、各種レバー（４２）　（４３）　（４７）等
で構成される点消火操作部である。

火力調節部材（３）は、ガイド軸（５ａ）に摺動自在に
嵌挿されたスライダー（６１）と、これに固定されたガ
イド板（６２）に一体にモールドされた操作部（３ａ）
等からなり、ガイド板（６２）にセクタギヤ（１０）の
端部がピン（６３）によって連結され、ガイド軸（５ａ
）に沿って左右に移動させることによりセクタギヤ７− （１０）を介してガス流量調整器（９）が駆動されるよ
うになっており、操作部（３ａ）を左に移動させると火
力は小さくなり、右に移動させると火力は大きくなるよ
うになっている。Ｂは以上のような火力調節部材（３）
等からなる火力調整操作部を示す。

セクタギヤ（１０）の他方の端部には連結片（１０ａ）
が設けられ、一方の端部を消火カム（２３）のカム部（
３５）に連結された押し棒（３６）の端部が連結片（１
０ａ）の穴に挿通されており、操作部（２ａ）を押し下
げると押し棒（３６）の折曲げ部（３６ａ）が連結片（
１０ａ）を押し、セクタギヤ（１０）が反時計方向に回
動して火力調整操作部Ｂはガイド軸（５ａ）の右端の最
大火力位置まで移動するようになっている。

（６５）　（ｆｉ６）はガイド軸（５ａ）の右端付近及
び最右端にそれぞれ形成されたＤ型の外形を有する第１
のロック部材及び第２のロック部材であり、これらのロ
ック部材（６５）　（６６）に対応してガイド板（６２
）にはガイド軸（５ａ）が貫通するＤ型のガイド穴（６
７）が設けられている。ロック部材（６５）　（６６）
は点火操作部材（１）の操作とともに回動するが、点火
操作部８− 材（１）が第４図（ｂ）に鎖線で示すように点火位置に
ある時には、第４図（ｂ）　（ｃ）に実線で示すように
、ロック部材（６５）はガイド穴（６７）と同じ角度に
なるように、ロック部材（６６）はガイド穴（６７）と
異なる角度になるように、また点火操作部材（１）が消
火位置に復帰した時には、破線で示すようにロック部材
（６５）の角度が異なり、ロック部材（６６）の角度が
同じになるようにそれぞれ設けられている。

従って、消火状！では火力調整操作部Ｂは最小火力位置
方向へは移動できず、点火は常に最大火力状態で行なわ
れる。またこの状態で火力調整操作部Ｂを右に移動させ
ると、ロック部材（６６）がガイド穴（６７）に嵌挿さ
れて点火操作部材（１）はロックされ、押し下げること
ができなくなって子供などにより不用意に点火されるよ
うなことが防止される。一方、点火状態では火力調整操
作部Ｂはロック部材（６５）で阻止されることなく最小
火力位置の方向に自由に移動でき、またロック部材（６
６）には嵌まらないためロックされるようなことはない
。

次に、第５図以下の図面によって点消火操作部Ａの動作
について説明する。なお、これらの図面には点火操作部
材（１）に関連する部分のみ示してあり、また図面の複
雑化を避けるため、ばね（５１）（５２）　（５５）は
省略しである。第５図は待機状態、すなわち消火状態を
、第６図は点火操作を開始して点火操作部材（１）を少
し押し下げた状態を、第７図は点火操作部材（１）を最
も押し下げた状態を、第８図は点火操作が終って点火操
作部材（１）が点火位置に保持されている状態をそれぞ
れ示しており、待機状態では主バルブ開閉ボタン（７）
及びパイロットバルブ開閉ボタン（８）は、内蔵されて
いるばねにより突出状態に保たれ、ガスコック本体（６
）の主バルブ及びパイロットバルブは閉じている。

点火操作を開始して点火操作部材（１）が回動し始める
と、まず第２カム（２２）のカム部（２９）で係合ピン
（４４）が押されて中間レバー（４２）が回動し、復帰
ばね（５５）を介してパイロットレバー（４３）も押さ
れて回動させられ、パイロットバルブ開閉ボタン（′８
）が押されてパイロットバルブが開かれる。一方、支持
軸（５）の回動に応じて点火器（ＩＩ）が作動してパイ
ロットバーナー（図示せず）が点火され。

続いて点火レバー（４７）が第２カム（２２）のカム部
（３１）の縁部（３１ａ）に押されるようになり、主バ
ルブ開閉ボタン（７）が押されて主バルブが開がれ、主
バーナ−（図示せず）が点火される。係合ピン（４４）
は第２カム（２２）が更に回動するため第６図に示すよ
うに縁部（２９ａ）に摺接するようになり、中間レバー
（４２）は回動状態に保た九る。

引続いて点火操作部材（１）が押されて第７図の状態に
なると、係合ピン（４４）は第２カム（２２）の縁部（
２９ａ）から第１カム（２１）の縁部（２６ａ）に摺接
位置が移動し、縁部（２９ａ）より縁部（２６ａ）の径
が若干小さく設定されているので中間レバー（４２）は
少し反時計方向に戻るが、ボタン（８）は押された状態
に保たれており、また点火レバー（４７）は縁部（３１
ａ）に摺接してボタン（７）も押された状態に保たれて
いる。この位置で第２カム（２２）のロック溝（３２）
にロックばね（５７）の係止部（５７ａ）が係合し、第
２カム（２２）はロックされる。

ＩＩ− 二九で点火操作は終了するあで点火操作部材（１）′を
押すことをやめると、第】カム（２１）は係合爪（２７
）が係合している第２カム（２２）の勤欠溝（３０）で
規制される位置まで復帰ばね（’５１　）に壕って時計
方向に１動し、第８図の状態となる。第１カム（２１）
の力′文部（２６）は、この状態で係゛合ピ多（４４）
が縁部（２６ａ）から切込部（２６ｂ）に移るような形
状に形成され１゛でいるので、中間レバー（４２）は更
に反時計方向に回動し、復帰ばね（５５）による□押圧
力がパイロットバルブ開閉ボタン（８）の復帰力よりも
小さくなり、パイロットレバー（４３）も時計方向に回
動してパイロットバルブが閉じ、パイロットバーナーは
消える。ここで切込部（２６ｂ）の位置を適切に選定し
ておくことにより、点火操作部材（１′）が第７図の状
態から第８図の状態にまで戻る回動角度を小さくして、
第５図の状態に対する一度θをかなり大きくすることが
でき、点火状態で屍ることの目視確認が容易に行なえる
ようになる。′　□消火する時には、消火操作部材（２
）を押し下げればよく、消火カム（２３）が回動して凸
状カム部（３１２− ４）がロックばね（５７）の係止部（５７ａ）を押し上
げ、第２カム（２２）のロックが解除されて復帰ばね（
５２）により第２カム（２２）が第１カム（２１）とと
もにｉ帰し、第５図の状態に戻って主バルブも閉じられ
るのである。この時、第２カム（２２）の切込部（２９
ｂ）とは反対側にある切込部（２９ｃ）によって係合ピ
ン（４４）が押され、中間レバー（４２）は反時計方向
εこ一旦大きく回動したのち、係合ピン（４４）がカム
部（２９）を迂回して切込部（２９ｂ）側に戻る。前述
したように、この消火操作によって火力調節部材（３１
は最大火力位置に自動的に移動する。

なお上述の実施例において、ロック部材（６５）等がＤ
型となっているが、これらの形状は非円形な他の形状で
あってもよい。また、各カム（２１）（２２）等が口字
状となっているが、これらは他の形状であってもよく、
中間レバー（４２）及びパイロットレバー（４３）はば
ね材を用いて一体に形成されたものとすることもできる
。

以上の実施例の説明から明らかなように、本発明１′は
パイロットレバーの操作を第１及び第２のあムによって
行ない、点火操作の後半は第２カムをロックして主バル
ブの開状態を保持するとともに第１カムでパイロットバ
ルブの開状態を保持するようにしているので、復帰方向
への第１カムの少しの回動によってパイロットバルブを
閉じるようにすることができ、点火操作部材の戻りを少
なくして点火状態の表示を明確に行なうことが容易とな
る利点がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は一部破
断概略平面図、第２図は概略側面図、第３図（ａ）　（
ｂ）　（ｃ）はそれぞれ各カムの斜視図、第４図（ａ）
　（ｂ）　（ｃ）はそれぞれ第１図のＩ−■線、■−■
線、■−■線断面図、第５図乃至第８図は点火操作時の
動作説明図である。 （１）・・・・点火操作部材、（２）・・・・消火操作
部材、（６）・・・・ガスコック本体、（７）・・・・
主バルブ開閉ボタン、（８）・・・・パイロットバルブ
開閉ボタン、（２１）・・・・第１カム、（２２）・・
・・第２カム、（２６）　（２９）・・・・カム部、（
３２）・・・・ロック溝、（４２）・・・・中間レバー
、（４３）・・・・パイロットレバー、（４４）・・・
・係合ピン、（４７）・・・・点火レバー、（５１）　
（５２）　（５５）・・・・復帰ばね、（５７）・・・
・ロックばね、Ａ・・・・点消火操作部。 特許出願人　株式会社　ターダ 代　理　人　弁理士　篠１）實

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）待機位置への復帰力が付勢されており、点火操作
   部材の操作によって回動させられる第１カムと、 ゛特機位置への復帰力が付勢されており、第１カム□に
   対して一定の角度回動可能なように第１カムに連結され
   、点火位置でロックされる第２カムと、第２カムにより
   押動されて主バルブ開閉ボタンを□操作する点火レバー
   と、 点火操作時に第２カムによって回動させられ。 且つ点火操作の後半において第１カムによって回動状態
   を保持される中間レバーと、 中間レバーにばねを介して連結されており、中間レバー
   の回動により回動させられてパイロットバルブ開閉ボタ
   ンを操作するパイロットレバー、とを備えており、□ 点火操作の終了に伴いロック状態にある第２カムによっ
   て回動を規制される位置まで第１カムが復帰した時に、
   パイロットレバーによりパイロットバルブが閉操作され
   る位置まで中間レバーが復帰方向に回動するような形状
   のカム部を第１カムに形成したことを特徴とするガス器
   具の点火操作装置。