JPS60141755A - 低収縮性不飽和ポリエステル樹脂組成物 - Google Patents

低収縮性不飽和ポリエステル樹脂組成物

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JPS60141755A
JPS60141755A JP24829183A JP24829183A JPS60141755A JP S60141755 A JPS60141755 A JP S60141755A JP 24829183 A JP24829183 A JP 24829183A JP 24829183 A JP24829183 A JP 24829183A JP S60141755 A JPS60141755 A JP S60141755A
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block copolymer
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中山 雅陽
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福士 恭輔
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泰夫 森屋
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は常温硬化時の低収縮性に優れた低収縮性不飽和
ポリエステル樹脂組成物に関する。
一般に不飽和ポリエステルm脂の硬化成形物は、ベンゾ
イルペルオキシド、メチルエチルケトンペルオキシド等
の有機ペルオキシドを重合触媒とし、必要ならばナンテ
ン酸コバルト、オクテン酸コバルト等の有機金開環を重
合促進剤として用いて、ハンドレイアップ法等の接触圧
成形法、比較的低圧のプレス又は圧入機を用いて不飽和
ポリエステルfiJ [lWの硬化時に発生する反応熱
を利用するコールドプレス沫及びレジンインジェクト法
又はレジンモルタル、レジンコンクリート等の常温成形
法、あるいはシートモールデインダコンパウンド(SM
O)、バルクモールディングコンパウンド(BMO)等
の成形用組成物を使用する加熱成形法等により得られて
いる。
しかし、不飽和ポリエステル樹脂は硬化収縮が約5〜1
2容量%と大きく、上記いずれの成形法を採用しても硬
化収縮に起因する強度低下、クラック、反り、表面汚れ
等、種々の欠陥の発生が避けられかかった。
上記の不飽和ポリエステルlliの硬化収縮を低減させ
る方法として不飽和ポリエステルtailに熱可塑性樹
脂、例えばポリスチレン、ポリメタクリル酸メチル、ポ
リ酢酸ビニル等を配合する方法が行われており、これら
の方法がある程度の低収縮効果を発現させ得ることは公
知である。
しかしながら、基本的に重大な欠点は相変らず存在して
いる。即ち一般の熱可塑性樹脂が不飽和ポリエステルf
illの硬化収縮を低減させるところの低収縮剤として
の効果を発現するためには、必ず硬化成形時に成形温度
がかカリ高いことを要する。このため加熱成形性以外の
成形法では有効力低収縮剤が存在しない。更に一般の熱
可塑性樹脂は不飽和ポリエステル樹脂への分散安中性が
不良であり、硬化段階途中で不飽和ポリエステルm脂成
形体からの浮き出しが生じ、硬化物表面の荒れ、硬化不
良、硬化収縮の不均一、強度低下等により該fM脂の使
用分野、範囲が制限を受けている。
本発明者らは上記の欠点を解決するために鋭意研究した
結果、酢酸ビニルとスチレンセグメントから成り、且つ
どちらか一方のセグメントに酸基を結合させたブロック
共重合体混合物を不飽和ポリエステル樹脂の硬化時に添
加するならば、該不飽和ポリエステル樹脂硬化体に対し
優れた低収縮効果を発現させ得ることを発明し、これを
特願昭56−48769号(特開昭57−164114
号)で出願した。しかし、この発明は加熱成形には十分
であっても常温硬化においては未だ不十分であった。本
発明者らは不飽和ポリエステルW−1に安定に分散し、
且つ常温硬化におい又も十分な低収縮効果を発現し得る
ブロック共重合体混合物を提供するよう研究した結果、
後述するブロック共重合体混合物はこれを得るさいブロ
ック効率が70〜90重量%と高く、且つこのブロック
共重合体混合物を含有する非水分散樹脂組成物が極めて
優れた分散9寧性を示し、さらに上記のブロック共重合
体混合物を不飽和ポリエステル樹脂に配合してなる組成
物は特に常温硬化低収縮性に優れた効果を持つことの知
見を得て本発明を完成した。
即ち本発明は (A) :不飽和ポリエステル20〜70嵐量%a3)
;前記不飽和ポリエステル(1)と共重合可能な単量体
30〜70重量%、(0) ;下記に定峨されるブ四ツ
ク共重合体混合物2〜20重量%からなり、上記単量体
の)及びブロック共重合体混合物(0)の混合物が非水
分散状態であり且つ上記不飽和ポリエステル位)、単量
体の)、及びブロック共重合体混合物(0)の混合物が
非水分散状態である低収縮性不飽和ポリエステル樹脂組
皮切である。
前記のブロック共重合体混合物とは 一般式 〔式中、R□は炭素数1〜18のアルキレン基もしくは
置換アルキレン基、炭素数3〜15のシクロアルキレン
基もしくは置換シクロアルキレン基又はフェニレン基も
しくは置換フェニレン基を示し、R1はエチレン基、ア
セチレン基又はフェニレン基を示す。平均重合度n=2
〜40である。〕 で表わされるポリメリックペルオキシドを重合開始剤と
して、下記(a)及び(b)で宇部されるいずれか一方
の単量体(以下それぞれを単量体(a)及び単量体(b
)という)又は単量体の混合物を重合させて(第一重合
反応)、分子内にペルオキシ結合を有する重合体を得、
ついでこの重合体と第一重合反応に用いなかった単量体
又は単量体の混合物とを、ブロック共重合させて得られ
たブロック共重合体である。
(a):ヌチレン晰量体70〜100重量%及びこれと
共重合可能な単量体30〜0重量%からなる単量体若し
くは単量体混合物 (ロ);アクリル酸又はメタクリル酸の炭素数1〜4の
アルキルエステル7ON100重量%及びこれと共重合
可能な単量体30〜0重量%からなる単量体又は単量体
混合物 本発明に用いられる不飽和ポリエステル(4)はα、β
−不飽和二塩基酸、飽和二塩基酸及びグリコール類から
製造される。ここでα、β−不飽和二塩基酸は、例えば
無水マレイン酸、マレイン酸、フマル酸、メサコン酸、
テトラコン酸、イタコン酸、塩素化マレイン酸あるいは
これらのアルキルエステル類である。飽和二塩基酸は、
例えば無水フタル酸、フタル酸、イソフタル酸、テトラ
フタル酸、テトラヒドロフタル酸、ハロゲン化無水フタ
ル酸、アジピン酸、コハク酸、セバシン酸あるいはこれ
らのアルキルエステル類等である。グリコール類は、例
えばエチレン 。
クリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ジエチレングリコール、フチレンダリコール、ネ
オペンチルグリコール、ヘキシレングリコール、水素化
ビスフェノールA、2.2′−ジ〔4−ヒドロキシプロ
ゼキシフェニル〕プロパ7.2.2’−ジ(4−ヒドロ
キシエトキシフェニル)プロパン、エチレンオキシド、
プロピレンオキシド等である。
不飽和ポリエステル(A)と共重合可能な単量体CB)
としては、例えばスチレン、α−メチルスチレン、t−
ブチルスチレンの様なアルケニル芳香族単量体、アクリ
ル酸及びメタクリル酸のアルキルエステル等が用いられ
るが特にスチレンが好ましい。
また、ブロック共重合体混合物(0)は一般式(I)で
示されるポリメリックペルオキシドを用いて公知の製造
プロセスで通常の塊状重合法、M満室合法、乳化重合法
及び溶液重合法等で重合することにより容易に製造する
ことができる。この場合、第一重合反応により生じた分
子内にペルオキシ結合を有する重合体は、中間体とじて
反応系から取り出して次のブロック共重合体混合物の原
料にすることもできるし、反応、系から取り出すことな
く引き続いてブロック共重合させることもできる。また
、ポリメリックペルオキシドの使用量は前記単量体(a
)又は単量体(b)100重量部に対して0,1〜10
重量部、重合温度は40〜140℃、重合時間は2〜1
5時間がそれぞれ適当である。
本発明におけるブロック共重合体混合物(0)の製造に
使用されるポリメリックペルオキシドは、通常のペルオ
キシエステルを製造する方法で、ジヒドロペルオキシド
と二塩基酸塩化物とを塩基の存在下に反応させることに
より容易に製造出来る。
本発明における一般式(I)で表わされるポリメリック
ペルオキシドとは、具体的には例えば0 0 0 H@
 OHs (以上いずれもn=2〜40である。)等をあげること
が出来る。
本発明におけるブロック共重合体混合物(0)を製造す
るのに用いられるスチレン単量体と共重合可能な単量体
としては、例えばアクリル酸、アクリル酸エステル、メ
タクリル酸、メタクリル酸エステル、スチレン誘導体、
アクリルニトリル、メタクリルニトリル、フマルII又
Hマレイン酸の誘導体、ビニルケトン、ビニルピリジン
、ブタジェン等をあげることが出来、その使用量はスチ
レン単量体との単量体混合物中で30重量%以下に限走
される。
30重量%を超えた場合は、最終的に合成されるブロッ
ク共重合体混合物(0)の性能が悪影響を受け、該ブロ
ック共重合体混合物(0)を含有してなる不飽和ポリエ
ステル樹脂組成物を硬化させるならば硬化物表面が光沢
不足となり、顔料着色性不良が強くなる。
アクリル酸又はメタクリル酸の炭素数1〜4のアルキル
エステルと共重合可能な単量体としては、例えばアクリ
ル歳又はメタクリル酸の炭素数5〜1Bのアルキルエス
テル、アクリル酸、メタクリル酸、メタクリルニトリル
、スチレン及びスチレン誘導体等をあげることが出来、
その使用量はアクリル酸又はメタクリル酸の炭素数1〜
4のアルキルエステルとがら表る単量体混合物中で30
重量%以下に限彎される。30重量%を超えた場合は、
最終的に合成されるブロック共重合体混合物(0)の性
能に悪影響を与え1該ブロック共重合体混合物(0)を
含有して碌る不飽和ポリエステル樹脂組成物を硬化させ
る場合に、その硬化途中で該ブロック共重合体混合物(
0)の浮き出しが認められ、硬化収縮の不均一が生じる
碌お、前記ブロック共重合体混合物(0)を製造するの
に用いられる単量体(a)と単量体の)との比率は、単
量体(a)が10〜90重量部で単量体(ロ)が90〜
10重量部であるととが好ましい。この範囲を外れる場
合←は、不飽和ポリエステル樹脂組成物とした時に、硬
化前ないし硬化途中で不飽和ポリエステルとブロック共
重合体混合物(0)とが層分離の傾向を示し、硬化物組
成の不均質化を招くことに力るので好ましくない。
本発明においてブロック共重合体混合物(0)の配合量
は前記不飽和ポリエステル(4)、単量体(8)及びブ
ロック共重合体混合物(0)の合計量に対して2〜20
重量%が必要である。
2重量%未満では低収縮効果が生じない。また20重量
%を超えると硬化時の膨張が大き過ぎ硬化成形物の機械
強度が低下する。
以上詳述した組成を有する不飽和ポリエステル樹脂組成
物はそのままで種々の目的に使用することも出来るが、
微粉末(例えば炭酸カルシウム、タルク、クレー、木粉
等の無機質又は有機質微粉末)、骨材(例えば砂、砂利
、砕石等の無機質粒状物質)等を適宜配合してなるレジ
ンモルタル組成物、レジンコンクリート組成物としても
有効に使用出来る。そしてこれらの組成物は数日間放置
しても111リッチ層が生じることもなく微粉末、骨材
の沈降も少なく極めて貯蔵安定性に優れているのみなら
ず、従来公知の手順に従って硬化させるならば10℃〜
30℃、10分〜10時間程度の常温硬化条件下で、寸
法精度の優れた組成均質の硬化成形物を得ることが出来
る。
即ち本発明の低収縮性不飽和ポリエステル樹脂組成物は
、特電のブロック共重合体混合物(0)がミクロに9宇
分散している非水分散状態を極めて長時間保つ組成物で
あり、且つ該組成物が低収縮効果を発現するに当っては
必ずしも十分な硬化温度を必要とし逢い特長を持ってい
る。
この特長により常温硬化を採用する従来の成形法のいず
れによるものについても、従来の成形物に比較して高強
度で寸法精度及び表面光沢痔に優れた成形物を得ること
が可能にAつた。また、該組成物は十分な硬化温度が伴
えばその低収縮効果発現が更に大きく力るのは当然のこ
とであり、SMO,EMO等の成形用組成物として用い
る加熱成形法によれば極めて大き外寸法精度、強度、光
沢、表面平滑性等を与えるととが出来る。
以下、参考例、実施例及び比較例によって本発明の詳細
な説明する。なお各例中、部及び%とあるは特に断わら
ない限り重量部及び重量% 、を示す。
参考例1〔ポリメリックペルオキシドの製造〕製造 温度計、攪拌機を備えたガラス製反応器に2.5−ジメ
チルヘキサン−2,5−ジヒドロペルオキシド178部
、ピリジン190部及び塩化メチレン1000部を仕込
んだ。さらにこのガラス製反応器の内容物を攪拌下温度
を0〜5℃に維持しながら、この内容物にアジピンQ塩
化物183部を30分間かかつて滴下ロートで加えた。
滴下終了後、ガラス製反応器の内容物を温度O〜5℃に
維持しつつ2時間攪拌を継続して反応を終了させた。反
応生成物を希塩酸で洗浄して残存ピリジンを除去した後
、水洗し、20℃以下で塩化メチレンを減圧留去して粘
性液体254部を得た。
得られた粘性液体について通常のヨード滴定法によりそ
の活性酸素量をめたところ、1部9%であった。
この粘性液体の赤外線吸収スペクトルにおける特性吸収
波長及び核磁気共鳴スペクトルのτ値及び強度から、次
記@1成単位からなるペルオキシエステル型ポリメリッ
クペルオキシドであることを確認した。
このポリメリックペルオキシドの平均分子量をvPO法
により測宇したところ、2800であった。
参考例2〔ブロック共重合体混合物の製造−1部温度計
、攪拌機、コンデンサーを備えたガラス製反応器に、1
.0%のポリビニルアルコール水溶液300mと予めメ
タクリル酸メチル(以後KMムと略記する)10部に参
考例1で得られたポリメリックペルオキシド(以1p−
p。
と略記する)0.5部を溶解させて得られた溶液とを仕
込んだ。反応器内の空気を窒素ガスで置換した後、攪拌
しつつ105℃に加熱して重合を開始した。温度を10
5℃に維持しつつ1.5時間重合させた後、スチレン(
以11sTと略記する)90部を加えた。次いで湿度を
115℃に昇温して12時間重合を続けた。室温に冷却
して重合を終了した後、重合物を炉別しよく水洗してか
ら真空乾燥して白色粒状のブロック共重合体混合物97
部を得た。
参考例3〔ブロック共重合体混合物の製造−2〕予めM
Ml 50部に参考例1で得られたP・POを25部溶
解させた溶液、及び5T50部参考例4〔ブロック共重
合体混合物の製造−3〕予めMMl90部に参考例1で
得られたP・POを45部溶解させた溶液、及び5TI
O部を用いる以外は参考例2に準じてブロック共重合体
混合物96部を得た。
参考例5〔ブロック共重合体混合物の製造−4〕予めM
Ml1O部に参考例1で得られたP・POを0.5部溶
解させた溶液を重合させた後、5T63部とメタクリル
酸(以IMムと略記する)27部の混合物を用いる以外
は参考例2に準じてブロック共重合体混合物95部を得
た。
参考例6〔ブロック共重合体混合物の製造−5〕予めM
Ml63部とアクリル酸(以後AAと略記する)27部
に参考例1で得られたP・POを6部溶解させた溶液を
重合させた後、5TIO部を用いる以外は参考例2に準
じてブロック共重合体混合物94部を得た。
参考例7〔ブロック共重合体混合物の製造−6〕予めM
Ml35部とA115部に参考例1で得られたp−po
を4.5部溶解させた溶液を重合させ九l、5T35部
とM115部を用いる以外は参考例2に準じてブロック
共重合体混合物93部を得た。
参考例8〔ブロック共重合体混合物の製造−7〕予めア
クリル酸ブチル(以後BAと略記する)50部に で示されるP−POを1部溶解させた溶液、及び5T5
0部を用いる以外は参考例2に準じてブロック共重合体
混合物96部を得た。
次に参考例2〜8で得られたブロック共重合体混合物を
各々2.01秤量した後、ソックスレー抽出器を用いて
初めにシクロヘキサンで24時間、次にアセトニトリル
で24時間抽出した。
シクロヘキサン及びアセトニトリル抽出による重量減少
量を各々ボリヌチレン(以後PSTと略記する)、及び
ポリメタクリル酸メチル(以IPMMムと略記する)又
はポリアクリル酸ブチル(以IPBAと略記する)の含
有量とし、抽出残分な該ブロック共重合体の含有量とし
た。
参考例9〔不飽和ポリエステル樹脂の製造〕フマル酸8
12部、イソフタル酸498部、プロピレングリコール
396部及びネオペンチルグリコール542部を通常の
方法でエステル化して不飽和ポリエステル(酸価30、
以後UPと略記する)を合成し、得られたUPをSTで
希釈してST濃度が全体の35%となるように調整し不
飽和ポリエステル樹脂(以(i U P Rと略記する
)を得た。
参考例10〔比較用ブロック共重合体混合物の製造−1
〕 温度計、攪拌機、コンデンサーを備えたガラス製反茫器
に1.0%ポリビニルアルコール水溶液300部と、予
め酢酸ビニル(以((VムOと略記する)10部に参考
例1で得られたP−POを0.5部溶解させて得られた
溶液とを仕込んだ。反応器内の空気を窒素ガスで置換し
た後、攪拌しつつ100℃に加熱して重合を開始した。
反応器の内容物を温度100℃に維持しながら3時間重
合させた後、5T90部とMAIO部の混合物を加えた
。次いで温度を115℃に昇温し7時間重合を続けた。
室温し冷却して重合を終了した後重合物を炉別し、よく
水洗浄してから真空乾燥して白色粒状のブロック共重合
体混合物103部を得た。
参考例11〔比較用ブロック共重合体混合物の製造−2
〕 予めVAO50iに参考例1で得られたP−POを2.
5部溶解させた溶液を用い、次いで5T50部とM A
 1.5部の混合物を用いる以外は参考例10に準じて
ブロック共重合体混合物98部を得た。
次に参考例10〜11で得られたプルツク共重合体混合
物を各々2.0?秤量した後、ソックスレー抽出器を用
いて初めにメタノールで24時間、次にシクロヘキサン
で24時間抽出した。
メタノ、−ル及びシクロヘキサン抽出による重量減少量
を各々ポリ酢酸ビニル(以4&PVムCと略記する)、
PSTの含有量とし、抽出残分な該ブロック共重合体の
含有量とした。結果な表2に示す。
表2 比較用ブロック共1【合体 混合物の組成 参考例12〔比較用低収縮剤の調製〕 (a) P V A O 分子量約103000のものをその濃度が30%となる
ように5TGL−溶解させて溶液にして比較用低収縮剤
(a)とした。
(b) P M M A 分子量約500000のものをその濃度が30%となる
ように8Tに溶解させて溶液にして比較用低収縮剤(b
)とした。
(c) P S T 旭ダウ工業株製、スタイpン666をその濃度が30%
となるようにSTに溶解させて溶液にして比較用低収縮
剤(0)とした。
(ロ)ST−MMk−yンダム共重合体5T(50)/
MMA(50)重量比のランダム共重合体で分子量約5
00000のものを、その濃度が30%となるようにS
Tに溶解させてIIにして比較用低収縮剤(d)とした
なお参考例2〜B、及び10,11で得られたブロック
共重合体混合物は、その濃度が30%と麦る工うに8T
に分散させた分散液として次に述べる実施例に各々使用
し九。
実施例1〔常温、水浴系での不飽和ポリエステル樹脂組
成物の低収縮効果〕 参考例2で得られたブロック共重合体混合物の87分散
液と参考例9で得られたUPRとを重合触媒パーメック
N(日本油脂株製、メチルエチルケトンペルオキシドの
商品名)及び重合促進剤ナフテン酸コバルトの共存下で
混合した。
次いでこれを容積の知れたガラス管に注入し、20℃の
水浴中に静置し、硬化物の容積収縮率を次式によりめた
なお注入〜硬化の段階でガラス管に注入され7’C該組
戊物の温度変化を1ll11走したが水浴による除熱効
果が大きく温度上昇は認められ力かった。
結果を表3に示す。
実施例2〜14〔常温、水浴系での不飽和ポリエステル
m脂組広物の低収縮効果〕 参考例2〜8で得られたそれぞれのブロック共重合体混
合物を用い実施例1に準じて試験し、比較例1〜8 参考例12で用意した比較用低収縮剤を用いる以外は実
施例1に準じて試験し、結果を表4に示す。
比較例9〜12 参考例10,11で用意した比較用プルツク共重合体混
合物のST分散液を用いる以外は実施例1に準じて試験
し、結果を表5に示す。
実施例15〔レジンモルタル組成物での低収縮効果等〕 参考例9で得られたUPR80部と参考例2で得られた
ブロック共重合体混合物をその濃度が30%となるよう
にSTに分散させてなるST分散液20部とをラボミキ
サー(ハイシェアーミキサー)で20分間混合した後、
バーメックN1,0部、ナフテン酸コバルト0,3部を
加えて混合し、それに骨材と充てん剤の混合物(硼砂3
号が2、珪砂4号が1、珪砂7号が1、炭酸カルシウム
が1の重量割合)100部を加えて混合し、レジンそル
タル組成物を得た。との組成物を常温で2時間硬化させ
、養生7日後の表面状態を観察し、低収縮効果を測定し
た。この結果硬化物は亀裂、変形が認められず表面状態
は良好であった。この時の線収縮率は0.006%であ
った。
比較例13 実施例15におけるブロック共重合体混合物BT分散液
の代りに参考例12の比較用低収縮剤(0)を用いる以
外は実施例15に準じて試験した。その結果、硬化物表
面はPSTの分離に基づく粘着性を有し、収縮率の測定
は不可能であった。
実施例16〔レジンコンクリート組成物での低収縮効果
等〕 参考例9で得られたUP180部と参考例2で得られた
ブロック共重合体混合物をその濃度が30%となるよう
にSTに分散させてなるST分散液20部とをラボミキ
サーで20分間混合した後、パーメックN1.0部、ナ
フテン酸コバルト0.3部を加えて混合した。次いで炭
酸カルシウム100部及び川砂(I大粒径5 van 
)300部を混合してレジンコンクリート組成物を得た
。この組成物を縦1000asx横100■×高さ50
1+11の金型に注入し室温で2時間硬化させ、7日間
養生し表面状態の良好なレジンコンクリートを得た。結
果を表6に示す。
実施例17〜22〔レジンコンクリート組成物での低収
縮効果等〕 参考例3〜Bで得られたブロック共重合体混合物を用い
る以外は実施例16に準じて試験し、表面状態の良好な
レジンコンクリートを得た。
結果を表6に示す。
比較例14〜17 参考例12の比較用低収縮剤(a)〜((1)を用いる
以外は実施例16に準じて試験したが、該低収縮剤の浮
き出しによると思われる表面の粘着性が認められた。結
果を表6に示す。
比較例18〜19 参考例10.11で得られた比較用ブロック共重合体混
合物を用いる以外は実施例16に準じて試験し、表面状
態の良好なレジンコンクリートを得た。結果を表6に示
す。
比較例20 実施例16においてブロック共重合体混合物のST分散
液を加えなかった以外は、実施例16に準じて試験しレ
ジンコンクリートを得た。その表面はひび割れ、クラッ
ク等がはいり不良麦秋線であった。結果を表6に示す。
以上の実施例及び比較例を対比すれば明らかなように、
本発明において用いられるブロック共重合体混合物は、
低収縮剤として同量用いた場合、慣用の低収縮剤と対比
して容積収縮率が低いことが詔められた。
また、本発明品及び比較例品を用いてレジンコンクリー
トを作製し、得られた製品を対比したところ、本発明品
は比較例品に比して表面状態及び線収縮率において−だ
んと優れているのが詔められた。
特許出願人 日本油脂株式会社 代理人弁理士 浅 野 豐 司

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (A);不飽和ポリエステル20〜70重量%a3);
    前記不飽和ポリエステル(9)と共重合可能な単量体3
    0〜70重量%及び(C);下記に定翰されるプレツク
    共重合体混合物2〜20重量%からなり、上記単量体の
    )及びブロック共重合体混合物(0)の混合物が非水分
    散状態であり且つ上記不飽和ポリエステル(1)、単量
    体03)及びブロック共重合体混合物(Of)の混合物
    が非水分散状態である低収縮性不飽和ポリエステル樹脂
    組成物。 ブロック共重合体混合物; 一般式 〔式中、R1は炭素@1〜18のアルキレン基もしくは
    置換アルキレン基、炭素数3〜15のシクロアルキレン
    基もしくは置換シクロアルキレン基又はフェニレン基も
    しくは置換7エ二レン基を示し、RIはエチレン基、ア
    セチレン基又はフェニレン基を示す。n=2〜40であ
    る。〕で表わされるポリメリックペルオキシドを重合開
    始剤として、下記(a)及び0)で定鵡されるいずれか
    一方の単量体(以下それぞれを単量体(a)及び単量体
    ■)という)又は単量体の混合物を重合させて(第一重
    合反応)、分子内にペルオキシ結合を有する重合体を得
    、ついでこの重合体と第一重合反応に用いカかった単量
    体又は単量体の混合物とを、ブロック共重合させて得ら
    れたブロック共重合体。 (〜;スチレン単量体70〜100重量%及びこれと共
    重合可能な単量体30〜0重量%からなる単量体若しく
    は単量体混合物 (ロ);アクリル酸又はメタクリル酸の炭素数1〜4の
    アルキルエステル70〜100重量%及びこれと共重合
    可能な単量体30〜0重量%から力る単量体又は単蓋体
    混合物
JP24829183A 1983-12-28 1983-12-28 低収縮性不飽和ポリエステル樹脂組成物 Granted JPS60141755A (ja)

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