JPS60141234A - カプセルを含有した食用液状油組成物 - Google Patents
カプセルを含有した食用液状油組成物Info
- Publication number
- JPS60141234A JPS60141234A JP58245878A JP24587883A JPS60141234A JP S60141234 A JPS60141234 A JP S60141234A JP 58245878 A JP58245878 A JP 58245878A JP 24587883 A JP24587883 A JP 24587883A JP S60141234 A JPS60141234 A JP S60141234A
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- JP
- Japan
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- oil
- edible
- edible liquid
- liquid oil
- capsules
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は天然精油及び/又はその成分を主配合物として
カプセルに収容して、食用液状油に投入し、カプセルの
比重と食用液状油の比重とをほぼ等しくすることによっ
て、該カプセルを食用液状油中に分散浮遊させた食用液
状油組成物に関するものである。
カプセルに収容して、食用液状油に投入し、カプセルの
比重と食用液状油の比重とをほぼ等しくすることによっ
て、該カプセルを食用液状油中に分散浮遊させた食用液
状油組成物に関するものである。
従来よシ各種油性オ液状物を食用液状油中に分散浮遊さ
せるために下記のような粉末化して混合されたものがあ
る。
せるために下記のような粉末化して混合されたものがあ
る。
(イ)乳蛋白質又は大豆蛋白質と糖質などの水溶液中に
油′冴液状物を分散させ、スフツードライなどの方法で
乾燥して水分が除去されたもの0 (ロ) ザイクロデキストリンとの包接化合物とする。
油′冴液状物を分散させ、スフツードライなどの方法で
乾燥して水分が除去されたもの0 (ロ) ザイクロデキストリンとの包接化合物とする。
しかし上記(イ)、(ロ)方法で得られた粉末は食用液
状油に分散させた場合、下記のような欠点がある0 (5)食用液状殖](=必要な外観的な透明感が々い。
状油に分散させた場合、下記のような欠点がある0 (5)食用液状殖](=必要な外観的な透明感が々い。
(B) 比重差のため粉末は殆んど沈降し容器の底部に
層をなし、使用時振とうしても簡単には均一にならない
。
層をなし、使用時振とうしても簡単には均一にならない
。
シンクをつくっても所望の風味を出すことが困難である
。
。
(2)粉末状であるため、粉でコーティングされた油が
劣化し易い。
劣化し易い。
上記のほかに天然精油を添加した食用油は下記のような
欠点が挙げられる。
欠点が挙げられる。
(ト)天然精油は酸化され易く、酸価、過酸化物価(P
% O−、v、)が高く一般食用油に天然精油を添加す
ると、無添加の食用油と比べて油の劣化が早いC0 ■ 天然精油の香味成分は、酸化されるに従って香味が
弱くなる。
% O−、v、)が高く一般食用油に天然精油を添加す
ると、無添加の食用油と比べて油の劣化が早いC0 ■ 天然精油の香味成分は、酸化されるに従って香味が
弱くなる。
ドレッシング用の食用油は、食用油自体の風味が良好で
あることは勿論であるが、これに添加する香味物質の保
存安定性が良好であることも重要である。また、ドレッ
シングにした場合香味物質が全体に均一分散する必要が
ある。
あることは勿論であるが、これに添加する香味物質の保
存安定性が良好であることも重要である。また、ドレッ
シングにした場合香味物質が全体に均一分散する必要が
ある。
これらの条件を充たし、かう従来品の欠点であった上記
A〜Fを改良するために、本発明において香味物質や呈
味物質である天然精油を例えば特開昭51−8875号
に記載の方法でカプセル化し、これを食用液状油に分散
させるのである。
A〜Fを改良するために、本発明において香味物質や呈
味物質である天然精油を例えば特開昭51−8875号
に記載の方法でカプセル化し、これを食用液状油に分散
させるのである。
しかしながら、食用液状油にカプセルを分散浮遊させる
ことには下記のようないくつかの技術的問題点があった
。
ことには下記のようないくつかの技術的問題点があった
。
a 食用液状油は粘度が75さく、また比重も小さい(
d(15°C/15°C)=0.910〜0.930)
b カプセルの膜の厚さは製造上限度があり、従って比
重調整にも限界がある。
d(15°C/15°C)=0.910〜0.930)
b カプセルの膜の厚さは製造上限度があり、従って比
重調整にも限界がある。
C分散媒である食用液状油に界面活性剤を用いることは
保存中に分散させたカプセル自体の変形や破損をもたら
す可能性があるO上記の問題を解消し、カプセルを食用
液状油中に分散浮遊させるには、カプセル内容物の比重
を分散媒である食用液状油より4番くする必要がある。
保存中に分散させたカプセル自体の変形や破損をもたら
す可能性があるO上記の問題を解消し、カプセルを食用
液状油中に分散浮遊させるには、カプセル内容物の比重
を分散媒である食用液状油より4番くする必要がある。
しかもその内容物については、カプセルを溶解させたり
、変形させたりし永いもので、食品用途としての食品衛
生上、安全上問題のないものでなければ力らない。
、変形させたりし永いもので、食品用途としての食品衛
生上、安全上問題のないものでなければ力らない。
本発明者らは上記に鑑み鋭意研究した結果、食品衛生上
危険性が全くなく、比重が食用液状油よシもイ白い食品
用天然甘橘系せ油(d(2I2fl1°C)−〇。85
程度)またはその成分(d、−’Jモネン、α及びβ−
ピネン、カプリンアルデヒド、カプリルアルデヒド、シ
トラール、d−リナロールなど)をカプセル内容物に配
合すること、によす、当該カプセルを分散浮遊させた食
用液状油組成物を得たのである○このカプセルを分散浮
遊させた食用液状油組成物は、水溜液又は食酢などと混
合攪拌した場合、カプセルが溶は内容物が均一にエマル
ジョンの系内に分散する。
危険性が全くなく、比重が食用液状油よシもイ白い食品
用天然甘橘系せ油(d(2I2fl1°C)−〇。85
程度)またはその成分(d、−’Jモネン、α及びβ−
ピネン、カプリンアルデヒド、カプリルアルデヒド、シ
トラール、d−リナロールなど)をカプセル内容物に配
合すること、によす、当該カプセルを分散浮遊させた食
用液状油組成物を得たのである○このカプセルを分散浮
遊させた食用液状油組成物は、水溜液又は食酢などと混
合攪拌した場合、カプセルが溶は内容物が均一にエマル
ジョンの系内に分散する。
本発明に使用される食用液状油は植物性の油脂で常温に
おいて透明なもので3通常の食用大豆油、食用ナタネ油
、食用サフラワー油、食用サンフラワー油、食用コーン
油、食用綿実油、食用米糠油、食用胡麻油等単独または
混合物として使用可能である。カプセル内容物としては
オレンジ油、レモン油、ライム油、グレープフルーツ油
、ユズ油、夏ミカン油などの食品用天然せ橘系油の主配
合物のほか、食用からし油、シし、これらをセラチンな
どで包んでカプセル化し、当該カプセル全体の比重を分
散媒である食用液状油の比重に等しくすることにょシ、
カプセルを食用液状油中に分散浮遊さぜるのである1、
カプセルに使用される材料としてはゼラチン、カゼイン
、ポリアミノ酸、寒天、c、 M:、 c、 、 c。
おいて透明なもので3通常の食用大豆油、食用ナタネ油
、食用サフラワー油、食用サンフラワー油、食用コーン
油、食用綿実油、食用米糠油、食用胡麻油等単独または
混合物として使用可能である。カプセル内容物としては
オレンジ油、レモン油、ライム油、グレープフルーツ油
、ユズ油、夏ミカン油などの食品用天然せ橘系油の主配
合物のほか、食用からし油、シし、これらをセラチンな
どで包んでカプセル化し、当該カプセル全体の比重を分
散媒である食用液状油の比重に等しくすることにょシ、
カプセルを食用液状油中に分散浮遊さぜるのである1、
カプセルに使用される材料としてはゼラチン、カゼイン
、ポリアミノ酸、寒天、c、 M:、 c、 、 c。
E、C,(カーポオキシエチルセルロース)糖類、澱粉
などがあるが、ゼラチンが最適である。
などがあるが、ゼラチンが最適である。
本発明の効果を纒めると、
(G) 酸化し易い天然精油と食用油が直接に接触しな
いため、食用油自体の保存安定性が向上する。
いため、食用油自体の保存安定性が向上する。
0手 酸化し易い天然精油は空気との接触が遮断される
ので、天然精油自体の保存安定性が良くなる。
ので、天然精油自体の保存安定性が良くなる。
この関係を第1図に示した。
第1図は40゛Cにおけるサフラワー油の保存試験結果
を示すもので、サフラワー油の経口変化を過酸化物価(
RO,V)[IミIJ尚量/Ky(亀eΔy))で示し
Pc。第1図において(1)はオレンジ油入りミニカプ
セル含油サフラワー油、(2)はオレンジ油をそのま1
添加したサフラワー油で、保存日数による過酸化物の生
成量は本発明のtl+の場合、明らかに少ないことがわ
かる0 (I) カプセル自体は油に全く溶解しない無色透明の
物質であるため、食用液状油の透明感はそこ々われない
。
を示すもので、サフラワー油の経口変化を過酸化物価(
RO,V)[IミIJ尚量/Ky(亀eΔy))で示し
Pc。第1図において(1)はオレンジ油入りミニカプ
セル含油サフラワー油、(2)はオレンジ油をそのま1
添加したサフラワー油で、保存日数による過酸化物の生
成量は本発明のtl+の場合、明らかに少ないことがわ
かる0 (I) カプセル自体は油に全く溶解しない無色透明の
物質であるため、食用液状油の透明感はそこ々われない
。
(J) 本発明により調製されたカプセルを入れた食用
液状油の瓶を少し振とうすることにより、カプセルが食
用液状油中に均一分散している状態が容易にできる。
液状油の瓶を少し振とうすることにより、カプセルが食
用液状油中に均一分散している状態が容易にできる。
卸 カプセルが均一分散した食用液状油組成物を一部用
いてドレッシングをつくるとカプセルが水溶iまたは食
酢と接触して溶けるので設定通りの風味を出すことが容
易である。
いてドレッシングをつくるとカプセルが水溶iまたは食
酢と接触して溶けるので設定通りの風味を出すことが容
易である。
次に実施例によって本発明を説明する。
実施例1
下記に示す原料配合に従って、特開昭51−8875号
に記載された方法によって、皮膜率12係、直径3πm
のカプセルに仕上げた。このゼラチンカプセルを容器に
食用油1yに対して1粒程度の割合で入れ、次いで常温
の食用サフラワー油を充填し、サラダドレッシング用の
食用油とした。
に記載された方法によって、皮膜率12係、直径3πm
のカプセルに仕上げた。このゼラチンカプセルを容器に
食用油1yに対して1粒程度の割合で入れ、次いで常温
の食用サフラワー油を充填し、サラダドレッシング用の
食用油とした。
配合例
No、 2 食用からし油 100チ
上記配合品をそれぞれ皮膜率12チ、直径3mm。
水分13−13.5%のゼラチンカプセルとし、20℃
で直径23jnm、高さ18f)m+++の試験管にす
7ラワー油を高さ1357g+の所まで入れ、ゼラチン
カプセルを30粒程入れ、全てのカプセルが沈降する捷
での時間を測定し、分散浮遊テストを行なった。
で直径23jnm、高さ18f)m+++の試験管にす
7ラワー油を高さ1357g+の所まで入れ、ゼラチン
カプセルを30粒程入れ、全てのカプセルが沈降する捷
での時間を測定し、分散浮遊テストを行なった。
その結果、NO,1、配合のカプセルは完全に沈降する
まで、1時間側分要したのに対して1.No、 2配合
のカプセルは50秒で完全に沈降した0
まで、1時間側分要したのに対して1.No、 2配合
のカプセルは50秒で完全に沈降した0
第1図は40°Cにおけるサフラワー油の保存試験結果
を示す。 (1,1オレンジ入りミニカプセル含有サフラワー油の
Plへ■、の経日変化曲線。 (2) オレンジ油をそのまま添加したサフラワー油の
PlへV、の経日変化曲線
を示す。 (1,1オレンジ入りミニカプセル含有サフラワー油の
Plへ■、の経日変化曲線。 (2) オレンジ油をそのまま添加したサフラワー油の
PlへV、の経日変化曲線
Claims (1)
- 1 食用液状油よりも低比重の天然精油及び/又はその
成分を主配合物として収容したカプセルが食用液状油中
に分散してなるカプセルを含油した食用液状油組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58245878A JPS60141234A (ja) | 1983-12-29 | 1983-12-29 | カプセルを含有した食用液状油組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58245878A JPS60141234A (ja) | 1983-12-29 | 1983-12-29 | カプセルを含有した食用液状油組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60141234A true JPS60141234A (ja) | 1985-07-26 |
JPS6215167B2 JPS6215167B2 (ja) | 1987-04-06 |
Family
ID=17140142
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58245878A Granted JPS60141234A (ja) | 1983-12-29 | 1983-12-29 | カプセルを含有した食用液状油組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60141234A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6371150A (ja) * | 1986-08-19 | 1988-03-31 | ユニリ−バ− ナ−ムロ−ゼ ベンノ−トシヤ−プ | 脂肪製品 |
WO2004071217A1 (en) * | 2003-02-12 | 2004-08-26 | Mw Encap Limited | Encapsulated flavouring for foods |
JPWO2013129168A1 (ja) * | 2012-02-29 | 2015-07-30 | 日清オイリオグループ株式会社 | カプセル食品およびカプセル含有油脂組成物 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49129701A (ja) * | 1973-04-16 | 1974-12-12 |
-
1983
- 1983-12-29 JP JP58245878A patent/JPS60141234A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49129701A (ja) * | 1973-04-16 | 1974-12-12 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6371150A (ja) * | 1986-08-19 | 1988-03-31 | ユニリ−バ− ナ−ムロ−ゼ ベンノ−トシヤ−プ | 脂肪製品 |
WO2004071217A1 (en) * | 2003-02-12 | 2004-08-26 | Mw Encap Limited | Encapsulated flavouring for foods |
JPWO2013129168A1 (ja) * | 2012-02-29 | 2015-07-30 | 日清オイリオグループ株式会社 | カプセル食品およびカプセル含有油脂組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6215167B2 (ja) | 1987-04-06 |
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