JPS6215167B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6215167B2
JPS6215167B2 JP58245878A JP24587883A JPS6215167B2 JP S6215167 B2 JPS6215167 B2 JP S6215167B2 JP 58245878 A JP58245878 A JP 58245878A JP 24587883 A JP24587883 A JP 24587883A JP S6215167 B2 JPS6215167 B2 JP S6215167B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
edible
capsules
edible liquid
liquid oil
Prior art date
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Expired
Application number
JP58245878A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60141234A (ja
Inventor
Kazuya Ooiwa
Takashi Morishita
Hiroshi Goto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Morishita Jintan Co Ltd
J Oil Mills Inc
Original Assignee
Morishita Jintan Co Ltd
Yoshihara Oil Mill Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Morishita Jintan Co Ltd, Yoshihara Oil Mill Ltd filed Critical Morishita Jintan Co Ltd
Priority to JP58245878A priority Critical patent/JPS60141234A/ja
Publication of JPS60141234A publication Critical patent/JPS60141234A/ja
Publication of JPS6215167B2 publication Critical patent/JPS6215167B2/ja
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  • Seasonings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は天然精油及び/又はその成分を主配合
物としてカプセルに収容して、食用液状油に投入
し、カプセルの比重と食用液状油の比重とをほぼ
等しくすることによつて、該カプセルを食用液状
油中に分散浮遊させた食用液状油組成物に関する
ものである。 従来より各種油性液状物を食用液状油中に分散
浮遊させるために下記のような粉末化して混合さ
れたものがある。 (イ) 乳蛋白質又は大豆蛋白質と糖質などの水溶液
中に油性液状物を分散させ、スプレードライな
どの方法で乾燥して水分が除去されたもの。 (ロ) サイクロデキストリンとの包接化合物とす
る。 しかし上記(イ)、(ロ)方法で得られた粉末は食用液
状油に分散させた場合、下記のような欠点があ
る。 (A) 食用液状油に必要な外観的な透明感がない。 (B) 比重差のため粉末は殆んど沈降し容器の底部
に層をなし、使用時振とうしても簡単には均一
にならない。 (C) (B)に記載したように均一になりにくいため、
この様な食用液状油組成物を一部用いてドレツ
シングをつくつても所望の風味を出すことが困
難である。 (D) 粉末状であるため、粉でコーテイングされた
油が劣化し易い。 上記のほかに天然精油を添加した食用油は下記
のような欠点が挙げられる。 (E) 天然精油は酸化され易く、酸価、過酸化物価
(P、O、V、)が高く一般食用油に天然精油を
添加すると、無添加の食用油と比べて油の劣化
が早い。 (F) 天然精油の香味成分は、酸化されるに従つて
香味が弱くなる。 ドレツシング用の食用油は、食用油自体の風味
が良好であることは勿論であるが、これに添加す
る香味物質の保存安定性が良好であることも重要
である。また、ドレツシングにした場合香味物質
が全体に均一分散する必要がある。 これらの条件を充たし、かつ従来品の欠点であ
つた上記A〜Fを改良するために、本発明におい
て香味物質や呈味物質である天然精油を例えば特
公昭51−8875号に記載の方法でカプセル化し、こ
れを食用液状油に分散させるのである。 しかしながら、食用液状油にカプセルを分散浮
遊させることには下記のようないくつかの技術的
問題点があつた。 a 食用液状油は粘度が小さく、まつ比重も小さ
い〔d(15℃/15℃)=0.910〜0.930〕 b カプセルの膜の厚さは製造上限度があり、従
つて比重調整にも限界がある。 c 分散媒である食用液状油に界面活性剤を用い
ることは保存中に分散させたカプセル自体の変
形や破損をもたらす可能性がある。 上記の問題を解消し、カプセルを食用液状油中
に分散浮遊させるには、カプセル内容物の比重を
分散媒である食用液状油より低くする必要があ
る。しかもその内容物については、カプセルを溶
解させたり、変形させたりしないもので、食品用
途としての食品衛生上、安全上問題のないもので
なければならない。 本発明者らは上記に鑑み鋭意研究した結果、食
品衛生上危険性が全くなく、比重が食用液状油よ
りも低い食品用天然甘橘系精油〔d(20℃/20
℃)=0.85程度〕またはその成分(d−リモネ
ン、α及びβ−ピネン、カプリンアルデヒド、カ
プリルアルデヒド、シトラール、d−リナロール
など)をカプセル内容物に配合することにより、
当該カプセルを分散浮遊させた食用液状油組成物
を得たのである。 このカプセルを分散浮遊させた食用液状油組成
物は、水溶液又は食酢などと混合撹拌した場合、
カプセルが溶け内容物が均一にエマルジヨンの系
内に分散する。 本発明に使用される食用液状油は植物性の油脂
で常温において透明なもので、通常の食用大豆
油、食用ナタネ油、食用サフラワー油、食用サン
フラワー油、食用コーン油、食用綿実油、食用米
糠油、食用胡麻油等単独または混合物として使用
可能である。カプセル内容物としてはオレンジ
油、レモン油、ライム油、グレープフルーツ油、
ユズ油、夏ミカン油などの食品用天然甘橘系油の
主配合物のほか、食用からし油、シソ油、シヨウ
ガ油などの天然香辛油や上記の食用油、トコフエ
ロールβ−カロチン、クロロフイルなどの食用油
溶性物質、天然色素、調味料などの食用粉末状物
質などを適宜配合し、これらをゼラチンなどで包
んでカプセル化し、当該カプセル全体の比重を分
散媒である食用液状油の比重に等しくすることに
より、カプセルを食用液状油中に分散浮遊させる
のである。 カプセルに使用される材料としてはゼラチン、
カゼイン、ポリアミノ酸、寒天、C、M、C、,
C、E、C、(カーポオキシエチルセルロース)
糖類、澱粉などがあるが、ゼラチンが最適であ
る。 本発明の効果を纒めると、 (G) 酸化し易い天然精油と食用油が直接に接触し
ないため、食用油自体の保存安定性が向上す
る。 (H) 酸化し易い天然精油は空気との接触が遮断さ
れるので、天然精油自体の保存安定性が良くな
る。 この関係を第1図に示した。 第1図は40℃におけるサフラワー油の保存試験
結果を示すもので、サフラワー油の経日変化を過
酸化物価(P、O、V、)〔ミリ当量/Kg(m、
e/Kg)〕で示した。第1図において1はオレン
ジ油入りミニカプセル含油サフラワー油、2はオ
レンジ油をそのまま添加したサフラワー油で、保
存日数による過酸化物の生成量は本発明の1の場
合、明らかに少ないことがわかる。 (I) カプセル自体は油に全く溶解しない無色透明
の物質であるため、食用液状油の透明感はそこ
なわれない。 (J) 本発明により調製されたカプセルを入れた食
用液状油の瓶を少し振とうすることにより、カ
プセルが食用液状油中に均一分散している状態
が容易にできる。 (K) カプセルが均一分散した食用液状油組成物を
一部用いてドレツシングをつくるとカプセルが
水溶液または食酢と接触して溶けるので設定通
りの風味を出すことが容易である。 次に実施例によつて本発明を説明する。 実施例 1 下記に示す原料配合に従つて、特開昭51−8875
号に記載された方法によつて、皮膜率12%、直径
3mmのカプセルに仕上げた。このゼラチンカプセ
ルを容器に食用油1gに対して1粒程度の割合で
入れ、次いで常温の食用サフラワー油を充填し、
サラダドレツシング用の食用油とした。
【表】 上記配合品をそれぞれ皮膜率12%、直径3mm、
水分13−13.5%のゼラチンカプセルとし、20℃で
直径23mm、高さ180mmの試験管にサフラワー油を
高さ135mmの所まで入れ、ゼラチンカプセルを30
粒程入れ、全てのカプセルが沈降するまでの時間
を測定し、分散浮遊テストを行なつた。 その結果、No.1、配合のカプセルは完全に沈降
するまで、1時間20分要したのに対して、No.2配
合のカプセルは50秒で完全に沈降した。
【図面の簡単な説明】
第1図は40℃におけるサフラワー油の保存試験
結果を示す。 1……オレンジ入りミニカプセル含有サフラワ
ー油のP、O、V、の経日変化曲線。2……オレ
ンジ油をそのまま添加したサフラワー油のP、
O、V、の経日変化曲線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 食用液状油よりも低比重の天然精油及び/又
    はその成分を主配合物として収容したカプセルが
    食用液状油中に分散してなるカプセルを含油した
    食用液状油組成物。
JP58245878A 1983-12-29 1983-12-29 カプセルを含有した食用液状油組成物 Granted JPS60141234A (ja)

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JPS60141234A JPS60141234A (ja) 1985-07-26
JPS6215167B2 true JPS6215167B2 (ja) 1987-04-06

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JPS49129701A (ja) * 1973-04-16 1974-12-12

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JPS49129701A (ja) * 1973-04-16 1974-12-12

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JPS60141234A (ja) 1985-07-26

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