JPS5915610B2 - 透明乳化食用油脂の製造法 - Google Patents
透明乳化食用油脂の製造法Info
- Publication number
- JPS5915610B2 JPS5915610B2 JP50050426A JP5042675A JPS5915610B2 JP S5915610 B2 JPS5915610 B2 JP S5915610B2 JP 50050426 A JP50050426 A JP 50050426A JP 5042675 A JP5042675 A JP 5042675A JP S5915610 B2 JPS5915610 B2 JP S5915610B2
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- JP
- Japan
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- fat
- transparent
- oils
- phase
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- Expired
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01F—MIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
- B01F23/00—Mixing according to the phases to be mixed, e.g. dispersing or emulsifying
- B01F23/40—Mixing liquids with liquids; Emulsifying
- B01F23/41—Emulsifying
- B01F23/4105—Methods of emulsifying
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Edible Oils And Fats (AREA)
- Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
- Colloid Chemistry (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は透明な可塑性、乃至は流動状、液状で、分離が
ない油脂食品の製造法に関するものである。
ない油脂食品の製造法に関するものである。
透明な油脂食品を得る試みは、従来より種々行なわれて
いるが、現在まで満足な結果を得たものはまだない。即
ち、透明な油脂食品を得る必須な条件として、１）油脂
が透明であること即ち液体油であること、又は、固体脂
を含んでいても超微粒子で分散していること、或いは、
２）油水界面で光が屈折又乱反射を起こさないこと、即
ち、水相が透明でかつ水相と油相の屈折率が等しいこと
、或いは、３）水相、油相が数ミリミクロン又はそれ以
下の超微粒子で分散乳化していることが必要であ５ る
と一般にはいわれている。しかし、固体脂を超微粒子で
含む油脂は急冷等によつて製造が可能であるが、この様
な油脂結晶は温度変化に不安定ですぐ結晶成長を起すの
で実用的には油相には液体油を使用する以外にない。又
、分散相を超微粒子１０とする方法では、分散相が会合
して数ミクロン又はそれ以上になるまで安定化しない為
、極短期間しか透明性を維持できない。この為、透明油
脂食品を得るにさιルては、水相の屈折率を調整するこ
とが現実的であり、この様な方法が提案されて１５いる
。特開昭４９−９５０６で開示されている水中油型乳化
油脂の製法では、糖、糖アルコールを加えて水相の粘度
を高めると同時に油相と水相の屈折率を等しくして透明
な乳化油脂を得ている。
いるが、現在まで満足な結果を得たものはまだない。即
ち、透明な油脂食品を得る必須な条件として、１）油脂
が透明であること即ち液体油であること、又は、固体脂
を含んでいても超微粒子で分散していること、或いは、
２）油水界面で光が屈折又乱反射を起こさないこと、即
ち、水相が透明でかつ水相と油相の屈折率が等しいこと
、或いは、３）水相、油相が数ミリミクロン又はそれ以
下の超微粒子で分散乳化していることが必要であ５ る
と一般にはいわれている。しかし、固体脂を超微粒子で
含む油脂は急冷等によつて製造が可能であるが、この様
な油脂結晶は温度変化に不安定ですぐ結晶成長を起すの
で実用的には油相には液体油を使用する以外にない。又
、分散相を超微粒子１０とする方法では、分散相が会合
して数ミクロン又はそれ以上になるまで安定化しない為
、極短期間しか透明性を維持できない。この為、透明油
脂食品を得るにさιルては、水相の屈折率を調整するこ
とが現実的であり、この様な方法が提案されて１５いる
。特開昭４９−９５０６で開示されている水中油型乳化
油脂の製法では、糖、糖アルコールを加えて水相の粘度
を高めると同時に油相と水相の屈折率を等しくして透明
な乳化油脂を得ている。
この２０方法では、しかし、油相と水相の比重差の拡大
、粘度の増大によつて水中油型の乳化以外は実現できな
い。即ち、油中水型透明乳化油脂をこの方法で調整する
と乳化剤を選択しても安定な乳化油脂を得ることができ
ない。２５本発明者は、かかる透明油脂食品を得る困難
さを克服する方法について研究した結果、液体油にそれ
と屈折率を等しくした水相部と環状デキストリンを添加
混合し包接化することにより、水相部の種類及び粘度、
油相と水相部との比率に全く関３０係なく透明且つ安定
な油脂食品を得る方法を発明し、本発明を完成した。
、粘度の増大によつて水中油型の乳化以外は実現できな
い。即ち、油中水型透明乳化油脂をこの方法で調整する
と乳化剤を選択しても安定な乳化油脂を得ることができ
ない。２５本発明者は、かかる透明油脂食品を得る困難
さを克服する方法について研究した結果、液体油にそれ
と屈折率を等しくした水相部と環状デキストリンを添加
混合し包接化することにより、水相部の種類及び粘度、
油相と水相部との比率に全く関３０係なく透明且つ安定
な油脂食品を得る方法を発明し、本発明を完成した。
本発明はサイクロデキストリンと油脂及び水等とからな
る油脂包接物の特徴を利用したものである。
る油脂包接物の特徴を利用したものである。
３５本発明の方法を説明すると、予め環状デキストリン
０．５〜３０重量部に環状デキストリンと同量以上の水
を加え、更に環状デキストリンと当量又−Ａワーはそれ
以上の油脂を加えて、充分捏合せたペーストに、使用す
る温度範囲で固体脂を含まない食用油脂、好まし５くは
常温で液体である油脂、例えば、大豆、ナタネ等のサラ
ダ油、白絞油等を２０〜９０重量部と、使用する油脂に
屈折率をほぼ等しくした水相部１０〜８０重量部を加え
て混合し油脂包接物を得る。
０．５〜３０重量部に環状デキストリンと同量以上の水
を加え、更に環状デキストリンと当量又−Ａワーはそれ
以上の油脂を加えて、充分捏合せたペーストに、使用す
る温度範囲で固体脂を含まない食用油脂、好まし５くは
常温で液体である油脂、例えば、大豆、ナタネ等のサラ
ダ油、白絞油等を２０〜９０重量部と、使用する油脂に
屈折率をほぼ等しくした水相部１０〜８０重量部を加え
て混合し油脂包接物を得る。
得られた油脂包接物は透明でありＯ℃〜８『Ｃで粘度変
化がなく、水相部の種類を変えることにより、及び／又
は油相と水相部との比率を変えることにより、可塑性か
ら流動状又は液状に自由に硬さを調整することができる
。
化がなく、水相部の種類を変えることにより、及び／又
は油相と水相部との比率を変えることにより、可塑性か
ら流動状又は液状に自由に硬さを調整することができる
。
本油脂食品は形状に関係なく安定で、分離することはな
い。本発明による透明油脂食品は更に粉末、例えば、カ
カオ末、キナ粉、濾餡等、粒体、例えばチヨコレート、
キヤラメル、ナツツ、凝固物、例えば、羊かん、ゼリー
等、液体、例えば、蜂蜜、果汁等いかなるものを混合し
ても透明且つ安定なスプレツドであり、新規な食欲をそ
＼る食品とすることができる。
い。本発明による透明油脂食品は更に粉末、例えば、カ
カオ末、キナ粉、濾餡等、粒体、例えばチヨコレート、
キヤラメル、ナツツ、凝固物、例えば、羊かん、ゼリー
等、液体、例えば、蜂蜜、果汁等いかなるものを混合し
ても透明且つ安定なスプレツドであり、新規な食欲をそ
＼る食品とすることができる。
〔実施例 １〕
予めβ−サイクロデキストリン５９ｒに水１０ｃｃを加
え、更に大豆サラダ油５９ｒを加えて捏和してβ−サイ
クロデキストリンのペーストを得た。
え、更に大豆サラダ油５９ｒを加えて捏和してβ−サイ
クロデキストリンのペーストを得た。
次に蜂蜜１５９ｒとグリセリン１０９ｒ大豆サラダ油１
００９ｒを加えてミキサーで混合し透明な可塑性の油脂
食品を得た。更に小豆餡５０ｇｒを捏合せて小豆餡が混
入した透明感のあるスプレツドを得た。〔実施例 ２〕
実施例１と同様に予め調整したβ−サイクロデキストリ
ンのペーストに水１０９ｒ１グリセリン５０ｆ！ｒ、砂
糖１０９ｒ、調合コメ油８０９ｒを加えて混合捏和した
。
００９ｒを加えてミキサーで混合し透明な可塑性の油脂
食品を得た。更に小豆餡５０ｇｒを捏合せて小豆餡が混
入した透明感のあるスプレツドを得た。〔実施例 ２〕
実施例１と同様に予め調整したβ−サイクロデキストリ
ンのペーストに水１０９ｒ１グリセリン５０ｆ！ｒ、砂
糖１０９ｒ、調合コメ油８０９ｒを加えて混合捏和した
。
次に羊かんを小片に切つて混入し、羊かん片の入つた透
明感のある油脂スプレツドを得た。
明感のある油脂スプレツドを得た。
〔実施例 ３〕実施例１と同様にして調整したβ−サイ
クロデキストリンのペーストに棉実サラダ油７０９ｒレ
シチン０．２９ｒ１ソルビタンモノオレエート０．３９
ｒを添加して充分混合し、次にゾルピット３０９ｒを徐
々に添加しながら混合攪拌して流動状の透明油脂食品を
得た。
クロデキストリンのペーストに棉実サラダ油７０９ｒレ
シチン０．２９ｒ１ソルビタンモノオレエート０．３９
ｒを添加して充分混合し、次にゾルピット３０９ｒを徐
々に添加しながら混合攪拌して流動状の透明油脂食品を
得た。
〔実施例 ４〕
実施例１と同様にして調整したβ−サイクロデキストリ
ンのペーストにサワラワ一油８０９ｒ１酒石酸飽和水溶
液２０９ｒ、グリセリン２０９ｒを添加して充分混合捏
和して透明な可塑性の油脂食品を得た。
ンのペーストにサワラワ一油８０９ｒ１酒石酸飽和水溶
液２０９ｒ、グリセリン２０９ｒを添加して充分混合捏
和して透明な可塑性の油脂食品を得た。
Claims (1)
- １ 環状デキストリン０．５〜３０重量部に同量又はそ
れ以上の水並びに油脂を加えて捏和してペーストを得、
これに使用温度で固体脂を含まない食用油脂２０〜９０
重量部と、その食用油脂と屈折率を等しくした水相部１
０〜８０重量部を加えて混合することを特徴とする透明
油脂食品の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP50050426A JPS5915610B2 (ja) | 1975-04-24 | 1975-04-24 | 透明乳化食用油脂の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP50050426A JPS5915610B2 (ja) | 1975-04-24 | 1975-04-24 | 透明乳化食用油脂の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS51126204A JPS51126204A (en) | 1976-11-04 |
| JPS5915610B2 true JPS5915610B2 (ja) | 1984-04-10 |
Family
ID=12858528
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP50050426A Expired JPS5915610B2 (ja) | 1975-04-24 | 1975-04-24 | 透明乳化食用油脂の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5915610B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6438301A (en) * | 1987-07-31 | 1989-02-08 | Taisei Corp | Automatic object storage arrangement in ceiling |
| JPH059321B2 (ja) * | 1987-04-07 | 1993-02-04 | Shimizu Construction Co Ltd |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63248433A (ja) * | 1987-03-31 | 1988-10-14 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 流動性を改良した乳化油脂及びその製造方法 |
| JP6043095B2 (ja) * | 2012-05-30 | 2016-12-14 | 日清オイリオグループ株式会社 | 香気性透明乳化食品 |
| JP6494363B2 (ja) * | 2015-03-26 | 2019-04-03 | 日清食品ホールディングス株式会社 | フライ麺調理用のスープ |
-
1975
- 1975-04-24 JP JP50050426A patent/JPS5915610B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH059321B2 (ja) * | 1987-04-07 | 1993-02-04 | Shimizu Construction Co Ltd | |
| JPS6438301A (en) * | 1987-07-31 | 1989-02-08 | Taisei Corp | Automatic object storage arrangement in ceiling |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS51126204A (en) | 1976-11-04 |
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