JPS60139163A - リニアモータを用いた搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は搬送装置に係り、特にリニアパルスモータを用
いた搬送装置に関する。

（ロ）従来技術 近年、機械工業における加工、組立の自動化に伴い、被
加工物の運搬にはステーションにおける停止精度向上の
要請から、ベルトコンベア等の搬送手段にとって代わっ
て、リニアパルスモータを用いた搬送装置が使用されて
いる。

しかして、従来、往復車線からなる搬送装置における搬
送台車の方向変換の手段として主レール上を走行する駆
動体にその一辺をヒンジ結合し、他辺が補助レール上を
走行する如くしたシャーシを前記ヒンジの廻りに１８０
度回軸回転シャーシを反対側車線に倒す如く車線変換を
行い方向変換スペースを節約する搬送装置があるが、方
向変換に際しシャーシは裏返しとなるために搭載物品の
方向変換前のアンロードと方向変換後のロードと言う余
分の工程が必要となると言う不便があった。

（ハ）目的 本発明は隣接した往復車線に於いて搭載した物品をアン
ロード、ロードの操作を必要とせず物品を搭載したまま
反対車線に車線変更すると共に方向変換し得る搬送装置
を提供することを目的としている。

（ニ）構成 本発明は内側に設けた主走行レールと外側に設けた副走
行レールとで構成した往復車線の軌道と、シャーシと、
シャーシにヒンジ結合した駆動体とを具備した搬送台車
と、前記軌道の終端に設けた搬送台車方向変換部とを具
備する搬送装置であって、前記主走行レールにはリニア
パルスモークの固定子を、また前記駆動体にはリニアパ
ルスモータの可動子を設けると共に、前記搬送台車方向
変換部に搬送台車が到達した場合には前記搬送台車のシ
ャーシのパレットを水平に保持しながら、その外枠を１
８０度回軸回転めると共に前記駆動体を乗せた可動主走
行レールを車線Ａから車線Ｂに移送せしめる如くしたリ
ニアパルスモークを用いた搬送装置である。

（ホ）実施例 第１図は本発明に係る実施例を示す全体斜視図であり、
軌道は主走行レール５０と副走行レール６０とから構成
され往復車線が隣接して敷設され、搬送台車７０は矢印
に従って循環移動する如く構成されている。

４０は純鉄等の磁性体からなる固定子であって、その断
面は略凹字形に形成された主走行レール５０上に２個づ
つ組になって配設されステーションＳ１、Ｓ２、Ｓ３、
Ｓ４を形成している。

搬送台車７０はシャーシ７１と該シャーシとヒンジ結合
した駆動体７２より構成され、シャーシ７１はパレット
７３とこれを囲む如く配設された外枠７４とよりなり、
パレット７３は相対向する２辺のそれぞれの略中心部に
於いて外枠７４に回動自在にヒンジ結合されている。

又、駆動体７２の車輪７５は主走行レール上を転勤し、
外枠７４の前記ヒンジ結合部に相対向する辺に軸支され
ている車輪７５は副走行レール６０上を転勤する。

軌道の両端には、搬送台車の方向変換をするための搬送
台車方向変換部８０及び８０′が配設されており、前記
搬送台車変換部８０及び８０′はそれぞれ可動主走行レ
ール８１と、該可動主走行レールを進行方向に対して直
角に移動せしめるブツシャ８２と、前記移動を案内する
案内レール８５と、前記可動主走行レール８１の端部に
設けられ前記シャーシ７１の外枠７４を１８０度回軸回
転めるクランクモータ８３とから構成されている。

そして、クランクモータ８３の回転軸にはクランクレバ
ー８３１が固設され、該クランクレバー８３１の先端に
はこれと直角にピン８３２が立設されており、前記外枠
７４に設けられているピン孔７１１に挿入され、クラン
クモータ８３の回転にともなって外枠７４は結合ヒンジ
の廻りに１８０度回軸回転。この場合パレット７３は後
述のスプロケットとチェインの効果により図示の如く常
に水平を保持したまま車線の変更が行われる。９３１は
チェインカバーである。

第２図は搬送台車７０が搬送台車方向変換部８０に到達
した状態を示す部分斜視図であり、前記チェインカバー
９３１は取り外しである。

駆動体７２の下面には可動子７２３が固設されると共に
車輪７５がフォーク７２４を介して取りつけられ主走行
レール５０上を走行する。又、主走行レール５０にはコ
ア４１とコイル４２よりなる停止、発車用固定子８４が
固設され、前記可動子７２３と相対向してリニアパルス
モータを構成している。

又、駆動体７２の上面にはヒンジ金具９０が固設され、
ヒンジ金具９０にはヒンジ軸９１０が固設され更にヒン
ジ軸９１０にはスプロケット９１が固設されている。

尚、前記ヒンジ軸９１０には外枠７４の１端が回動自在
に軸支されている。

そして、外枠７４の側辺の略中央部にはヒンジ軸９２０
が回動自在に挿入されており、前記ヒンジ軸９２０には
スプロケット９２とパレット７３の側面略中央部が固設
され、前記スプロケット９１と９２との間にはチェイン
９３が懸架されている。

更に、クランクモータ８３の駆動軸にはクランクレバー
８３１が固設されており、その先端にはピン８３２が立
設され、ピン８３２の先端部は外枠７４の側面に設けら
れたピン孔７１１に挿入されている。

従って、クランクモータ８３が駆動してクランクレバー
８３１を矢印Ａの方向に回転すると外枠７４も同方向、
即ち、矢印Ｂの方向に回転する。

しかし、スプロケット９１は外枠７４のヒンジ軸９１０
を介して駆動体７２に固設され、スプロケット９２はパ
レット７３と外枠７４とのヒンジ軸９２０を介してパレ
ット７３に固設されており、更に前記２個のスプロケッ
トの間にはチェイン９３が懸架されているのでヒンジ軸
９２０は外枠７４に従ってヒンジ軸９１０の廻りに旋回
してもヒンジ軸９１０とヒンジ軸９２０のそれぞれの中
心に対する角度は変化せず、外枠７４が回転を始める前
に前記両ヒンジ軸の端面に平行線を引けばヒンジ軸９２
０の位置の如何を問わず平行を保つ。

従うて、ヒンジ軸９２０に固設されているパレット７３
の上面は外枠７４０回転にかかわらず当初の状態即ち水
平状態を保持していることとなり、外枠７４の矢印Ｂの
方向の回転に対してパレット７３は矢印Ｃの方向に回転
して平行を保持して隣接の反対車線への車線変更が行な
われる。

第３図は第２図のＤ−Ｄ部の断面を示す断面図であり、
駆動体７２に固設されたヒンジ金具９０にはヒンジ軸９
１０のネジ部９１１によって固設されており、スプロケ
ット９１はネジ部９１２に於いてヒンジ軸９１０にナン
ドで締定されている。

そして、ヒンジ軸９１０のジャーナル部９１３には外枠
７４が軸受メタル７４１を介して遊合している。

第４図は第２図のＥ−Ｅ部の断面を示す断面図であり、
ヒンジ軸９２０はネジ部９２１によってパレット７３の
側板７３１に固設されており、ネジ部９２２によってス
プロケット９２をナツトで締定固設している。

そして、ヒンジ軸９２０のジャーナル部９２３には外枠
７４が軸受メタル７４２を介して遊合している。

以上説明した如く搬送台車７０は図示しないコンピュー
タの指令に基づいてそれぞれのステーションで停止しな
がら一方の車線を走行して軌道端部に到着すると停止発
車用固定子８４の作用で所定の位置に停止する。この場
合クランクレバー８３１の先端に立設されているピン８
３２をシャーシ７１の外枠７４のピン孔７１１に挿入し
ながら停止することとなる。

つぎに、ブツシャ８２が作動し可動主走行レール８１を
搬送台車７０を載せたまま平行移動させ、隣接する反対
車線の主走行レールに接続する。

一方、クランクモータ８３が駆動しシャーシ７１の外枠
７４を１８０度回転し裏返す様に反対車線に車線変更さ
せ、外枠７４の外側部に軸支されている車輪７５を反対
車線の副走行レール６０上に乗せる。

そして、停止発車用固定子８４が発車させるべく励磁さ
れ搬送台車７０は反対車線上を逆方向に走行し、軌道端
部に達すれば同様の操作が行われ、往復車線を循環走行
することとなる。

尚、車線変更に際しシャーシ７１の外枠７４が１８０度
回転し裏返しの状態となってもパレットは水平に保たれ
たまま平行移動することは前述のとおりである。

（へ）効果 本発明は隣接して敷設された往復車線に於いて軌道終端
部で車線変更するに際しシャーシを裏返す如＜１８０度
回転して行い方向変換にともなう余分のスペースを節約
する効果をあげると共に前記シャーシの裏返しに際して
も常に水平を保持するパレットを簡易な方法で設けるこ
とにより、方向変換時のロード、アンロードの工程を省
略し工数低減の効果をあげることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る実施例の全体斜視図、第２図は軌
道終端部に於ける搬送台車の状態を示す０ 部分斜視図、第３図は第２図のＤ−Ｄ部の断面を示す断
面図、第４図は第２図のＥ−Ｅ部の断面を示す断面図で
ある。 ４０・・・固定子、５０・・・主走行レール、６０・・
・副走行レール、７０・・・搬送台車、７１・・・シャ
ーシ、７３・・・パレット、・７４・・・外枠、９１゜
９２・・・スプロケット、９３・・・チェイン、８０．
８０゛・・・搬送台車方向変換部。 特許出願人　日立機電工業株式会社 同　樋口俊部 代理人　弁理士　大　西　孝　治 １ 特開昭Ｇｏ−１３９１６３（５）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 平行して敷設された２本の副走行レール間の中央部に隣
   接して設けられた２対の主走行レールを前記副走行レー
   ルに平行に敷設して構成した往復車線の軌道と、駆動体
   とこれに固設されたヒンジ軸でヒンジ結合されたシャー
   シとを具備した搬送台車と、前記軌道の終端部に設けた
   搬送台車方向変換部とを具備すると共に前記主走行レー
   ルにリニアパルスモータの固定子を、又、前記駆動体に
   はリニアパルスモータの可動子を配設し、且つ、前記搬
   送台車方向変換部が前記シャーシを１８０度回軸回転る
   クランクモータと、停止、発車用固定子を配設した可動
   走行レールと、該レールを平行移動させるブツシャと案
   内レールとを具備する如く構成されてなる。１１１送装
   置であって、前記シャーシが外枠と、側板の略中央部に
   固設されたヒンジ軸でもってヒンジ結合さるパレットよ
   り構成され、更に、前記駆動体に固設されたヒンジ軸と
   パレットに固設されたヒンジ軸のそれぞれにスプロケッ
   トを固設し、前記両スプロケットにチェーンを懸架する
   ことにより、前記シャーシが１８０度回軸回転前記外枠
   が裏返しの状態となっても前記パレットが常に水平を保
   持する如く構成してなることを特徴とするリニアパルス
   モータを用いた搬送装置。