JP4034616B2 - セグメント搬送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トンネル内にてセグメントをその向きを変えながら搬送するセグメント搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
トンネルの壁を構成するセグメントは、一般に長方形板をトンネルの曲率に合わせて弧状に反らせた形状となっており、セグメント台車に縦向きに載せられ、トンネル入口から奥側へ搬送される。すなわち、セグメントは、狭隘なトンネル内における搬送性を考慮して、その長辺がトンネル長手方向に沿った状態で、且つその内周面が上方に向くようにして、セグメント台車上に縦向きに載置される。かかるセグメントは、セグメント組立装置(エレクタ)の近傍まで搬送されると、鉛直軸廻りに90度向きが変えられて横向きとされた後、エレクタに供給される。セグメントが縦向きのままでは、トンネル内面への組み付けが困難だからである。
【0003】
このように、セグメントは縦向状態から横向状態へと向きを変えて搬送する必要があるわけであるが、これを実現する装置として本出願人は先に図7に示すセグメント搬送装置aを開発した。図示するように、このセグメント搬送装置aは、トンネル内に長手方向に沿って配置されたホイストレールbと、ホイストレールbに係合しこれに沿って走行する台車cと、台車cから吊下され巻上げ下げ自在な基台dと、基台dに回転自在に装着された回転部eと、回転部eに設けられたセグメント把持部fとを備えている。このセグメント搬送装置aは、セグメント台車上のセグメントgを仮想線で示すように縦向状態のまま吊り上げ、回転部eを90度回動させて横向状態とした後、台車cを前進させてエレクタ側に供給するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
かかるセグメント搬送装置aによれば、確かに縦向状態のセグメントgを横向状態に向きを変えて搬送することができるものの、セグメントgを回転させるために基台dに回転部eを設けているので、その回転部eを設けた分だけ吊下高さが圧迫されるという問題がある。すなわち、図7において、仮に回転部eがないとすると、基台dに直接セグメント把持部fを設けることができるので、吊下高さを稼ぐことができ、より小口径のトンネルに対応可能となるわけであるが、実際にはセグメントgを回転させるために基台dに回転部eを設けているので、その分吊下高さが圧迫されてしまい、ある程度口径の大きなトンネルにしか対応できなかったのである。
【0005】
また、上記セグメント搬送装置aにあっては、基台dに対して回転部eを回転させる専用のアクチュエータ(モータh)が必要となるため、コストアップとなる。また、このモータhを含めた基台dおよび回転部eをホイスト台車cから吊り下げて巻上げ下げしなければならないため、モータhおよび回転部eのない無回転タイプと比べると、巻上げ下げの重量が重くなってより大きな巻上パワーが必要となり、ホイスト台車c自体も大型化するという問題もある。
【0006】
以上の事情を考慮して創案された本発明の目的は、セグメントをその向きを変えながら搬送する装置であって、低コストで小口径のトンネルにも対応できるセグメント搬送装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、トンネル内にてセグメントをその向きを変えながら搬送するセグメント搬送装置であって、トンネル内に長手方向に沿って敷設されたレールと、該レール上を走行する台車と、該台車に装着され鉛直軸廻りに回転自在なセグメント載置台と、該載置台に固設された外歯ギヤと、該外歯ギヤを回転駆動すべく上記レールに沿って配置され、上記載置台を所定角度回動する長さに設定されたラックと、上記載置台に下方に突設された角柱状のガイドピンと、該ガイドピンと係合すべく上記レールに沿って敷設されたガイド溝とを備え、該ガイド溝は、上記ガイドピンの対向二面が係合する幅に形成された回転規制溝と、上記ガイドピンの回転を許容する幅に形成された回転許容溝とからなり、該回転許容溝は、上記ラックにより載置台が回転される領域に配置され、上記回転規制溝は、それ以外の領域に配置されたものである。
【0008】
本発明によれば、台車の前進力をラック・ピニオン機構によって載置台の回転力に変換しているので、載置台を回転させる専用のアクチュエータが不要となり、低コストとなる。また、かかるラック・ピニオン機構は、トンネル内に敷設されたレールの近傍に配置されるので、高さ方向に嵩むことはなく、小口径のトンネルにも対応できる。また、ラックの長さを変更することで、載置台上のセグメントの回動角度を調節できる。
また、本発明は、載置台に下方に突設された角柱状のガイドピンと、ガイドピンと係合すべくレールに沿って敷設されたガイド溝とを備えており、ガイド溝は、ガイドピンの対向二面が係合する幅に形成された回転規制溝と、ガイドピンの回転を許容する幅に形成された回転許容溝とからなり、回転許容溝は、ラックにより載置台が回転される領域に配置され、回転規制溝は、それ以外の領域に配置されているので、載置台は、ラックによって回転駆動される領域では回転が許容され、それ以外の領域では回転が規制される。
よって、載置台に載せられて搬送されるセグメントは、ラックによる回転駆動を許容した上で、ラックで回転駆動されない領域では、その姿勢がふらつくことなく保持されることになり、安定して搬送される。
【0009】
また、上記レールは、トンネルの長手方向に沿って、高所部とスロープ部と低所部とから構成され、上記ラックは、上記レールの上記高所部に沿って配置されていてもよい。
【0010】
こうすれば、セグメントの回動は、レールの高所部にて成されるので、セグメントがトンネルの高さ方向の中心側で回動されることになり、セグメントの四隅がトンネル内周面と干渉することを回避できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を添付図面に基いて説明する。
【0012】
図1は本実施形態にかかるセグメント搬送装置の側面図を示し、図1(a)はセグメントが縦向状態の図であり、図1(b)はセグメントが回動されて横向状態となった図である。また、図2は図1のII-II線断面図、図3は図1のIII-III線断面図、図4は図1のIV-IV線断面図である。
【0013】
既述のように、セグメントは、狭隘なトンネル内における搬送性を考慮してセグメント台車(図示せず)上に縦向状態で載置されて搬送され、その後、エレクタ(図示せず)には組付性を考慮して横向状態で受け渡す必要がある。よって、図示するように本実施形態に係るセグメント搬送装置1は、セグメント台車側とエレクタ側との間に介設され、セグメント2を縦向状態(図1(a)の状態)から横向状態(図1(b)の状態)に向きを変えながら搬送するものである。
【0014】
このセグメント搬送装置1は、図1および図2に示すように、トンネル3の底部にその長手方向に沿って平行に敷設された一対のレール4を有する。レール4は、本実施形態では、上部フランジ5と下部フランジ6と本体7とからなるH型鋼が用いられている。上部フランジ5および下部フランジ6はそれぞれ水平に配置された細長い板材からなり、本体7は垂直に配置された細長い板材からなる。但し、レール4の形状は、このH型鋼に限定されるものではなく、後述する台車8をガイドする機能を有していればよい。
【0015】
レール4は、トンネル3の長手方向に沿って、高所部4aとスロープ部4bと低所部4cとから構成されている。高所部4aは、図2乃至図3に示すようにセグメント2を回転させる際、セグメント2をトンネル3の高さ方向中心側で回転させ、セグメント2の四隅部がトンネル内周面と干渉しない高さに設定されている。低所部4cは、横向きとなったセグメント2を低い位置でエレクタに供給するため、所定の高さに設定されている。スロープ部4bは、高所部4aと低所部4cとを繋ぎ、セグメント2が載置台20から滑らない角度に設定されている。
【0016】
これらレール4、4の間には、レール4に沿って走行する台車8が係合されている。台車8は、レール4の下部フランジ6上を走行する下部ローラ9と、レール4の上部フランジ5の端面に当接される上部ローラ10とを有する。下部ローラ9は、台車8の前後部にそれぞれ左右一対取り付けられており、台車8に加わる荷重を支持してレール4に伝えるものである。上部ローラ10は、台車8の前後部にそれぞれ左右一対取り付けられており、台車8がレール4に沿って移動する際に車幅方向へのガタつきを防止するものである。
【0017】
台車8の後部には、図1および図4に示すように、走行ユニット11がピン12を介して連結されている。走行ユニット11は、ピン12が連結された本体13と、本体13に設けられたモータ14と、モータ14の回転軸に設けられたピニオン15および走行ローラ16と、本体13に軸支されレール4の上部フランジ5の下面に当接するガイドローラ17とを有する。レール4の上部フランジ5の上面には、ピニオン15が噛合する走行用ラック18と、走行ローラ16が走行する走行面部19とが、台車8の全移動領域に亘って敷設されている。
【0018】
台車8には、図1および図2に示すように、セグメント2が載置されるセグメント載置台20が、鉛直軸廻りに回転自在に装着されている。載置台20は、実質的にセグメント2が載せられる載置部21と、その下方に固設された装着軸22とを有する。装着軸22は台車8に鉛直に形成された装着穴23に挿通され、載置台20が装着軸22(鉛直軸)廻りに回転自在となっている。これら装着穴23と装着軸22との間には、ラジアル軸受やスラスト軸受を設けてもよい。
【0019】
本実施形態では、図2に示すように、装着軸22の中心線24がトンネル3の中心線25に対してオフセットされている。これは、図例のセグメント2は、幅方向の一端側のみにテーパ部2aが形成された非対称セグメントであるため、セグメント2を図3に示すように回転させる際にテーパ部2aがトンネル3の内壁と干渉しないようにするためである。但し、幅方向に対称なセグメント2であれば、上記オフセットは不要である。
【0020】
載置台20の載置部21と装着軸22との間には、図1および図2に示すように、外歯ギヤ26が、装着軸22と直交するようにして固設されている。外歯ギヤ26は、載置部21の下面と台車8の上面との間に配置される。この外歯ギヤ26が回転されると、載置台20が台車8に対して回転駆動されることになる。外歯ギヤ26は、図5に示すように、レール4に敷設された回転用ラック27によって回転駆動される。
【0021】
回転用ラック27は、図2にも示すように、レール4の上部フランジ5の上面に取り付けられており、載置台8を所定角度(90度)回動する長さに設定されている。なお、図例ではラック27と外歯ギヤ26とが直接噛合するようになっているが、外歯ギヤ26のギヤ径を小さくしてその小径外歯ギヤ(図示せず)とラック27との間にアイドルギヤ(図示せず)を介設してもよい。このアイドルギヤは、台車8に軸支されることになる。
【0022】
図1および図2に示すように、載置台20の装着軸22の下部には、角柱状のガイドピン28が鉛直下方に延出されて固設されている。ガイドピン28は、本実施形態では、図6に示すように、四角柱の四隅を面取りし、側面29の対向二面の幅よりも面取り部30の対向二面の幅の方が大きいものが用いられている。但し、この形状に限られることはなく、多角柱であって、任意の対向二面の幅と他の対向二面の幅とが異なっていればよい。
【0023】
ガイドピン28は、図1、図2および図6に示すように、レール4の間にその長手方向に沿って敷設されたガイド溝31に係合される。ガイド溝31は、ガイドピン28の側面29の対向二面が係合する幅に形成された回転規制溝31aと、ガイドピン28の面取り部30の対向二面が係合する幅に形成された回転許容溝31bとからなる。回転許容溝31bは、ラック27により外歯ギヤ26(載置台20)が回転される領域(ラック27が対向する領域:外歯ギヤ26がラック27と噛合し始めてから離脱するまでの領域)に配置され、回転規制溝31aは、それ以外の領域(ラック27の前後の領域)に配置されている。
【0024】
以上の構成からなる本実施形態の作用を述べる。
【0025】
図1(a)の右方に位置するセグメント台車から縦向状態のままホイストによって載置台20上に載せ替えられたセグメント2は、台車8が走行ユニット11によってレール4に沿って移動されるに伴って、図5(a)(b)(c)に示すように、鉛直軸廻りに90度向きが変えられ、図1(b)に示すように横向状態となる。
【0026】
詳しくは、セグメント2は、図5(a)に示すように、台車8の外歯ギヤ26がレール4のラック27に噛合するまでは縦向状態のまま搬送され、図5(b)に示すように、外歯ギヤ26がラック27に噛合すると以降台車8の移動に伴って鉛直軸廻りに90度回動されて横向状態となり、図5(c)に示すように、外歯ギヤ26がラック27から離れて噛合が解除されると横向状態のまま搬送される。
【0027】
ここで、ラック27の長さが外歯ギヤ26の直径や歯数に基づいて所定長さに設定されているので、このラック27によって回転駆動される外歯ギヤ26は所定角度(90度)だけ回動し、これと一体の載置台20も所定角度(90度)だけ回動することになる。よって、載置台20上のセグメント2は、正確に縦向状態から90度回動されて横向き状態となる。
【0028】
このように、走行ユニット11による台車8の前進力をラック・ピニオン機構(ラック27と外歯ギヤ26とからなる機構)によって載置台20の回転力に変換しているので、載置台20を回転させる専用のアクチュエータは不要であり、低コストとなる。また、かかるラック・ピニオン機構は、トンネル3内に敷設されたレール4の近傍に配置されているので、高さ方向に嵩むことはなく、小口径のトンネル3にも対応できる。すなわち、外歯ギヤ26は載置部21の下面と台車8の上面との間に介設された板厚の薄いギヤからなり、この外歯ギヤ26と噛合するラック27はその歯部が側面に形成された高さの低いタイプが用いられるため、ラック・ピニオン機構としての高さが嵩むことはなく、小口径のトンネル3にも対応できるのである。
【0029】
また、図6(a)に示すように、外歯ギヤ26がラック27に噛合するまでは、ガイドピン28の側面29の対向二面が回転規制溝31aに係合しているので、外歯ギヤ26(載置台20)の回動が規制され、載置台20上のセグメント2が搬送中にふらつくことはない。次いで、図6(b)に示すように、外歯ギヤ26がラック27に噛合するときには、ガイドピン28の面取り部30が回転許容溝31b内を移動するため、外歯ギヤ26(載置台20)の回転が許容される。その後、図6(c)に示すように、外歯ギヤ26がラック27から離れて噛合が解除されると、再びガイドピン28の側面29の対向二面が回転規制溝31aに係合するため、外歯ギヤ26(載置台20)の回動が規制され、載置台20上のセグメント2が搬送中にふらつくことはない。
【0030】
すなわち、載置台20は、ラック27によって回転駆動される領域(図6(b)の領域)では回転が許容され、それ以外の領域(図6(a)(c)の領域)では回転が規制される。よって、載置台20に載せられて搬送されるセグメント2は、ラック27による回転駆動を許容した上で、ラック27で回転駆動される領域以外の領域では、その姿勢がふらつくことなく保持されることになり、安定して搬送される。その後、横向状態となったセグメント2は、エレクタ側に供給される。
【0031】
また、セグメント2の90度の回動は、図1に示すように、レール4の高所部4aにて成されるので、セグメント2がトンネル3の高さ方向の中心側で回動されることになり、セグメント2の四隅がトンネル内周面と干渉しない。また、図2および図3に示すように、載置台20の装着軸22の中心線24がトンネル3の中心線25に対してオフセットされているので、図例のように、幅方向の一端側のみにテーパ部2aが形成された非対称セグメント2であっても、それを90度回動させるときにセグメント2の四隅がトンネル内周面と干渉しない。よって、セグメント2の欠損が防止され、品質保持ができる。
【0032】
また、従来作業員の能力に任せる部分が大きかった連続的なセグメント2の運搬作業を機械的に行うことができるので、システムの自動化が可能になり、作業員の人数が減少し、省人化・省力化が図れる。また、狭隘な坑内での運搬作業に起因してセグメント2の隅部がトンネル3の内周面に当たることで生じるセグメント2の欠損を防止できることから、セグメント2の品質保持ができる。また、狭隘なスペースでの作業員の作業が減ることから、作業性・安全性が向上する。そして、このように自動化、省人化、省力化、セグメント品質保持、作業性・安全性向上等を推進できるので、トンネル工事全体のコストダウンが図れる。
【0033】
また、図1(b)の左方に横向状態となったセグメント2を複数貯蔵するストレージキャリヤを配置しておけば、図1(a)の右方に配置されたセグメント台車からセグメント2を縦向状態のままホイストで次々と載置台20に移し替えて次々とストレージキャリヤに移送することにより、セグメント台車を速やかに空荷状態にできる。よって、空荷状態となったセグメント台車を速やかにトンネル入口側に戻すことができ、セグメント台車のサイクルタイムが短くなって、搬送効率が高まる。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係るセグメント搬送装置によれば、セグメントをその向きを変えながら搬送する装置を低コストで実現でき、また高さ方向にコンパクトに構成できるため小口径のトンネルにも対応できる。
【0035】
また、システムの自動化が可能となり、従来要していたセグメント搬送作業員の省人化・省力化を図れる。また、狭隘な坑内においても回動させるセグメントの欠損を防止でき、セグメントの品質を保持できる。また、狭隘なスペースでの人による作業が減るため、作業効率・安全性が向上する。よって、トンネル工事全体のコストダウンが図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るセグメント搬送装置の側面図であり、図1(a)はセグメントが縦向状態の図であり、図1(b)はセグメントが回動されて横向状態となった図である。
【図2】図1のII-II線断面図である。
【図3】図1のIII-III線断面図である。
【図4】図1のIV-IV線断面図である。
【図5】上記セグメント搬送装置によって回動されるセグメントの様子を示す説明図であり、図5(a)は回動前、図5(b)は回動中、図5(c)は回動後の図である。
【図6】上記セグメント搬送装置によって回動されるセグメントの様子を示す説明図であり、図6(a)は回動前、図6(b)は回動中、図6(c)は回動後の図である。
【図7】本出願人が先に開発したセグメント搬送装置の説明図である。
【符号の説明】
1 セグメント搬送装置
2 セグメント
3 トンネル
4 レール
8 台車
20 セグメント載置台
26 外歯ギヤ
27 ラック
28 ガイドピン
29 対向二面(側面の対向二面)
31 ガイド溝
31a 回転規制溝
31b 回転許容溝

Claims (2)

  1. トンネル内にてセグメントをその向きを変えながら搬送するセグメント搬送装置であって、
    トンネル内に長手方向に沿って敷設されたレールと、該レール上を走行する台車と、該台車に装着され鉛直軸廻りに回転自在なセグメント載置台と、該載置台に固設された外歯ギヤと、該外歯ギヤを回転駆動すべく上記レールに沿って配置され、上記載置台を所定角度回動する長さに設定されたラックと、上記載置台に下方に突設された角柱状のガイドピンと、該ガイドピンと係合すべく上記レールに沿って敷設されたガイド溝とを備え、
    該ガイド溝は、上記ガイドピンの対向二面が係合する幅に形成された回転規制溝と、上記ガイドピンの回転を許容する幅に形成された回転許容溝とからなり、該回転許容溝は、上記ラックにより載置台が回転される領域に配置され、上記回転規制溝は、それ以外の領域に配置されたことを特徴とするセグメント搬送装置。
  2. 上記レールは、トンネルの長手方向に沿って、高所部とスロープ部と低所部とから構成され、
    上記ラックは、上記レールの上記高所部に沿って配置された請求項1に記載のセグメント搬送装置。
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