JPS6013836B2 - 印字装置の二色リボン切替機構 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は情報処理装置の入出力タイプライター、印刷電
信機、電動タイプライターなぉの印字装置、特にインク
リボンが印字キャリアに装着されて印字ヘッドと共に横
移動する型の印字装置の二色リボン功替機構に関するも
のである。

従来のこの種機構では一般に、印字位置でインクリボン
をブラテン面と平行に走行させるためのＩＪボンガィド
がプラテン面と平行な鍬線で聡支された支持体上に設け
られ、同支持体の回動によりインクリボンを上下に移動
させて二色インクリボンの切替を行っている。

しかし、その切替時にインクリボンは印字面に対して上
下方向に円弧を描いて移動するので、印字面との間隙が
少し、活字ホイールやドットプリンターの印字ヘッド先
端部などに引掛かって印字に温色を生じがちであった。
また、その解決策として、前記のごとき円弧運動を排し
てインクリボンを印字面と平行な平面内で上下移動させ
るために種々のりンク機構が工夫されているが、構造が
複雑化することが免れなかった。本発明はこのような従
来の難点を解消するために、複雑なりンク機構を用いな
いで、インクリボンを印字位置に案内するりポンガィド
部材を、ＥＯ字送り方向と直角な鞠線を中心として揺動
し得るように、印字キャリアの一側部に車由支し、リボ
ンガイド部材特にそのリボン案内部を前記軸線を中心と
してプラテン面と平行な一平面内で揺動させることによ
り二色リボン切替を行うことを提案するものである。

以下、そのこ色リボン切替機構をドットプリンターに適
用した実施例を示す添付図面について本発明を詳細に説
明する。

第１図中の符号１は印字ヘッド２を坦持する印字キャリ
アであって、プリンター両側の固定フレーム３間に渡さ
れた案内村４１こ案内されており、図示されていない駆
動機構によって佐右に往復運動をする。

印字キャリアーの一側部には、リボンカセット５を着脱
可能に装着されるカセット支持枠６が印字送り方向（左
右方向）と直角な軸７を介して揺動可能に鞠支されてお
り、印字ヘッド２はリボンカセット５に収納された二色
インクリボンの露出走行部分８を介してプラテン９前面
の印字用紙（図示せず）に印字する。カセット支持枠６
には、第２図にそれぞれ符号１０，１１で示すように、
リボン送り用モーターと送りギャ装置が装備されている
。符号７ａは軸７に鉄着された支持枠位置決め用のＥリ
ングを示す。符号１２は二色インクリボンの露出走行部
分８を印字ヘッド正面の印字位置に案内するりボンガィ
ド部材であって、本実施例ではカセット支持枠６と一体
に構成されており、支持枠６と共に軸７の藤線を中心と
して揺動可能である。

リボンガイド部村１２には、インクリボンの露出走行部
分８をプラテン９と印字ヘッド２との間隙においてプラ
テン面と平行な一平面上に走行させるたものリボン案内
部１３が立設されており、インクリボンは印字位置にお
いてプラテン面から適当な一定の間隔に案内される。カ
セット支持枠６の一側部前後両端には、軸７と筋合する
軸支アーム１４が下向きに穿設されており、その一つは
軸７との接合部から下方に延びた延長部で、印字キャリ
アーに取付けられたリボン切替用の動力源となるソレノ
ィド１５のプランジャー１６に松着されている。

この鞠支アーム１４の下端には、第２図に示すように、
一端を印字キャリアーの一部に係止された復帰用引張コ
イルばね１７の他端が係止され、カセット支持枠６およ
びリボンガイド部材１２を第１第２両図に示す常位置に
向けて偏俺している。第２図中の符号１８は印字キャリ
ア１に設けられ軸支アーム１４と当接してカセット支持
枠６とＩＪボンガィド部村１２の常位置を規定するスト
ッパーを示す。また、第２図に符号１９で印字位置を示
すように、常位置においては印字が二色インクリボン８
の上半分（黒色）を介して行われる。次に本二色リボン
切替機構のリボン切替動作について説明する。

第１第２両図の状態ではソレノィド１５が消勢されてリ
ボンガイド部材１２およぴカセット支持枠６が復帰ばね
１７の作用下に常位置に保持されているが、ソレノィド
１５が付勢されるとそのプランジャー１６が吸引されて
麹支アーム１４を介しリボンガイド部材１２およびカセ
ット支持枠６を、第３図に示すように、軸７を中心とし
て反騰計方向に揺動させ、リボンガイド部材１２のリボ
ン案内部１３が同一平面内で上昇してインクリボンの下
半部（赤色）を印字位置１９に対向させる。以上の説明
から明らかなように、本発明によれば、インクリボンは
プラテン面に対して円弧運動をすることなく一定平面内
で上下動するから、活字ホイール等に引掛かって印字に
泥色を生ずるおそれがなく、しかもその構造が簡潔であ
るなど、多大に利点を有する二色リボン切替機構が実現
される。

なお、前記実施例ではリボンガイド部材をカセット支持
枠と一体に構成しているが、リボンガイド部材を独立の
部材として直接に印字キャリアに鞠支しても全く同様の
効果が得られることは明らかであって、本発明の具体的
構成は前記実施例に限定されることはく用途に応じて各
部に種々の変更を加えることができ、インクリボンが印
字キャリアに装着される型の印字装置であればインクリ
ボン支持構造の型態に関係なくすべての印字装置に本発
明を適用することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の概要構成を示す斜視図、第
２図はその印字キャリアを第１図ローロ線から見てリボ
ン切替前の状態を示す立面図、第３図はリボン切替後の
、第２図と同様の立面図である。 １・・・印字キャリア、２・・・印字ヘッド、４・・・
案内杵、５・・・リボンカセット、６，７・・・カセッ
ト支持枠とその揺動中心軸、８・・・インクリボン（の
露出走行部分）、９・・・ブラテン、１０…リボン送り
用モーター、１１・・・送りギャ装置、１２，１３・・
・カセット支持枠６と一体のリボンガイド部材とそのリ
ボン案内部、１４・・・カセット支持枠６の鯛支アーム
、１５，１６…ソレノイドとそのプランジヤー、１７・
・・復帰ばね、１８・・・ストッパー、１９．・・印字
位置。 オ／図 オ２図 オＪ■

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 上下方向に異なる色を有するインクリボンを収納し
   たリボンカセツトを印字キヤリア上に装着し、前記印字
   キヤリアをプラテン面に平行に移動させて印字を行なう
   印字装置において、前記リボンカセツトを着脱自在に装
   着するカセツト支持枠と、前記リボンカセツトのリボン
   露出部分とは異なる部分を中心として前記カセツト支持
   枠を前記印字キヤリアの移動方向と直角な軸回り方向に
   円弧運動させるカセツト支持枠駆動手段とを有すること
   を特徴とする二色リボン切替機構。 ２ 前記カセツト支持枠駆動手段が、前記印字キヤリア
   上に設けられ前記印字キヤリアの移動方向と直角な軸と
   、前記軸に軸支され一端が前記カセツト支持枠と係合さ
   れた軸支アームと、前記軸支アームの他端に係合され前
   記軸支アームを前記軸を中心として揺動する手段とを備
   えることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の二色
   リボン切替機構。