JPS6013819A - 導電フィルムの製造方法 - Google Patents

導電フィルムの製造方法

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JPS6013819A
JPS6013819A JP12102983A JP12102983A JPS6013819A JP S6013819 A JPS6013819 A JP S6013819A JP 12102983 A JP12102983 A JP 12102983A JP 12102983 A JP12102983 A JP 12102983A JP S6013819 A JPS6013819 A JP S6013819A
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conductive
pulp
organic
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Ippei Kato
一平 加藤
Tomihisa Takano
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Mishima Paper Manufacturing Co Ltd
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MISHIMA SEISHI KK
Mishima Paper Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は包装用に適した導電フィルムに関するものでア
シ、特に柔軟性や可撓性に富み、表面のなめらかさが優
れているため包装内容物を傷付けることがなく、且つ内
容物を静電気障害から保護するに十分な導電性と内容物
が透視できる程度の透明性を有し、更にヒートシール可
能な導電フィルムに関するものである。
半導体ICやLSI等の電子部品、プリント基板、磁気
デーゾ等は包装、出荷の工程で静電気によるはこシの吸
着や静電気帯電によるトラブルから製品、を保護する必
要があシ、特に最近よく用いられるC−MOS型のIC
等は静電気によシ絶縁破壊を起こしやすいので帯電防止
は不可欠となって似る。これらの静電気障害から製品を
保護するためには表面抵抗率の低い導電フィルムで包装
することが考えられる。
従来この目的のために導電性のフィラーとして炭素繊維
、ステンレス繊維、アルミコートガラス繊維等の無機繊
維を木材パルプと混合抄紙した導電紙が提案されている
が、これらの導電性フィラーは 1、該フィラーの表面強度が高いので包装内容物を傷付
は易い。
2、屈曲回復性がないため、使用時または加工時の屈曲
により導電性能が低下する。
3、比重が大きく(ステンレス繊維7.9、アルミコー
トガラス繊維2.54)かつ撥水性を有するので木材パ
ルプ紙料中での均一分散が容易でなく、導電紙の面方向
比抵抗が不均一になシ易い。
などの欠点がちシ、特に包装内容物を傷付けない導電紙
が望まれている。
本出願人は先に炭素繊維を導電性のフィラーとする透明
性とヒートシール性を有する導電紙につき出願しく特願
昭57−13442−1号)、包装を破らなくても内容
物を透視でき、かつヒートシール性を具備させたことに
よって包装作業の自動化に寄与しうる発明を開示した。
その後、更に上記無機繊維の欠点につき研究を重ねた結
果、前記発明の炭素繊維にかえて導電加工された特定の
有機繊維を用いることによってこれらの欠点がすべて解
決され、かつ透明性とヒートシール性を具備する導電フ
ィルムが得られることを見出し、本発明に到達したもの
である。
即ち、本願第1の発明は、フィルム状の透明な熱可塑性
樹脂マトリクス中に導電加工された有機繊維同志が電気
的接触状態で分散されて成り、不透明度30%以下で、
面方向比抵抗が1×1080・α以下であることを特徴
とする導電フィルムに関する。
本願第2の発明は、上記本願第1の発明に係る導電フィ
ルムの最適な製造方法に一関するものであシ、熱可塑性
合成パルプ99.5〜70容量チと導電加工された有機
繊維0.5〜30容量チとを混合抄紙し、前記熱可塑性
合成パルプの融点以上の温度で加熱加圧処理することを
特徴とする不透明度30%以下で面方向比抵抗I X 
10’Ω・α以下の導電フィルムの製造方法に関する。
本発明において用いられる導電加工された有機繊維(以
下「有機導電繊維」という)とは、各種の合成繊維、半
合成繊維或いは天然繊維に、望ましくはこれらの繊維の
性質を損うことなく導電加工が施されたものであって、
例えば、有機繊維に金属イオン又は金属化合物が化学的
に結合されたもの、或いは有機繊維に金属や炭素等の導
電剤が物理的に結合されたものである。
金属イオン又は金属化合物が結合されたものの好ましい
代表例は、アクリル繊維に染色工程で銅イオンを拡散し
た導電繊維(日本微毛染色■製 商品名サンダーロン■
5S−N)或いは、各種の有機繊維中に沃化第1銅を吸
着含有させた導電繊維(特開昭57−39299号)等
である。
また、導電剤が物理的に結合されたものとしては、導電
剤を基体中に練シ込んだ有機繊維(特開昭56−134
298号)、炭素複合繊維、金属メッキを施した有機繊
維(実公昭49−3921号)等であるが、基体となる
有機繊維の性質を損うことがなく、また抄紙工程で導電
剤が分離するおそれがない等の点から化学的な結合によ
るものの方がよシ望ましい。
導電加工の方法は上記例示に限定されるものではなく、
繊維の比抵抗がlXl0’Ω・α以下、好ましくは1×
10°Ω・m以下程度となるように行なえばよい。
導電加工された有機繊維は、比重が0.9〜2.5、特
に0.9〜1.35の範囲のものが望ましい。これは有
機導電繊維が配合される主原料が熱可塑性合成パルプ(
たとえばポリエチレン系合成パルプの比重0.94〜0
.96)等であるため近似した比重のものが均一分散が
容易であり、面方向比抵抗、透明性の均一な導電性フィ
ルムが得られ易いからである。従ってたとえば基体とな
る有機繊維としてポリビニルアルコール系(比重1.2
6〜1.30)、ポリアミド系(比重1.14)、アク
リル系(比重1.14〜1.18)、ポリビニルアルコ
ールとポリ塩化ビニル共重合系繊維(比重1.3’2)
等に導電剤が化学的に結合されたものが好適である。但
し、アルミニウム(比重2.7)、銅(比重7.9)、
ニッケル(比重8.9)、その他の金属をメッキしたも
のでも、被覆層の厚さを薄くしたものであれば、比重の
小さいものが得られるので、そのようなものでもよい。
尚、基体となる有機繊維として合成繊維を用いる場合、
その融点望ましくはその軟化点が、マトリクスとなる熱
可塑性樹脂原料例えば熱可塑性合成パルプの融点よシも
高いものでなければならない。これは導電フィルムの製
造工程において抄紙した原紙をカレンダーによシ加熱加
圧する方法等のように、マトリクスとなる熱可塑性樹脂
を加熱溶融して透明化する場合に、マトリクス部分の原
料よシも有機導電繊維の方が早く或いは同時に溶融して
繊維の形態を失うと、有機導電繊維に与えられた電気的
性質が変化し、所望の面方向比抵抗を有する導電フィル
ムが得られなくなるからである。
従ってまた、加熱加圧によるマトリクス部分の透明化処
理は、マトリクス原料の融点以上であって且つ有機導電
繊維の融点以下望ましくは軟化点以下の温度で行なうこ
とになる。
例えば、マトリクス原料としてポリエチレン系合成パル
プ(融点110〜138℃)を使用する場合には、同系
の有機導電繊維では不都合であり、アクリル系繊維(軟
化点190〜240℃)等を紹み合せて用いる。ポリエ
ステル系繊維(軟化点235〜240℃)、ポリビニル
アルコール系繊維(軟化点220〜230℃)、ポリア
ミド系繊維(軟化点180〜235t)等を用いること
もできる。
半合成繊維や天然繊維を基体とする有機導電繊維を用い
る場合には、軟化、溶融等あ問題はないが、セルロース
の熱分解温度が240〜400℃であるので、マトリク
ス原料として融点が240℃以下のものを使用し、24
0℃以下で。
加熱加圧、処理するのが望ましい。
有機導電繊維の直径は3〜50 pmで、長さが1〜4
0間であることが望ましいが、5〜20μmの直径と1
〜25’mmの長さが特に好ましい。これは抄紙のし易
さ、均一な面方向比抵抗、透明性を得るための要件であ
る。即ち直径については、導電フィルムのマトリクスを
占める合成パルプ、木材パルプ等の直径が5〜20μm
であること、本発明にか\る導電フィルムは通常米坪量
20 f/m’ (厚さ約22 pm ) 〜1009
7m2の範囲で用いられることなどのために均一分散が
でき、また導電フィルムの表面が平滑に仕上がるために
包装内容物の保護の観点からも好ましいからである。ま
た長さについては1+LnR以下のものは抄紙製造中に
脱落し易く、導電フィルムの面方向比抵抗が不均一にな
シ、かつこのような微細繊維は配合量を多くしないと所
定の面方向比抵抗が得られず、また透明性が得られない
からて4あるー。一方、25mm以上になるとフロック
を作り易く、地合の均一性に欠は面方向比抵抗および透
明性が不均一に々るので好ましくない。
本発明の導電フィルムにおいてマトリクスとなる熱可塑
性樹脂としては、ポリオレフィン、ポリアクリロニトリ
ル、ポリエステル、ポリアミド、(ポリビニルアルコー
ル)等でアリ、加熱による溶融で透明化し、冷却によっ
て固体高分子にもどってもその透明性を保持するもので
あり、使用する有機導電繊維との関係で適切な融点のも
のを選択する。これらのうち特に好ましいのは融点が低
く比較的廉価なポリオレフィンであり、ポリオレフィン
とは、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンとプロ
ピレンの共重合物、エチレン又はプロピレンとα−オレ
フィンとの共重合物、エチレン又はプロピレンと酢酸ビ
ニル、アクリル酸等との共重合物、又はこれらの混合物
又はこれらを更に化学処理した重合物等を含むものであ
る。又これらの重合物は製紙工業において用いられてい
るポリビニルアルコール系バインダー等と併用すること
もできる。尚、前記したように有機導電繊維の軟化、溶
融或いは熱分解を避けるために加熱処理温度に上限があ
ることや、導電フィルムのヒートシール性を考慮した場
合には融点が200℃以下、特に170℃以下のものが
好寸しい。
本発明に係る導電フィルムは主として製紙技術を応用し
て製造されるものであり、熱可塑性合成樹脂から成るマ
トリクスは、熱可塑性合成パルプを原料として形成され
る。パルプという語は一般には植物原料を機械的或いは
化学的に処理して取シ出゛されるセルロース繊維の集ま
りについて用いられているが、とこでは、繊維状物質又
はその集合体の意味であり、本発明において熱可塑性合
成パルプとは、熱可塑性合成樹脂から成るパルプ、熱可
塑性合成繊維、熱可塑性合成繊維状バインダー等の抄紙
可能な繊維状物質をすべて包含するものである。
また、本発明に係る導電フィルムにおいては、原料とし
ての熱可塑性合成パルプの一部を抄造性を高めるために
化学パルプに置き換えることによシ、導電フィルムの熱
可塑性樹脂マl−’ IJクス中にセルロース繊維が分
散されているものであってもよい。本発明における化学
パルプには、亜硫酸パルプ、クラフトパルプ、ソーダパ
ルプ等の他、セミケミカルパルプも含まれる。また、さ
らしパルプと未さらしパルプのいずれでもよい。本発明
において用いるのに望ましい化学パルプは、透明性の点
から、さらし亜硫酸パルプ又はさらしクラフトパルプで
ある。得られる導電フィルムの透明性、ヒートシール性
等の特性上の見地からは化学パルプを併用することは必
ずしも望ましくないが、導電フィルムを製造する際の抄
造性を高めるためや価格の見地から使用するものである
。世し、その量は、熱可塑性合成パルプの30容量係以
下を置換するに止める。
本発明に係る導電フィルムは次のような方法で製造され
る。
先ず、熱可塑性合成パルプと短繊維状の有機導電繊維と
を混合する。混合に際しては熱可塑性合成パルプを予め
温水等に投入、攪拌して離解しておき、有機導電繊維の
方も水等に分散させておきこれらを混合する。熱可塑性
合成パルプと導電繊維との配合割合は、得られる導電フ
ィルムの面方向比抵抗や透明性等の特性に対して重要な
意味をもつ。有機導電繊維が少なすぎると、繊維同志の
接触が不十分となシ、面方向比抵抗の小さい導電フィル
ムが得られないし、また有機導電繊維が多すぎると、不
透明度が高くなってしまうからである。有機導電繊維の
最適な配合割合はく用いる有機導電繊維の種類や繊維の
太さによって変動しうるが、面方向比抵抗が1×108
Ω・m以下の導電フィルムを得るには、少なくとも0.
5容量係以上、望ましくは2容量係以上配合する。また
、導電フィルムの不透明度を30チ以下に確保するには
、有機導電繊維の量を、その太さに応じて30容量係以
下、望ましくは10容量チ以下で調整する。有機導電繊
維の直径が5〜10μmの場合には7容量係以下、J、
 O〜15μ222の場合には12容量%以下、15〜
20μ?nの場合には20容量チ以下、20μm以上の
場合には30容1m %以下とするのが望ましい。
原料として化学パルプを配合する場合には、叩解したも
のを」−記原相に混合する。
抄紙においては、通常の製紙技術において用いられる、
すき綱部、圧搾部、乾燥部等からなる抄紙機を用いるこ
とかできる。乾燥して得られた原紙は透明化のため加熱
加圧する。加熱加圧は、通常製紙工程で紙に光沢をっけ
表面を平滑にするカレンダー処理やポットプレス処理等
(でより行なうことができ、圧力条件としては通常のカ
レンダー処理による10〜2ooK7/Crnの線圧或
いはホットプレスによる場合にば1o〜200Kq /
 cnr’の圧力下で適宜選定する。また同様の条件で
あればグラステノ゛り用カレンダーによる処理でも行な
うことができる。
温度条件については、通常のカレンダー処理等と異なり
、熱可塑性合成パルプの融点以上の温度に加熱すること
を必須とする。但し、その加熱温度は使用する有機導電
繊維の融点以下望壕しくは軟化点以下の温度とする。例
えば融点が123℃の熱可塑性合成パルプ(三井石油化
学■製 ポリエチレン系樹脂 商品名SWP■1.1L
410)をマ) IJクス原刺とし、有機導電繊維とし
て軟化点が190℃のアクリル系繊維を使用した場合に
は、123℃以上190℃以下の温度で加熱処理する。
この加熱は、熱可塑性合成パルプによシ形成される熱可
塑性樹脂マトリクスを透明化するためにも、及び導電フ
ィルムの面方向比抵抗値を小さくするためにも必要であ
る。
本発明に係る導電フィルムは、透明性、柔軟性等の点か
ら100μm以下の厚さとするのが望ましい。
上記のようにして製造される導電フィルムは、フィルム
状の透明な熱可塑性樹脂マトリクス中に短繊維状の有機
導電繊維が分散されており、導電繊維同志が接触点を有
し、電気的接触状態を保持するとともに、フィルムの厚
さ方向には、有機導電繊維が存在しない箇所、つ−19
透明な樹脂マトリクスのみの部分を有している。このた
め、有機導電繊維の多くの接点を通じて電気的に導通さ
れるため、lXl0BΩ・(7)以下の小さい面方向比
抵抗を有し、且つ透明な樹脂マ) IJクス部分によっ
て光が透過されるので不透明度が30%以下という透明
性を有する導電フィルムが得られる。
本発明によシ、導電性と透明性とを有する従来には存在
しなかった導電フィルムが得られるのは、熱DJ塑塑性
樹脂マトリクス−、少ない配合景の有機導電繊維がほと
んど切断されない状態で分散されるためである。これは
、本発明に係る導電フィルムが、製紙技術を応用されて
作られることと、導電フィラーとして柔軟性に富んだ有
機導電繊維を用いるためである。従来の射出成形法や押
出成形法等のプラスチック成形技術による場合には、混
線による樹脂マトリクスと導電フィラーとのぬれがよく
フィラー同志の接点での接触抵抗が高くなる傾向がある
ので、製紙技術を応用して製造することは導電性の優れ
たフィルムを得る上で望ましい。但し、本願発明で用い
る有機導電繊維は、炭素繊維、金属繊維、ガラス繊維を
芯材としたもの等信の導電繊維と比較して柔軟性、可撓
性が格段と優れているため、プラスチック成形機等にお
けるスフIJ、−による剪断力で他の導電繊維は切断さ
れて極めて細かい繊維となって接小数を多く持てなくな
るのに対して、有機導電繊維の場合は切断されないので
プラスチック成形機による導電フィルムの製造゛も不可
能ではない。
本発明の導電フィルムが製紙技術を応用して製造される
場合、有機導電繊維は大部分破損せずに抄紙され、その
後加圧加熱により固着される際も、熱可塑性合成パルプ
の溶融による状態変化が、カレンダーの圧力に対し、有
機導電繊維の折損を保護する緩衝作用をなし、直径に対
して長さの割合が大きい繊維状態で、有機導電繊維同志
の各接点が、溶融した熱可塑性合成パルプにより把持さ
れ、処理後の放冷によシ固定され導電フィルムが形成さ
れる。従って本発明の導電フィルムは接点の多い事が並
列抵抗の如く、全抵抗値を低くするものである。この事
が有機導電繊維の添加量が少ないにもかかわらず低い面
方向比抵抗が得られる原因と考えられる。
尚、本願発明を実施するに当シ抄紙原料に対し、屈折率
がセルロースより低いか、もしくは同等の天然又は合成
高分子物質で、その融点が熱可塑性合成パルプと類似の
ものを、透明化剤として紙料中に混合する事も側管差支
えない。
又各種バインダー、界面活性剤、紙力増強剤、消泡剤な
どを抄紙原料に加えてもよい。又透明化を助長するだめ
に、原紙に水分をダンピングしてスーパーカレンダーで
処理することや、線圧をあげて処理することも、公知技
術として使用出来る。又熱可塑性合成パルプの種類によ
シ熱風式加熱機、赤外線加熱機などを併用することもで
きる。又抄紙工程では熱可塑性合成パルプの軟化点以下
の乾燥温度で行うのが好ましい。
以上、本願発明に係る導電フィルムの製造方法について
は、製紙法によるものについて説明したが、何様の技術
的思想によシ乾式不織布製造法を採用することもできる
本発明により得られる導電フィルムは実用的にはグラシ
ン紙と同程度乃至はそれ以上に透明なもので制電性、ヒ
ートンール性をも兼ね備えた新規有用なもので業界の要
望に答えた新規なものである。
本発明による導電フィルムにおいては、導電繊維の配合
比によシ所望の比抵抗のものを得ることができ、面方向
比抵抗が主として108〜10゜Ω・口のものは電子部
品等のほこシ付着防止用袋として及び静電障害防止用と
して、100〜10−2Ω・備のものは電磁波シールド
効果が要求される用途に好適である。
更に、本願発明で用いる有機導電繊維は、繊維自体が炭
素繊維や金属繊維等の他の導電繊維と比較して柔軟性、
可撓性が優れているため、得られる導電フィルムも柔軟
性ど可撓性に富むと、之も・に、繊維とマトリクス樹脂
とのなじみがよいため、導電フィルムの表面でも繊維が
樹脂マトリクスに十分に埋没し、表面が非常になめらか
な導電フィルムが得られる。従って包装用フィルムとし
て用いた場合に、包装内容物を傷付けることが全くない
ことに加えて、他の導電繊維を使用する場合よシも成形
性に優れているため、所望の形状、構造の製品を作シや
ずいという効果もある。
又本発明の導電フィルムは、他の透明資材とのラミネー
ト、又は不透明資材と貼り合せて使用することや、不透
明部分を一部残したエンボス加工品として使用すること
も出来る。
実験例1 本発明にか\る導電フィルムを包装用として使用した場
合に、有機導電繊維が内容物を傷付けることがないこと
を知るために次の実験を行なった。
有機導電繊維としてサンダーロン5S−N(商標、アク
リル系、軟化点190〜240℃、比重1.18、平均
繊維長3mm、単糸径17,5μm1 比抵抗5.85
X10″′Ω・α 日本微毛染色製)、比較資料としで
クレハカ゛−ボンファイバーチョップC203(商標、
黒鉛質、平均繊維長31IIII+、単糸径12.5μ
m 呉羽化学製)を用い、それぞれを粘着紙面上に撒布
して供試試料とした。この粘着紙の両端をラボテスター
(東洋精機型)に挾み、別に用意したメタクリル樹脂板
アクリライト(商標、三菱レイヨン製)上に置き、0.
5ポンド/平方吋の荷重をかけて500往復回摩擦した
。次いでメタクリル樹脂板の傷の付き方および試料への
メタクリル樹脂板から生じた粉の付着の程度を肉眼判定
し、またメタクリル樹脂板の光沢度をグロスメーターS
(東洋精機型)で測定した。その結果を第1表に示した
第1表 第1表から明らかな如くサンダーロン5S−Nの表面硬
度は炭素繊維に比して遥かに低いので本発明の目的に好
適な導電繊維の1つであることがわかる。
次に熱可塑性合成パルプとしてSWP UL410(商
標、三井石油化学製ポリエチレン系樹脂、比重0.94
、融点123℃、平均繊維長0.9咽、白色度94チ以
上)(以下、SWP 410と略称する)を用い、導電
繊維として前記サンダーロン5S−N(以下サンダーロ
ンという)および比較試料として前記炭素繊維を用い各
導電繊維はSWP 410に対し300重量%つ配合し
て抄紙し、130℃、60Kr/6nで加熱加圧処理し
て2種類の導電フィルム(米坪量約i o o r/m
”)を作成した。また市販の包装用ポリエチレンフィル
ムとも比較した。これを前記と同様の方法で摩擦試験を
行なった結果を第2表に示しだ。
第2表 この結果、本発明品は通常の包装用フィルムと同様に苛
酷な摩擦によっても内容物を傷付ける恐れは殆んどない
ことが判明した。なお導電フィルムの表面を電子顕微鏡
によ9100〜500倍に拡大して観察したと、ころ、
サンダーロン5S−Nは樹脂マl−IJクス中に完全に
埋没しているが、炭素繊維は樹脂マトリクスによシ被覆
されずに突出し、また該マトリクスとの融着が悪く、該
繊維の周辺に多くの連続、不連続の穴が見られた。これ
らの結丙から炭素繊維配合品が内容物を傷付は易いのは
樹脂マ) IJクスとの親和性が悪く、かつ表面硬度が
高いこと及び屈曲性がないためと考えられた。
実験例2 熱可塑性合成パルプとしてSWP 410を、化学パル
プとしてはNBKP (針葉樹さらしクラフトパルプ)
を、そして有機導電繊維としてはサンダーロンの繊維径
17.5μm11 、繊維長3+mn。
ものを用いた。
実験試料は、す/ダーロンの配合量を5重量%(38容
量%)で一定とし、5WP410とNBKPの混合比率
をかえた目標米坪量502/rrL2の7−トを3種作
成した。
尚、NBKPの叩解度は倒れもカナダ標準戸水度計で3
00ゴC3Fとし、5WP410及びサンダーロンはそ
れぞれ水に分散させた後、NBKPと均一に混合した。
次いで試験用スーパーカレンダーの線圧60Kg/ c
m、速度4.5m/分を一定、とじて、ロールの表面温
度130℃で加熱し処理した各シートにつき1.特性を
測定した。測定結果を第3表に示す。
ここで容量係は、使用原料の比重(サンダーロア 1.
2.5WP4100.9、化学パルプ0.9)を用いて
算出したものである。尚、化学パルプの真比重は1.4
〜1.6であるが、本発明では見掛けの比重0.9を用
いた。
第3表 尚、不透明度の測定はフォトボルト光電反射計670型
で測定した。
また、面方向比抵抗は一般には次式で表わされる。
R゛実測抵抗値(Ω) T:試験片の厚さく、n) W:試験片の幅(Cn、) 面方向比抵抗の測定は日本ゴム協会法SRI 5230
1に準拠した。
第3表から、5WP410の配合量が多いほど、面方向
比抵抗及び不透明度ともに低く、導電性、透明性に優れ
たシートが得られることが判明した。
また、SWP 410/NBKP/ザンダーロンの混合
比率がe65/28.515重量%(サンダーロン3−
8容量%)、米坪量50 f /m2のシートをカレン
ダー処理した時のロールの表面温度と得られたシートの
不透明度の関係を第1図に示す。
とれよシ、カレンダーロールの線圧が60に9/crn
で一定の場合、SWP 410 の軟化点(100〜1
05℃)の温度までは、不透明度に著しい変化はないが
、軟化点以上になると不透明度は急激に低下し、融点(
123℃)以上では小さい不透明度のシートとなる。
実験例3 熱可塑性合成パルプとしてSWP 410を、有機導電
繊維としてサンダーロン(繊維径17.5μm、繊維長
3 mm )を使用し、化学パルプは配合せずに、ツー
ンダーロンの配合量を変化させて、目標米坪量50 ?
/m2 の各種のシートを作成した。加熱加圧条件は実
験例2と同様とした。
得られた導電フィルムについて、サンダーロンの配合量
(容量係)に対する不透明度の関係を第2図に、面方向
比抵抗の関係を第3図に示す・ 第2図から、有機導電繊維の配合量の増加にともなう不
透明度の上昇傾向は比較的ゆるやかであシ、各試料につ
いて不透明度が30係より十分小さい導電フィルムが得
られている。使用したサンダーロンについて望ましい配
合量は20容量係以下であシ、特に10容量係以下では
不透明度が数多で透明性の優れたものが得られることが
わかる。
第3図から、サンダーロンが1容量チ以上で面方向比抵
抗が1×10°Ω・(7)以下の導電フィルムが得られ
ており、2容量%付近から面方向比抵抗が急激に小さく
なり、配合量を多くすると1×101Ω・cnI以下の
導電フィルムが得られる。
実験例4 SWP410/NBKP の混合比率が80/20重量
部となるように化学パルプを併用し、サンダーロンの配
合量を変化させて各種の導電フィルムを作成した。サン
ダーロンは繊維長がそれぞれ5mm、3wn、0.7調
のもの(繊維の直径はいずれも17.5μm)について
実験した。
尚、いずれの試料も米坪量505’/m’を目標とし、
加熱加圧条件は実験例2と同様とした。
得られた導電フィルムについて、サンダーロンの配合量
(容量チ)に対する面方向比抵抗の関係を第4図に示す
。第4図において、・印はサンダーロンの繊維長が5w
nのもの、○印は3間のもの、Δ印は0.7 wnOも
のである。
尚、比較のだめに、繊維長3調、直径12.5μmの炭
素繊維を用いて同一条件で作成した導電フィルムについ
ての測定結果もX印として第4図に示す。
第4図より、面方向比抵抗を1×108Ω・(1)以下
とするには、サンダーロンの配合量を繊維長5咽及び3
咽のもので0.7容量チ以上、0.7mmのもので5.
5容量チ以上とすればよいことがわかる。また、サンダ
ーロンの繊維長が長い程、同一面方向比抵抗を得るだめ
の配合量は少なくてすむ。
また、炭素繊維配合のものと比較してみると、配合量が
3容量−以下での配合量の減少にともなう面方向比抵抗
の上昇の度合が繊維長3mmと5wnのサンダーロンの
方がゆるやかであり、サンダーロンの場合には1容量%
でもlXl0’Ω@σ以下の導電フィルムが得られる。
実施例] 熱可塑性合成パルプとしてSWP■UL410(三井石
油化学■製、ポリエ゛チレン系樹脂 融点123℃)(
以下5WP41.0と略す)の一定量を50℃の温水に
投入し、3襲の濃度とし、攪拌機で離解した。また、化
学パルプとしてNBKPは試験ヒータテ叩解度が300
m1−C8Fになるまで叩解した。有機導電繊維として
サンダーロン5S−N(日本余生染色■ 平均繊維長5
胴、繊維径17.5μm1比抵抗5.9X10−”Ω・
crn)を當温の水に1係の濃度となるように分散させ
、これに消泡剤としてトリミン■DF130(ミヨゾ油
脂■l!4りを少量加えて調整した。
これらを混合比率で80/2015重量部(77/19
.2/3.8容量%)となる様に採シ、混合槽に入れ1
0分間攪拌し、次いで分散剤として’P E O■−P
F(製鉄化学■製)を原料に対し0.06%加え、米坪
量50 f /m2を目標とし原紙を製造した。原紙の
乾燥は80〜100℃で行なった。これを線圧5QKg
/cm、温度130℃の条件でスーパーカレンダーで処
理し、導電フィルムを製造した。原紙と導電フィルムの
物性を第4表に示す。
第4表 同表のヒートシール強度はタラピースタンダードT51
7−69に準拠し、次の条件で行なった。
シール条件:圧着圧力2 Kf /cm”、圧着時間1
秒、温度150℃、シール幅10 強度試験:万能形引張9試験機テンシロン(東洋ボール
ドウィン■製)に よるT型剥離速度50mm/分、 つかみ間隔1.0on、試験片幅2.5n 原紙は不透明度が高く、上級紙の外観を示した。
導電フィルムは表面が非常になめらかであシ、有機導電
繊維がフィルム中に均一に且つマトリクスと異和感なく
分散しており、均質なプラスチックフィルムの感触を呈
し、袋とした場合内容物は十分透視出来た。透気度が高
いのは合成樹脂パルプの溶融の効果でアシ、従って透湿
度も低く、ヒートシールをして袋とし、水11を入れ長
時間放置しても水の滲出の触感はなかった。又ヒートシ
ール強度も十分であった。
実施例2 SWP410/NBKP/ザンダーロンの混合比率を8
0/20/1重量部(79,3/19.910.8容量
チ)とした他は、実施例1と同様にして導電フィルムを
作製した。得られた導電フィルムの面方向比抵抗は5X
10’Ω・mで、不透明度は10.3%であった。この
導電フィルムはほこり防止用袋として十分使用できた。
実施例3 サンダーロンの平均繊維長を3朝とし、5WP410.
/NBKP/サンダーロンの混合比率を50150/3
重量部(48,9/48.9 /2.2容量%)とした
他は、実施例1と同様にして導電フィルムを作製した。
導電フィルムの物性は第5表の通りであった。
第5表 実施例1、実施例2と比較して化学パルプの量が多く、
透明性は若干低下したものが得られている。実施例1と
比較して透気度が低下し、透湿度が増加し、ヒー)・シ
ール強度は低下しているが、引張シ強さは向上している
。本実施例の導電フィルムは十分導電性コンテナとして
使用できた。
実施例4 熱可塑性合成パルプとしてSWPに代えて、ES Ch
op■(チッソ■製ポリエチレンと、ポリプロピレンの
複合繊維、融点165〜170℃、繊維長5喘、繊度3
デニール)と、ポリビニルアルコール繊維状バインダー
を90:10の割合で混合し、化学パルプは使用せず、
これにサンダーロン(繊維長3閾のもの)を5部加えた
従って本組成は熱可塑性合成パル7゛と有機導電繊維の
混合比率は10015重量部(96,1/3.9容量%
)である。これを米坪量50グ/ m2を目標として、
実施例1と同様に抄紙し、原紙を製造した。次にスーパ
ーカレンダーと赤外線加熱機を併用し、180℃、60
h/αで処理した・得られた導電フィルムの特性、は第
6表の通りであった。
第6表 実施例1と比較して、本実施例の導電フィルムはよシ柔
軟で嵩高であり袋への加工適性は優れておシ、透明性も
十分であった。
実施例5 化学パルプを使−用せず、5WP410/サンダーロン
の混合比率を10015重量部(96,2/3:8容量
%)とし、サンダーロンの平、均繊維長を3篩とした他
は実施例】と同じ方法で米坪量を30゜40、5097
m2を目標にして抄紙し、スーパーカレンダー処理を行
なって3種の導電フィルムを作製した。得られた導電フ
ィルムの特性を第7表に示す。
第7表 得られた導電フィルムはいずれも透明性に優れておシ、
薄く着色した透明なプラスチックフィルムの外観を呈し
、表面はなめらかなプラスチックの触感であった。
実施例6 SWP410/NBKP/サンダーロンの混合比率を8
0/20/10重量部 (74,4/1・8.6/7.
0容量%)とした他は実施例1と同じ方法で米坪量5(
1/、2を目標として抄紙し、スーパーカレンダー処理
して導電フィルムを得た。この導電フィルムは、米坪量
54.4 t /m2、不透明度17.9チ、透気度5
000秒/、10 QmJ 、面方向比抵抗28×10
°Ω・口であった。
実施例7 SWP410/NBKP/サンダーロンの混合比率を7
5/25/2 s重量部(63,2/21.0/15.
8容量チ)とした他は実施例1と同じ方法で米坪量40
t/77L2を目標に抄紙し、スーパーカレンダー処理
して導電フィルムを得た。この導電フィルムの特性は第
8表の通シであった。
第8表 実施例8 有機導電繊維として、アクリル繊維(直径14μm)の
表面に約3μmの厚さにアルミニウムを被覆した平均繊
維長5膿の繊維(比重2.0)を使用し、化学パルプを
使用せず5WP410/有機導電繊維の混合比率を90
/10重量部(95,2/4.8容量%)とした他は、
実施例1と同様にして導電フィルムを作成した。
得られた導電フィルムは、米坪量51.2グ/m2、不
透明度75係、面方向比抵抗1.3 X 10°Ω・α
であり、なめらかなプラスチックフィルムの外観を呈し
た。
実施例9 熱可塑性合゛成パルプとして5WP410、有機導電繊
維として人絹(直径26μm)の表面に2μmの厚さに
銅を被覆した平均繊維長5咽の繊維(比重3.4)を使
用し、化学パルプは配合せずに、銅被覆繊維の配合量を
変化させて目標米坪量502/m2の各種のシートを作
成した。加熱、加圧条件は実験例2と同様とした。
得られた導電フィルムの諸物性を第9表に示す° 第9
表 第9表によればこの導電フィルムは銅被覆人絹の1,4
容量係以上の配合量で安定した面方向比抵抗を示し、ま
た62容量チ以下では透明なフィルムと同様の透明性を
有している。また該繊維は合成樹脂マトリクス中に十分
に埋没してフィルム表面は平滑であシ包装内容物を傷伺
ける恐れはないと判断された。
【図面の簡単な説明】
第1図は、カレンダー処理した時のロールの表面温度と
得られたシートの不透明度の関係を示すグラフでもある
。 第2図は、有機導電繊維の配合量(容量チ)に対する、
化学パルプを併用せずに作られた導電フィルムの不透明
度の関係を示すグラフである。 第3図は、有機導電繊維の配合量(容量%)に対する、
化学パルプを併用せずに作られた導電フィルムの面方向
比抵抗の関係を示すグラフである。 第4図は、各種繊維長の有機導電繊維と炭素繊維の配合
量(容量チ)に対する、化学パルプを併用して作られた
導電フィルムの面方向比抵抗の関係を示すグラフである
。 第1図

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) フィルム状の透明な熱可塑性樹脂マトリクス中
    に導電加工された有機繊維同志が電気的接触状態で分散
    されて成り、不透明度30%以下で、面方向比抵抗がI
     X 108Ω・α 以下であることを特徴とする導電
    フィルム。
  2. (2)導電加工された有機繊髄″か、有機繊維に金属イ
    オン又は金属化合物が化学的に結合されたもの、或いは
    有機繊維に導′砥剤が物理的に結合されたものである特
    許請求の範囲第1項記載の導電フィルム。
  3. (3)有機繊維が合成繊維、半合成繊維或いは天然繊維
    である特許請求の範囲第1項又は第2項記載の導電フィ
    ルム。
  4. (4)導電加工された有機繊維の直径が3〜50μmで
    長さが1〜40咽である特許請求の範囲第1項又は第2
    項記載の導電フィルム。
  5. (5)熱可塑性合成パルプと導電加工された有機繊維と
    を混合抄紙した後、該熱可塑性合成パルプの融点以上の
    温度で加熱加圧されてなるものであ、る特許請求の範囲
    第1項〜第4項のいずれかに記載の導電フィルム。
  6. (6)熱可塑性樹脂マトリクス中にセルロース繊維が分
    散されて成る特許請求の範囲第1項〜第4項記載の導電
    フィルム。
  7. (7)熱可塑性合成パルプ、導電加工された有機繊維及
    び化学パルプを混合抄紙した後、該熱可塑性合成パルプ
    の融点以上の温度で加熱加圧されて成るものである特許
    請求の範囲第6項記載の導電フィルム。
  8. (8)熱可塑性合成パルプ99.5〜70容量係と導電
    加工された有機繊維0.5〜30容量チとを混合抄紙し
    、前記熱可塑性合成パルプの融点以上の温度で加熱加圧
    処理することを特徴とする不透明度30L%以下で面方
    向比抵抗1×1080・σ以下の導電フィルムの製造方
    法。
  9. (9)有機繊維が合成繊維であシ、加熱温度が該合成繊
    維の融点以下の温度である特許請求の範囲第8項記載の
    導電フィルムの製造方法。 0)有機繊維が半合成繊維又は天然繊維でl)、加熱温
    度が240℃以下である特許請求の範囲第8項記載の導
    電フィルムの製造方法。 +11) 熱可塑性合成パルプの50容量チ以下を化学
    パルプで置き換えたものである特許請求の範叩第8項〜
    第10項のいずれかに記載の導電フィルムの製造方法。
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