JPS5926597A - 導電紙及びその製造法 - Google Patents

導電紙及びその製造法

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JPS5926597A
JPS5926597A JP13442182A JP13442182A JPS5926597A JP S5926597 A JPS5926597 A JP S5926597A JP 13442182 A JP13442182 A JP 13442182A JP 13442182 A JP13442182 A JP 13442182A JP S5926597 A JPS5926597 A JP S5926597A
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pulp
synthetic pulp
carbon fiber
weight
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JP13442182A
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一平 加藤
高野 富久
江川 治伸
香山 俊孝
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Kureha Corp
Mishima Paper Manufacturing Co Ltd
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Kureha Corp
Mishima Paper Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は透明な包装用導電紙に関するものである。更に
詳しく述べれば熱5J塑性合成パルプに少量の炭素繊維
及び必要に応じて化学パルプを混合・抄紙し次いで加熱
加圧することによる、透明でヒートシール可能な包装用
導電紙に関するものである。
最近導電紙の需要は急速に増大している。その    
   :導電性について云えば、比抵抗(体積固有抵抗
)       □:で10’〜106Ω−crn程度
の静電気の帯電による、微小なほこりの付着を防止する
効果を有するものから、100〜10Ω−1程度の金属
蒸着膜と、はぼ同等の導電性を示し、電磁波シールド効
果奮有するものなどが要求され、と9わけプリント基板
、レコード包装材は、内容物が何であるかを透視によっ
て識別出来る程度の透明性を具備している事が望まれて
いた。
従来、電導性カーボンブラック或は炭素繊維をパルプス
ラリー等に配合し導電紙を作る事に関しては、特開昭5
6−68194号、特公昭45−32766号、特開昭
56−18702号などの報告がある。併しながらこれ
らはいずれも透明性を意図せず、上記の要望をみたすも
のではなかった。
本発明はこれらの欠点を克服し、透明性の要望に答えた
ものである。
本発明者達は熱可塑性合成パルプ(以下合成パルプと略
称する)に対し特定量の炭素繊維及び化学パルプを合成
パルプと等量以下加えた紙判を原料とし、抄紙してなる
白色不透明なシートを原紙とし、通常の紙仕上用カレン
ダーで、通常の条件で処理したものは、不透明度の変化
は殆んどないが、比抵抗は増加する傾向が見られたのに
対し、処理温度をあげ上記合成パルプの融点以上の温度
でカレンダー処理をする事により、比抵抗が低下しシー
ト全体が透明となり、かつヒートシール性も得られる事
を見出し、本発明に到達したものである。
即ち本発明は熱可塑性合成パルプ45重量%〜99重彌
%、炭素繊維1〜10重度%及び残りが化学パルプでか
つ熱可塑性合成パルプと等量以下の量を混合・抄紙し、
熱可塑性合成パルプの融点以上の温度で加熱、加圧処理
する事を特徴とする、不透明度30%以下、比抵抗I 
X 10’Ω−α以下を示す4電紙並に該々7電紙の製
造法に係るものである。
尚本発明で用いる導電紙どけ、原紙の比抵抗と同等か、
若しくは原紙よりも低下した比抵抗を示す紙を示すもの
である。
以下本発明に関し先づその構成につき説明する。
本発明に用いる熱可塑性合成パルプとは熱可塑性樹脂か
らなるパルプ、熱可塑性合成繊維、熱可塑性合成線維状
バインダーをすべて包含するものである。熱可塑性樹脂
としてはポリオレフィン。
ポリアクリロニトリル、ポリエステル、ポリアミド。
ポリビニルアルコールなどを通常用いる事が出来る。即
ち抄紙後、原紙の加熱、加圧処理によりシートの原形を
保持したまま軟化し、熔融し透明になる性質を有する抄
紙可能な合成パルプであるならばすべて使用可能で、そ
の温度範囲は100〜260℃である。これらの合成パ
ルプを構成する合成樹脂の内、特に好ましいのはポリオ
レフィン系のパルプ又は繊維であり、導電紙のヒートシ
ール性を考慮した場合、200℃以下の融点が必要であ
る。一般的には170℃以下のものが好ましい。尚本発
明に用いるポリオレフィンとはポリエチレン、ポリプロ
ピレン、エチレンとプロピレンの共重合物、エチレン又
はプロピレンとα−オレフィンとの共重合物、エチレン
又はプロピレンと酢酸ビニル、アクリル酸などの共重合
物、又はこれらの混合物又はこれらを更に化学処理した
重合物などを含むものである。又これらの重合物は製紙
工業において用いられている、ポリビニルアルコール系
バインダーなどと併用するこ七も、本願発明の範囲内に
入るもので、場合に1.り好−ましい使用法である。
イ吏用形態は通常はパルプ状であるが、前記要件を−t
iたすものである限り繊維状であっても何畳差支えはな
い、X1の使用カドは45重量%以上が必要で、これ以
下になると後述する如く本発明の効達 果は構成ぜられない。
本発明に用いる化嘗パルプとは、通常はNBKP(針葉
樹品しクラフトパルプ)を用いるものである。化学パル
プを用いる意味は、専ら本発明に係る導゛屯紙を製造す
る際の便宜さと、価格の見地から使用するものである。
後述する如く透明性、ヒートシール性、比抵抗の見地か
らは混合比率は小さい力が望“ましく、不使用の場合が
最良の結果を与える。従ってその使用比率は最大限合成
パルプと同量であり、通常は合成パルプよ、り少ないカ
が適当である。
尚低木坪量の抄紙を行う場合、マニラ麻パルプなどを使
用するなど、各種の其曲のイヒ学パルプを選択する事も
差支えない。
本発明に用いる炭素R維は、例えばピッチ系。
レーヨン系、アクリロニトリル系など出発原料による差
違は何畳関係がないか導電紙を目的とするものであるか
ら通常の炭素繊維よりも高7品で焼成した黒鉛質乃至黒
鉛繊維の方がよシ好寸しい。何故ならば一般公知の如く
、炭素繊維はその焼成温度(約1000〜1400℃)
の範囲では、化抵抗が急激に変化する温度範囲にあるた
め、品質的変動を−まねき易い顔向にある。これに対し
黒鉛質繊維は、より高温で焼成されているため、比抵抗
の変動の少ない安定ケものであり、本発明に好適である
。しかしあまシにも品温で焼成し/ζ焦鉛質繊維を用い
る事は、剛性が高くなるため抄紙製造時に折損し、又原
紙を嵩高クシ、カレンダー処理を困難にさせる欠点があ
シ、又価゛格的にも好ましいものではない。
炭素繊維の形態としては#!維長1〜25胡、糸径5〜
30μmを示す短繊維(チョツプドファイバー)が好ま
しい、繊維長1叫以下のものは抄紙製造中に脱落して、
得られる導電紙の表裏での含有%に差を生じ、比抵抗の
均一化に好ましくない。
又25胴以上のものは、低い比抵抗値全持つ導電紙を、
含有量を少くして得る上では有利であるが抄造原紙を嵩
高にし、導電紙内部に不均一な突隙や集塊を作り易く、
製造工程の管哩上好ましくない。糸径については5μm
から30μmの範囲内の市販品を用いる事が出来る。高
透明性、高比抵抗が目的の場合は太糸径のもの、高透明
性、低比抵抗が目的ならば絹糸径が好ましく、これらは
その目的により適宜選択しうるものである、炭素fA!
 維の使用量は1−10重景%の範囲である。1重月%
以下では、導電性に問題が生じる恐れがあり、10重量
%を越すと透明性を阻害する恐れが生ずる。使用量の内
好ましい範囲は2〜8重量%でちれた導電紙につき詳し
く説明する。
第1図ハ抄紙したシートのスーパーカレンダー処理温度
と比抵抗の関係を図示したものである。
■ 抄紙原料としては合成パルプとしてSWP UL400
(以下SWPと略称する)(ポリエチレン系樹脂融点1
22℃比重0.935、平均繊維点0.9咽、白色度9
4以上)を用い、化学パルプとしては木材パルプ(以下
NBKPと略称する)を用い、炭素繊維(以下CFと略
称する)(クレハカーボンファイバーチョップC−20
3黒鉛質繊維点3關。
直径12.5μm、比抵抗5.5X10Ω−1)を用い
た。実験試料としては木片%、’ 50 g/ rrt
のシートをCFの混合比率を一定としswpとNBKP
の混合比率をかえたものを3稙頚テストマシンで作成し
た。
尚NBKPの叩解度は何れもカナダ標準炉水度計で30
0mtC8Fとしswp及びCFはそれぞれ水に分散さ
せた後NBKPと均一に混合した。
次で試験用スーパーカレンダーの線/E 60 Kg/
(:mT速度4.5 m 7分を一定としてロールの表
面温度のみ変えて処理し、処理されたシートにつき比抵
抗を測定した。
第1図において0印はSWP:NBKP:CFの混合比
率が70/3015のものを・印は5015015のも
のを、Δ印は80/20/sのものを示す。
図より明らかな如くスーパーカレンダーによる処理前の
シート(以下原紙と略称する)の比[[(杭の平均値は
殆んど変らないが、通常のカレンダー処理条件(80℃
、 80 Kgr/cm )で処理すると、一旦は比抵
抗が増大するが、温度が高くなり、合成パルプの融点に
近づく程、比抵抗は原紙の比抵抗に近づきswpが完全
に熔融すると原紙の比抵抗よりも更に低下したシートを
形成する。又この傾向けSWPの混合比率が大きい程著
しい事が判る。
尚比抵抗は一般には次式で表わされる、RTW  l)
:比抵抗 Ω−(:m L:電圧ivt極間の距11t、9 (Q771)R:
実測抵抗値(Ω) T:試験片の厚さくat) W:試験片の幅(C71E) 尚第1図の70/3015の試料の原紙と導電紙につき
130℃処理したもののRとT’Q測定した結果を第1
表に示し、ρに及ぼす゛影響を調べた。
尚比抵抗の測定は日本ゴム協会法5RIS 2301に
準拠した。
第1表 第1表によれば、実測抵抗値自体が低下しているので、
比抵抗の低下は厚さの減少のみに起因するものでない事
は、当然理解される。又この実測抵抗値自体の低下は、
合成パルプの混合比率が大になると、更に大きくなる事
は実施例4からも示されている。
第2図は第1図と同一試料について、不透明度を測定し
、加圧加熱条件と不透明度の関係を1ソ1示したもので
ある。第2図の各記号は第1図と同じである。第2図よ
り明らかな如くカレンダーロールの線圧60 Kp /
 ramが一定の場合、5WI)の軟化点(100〜1
115℃)の温度までは、不透明度に著しい変化はない
が軟化点以上に1すると不透明度は急激に低下する。そ
してSWPの混合比率が多い程透明化が進むことが示さ
れている。
尚、不透明度の測定はフォトボルト光電反射1r670
型で(lill定した・ 従って第1図第2図より、合成パルプの融点以上の加熱
が、所望の比抵抗、不透明度をうるための必要条件であ
ることが理解される。
又上記説明で明らかな如く、本発明で用いる加熱加圧条
件は、抄紙原紙のカレンダー処理及びホットプレス処理
に関するものである。加圧なる言葉eま紙のカレンダー
処理の圧力であり、紙加工用のカレンダーで用いられる
圧力範囲〇よ、本発明圧力の#引Jtlと考えて差支え
ないものである。従って本発明に係る圧力・条件は通常
は40〜200に9/ぼの線圧の範囲が好ましいが特に
この圧力に限定せられるものではない。又ホットプレス
は通常30〜200に9/−の圧力下で行われるもので
ある。父上記範囲内であればプラスチック用カレンダー
も用いる事が出来る。カレンダー処理、ホットプレス処
理のいずれを選ぶかは、その目的により、適宜自由に選
択しうるものである。
次に第3図は合成パルプ/化学パルプとして、SWP/
NBKPの混合比率が70730部と80/20部の紙
料に対し炭素繊維の混合比率をかえて、木片敏30す/
7F!’と509/ゴを目標に抄紙し、これを炭素繊維
の混合比率と比抵抗の関係を示したものである。図に於
て(、、)は7o/ao s o g/ゴを、・は70
/3030り/ばを、△は80/20の50(J/rr
lを、ムは80/20の30g/ゴを夫々示す。図より
本発明にかかる導電紙において、例えば比抵抗10’レ
ベルを満足するため(Cは、木片量300 / rfの
場合炭素繊維の混合比率は4部(3,8重量%)、50
9/ゴの場合は同じく2部(1,96重滑%)を選べば
よい部になる。尚第3図で木片量が大きい程、同一比抵
抗を得るための炭素繊維量は少なくてすむ。更に第1図
から合成パルプの混合比率が高い稈比抵抗が低下する傾
向がある事、及び第3図から炭素繊維が5X以下である
と比抵抗は僅かな混合比率の差でも、大幅に変化するの
に対し、5%を越えるとその変動が小さくなる事などか
ら、本発明に係る量的な最適軛囲が理解せられる。
次に炭素繊維を紙に混合して抄紙したり、プラスチック
に混合する事が公知であるに拘らず、本発明の如き導電
性を有しかつ透明な紙が得られる事に関し全く知られて
いなかった事に関し、本発明の驚くべき効果が得られた
事の理由を説明する。
本発明の特色は従来のプラスチック成形品に比し格段に
少い炭素繊維の配合僧にある。例えばボリグロピレンや
ポリエチレンに対し炭素繊維を20重量%程度混合して
もその比抵抗は10’Ω−1のレベルに到達しない。こ
れは成形機などにおけるスクリューによる剪断力で、炭
素繊維が0.2〜0,31程度の極めて細い繊維になる
ため、接点を数多くもてなくなる事と混線による樹脂と
のぬれがよく接点での接触抵抗そのものが市くなるため
である。これに反し本発明の場合は得られた導電紙を顕
微鏡上で調べたところ、繊維の切断は僅かしか観察され
なかった。−力化学パルプと炭素繊維を混合抄紙しカレ
ンダー処理した紙は各所に切断箇所と屈曲、箇所(事実
上は切断が屈曲として観察されたものと推定される。)
及び繊維長0,5聴以下のものが約%昭められた。
従って本発明の場合は、炭素繊維は大部分破損せずに抄
紙され、その後加圧加熱により固着される際も、合成パ
ルプの熔融による状7PM変化が、力感 レンダ−の圧力に対し、炭素繊維の訴追を保護する緩衝
作用をなし、直径に対し100匿以上の長さを持った状
態で、炭素繊維同志の各接点が、熔融した合成パルプに
よシ把持され、処理後の放冷により固定され導電紙が形
成される。従って本発明導電紙は接点の多い事が並列抵
抗の如く、全抵抗値を低くするものである。この事が炭
素繊維の添加量が少ないにかかわらず低い比抵抗が得ら
れる原因と考えられる。
以上の事実は文法の実験にても確認せられた。
第4図は前記説明に用いた炭素繊維を用い、繊維長が加
熱加圧の前後でどう変化するかを示した図である。即ち
縦軸に頻度をとり、横軸に炭素繊維の繊維長を示した。
■はSWP/NBKP/CFが70/3015の構成を
示す原紙の炭素繊維の分布であり、■は本発明で得られ
た上記組成の導電紙中の炭素繊維の分布である。■と■
よりスーパーカレンダーの加熱加圧処理により炭素繊維
の繊維長は殆んど変化していない事が明らかに示されて
いる。一方■は合成パルプを含まないNBKP/CFが
100 / 5であるが、繊維が殆んど切断せられた事
を示している。■に示すが如き状態は合成パルプの混合
比率が大きくなる程少くなる。従って本発明における合
成パルプの効果は、これらにより明らかに示されたもの
である。
以上本発明に関し説明した事は、説明に便利なため、特
定の合成パルプ、化学パルプ、炭素繊維を用いたが他の
合成パルプ、炭素繊維を用いた場合も略同様な結果が得
られた。
又本願発明を実施するに当り抄紙11Hf4 K対し、
屈折率がセルローズより低いか、もしくは同等の天然又
は合成高分子物質で、その融点が合成パルプと類似のも
の螢、透明化剤として紙料中に混合する事も何畳差支え
ない。又各線バインダー、界面活性剤9紙力用強剤、消
泡剤などを抄紙原料に加えてもよい。又透明化を助長す
るために、原紙に水分ダンピングしてスーパーカレンダ
ーで処理することや、炭素繊維の切断が生じない程度に
線圧をあげて処理することも、公知技術として使用出来
る。又合成パルプの種類により熱風式加M 4% 。
赤外線加熱機などを併用することもできる。又抄紙王権
では合成パルプの軟化点以下の温度で行うのが好ましい
、 以上の説明で明らかな如く、本発明は、熱0T塑性合成
パルプ45重量%以上〜99重量%、炭素繊維1〜10
重景%及び合成パルプと等量以下の量の化学パルプを混
合・抄紙し、次で該合成パルプの融点以上の温度で加圧
加熱処理する事を特徴とする不透明度30%以下、比抵
抗I X 10’Ω−α以下の新規な導電紙を提供する
ものである。
本発明により得られた導電紙は実用的にはグラシン紙と
同程度乃至はそれ以上に透明なもので訓電性、ヒートシ
ール性をも兼ね備えた新規有用なもので業界の要望に答
えた新規なものである。
本発明による導電紙のうち比抵抗が生々して106〜1
0’Ω−1のものは電子部品等の11こり付着防止用袋
として及び106〜10°Ω−は静電障害防止用として
、tea−io  Ω−はのものは電磁波シールド効果
が費求される用途に好適であった。
又本発明導電紙は、他の透明資材とのラミイード、又は
不透明資料と貼り合せて使用することや、不透明部分を
一部残したエンボス加工品として使用することも出来る
以−ト実施餘1につき説明するが、本発明特Wt−jr
t求の範囲内にある限り本実施例にのみ限定せられるも
のではない。
実施例I Q) 熱5J塑性合成パルプとしてSWP UL400(三井
石油化学(…製、ポリエチレン系417j脂融点122
℃)の−宇部を50℃の温水に役人し、39に濃度とし
、攪拌枦で20分間離解した。化学パルプとして均繊維
長3.0胴、単糸径12.5μm)は常温の水に19(
、濃度となるように分散させ、これに消r包剤としてト
リミ>”)pF 130 (ミ・シ油脂ζ勺製)を少剣
加えて調製した。
これを混合比率”’CSWP/NBKP/CF 、if
 70 /30 / 5 (66,7/28.6/4.
7重着%)となる様に採り、混合槽に入れ10分間攪拌
し、次で分散剤とり してPE0−PF(製鉄化学I4嚇製)を原料に対し0
.06%加え、テストマシンにより木片Hsoり/!に
と3017/771″を目標とし原紙を製造したつ原紙
の乾燥は80〜100 ℃で行なった。これを加圧6゜
Ky / r、−LrL%温度130℃の条件テスーパ
ーカレンターで処理し、導電紙を製造した。原紙と導電
紙の物性を第2表に示す。
第   2   表 同表のヒートシール強度はタッピースクンダードT51
7−69に準拠し1、次の条件で行なった。
シール条件:圧着圧力” Ky / cml 、圧着時
間1秒、温度150℃、シール幅 l O悶 強度試験:万能形引張り試験機テンンロン(東洋ボール
ドウィン(株制)に よるT型剥離速度50w/分。
つかみ間隔10傭、試験片幅 2、5 cm 第2表によれば原紙は白色度、不透明度とも高く、上質
紙の外1を呈する。これは黒色の炭素繊維の混合比率が
小さいため殆んど目立たないからである。導電紙の不透
明度は一般のグラシン紙程度かもしくはそれ以下であり
、袋とした場合内容物は十分透視出来た。透気度が高い
のは合成樹脂パルプの溶融の効果であり、従って透湿績
も低く、ヒートシールをして袋とし、水ltを入れ長時
間放置しても水の滲出の触感はなかった。引張り強さは
厚紙に比較して1.6〜2倍に向上した。又ヒートシー
ル強度も十分であった。
実施例2 実施例1と同じ方法で、合成樹脂パルプ(SWP)/化
学パルプ(NBKP)/炭素繊維(CF’)の混合比率
が70 / 30 / 2 (68,6/29.4/2
.0車量%)のものを用意し、木片量50q/ゴを目標
に抄紙し、スーパーカレンダー処理を1〜不透明度20
.5%の導電紙を得た。このものの比抵抗はI X 1
0’Ω−一であった。本4電紙1tホコリ防」1用袋と
して充分使FIJ出来た。
実施例3 実施例1と同じ方法で、SWP/NBKP/CFが5 
o/s O/3 (48,5/48.5/3.0重量%
)のものを用意し、木片130g/m’を目標に抄紙し
、スーパーカレンダー処理をし導電紙を慴た。本導電紙
の性状は、木片量31..z(j/ゴ、密度o、68ソ
/′(ゴ不透明度28.5′X、透気度4000秒/ 
l 00 me。
引張り強さく M ) 2.71 K9.透湿i:33
.B7’m’/ 24 hr、 ヒ−トシに強度(4i
) 230 q/10調、比抵抗2 X 10’Ω−傭
であった。合成パルプを減らし、化学パルプを増すと、
30g/ゴの比較的低坪量でも透明性は若干低下する。
又透気度の低下と透湿度の増加及びヒートシール強IN
[も実施例1に比し低下しているが、引張シ強さは増加
している。密度は他の実施例に比し小さく炭素繊謹 維の折〆の懸念もあり、比抵抗透明性を考慮すると合成
パルプの添加量の下限に近いと考えられる。
しかしながら本実施例の導電紙は充分導電性コンテナー
として使用出来た。
実施例4 合成・・−プ(SWP )に代えて、ES −cbop
O(ブー′/ lソを働製ポリエチレンとポリプロピレンの複合繊維融
点165〜170℃、h懺維長5間、繊度3デニール)
トホリビニルアルコール繊維状バインダーを90 : 
10の割合で混合し、化学パルプを使用せず、これに炭
素繊維5部を加えた。尚本組成の重着%は(95,2/
4.8重量%)である。これを木片量50り/ trl
を目標として、実施例1と同様に抄紙し原紙を製造した
。次にス、−・(−カレンダーと赤外線加熱機を併用し
、180℃、60Kg/C荒で処理した。得られた導電
紙の性状を第3表に示す。
実施例1と比較した場合、本実施例による導電紙は、よ
り柔軟で嵩畠であり、袋への加工適性は優れており、透
明性も十分であったう本実施例で得られた導電紙は、電
磁波シールド効果が要求されている分野に使用され好適
であった。
実施例5 実施例1と同様に、合成パルプ(SWP)/化学パルプ
(NBKP)/炭素繊維(CF)の混合比率7c妻/3
0/10重−1g−剖(63,6/27.3/9.1 
’f4F苓%)の混合紙料を調製し実施例1と同じ方法
で木片量50g/m’を目標に抄紙し、スーパーカレン
ダー処理をし導電紙を得た。本導電紙の性状は木片量4
9、IGl/m’、不透明度29.1%、透気度431
00秒/1()Om/、透湿度94 Q / rrl/
 24hr  、比抵抗5.7X10  Ω1であった
。本導電紙は炭素繊維の量が多いため不透明度があがり
、透明性の限度に近いものであった。本製品は電磁波シ
ールド効果が要求される分野の民装用として十分に使用
出来た。
【図面の簡単な説明】
第1図は抄紙したシートのスーパーカレンダー処理@度
による比抵抗の変化を示すもので縦軸は比抵抗、横軸は
処理温度を示し、 第2図は抄紙したシートのスーパーカレンダー処理温度
による不透明度の変化を示すもので縦軸は不透明度、横
軸は処理温度を示し、 第3図はスーパーカレンダー処理温度を一定とし六時の
炭素繊維の含有量による比抵抗の変化を示すもので縦軸
は比抵抗、横軸は炭素繊維の含有量を示し、第4図は加
熱加圧処理を行った紙中の炭素繊維の繊維長の分布を示
すもので縦軸はガ1度横軸は繊維長を示す図である。 代理人弁理士今  村    元 スーハ’−n+、、ター0−Jし6面11度 (0C)
第2図 スーパー力しジターロール夛111届J寛(0C)第3
図 CF5秀加量(%) CF0]繍組員 (mm) 手続?tli iI巳由 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1、事件の表示   昭和57年特許願第13/I/1
21号2、発明の名称   導電紙及びその製造法3、
補正を゛づる者 事件との関係  特約出願人 名 称    三島製紙株式会社 〈ほか1名) 4、代 埋 人   東京都新宿区新宿1丁目1番14
号 山田ビル5、補正命令の日刊   自 発 8、補正の内容 (11明細書中、第9頁第10行目に1平均繊維点」と
あるを、「平均繊維長」と補正する。 (2)明細書中、第9頁第14行目に「黒鉛質繊維点」
とあるを、「黒鉛質繊維長」と補正する。 (3)  明細書中、第18頁下から第4行目に「水分
ダンピング」とあるを、「水分をダンピング」と補正す
る。 (4)明細書中、第19頁第8行目に「加圧加熱」とあ
るを、「加熱加圧」と補正する。 (5)  明細書中、第19頁下から第2行目に1cm
静電障害」とあるを、[cnLのものは静電障害」と補
正する。 (6)明細書中、第20頁第5行目と第6行目の間に、
「以上、抄紙法による導電紙につき説明したが、本発明
にかかる導電紙は同様の技術的思想によシ乾式不織布法
によっても製造することができる。」を挿入する。 (7)明細書中、第23頁第13行目にl−厚紙」とあ
るを、「原紙」と補正する。 (8)明細書中、第27頁第10行目と第11行目の間
に下記実施例6を加入する。 [実施例6 実施例1と同様に、合成)Rルプ(8WP)/炭素繊維
(CF)の混合比率9575重量部(9515重1%)
と、合成ノQA、プ(SWP)/ポリビニルアルコール
繊維状バインダー/炭素繊維(CF)の混合比率85.
5/9.515重量部(85,5/9.515重量%)
の混合紙料を夫に調製し、実施例1と同じ方法で、米秤
量50η冒を、目標に抄紙し、スーツR−カレンダー処
理をし、2種類の導電紙を得た。 得られた原紙と導電紙の性状を第4表に示す。 実施例1と比較した場合、本実施例による原紙は、引張
シ強さが低下しているが、抄紙性は良好であった。 また導電紙の透明性は最も良好であった。 本製品は、電磁波シールド効果が、要求される分野に十
分に使用できた。」

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (11熱可塑性合成パルプ:45重量%〜99重量%、
    炭素繊維:1重量%乃至10重月:%、及び残りが化学
    パルプで且つ合成パルプの等量以下の量から成る混合抄
    紙であって、該熱可塑性合成パルプの融点以上の温度で
    加熱加圧してなる不透明度30%以下、比抵抗I X 
    10’Ω−ぼ以下を示すことを特徴とする導電紙。 (2)熱可塑性合成パルプ;45重量%〜99重量%、
    炭素繊維=1重量%乃至10重ぢ一%及び残りが化学パ
    ルプでかつ熱可塑性合成パルプと等量以下の量を混合抄
    紙し、熱可塑性合成パルプの融点以上の温度で加熱加圧
    処理することを特徴とする不透明度30%以下比抵抗I
     X 10’Ω−α以下を示す導電紙の製造法。
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