JPS6013737A - 長鎖共役ジエンカルボン酸の製造方法 - Google Patents

長鎖共役ジエンカルボン酸の製造方法

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JPS6013737A
JPS6013737A JP12018583A JP12018583A JPS6013737A JP S6013737 A JPS6013737 A JP S6013737A JP 12018583 A JP12018583 A JP 12018583A JP 12018583 A JP12018583 A JP 12018583A JP S6013737 A JPS6013737 A JP S6013737A
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JP
Japan
Prior art keywords
alcohol
long
chain conjugated
acid
alkyl
Prior art date
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Pending
Application number
JP12018583A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Watanabe
博幸 渡辺
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Tosoh Corp
Original Assignee
Toyo Soda Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一般式 R’ CH=OHCH=OHC!0OH(R1はCl1
−assのアルキル、アルケニル、アラルキル基を示す
。) で表わツー長鎖共役ジエンカルボン酸の製造方法に関す
る。更に詳しくは、一般式 %式% (R1はC3〜C■のアルキル、アルケニル又はアラル
キル基、R2はC1〜Csのアルキル基を示す。)で表
わされる長鎖共役ジエンカルボン酸エステルを水酸化ア
ルカリ存在下水を含む炭素数2以上のアルコール中で不
活性ガス気流下に80℃以下で加水分解し、一般式 %式% (R1はO,−%−0,,のアルキル、アルケニル又は
アラルキル基を示す。) で表わされる長鎖共役ジエンカルボン酸を製造する方法
である。
長鎖共役ジエンカルボン酸は、殺虫剤、医農薬原体ある
いは特殊な機能を有する界面活性剤等の中間体として重
要な有機工業中間体である〇一般に、共役ポリエンカル
ボン酸エステルの加水分解法としては、水酸化カリウム
存在下に、含水メタノール中(Tθtrahedron
 Letters、 22巻。
1917頁、1977年、 OhemLstry Le
tters、 315頁、1981年)あるいは含水イ
ソグロパノール(特開昭57106.638)等で行う
方法が知られているが、その具体的な技術開示は行われ
ておらず、その収率も好ましいものではない。
共役ジエンカルボン酸エステルの加水分解収率が低い原
因は、共役ジエンカルボン酸エステルおよび共役ジエン
カルボン酸の重合性に帰因すると考えられる。すでに共
役ジエンカルボン酸およびそのエステルの固体重合ある
いはラジカル重合は、容易に進行することが知られてお
り(J+)urnalof Polymer 5cie
nce polymer ChemistryKait
i□n、 14巻、695頁、1975年)、また実際
に、長鎖共役ジエンカルボン酸エステルを含水メタノー
ル中で加水分解を行うと、かなりの量の重合体の生成が
認められる。また、このエステルおよび酸は、室温下に
放置しておくと容易に変質し、着色等が認められその取
扱いは非常に難しい。従って、一般に知られている加水
分解で共役ジエンカルボン哨エステルを収率よく加水分
解することは困難と考えられる。
本発明者は、長鎖共役ジエンカルボン酸エステルの加水
分解を収率よく行うため、種々検討を重ねた結果、不活
性ガス気流下に水酸化アルカリ存在下水を含む炭素数2
以上のアルコール中、加水分解を行えば重合体の生成を
抑え、好収率で長鎖共役ジエンカルボン酸を製造できる
ことを見い出し、本発明に至りた。
本発明は、一般式 %式% (R’ハC,〜C15のアルキル、アルケニル又はアラ
ルキル基、R1はa、−C3のアルキル基を示す。)で
表わす長鎖共役ジエンカルボン酸エステルヲ水酸化アル
カリの存在下水を含む炭素数2以上のアルコール中で、
不活性ガス気流下に80℃以下で加水分解し、一般式 %式% (R1はC6〜”15のアルキル、アルケニル又はアラ
ルキル基を示す。) で表わされる長鎖共役ジエンカルボン酸を製造する方法
である。
本発明に用いられる長鎖共役ジエンカルボン酸エステル
としては、例えば、2.4−デカジエンカルボ7酸、2
.4−ウンデカジエンカルボン酸12゜4−トリデカジ
エンカルボン酸、2.4−テトラデカジエンカルボン(
fl、2.4−ペンタデカジエンカルボン酸、λ4−ヘ
キサデカジエンカルボン酸。
2.4−へブタデカジエンカルボン酸、2.4−オクタ
デカジエンカルボン酸、44−ノナデカジエンカルボン
酸、 2.4−エイコサジエンカルボン酸等のメチル〜
、エテル−、プロピル−及びインプロピルエステル等を
挙げることができる。
このエステルには、幾何異性体として、2E。
4E体、2に、4z体、2Z4,1体及び2z、42体
が存在するが、本発明には全ての異性体を用いることが
でき、対応する各種幾何異性構造を有する長鎖共役ジエ
ンカルボン酸を製造することができる。
不活性ガスとしては、通常用いられる不活性ガス、例え
ば窒素、アルゴン等で充分である。
水酸化アルカリとしては、水酸化ナトリウム。
水酸化カリウム、水酸化リチウム等が挙げられ、好まし
くは水酸化カリウムである。この水酸化アルカリの使用
量には特に制限はないが、このエステル1モルに対し、
水酸化アルカリ1モル以上であればよい。
炭素数2以上のアルコールとしては、エタノール、グロ
パノール、イングロバノール、2−ブタノール、t−ブ
タノール等を用いることができるが、好ましくはエタノ
ールである。
アルコールの含水量としては、アルコール1o。
容量部に対し水1から50容量部を用いることがテキル
。コジエステルに対する含水アルコール(7)母は、非
常に重要である。すなわち、含水アルコール量が少なす
ぎると、加水分解反応と共に重合反応が進行し、多量の
重合体の生成が認められる。
それ故、含水アルコール量は、このエステル1重量部に
対し6容量部以上であることが好ましい。
本反応の反応時間は、40分から3時間で充分であり、
本反応を長時間行うと、このエステル及びカルボ/酸の
重合が進行し好ましくない。
このカルボン酸の単離、精製は通常の方法で達成できる
すなわち、反応終了後、得られた反応溶液の溶媒を留去
し、残渣に水を加え、希塩酸、希硫酸等の鉱酸で水溶液
のpHを3以下とした後、エーテル、ヘキサン、酢酸エ
チル、酢酸ブチル等の溶媒で抽出を行う。抽出液からは
好ましくは無水硫酸マグネシウム、硫酸ナトリウム、塩
化カルシウム。
モレキュ2−シーブ等の乾燥剤で乾燥を行った後、溶媒
を留去し、目的の長鎖共役ジエンカルボン酸が単離され
る。
こうして得られる長鎖共役ジエンカルボン酸は、n−ヘ
キテン、n−ペンタン、石油エーテル等の炭化水素系溶
媒で再結晶を行うことにより容易に精製が可能である。
なお、再結晶時にこのカルボン酸の重合を抑えるため、
再結晶を窒素、アルゴン等の不活性ガス気流下で行うこ
とはさらに好ましい方法である。
本発明は、重合性の高い長鎖共役ジエンカルボン自タエ
ステルを、重合を行わせることなく、かつその幾何異性
の構造を保持したまま、短時間にかつ好収率で対応する
重合性の高い長鎖共役ジエンカルボン酸に変換できると
いう特徴をもち、工業的にも非常に有用なプロセスであ
る。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。
実施例1 JE−2,4−オクタジエンカルボン酸エチルエステル
201を水酸化カリウム(純度85チン&42を含む9
0%含水エタノールに俗解させ、窒素気流下、1.5時
間加熱還流を行った。
反応終了後、溶媒を減圧下に留去し、残渣に水500ゴ
を加えた。得られた浴液に冷6N塩酸を加え、水浴液の
pHを2以下にした後、エーテル抽出を行った。エーテ
ル溶液を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、エーテル
を留去し残渣の白色固体をn−ヘキサンから再結晶を行
ない、B、 K−2,4−オクタジエンカルボンH2q
、zyt[だ。
収率は8Q、4%であった。
mp、71.5〜72.0°C 工R: 1670 16i 1610 1260 10
10990cm −1 1’ (! −NMR(aDe勾δ: 172.7 1
47.8 14&412a5 1ia5 33.2 52.0 29.7 29.5 29.2 2&8 22.7 14.1 MS:280 (M ) eal Uv:λmaX−258nm(10gε=4.50)元
素分析、分析値:Oニア7.21 H:11.6IC1
8Hat o、としての計算値:CコyZaq H:1
1.41実施例2 含水アルコールとして96係エタノールを用いて行った
以外は実施例1と同様な方法により反応を行い、E、に
−2,4−オクタデ力ジエンカルボン酸1五〇2を得た
。収率71.5係。
実施例6 E、E−2,4−デカジエンカルボン1翌メチルエステ
ル202を用いた以外は実施例1と同様にして、Bi、
E−2,4−デカジエンカルボン酸15.22を得た。
収率82.0チ+mp、49〜50℃。
比較例1 含水アルコールとして80チメタノールを用いた以外は
実施例1と同様な方法によりジエンカルボン酸7.7 
F 、収率42.2%を得ると共にジエンカルボン酸の
重合体2.61を得た。
比較例2 含水アルコールの量を60−とした以外は実施例1と同
様な方法によりジエンカルボン酸5.2 f 。
収率2a4%及び重合体4.8fを得た。
特許出願人 東洋曹達工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式 %式% (R1はc、−0,sのアルキル、アルケニルあるいは
    アラルキル基 Hlは01〜C3のアルキル基を示す。 ) で表わされる長鎖共役ジエンカルボン酸エステルを水酸
    化アルカリ存在下水を含む炭素数2以上のアルコール中
    で不活性ガス気流下に80℃以下で加水分解することを
    特徴とする一般式 %式% (HlはC!、−0□のアルキル、アルケニルあるいは
    アラルキル基を示す。)で表わされる長鎖共役ジエンカ
    ルボン酸を製造する方法。 2 水酸化アルカリが水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
    ム又は水酸化リチウムである特許請求の範囲第1項記載
    の方法。 & アルコールがプロパツール、インプロパツール、n
    −ブタノール、インブタノール、2−ブタノール又はt
    −ブタノールである特許請求の範囲第1項又は第2項記
    載の方法。 4、 アルコールがエタノールである特許請求の範囲第
    1項又は第2項記載の方法。 5、アルコール100容量部と水1〜50容量部よりな
    る含水アルコールを用いる特許請求の範囲第1項ないし
    第4項のいずれかの項記載の方法。 & カルボン酸エステル1モルに対し水酸化アルカリ1
    .0モル以上を用いる特許請求の範囲第1項ないし第5
    項のいずれかの項記載の方法0
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